JP2006167953A - 再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置 - Google Patents

再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006167953A
JP2006167953A JP2004359782A JP2004359782A JP2006167953A JP 2006167953 A JP2006167953 A JP 2006167953A JP 2004359782 A JP2004359782 A JP 2004359782A JP 2004359782 A JP2004359782 A JP 2004359782A JP 2006167953 A JP2006167953 A JP 2006167953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
cylinder
thermocompression bonding
regeneration
bonding apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004359782A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Machida
孝久 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seiki Seisaku-sho Ltd
Original Assignee
Toyo Seiki Seisaku-sho Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seiki Seisaku-sho Ltd filed Critical Toyo Seiki Seisaku-sho Ltd
Priority to JP2004359782A priority Critical patent/JP2006167953A/ja
Publication of JP2006167953A publication Critical patent/JP2006167953A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract


【課題】 再生PETのように粉砕してフレーク状になった再生用熱可塑性合成樹脂をスティック状に成形して、メルトインデクサ等の測定装置の炉体への合成樹脂フレークの投入を容易にし、合成樹脂フレークが加水分解するのを防止することができる再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置を提供する。
【解決手段】 粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂を入れるシリンダー1と、該シリンダー1内を減圧する減圧機構3と、前記シリンダー1を前記熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱する加熱機構5と、前記シリンダー1内に入れた前記熱可塑性合成樹脂を加圧して熱圧着する加圧機構2と、熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を前記シリンダー内から取り出す取出機構4とから構成してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂を熱圧着する再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置に関する。
近年、ポリエチレンテレフタレート(PET)製のボトルのリサイクルが普及してきており、再生PETが大量に供給されるようになってきている。この再生PET等の熱可塑性合成樹脂の流動性や成形性などを評価するための基本的な試験項目として固有粘度(IV値)が使用されている。従来、この固有粘度を測定する方法として、ウベローデ粘度計による測定方法が一般的に用いられていた。
しかし、ウベローデ粘度計による測定方法は、操作方法が難しく、かなりの熟練を要するために、測定者によって測定値にばらつきが生じるのみならず、危険な薬品を使用していることから、最近では熱可塑性合成樹脂の粘度をメルトインデクサで測定し、この測定値をウベローデ粘度計による測定値に換算する方法が使用されるようになってきている。
しかし、再生PETのように粉砕してフレーク状になった再生用熱可塑性合成樹脂は、メルトインデクサで粘度を測定する際に、合成樹脂フレークをメルトインデクサの炉体に直接投入すると、合成樹脂フレークが炉体の壁面に張り付いて加水分解を生じ、物性が変化するために測定データが安定しないという課題があった。
そこで、本発明は、再生PETのように粉砕してフレーク状になった再生用熱可塑性合成樹脂をスティック状に成形して、メルトインデクサ等の測定装置の炉体への合成樹脂フレークの投入を容易にし、合成樹脂フレークが加水分解するのを防止することができる再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するために、粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂をシリンダー内に入れる樹脂投入手段と、前記シリンダー内を減圧する減圧手段と、前記シリンダー内を前記熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱する加熱手段と、加熱した前記熱可塑性合成樹脂を加圧して熱圧着する加圧手段と、熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を前記シリンダー内から取り出す取出手段とからなる再生用合成樹脂熱圧着方法を提供するものである。
