JP2006166222A - 画像処理装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スキャンした画像データをUSB接続のフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置において書き出そうとする時に接続したフラッシュメモリの空き容量が不足しているとデータを消去して空きを増やす必要がある。画像処理装置上からはどのデータが不要か判別しにくいため一旦作業を中断してフラッシュメモリを持ち帰ってPCに接続し不要データをPCで確認消去して、再度スキャンする必要があった。
【解決手段】 書き出そうとする時に接続したUSBフラッシュメモリの空き容量が不足しているとADFから読み取っている場合は再スキャンする事で再圧縮による画質劣化を防ぐ事ができ、BOOK原稿台から読み取る場合は再圧縮して書き込む事で原稿を再度セットする手間が省けるので空き容量が不足している時でも1回画像処理装置の前に行きスキャン作業をするだけで良くUSBフラッシュメモリに書き込む事ができ、利便性を向上させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に、複写機、複合機、MFP、ファクシミリ等の画像処理装置における、画像処理装置と接続されたフラッシュメモリへのスキャン画像データの書き出しのための好適な制御方法に関する。
スキャンした画像データをUSB(Universal Serial Bus)接続のフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置において、書き出そうとする時に接続したフラッシュメモリの空き容量が不足していると、データを消去して空きを増やす必要がある。画像処理装置上からはどのデータが不要か判別しにくいため、一旦作業を中断して、フラッシュメモリを持ち帰ってPCに接続し、不要データをPCで確認消去して、再度スキャンする必要があった。
また、デジタル複写機で送信する電子メールのデータ量に起因する送信エラーが発生した場合に、エラー通知メールを解析し、電子メールの容量に起因するエラー通知が検出されると、エラー通知メールを受けた電子メールに添付された画像を取得して低解像度化により小容量化し、小容量化された画像を再送信するものも存在する(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−125090号公報
しかしながら、上記従来例は、スキャンした画像データを電子メールとして送信する際における制御方式であって、スキャンした画像データをUSB接続のフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置においてそのまま適用されるものではない。
また、従来の技術で述べたように、スキャンした画像データをUSB接続のフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置において、書き出そうとする時に接続したフラッシュメモリの空き容量が不足していると、データを消去して空きを増やす必要がある。画像処理装置上からはどのデータが不要か判別しにくいため、一旦作業を中断して、フラッシュメモリを持ち帰ってPCに接続し、不要データをPCで確認消去して、再度スキャンする必要があった。
本発明は書き出そうとする時に接続したUSBフラッシュメモリの空き容量が不足していると、ADF(自動原稿送り装置)から読み取っている場合は再スキャンする事で再圧縮による画質劣化を防ぐ事ができ、原稿台から読み取る場合は再圧縮して書き込む事で原稿を再度セットする手間が省けるので、空き容量が不足している時でも、1回画像処理装置の前に行きスキャン作業をするだけで良く、USBフラッシュメモリに書き込む事ができ、利便性を向上させる画像処理装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、USBI/Fを有し、USBI/FでUSBフラッシュメモリを接続し、スキャンした画像データをUSBI/Fで接続されたUSBフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置において、スキャンした画像データをUSBフラッシュメモリに書き出そうとする時に、すべてのスキャンした圧縮画像データを書き込める空き容量が無い場合、自動原稿送り手段から読み取っている場合は、圧縮率を上げ再度スキャンを行わせてUSBフラッシュメモリに書きこみ、原稿台から読み取っている場合は、画像処理装置で圧縮済み画像データを一旦伸張し、圧縮率を上げて再圧縮し、USBフラッシュメモリに書き込む事を特徴とする。
