JP2006166423A - 中継装置、通信速度調整方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

中継装置、通信速度調整方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Akihiro Tatsuta
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寛如 渡邊
Nobuhiko Arashin
伸彦 荒新
Masahiko Nagoshi
方彦 名越
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Abstract

【課題】中継装置で異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間でデータ中継を行う場合、速度吸収バッファメモリで伝送路間の速度差を吸収するため、速度差が拡大するに従って、吸収を可能にするメモリ量が増大することや、伝送路の数が増加するに従って、それぞれの伝送路毎に速度吸収バッファメモリが必要となるという課題があった。
【解決手段】複数の通信装置に接続されている複数の伝送路111、112、113の、それぞれの伝送速度を検出する伝送速度検出部121、122、123と、検出されたそれぞれの伝送路の伝送速度のうち、最も遅い伝送速度を基準とする伝送速度と決定する伝送速度判断部13と、検出された伝送速度が基準とする伝送速度よりも速い伝送路の伝送速度を、基準とする伝送速度以下の速度になるように調整する伝送速度調整部14等を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間のデータ中継を行う中継装置、および通信速度調整方法等に関するものである。
近年、インターネットの急速な普及により、インターネットを使用して画像データを受信し、サーバに蓄積し、他の複数のパソコンおよびAV機器で画像データの視聴を行うというユーザも増えてきた。その際に、サーバと複数の視聴機器間でデータを中継する装置において、接続された視聴機器との伝送路の種類が、サーバからの伝送路の種類と異なる場合があった。例えば、一方の伝送路がイーサネット(登録商標)(100BASE−TX)の100Mbpsであり、もう一方の伝送路が無線LAN(IEEE 802.11a)の54Mbpsの場合などである。伝送路の種類が異なると、それらの伝送路を流れるデータの伝送速度も異なる。
以下、従来の異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間でデータ中継を行う中継装置について、実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図5は、従来の異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間でデータ中継を行う中継装置の構成図である。
図5において、511、512は伝送路、521、522は伝送路511、512からデータを受信する受信部、531、532は伝送路511、512へデータを送信する送信部である。また、541は、伝送路511から受信し伝送路512へ送信するデータ用の速度吸収バッファ部であり、542は、伝送路512から受信し伝送路511へ送信するデータ用の速度吸収バッファ部である。
以下に、従来の異なる伝送速度の伝送路511、512に接続された装置間で、伝送路511から受信したデータを伝送路512へ中継する中継装置の動作について説明する。ただし、中継装置での送受信処理時間は考慮しないものとする。ここでは、一例として、伝送路511の伝送速度は1Gbps、伝送路512の伝送速度は100Mbpsとする。
中継装置は、伝送路511から受信部521で中継データを受信する。伝送路511の伝送速度は1Gbps、伝送路512の伝送速度は100Mbpsと、伝送路511の伝送速度のほうが伝送路512よりも速いため、受信したデータは、送信部532から伝送路512へデータを送信するために一旦速度吸収バッファ部541に蓄積される。
速度吸収バッファ部541に蓄積されたデータは、伝送路512へデータを送信する送信部532から、伝送路512の伝送速度で伝送路512へ送信される。
なお、中継装置において送受信処理時間は考慮しないため、伝送路511と伝送路512の伝送速度が同じ場合、または、伝送路511が伝送路512の伝送速度より遅い場合には、速度吸収バッファ部541にデータが蓄積されることはない。
このようにして、中継装置が各伝送路の伝送速度の速度差を吸収する速度吸収バッファメモリを使用することにより、異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間でのデータ中継が行える。