また、本発明は、粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂を入れるシリンダーと、該シリンダー内を減圧する減圧機構と、前記シリンダーを前記熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱する加熱機構と、前記シリンダー内に入れた前記熱可塑性合成樹脂を加圧して熱圧着する加圧機構と、熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を前記シリンダー内から取り出す取出機構とからなる再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記加圧機構が、ロッドと、該ロッドの先端部に設けたピストンとからなる請求項2に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記減圧機構が、前記ロッドに沿って摺動可能に設けた蓋体と、該蓋体に設けた連通孔と、該連通孔を介して前記シリンダー内を減圧する真空ポンプとからなる請求項3に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記蓋体の前記シリンダーと当接する面にOリングを設けると共に、前記蓋体の前記ロッドと摺動する面にOリングを設けた請求項4に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記ピストンを前記ロッドより大径に形成した請求項3乃至5の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記取出機構が前記シリンダーの下部に着脱可能に設けた栓部材からなり、前記シリンダーの下部を開放し、前記加圧機構によって熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を押出すようにした請求項2乃至6の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記栓部材を押ネジ部材で前記シリンダーの下部に嵌入するように設けた請求項7に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記栓部材と押ネジ部材の間に断熱部材を設けた請求項8に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記加熱機構が前記シリンダーの上部と下部に設けた一対のヒータと一対の温度センサーとからなる請求項2乃至9の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記シリンダーの上部を漏斗状に形成した請求項2乃至10の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記シリンダーの上部外周に溝部を設けた請求項2乃至11の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
また、本発明は、前記再生用熱可塑性合成樹脂が加水分解性合成樹脂である請求項2乃至12の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置を提供するものである。
以上の通り、本発明に係る再生用合成樹脂熱圧着方法によれば、粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂をシリンダー内に入れる樹脂投入手段と、前記シリンダー内を減圧する減圧手段と、前記シリンダー内を前記熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱する加熱手段と、加熱した前記熱可塑性合成樹脂を加圧して熱圧着する加圧手段と、熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を前記シリンダー内から取り出す取出手段とからなる構成を有することにより、水分の少ない減圧下のシリンダー内において溶融温度以下で粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂を熱圧着するから、再生PETのように粉砕してフレーク状になった合成樹脂フレークも加水分解させることなくスティック状に成形することができ、メルトインデクサ等の測定装置の炉体への合成樹脂フレークの投入を容易にし、粘度特性等の測定時においても合成樹脂フレークが加水分解するのを防止することができる効果がある。
また、本発明に係る再生用合成樹脂熱圧着装置によれば、粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂を入れるシリンダーと、該シリンダー内を減圧する減圧機構と、前記シリンダーを前記熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱する加熱機構と、前記シリンダー内に入れた前記熱可塑性合成樹脂を加圧して熱圧着する加圧機構と、熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を前記シリンダー内から取り出す取出機構とからなる構成を有することにより、水分の少ない減圧下のシリンダー内において溶融温度以下で粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂を熱圧着するから、再生PETのように粉砕してフレーク状になった合成樹脂フレークも加水分解させることなくスティック状に成形することができ、メルトインデクサ等の測定装置の炉体への合成樹脂フレークの投入を容易にし、粘度特性等の測定時においても合成樹脂フレークが加水分解するのを防止することができる効果がある。
また、本発明は、前記加圧機構が、ロッドと、該ロッドの先端部に設けたピストンとからなる請求項2に記載の構成を有することにより、ロッドを駆動することによってピストンがシリンダー内を移動して熱可塑性合成樹脂を加圧することができる効果がある。
また、本発明は、前記減圧機構が、前記ロッドに沿って摺動可能に設けた蓋体と、該蓋体に設けた連通孔と、該連通孔を介して前記シリンダー内を減圧する真空ポンプとからなる請求項3に記載の構成を有することにより、蓋体をロッドに沿って摺動させて簡単にシリンダーの開閉操作をすることができ、蓋体の連通孔を介して真空ポンプでシリンダー内を減圧することができる効果がある。
