JP2006167666A - 排ガストラップ装置および排ガストラップ方法 - Google Patents

排ガストラップ装置および排ガストラップ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体素子の製造工程において生じる排ガスを効率よく冷却することができ、メンテナンス周期を長くすることにより、設備の稼動率の低下を防止することができる。
【解決手段】 半導体素子の製造工程において発生する排ガスがトラップ本体部11に供給されると、トラップ本体部11に不活性ガス供給手段40から不活性ガスが供給されて、トラップ本体部11の内部を通流する排ガスが冷却される。トラップ本体部11は、一方の端部に、排ガスをトラップ本体部11の内部に流入させる排ガス流入口部12と、不活性ガスをトラップ本体部の内部に流入させる不活性ガス流入口部13とが設けられており、他方の端部に、トラップ本体の内部を通流した排ガスおよび不活性ガスを流出させる流出口部14が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体ウェハーを用いた半導体素子の製造設備、あるいは、TFT液晶表示装置、プラズマ表示装置、EL表示装置等に設けられる半導体素子の製造設備において、半導体素子の製造工程において発生する排ガスを冷却して反応副生成物を捕集する排ガストラップ装置および排ガストラップ方法に関する。
半導体ウェハーを使用した半導体素子の製造設備、TFT液晶表示装置等の表示装置における半導体素子の製造設備では、通常、半導体素子の製造工程において各種の材料ガスが使用され、半導体ウェハー内、マザーガラス基板上に半導体素子が形成されるようになっている。半導体素子の製造工程において発生する排ガスには、有害成分が含まれているおそれがあるために、排ガスを除害設備において清浄化する必要がある。
図6は、半導体素子製造設備の概略構成を示すブロック図である。図6に示す半導体素子製造設備は、例えば、TFT液晶表示装置におけるマザーガラスに多数の半導体素子であるTFTを製造する設備であり、マザーガラス基板に多数のTFTを製造するためのCVDチャンバー31が設けられている。このCVDチャンバー31には、開閉バルブ32を介して真空ポンプ33が接続されており、また、真空ポンプ33には、開閉バルブ34を介して排ガストラップ装置20が接続されている。排ガストラップ装置20には、開閉バルブ36および配管37を介して、排ガスにおける有害成分を除去するための除害設備36が接続されている。
CVDチャンバー31内では、200〜300℃程度、あるいは300〜400℃程度の高温になった各種材料ガスによって半導体ウェハ上、マザーガラス基板上等に半導体層が堆積される。半導体層の堆積が終了すると、開閉バルブ32、34、36がそれぞれ開放されて、真空ポンプ33が駆動されることによって、CVDチャンバー31の内部に残留する材料ガス(排ガス)が吸引される。排ガスには、未反応の反応性ガスが含まれており、反応性ガスを含む排ガスが、排ガストラップ装置20および配管37を介して、除害設備38に供給される。そして、除害設備38によって有害成分が除去される。
近年、半導体ウェハーの大口径化、表示装置の製造に使用されるマザーガラスの大型化に伴い、CVDチャンバー31内における材料ガスの使用量が増加しており、除害設備38において処理する排ガス量も増加している。排ガス量の増加に伴って、除害設備38も大型になっており、その結果、大型の除害設備36は、CVDチャンバー31から離れた屋外等の場所に設置されるようになっている。これにより、排ガスを除害設備38に供給するための配管37を長く形成する必要がある。
このような長い配管37内を高温の排ガスが流れると、配管37内を通流する間に排ガスが冷却され、排ガスに含まれる未反応ガスが反応して副生成物を生じ、この反応副生成物が配管37の内部に付着するおそれがある。排ガス量が増加している近年、配管37の内部に多量の反応副生成物が付着すると、配管37が閉塞するおそれがあり、配管37が閉塞することにより、半導体製造設備を稼動させることができなくなるという問題がある。また、配管37自体が長くなっていることにより、メンテナンス作業が容易でなく、配管37の内部に付着した反応副生成物を除去するために長時間を要するという問題もある。
このような配管37の閉塞を防止するためには、配管37内を流れる排ガスが冷却されないように保温あるいは加熱することが考えられる。しかしながら、前述したように、配管37が長く形成されているために、長い配管37の全体に対して保温あるいは加熱手段を設けることは容易ではなく、また、経済性が損なわれるおそれがある。
