JP2006167970A - インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録素子ユニット(チッププレートに記録素子基板が支持されたもの)と、インク供給ユニット(タンクホルダーに流路部材が接合したもの)を、加圧部材(ネジ)で接合する場合、加圧部材の腐食を防ぎ、記録素子ユニットが大型化するのを抑制する。
【解決手段】記録素子ユニットとインク供給ユニットを加圧部材(ネジ)で接合する際、配線テープで加圧部材を覆うことにより、記録素子ユニットの大きさが配線テープの幅で決まり、加圧部材固定部の影響を受けなくなると共に、インク滴の付着を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インク等の記録液を吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッド、およびそのインクジェット記録ヘッドが装着されるインクジェット記録装置に関し、詳しくは高速に、かつ高精細で高画質な画像を記録するインクジェット記録ヘッドの構成に関するものである。
なお本発明は、一般的なプリンターのほか複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリント部を有するワードプロセッサー等の装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合わされた産業記録装置に適用することができる。
インクジェット記録装置は、いわゆるノンインパクト記録方式の記録装置でありさまざまなメディア(被記録媒体)に対して記録する事が可能である。記録時における騒音がほとんどないといった特徴があり、また記録を高速で行うことができる。このような事よりインクジェット記録装置は、プリンター、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリント部を有するワードプロセッサー等の記録機構を担う装置として広範な分野で用いられている。
インクジェット記録装置の構成としては、用紙等の被記録媒体を搬送する機構と、記録ヘッドが装着されるキャリッジと、被記録媒体の搬送路に交差する方向にキャリッジを往復移動させる機構とを有する構成が知られている。この構成では用紙を所定の速度パターンで搬送し、それに合わせて記録ヘッドを装着した記録ヘッドを往復移動させてスキャンし、その際記録ヘッドから所望の記録情報に応じて記録液を吐出させ記録をおこなう。すなわちシリアル記録方式であり、このようなシリアル記録方式の構成は安価で製造することができ、また小型化が容易な事から一般的な構成として広く用いられている。
インクジェット記録ヘッドの構成としては、代表的なものとして、液滴を吐出させる記録素子として電気熱変換素子を用いたものがある。この構成では、液体を電気熱変換素子によって加熱して気泡を生じさせ、それによって記録液を微小な吐出口から微小な液滴として吐出させる。電気熱変換素子を用いたインクジェット記録ヘッドとしては、電気熱変換素子が配列された基板に対して平行な方向に記録液を吐出させる方式のもの(エッジシュータ)と、基板に対して垂直な方向に記録液を吐出させる方式のもの(サイドシュータ)がある。
インクジェット記録ヘッドによって高精細な画質の記録を行うのに好適な方法として特開平4−10940号、特開平4−10941号、特開平4−10942号公報に大気連通方式の記録液滴吐出方法が開示されている。この方法は発生した気泡を吐出口に到達するまで成長させて大気に連通させることによって吐出する記録液滴の吐出量や吐出速度を安定させることができ、微小な液滴によって高精細な画像を記録する方法として適している。
また特開平6−286149号公報には、比較的小液滴を飛翔させるのが容易であるサイドシュータ方式の記録ヘッドにおいて、上述した3つの公報に開示された大気連通方式で記録液滴を吐出できるようにした記録ヘッドとその製造方法が開示されている。そして特開2002−19119には、上述の大気連通方式の記録液滴吐出方法におい優れた高速応答性および吐出性能を得ながら部品の材料費の低減、特に記録素子基板の集積化を進めた構成が開示されている。
図9に特開2002−19119公報に記載されたインクジェット記録ヘッドを斜め下方からみた分解斜視図を示す。記録ヘッドは、第一の記録素子基板901、第二の記録素子基板902、第一のプレート903、単一の配線テープである電気配線テープ904、第二のプレート905、タンクホルダー906、流路形成部材907、ジョイントシール908、フィルター909、シールゴム910、インク供給部材911から構成されている。
第一の記録素子基板901と、第二の記録素子基板902には、Si基板の片面にインクを吐出するための複数の記録素子と、各記録素子に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術により形成され、この記録素子に対応した複数のインク流路と複数の吐出口912とがフォトリソグラフィ技術により形成されると共に、複数のインク流路にインクを供給するためのインク供給口が裏面に開口するように形成されている。