また、本発明は、前記蓋体の前記シリンダーと当接する面にOリングを設けると共に、前記蓋体の前記ロッドと摺動する面にOリングを設けた請求項4に記載の構成を有することにより、シリンダー内の気密を保つことができる効果がある。
また、本発明は、前記ピストンを前記ロッドより大径に形成した請求項3乃至5の何れかに記載の構成を有することにより、ロッドを引くことによって大径のピストンが蓋体に当接して自動的に蓋体を開けることができる効果がある。
また、本発明は、前記取出機構が前記シリンダーの下部に着脱可能に設けた栓部材からなり、前記シリンダーの下部を開放し、前記加圧機構によって熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を押出すようにした請求項2乃至6の何れかに記載の構成を有することにより、加圧機構によって熱圧着した熱可塑性合成樹脂を押出すときにシリンダーの内壁に付着した合成樹脂も一緒に押出すことができる効果がある。
また、本発明は、前記栓部材を押ネジ部材で前記シリンダーの下部に嵌入するように設けた請求項7に記載の構成を有することにより、栓部材と押ネジ部材を別体に設けたから、シリンダー内の合成樹脂が栓部材に溶着しても押ネジ部材を外すことができ、加圧機構によって熱圧着した熱可塑性合成樹脂と共に栓部材を押出して取り外すことができる効果がある。
また、本発明は、前記栓部材と押ネジ部材の間に断熱部材を設けた請求項8に記載の構成を有することにより、押ネジ部材からシリンダーの外に熱が逃げるのを低減することができる効果がある。
また、本発明は、前記加熱機構が前記シリンダーの上部と下部に設けた一対のヒータと一対の温度センサーとからなる請求項2乃至9の何れかに記載の構成を有することにより、シリンダー内の温度を精密に調整することができる効果がある。
また、本発明は、前記シリンダーの上部を漏斗状に形成した請求項2乃至10の何れかに記載の構成を有することにより、シリンダー内への合成樹脂フレークの投入を迅速に行うことができ、合成樹脂フレークが長時間シリンダー内壁に接触して加水分解するのを防止することができる効果がある。
また、本発明は、前記シリンダーの上部外周に溝部を設けた請求項2乃至11の何れかに記載の構成を有することにより、熱を伝導し難い溝部によってシリンダーの上部から熱が逃げるのを低減することができる効果がある。
また、本発明は、前記再生用熱可塑性合成樹脂が加水分解性合成樹脂である請求項2乃至9の何れかに記載の構成を有することにより、加水分解し易い熱可塑性合成樹脂も熱圧着してスティック状に成形することができ、粘度特性等を測定するためにメルトインデクサ等の測定装置の炉体に投入する際に、合成樹脂フレークが炉体壁面に張り付いて加水分解を生じるのを防止することができる効果がある。
本発明の実施の形態を図示する実施例に基づいて説明する。
本発明に係る再生用合成樹脂熱圧着装置は、粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂を入れるシリンダー1と、該シリンダー1内を減圧する減圧機構3と、前記シリンダー1を前記熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱する加熱機構5と、前記シリンダー1内に入れた前記熱可塑性合成樹脂を加圧して熱圧着する加圧機構2と、熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を前記シリンダー内から取り出す取出機構4とから構成してある。
図1に示す実施例において、シリンダー1は、円筒状を成し、上部を漏斗状に形成して投入部11を設け、粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂(以下、合成樹脂フレークと言う。)をシリンダー1内に投入し易くしてある。また、シリンダー1の下部には開口部を設け、合成樹脂フレークを熱圧着してスティック状に成形した合成樹脂スティックを下側から取り出すことができるように構成してある。また、シリンダー1の上部外周には、溝部12を設けてあり、加熱機構5により加熱した熱をシリンダー1の上部に伝わり難くして、シリンダー1の上部から熱が逃げるのを低減してある。
熱可塑性合成樹脂の粘度特性等を測定するメルトインデクサの炉体内径が9.55mmであるから、メルトインデクサの炉体に入れることができる最大径に合成樹脂スティックを成形し、合成樹脂スティックの長さを短くして温度管理を容易に行うことができるように、シリンダー1の内径は9.0mm〜9.6mmに形成してあることが好ましい。
図示の実施例では、シリンダー1の内径は、メルトインデクサの炉体内径と同じ9.55mmに形成してある。
図1に示す実施例において、加圧機構2は、ロッド21と、このロッド21の先端部に設けたピストン22とから構成してある。図2に示すように、ロッド21は、チャック24を介してエアーシリンダー23に接続してあり、エアーシリンダー23によって上下方向に駆動され、ピストン22がシリンダー1内を上下動して合成樹脂フレークを加圧することができるようにしてある。
また、ピストン22は、ロッド21より大径に形成してあり、エアーシリンダー23でロッド21を引くことによって大径のピストン22の上端外周部が蓋体31の下面に当接して蓋体31を引き上げ、自動的に蓋体31を開けることができるようにしてある。
図1に示す実施例において、減圧機構3は、ロッド21に沿って摺動可能に設けた蓋体31と、この蓋体31に設けた連通孔32と、この連通孔32を介してシリンダー1内を減圧する真空ポンプ(図示しない)とから構成してある。図1中の33は、真空ポンプを接続する脱気口である。
また、蓋体31の下面のシリンダー1上面と当接する箇所には、Oリング34を設けてあると共に、蓋体31のロッド21と摺動する面には、Oリング35を設けてあり、シリンダー1内の気密を保つことができるようにしてある。