しかしながら、中継装置が異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間のデータ中継を行う場合、速度吸収バッファメモリで伝送路間の速度差を吸収するため、速度差が拡大するに従って、吸収を可能にするメモリ量が増大することになる。
また、伝送路の数が増加するに従って、それぞれの伝送路毎に速度吸収バッファメモリが必要となる。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、速度吸収バッファメモリを不要とし、または、必要な速度吸収バッファメモリを最小限の容量に削減でき、簡易な構成で実現可能な中継装置、および通信速度調整方法等を提供することを目的とする。
第1の本発明は、複数の通信装置に接続されている複数の伝送路の、それぞれの伝送速度を検出する伝送速度検出部と、
前記検出されたそれぞれの伝送路の伝送速度のうち、最も遅い伝送速度を基準とする伝送速度と決定する伝送速度判断部と、
検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路の伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の速度になるように調整する伝送速度調整部とを備えた中継装置である。
第2の本発明は、前記複数の伝送路によって接続されている複数の通信装置から、互いに通信し合う組み合わせを選択する伝送速度判断選択部をさらに備え、
前記伝送速度判断部は、選択された前記組み合わせごとに、前記基準とする伝送速度を決定し、
前記伝送速度調整部は、選択された前記組み合わせごとに、検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度とは異なる伝送路の伝送速度を調整する、第1の本発明の中継装置である。
第3の本発明は、前記伝送速度調整部は、検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路の伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の設定可能な速度のうち最も速い速度に調整する、第1の本発明の中継装置である。
第4の本発明は、前記伝送速度検出部は、所定のタイミングで、現在接続されているそれぞれの伝送路の伝送速度から、前記基準とする伝送速度を再決定し、前記それぞれの伝送路の伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路がある場合は、その伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の速度になるように調整する、第1の本発明の中継装置である。
第5の本発明は、前記所定のタイミングとは、前記複数の伝送路の接続数又は種類に変化があった時である、第4の本発明の中継装置である。
第6の本発明は、前記複数の伝送路のそれぞれは、イーサネット(登録商標)、同軸ケーブル、電力線、無線、IEEE1394、USB、ブルートゥース、PNAのうちいずれか1つの通信方式を有している、第1の本発明の中継装置である。
第7の本発明は、複数の伝送路を接続する接続手段と、
前記接続手段同士を中継する中継手段とを備え、
前記中継手段として第1の本発明の中継装置を有する、情報処理装置である。
第8の本発明は、複数の通信装置に接続されている複数の伝送路の、それぞれの伝送速度を検出する伝送速度検出ステップと、
前記検出されたそれぞれの伝送路の伝送速度のうち、最も遅い伝送速度を基準とする伝送速度と決定する伝送速度判断ステップと、
検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路の伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の速度になるように調整する伝送速度調整ステップとを備えた通信速度調整方法である。
第9の本発明は、第8の本発明の通信速度調整方法の、複数の通信装置に接続されている複数の伝送路の、それぞれの伝送速度を検出する前記伝送速度検出ステップ、前記検出されたそれぞれの伝送路の伝送速度のうち、最も遅い伝送速度を基準とする伝送速度と決定する前記伝送速度判断ステップ、検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路の伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の速度になるように調整する前記伝送速度調整ステップを実行するためにコンピュータを機能させるためのプログラムである。