また第一の記録素子基板901と、第二の記録素子基板902とは第1のプレート903に接着固定されており、ここには、前記第一の記録素子基板901と、第二の記録素子基板902とにインクを供給するためのインク供給口913が形成されている。
さらに第1のプレート903には、開口部を有する第2のプレート905が接着固定されており、この第2のプレート905は、電気配線テープ904と第一の記録素子基板901とを電気的に接続されるよう電気配線テープ904を保持している。同様にこの第2のプレート905は、電気配線テープ904と第二の記録素子基板902とを電気的に接続されるよう電気配線テープ904を保持している。
電気配線テープ904は、第一の記録素子基板901と、第二の記録素子基板902とにインクを吐出するための電気信号を印加するものであり、第一の記録素子基板901と第二の記録素子基板902とに対応する電気配線と、電気配線テープの端部に位置し本体からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子914とを有しており、外部信号入力端子914は、インク供給部材911の背面側に位置決め固定される。この第一のプレート901が第一の記録素子基板902と、第二の記録素子基板902と、第二のプレート105、電気配線テープ904を支持した形態を記録素子ユニットと称す。
一方、インクタンクを着脱可能に保持するタンクホルダー906には、流路形成部材907が例えば超音波溶着により固定され、インクタンクから第1のプレート903に亘るインク流路915を形成している。
また、インクタンクを係合するインク流路915のインクタンク側端部には、フィルター909が設けられており、外部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。また、インクタンクとの係合部にはシールゴム910が装着され、前記係合部からのインクの蒸発を防止し得るようになっている。そして、このインク供給部材911が、流路形成部材907、タンクホルダー906を支持した形態を、インク供給ユニットと称す。 インク供給ユニットと、記録素子基板とは、ジョイントシール908をかいし、インク供給部材にある、加圧部材ねじ込み部916に加圧部材を押し込むことにより、接合される。図10はその構成を示すものであり、1001は記録素子ユニット、1002はインク供給ユニット、1003は加圧部材ねじ込み部、1004は加圧部材であり、1005はジョイントシール、1006は第一のプレート、1007は第一のプレート上にある加圧部材1004がかけられる、加圧部材固定部である。
近年インクジェット記録装置については、例えばデジタルカメラで撮影した画像を出力するため銀塩写真と同等の高精細な画質の画像を高速で記録することが求められている。
特開2002−19119号は、上述の大気連通方式の記録液滴吐出方法において、吐出する液滴を小さくし、吐出口を高密度に配置して、細かい画素を高密度に形成した画像を形成するのが比較的容易であり、優れた高速応答性および吐出性能を得ながらヘッドをコンパクトに作れるため、安価なヘッドを供給するに適したものである。
しかしながら、より高速に記録するに容易で確実な方法は、ノズル密度を変えずにノズル数(吐出口数)を増やし、スキャン数を増やす方法である。また、より高画質の画像を形成するに容易でかつ確実な方法は、カラー画像を形成するための色数を増やす方法である。Y、M,Cの3原色以外に、淡Y、淡M,淡Cなどの特色を設ける方法である。
しかしこれらの容易な方法をとると、必然的に、記録素子基板が大きくなり、それを接着固定する第一のプレートも大きくなり、結果として記録素子ユニットが大きくなる。記録素子ユニットが大きくなると、インク供給ユニットに接合するための大きな加圧力(トルク)が必要となる。図8の形態では加圧部材としてネジを使用していいるが、大きな加圧力(トルク)を必要として過度にネジをねじ込んでも圧力に限界はあるし、最悪の場合は加圧部材固定部を破損させてしまう。
加圧部材のトルクがかかる面を大きくする方法もあるが、図10よりわかるようにこれは加圧部材固定部の面積をひろげてしまいさらに、記録素子ユニットの大きさを広げてしまう。
加圧部材を使わずに、接着剤を用いる方法(特開2001−336769)もあるが、接合強度と、接合のしやすさからでは最適な方法とはいえず、コストの面でも不利である。
さらに,特開2002−19119号のような形式のヘッドでは、前述した接合力不足の問題以外に、インクを吐出させた場合に発生した微小なインクミストが、加圧部材に付着し腐食させその結果規定の圧力がでなくなるという問題もある。かりに腐食がしていなくても、インクミストが付着した加圧部材を再利用するに際し、洗浄という工程がはいリサイクルの上でも不利である。これに対しては、腐食しないように加圧部材に腐食防止膜(酸化膜など)をつける方法もあるが,これもコストがかってしまう。今後、より高機能なインクを使用する上においても、この腐食問題は避ける事はできない。