取出機構4は、シリンダー1の下部に着脱可能に設けた栓部材41と押ネジ部材42とから構成してあり、熱圧着した合成樹脂スティックの取出時には、栓部材41を取り外してシリンダー1の下部を開放し、加圧機構2のピストン22によって合成樹脂スティックを押出すことができるようにしてある。
図1に示す実施例において、栓部材41は、円柱状の嵌入部41aと鍔部41bとからなり、押ネジ部材42をシリンダー1の下部に設けたネジ部13にねじ込むことにより、栓部材41の鍔部41bを押圧して嵌入部41aをシリンダー1の下部に嵌入することができるようにしてある。また、栓部材41と押ネジ部材42の間には、断熱部材43を設けて下部からの放熱を低減してあると共に、栓部材41の鍔部41bの上面には、Oリング44を設けてシリンダー1内の気密を保つことができるようにしてある。
図1に示す実施例において、加熱機構5は、シリンダー1の上部と下部に設けた一対のヒータ51と一対の温度センサー52と、シリンダー1の外周に設けた断熱材53とから構成してある。加熱機構5は、シリンダー1内を熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱するようにしてあり、例えば、再生PET(溶融温度255℃)を熱圧着する場合は、シリンダー1内の温度が240℃前後になるように制御することが好ましい。
図2において、6は操作パネルであり、減圧機構3と加熱機構5と加圧機構2を操作することができるように構成してある。また、操作パネル6には加熱機構5の制御機能を備えてあり、上下の温度センサー52が測定したシリンダー1内の温度と設定温度を比較して上下のヒータ51を独立して制御することができるようにしてある。
また、25はエアーレギュレータであり、エアーシリンダー23にかける空気圧を調節することができるようにしてある。
次に、本発明に係る再生用合成樹脂熱圧着装置の作用について説明する。
本装置を使用した再生用合成樹脂熱圧着方法は、粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂をシリンダー1内に入れる樹脂投入手段と、前記シリンダー1内を減圧する減圧手段と、前記シリンダー1内を前記熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱する加熱手段と、加熱した前記熱可塑性合成樹脂を加圧して熱圧着する加圧手段と、熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を前記シリンダー内から取り出す取出手段とからなる。
図2乃至図4に示す実施例では、再生用熱可塑性合成樹脂として再生PET樹脂を使用している。
再生PET樹脂の投入手段は、図2に示すように、シリンダー1の下部に栓部材41と押ネジ部材42を装着し、シリンダー1の上部はピストン22を上昇させて開口してある。加熱手段により、シリンダー1内を240℃に加熱し、予め乾燥機で乾燥させた再生PET樹脂Pのフレークを投入部11からシリンダー1内に所定量だけ投入する。
次に、減圧手段は、図3に示すように、エアーシリンダー23によりピストン22をシリンダー1内に下降させると共に、減圧機構3をシリンダー1の上面に接するまで下降させ、真空ポンプを作動させてシリンダー1内を減圧するようにしてある。減圧機構3は、シリンダー1内が減圧されると、外部の大気圧によってシリンダー1の上面に圧着され、シリンダー1内の気密を保つことができるようにしてある。実施例の場合、シリンダー1内は5kPaに減圧してある。シリンダー1内を高真空にすると合成樹脂フレーク内の添加物が放出されて粘度特性が変わることから、シリンダー1内は1〜10kPaに減圧することが好ましい。
次に、加圧手段は、エアーレギュレータ25を調節してエアーシリンダー1に所定の空気圧をかけ、ピストン22によってPET樹脂Pを加圧するようにしてある。実施例では、ピストン22に42MPaの圧力を加え、2分間加圧するようにしてある。加圧時間は、1分30秒以下ではPET樹脂スティックが崩壊し易く、3分以上ではPET樹脂が加水分解する恐れがあることから、PET樹脂においては1分30秒〜3分の加圧時間が好ましい。
加圧時間経過後、図4に示すように、取出手段により、真空ポンプを停止しピストン22を一旦上昇させて押ネジ部材42を外し、再度ピストン22を下降させてPET樹脂Pのスティックを押し出すようにしてある。
なお、再生用熱可塑性合成樹脂は、実施例のPET樹脂に限られず、ポリアミド(PA)やポリブチレンテレフタレート(PBT)のように他の加水分解性合成樹脂を使用することも可能である。
本発明再生用合成樹脂熱圧着装置の一実施例を示す一部縦断正面図。 その一実施例の使用状態を示す一部縦断正面図。 その一実施例の使用状態を示す一部縦断正面図。 その一実施例の使用状態を示す一部縦断正面図。
符号の説明
1 シリンダー
2 加圧機構
3 減圧機構
4 取出機構
5 加熱機構
6 操作パネル
11 投入部
12 溝部
13 ネジ部
21 ロッド
22 ピストン
23 エアーシリンダー
24 チャック
25 エアーレギュレータ
31 蓋体
32 連通孔
33 脱気口
34,35 Oリング
41 栓部材
41a 嵌入部
41b 鍔部
42 押ネジ部材
43 断熱部材
44 Oリング
51 ヒータ
52 温度センサー
53 断熱材
P PET樹脂

Claims (13)

  1. 粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂をシリンダー内に入れる樹脂投入手段と、前記シリンダー内を減圧する減圧手段と、前記シリンダー内を前記熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱する加熱手段と、加熱した前記熱可塑性合成樹脂を加圧して熱圧着する加圧手段と、熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を前記シリンダー内から取り出す取出手段とからなる再生用合成樹脂熱圧着方法。
