JP2006168228A - 被記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、染料が転写される被記録媒体に関する。
被記録媒体は、サーマルヘッドにより昇華性の分散染料を有する熱転写シートの染料が熱転写され、転写された染料に画像が形成される。熱転写シートは、1画像分としてイエロー、マゼンタ、シアンの染料に続いて、画像を保護するラミネートフィルムが走行方向に一列に並んで設けられている。被記録媒体には、イエロー、マゼンタ、シアンが熱転写され画像が形成され、最後に画像上にラミネートフィルムが熱転写される。
染料が転写される被記録媒体は、シート状の基材上に転写された染料を受容する受容層を有する(例えば、特許文献1参照。)。また、被記録媒体には、基材上と受容層との間に中間層が介在された3層構造からなるものがある。基材は、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などのプラスチックフィルムや合成紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙等が単独もしくは貼合されたものである。これらの中でもPPやPEのプラスチックフィルムと、紙とを貼り合わせた基材は、PETを使用する基材に比べて安価であり、品位も損なわないことから需要が高まっている。
中間層は、主として基材と受容層の接着力を向上する役割で用いる。また、中間層は、受容層が受容した染料が滲んで基材側に浸透することを防止する効果を有するものもある。中間層は、例えばポリエステル、アクリレート、メタクリレート、ポリビニルアルコール等によって形成される。
受容層は、熱転写シートから転写される染料を受容し、受容した染料を維持するための層であり、ポリエステル等の染着性樹脂から形成されている。転写された染料は、受容層内に維持されることによって画像を形成する。
このような構成からなる被記録媒体では、PPやPE等のプラスチックフィルムと紙とを貼り合わせた貼合基材を用いた場合には、特に高温高湿環境下において転写された染料が滲んで基材側に浸透し裏抜けが生じたり、染料が滲みやすくなって画質が低下してしまう場合ある。このため、被記録媒体では、受容層に転写された染料の染着性を弱くさせる、即ち染料の浸透性が低くなるような樹脂を用いて受容層を形成し、滲みを抑えるようにする。しかしながら、このような染料の浸透性が低くなるような樹脂を用いた場合には、受容層に対する染料の染着性が低下し、発色が悪くなり、感度が低下してしまう。
逆に、染着性のよい樹脂を用いた場合には、染料の目止めを行うために受容層の下の中間層に、親油性の染料が染着しない親水性の樹脂や染着性の弱い高分子樹脂を用いる。この場合には、受容層の感度を維持し、高温環境下での画像の滲みを抑制することはできる。しかしながら、この場合には、受容層と中間層の接着が不十分となってしまう。
被記録媒体では、受容層と中間層との間の接着が不十分な場合、熱転写プリンタ装置内を搬送される際等に折れ曲がったりしたとき、受容層が基材に追従して折れ曲がらず、受容層に亀裂が生じてしまう。被記録媒体では、受容層に形成された画像に亀裂が生じると、画質が低下してしまう。また、中間層に親水性の樹脂を用いた場合、高湿環境下において水分を吸収してしまうため、吸収した水分を媒介にして染料が基材側に浸透しやすくなる。これにより、被記録媒体では、染料の裏抜けが生じてしまい、染料が被記録媒体の裏面に染み出てしまう。これらのことから、被記録媒体では、染着性のよい樹脂を用いて受容層を形成した場合、染料の発色や感度を低下させることなく、受容層の亀裂が生じることを抑え、滲み及び染料の裏抜けを改善させることが困難となる。また、染料の滲みや裏抜けは、高温高湿環境下において顕著に現れてしまう。
そこで、本発明は、染料の発色を低下させることなく、受容層に亀裂が生じることを抑え、染料の滲みや裏抜けが防止された被記録媒体を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明に係る被記録媒体は、基材上に形成される中間層と、中間層上に形成され、染料を受容する受容層とを有し、中間層には、少なくととも下記の化学式1に示す化合物と下記の化学式2に示す化合物との共重合体が含有されている。
本発明では、基材と受容層との間に設けた中間層に、化学式1に示す化合物と化学式2に示す化合物との共重合体を含有させることによって、化学式1に示す化合物により受容層と基材との接着性を良好に維持し、基材に沿って受容層を追従させることができる。これにより、本発明では、折り曲げた際に受容層に亀裂が生じることを防止できる。また、本発明では、化学式1に示す化合物により特に高湿環境下における染料の目止めを十分に行うことができる。また、本発明では、化学式2に示す化合物により中間層に親水性の極性を付与し、特に高温環境下における染料の目止めを十分に行うことができる。