本発明は上記問題点を鑑みなされたものでありその目的は、大きな記録素子ユニットを、安定的にインク供給ユニットに接合するに容易なインクジェット記録ヘッドの構成を示す事である。また、もう一つの目は、記録素子ユニットとインク供給ユニットを加圧接合する部材が、インクミストより腐食されるのを防ぐ構成を示す事である。またもう一つの目的は、これらの構成により、高品位の画像を高速で印刷できる、安価でかつリサイクル性に優れたインクジェット記録ヘッドを提供する事である。
上記目的を達成するために本発明は、液体を供給するための液体供給口が開口された第1のプレ−ト、前記液体を吐出する吐出口および該吐出口に前記液体を導く液体流路を形成する部材と、前記吐出口から該液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子とを具備しており、前記液体供給口から前記液体が導入されるように前記第1のプレートに取り付けられている記録素子基板、前記記録素子基板と電気的に接続する事により、前記記録液を吐出するための電気パルスを伝達する単一の配線テープ、前記記録素子基板を支持する第一のプレートと前記単一の配線テープを支持し、前記第一のプレートに支持される第二のプレートを含む記録素子ユニット、前記液体を貯留するタンクから供給される前記液体を前記液体供給口にいたる液体流路を形成する流路形成部材、前記流路形成部材を保持するインク供給部材とを含むインク供給ユニットと、前記記録素子ユニットとを加圧部材により接合する事によりなるインクジェト記録ヘッドにおいて、前記加圧部材は、前記配線テープで覆われている事を特徴とする。
これにより、記録素子ユニットの大きさは、前記単一の配線テープの幅できまる事になり、加圧部材固定部の影響をうけなくなる。そしてその結果加圧部材固定部の大きさを大きくできるため、加圧部材のトルクがかかる面を大きくする事が可能になる。そしてインク滴の付着を抑制する事が可能となる。
さらに、液体を供給するための液体供給口が開口された第1のプレ−ト、前記液体を吐出する吐出口および該吐出口に前記液体を導く液体流路を形成する部材と、前記吐出口から該液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子とを具備しており、前記液体供給口から前記液体が導入されるように前記第1のプレートに取り付けられている記録素子基板、前記記録素子基板と電気的に接続する事により、前記記録液を吐出するための電気パルスを伝達する単一の配線テープ、前記記録素子基板を支持する第一のプレートと前記単一の配線テープを支持し、前記第一のプレートに支持される第二のプレートを含む記録素子ユニット、前記液体を貯留するタンクから供給される前記液体を前記液体供給口にいたる液体流路を形成する流路形成部材、前記流路形成部材を保持するインク供給部材とを含むインク供給ユニットと、前記記録素子ユニットとを加圧部材により接合する事によりなるインクジェト記録ヘッドにおいて、前記加圧部材は、前記第二のプレートで覆われている事を特徴とする。
これによっても、記録素子ユニットの大きさは、前記単一の配線テープの幅できまる事になり、加圧部材固定部の影響をうけなくなる。そしてその結果加圧部材固定部の大きさを大きくできるため、加圧部材のトルクがかかる面を大きくする事が可能になる。しかも、単一の配線テープは第二のプレート全面に接合するため、はがれる心配がなくなる。そしてインク滴の付着を抑制する事が可能となる。
さらに液体を供給するための液体供給口が開口された第1のプレ−ト、前記液体を吐出する吐出口および該吐出口に前記液体を導く液体流路を形成する部材と、前記吐出口から該液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子とを具備しており、前記液体供給口から前記液体が導入されるように前記第1のプレートに取り付けられている記録素子基板、前記記録素子基板と電気的に接続する事により、前記記録液を吐出するための電気パルスを伝達する単一の配線テープ、前記記録素子基板を支持する第一のプレートと前記単一の配線テープを支持し、前記第一のプレートに支持される第二のプレートを含む記録素子ユニット、前記液体を貯留するタンクから供給される前記液体を前記液体供給口にいたる液体流路を形成する流路形成部材、前記流路形成部材を保持するインク供給部材とを含むインク供給ユニットと、前記記録素子ユニットとを加圧部材により接合する事によりなるインクジェト記録ヘッドにおいて、前記第一のプレートは開口形状を有し、前記第二のプレートも開口形状有し、前記加圧部材の一部は、前記第一プレートの開口部と前記第二プレートの開口部を貫通しかつ、前記加圧部材は、前記配線テープで覆われている事を特徴とする。