第10の本発明は、第9の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体である。
本発明により、速度吸収バッファメモリを不要とし、または、必要な速度吸収バッファメモリを最小限の容量に削減でき、簡易な構成で実現可能な中継装置、および通信速度調整方法等を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の中継装置のブロック図である。
図1において、111〜113は接続される複数の通信装置との伝送路、121〜123は、それぞれ伝送路111〜113の伝送速度を検出する伝送速度検出部である。13は、伝送速度検出部121〜123のそれぞれで検出された通信装置との伝送路の伝送速度のうちで最も遅い伝送速度を判断する伝送速度判断部である。14は、伝送速度判断部13で判断した最も遅い伝送速度の伝送路以外の伝送路に対して、最も遅い伝送速度で通信を行うように伝送路の伝送速度を調節する伝送速度調整部である。また124〜126は、中継装置と伝送路111〜113とのインタフェースであって、伝送速度調整部14からの調整信号に基づき各伝送路111〜113の伝送速度を変換する伝送速度変換部である。また伝送路111〜113はそれぞれ規格、種類に応じて固有の伝送速度が設定されるものである。
なお、図に示す実線は、伝送路111〜113に接続された複数の通信装置間のデータの流れを示しており、破線は、通信装置間のデータ以外の、本実施の形態1の中継装置内の各ブロック間における情報、信号等の流れを示している。また、上記の構成において、伝送速度調整部25と伝送速度変換部124〜126とは本発明の伝送速度調整部を構成する。
次に、異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間で中継を行う、本実施の形態1の中継装置の動作について説明する。
本実施の形態1の中継装置に、通信装置との伝送路111〜113が接続された際に、伝送速度検出部121〜123は、接続された複数の通信装置との伝送路111〜113の伝送速度を検出する。このとき、伝送速度検出部121〜123における伝送路の伝送速度の検出方法としては、例えば、イーサネット用チップの検出信号を使用することができる。ただし、この方法に限るものではなく、各伝送路の伝送速度の検出方法は、その他どのような方法であってもよい。
以下、検出結果の一例として、伝送路111、113の伝送速度は1Gbps、伝送路112の伝送速度は100Mbpsとする。
そして、伝送速度判断部13は、伝送速度検出部121〜123のそれぞれが検出した通信装置との伝送路の伝送速度を全て取得すると、これらの内で最も遅い伝送速度を、基準とする伝送速度と決定する(今回の例では、伝送路112の伝送速度の100Mbps)。
次に、伝送速度判断部13で基準とする伝送速度と決定した伝送速度以外の伝送路(今回の例では、伝送路111、113)に対して、伝送速度調整部14は、基準とする伝送速度(今回の例では、100Mbps)で通信を行うように伝送路(今回の例では、伝送路111、113)の伝送速度を調節する調節信号を伝送速度変換部124〜126にそれぞれ出力する。このとき、伝送速度変換部124〜126は、各伝送路と中継装置本体とを接続するインターフェース部分として実現され、速度の変換は、各インタフェースの有するドライバソフトの速度設定の変更として行われる。例えば、伝送速度変換部124、126に対して100Mbps固定で接続するようにネゴシエーションを行うように設定してインターフェースの初期化を行う。ただし、この方法に限るものではなく、伝送路の伝送速度の調節方法は、その他どのような方法であってもよい。
以上のように、本実施の形態1の中継装置によれば、伝送路が接続された際に、伝送速度の検出を行い、最も遅い伝送速度を判断し、その伝送路以外の伝送路に対して、最も遅い伝送速度で通信を行うように伝送路の伝送速度を調節することにより、速度吸収用緩衝バッファメモリを削減し、画像データ等のデータ欠落が許されないデータにおいても安定したデータ通信が行える。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2の中継装置のブロック図である。
図2において、211〜215は接続される複数の通信装置との伝送路、231〜235は、それぞれ伝送路211〜215の伝送速度を検出する伝送速度検出部である。22は、伝送速度を判断する伝送路の組み合わせを選択する伝送速度判断選択部である。