このために、図6に示すように、配管37に供給される排ガスを、排ガストラップ装置20によって冷却して反応副生成物を捕集する構成が採用されている。
図7は、従来の排ガストラップ装置20の構成を示す概略図である。この排ガストラップ装置20は、円筒状に形成されたトラップ本体部21と、このトラップ本体部21内に配置された冷却用配管22とを備えている。トラップ本体部21は垂直状態で配置されており、トラップ本体部21の下端部には、排ガスが流入する流入口部21aが外側に向かって突出するように設けられている。また、トラップ本体部21の上端面の中央部には、トラップ本体部21の内部を通流した排ガスが流出する流出口部21bが上方に向かって突出するように設けられている。この流出口部21bは、図6に示すように、開閉バルブ36を介して配管37に接続されている。
トラップ本体部21内に配置された冷却用配管22は、トラップ本体部21内において上下方向に沿った螺旋状に形成されており、螺旋状の上側に位置する配管部分および下側に位置する配管部分が、トラップ本体部21の周面をそれぞれ貫通して外部に延出している。冷却用配管22内には、上側の配管部分から冷却水が供給されて、トラップ本体部21の螺旋状部分の内部を流れた後に、下側の配管部分からトラップ本体部21の外部に排出される。
このような排ガストラップ装置20では、トラップ本体部21の下部の流入口部21aからトラップ本体部21内に流入した排ガスは、トラップ本体部21の内部を上方に向かって通流して、上部の流出口部21bから開閉バルブ36を介して配管37に供給される。この場合、トラップ本体部21内に設けられた冷却用配管22の螺旋状部分には、冷却水が上側から下側に向かって流れている。従って、トラップ本体部21内を下側から上側に向かって流れる排ガスが、冷却水によって冷却された冷却用配管22によって冷却され、排ガスに含まれる未反応の反応性ガス等が固体化されて反応副生成物としてトラップ本体部21内に捕集される。その結果、トラップ本体部21から配管37に供給される排ガスが配管37の内部において冷却されることにより反応副生成物量が減少し、配管37が閉塞することを防止することができる。
また、特開2000−262841号公報には、このような排ガストラップ装置20において、トラップ本体部21内に捕集された反応副生成物を除去する際に、トラップ本体部21内の排ガスをNガスによってパージする構成が開示されている。
特開2000−262841号公報
排ガストラップ装置20は、CVDチャンバー31から供給される高温の排ガスを効率よく常温にまで冷却する必要がある。排ガストラップ装置20による冷却効果が不十分な場合には、後段の配管37の内部に反応副生成物が付着して、排気抵抗が増加し、最終的には配管37が閉塞するおそれがある。このように、排ガストラップ装置20による冷却能力の低下が、配管37の閉塞に繋がるために、後段の配管37のメンテナンス周期を長くする必要がある。このためには、排ガストラップ装置20は、常に高い冷却能力を維持して、反応副生成物を常に効率よく捕集する必要がある。
しかしながら、図7に示す排ガストラップ装置20および特許文献1に開示された排ガストラップ装置では、トラップ本体部21内に配置された冷却用配管22に排ガスが接触することによって、排ガスを冷却して反応副生成物を形成しているために、処理の開始当初は、排ガスを効率よく冷却することができるものの、冷却用配管22に反応副生成物が付着すると、排ガスの冷却効率が著しく低下することになる。冷却効率が低下すると、トラップ本体部21内の反応副生成物の除去等のメンテナンスが必要になるが、冷却用配管22の全体に反応副生成物が付着することによって冷却効率が低下するために、頻繁に冷却用配管22に付着した反応副生成物を除去する必要がある。
前記特許文献1に記載された排ガストラップ装置では、メンテナンスに際して、トラップ装置の内部をNガスパージによって大気圧に戻すようになっているが、排ガスの冷却自体は、冷却水によって実施されており、やはり、冷却用配管に付着した反応副生成物を頻繁に除去する必要がある。
このように、従来の排ガストラップ装置では、冷却水によって排ガスを冷却する構成であるために、後段の配管37の閉塞を防止するためには、頻繁にメンテナンスを実施する必要があり、メンテナンス周期が非常に短くなり、半導体素子の製造設備自体の稼働率が低下する大きな要因になっている。
