JP2006165940A - 電子カメラ及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影者が被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に判断可能とした電子カメラ及びプログラムの提供
【解決手段】 撮影対象とする被写体のサイズ及び比較条件を設定し(ステップS1)、合焦時に被写体の輪郭から実サイズを算出して(ステップS6〜S10)、設定したサイズと算出した実サイズを比較し、設定したサイズと算出した実サイズが比較条件に合致する場合にはLEDを緑色点灯し、合致しない場合にはLEDを赤色点灯して撮影者にその旨を知らせる(ステップS11)。
【選択図】 図5

Description

本発明はデジタルカメラ等の電子カメラにおける撮影時の被写体サイズの報知技術に関する。
デジタルカメラ等の電子カメラでは画像を撮影し、撮影した画像を内蔵或いは装着された記憶媒体に記録している。
被写体の大きさを知る方法として、撮影時にファインダ内にメジャーを表示する方法や、撮影時に被写体のサイズを計測しておき、撮影画像に関連付けてサイズを記録する電子スチルカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平05−153468号公報
撮影者が撮影時に被写体の実際の大きさ(実寸)を見て、その被写体が撮影対象の被写体か否かを判断したい場合がある。しかしながら、上記特許文献1に開示の技術では被写体サイズを数値等で表示部に表示するだけなので、表示部に表示されている被写体サイズをユーザが目視して適切なサイズなのか否かを判断しなければならない。
また、記録した撮影画像を撮影後に再生し、同時に関連付けて記録した被写体サイズを数値等で表示して見る場合は、ユーザが撮影したい大きさの被写体でなくても一旦は撮影し、画像データとして記録媒体に記録してから再生して実寸を確認する必要があることから、結果として不要な画像を記録することとなり、記憶媒体の記憶容量を無駄に使うばかりでなくサイズ違いにより不要となった画像をその都度削除しなければならず、撮影者にとって不便であり手間になるといった課題があった。
また、ファインダ内にメジャーを表示する方法では、表示されるメジャーは目安程度にしかならないため、結局、撮影画像を記録してから再生して撮影者が所望の大きさの被写体かどうかを判断する必要があるので、上述した特許文献1の技術の場合と同様の課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、撮影者が被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に判断可能とした電子カメラ及びプログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、被写体のサイズを比較条件として設定するサイズ情報設定手段と、被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、撮像手段により得られる撮影画像中の被写体のサイズを取得するサイズ取得手段と、サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズとサイズ情報設定手段によって設定されたサイズとを比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づき、報知情報を出力する報知情報出力手段と、を備えたことを特徴とする電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは被写体が所望の大きさであるか否かを設定されたサイズと比較して比較結果を報知するので、撮影画像の記録後に画像を再生して判断する必要がない。
また、請求項2に記載の発明では、サイズ取得手段は、撮像手段により得られた撮影画像の画角を取得する画角取得手段と、撮像手段により得られた撮影画像中の被写体と撮像装置との距離を取得する距離取得手段と、距離取得手段によって取得された距離と画角取得手段によって取得された画角から被写体のサイズを算出するサイズ算出手段と、を含むことを特徴とする電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは被写体の実サイズを画角と被写体との距離からサイズを算出して被写体が所望の大きさであるか否かの比較結果を報知できる。
また、請求項3に記載の発明では、サイズ情報設定手段は、被写体のサイズ及び比較条件を設定し、比較手段は、サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズとサイズ情報設定手段によって設定されたサイズとを設定された比較条件により比較することを特徴とする請求項1又は2記載の電子カメラを提供する。
これにより、事前に撮影対象としたい被写体のサイズと比較条件を設定できるので、撮影対象とする大きさの被写体を選択して撮影できる。
また、請求項4に記載の発明では、報知情報出力手段は、サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズが比較条件に合致していることを意味するときは第1の報知情報を出力し、比較条件に合致していないことを意味するときは第2の報知情報を出力することを特徴とする請求項3記載の電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは被写体が所望の大きさであるか否かを設定した比較条件に合致するか否かによって報知するので、撮影者は被写体の大きさが所望の範囲か否かを容易に知ることができる。
また、請求項5に記載の発明では、撮像手段により得られた撮影画像及び比較手段による比較結果に基づく情報を関連付けて記録メモリに記録する画像記録手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電子カメラを提供する。
これにより、不要な画像を記録してしまった場合であっても、記録した撮影画像を再生表示して画像データと関連付けて記録されている比較結果に基づく情報を表示するようにできることから、ユーザは被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができる。
また、請求項6に記載の発明では、報知情報出力手段は、画像記録手段により記録メモリに記録された比較手段による比較結果に基づく情報に基づき、報知情報を出力することを特徴とする請求項5記載の電子カメラを提供する。