また、本発明は、USBI/Fを有し、USBI/FでUSBフラッシュメモリを接続し、スキャンした画像データをUSBI/Fで接続されたUSBフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置において、スキャンした画像データをUSBフラッシュメモリに書き出そうとする時に、すべてのスキャンした圧縮画像データを書き込める空き容量が無い場合、画像処理装置で圧縮済み画像データを一旦伸張し、圧縮率を上げて再圧縮し、USBフラッシュメモリに書き込む事を特徴とする。
本発明によれば、スキャンした画像データをUSB接続のフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置において、書き出そうとする時に接続したフラッシュメモリの空き容量が不足していると、BOOK原稿台から読み取る場合は再圧縮して書き込む事で原稿を再度セットする手間が省け、ADFから読み取っている場合は再スキャンする事で再圧縮による画質劣化を防ぐ事ができるので、空き容量が不足している時でも、1回画像処理装置の前に行きスキャン作業をするだけで良く、USBフラッシュメモリに書き込む事ができる利便性を向上させた画像処理装置の提供およびその制御が可能となる。
また、スキャンした画像データをUSB接続のフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置において、書き出そうとする時に接続したフラッシュメモリの空き容量が不足していると、再圧縮して書き込む事で原稿を再度セットする手間が省け、空き容量が不足している時でも、1回画像処理装置の前に行きスキャン作業をするだけで良く、USBフラッシュメモリに書き込む事ができる利便性を向上させた画像処理装置の提供およびその制御が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る画像処理装置の要部の構成を示すブロック図である。画像処理装置は、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ機能・PCプリント機能を有するものであり、イメージセンサ301、A/D変換部302、画像処理部303、RAM304、記録処理部305、記録装置306、メインCPU307、イメージセンサ制御部308、ROM309、通信部310、センサ311、ADFモータ312、モータ制御部313、操作部・センサ制御部314、操作部315、RTC(Real Time Clock)316、SRAM317、SRAM・RTCバックアップ回路318、USB I/F320、BOOKモータ321、HDD(ハードディスク)322を備えている。
USBフラッシュメモリ3は、USB I/F(USBフラッシュメモリ3内)401を経由して画像処理装置2と通信し、データの転送を行う。USBフラッシュメモリ3内のUSBフラッシュメモリコントローラ(図示せず)は、内蔵するフラッシュメモリの空き容量の検知を行い、内蔵するフラッシュメモリ(図示せず)のリードライトアクセス制御を行い、USB I/F(USBフラッシュメモリ3内)401経由で画像処理装置2とフラッシュメモリ空き容量情報やライト・リードするデータの転送制御を行う。