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的は、排ガスを効率よく冷却することができて、メンテナンス周期を長くすることにより、半導体素子の製造設備の稼動率の低下を防止することができる排ガストラップ装置および排ガストラップ方法を提供することにある。
本発明の排ガストラップ装置は、半導体素子の製造工程において発生する排ガスが内部を通流した後に排出されるようになったトラップ本体部と、該トラップ本体部内を通流する排ガスを冷却するように、該トラップ本体部の内部を排ガスが通流している間に、該トラップ本体部内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、を具備する。
前記トラップ本体部は、一方の端部に、前記排ガスを該トラップ本体部の内部に流入させる排ガス流入口部と、前記不活性ガスを該トラップ本体部の内部に流入させる不活性ガス流入口部とが設けられており、他方の端部に、該トラップ本体の内部を通流した排ガスおよび不活性ガスを流出させる流出口部が設けられていてもよい。
前記トラップ本体部は、円筒状に形成されており、該トラップ本体の内部が、開口部を有する隔壁部によって、該開口部によって相互に連通する下部空間と上部空間とに分割されており、該下部空間に前記排ガス流入口部および前記不活性ガス流入口部が連通し、該上部空間に前記ガス流出口部が連通していてもよい。
前記トラップ本体部の前記上部空間には、前記排ガスの冷却によって生じる反応副生成物を捕集する捕集機構が設けられていてもよい。
前記捕集機構は、前記トラップ本体部の前記上部空間に流入した排ガスおよび不活性ガスを該トラップ本体部の外周部から内周部にかけて渦巻き状に通流させる流路が形成されていてもよい。
前記捕集機構の前記流路内には、該流路に沿ってメッシュ部材が配置されていてもよい。
前記トラップ本体部の前記下部空間には、該下部空間内に流入した排ガスを冷却水によって冷却する冷却機構が設けられていてもよい。
前記不活性ガス供給手段には、前記不活性ガスを常温以下に冷却する熱交換器が設けられていてもよい。
本発明の排ガストラップ方法は、半導体素子の製造工程において発生する排ガスを不活性ガスによって冷却して、該排ガスの冷却によって生じる反応副生成物を捕集することを特徴とする。
本発明の排ガストラップ装置では、半導体素子の製造工程において発生する排ガスを不活性ガスによって効率よく冷却することができ、しかも、不活性ガスによって冷却される排ガスから生じる反応副生成物は、粉体状になっているために、効率よく捕集することができる。その結果、反応副生成物の捕集のためのメンテナンス作業を頻繁に実施する必要がなく、メンテナンス作業の周期を長期化することができ、従って、半導体素子の製造設備における稼働率が低下することを防止することができる。
図1(a)は、本発明の排ガストラップ装置の概略構成を示す斜視図、図1(b)は、図1(a)におけるA−A線に沿った断面図である。この排ガストラップ装置10は、図6に示す半導体素子の製造設備において、真空ポンプ33に対して開閉パルプ34を介して接続されるとともに、除害設備38に接続された配管37に対して、開閉パルプ36を介して接続されている。排ガストラップ装置10は、垂直状態で配置される円筒状のトラップ本体部11を有しており、トラップ本体部11の下端面は閉鎖されている。
トラップ本体部11の周面における下端部には、CVDチャンバー31内において半導体素子の製造工程にて発生した排ガスをトラップ本体10の内部に流入させるための排ガス流入口部12がトラップ本体部11の周面から外方に水平状態で突出するように設けられている。排ガス流入口部12は、半導体素子製造設備における真空ポンプ33に対して、開閉バルブ34を介して接続されており、この排ガス流入口部12には、真空ポンプ33にて吸引されるCVDチャンバー31内の排ガスが、開閉バルブ34を介して供給される。
トラップ本体部11の周面における排ガス流入口部12の上側には、不活性ガスをトラップ本体部11の内部に流入させるための不活性ガス流入口部13が設けられている。不活性ガス流入口部13は、排ガス流入口部12と同様に、トラップ本体部11の周面から外方に水平状態で突出するように形成されている。不活性ガス流入口部13には、加熱されていない常温(20〜25℃程度)のN、Ar等の不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段40が接続されており、この不活性ガス供給手段40から供給される不活性ガスが不活性ガス流入口部13からトラップ本体部11の内部に流入する。不活性ガス供給手段40は、トラップ本体部11に供給される排ガスの流量の20〜30倍程度の流量で、トラップ本体部11に不活性ガスを供給するようになっている。