これにより、不要な画像を記録してしまった場合であっても、撮影画像を再生表示する際に画像データと関連付けて記録されている比較結果に基づく情報を出力できるので、ユーザは被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができ、画像の削除操作を容易なものとすることができる。
また、請求項7に記載の発明では、比較手段による比較結果に基づき、撮像手段により得られた撮影画像の記録メモリへの記録の有無を制御する画像記録手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは被写体が所望の大きさである場合だけ画像記録処理を実行するようにできるので、必要な画像だけを確実に記録できる。従って、記録媒体の記録領域を有効に利用できる。また、不要な画像を記録しないので撮影者は不要な画像を削除する手間がかからない。
また、請求項8に記載の発明では、更に、自動合焦を行わせるための合焦指示手段と、この合焦指示手段による合焦指示を検出する合焦指示検出手段と、この合焦指示検出手段によって合焦指示が検出されたとき、自動合焦を行う合焦処理手段とを備え、サイズ取得手段による被写体のサイズの取得、比較手段によるサイズの比較、及び報知情報出力手段による報知情報の出力は、合焦処理手段による自動合焦時に実行されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは自動合焦時に被写体のサイズを算出するので、設定されたサイズとの比較が容易であり、撮影指示前に被写体が所望の大きさであるか否かを報知するので、撮影者は撮影指示を出す前に被写体の大きさが所望のものであるか否かを判断し、必要な画像だけを記録できることから不要な画像を記録するようなことがない。
また、請求項9に記載の発明では、更に、撮影指示手段とこの撮影指示手段による撮影指示を検出する撮影指示検出手段を備え、サイズ算出手段による被写体のサイズの取得、比較手段によるサイズの比較、及び報知情報出力手段による報知情報の出力は、撮影指示検出手段によって撮影指示が検出されたときに実行されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは撮影指示後に被写体のサイズを算出するので、設定されたサイズと撮影画像の比較が容易であり、撮影画像の記録前に被写体が所望の大きさであるか否かを報知するので撮影指示後で且つ撮影画像の記録前に被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができ、且つ必要な画像だけを確実に記録できる。従って、記録媒体の記録領域を有効に利用できる。また、不要な画像を記録しないので撮影者は不要な画像を削除する手間がかからない。
また、請求項10に記載の発明では、更に、撮像手段により得られた撮影画像から被写体の輪郭を抽出する輪郭抽出手段を備え、サイズ算出手段は、距離取得手段によって取得された距離と画角取得手段によって取得された画角と輪郭抽出手段によって抽出された輪郭から被写体のサイズを算出する、ことを特徴とする請求項2に記載の電子カメラを提供する。
これにより、被写体を指定しなくても実サイズを知りたい被写体が画角一杯になるようにすれば画角内の被写体の輪郭を抽出して実サイズを算出できる。
また、請求項11に記載の発明では、更に、被写体の計測範囲を設定する計測範囲設定手段を備え、サイズ算出手段は、距離取得手段によって取得された距離と画角取得手段によって取得された画角と計測範囲設定手段によって設定された被写体の計測範囲から被写体のサイズを算出する、ことを特徴とする請求項2に記載の電子カメラを提供する。
これにより、実サイズを知りたい被写体の範囲を指定してそのサイズを被写体の実サイズとすることができるので、輪郭抽出を行うための複雑な手段(例えば、輪郭抽出部)を要しない。
また、請求項12に記載の発明では、報知情報出力手段はLEDを含み、第1の報知情報はこのLEDの点灯により行われ、第2の報知情報はこのLEDの第1の報知情報出力の際とは異なる色の点灯によって行われることを特徴とする請求項4に記載の電子カメラを提供する。
これにより、LEDの点灯色で所望のサイズか否かが一目でわかる。
また、請求項13に記載の発明では、被写体のサイズを比較条件として設定するサイズ情報設定手段と、被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、撮像手段により得られる撮影画像中の被写体のサイズを取得するサイズ取得手段と、サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズとサイズ情報設定手段によって設定されたサイズとを比較する比較手段と、撮像手段により得られた撮影画像及び比較手段による比較結果に基づく情報を関連付けて記録メモリに記録する画像記録手段と、を備えたことを特徴とする電子カメラを提供する。
これにより、不要な画像を記録してしまった場合であっても、記録した撮影画像を再生表示して画像データと関連付けて記録されている比較結果に基づく情報を表示するようにできることから、ユーザは被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができる。
また、請求項14に記載の発明では、被写体のサイズを比較条件として設定するサイズ情報設定手段と、被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、撮像手段により得られる撮影画像中の被写体のサイズを取得するサイズ取得手段と、サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズとサイズ情報設定手段によって設定されたサイズとを比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づき、撮像手段により得られた撮影画像の記録メモリへの記録の有無を制御する画像記録手段と、を備えたことを特徴とする電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは被写体が所望の大きさである場合だけ画像記録処理を実行するようにできるので、必要な画像だけを確実に記録できる。従って、記録媒体の記録領域を有効に利用できる。また、不要な画像を記録しないので撮影者は不要な画像を削除する手間がかからない。