上記画像処理装置の構成を詳述すると、イメージセンサ301は、光源から原稿へ照射したその反射光を電気信号に光電変換する。イメージセンサはカラー、又はモノクロで読取を行う。A/D変換部302は、イメージセンサ301の出力信号のA/D変換を行う。画像処理部303は、A/D変換部302の出力信号に画像処理を施すものであり、シェーディング補正用の演算器、符号復号化処理部、画像データ蓄積用のメモリ、輝度濃度変換テーブル、光源点灯時間測定ブロック等を備えている。RAM304は、画像処理部303で画像処理が施された画像データを記憶する。また、メインCPU307が画像処理装置を制御するための作業領域としても使用する。HDD(ハードディスク)322はRAM304に入らない画像データ保存や作業領域として使用できる記憶領域であり、必要に応じて装着する。RTC316は、ファクシミリ動作や画像処理装置の時刻表示、時刻管理のため使用する。SRAM317は、画像処理装置の初期設定やファクシミリの電話番号データを保存する。SRAM・RTCバックアップ回路318は、ACが遮断されているときに、時刻や初期設定や電話番号データが失われないよう内蔵する1次電池より電圧を供給してバックアップを行う回路である。記録処理部305は、記録(画像形成)用画像処理を行う。記録装置306は、記録紙に対する画像の記録(画像形成)を行う。メインCPU307は、画像処理装置各部を制御する中央処理装置であり、ROM309に格納された或いは外部から供給される本発明の制御プログラムに基づき図のフローチャートに示す処理を実行する。イメージセンサ制御部308は、光源制御信号、蓄積制御信号及びセンサ制御信号に基づき原稿を読み取るイメージセンサ301を制御する。
ROM309は、本発明の制御プログラムを含む各種制御プログラムや固定データを格納している。通信部310は、画像処理装置と外部装置との間のデータ通信を制御する。ファクシミリ機能を有する場合、NCU(Network Controll Unit)、モデムを含み、ネットワーク接続機能を有する場合はNIC(Network Interface Card)を含んでいる。モータ制御部313は、ADFモータ312及びBOOKモータ321を駆動制御する。ADFモータ312は、複数部の原稿を読み取る際、自動的に原稿をイメージセンサ301の読取部へ送り込む機構を有するADF102(Auto Document Feeder)を駆動する。BOOKモータ312は、原稿台103に置かれた原稿を読み取る際、イメージセンサ301が固定されたキャリッジ(図示せず)を駆動する。操作部・センサ制御部314は、操作部315やセンサ311に対する信号の入出力を制御する。センサ311は、読取や記録の際の原稿や記録紙の有無の検知、圧板の開閉や原稿の有無などを検知する。操作部315は、各種データ入力や各種設定を行うための入力手段、各種表示を行う表示手段を備えている。
上記構成を更に詳述すると、画像処理装置の各々のブロック(イメージセンサ301等)には、PSU(図示せず)(Power Supply Unit)から電源が供給されている。また、画像処理装置の各々のブロックは、電気信号線により結合されており、データの伝送が可能であり、メインCPU307がROM309からプログラムを読み込み実行することにより制御されている。
画像処理装置は、電源投入後に初期動作を行い、稼動状態に有る場合、画像処理装置の操作部をユーザーが操作することによって、画像処理装置が有するコピー機能やファクシミリ機能やメール送信機能やスキャン機能を使用したり、画像処理装置における各種動作の設定モードを指示したりすることが可能である。また、PC4とLAN7を介して接続されている場合、PCよりプリントデータを受け取ることでPCプリンターとして動作する。また、プリントサーバー(図示せず)とLAN7を介して接続されている場合、PCよりプリントサーバーへ転送したプリントデータを受け取ることでPCプリンターとして動作する。また、メール送信時は、通信部310よりLAN7を介してSMTPサーバー5へスキャンした画像データを電子メールとして送信する事が可能である。また、メール受信時は、通信部310よりLAN7を介してPOPサーバー6から受信メールを取り込み、受信した電子メールを印刷する事が可能である。上記LAN7を経由した通信は適切なプロトコルにより行われる。また、公衆電話網(図示せず)(PSTN)(Public Switched Telephone Network)と通信部310を介して接続し、ファクシミリの送信・受信動作を行う事が可能である。