24は、伝送路211〜215のうち伝送速度判断選択部22で選択された伝送路の伝送速度について、最も遅い伝送速度を判断する伝送速度判断部である。25は、伝送速度判断選択部22で選択された伝送路のうち、伝送速度判断部24が判断した最も遅い伝送速度の伝送路以外の伝送路に対して、最も遅い伝送速度で通信を行うように伝送路の伝送速度を調節する伝送速度調整部である。また、236〜240は、中継装置と伝送路211〜215とのそれぞれのインタフェースであって、伝送速度調整部14からの調整信号に基づき各伝送路211〜215の伝送速度を変換する伝送速度変換部である。
そして、スイッチ部26は、伝送速度判断選択部22で選択された組み合わせの伝送路間でデータの送受信が行えるように、各伝送路間の接続を切り替える。
次に、異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間で中継を行う、本実施の形態2の中継装置の動作について説明する。
本実施の形態2の中継装置に、通信装置との伝送路211〜215が接続された際に、伝送速度検出部231〜235は、接続された複数の通信装置との伝送路211〜215の伝送速度を検出する。検出結果の一例として、伝送路211、212の伝送速度は1Gbps、伝送路213の伝送速度は10Mbps、伝送路214、215の伝送速度は100Mbpsとする。
伝送速度判断選択部22は、互いに通信が行われる通信装置に接続された伝送路の組み合わせの情報を、伝送速度判断部24、伝送速度調整部25、スイッチ部26のそれぞれに渡す。今回の例では、伝送路211と213と215の間と、伝送路212と214の間のそれぞれの組み合わせで、互いに通信が行われるものとする。
スイッチ部26は、伝送速度判断選択部22から受け取った伝送路の組み合わせ情報にしたがって、各伝送路間でデータの送受信が行えるよう、接続する。今回の例では、伝送路211、213、215間で、伝送路212、214の間のそれぞれの組み合わせで、互いに通信が行えるよう接続される。
そして、伝送速度判断部24は、伝送速度判断選択部22から受け取った伝送路の組み合わせ情報にしたがって、その組み合わせごとに、伝送速度検出部221〜225のそれぞれが検出した通信装置との伝送路の伝送速度のうち、最も遅い伝送速度を、基準とする伝送速度と決定する。今回の例では、伝送路211、213、215の組み合わせ(以下、組み合わせ(A))については10Mbpsとなり、伝送路212、214の組み合わせ(以下、組み合わせ(B))については100Mbpsとなる。
次に、伝送速度調整部25は、伝送速度判断選択部22から受け取った伝送路の組み合わせ情報にしたがって、その組み合わせごとに、基準とする伝送速度をそれぞれ定める。
伝送速度判断部24で基準とする伝送速度と決定した伝送速度以外の伝送路である、組み合わせ(A)の伝送路211、組み合わせ(B)の伝送路212、214のそれぞれに対して、伝送速度調整部25で選択された伝送路内で最も遅い伝送速度で通信を行うように各伝送路の伝送速度を調節する。
今回の例では、組み合わせ(A)では伝送速度10Mbps、組み合わせ(B)では伝送速度100Mbpsとなるように伝送速度変換部236,237及び239が変換制御を受ける。
なお、本実施の形態2の中継装置では、全ての伝送速度検出部231〜235が伝送路の伝送速度を検出することとしたが、伝送速度判断選択部22で選択された伝送路の組み合わせの情報を各伝送速度検出部231〜235に渡すようにし、選択された伝送路の伝送速度検出部231〜235のみが伝送路の伝送速度を検出するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態2の中継装置によれば、伝送路が接続された際に、伝送速度の検出を行い、選択された伝送路の組み合わせごとに、最も遅い伝送速度を判断し、その伝送路以外の伝送路に対して、最も遅い伝送速度で通信を行うように伝送路の伝送速度を調節することにより、速度調節が必要な伝送路を選択して調節を行い、速度吸収用緩衝バッファメモリを削減しつつ、それぞれの装置間で最適な伝送速度で画像データ等のデータ欠落が許されないデータにおいても安定したデータ通信が行える。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3の中継装置のブロック図である。なお、実施の形態1の中継装置と同じ構成部分には同一の番号を付し、その説明を省略する。
図1に示す実施の形態1の中継装置とは、伝送速度調整部31のみが異なり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
図3において、伝送速度調整部31は、伝送速度判断部13で基準とする伝送速度と決定した最も遅い伝送速度の伝送路以外の伝送路に対して、基準とする伝送速度以下で通信を行うように、基準とする伝送速度に近い設定可能な伝送速度に調整する。