トラップ本体部11の上端面における中心部には、トラップ本体部11内に流入した排ガスおよび不活性ガスを、開閉バルブ36および配管37を介して除害設備38に供給するガス流出口部14が設けられている。ガス流出口部14は、トラップ本体部11内の排ガスおよび不活性ガスがトラップ本体部11から容易に流出するように、下側になるにつれて口径が大きくなった円錐台形状に形成されている。
トラップ本体部11における上下方向の中央部に対して下方寄りの位置には、トラップ本体部11の内部を上下方向に二分する隔壁部15が水平状態で設けられており、この隔壁部15によって、トラップ本体部11の内部が上部空間と、この上部空間よりも小さな容積の下部空間とに分割されている。
隔壁部15とトラップ本体部11の下端面との間の下部空間には、垂直状態になった仕切り板16が設けられている。この仕切り板16は、排ガス流入口部12および不活性ガス流入口部13が設けられたトラップ本体部10の周面部分に近接した内周面部分から、トラップ本体部10の半径方向に沿って垂直状態で延出しており、トラップ本体部11の軸心部を越えた位置にまで達している。従って、仕切り板16は、トラップ本体部11の下部空間を、排ガス流入口部12および不活性ガス流入口部13に連通する断面半円形状の流入側空間と、この流入側空間に連通する断面半円形状の流出側空間とに二等分している。
トラップ本体部11の周面に設けられた排ガス流入口部12および不活性ガス流入口部13から流入する排ガスおよび冷却用の不活性ガスは、この仕切り板16によってトラップ本体部11の半径方向に沿って案内されるとともに、流入側空間を囲むトラップ本体部11の内周面によって円弧状に案内されて、仕切り板16が設けられていない流入側空間と流出側空間との連通部から流出側空間に流動する。従って、この下部空間では、排ガス流入口部12から流入する排ガスが不活性ガス流入口部13から流入する不活性ガスによって効率よく冷却される冷却空間になっている。
隔壁部15には、トラップ本体部11の下部空間における流出側空間と上部空間とを連通する開口部15aが設けられており、下部空間における流出側空間内に流動した排ガスおよび冷却用の不活性ガスは、隔壁部15に設けられた開口部15aを通って、上部空間内に流入し、トラップ本体部11の上端面に設けられたガス流出口部14を通って外部に排出される。上部空間内に不活性ガスとともに流入した排ガスには、不活性ガスによって冷却されることによって生じる粉体状の反応副生成物が含まれており、この粉体状の反応副生成物が上部空間内において自重によって落下することによって、隔壁部15上に捕集される。
このような構成の排ガストラップ装置10では、CVDチャンバー31の内部に残留する高温の排ガスが、真空ポンプ33によって吸引されて、排ガス流入口部12に供給されると、この排ガス流入口部12からトラップ本体部11の下部空間内に導入される。このとき、トラップ本体部11の下部に設けられた不活性ガス流入口部13には、不活性ガス供給手段40から不活性ガスが供給されており、この不活性ガスがトラップ本体部11の下部空間内に導入される。そして、トラップ本体部11内部に導入された排ガスは、トラップ本体部11内部に導入された不活性ガスとともに、流入側空間から流出側空間内に流動し、流出側空間から、隔壁部15に設けられた開口部15aを通って、上部空間内に流入する。そして、排ガスおよび不活性ガスは、トラップ本体部11の上部空間を上方に通流して、上端面のガス流出口部14から排出される。
この場合、トラップ本体部11の内部に流入した高温の排ガスは、トラップ本体部11の下部空間を通過する間に、トラップ本体部11の内部に供給される常温の不活性ガスに接触することによって冷却され、排ガスに含まれる未反応ガスが、反応副生成物として固体化される。そして、固体化された反応副生成物は、隔壁部15上の上部空間内を下方から上方に向かって通流する間に、自重によって落下し、隔壁部15上に捕集される。
このように、本発明の排ガストラップ装置10は、トラップ本体部11の内部が、隔壁部15によって、上部空間と、この上部空間よりも容積が小さな下部空間とに分割されており、しかも、下部空間は、仕切り板16によって、流入側空間と流出側空間とに分割されているために、トラップ本体部11の内部における排ガスおよび冷却用の不活性ガスが通流する流路が長く形成されている。従って、高温の排ガスは、トラップ本体部11の内部を通流する間に、不活性ガスと確実に接触し、不活性ガスによって確実に冷却される。