これによって、記録素子ユニットの大きさは、前記単一の配線テープの幅で気きまる事になり、加圧部材固定部の影響をうけなくなる。そしてその結果加部材固定部の大きさを大きくできるため、加圧部材のトルクがかかる面を大きくする事が可能になる。そして、加圧部材の全体を、配線テープと第一のプレートと第二のプレートで覆う事ができるため、インクのミストの付着を完全に防止できる。
さらに、液体を供給するための液体供給口が開口された第1のプレ−ト、前記液体を吐出する吐出口および該吐出口に前記液体を導く液体流路を形成する部材と、前記吐出口から該液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子とを具備しており、前記液体供給口から前記液体が導入されるように前記第1のプレートに取り付けられている記録素子基板、前記記録素子基板と電気的に接続する事により、前記記録液を吐出するための電気パルスを伝達する単一の配線テープ、前記記録素子基板を支持する第一のプレートと前記単一の配線テープを支持し、前記第一のプレートに支持される第二のプレートを含む記録素子ユニット、前記液体を貯留するタンクから供給される前記液体を前記液体供給口にいたる液体流路を形成する流路形成部材、前記流路形成部材を保持するインク供給部材とを含むインク供給ユニットと、前記記録素子ユニットとを加圧部材により接合する事によりなるインクジェト記録ヘッドにおいて、前記第一のプレートは開口形状を有し、前記加圧部材の一部は前記第一プレートの開口部を貫通しかつ、前記加圧部材は、前記第二のプレートで覆われている事を特徴とする。
これによっても、記録素子ユニットの大きさは、前記単一の配線テープの幅で気きまる事になり、加圧部材固定部の影響をうけなくなる。そしてその結果加部材固定部の大きさを大きくできるため、加圧部材のトルクがかかる面を大きくする事が可能になる。しかも、単一の配線テープは第二のプレート全面に接合するため、はがれる心配がなくなる。そして、加圧部材の全体を、配線テープと第一のプレートと第二のプレートで覆う事ができるため、インクのミストの付着を完全に防止できる。
また上記ヘッド構成において、前記加圧部材と、前記配線テープとの間には封止剤が介在している事を特徴とする。これによって、前記単一の配線テープがはがれる事を防ぎ、配線テープの強度を保つ事を可能にする。
実施例からわかるように本発明は、加圧部材固定部を電気配線テープの下に配置する事により、記録素子ユニットの大型化を懸念する事なく加圧部材を大きくできるという効果がある。またトルクが効率的にかかる位置に加圧部材固定部を配置できるため、より効率的かつ確実な記録素子ユニットと、インク供給ユニットとの接合が可能になる。そして、記録素子ユニットと、インク供給ユニットとの接合工程の歩留まりをあげるという効果もある。その結果、信頼性の高いヘッドを安価に提供できるようなる。
さらに本発明のインクジェット記録ヘッドは、加圧部材にインクミストが付着し、加圧部材を腐食させる心配がないためインク選択性を広げられるという効果もある。これにより高精細な画像を形成する事を容易にする事ができる。その結果、高品質なインクジェット記録ヘッドを提供できるようなる。
さらに、さらに本発明のインクジェット記録ヘッドは、加圧部材にインクミストが付着しないため、加圧部材の分解再利用を容易にするという効果もある。その結果、リサイクル性に優れたインクジェット記録ヘッドを提供できるようになる。
以下,図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施例)
図1は、加圧部材が第一のプレートを押圧しながら単一の配線テープに覆われている形態を示す斜視図であり本発明の第1の実施形態を示す図である。図1の形態に、従来と同じように記録素子基板等を配備していくと、記録素子ユニットとなる。図1において、101は第一のプレート、102は第二のプレート、103は単一の配線テープである電気配線テープ、104は第一のプレート101の一部である加圧部材固定部、105は加圧部材であり、106は加圧部材の頭部である。加圧部材は、インク供給ユニットの加圧部材ねじ込み部(図2に記載)に挿入され加圧部材固定部104にトルクをかけて、記録素子ユニットをインク供給ユニットに接合する。
図2は、図1の形態をXZ面で加圧部材を切断した断面図であり、図1の部品の関係はここで説明する。図2において、201は第一のプレート、202は第二のプレート、203は電気配線テープ、204は加圧部材、205は加圧部材ねじ込み部であり、206は加圧部材の頭部である。加圧部材の頭部206は、電気配線テープ203により覆われている。
本実施例では、記録素子ユニットの大きさは54mm×44mm(図1における(x方向)×(y方向))とし、加圧部材204として直径2mmのネジを用い、第一のプレート101(既に第一の記録素子基板と第二の記録素子基盤は第一のプレート101に接合済み)に第二のプレート102を接合したものを、インク供給ユニットに加圧部材105で加圧接合し、その上(第二のプレート102の上)に電気配線テープ103を貼り付け、加圧部材の頭部106を電気配線テープ103で覆う形態にし、インクジェット記録ヘッドにした。