したがって、本発明では、中間層に化学式1に示す化合物と化学式2に示す化合物との共重合体を含有させることによって、受容層に亀裂が生じることを防止すると共に、染料の裏抜けや受容層の表面で染料が滲んだりすることを防止することができる。これにより、本発明では、高品位な画像を形成することができる。
更に、本発明では、中間層に化学式1に示す化合物と化学式2に示す化合物の共重合体を含有させることによって、高温高湿環境下においても染料の裏抜けや受容層に亀裂が生じることが抑えられ、染料の滲みを十分に抑えることができる。
以下、本発明を適用した被記録媒体について図面を参照して詳細に説明する。図1に示す被記録媒体1は、例えばイエロー、マゼンタ、シアン等の昇華性分散染料からなる染料層と、ラミネートフィルム層を有する熱転写シートを備える熱転写プリンタ装置に用いられる。熱転写プリンタ装置では、被記録媒体1にカラー画像を形成する場合、先ず熱転写シートと対向する位置に被記録媒体1を搬送し、被記録媒体1に熱転写シートの各染料層を順々に重ね合わせるようにサーマルヘッドで各染料層を加熱しながら押し当て、各染料を重ね合わせて転写することで他の色を作り、更に転写された染料上にラミネートフィルムを転写してカラー画像を形成する。
被記録媒体1は、基材2と、この基材2上に中間層3及び受容層4が積層された3層構造からなる。基材2は、例えばシート状のものであり、一主面に積層される中間層3及び受容層4を支持する。中間層3は、基材2と受容層4との間に介在され、基材2と受容層4との接着性を向上させるものである。受容層4は、中間層3上に形成され、最表面に位置する。受容層4は、熱転写シートに設けられた染料層が選択的に転写され、転写された染料を受容する層である。
具体的に、基材2は、例えばポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などのプラスチックフィルムや合成紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、上質紙等の紙等を単独、又はプラスチックフィルムと紙とを貼合されたものである。この基材2は、染料が受容層4に転写される際のサーマルヘッドの熱に耐え、取り扱う際に破断することがない剛性を有するものである。
また、基材2には、中間層3が積層されている側とは反対側の面に図示しないバック層が設けられていてもよい。このバック層は、熱転写プリンタ装置内を被記録媒体1が安定して走行できるように、被記録媒体1と搬送機構との間の摩擦係数を制御する。
基材2と受容層4との間に設けられる中間層3には、少なくとも下記に示す化学式1のメチルメタクリレートと、下記に示す化学式2のヒドロキシアクリレートやヒドロキシメタクリレートとの共重合体が含有されている。
中間層3には、この共重合体の他に、従来から使用されている樹脂を用いることができる。このような樹脂としては、例えばポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリメタクリレート樹脂、尿素樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等であり、その他にこれらの共重合体を単独、又は組み合わせて使用することができる。
また、中間層3には、被熱転写シート1の白色度を向上させるため、酸化チタン、炭酸カルシウム、酸化亜鉛等の無機顔料や蛍光増白剤を添加することができる。また、中間層3には、被熱転写シート1の帯電防止を目的として帯電防止剤を使用することができる。帯電防止剤としては、例えば、陽イオン型界面活性剤(第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等)、陰イオン型界面活性剤(アルキルベンゼンスルホネート、アルキル硫酸エステルナトリウム塩等)、両性イオン型界面活性剤又は非イオン型界面活性剤等の各種の界面活性剤を使用することができる。この樹脂材料は、上述した複数の樹脂を懸濁重合、塊状重合、溶液重合、乳化重合等、重合方法を特に限定することなく、任意の重合方法により生成することができる。
化学式1に示すメチルメタクリレートは、染着性が低く、親油性樹脂であるため、受容層4と似た特性を有する。中間層3は、このメチルメタクリレートを有する共重合体中が含有されていることによって、受容層4と良好に接着し、基材4と受容層4との接着性を向上させることができる。
中間層3では、被記録媒体1が熱転写プリンタ装置内を搬送される際等に折れ曲がった場合でも、基材2、中間層3及び受容層4のそれぞれの接着性がよいため、受容層4が基材2に追従して折れ曲がるようになり、受容層4に亀裂が生じることを防止できる。これにより、被記録媒体1では、中間層3にメチルメタクリレートを有する共重合体が含有されることによって、画質の低下を防止できる。また、中間層3は、化学式1に示すメチルメタクリレートを有する共重合体が含有されていることによって、高湿環境下において受容層4が受容した染料が基材2側に浸透することを十分に防止することができる。