  2. 粉砕した再生用熱可塑性合成樹脂を入れるシリンダーと、該シリンダー内を減圧する減圧機構と、前記シリンダーを前記熱可塑性合成樹脂の溶融温度以下で熱圧着可能な温度以上に加熱する加熱機構と、前記シリンダー内に入れた前記熱可塑性合成樹脂を加圧して熱圧着する加圧機構と、熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を前記シリンダー内から取り出す取出機構とからなる再生用合成樹脂熱圧着装置。
  3. 前記加圧機構が、ロッドと、該ロッドの先端部に設けたピストンとからなる請求項2に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  4. 前記減圧機構が、前記ロッドに沿って摺動可能に設けた蓋体と、該蓋体に設けた連通孔と、該連通孔を介して前記シリンダー内を減圧する真空ポンプとからなる請求項3に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  5. 前記蓋体の前記シリンダーと当接する面にOリングを設けると共に、前記蓋体の前記ロッドと摺動する面にOリングを設けた請求項4に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  6. 前記ピストンを前記ロッドより大径に形成した請求項3乃至5の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  7. 前記取出機構が前記シリンダーの下部に着脱可能に設けた栓部材からなり、前記シリンダーの下部を開放し、前記加圧機構によって熱圧着した前記熱可塑性合成樹脂を押出すようにした請求項2乃至6の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  8. 前記栓部材を押ネジ部材で前記シリンダーの下部に嵌入するように設けた請求項7に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  9. 前記栓部材と押ネジ部材の間に断熱部材を設けた請求項8に記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  10. 前記加熱機構が前記シリンダーの上部と下部に設けた一対のヒータと一対の温度センサーとからなる請求項2乃至9の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  11. 前記シリンダーの上部を漏斗状に形成した請求項2乃至10の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  12. 前記シリンダーの上部外周に溝部を設けた請求項2乃至11の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
  13. 前記再生用熱可塑性合成樹脂が加水分解性合成樹脂である請求項2乃至12の何れかに記載の再生用合成樹脂熱圧着装置。
JP2004359782A 2004-12-13 2004-12-13 再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置 Pending JP2006167953A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004359782A JP2006167953A (ja) 2004-12-13 2004-12-13 再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004359782A JP2006167953A (ja) 2004-12-13 2004-12-13 再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006167953A true JP2006167953A (ja) 2006-06-29

Family

ID=36669211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004359782A Pending JP2006167953A (ja) 2004-12-13 2004-12-13 再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006167953A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066992A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Tadataka Watanabe 溶融成形装置
JP2011122965A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Toyo Seiki Seisakusho:Kk 樹脂溶融装置の試料供給カートリッジ
CN105067658A (zh) * 2015-08-12 2015-11-18 上海天洋热熔粘接材料股份有限公司 一种评价热熔胶熔融速率的方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4812058B1 (ja) * 1968-08-13 1973-04-18
JPS5375264A (en) * 1976-12-17 1978-07-04 Hitachi Ltd Tpblet compressing machine
JPS597009A (ja) * 1982-07-03 1984-01-14 Toshiba Corp 高密度タブレツトおよびそれを使用した半導体樹脂封止方法
JPS62261405A (ja) * 1986-05-07 1987-11-13 Mitsubishi Electric Corp タブレツトの製造方法
JPH0410913A (ja) * 1990-04-27 1992-01-16 Kuji Kohaku Kk 再生琥珀の製造方法及び製造装置
JPH0780832A (ja) * 1993-09-16 1995-03-28 Shinajii Mie:Kk 樹脂タブレット排出案内方法および樹脂タブレット排出案内装置