以下に、異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間で中継を行う、本実施の形態3の中継装置の動作について説明する。
本実施の形態3の中継装置に、通信装置との伝送路111〜113が接続された際に、伝送速度検出部121〜123は、接続された複数の通信装置との伝送路111〜113の伝送速度を検出する。検出結果の一例として、伝送路111、113の伝送速度は100Mbpsで設定可能伝送速度は100Mbpsと10Mbps、伝送路112の伝送速度は11Mbpsで設定可能伝送速度は11Mbpsと2Mbpsとする。
そして、伝送速度判断部13は、伝送速度検出部121〜123のそれぞれが検出した通信装置との伝送路の伝送速度のうち、最も遅い伝送速度を、基準とする伝送速度と決定する。今回の例では、伝送路112の伝送速度の11Mbpsである。
次に、伝送速度判断部13で基準とする伝送速度と決定した伝送速度以外の伝送路(今回の例では、伝送路111、113)に対して、伝送速度調整部31は、基準とする伝送速度(今回の例では、11Mbps)以下で通信を行うように、基準とする伝送速度に近い設定可能な伝送速度(今回の例では、10Mbps)に伝送路の伝送速度を調節する。つまり、基準とする伝送速度以下の範囲で設定可能な伝送速度のうち、最も速い伝送速度に調節する。
以上のように、本実施の形態3の中継装置によれば、伝送路が接続された際に、伝送速度の検出を行い、最も遅い伝送速度を判断し、その伝送路以外の伝送路に対して、最も遅い伝送速度に近い設定可能な伝送速度で通信を行うように伝送路の伝送速度を調節することにより、速度吸収用緩衝バッファメモリを最小限にすることが可能で、画像データ等のデータ欠落が許されないデータにおいても安定したデータ通信が行える。
なお、上記の実施の形態1,3においては、伝送速度判断部13は、伝送路111〜113の全ての伝送速度を検出した後に、これらのうちから最も遅い伝送速度を基準とする伝送速度として決定するが、伝送速度検出部121〜123の伝送速度検出の動作は、必ずしも同時に行う必要はない。ユーザが伝送路111〜113を任意の順番で接続したとき、個々の伝送路の接続毎に伝送速度を順々に行っておいて、最後に接続された伝送路の伝送速度を検出した後、所定の時間が経過したときに伝送速度判断部13に初めて基準とする伝送速度の決定を行わせるようにしてもよい。
また、上記の動作においては、伝送速度判断部13は、伝送路111〜113が接続された状態で、これら伝送路の伝送速度の内から基準とする伝送速度を決定し、これにあわせるように伝送速度調整部14又は31が、各伝送路111〜113の伝送速度を調整するものとしたが、中継装置に接続される伝送路の本数や種類が変化した場合は、そのタイミングで、伝送速度判断部13は、新たに基準となる伝送速度を決定し、これにあわせるように伝送速度調整部14又は31が、各伝送路111〜113の伝送速度を再度調整する構成としてもよい。
例えば、図1、3の構成から、伝送路112が取り除かれた場合は、伝送速度検出部121が通信の途絶を検知したことをトリガーとして、伝送速度判断部13は、現在接続されている伝送路111及び伝送路113の各伝送速度を再度比較する。上述の例から伝送路111、113の伝送速度はいずれも1Gbpsなので、伝送速度調整部14又は31は伝送速度変換部125,126を制御して、伝送路111、113の伝送速度を100Mbpsから1Gbpsに変更させる(元に戻す)。このとき、伝送速度判断部13は、伝送速度検出部122,123に、それぞれ伝送速度の再検出を行わせるようにし、その比較結果に基づき基準となる伝送速度を再決定するようにしてもよい。
また、図1、3の構成から、伝送路111が1Gbpsのものから10Mbpsの回線に置き換えられた場合は、伝送速度検出部121は再接続後の伝送速度を検出し、これをトリガーとして、伝送速度判断部13は、新たに検出された伝送路111の伝送速度と、現在接続されている伝送路112及び伝送路113の各伝送速度をそれぞれ比較する。上述の例から伝送路112、113の伝送速度は100Mbps、1Gbpsなので、伝送速度調整部14又は31は伝送速度変換部125,126を制御して、伝送路111、113の伝送速度を100Mbpsから10Mbps、1Gbpsから10Mbpsにそれぞれ小さくなるよう変更させる。このとき、伝送速度判断部13は、伝送速度検出部122,123に、それぞれ伝送速度の再検出を行わせるようにし、その比較結果に基づき基準となる伝送速度を再決定するようにしてもよい。