そのインクジェット記録ヘッドの、記録素子ユニットとインク供給ユニットとの接合力は十分であり、実際に印字したところ問題はなく、ネジ部のインクミスト付着もほとんどなかった。また錆びの発生、インクの固形物の付着もないため、ネジの再利のための分解も容易であり、ネジ部についたごく微小のインク付着物も容易に洗浄できた。
(第2の実施例)
図3は、本発明における第二の実施形態の記録素子ユニットを、図2と同様にXZ面で加圧部材を切断した断面図である。図3において、301は第一のプレート、302は第二のプレート、303は電気配線テープ、304は加圧部材、305は加圧部材ねじ込み部であり、306は加圧部材の頭部である。第一の実施形態では、加圧部材の頭部206を電気配線テープ203で覆うようにしたが、本実施形態では、加圧部材の頭部306を第2のプレート302で覆い、その上に電気配線テープ303を配備したのである。
本実施例では、記録素子ユニットの大きさは54mm×44mm(図1における(x方向)×(y方向))とし、加圧部材304として直径2mmのネジを用い、第一のプレート301(既に第一の記録素子基板と第二の記録素子基盤は第一のプレート301に接合済み)を、インク供給ユニットに加圧部材304で加圧接合した。それから、加圧部材の頭部306を覆う形に第二のプレート302を貼り付けた。その上(第二のプレートの上)に電気配線テープ303を接合し、インクジェット記録ヘッドにしたところ、記録素子ユニットとインク供給ユニットとの接合力は十分であった。
そして、そのインクジェット記録ヘッドで実際に印字したところ問題はなく、ネジ部のインクミスト付着もほとんどなかった。また錆びの発生、インクの固形物の付着もないため、ネジの再利のための分解も容易であり、ネジ部についたごく微小のインク付着物も容易に洗浄できた。
第一の実施形態では、加圧部材の204の高さ(図2におけるZ方向)の自由度が、第二の実施形態より大きくできるというメリットがあった。また第一のプレート201をインク供給ユニットに接合してから、第二のプレート202を第一のプレート201に接合するという方法と、あらかじめ第二のプレートが接合された第一のプレート201をインク供給ユニットに接合するという方法との二種類の組み立てプロセスを選べるというメリットもあった。しかし、薄い電気配線テープ203が加圧部材204の上方の空間に浮くような形態となる部分での電気配線テープ203の強度が問題であり、なんらかの力がかかると、電気配線テープ203が破損もしくは、その部分から電気配線テープ203がはがれるという危険性もあった。
第二の実施形態では、第一のプレート301をインク供給ユニットに接合してから、第二のプレート302を第一のプレート301に接合するという方法しか選べない。(あらかじめ、第二のプレート302が接合された第一のプレート301をインク供給ユニットに接合するという方法だと、加圧部材304であるネジを締める事ができない。)しかし、薄い電気配線テープ303の下を第二のプレート302が支える形態となるため強度的な問題はなく、電気配線テープ303がはがれるという危険性がなくなった。
(第3の実施例)
図4は、第一の実施形態(加圧部材の頭部が電気配線テープに覆われる形態)において、加圧部材と電気配線テープとの隙間に封止剤を充填したもので、本発明の第4の実施例をしめす記録素子ユニットを、図2と同様にXZ面で加圧部材を切断した断面図である。図4において、401は第一のプレート、402は第二のプレート、403は電気配線テープ、404は加圧部材、405は加圧部材ねじ込み部、406は封止剤である。
本実施例では、記録素子ユニットの大きさは54mm×44mm(図1における(x方向)×(y方向))とし、加圧部材404として直径2mmのネジを用いた。第一のプレート401(既に第一の記録素子基板と第二の記録素子基盤は第一のプレート401に接合済み)に第二のプレート402を接合したものを、インク供給ユニットに加圧部材404で加圧接合し、その上(第二のプレート402の上)に電気配線テープ403を貼り付け、電気配線テープ403と加圧部材404との隙間を封止剤406で埋め、インクジェット記録ヘッドにしたところ、記録素子ユニットとインク供給ユニットとの接合力は十分であった。
そして、そのインクジェット記録ヘッドで実際に印字したところ問題はなく、ネジ部にインクミストが付く事もなかった。
本実施形態では、薄い電気配線テープ403と加圧部材404との隙間が封止剤406でうまり、封止剤406を介して電気配線テープ403が第一のプレート401とも接合するため、電気配線テープ403の強度が保たれる。さらに加圧部材404を封止剤406で覆うため、インク加圧部材に404に着く事は皆無であった。また、第一の実施例と同様、二種類の組み立てプロセスを選べるというメリットがあった。しかも、第一の実施例と同様に、加圧部材404の高さの自由度も確保できた。しかしながら、封止剤の注入という工程が増え、分解の際に封止剤を落とす(溶かす)という工程も発生した。