通常動作の一例を説明する。たとえば、画像処理装置で原稿から画像を読み取り記録紙上に画像を形成するモノクロコピーを行う場合を説明する。ユーザーが原稿を画像処理装置2のBOOK原稿台103に積載し、操作部よりBOOKコピーを指示する。イメージセンサ301を固定したキャリッジは、モータに対しギヤ及びベルトで結合された可動式となっており、メインCPU307はキャリッジを白基準板まで搬送し黒シェーディング及び白シェーディング用のデータを取得する。本例では、原稿の長手方向の先端から終端までを600dpiの密度で読み取る。イメージセンサ301の出力をA/D変換部302でA/D変換し得られた10bitの読み取り値を、画像処理部303内の演算器により白シェーディング補正及び黒シェーディング補正用として保存する。
シェーディング補正データ取得後に、キャリッジをホームポジションまで搬送したのち、再度キャリッジを原稿方向に搬送する。クロックにて計時を行い、所定時間経過すると、メインCPU307が原稿先端位置にイメージセンサ301が達したと判断し、イメージセンサ301による読取処理を開始する。
イメージセンサ301で読取られた1ライン分の読み取り値を、それぞれ対応する同画素位置の上記白シェーディング補正値及び黒シェーディング補正値を用いて次式で正規化し、処理階調数(例えば8bit階調)を積算して、それぞれの画素の輝度とする。
輝度値=255×(読み取り値−黒シェーディング値)/(白シェーディング値−黒シェーディング値)
上記演算で得られた輝度値を濃度値に変換する際は、輝度濃度変換テーブル(図示略)を参照して、得られた輝度値を対応する濃度値に変換する。そして、濃度値に対し多値→2値化処理を行う。様々な多値→2値化処理法があるが、誤差拡散法では、注目画素の濃度値に対し、階調の真ん中の値(256階調なら127)を閾値として、閾値以上なら黒と判断し、閾値以下なら白と判断する。その際に注目画素の濃度値と黒(濃度255)または白(濃度0)との濃度値の差を誤差として、周囲の画素に一定配分で振り分けながら2値化処理を行う。得られた2値画像データを、画像処理装置から外部装置に送信するための通信用の画像データや、画像処理装置における記録(画像形成)処理用の画像データとして使用する。
本例ではA4サイズ1ページ分の画像データをRAM304に蓄積する。即ち、画像処理部303において処理された600×600dpiの画像データをRAM304に蓄積する。RAM304に画像データを蓄積する際、及びRAM304から画像データを記録処理部305へ転送する際に、適切な圧縮・展開方法で、画像データの圧縮・展開を行うことも可能である。画像データをRAM304から記録処理部305へ転送し、記録処理部305で記録用画像処理を行った後、記録装置306で記録紙に画像の記録を行う。記録処理部305では、1200×1200dpiの画像データに変換し、スムージング処理を行う。
記録装置306が例えばレーザビームプリンタである場合、記録処理部305から伝送された画像データに従い、レーザビームプリンタ内のレーザ発生装置のレーザビームをON/OFFする。レーザビームプリンタ内のポリゴンミラーは一定速度で回転するよう制御されており、レーザビームをポリゴンミラーにより反射させ、帯電器により帯電された感光ドラム上の主走査方向へ照射し、照射された点のみ帯電が中和されることにより、主走査1本分の静電潜像を形成する。感光ドラム上に形成された静電潜像に対し現像器によりトナーを付着させ、転写器により記録紙上にトナーを転写し、除電針にて記録紙を分離した後、定着器により記録紙上のトナーを定着させる。また、記録紙上へのトナーの転写後、感光ドラム上に残ったトナーをクリーナブレードにより除去する。この手順により記録紙へ印字が行われる。
次に、上記の如く構成された本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作について図1、図2を参照しながら詳細に説明する。
本発明の特徴となる画像処理装置における制御方法の詳細を図2のフローチャートを用いて述べる。図2のフローチャートは画像処理装置のメインCPU307がプログラムに基づき実行する。またUSBフラッシュのコントローラが内蔵するプログラムに基づき実行する。
先ず、画像処理装置が電源オン起動後初期化を行い、画像処理装置としてのすべての機能が使用できる状態、たとえばコピー、ファクシミリ、PCプリンター、スキャナー、メール機能等が使用できるスタンバイ状態にあり、ユーザーがUSBフラッシュメモリ3をUSBフラッシュメモリ接続口104に差込み、USBフラッシュメモリ3がUSB I/F320に接続され、画像処理装置2とネゴシエーションを行い、正常に接続が検知された状態にあるとする。