これらのように動作させることで、中継装置に接続される伝送路の接続数や種類に変化があった場合でも、最新の伝送路の接続状態に応じて、各伝送路の速度が安定した状態で維持させることが可能となる。なお、所定のタイミングとしては、伝送路の接続数、種類の変化の検出に限定されるものではなく、図示しないタイマーや外部入力されるクロックを等用いて、伝送速度判断部13が定期的に伝送速度検出部121〜123に各伝送路の速度を再検出させるようにしてもよい。
また、上記の構成は、実施の形態2にて説明した、伝送路の各組み合わせ毎に行うようにしてもよい。
なお、各実施の形態では、速度吸収バッファメモリの無い構成で説明したが、各伝送路毎に速度吸収バッファメモリを含む構成であってもよい。その場合には、最小限のメモリ容量で構成できるので、従来の中継装置の場合に比べて大幅にメモリ容量を削減できる。
また、各実施の形態の中継装置に接続される伝送路のそれぞれの通信方式は、イーサネット(登録商標)、同軸ケーブル、電力線、無線、IEEE1394、USB、ブルートゥース、PNAのいずれの通信方式であってもよい。いずれの通信方式の伝送路であっても、本発明を適用できる。
また、本発明の中継装置は、図4(a)に示すように、伝送路411〜413にそれぞれ接続されるPC(パーソナルコンピュータ)421〜423から構成されるLANを構築するハブ430に用いることができる。この場合、中継装置432はハブ430のインタフェース431に接続され、伝送路411〜413の品質(伝送速度)差がある場合でも、最も速度の遅い伝送路に対応して他の伝送路の伝送速度を調整することにより、各PC間のデータ伝送を安定して行わせることが可能となる。
また、本発明の中継装置は、図4(b)に示すように、伝送路441〜443にそれぞれ接続されるイントラネットA451(サーバ451aにより管理される),イントラネットB452(サーバ452aにより管理される),及びインターネット453の複数ネットワークを接続するルーター460に用いることができる。この場合、中継装置462はルーター460のインタフェース461に接続され、図4(a)の場合と同様に、伝送路441〜443の品質(伝送速度)差がある場合でも、最も速度の遅い伝送路に対応して他の伝送路の伝送速度を調整することにより、各ネットワーク間のデータ伝送を安定して行わせることが可能となる。なお、インタフェース431、461は本発明の接続手段に相当し、中継装置432,462は本発明の中継手段に相当し、ハブ430、ルーター460は本発明の情報処理装置に相当する。
さらに、本発明の中継装置を備えた情報処理装置としては、ネットワーク管理用のサーバ、PC、ネットワーク接続されたAV機器、調理家電等が挙げられる。要するに、複数の伝送路を接続して情報を処理する機能を有する装置において、本発明は実施することが可能である。
以上に説明したように、本発明の中継装置によれば、接続された全ての伝送路の伝送速度の検出を行い、最も遅い伝送速度を判断し、その伝送路以外の伝送路に対して、最も遅い伝送速度以下で通信を行うように伝送速度を調整することにより、異なる伝送速度間での速度吸収用緩衝バッファメモリを削減し、画像データ等の即時性のある通信でも安定したデータ伝送が可能となる。
なお、本発明のプログラムは、上述した本発明の通信速度調整方法の、伝送速度検出ステップ、伝送速度判断ステップ、伝送速度調整ステップの全部又は一部のステップの全部又は一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明の記録媒体は、上述した本発明の通信速度調整方法の、伝送速度検出ステップ、伝送速度判断ステップ、伝送速度調整ステップの全部又は一部のステップの全部又は一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協働して利用される記録媒体である。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、記録媒体としては、ROM等が含まれる。
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
データを中継する中継装置で、接続された全ての伝送路の伝送速度の検出を行い、最も遅い伝送速度を判断し、その伝送路以外の伝送路に対して、最も遅い伝送速度で通信を行うように伝送速度を調整することにより、異なる伝送速度間での速度吸収用緩衝バッファメモリを削減し、安定したデータ伝送が可能な中継装置を提供することによって、高画質な画像等の高品質なデータ伝送が不可欠な用途にも適応できる。