また、中間層3は、共重合体を構成する化学式2に示すヒドロキシアクリレートやヒドロキシメタクリレート(以下、「ヒドロキシ(メタ)アクリレート」ともいう)が含有されていることによって、親水性の極性が付加される。中間層3は、親水性の極性が付加されることによって、高温環境下において受容層4が受容した染料が基材2側に浸透することを十分に防止することができる。
共重合体中には、化学式1に示すメチルメタクリレートと、化学式2に示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が10重量部:90重量部〜90重量部:10重量部で含有されている。
メチルメタクリレートの含有量が10重量部よりも少なく、ヒドロキシ(メタ)アクリレートの含有量が90重量部よりも多い共重合体を中間層3に含有させた場合には、共重合体中のメチルメタクリレートが少ないため、中間層3の受容層4に対する接着性が低下してしまう。このような中間層3を用いた被記録媒体1では、折れ曲がった際等に、基材2に追従して受容層4が折れ曲がらず、受容層4に亀裂が生じ、受容層4に形成された画像の画質が低下してしまう。また、被記録媒体1では、メチルメタクリレートの含有量が少ないため、高湿環境下において染料が基材2側に浸透することが防止できず、染料が基材2側に裏抜けしてしまう。
また、メチルメタクリレートの含有量が90重量部よりも多く、ヒドロキシ(メタ)アクリレートの含有量が10重量部よりも少ない共重合体を中間層3に含有させた場合、ヒドロキシ(メタ)アクリレートの含有量が少ないため、中間層3の親水性の極性が低くなり、高温環境下において受容層4から染料が滲んで基材2側に浸透することを防止できず、染料が基材2側に裏抜けしてしまう。
これに対して、メチルメタクリレートとヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が10重量部:90重量部〜90重量部:10重量部の範囲で含有させた共重合体を中間層3に含有させた場合には、メチルメタクリレートにより中間層3と受容層4との接着性が向上し、且つヒドロキシ(メタ)アクリレートにより親水性の極性が十分に付加される。
このような中間層3を有する被記録媒体1では、中間層3と受容層4の接着性が向上することによって、基材2と受容層4との接着性が良好となり、折れ曲がった際等に、基材2に追従して受容層4が折れ曲がるようになる。これにより、被記録媒体1では、受容層4に亀裂等が生じることが防止でき、受容層4に形成された画像の画質を高品位な状態で維持することができる。また、中間層3では、メチルメタクリレートを有する共重合体が含有されていることによって、高湿環境下における染料の裏抜けを防止することができる。
また、被記録媒体1では、中間層3が親水性の極性を有することにより、高湿環境下だけではなく、高温環境下であっても、染料が基材2側に裏抜けすることを防止することができる。
また、上述した共重合体は、重量平均分子量が1万〜20万であり、より好ましくは3万〜10万である。共重合体の重量平均分子量が小さすぎると、中間層3を形成する樹脂材料の塗膜性が低下してしまうため、基材2上に中間層3を層状に形成することが困難となる。共重合体の重量平均分子量が大きすぎると、中間層3を形成する樹脂材料の粘度が高くなり、基材2上に塗工することが困難となる。
また、中間層3は、基材2上に厚さ1〜10μm、好ましくは1〜3μmで形成される。中間層3は、厚さが1μmよりも薄いと、受容層4が受容した染料が滲んで基材2側に浸透することを止めることが困難となり、染料が基材2に裏抜けしてしまう虞がある。一方、中間層3は、厚さが10μmよりも厚いと、染料が受容層4にサーマルヘッドで熱転写される際の熱量が伝わりにくくなり、受容層4に転写される染料の量が少なく、受容層4での染料の発色を低下させてしまう虞がある。
上述した中間層3上に形成される受容層4は、染料層が選択的に転写され、転写された染料を受容する層である。受容層4は、転写された染料によって染着する熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化樹脂等の染着性樹脂で形成される。具体的には、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、尿素樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルアルキルアセタール樹脂、これらの共重合体等を単独、あるいは組み合わせたものである。上述した複数の樹脂を組み合わせて染着性樹脂を生成する際は、際懸濁重合、塊状重合、溶液重合、乳化重合等、重合方法に限定されることなく、任意の重合方法により生成することができる。
染着性樹脂の重量平均分子量は、1万〜100万であり、好ましくは10万〜100万である。染着性樹脂の重量平均分子量が1万より小さいと、染着性樹脂が脆くなり、塗膜特性が低下し、中間層3上に受容層4を層状に形成することが困難となる。一方、染着性樹脂の重量平均分子量が100万より大きいと、染着性樹脂の粘性が高くなり、中間層3上に塗工することが困難となる。