以後説明するステップS201〜S210が本発明の重要な点である。特に重要なのがステップS208〜S210である。
ユーザーが原稿を画像処理装置2のADF102又はBOOK原稿台103に置き、操作パネル101を操作し、スキャン画像データの書き込み先を既に接続されたUSBフラッシュメモリ3に指定し、画像のサイズと解像度と圧縮率と1画素あたりのbit数とカラーまたはモノクロ読み取りとファイル形式等を指示し、スキャン開始ボタンを押下したとする。(ステップS201)。
まず、画像処理装置2はUSBフラッシュメモリ3と通信し、USB接続のフラッシュメモリの空き容量を確認する。たとえばUSBフラッシュメモリ3の全容量が256Mバイトで空き容量が11Mバイトであったとする。(ステップS202)。
その後、原稿をADFまたはBOOK原稿台103どちらからスキャンするかを決定するためメインCPU307は操作部・センサ制御部314を介して、センサ311より原稿がADFに置かれたか否かを判断する。原稿がADFに置かれていれば、ADF102からのスキャンを行うためステップS204に移行する。そうでなければ、BOOK原稿台103からのスキャンを行うためステップS205へ移行する。ここでADFまたはBOOK原稿台どちらからスキャンしたかをRAM304に保持しておく。(ステップS203)。
ステップS204では、メインCPU307がモータ制御部313を介してADFモータ312を制御し、操作部・センサ制御部314を介して、センサ311の状態を検知することで、ADF103に積載されたすべての原稿を1枚ずつスキャンし、イメージセンサ301よりA/D変換部302に入力された読取データを画像処理部303が適切なシェーディング補正、解像度変換処理、フィルタリング処理、必要に応じて多値→2値化処理等必要な画像処理を行い、符号化処理を行う事で、指示された圧縮率や解像度でスキャンして得られた画像データをRAM304に蓄積する。例えばA4サイズ原稿3枚をスキャンして、1画素あたり8bitのRGBカラー読み、解像度300*300dpi、圧縮率約1/7、符号化及びファイル形式JPEGで読み取るよう指示されたとする。画像の符号化方式には例えば、JPEG(Joint Photograph Expert Group)がある。JPEGでは、1画面の画像を8画素×8画素のブロックに分割し、ブロック単位で2次元離散コサイン変換(DCT)により周波数領域に変換し、その変換係数を量子化し、ハフマン符号化する。圧縮後のデータ量は、画像の空間周波数特性と上記量子化係数に強く依存する。従って、同じ量子化係数であっても、圧縮しようとする画像により圧縮後のデータ量が異なる。これは予想された圧縮率とおりに圧縮ができるかは画像により異なることを意味する。量子化係数を変化させることで圧縮率を変化させることが可能である。
未圧縮の状態ではA4サイズ210*297mmなら1枚あたり約24.9Mバイトの画像データ量となる所、JPEGによる圧縮で例えば3.5Mバイトと4Mバイトと4Mバイトの画像データが得られたとする。すると、すべて画像をスキャンした画像データのサイズは11.5Mバイトとなる。画像が3枚で11.5Mバイトの画像データがRAM304に蓄積される。ここで、RAM304の容量が不足する場合はHDD322に蓄積する事も可能である。そしてステップS206へ移行する。(ステップS204)
ステップS205では、メインCPU307がモータ制御部313を介してBOOKモータ321を制御し、操作部・センサ制御部314を介してセンサ311の状態を検知する事で、BOOK原稿台103の原稿を1枚スキャンし、上記同様指示された圧縮率、解像度でスキャンして得られた画像データをRAM304やHDD322に蓄積する。次ページの原稿がある場合は、ユーザーが原稿を交換した後スキャン指示を行い、全ページのスキャンが終了すれば、ユーザーが原稿終了指示を行う。そしてステップS206へ移行する。(ステップS205)