このように、本発明の排ガストラップ装置10は、常温の不活性ガスによって、高温の排ガスを確実に冷却することができ、排ガスに含まれる未反応ガスを粉体状の反応副生成物とすることができる。また、トラップ本体部11の内部に供給される排ガスに対して、トラップ本体部11に供給される不活性ガスを、直接、接触させて冷却しているために、供給される排ガスに対する冷却効率が経時的に低下するおそれがなく、常時、一定の効率で排ガスを冷却することができる。さらに、粉体状の反応副生成物は、トラップ本体部10の上部空間内を下方から上方に向かって通流する間に自重によって落下して隔壁部15上に捕集されることから、隔壁部15上に捕集された反応副生成物を容易に回収することができる。また、隔壁部15上に捕集される反応副生成物は多量に蓄積されない限り、排ガスおよび不活性ガスの通流を妨げるおそれがないために、反応副生成物の回収作業を頻繁に実施する必要がない。その結果、後段の配管37において、反応副生成物が固定化して配管37内周面に付着することを確実に防止することができる。
図5は、図1に示す本発明の排ガストラップ装置によって捕集された単位時間当りの反応副生成物の量を示す。比較のために、図7に示す排ガストラップ装置によって捕集された単位時間当りの反応副生成物の量を示す。図7に示す排ガストラップ装置による単位時間当たりの反応副生成物の捕集量は1.5kg程度であったが、本発明の排ガストラップ装置によって、単位時間当たり2.2kg程度の反応副生成物を捕集することができ、しかも、このような多量の反応副生成物は、頻繁に回収する必要がない。
なお、トラップ本体部11の上部空間内に、金属、樹脂等の材料によって構成されるメッシュ部材を配置して、このメッシュ部材によって、反応副生成物を付着させるようにしてもよい。この場合、シート状のメッシュ部材を、トラップ本体部11の上部空間に垂直状態で配置する構成、シート状のメッシュ部材を円筒状あるいは渦巻き状に巻回した状態でトラップ本体部11の上部空間に垂直状態で配置する構成等とすることができる。このようなメッシュ部材を設けることによって、反応副生成物をさらに効率よく捕集することができる。
さらに、図2(a)および図2(b)に示すように、トラップ本体部11の下部空間に、冷却水が通流される冷却水用配管19を配置するようにしてもよい。この場合、冷却水用配管19は、トラップ本体部11の下部空間の内部において水平方向に沿った螺旋状に形成されており、螺旋状の各端部にそれぞれ連続する配管部分が、トラップ本体部11の下部空間を形成する周面をそれぞれ貫通して外部に延出している。冷却用配管19内には、一方の端部から冷却水が供給されて、トラップ本体部11の下部空間内の螺旋所部分を通流した後に、他方の配管部分からトラップ本体部11の外部に排出される。このような冷却水による冷却機構を設けることにより、より一層効率よく排ガスを冷却することができる。
なお、不活性ガス供給手段40に、不活性ガスを、5〜6℃程度になるように冷却する熱交換器を設けて、5〜6℃程度にまで冷却された不活性ガスをトラップ本体部11に供給するようにしてもよい。これにより、さらに一層効率よく排ガスを冷却することができる。
図3(a)は、本発明の排ガストラップ装置10の他の例を示す概略構成図、図3(b)は、図3(a)のB−B線における断面図、図3(c)は、図3(a)のC−C線における断面図である。この排ガストラップ装置10では、トラップ本体部11における下部空間の容積を、図1に示す排ガストラップ装置10のトラップ本体部11における下部空間の容積よりも小さくなるように、開口部15aが設けられた隔壁部15を配置している。さらに、トラップ本体部11の上部に、水平状態になった第2隔壁部17を配置して、隔壁部15と、第2隔壁部17との間に中央部空間を形成するとともに、第2隔壁部17とトラップ本体部11の上端面との間に上端部空間を形成している。そして、中央部空間内に、反応副生成物を捕集するための捕集機構18が設けられている。この捕集機構18は、隔壁部15の開口部から中央部空間内に流入する排ガスおよび冷却用の不活性ガスをトラップ本体部11の外周側から内周側にかけて渦巻き状に通流させる流路を内部に有している。