また、受容層4には、染料がサーマルヘッドで熱転写される際の熱に耐えるための耐熱性や皮膜特性を付加するために硬化剤を添加するようにしてもよい。硬化剤としては、例えばエポキシ系硬化剤、イソシアネート系硬化剤等を用いることができ、好ましくは無黄変タイプの多官能イソシアネート化合物である。具体的に、多官能イソシアネート化合物としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、キシレンジイソシアネート(XDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)等がある。また、硬化剤としては、ビューレットやアダクトタイプ等のポリイソシアネート化合物を用いてもよい。硬化剤として、上述したものを単独、又は複数添加するようにしてもよい。
また、受容層4には、白色度を向上させるために例えば酸化チタン、炭酸カルシウム、酸化亜鉛等の無機顔料や蛍光増白剤を添加するようにしてもよい。また、受容層4には、熱転写シートがサーマルヘッドにより押し当てられた後、熱転写シートと剥離しやすいようにするため離型剤を添加するようにしてもよい。離型剤としては、例えば、メチルスチレン変性シリコーンオイル、オレフィン変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイルのようなシリコーンオイルや、フッ素系離型剤等である。
更に、受容層4には、熱転写プリンタ装置内を走行する際に静電気が発生することを防止するため、帯電防止剤を添加するようにしてもよい。帯電防止剤としては、例えば、第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等の陽イオン型界面活性剤、アルキルベンゼンスルホネート、アルキル硫酸エステルナトリウム塩等の陰イオン型界面活性剤、両性イオン型界面活性剤や非イオン型界面活性剤等の各種の界面活性剤である。これらの帯電防止剤は、受容層4に添加させる他、受容層4の表面に塗布してもよい。
また、受容層4には、樹脂材料の塗工性を向上させるため可塑剤を必要に応じて添加するようにしてもよい。可塑剤としては、例えば、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、トリメリット酸エステル、ピロメリット酸エステル、多価フェノールエステル等がある。この他には、受容層4の保存性を向上させるため、紫外線吸収剤や酸化防止剤等を適宜添加するようにしてもよい。紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、ジフェニルアクリレート系、ベンゾトリアゾール系等である。酸化防止剤としては、例えばフェノール系、有機硫黄系、リン酸系等である。
また、受容層4は、中間層3上に厚み3〜20μm、好ましくは4〜10μmで形成される。受容層4は、厚みが3μmよりも薄いと、染料を受容する量が少なく、転写された染料が表面に多く残存するようになる。受容層4では、表面に染料が残存すると、表面の耐光性等が低下し、画像を良好な状態で維持することができなくなってしまう。一方、受容層4では、厚みが20μmよりも厚いと、染料を転写する為に必要な熱量を得るのが難しくなり、十分に染料が転写されず、発色、即ち印画濃度が低下してしまう。また、受容層4の厚みが厚いと、熱転写する際に多くの熱量を加え染料を転写しなければならないため、受容層4に熱転写シートが押し当てられる時間が長くなり、印刷速度の向上の妨げとなる。
上述した構成の被記録媒体1では、基材2と受容層4との間に設けられた中間層3に化学式1で示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの共重合体が含有されていることから、中間層3の受容層4に対する接着性が向上し、基材2と受容層4との接着性が良好となる。また、被記録媒体1では、中間層3に共重合体が含有されていることにより、中間層3に親水性の極性が付加されるため、高温高湿環境下における染料の裏抜けや滲みを防止することができる。
これにより、この被記録媒体1では、染料の染着性のよい樹脂を受容層4に用い、高温高湿環境下で保存した場合であっても、染料の発色、即ち印画濃度を良好な状態で維持しながら、亀裂が生じることを抑えることができ、且つ染料の滲みや基材2側の裏抜けを防止することができる。したがって、この被記録媒体1では、基材2に安価で品位のよい紙とプラスチックフィルムとを貼り合わせた貼合基材を用いることができるためコスト削減が図られる。
以下、本発明の好適な実施例を実験結果に基づいて説明する。なお、以下では、中間層に含有される共重合体の化学式1に示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率を変えて、サンプル1〜サンプル9の被記録媒体を作製した。そして、得られた被記録媒体について、折り曲げた際の亀裂の有無、受容層の染着性、高温高湿環境下における滲み及び裏抜けの評価を行った。