ステップS206ではすべてのスキャンした圧縮画像データをステップS202で取得したUSBフラッシュメモリの空き容量と比較して、圧縮画像データがUSBフラッシュメモリ3に書き込めるか判断する。圧縮画像データよりUSBフラッシュメモリの空き容量が大きければ、書き込めるためステップS207へ移行する。そうでなければそのままでは書き込めないためステップS208へ移行する。たとえば圧宿画像データが11.5MバイトでUSBフラッシュメモリの空き容量が11Mバイトであれば、圧縮画像データよりUSBフラッシュメモリの空き容量が少ないためステップS208へ移行する。(ステップS206)
ステップS207ではすべてのスキャンした圧縮画像データをUSB I/F320を経由してUSBフラッシュメモリ3へ転送し、書き出す。この場合は圧縮画像データよりUSBフラッシュメモリの空き容量が大きいので、ユーザーが指示した圧縮率で書き出しができる。そして終了処理へ移行する。(ステップS207)
ステップS208では、ステップS203でRAM304に保持しておいた情報を参照して、原稿をADF102よりスキャンしていれば、ステップS210へ移行する。そうでなければ原稿をBOOK原稿台103よりスキャンしているので、ステップS209へ移行する。(ステップS208)
ステップS209では、原稿をBOOK原稿台103よりスキャンしており、ここで圧縮画像データがUSBフラッシュメモリ3に書き込めないからといって、圧縮率を上げた設定で再度原稿をBOOK原稿台103に1枚ずつセットしてスキャン動作を行わせることはユーザーの負担が大きく利便性を損なう。そのため画像処理装置2内の画像処理部303にてRAM304に蓄積された圧縮済み画像データをいったん生データに伸張してRAM304に蓄積する。ここで、必要に応じてメインCPU307で伸張処理を行ったり、HDD322に生データを保存したり、作業領域として使用することも可能である。そして、伸張された生データを再度圧縮率を上げて符号化しRAM304に蓄積する。再度圧縮する時の圧縮率はユーザーに指示させても良いし、画像処理装置2がUSBフラッシュメモリ3の空き容量と当初得られた画像データ量から演算して自動的に求めても良い。JPEGで符号化した画像データを伸張して圧縮率を上げ再圧縮すると、JPEGは不可逆の符号化であるため画像品質は多少劣化するが、ユーザーに再度原稿をBOOK原稿台103に1枚ずつセットしてスキャン動作を行わせることを考えると再圧縮する方が利便性が高い。たとえば圧縮率を約1/7から約1/15に上げて圧縮したとする。そして、当初3.5Mバイトと4Mバイトと4Mバイトの画像データが再圧縮により、1.6Mバイトと1.9Mバイトと1.9Mバイトの画像データになったとする。すると、すべての画像データのサイズは5.4Mバイトとなる。例では、USBフラッシュメモリ3の空き容量が11Mバイトであるから、再圧縮画像データよりUSBフラッシュメモリの空き容量が大きいので、USBフラッシュメモリ3へのデータ書き出しは可能となった。再圧縮したすべての画像データをUSB I/F320を経由してUSBフラッシュメモリ3へ転送し、書き出す。そして終了処理へ移行する。もし、再圧縮を行っても再圧縮画像データよりUSBフラッシュメモリの空き容量が小さい場合は必要に応じて圧縮率を上げて圧縮を繰り返すことも可能である。(ステップS209)
ステップS210では、原稿をADF102よりスキャンしており、ここで圧縮画像データがUSBフラッシュメモリ3に書き込めないからといって、BOOK原稿台103から読み取るときと同様に圧縮済み画像データの伸張及び再圧縮を行うと、JPEGは不可逆の符号化であるため画像品質の劣化が発生する。ユーザーにとってADFから再度スキャンを行うには原稿を積載し操作部101のボタンを押下するだけでよく、容易であり、ADFからスキャンしている場合は、圧縮率を上げた設定で再度原稿をADFに積載してスキャン動作を行い、画像品質劣化を防ぐ方が利便性が高い。同じ圧縮率でも、圧縮済み画像データの伸張及び再圧縮を行った場合と生画像データから圧縮を行った場合を比較すると、不可逆符号化方式のJPEGでは、生画像データから圧縮を行う方が画像品質は高い。再度スキャンする時の圧縮率はユーザーに指示させても良いし、画像処理装置2がUSBフラッシュメモリ3の空き容量と当初得られた画像データ量から演算して自動的に求めても良い。