本発明の実施の形態1の中継装置のブロック図 本発明の実施の形態2の中継装置のブロック図 本発明の実施の形態3の中継装置のブロック図 (a)本発明の中継装置を用いた情報処理装置の利用例を示す図(b)本発明の中継装置を用いた情報処理装置の利用例を示す図 従来例の、異なる伝送速度の伝送路に接続された装置間でデータ中継を行う中継装置の構成図
符号の説明
111〜113、211〜215、411〜413、441〜443 伝送路
121〜123、231〜235 伝送速度検出部
124〜126,236〜240 伝送速度変換部
13、24 伝送速度判断部
14、25、31 伝送速度調整部
22 伝送速度判断選択部
26 スイッチ部
521、522 受信部
531、532 送信部
541、542 速度吸収バッファ部

Claims (10)

  1. 複数の通信装置に接続されている複数の伝送路の、それぞれの伝送速度を検出する伝送速度検出部と、
    前記検出されたそれぞれの伝送路の伝送速度のうち、最も遅い伝送速度を基準とする伝送速度と決定する伝送速度判断部と、
    検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路の伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の速度になるように調整する伝送速度調整部とを備えた中継装置。
  2. 前記複数の伝送路によって接続されている複数の通信装置から、互いに通信し合う組み合わせを選択する伝送速度判断選択部をさらに備え、
    前記伝送速度判断部は、選択された前記組み合わせごとに、前記基準とする伝送速度を決定し、
    前記伝送速度調整部は、選択された前記組み合わせごとに、検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度とは異なる伝送路の伝送速度を調整する、請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記伝送速度調整部は、検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路の伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の設定可能な速度のうち最も速い速度に調整する、請求項1に記載の中継装置。
  4. 前記伝送速度検出部は、所定のタイミングで、現在接続されているそれぞれの伝送路の伝送速度から、前記基準とする伝送速度を再決定し、前記それぞれの伝送路の伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路がある場合は、その伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の速度になるように調整する、請求項1に記載の中継装置。
  5. 前記所定のタイミングとは、前記複数の伝送路の接続数又は種類に変化があった時である、請求項4に記載の中継装置。
  6. 前記複数の伝送路のそれぞれは、イーサネット(登録商標)、同軸ケーブル、電力線、無線、IEEE1394、USB、ブルートゥース、PNAのうちいずれか1つの通信方式を有している、請求項1に記載の中継装置。
  7. 複数の伝送路を接続する接続手段と、
    前記接続手段同士を中継する中継手段とを備え、
    前記中継手段として請求項1に記載の中継装置を有する、情報処理装置。
  8. 複数の通信装置に接続されている複数の伝送路の、それぞれの伝送速度を検出する伝送速度検出ステップと、
    前記検出されたそれぞれの伝送路の伝送速度のうち、最も遅い伝送速度を基準とする伝送速度と決定する伝送速度判断ステップと、
    検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路の伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の速度になるように調整する伝送速度調整ステップとを備えた通信速度調整方法。
  9. 請求項8に記載の通信速度調整方法の、複数の通信装置に接続されている複数の伝送路の、それぞれの伝送速度を検出する前記伝送速度検出ステップ、前記検出されたそれぞれの伝送路の伝送速度のうち、最も遅い伝送速度を基準とする伝送速度と決定する前記伝送速度判断ステップ、検出された伝送速度が前記基準とする伝送速度よりも速い伝送路の伝送速度を、前記基準とする伝送速度以下の速度になるように調整する前記伝送速度調整ステップを実行するためにコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体。
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