捕集機構18は、中央部空間における下側の隔壁部15と、上側の第2隔壁部17とにわたって、トラップ本体部11の内周面に対して全周にわたって一定の間隔が形成されるように同心状態で配置された円筒状の外部円筒部材18aと、この外部円筒部材18aの内周面に対して全周にわたって一定の間隔が形成されるように、外部円筒部材18aの内部に同心状態で配置された内部円筒部材18bと、内部円筒部材18bの内周面に対して全周にわたって一定の間隔が形成されるように、内部円筒部材18bの内部に同心状態で配置された円筒状の円筒状の流路部材18cとを有している。
トラップ本体部11と外部円筒部材18aとの間の空間は、下側の隔壁部15と上側の第2隔壁部17との間、および外部円筒部材18aと内部円筒部材18bとの間にわたって垂直に配置された第1遮蔽板18dによって、周方向に排ガスおよび不活性ガスが通流しないように遮蔽されている。この第1遮蔽板18dは、下側の隔壁部15に設けられた開口部15aに対して、排ガス流入口部12および不活性ガス流入口部13側に近接した周方向位置に設けられている。従って、下側の隔壁部15の開口部15aから、中央部空間に配置された捕集機構18の外部円筒部材18aの外周面とトラップ本体部11内周面との間隙である流路内に流入した排ガスおよび不活性ガスは、その流路内を、図2(b)に矢印Xで示す周方向に通流する。
また、外部円筒部材18aには、第1遮蔽板18dに対して前記矢印Xで示す方向とは反対方向であって、この第1遮蔽板18dに近接した位置に、上下方向に沿った第1スリット部18eが、下側の隔壁部15に近接した下端部位置から第2隔壁部17に近接した上端部位置にわたって垂直状態で形成されている。外部円筒部材18a外周面とトラップ本体部11内周面との流路内に流入した排ガスおよび不活性ガスは、第1遮蔽板18dに衝突した後に、外部円筒部材18aに形成された第1スリット部18eを通って、外部円筒部材18aの内部に流入する。
外部円筒部材18aと内部円筒部材18bとの間の空間は、下側の隔壁部15と上側の第2隔壁部17との間、および、外部円筒部材18aと内部円筒部材18bとの間にわたって垂直に配置された第2遮蔽板18fによって、周方向に排ガスおよび不活性ガスが通流しないように遮蔽されている。この第2遮蔽板18fは、外部円筒部材18aに設けられた第1スリット部18eに対して、前記矢印Xで示す方向とは反対方向であって、この第1スリット部18eに近接した位置に、下側の隔壁部15から第2隔壁部17にわたって垂直状態で設けられている。
また、内部円筒部材18bには、第2遮蔽板18fに対して前記矢印Xで示す方向とは反対方向であって、この第2遮蔽板18fに近接した位置に、上下方向に沿った第2スリット部18gが、下側の隔壁部15に近接した下端部位置から第2隔壁部17に近接した上端部位置にわたって垂直状態で形成されている。外部円筒部材18a内周面と内部円筒部材18b外周面との間の流路内に流入した排ガスおよび不活性ガスは、前記矢印Xで示す方向に沿って通流した後に、第2遮蔽板18dに衝突して、内部円筒部材18bに形成された第2スリット部18gを通って、内部円筒部材18bの内部に流入する。
内部円筒部材18bと流路部材18cとの間の空間は、下側の隔壁部15と上側の第2隔壁部17との間、および内部円筒部材18bと流路部材18cとの間にわたって垂直に配置された第3遮蔽板18hによって、周方向に排ガスおよび不活性ガスが通流しないように遮蔽されている。この第3遮蔽板18hは、内部円筒部材18bに設けられた第2スリット部18gに対して、前記矢印Xで示す方向とは反対方向であって、この第2スリット部18gに近接した位置に、下側の隔壁部15から第2隔壁部17にわたって垂直状態で設けられている。
また、流路部材18cには、第3遮蔽板18hに対して前記矢印Xで示す方向とは反対方向であって、この第3遮蔽板18hに近接した位置に、上下方向に沿った第3スリット部18iが、下側の隔壁部15に近接した下端部位置から第2隔壁部17に近接した上端部位置にわたって垂直状態に形成されている。内部円筒部材18b内周面と流路部材18c外周面との間の流路内に流入した排ガスおよび不活性ガスは、前記矢印Xで示す方向に沿って通流した後に、第3遮蔽板18hに衝突して、流路部材18cに形成された第3スリット部18iを通って、流路部材18cの内部に流入する。
流路部材18cの上端面は、上側の第2隔壁部17の軸心部から上方に向かって開口しており、従って、この流路部材18cの内部と、第2上側の第2隔壁部17の上方の上端部空間とは連通状態になっている。従って、流路部材18cの内部に流入した排ガスおよび不活性ガスは、流路部材18cの内部を上方へと通流して、トラップ本体部11内の上部空間内に流入した後に、トラップ本体部11の上端面に設けられた流出口部14から外部に排出される。