JP2001341128A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Mitsui Mining Co Ltd 有機固形物質の成型方法、その成型装置、及びその成型体
JP2003183486A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Yamagata Univ Research Institute 再生pet樹脂組成物

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4812058B1 (ja) * 1968-08-13 1973-04-18
JPS5375264A (en) * 1976-12-17 1978-07-04 Hitachi Ltd Tpblet compressing machine
JPS597009A (ja) * 1982-07-03 1984-01-14 Toshiba Corp 高密度タブレツトおよびそれを使用した半導体樹脂封止方法
JPS62261405A (ja) * 1986-05-07 1987-11-13 Mitsubishi Electric Corp タブレツトの製造方法
JPH0410913A (ja) * 1990-04-27 1992-01-16 Kuji Kohaku Kk 再生琥珀の製造方法及び製造装置
JPH0780832A (ja) * 1993-09-16 1995-03-28 Shinajii Mie:Kk 樹脂タブレット排出案内方法および樹脂タブレット排出案内装置
JP2001341128A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Mitsui Mining Co Ltd 有機固形物質の成型方法、その成型装置、及びその成型体
JP2003183486A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Yamagata Univ Research Institute 再生pet樹脂組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066992A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Tadataka Watanabe 溶融成形装置
JP2011122965A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Toyo Seiki Seisakusho:Kk 樹脂溶融装置の試料供給カートリッジ
CN105067658A (zh) * 2015-08-12 2015-11-18 上海天洋热熔粘接材料股份有限公司 一种评价热熔胶熔融速率的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7794226B2 (en) Injection molding device
US20200238638A1 (en) Production method for fiber-reinforced resin molded object
KR100666973B1 (ko) 사출 주형 배치식 공정 제어 및 데이터 획득 장치
US20100107569A1 (en) Plastic tube sealing and test system
ES2096911T3 (es) Procedimiento de reciclado para espuma rigida de poliuretano.
CN104428652B (zh) 样品封装系统和方法
JP2006167953A (ja) 再生用合成樹脂熱圧着方法及びその装置
CN103497519A (zh) 一种用于超高压复合绝缘子注射成型硫化的硅橡胶及其制备方法
CN104418278A (zh) 用于利用对驱动转矩的控制来排空容器的装置和方法
CA2534014A1 (en) A vessel and system for curing a repair to a component made from composite materials
MX2022006559A (es) Metodo de moldeo de un contenedor en un neumatico.
WO2008101468A3 (de) Verfahren und vorrichting zur blasformung von behältern
KR20090010438A (ko) 사출성형용 금형 및 사출성형 방법
CN108327209B (zh) 一种注塑机保压系统及注塑机
CN108883562B (zh) 利用液体吹塑成形的容器制造方法
WO2004043670B1 (en) Pressure and temperature guidance in an in-mold coating process
CN205759024U (zh) 脱细胞血管交联装置
US9877396B2 (en) Method for producing a receptacle for a sensor element
JP3099300U (ja) トランスファ成形機のトランスファシリンダとトランスファプランジャの組合せ装置
CN207102956U (zh) 一种用于压电喷射阀的胶筒预加热装置
JP2006167609A (ja) 真空装置
US20080248153A1 (en) Valve device of injection molding device
US20060231976A1 (en) Method for filling a blank into a mold
CN109795137A (zh) 用于在树脂材料工件的模制中固定加强纤维的方法及装置
KR20200043072A (ko) 래들의 노즐부 가열장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100909

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110106