サンプル1
サンプル1では、基材上に中間層を介して受容層が形成された3層構造からなる被記録媒体を作製する。基材には、厚さ150μmの合成紙(王子油化製 商品名YUPO FPG−150)を用いた。
サンプル1では、基材上に中間層を介して受容層が形成された3層構造からなる被記録媒体を作製する。基材には、厚さ150μmの合成紙(王子油化製 商品名YUPO FPG−150)を用いた。
中間層は、先ず化学式1で示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が10重量部:90重量部となるように共重合体を作製した。次に、得られた共重合体を100重量部と、イソプロピルアルコールを600重量部と、メチルエチルケトンを300重量部とを混合して中間層塗工液を作製した。
受容層は、染着性樹脂としてCAB−551−0.2(セルロースアセテートブチレート イーストマンケミカル社製)を100重量部と、硬化剤としてタケネートD−110N(武田薬品工業株式会社製 XDI系ポリイソシアネート)を6重量部と、離型剤としてSF8427(東レ・ダウコーニングシリコーン社製 カルボキシ変性シリコーンオイル)を3重量部と、溶媒としてメチルエチルケトンを200重量部と、トルエンを200重量部とを混合して受容層塗工液を作製した。
以上のようにして得られた中間層塗工液及び受容層塗工液をそれぞれディソルバーで1時間攪拌した後、口径が50μmのフィルターに通す。そして、フィルターを通した中間層塗工液を乾燥後厚さ2μmとなるように基材上に塗布し、100℃で2分間乾燥して基材上に中間層を形成する。次に、形成した中間層上に乾燥後厚さが5μmとなるように受容層塗工液を塗布し、120℃で2分間乾燥後、50℃で48時間硬化させ、被記録媒体を作製した。
サンプル2
サンプル2では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル2では、化学式1で示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が50重量部:50重量部の共重合体を100重量部と、イソプロピルアルコールを600重量部と、メチルエチルケトンを300重量部とを混合して中間層塗工液を作製した。得られた中間層塗工液を基材上に乾燥後厚さ5μmとなるように塗布したこと以外は、サンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル2では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル2では、化学式1で示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が50重量部:50重量部の共重合体を100重量部と、イソプロピルアルコールを600重量部と、メチルエチルケトンを300重量部とを混合して中間層塗工液を作製した。得られた中間層塗工液を基材上に乾燥後厚さ5μmとなるように塗布したこと以外は、サンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル3
サンプル3では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製したこと以外はサンプル1と同様に被記録媒体を作製した。サンプル3では、化学式1で示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が50重量部:50重量部の共重合体を100重量部と、イソプロピルアルコールを450重量部と、メチルエチルケトンを450重量部とを混合して中間層塗工液を作製した。得られた中間層塗工液を基材上に乾燥後厚さ2μmとなるように塗布したこと以外は、サンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル3では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製したこと以外はサンプル1と同様に被記録媒体を作製した。サンプル3では、化学式1で示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が50重量部:50重量部の共重合体を100重量部と、イソプロピルアルコールを450重量部と、メチルエチルケトンを450重量部とを混合して中間層塗工液を作製した。得られた中間層塗工液を基材上に乾燥後厚さ2μmとなるように塗布したこと以外は、サンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル4