トラップ本体部11と外部円筒部材18aとの間の空間である流路には、金属、樹脂等によって形成されたシート状のメッシュ部材18jが、その流路に沿った円弧状に湾曲した状態で配置されている。同様に、外部円筒部材18aと内部円筒部材18bとの間の空間である流路にも、金属、樹脂等によって形成されたシート状のメッシュ部材18kが、その流路に沿った円弧状に湾曲した状態で配置されている。さらに、同様に、内部円筒部材18bと流路部材18cとの間の空間である流路にも、金属、樹脂等によって形成されたシート状のメッシュ部材18mが、その流路に沿った円弧状に湾曲した状態で配置されている。
このような構成の排ガストラップ装置10では、排ガス流入口部12からトラップ本体部11の下部空間内に導入される排ガスと、不活性ガス流入口部13からトラップ本体部11の下部空間内に導入される不活性ガスとが、トラップ本体部11の下部空間における内周面に沿って流入側空間から流出側空間へと流動し、流出側空間から、隔壁部15に設けられた開口部15aを通って、中央部空間内に流入する。そして、排ガスおよび不活性ガスは、トラップ本体部11の中央部空間内に設けられた捕集機構18における外部円筒部材18aとトラップ本体部11との間の流路内を矢印X方向に沿って通流した後に、外部円筒部材18aに設けられた第1スリット部18eを通って、外部円筒部材18aの内部に流入し、外部円筒部材18aと内部円筒部材18bとの間の流路内を矢印X方向に沿って通流した後に、内部円筒部材18bに設けられた第2スリット部18eを通って、内部円筒部材18b内に流入する。さらにその後に、内部円筒部材18b内に流入した排ガスおよび不活性ガスは、内部円筒部材18bと流路部材18cとの間の流路内を矢印X方向に沿って通流した後に、流路部材18cに設けられた第3スリット部18iを通って、流路部材18c内に流入する。そして、流路部材18c内を上方へと通流した後に、トラップ本体部11の上部空間を通って、流出口部14から外部に流出する。
このように、排ガスは、不活性ガスとともに、トラップ本体部11の中央部空間において、渦巻き状に通流することにより、高温の排ガスは、常温の不活性ガスと長時間にわたって接触して確実に冷却される。これにより、粉体状の反応副生成物が生じる。
この場合、トラップ本体部11と外部円筒部材18aとの間の流路、外部円筒部材18aと内部円筒部材18bとの間の流路、および、内部円筒部材18bと流路部材18cとの間の流路に、金属、樹脂等によって形成されたシート状のメッシュ部材18j、18k、18mが、それぞれの流路に沿った円弧状に湾曲した状態で配置されているために、それぞれの流路内を通流する排ガスは、各メッシュ部材18j、18k、18mに付着して捕集される。その結果、粉体状の反応副生成物が後段の配管に供給されることを確実に防止することができる。
なお、このような構成の排ガストラップ装置10において、図4(a)〜図4(c)に示すように、トラップ本体部11の下部空間に、冷却水が通流される冷却水用配管19を配置するようにしてもよい。この場合、冷却水用配管19は、トラップ本体部11の下部空間の内部において水平方向に沿った螺旋状に形成されており、螺旋状の各端部にそれぞれ連続する配管部分が、トラップ本体部11の下部空間を形成する周面をそれぞれ貫通して外部に延出している。冷却用配管19内には、一方の端部から冷却水が供給されて、トラップ本体部11の下部空間内の螺旋所部分を通流した後に、他方の配管部分からトラップ本体部11の外部に排出される。このような冷却水による冷却機構を下部空間内に設けることによって、より一層効率よく排ガスを冷却することができる。
なお、図3および図4に示す排ガストラップ装置10のそれぞれにおいても、不活性ガス供給手段40に、不活性ガスを5〜6℃程度に冷却する熱交換器を設けて、5〜6℃程度にまで冷却された不活性ガスをトラップ本体部11に供給するようにしてもよい。これにより、さらに一層効率よく排ガスを冷却することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
半導体素子の製造工程において発生する排ガスを冷却して反応副生成物を捕集する排ガストラップ装置および排ガストラップ方法において、排ガスを効率よく冷却することができ、メンテナンス周期を長くすることにより、半導体素子の製造設備の稼動率の低下を防止することができる。