(第4の実施例)
図5は加圧部材が第二のプレートを貫通しかつ第一のプレートを押圧しながら単一の配線テープに覆われている形態を示す斜視図であり本発明の第4の実施形態を示す図である。図5において、501は第一のプレート、502は第二のプレート、503は単一の配線テープである電気配線テープ、504は第一のプレート501の一部である、加圧部材固定部、505は加圧部材であり、506は加圧部材の頭部である。第一のプレート501は開口形状を有し、その形は直径3mmの貫通穴である。その周辺を直径5mmで深さ2mm(図5でのZ方向)座ぐった形状が2箇所ある。そして、座ぐりつき貫通穴が加圧部材固定部504となる。第二のプレート502にも、開口形状である直径5mmの貫通穴があいており、加圧部材固定部504と座ぐり穴と対応している。
図6は、図5の形態をXZ面で加圧部材を切断した断面図である。図6において、601は第一のプレート、602は第二のプレート、603は電気配線テープ、604は加圧部材、605は加圧部材ねじ込み部であり。加圧部材の頭部608は、電気配線テープ603により覆われている。そして606は、開口部である貫通穴の貫通穴の直径で、607は貫通穴周囲のざぐり穴の直径である。
本実施例では、記録素子ユニットの大きさは54mm×44mm(図5における(x方向)×(y方向))とし、加圧部材604として直径2mmのネジを用いた。第一のプレート601の開口形状を貫通する形で、加圧部材604を通しインク供給ユニットに接合した。それから、第二のプレート602を第二のプレート602上の開口形状である直径5mmの貫通穴と、第一のプレート601上のざぐり穴とを対応させ第一のプレート601の上に貼り付けた。そしてその上(第二のプレート602の上)に、加圧部材の頭部608を覆うように電気配線テープ603を貼り付けインクジェット記録ヘッドにしたところ、記録素子ユニットとインク供給ユニットとの接合力は十分であった。
そして、そのインクジェット記録ヘッドで実際に印字したところ問題はなく、ネジ部にインクミストが付く事もなかった。
第一のプレート601に貫通穴をもうけ、第二のプレート602にも貫通穴を設けるこの実施形態は、加圧する場所を第一プレートの上面(図5でZ方向より俯瞰した時見える面)の範囲で自由に設定できる。そのため、より効率的に加圧する事ができた。
また、開口形の上に蓋をする形で電気配線テープが接合するため加圧部材にインクが付着する事はない。さらに、加圧部材の大きさ(ネジの直径)をかなり大きくしても、第一の形態で心配された電気配線テープの剥がれは存在しなかった。これはより大きな直径の加圧部材を使える事を意味し、さらなる大きな記録素子ユニットを接合する際に有効になった。
(第5の実施例)
図7は、本発明における第五の実施形態の記録素子ユニットを、図6と同様にXZ面で加圧部材を通る形で、切断した断面図である。図3において、701は第一のプレート、702は第二のプレート、703は電気配線テープ、704は加圧部材、705は加圧部材ねじ込み部であり、706は、開口部である貫通穴の貫通穴の直径で、707は貫通穴周囲のざぐり穴の直径である。そして708は加圧部材の頭部である。
第一のプレート701は開口形状を有し、その形は直径4mmの貫通穴である。その周辺を直径5mmで深さ2mm(図5でのZ方向)で座ぐった形状が2箇所ある。そして、座ぐりつき貫通穴が加圧部材固定部となる。
本実施例では、記録素子ユニットの大きさは54mm×44mm(図5における(x方向)×(y方向))とし、加圧部材704として直径3mmのネジを用い、第一のプレート701の開口形状を貫通する形で、加圧部材704をとおしインク供給ユニットに接合した。 それから、第二のプレート702を加圧部材の頭部708を覆うようにはりつけ、その上(第二のプレート702の上)に電気配線テープ703を接合しインクジェット記録ヘッドしたところ、記録素子ユニットとインク供給ユニットとの接合力は十分であった。そして、そのインクジェット記録ヘッドで実際に印字したところ問題はなく、ネジ部にインクミストが付く事もなかった。
第4の実施形態では、第2の実施例でも述べたように、組み立て工程を選べない。しかし、加圧部材の直径を、電気配線テープの強度をきにする事なく、大きくできるというメリットがあった。
(第6の実施例)
第4の実施形態で、加圧部材の直径をさらに大きくするには、図8の形態が望ましい。図8は、本発明における第6の実施形態の記録素子ユニットを、図6と同様にXZ面で加圧部材を通る形で、切断した断面図である。図8において801は第一のプレート、802は第二のプレート、803は電気配線テープ、804は加圧部材、805は加圧部材ねじ込み部であり、806は封止剤であり、807は、開口部である貫通穴の貫通穴の直径で、808貫通穴周囲のざぐり穴の直径である。