サンプル4では、中間層塗工液を基材上に乾燥後厚さ1μmとなるように塗布したこと以外はサンプル2と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル4では、中間層塗工液を基材上に乾燥後厚さ1μmとなるように塗布したこと以外はサンプル2と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル5
サンプル5では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル5では、化学式1で示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が90重量部:10重量部の共重合体を100重量部と、イソプロピルアルコール300重量部と、メチルエチルケトン600重量部とを混合して作製した。得られた中間層塗工液を用いたこと以外はサンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル5では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル5では、化学式1で示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が90重量部:10重量部の共重合体を100重量部と、イソプロピルアルコール300重量部と、メチルエチルケトン600重量部とを混合して作製した。得られた中間層塗工液を用いたこと以外はサンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル6
サンプル6では、基材上に中間層を形成せず、基材上に受容層を形成した2層構造からなる被記録媒体を作製した。サンプル6では、受容層塗工液を基材上に乾燥後厚さ5μmとなるように塗布し、120℃で2分間乾燥後、50℃で48時間硬化させ、被記録媒体を作製した。
サンプル6では、基材上に中間層を形成せず、基材上に受容層を形成した2層構造からなる被記録媒体を作製した。サンプル6では、受容層塗工液を基材上に乾燥後厚さ5μmとなるように塗布し、120℃で2分間乾燥後、50℃で48時間硬化させ、被記録媒体を作製した。
サンプル7
サンプル7では、受容層を形成する受容層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル7では、染着性樹脂としてMH101−5(ポチメチルメタクリレート 藤倉化成株式会社製)を100重量部と、硬化剤としてタケネートD−110N(武田薬品工業株式会社製 XDI系ポリイソシアネート)を6重量部と、離型剤としてSF8427(東レ・ダウコーニングシリコーン社製 カルボキシ変性シリコーンオイル)を3重量部と、溶媒としてメチルエチルケトンを200重量部と、トルエンを200重量部とを混合して受容層塗工液を作製した。得られた受容層塗工液を用いたこと以外は、サンプル6と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル7では、受容層を形成する受容層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル7では、染着性樹脂としてMH101−5(ポチメチルメタクリレート 藤倉化成株式会社製)を100重量部と、硬化剤としてタケネートD−110N(武田薬品工業株式会社製 XDI系ポリイソシアネート)を6重量部と、離型剤としてSF8427(東レ・ダウコーニングシリコーン社製 カルボキシ変性シリコーンオイル)を3重量部と、溶媒としてメチルエチルケトンを200重量部と、トルエンを200重量部とを混合して受容層塗工液を作製した。得られた受容層塗工液を用いたこと以外は、サンプル6と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル8
サンプル8では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル8では、化学式1に示すメチルメタクリレートを100重量部と、イソプロピルアルコール200重量部と、メチルエチルケトン700重量部とを混合して中間層塗工液を作製した。得られた中間層塗工液を用いたこと以外は、サンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル8では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル8では、化学式1に示すメチルメタクリレートを100重量部と、イソプロピルアルコール200重量部と、メチルエチルケトン700重量部とを混合して中間層塗工液を作製した。得られた中間層塗工液を用いたこと以外は、サンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル9
サンプル9では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル9では、化学式2に示すヒドロキシ(メタ)アクリレート100重量部と、イソプロピルアルコール900重量部とを混合して中間層塗工液を作製した。得られた中間層塗工液を用いたこと以外は、サンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