(a)は、本発明の排ガストラップ装置の概略構成を示す斜視図、(b)は、(a)におけるA−A線に沿った断面図である。 (a)は、本発明の排ガストラップ装置の他の例における概略構成を示す斜視図、(b)は、(a)におけるA−A線に沿った断面図である。 (a)は、本発明の排ガストラップ装置のさらに他の例における概略構成を示す斜視図、(b)は、(a)におけるB−B線に沿った断面図、(c)は、(a)のC−C線における断面図である。 (a)は、本発明の排ガストラップ装置のさらに他の例における概略構成を示す斜視図、(b)は、(a)におけるB−B線に沿った断面図、(c)は、(a)のC−C線における断面図である。 図1の排ガストラップ装置による単位時間当たりの反応副生成物の捕集量を示すグラフである。 半導体製造設備の概略構成を示すブロック図である。 従来の排ガストラップ装置の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 排ガストラップ装置
11 トラップ本体部
12 排ガス流入口部
13 不活性ガス流入口部
14 ガス流出口部
15 隔壁部
15a 開口部
16 仕切り板
17 第2隔壁部
18 捕集機構
18a 外部円筒部材
18b 内部円筒部材
18c 流路部材
18d 第1遮蔽板
18e 第1スリット部
18f 第2遮蔽板
18g 第2スリット部
18h 第3遮蔽板
18i 第3スリット部
19 冷却水用配管
40 不活性ガス供給手段

Claims (9)

  1. 半導体素子の製造工程において発生する排ガスが内部を通流した後に排出されるようになったトラップ本体部と、
    該トラップ本体部内を通流する排ガスを冷却するように、該トラップ本体部の内部を排ガスが通流している間に、該トラップ本体部内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、
    を具備する排ガストラップ装置。
  2. 前記トラップ本体部は、一方の端部に、前記排ガスを該トラップ本体部の内部に流入させる排ガス流入口部と、前記不活性ガスを該トラップ本体部の内部に流入させる不活性ガス流入口部とが設けられており、他方の端部に、該トラップ本体の内部を通流した排ガスおよび不活性ガスを流出させる流出口部が設けられている、請求項1に記載の排ガストラップ装置。
  3. 前記トラップ本体部は、円筒状に形成されており、該トラップ本体の内部が、開口部を有する隔壁部によって、該開口部によって相互に連通する下部空間と上部空間とに分割されており、該下部空間に前記排ガス流入口部および前記不活性ガス流入口部が連通し、該上部空間に前記ガス流出口部が連通している、請求項2に記載の排ガストラップ装置。
  4. 前記トラップ本体部の前記上部空間には、前記排ガスの冷却によって生じる反応副生成物を捕集する捕集機構が設けられている、請求項3に記載の排ガストラップ装置。
  5. 前記捕集機構は、前記トラップ本体部の前記上部空間に流入した排ガスおよび不活性ガスを該トラップ本体部の外周部から内周部にかけて渦巻き状に通流させる流路が形成されている、請求項4に記載の排ガストラップ装置。
  6. 前記捕集機構の前記流路内には、該流路に沿ってメッシュ部材が配置されている、請求項5に記載の排ガストラップ装置。
  7. 前記トラップ本体部の前記下部空間には、該下部空間内に流入した排ガスを冷却水によって冷却する冷却機構が設けられている、請求項2〜6のいずれかに記載の排ガストラップ装置。
  8. 前記不活性ガス供給手段には、前記不活性ガスを常温以下に冷却する熱交換器が設けられている請求項1〜7のいずれかに記載の排ガストラップ装置。
  9. 半導体素子の製造工程において発生する排ガスを不活性ガスによって冷却して、該排ガスの冷却によって生じる反応副生成物を捕集することを特徴とする排ガストラップ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008098283A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Tokyo Electron Ltd 排気系、捕集ユニット及びこれを用いた処理装置
KR102676363B1 (ko) * 2022-10-20 2024-06-18 모션하이테크 주식회사 에칭 공정용 파우더 트랩 장치

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