第一のプレート801は開口形状を有し、その形は直径5mmの貫通穴である。その周辺を直径6mmで深さ2mm(図5でのZ方向)座ぐった形状が2箇所ある。そして、座ぐりつき貫通穴が加圧部材固定部となる。第二のプレート802にも、開口形状である直径6mmの貫通穴があいており、第一のプレート801上のざぐり穴と対応している。
本実施例では、記録素子ユニットの大きさは54mm×44mm(図5における(x方向)×(y方向))とし、加圧部材804として直径4mmのネジを用い、第一のプレート801の開口形状を貫通する形で、加圧部材804をとおしインク供給ユニットに接合した。それから、第二のプレート802上の開口形状である直径6mmの貫通穴と、第一のプレート801上のざぐり穴と対応させて、第二のプレート802を第一のプレート801に貼り付けた。それから、加圧部材804の上に封止剤806を充填し、その上(第二のプレート802の上)に電気配線テープ803を接合しインクジェット記録ヘッドしたところ、記録素子ユニットとインク供給ユニットとの接合力は十分であった。そして、そのインクジェット記録ヘッドで実際に印字したところ問題はなく、ネジ部にインクミストが付く事もなかった。
電気配線テープ803と加圧部材804の隙間に封止剤806を充填する事により、電気配線テプ803の強度(図8においてのZ方向からの力に対して)を保つ事が容易になり、より大きな加圧部材を使用する事が可能となった。
加圧部材が第一のプレートを加圧しながら単一の配線テープに覆われている形態を示す斜視図。 第一の実施形態の記録素子ユニットをXZ面で加圧部材を通る形で切断した断面図。 第二の実施形態の記録素子ユニットをXZ面で加圧部材を通る形で切断した断面図。 第三の実施形態の記録素子ユニットをXZ面で加圧部材を通る形で切断した断面図。 加圧部材が第二のプレートを貫通しかつ第一のプレートを押圧しながら単一の配線テープに覆われている形態を示す斜視図。 第四の実施形態の記録素子ユニットをXZ面で加圧部材を通る形で切断した断面図。 第五の実施形態の記録素子ユニットをXZ面で加圧部材を通る形で切断した断面図。 第六の実施形態の記録素子ユニットをXZ面で加圧部材を通る形で切断した断面図。 従来のインクジェット記録ヘッドを、斜め下方からみた分解斜視図。 インク供給ユニットと記録素子ユニットとの接合関係を示す分解斜視図。
符号の説明
101 第一のプレート
102 第二のプレート
103 電気配線テープ
104 加圧部材固定部
105 加圧部材
106 加圧部材の頭部
201 第一のプレート
202 第二のプレート
203 電気配線テープ
204 加圧部材
205 加圧部材ねじこみ部
206 加圧部材の頭部
301 第一のプレート
302 第二のプレート
303 電気配線テープ
304 加圧部材
305 加圧部材ねじこみ部
306 加圧部材の頭部
401 第一のプレート
402 第二のプレート
403 電気配線テープ
404 加圧部材
405 加圧部材ねじこみ部
406 封止剤
501 第一のプレート
502 第二のプレート
503 電気配線テープ
504 加圧部材固定部
505 加圧部材
506 加圧部材の頭部
601 第一のプレート
602 第二のプレート
603 電気配線テープ
604 加圧部材
605 加圧部材ネジこみ部
606 貫通穴の直径
607 ざぐり穴の直径
608 加圧部材の頭部
701 第一のプレート
702 第二のプレート
703 電気配線テープ
704 加圧部材
705 加圧部材ねじこみ部
706 貫通穴の直径
707 ざぐり穴の直径
708 加圧部材の頭部
801 第一のプレート
802 第二のプレート
803 電気配線テープ
804 加圧部材
805 加圧部材ねじこみ部
806 封止剤
807 貫通穴の直径
808 ざぐり穴の直径
901 第一の記録素子基板
902 第二の記録素子基板
903 第一のプレート
904 電気配線テープ
905 第二のプレート
906 タンクホルダー
907 流路形成部材
908 ジョイントシール
909 フィルター
910 シールゴム
911 インク供給部材
912 吐出口
913 インク供給口
914 外部信号入力端子
915 インク流路
916 加圧部材ねじこみ部
1001 記録素子ユニット
1002 インク供給ユニット
1003 加圧部材ネジ込み部
1004 加圧部材
1005 ジョイントシール
1006 第一のプレート
1007 加圧部材固定部

Claims (5)

  1. 液体を供給するための液体供給口が開口された第1のプレ−ト、
    前記液体を吐出する吐出口および該吐出口に前記液体を導く液体流路を形成する部材と、前記吐出口から該液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子とを具備しており、前記液体供給口から前記液体が導入されるように前記第1のプレートに取り付けられている記録素子基板、
    前記記録素子基板と電気的に接続する事により、前記記録液を吐出するための電気パルスを伝達する単一の配線テープ、
    前記記録素子基板を支持する第一のプレートと前記単一の配線テープを支持し、前記第一のプレートに支持される第二のプレートを含む記録素子ユニット、