サンプル9では、中間層を形成する中間層塗工液を以下のようにして作製した。サンプル9では、化学式2に示すヒドロキシ(メタ)アクリレート100重量部と、イソプロピルアルコール900重量部とを混合して中間層塗工液を作製した。得られた中間層塗工液を用いたこと以外は、サンプル1と同様に被記録媒体を作製した。
以上のように作製したサンプル1〜サンプル9の被記録媒体に対して、折り曲げた際の亀裂の有無、受容層の染着性、高温高湿環境下における滲み及び裏抜けの評価を行った。
具体的に、折り曲げた際の亀裂の有無については、サンプル1〜サンプル9の被記録媒体の受容面側を凹凸に折り曲げ、亀裂の有無を目視により観察し、亀裂の有無について評価を行った。
受容層の染着性の評価については、熱転写プリンタ装置としてソニー株式会社製、UP−D8800プリンタを用い、熱転写シートとしてイエロー、マゼンタ、シアンの各色相を有するソニー株式会社製、UPC−8810を用いて、サンプル1〜サンプル9の被記録媒体に対して階調印画を行った。そして、各サンプルの被記録媒体に印画された画像の最高濃度をマクベス反射濃度計(TR−924)を用いて測定して、受容層の染着性について評価を行った。
高温高湿環境下における滲みの発生については、上述した染着性の評価と同様に、サンプル1〜サンプル9の被記録媒体に対して印画を行い、60℃の高温高湿環境下にて各被記録媒体を1ヶ月間保存した。その後、各被記録媒体に印画された画像の滲みを目視により観察し、高温高湿環境下における滲みの発生について評価を行った。
高温高湿環境下における染料の裏抜けについては、上述した染着性の評価と同様に、サンプル1〜サンプル9の被記録媒体に対して印画を行い、60℃の高温高湿環境下にて各被記録媒体を1ヶ月間保存した。その後、各被記録媒体の受容層とは反対側から染料の浸透具合を目視により観察して、高温高湿環境下における染料の裏抜けについて評価を行った。そして、サンプル1〜サンプル9の被記録媒体に対する各評価の結果を表1に示す。
表1中では、折り曲げた際の亀裂の発生の有無について、亀裂が発生していなかった場合には、表1中に○で示し、若干亀裂が入るが品位を損なう程度ではない場合には、表1中に△で示し、皹割れ音と共に亀裂が全面に入り品位が損なわれた場合には、表1中に×で示した。
亀裂の有無の評価では、評価結果が○及び△となった被記録媒体は品位を損なっていないため、折り曲げた際に亀裂の発生が抑えられたものとみなした。また、亀裂の有無の評価では、評価結果が×となった被記録媒体は亀裂が入り品位が損なわれているため、折り曲げた際に亀裂の発生が抑えられなかったものとみなした。
また、表1中では、受容層の染着性について、最高濃度が2.3以上の場合には、表1中に○で示し、最高濃度が2.1以上で、2.3よりも小さい場合には、表1中に△で示し、最高濃度が1.95以上で、2.1よりも小さい場合には、表1中に▲で示し、最高濃度が1.95よりも小さい場合、表1中に×で示した。
受容層の染着性について、評価結果が○及び△となった被記録媒体は染料が所定の濃度で発色し、染着性が良好であるものとみなした。一方、受容層の染着性について、評価結果が▲及び×となった被記録媒体は染料が所定の濃度で発色せず、染着性が悪いものとみなした。
また、表1中では、高温高湿環境下における滲みについて、画像が全く滲んでいなかった場合には、表1中にAで示し、若干の滲みがあるが画像に影響がない場合には、表1中にBで示し、画像に滲みが生じ、画像の品位を損ねている場合には、表1中にCで示した。
高温高湿環境下の滲みについて、評価結果がA及びBとなった被記録媒体は高温高湿環境下における滲みが抑えられたものとみなした。一方、高温高湿環境下の滲みについて、評価結果がCとなった被記録媒体は高温高湿環境下において滲みを抑えることができなったものとみなした。
また、表1では、高温高湿環境下における染料の裏抜けについて、染料が全く基材側に浸透していない場合には、表1中にAで示し、若干基材側に染料が浸透しているが、品位を損ねていない場合には、表1中にBで示し、染料が基材側に浸透して、品位が損なわれている場合には、表1中にCで示した。
高温高湿環境下における染料の裏抜けについて、評価結果がA及びBとなった被記録媒体は高温高湿環境下における染料の裏抜けが抑えられたものとみなした。一方、表1中の高温高湿環境下における染料の裏抜けについて、評価結果がCとなった被記録媒体は高温高湿環境下での染料の裏抜けを抑えることができなかったものとみなした。