たとえば圧縮率を約1/7から約1/10に上げて圧縮したとする。そして、当初3.5Mバイトと4Mバイトと4Mバイトの画像データが再圧縮により、2.5Mバイトと2.8Mバイトと2.8Mバイトの画像データになったとする。すると、すべての画像データのサイズは8.1Mバイトとなる。例では、USBフラッシュメモリ3の空き容量が11Mバイトであるから、再圧縮画像データよりUSBフラッシュメモリの空き容量が大きいので、USBフラッシュメモリ3へのデータ書き出しは可能となった。再圧縮したすべての画像データをUSB I/F320を経由してUSBフラッシュメモリ3へ転送し、書き出す。そして終了処理へ移行する。もし、再スキャンを行っても画像データよりUSBフラッシュメモリの空き容量が小さい場合は必要に応じて圧縮率を変化させて再度スキャンを行い繰り返すことも可能である。(ステップS210)
終了処理ではUSB I/F320を介してUSBフラッシュメモリ3との切断処理を行った後、操作部にUSBフラッシュメモリをはずして良い旨を通知し、ユーザーは所望の画像データが入ったUSBフラッシュメモリ3をUSBフラッシュメモリ接続口104からはずして持ち出すことができる。空き容量が不足している時でも、1回画像処理装置の前に行きスキャン作業をするだけで画像データの入ったUSBフラッシュメモリを持ち出すことができる。
また第2の実施形態では、ステップS210において、ユーザーの指示によりもしくは自動的に、再スキャンを行わず、BOOK原稿台103から読み取るときと同様に圧縮済み画像データの伸張及び再圧縮を行いUSBフラッシュメモリ3へ書き出すようにした点だけが異なり、他の処理は第1の実施例と同一である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の外観図である。
符号の説明
101 操作パネル
102 ADF
103 BOOK原稿台
104 USBフラッシュメモリ接続口
1 メインコントローラ
2 画像処理装置
3 USBフラッシュメモリ
4 PC
5 SMTPサーバー
6 POPサーバー
7 LAN
301 イメージセンサ(読取手段)
302 A/D変換部(A/D変換手段)
303 画像処理部
304 RAM(画像メモリ含む)
305 記録処理部
306 記録装置
307 メインCPU(制御手段)
308 イメージセンサ制御部(制御手段)
309 ROM
310 通信部
311 センサ
312 ADFモータ
313 モータ制御部
314 操作部・センサ制御部
315 操作部
316 RTC
317 SRAM
318 SRAM・RTCバックアップ回路
320 USB I/F(画像処理装置2内)
321 ADFモータ
401 USB I/F(USBフラッシュメモリ3内)

Claims (2)

  1. USBI/Fを有し、USBI/FでUSBフラッシュメモリを接続し、スキャンした画像データをUSBI/Fで接続されたUSBフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置の制御方法において、
    スキャンした画像データをUSBフラッシュメモリに書き出そうとする時に、すべてのスキャンした圧縮画像データを書き込める空き容量が無い場合に、自動原稿給送手段を使用して読み取っている場合は、圧縮率を上げ再度スキャンを行わせてUSBフラッシュメモリに書きこみ、原稿台から読み取っている場合は、画像処理装置で圧縮済み画像データを一旦伸張し、圧縮率を上げて再圧縮し、USBフラッシュメモリに書き込む事を特徴とする画像処理装置の制御方法。
  2. USBI/Fを有し、USBI/FでUSBフラッシュメモリを接続し、スキャンした画像データをUSBI/Fで接続されたUSBフラッシュメモリに書き出す機能を有する画像処理装置の制御方法において、
    スキャンした画像データをUSBフラッシュメモリに書き出そうとする時に、すべてのスキャンした圧縮画像データを書き込める空き容量が無い場合、画像処理装置で圧縮済み画像データを一旦伸張し、圧縮率を上げて再圧縮し、USBフラッシュメモリに書き込む事を特徴とする画像処理装置の制御方法。
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