    前記液体を貯留するタンクから供給される前記液体を前記液体供給口にいたる液体流路を形成する流路形成部材、
    前記流路形成部材を保持するインク供給部材と
    を含むインク供給ユニットと、前記記録素子ユニットとを加圧部材により接合する事によりなるインクジェト記録ヘッドにおいて、
    前記加圧部材は、前記配線テープで覆われている事を特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 液体を供給するための液体供給口が開口された第1のプレ−ト、
    前記液体を吐出する吐出口および該吐出口に前記液体を導く液体流路を形成する部材と、前記吐出口から該液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子とを具備しており、前記液体供給口から前記液体が導入されるように前記第1のプレートに取り付けられている記録素子基板、
    前記記録素子基板と電気的に接続する事により、前記記録液を吐出するための電気パルスを伝達する単一の配線テープ、
    前記記録素子基板を支持する第一のプレートと前記単一の配線テープを支持し、前記第一のプレートに支持される第二のプレートを含む記録素子ユニット、
    前記液体を貯留するタンクから供給される前記液体を前記液体供給口にいたる液体流路を形成する流路形成部材、
    前記流路形成部材を保持するインク供給部材と
    を含むインク供給ユニットと、前記記録素子ユニットとを加圧部材により接合する事によりなるインクジェト記録ヘッドにおいて、
    前記加圧部材は、前記第二のプレートで覆われている事を特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  3. 液体を供給するための液体供給口が開口された第1のプレ−ト、
    前記液体を吐出する吐出口および該吐出口に前記液体を導く液体流路を形成する部材と、前記吐出口から該液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子とを具備しており、前記液体供給口から前記液体が導入されるように前記第1のプレートに取り付けられている記録素子基板、
    前記記録素子基板と電気的に接続する事により、前記記録液を吐出するための電気パルスを伝達する単一の配線テープ、
    前記記録素子基板を支持する第一のプレートと前記単一の配線テープを支持し、前記第一のプレートに支持される第二のプレートを含む記録素子ユニット、
    前記液体を貯留するタンクから供給される前記液体を前記液体供給口にいたる液体流路を形成する流路形成部材、
    前記流路形成部材を保持するインク供給部材と
    を含むインク供給ユニットと、前記記録素子ユニットとを加圧部材により接合する事によりなるインクジェト記録ヘッドにおいて、
    前記第一のプレートは開口形状を有し、前記第二のプレートも開口形状を有し、前記加圧部材の一部は、前記第一プレートの開口部と前記第二プレートの開口部を貫通しかつ、前記加圧部材は、前記配線テープで覆われている事を特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  4. 液体を供給するための液体供給口が開口された第1のプレ−ト、
    前記液体を吐出する吐出口および該吐出口に前記液体を導く液体流路を形成する部材と、前記吐出口から該液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子とを具備しており、前記液体供給口から前記液体が導入されるように前記第1のプレートに取り付けられている記録素子基板、
    前記記録素子基板と電気的に接続する事により、前記記録液を吐出するための電気パルスを伝達する単一の配線テープ、
    前記記録素子基板を支持する第一のプレートと前記単一の配線テープを支持し、前記第一のプレートに支持される第二のプレートを含む記録素子ユニット、
    前記液体を貯留するタンクから供給される前記液体を前記液体供給口にいたる液体流路を形成する流路形成部材、
    前記流路形成部材を保持するインク供給部材と
    を含むインク供給ユニットと、前記記録素子ユニットとを加圧部材により接合する事によりなるインクジェト記録ヘッドにおいて、
    前記第一のプレートは開口形状を有し、前記加圧部材の一部は前記第一プレートの開口部を貫通しかつ、前記加圧部材は、前記第二のプレートで覆われている事を特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  5. 請求項1または、請求項3において、前記加圧部材と、前記配線テープとの間には封止剤が介在している事を特徴とするインクジェット記録ヘッド。
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