表1に示す評価結果から、化学式1で示すメチルメタクリレートと、化学式2で示すヒドロキシ(メタ)アクリレートとの共重合体が中間層に含有されているサンプル1〜サンプル5と比べて、中間層が設けられていないサンプル6及びサンプル7は、基材と受容層との間に中間層が設けられていないため、高温高湿環境下において受容層が受容した染料が基材側に浸透することを防止できず、基材に染料が浸透してしまい、滲みや裏抜けが生じた。また、サンプル7では、受容層を形成する染着性樹脂にポチメチルメタクリレートを用いているため、受容層の染着性が低下した。これにより、染着性の低いポチメチルメタクリレートを用いた場合でも、基材と受容層との間に中間層が形成されていないことによって、滲みや裏抜けが生じてしまう。
これに対して、サンプル1〜サンプル5では、基材と受容層との間に中間層が設けられており、その中間層にメチルメタクリレートとヒドロキシ(メタ)アクリレートとの共重合体が含有されている。サンプル1〜サンプル5では、共重合体中のメチルメタクリレートにより高湿環境下において受容層が受容した染料が基材側に浸透することを防止し、裏抜けや滲みを防止することができる。また、サンプル1〜サンプル5では、ヒドロキシ(メタ)アクリレートにより高温環境下における染料の裏抜け及びや滲みを防止することができる。
また、サンプル1〜サンプル5では、共重合体中のメチルメタクリレートにより、中間層と受容層との接着性が向上することによって、基材と受容層との接着性が良好となり、折り曲げた際に基材に追従して受容層が折れ曲がるようになるため、受容層に亀裂が入ることを防止することができる。したがって、サンプル1〜サンプル5では、染料の発色を良好に維持したまま、折り曲げた際に亀裂が入ったり、高温高湿環境下における染料の裏抜けや滲みを防止することができる。
また、共重合体中のメチルメタクリレートと、ヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が10重量部:90重量部〜90重量部:10重量部の範囲で重合されている共重合体が中間層に含有されているサンプル1〜サンプル5と比べて、中間層にメチルメタクリレートのみが含有されているサンプル8では、ヒドロキシ(メタ)アクリレートが含有されていないため、中間層に親水性の極性が付与されず、高温高湿環境下において染料が基材側に浸透し、滲みや裏抜けが生じた。
また、ヒドロキシ(メタ)アクリレートのみが中間層に含有されているサンプル9では、メチルメタクリレートが含有されていないため、中間層の受容層に対する接着性が向上せず、折り曲げた際に基材に追従して受容層が折れ曲がらず、受容層に亀裂が生じた。
これらのサンプル8及びサンプル9に対して、サンプル1〜サンプル5では、共重合体中のメチルメタクリレートと、ヒドロキシ(メタ)アクリレートとの比率が10重量部:90重量部から90重量部:10重量部の範囲で重合されている共重合体が中間層に含有されていることによって、中間層の受容層に対する接着性が向上し、且つ中間層に親水性の極性が適切に付加された。これにより、サンプル1〜サンプル5では、上述したように、染料の発色を良好に維持したまま、折り曲げた際に亀裂が入ったり、高温高湿環境下における染料の裏抜けや滲みを防止することができる。
1 被記録媒体、2 基材、3 中間層、4 受容層
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004364805A JP2006168228A (ja) | 2004-12-16 | 2004-12-16 | 被記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004364805A JP2006168228A (ja) | 2004-12-16 | 2004-12-16 | 被記録媒体 |
Publications (1)
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ID=36669471
Family Applications (1)
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JP2004364805A Withdrawn JP2006168228A (ja) | 2004-12-16 | 2004-12-16 | 被記録媒体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006168228A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014069461A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
-
2004
- 2004-12-16 JP JP2004364805A patent/JP2006168228A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014069461A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
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