また、請求項15に記載の発明では、電子カメラのコンピュータに、被写体のサイズを比較条件として設定する機能と、被写体を撮影して撮影画像を得る機能と、撮影画像中の被写体のサイズを取得する機能と、取得された被写体のサイズと設定されたサイズとを比較する機能と、比較による比較結果に基づき、報知情報を出力する機能と、を実行させるプログラムを実行させるプログラムを提供する。
これにより、電子カメラは設定された測定範囲の被写体サイズを算出して設定されたサイズと共に表示して被写体が所望の大きさであるか否かの報知情報を出力することができる。
本発明によれば、電子カメラは、合焦時(若しくは撮影画像の記録又は再生時)に被写体サイズを算出して被写体が所望の大きさであるか否かを報知するので、撮影者が被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができ、必要な画像だけを記録することができる。従って、電子カメラは記憶媒体に不要な画像を記録するようなことがないので記録媒体の記録領域を有効に利用できる。また、撮影者は不要な画像を削除する手間がかからない。
本発明に係る電子カメラの一例としてのデジタルカメラの一実施例の外観を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図、図1(c)は上面図である。
図1で、デジタルカメラ1は図1(a)に示すように正面側に撮像レンズ2を有している。また、デジタルカメラ1の背面には図1(b)に示すように、モードダイアル3、液晶モニタ画面4、カーソルキー5、SETキー6、及びLED31が設けられている。また、上面には図1(c)に示すようにズームレバー7、シャッターキー8及び電源ボタン9が設けられ、図示しないが側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
図2は、図1に示したデジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。なお、実施形態2では輪郭抽出部32は備えていなくてもよい。
図2で、デジタルカメラ1は、基本モードである撮影モードにおいて合焦位置や絞り位置を移動させるモータ11、撮像レンズ2を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、保存メモリ28、キー入力部30、LED31、及び輪郭抽出部32を備えている。
撮影モードでのモニタリング状態においては、モータ(M)11の駆動により合焦位置や絞り位置が移動され、上記撮影レンズ1を構成する光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
CCD13は被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路18で画像補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DRAMインターフェイス(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
制御部22は、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司るものであり、CPU若しくはMPU(以下、CPU)と、後述するように撮影モード時の被写体サイズ報知処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したフラッシュメモリ等のプログラム格納メモリ、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してDRAM21から読出し、VRAMコントローラ23を介してVRAM24に書込む。
また、制御部22は、撮影モードで被写体サイズ報知の実行制御を行う。例えば、被写体サイズを算出して撮影者が設定したサイズ値と比較し、この結果をLED等の出力手段に出力して報知する。
制御部22は、また、キー入力部30からの状態信号に対応してフラッシュメモリ等のプログラム格納用メモリに格納されている各モードに対応の処理プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカメラ1の他の各機能の実行制御、例えば、撮像や記録画像の再生機能の実行等を行なう他、機能選択時の機能選択メニューの表示制御等を行う。
デジタルビデオエンコーダ25は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ23を介してVRAM24から定期的に読み出し、これらのデータを基にビデオ信号を生成して上記表示部26に出力する。
表示部26は、上述したように撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ25からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ23から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに液晶モニタ画面4に表示することになる。
このように表示部26にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されているいわゆるスルー画像の表示状態でキー入力部30を構成するシャッターキー8(図1)を半押し操作すると第1のトリガ信号(合焦指示信号)を発生し、シャッターキー8を全押し操作すると第2のトリガ信号(撮影指示信号)を発生する。
制御部22は第1のトリガ信号に応じてモーター11に駆動制御信号を送ってレンズ光学系12の撮像レンズを移動させて合焦(AF)動作を行わせ、第2のトリガ信号に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この保存記録の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出してJPEG(Joint Photograph cording Experts Group)回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして得た符号データをJPEG回路27から読出し、1画像のデータファイルとしてデジタルカメラ1の記録媒体である内蔵メモリ或いは着脱自在に装着されるメモリーカード等の保存メモリ28に記録する。
そして1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及び保存メモリ28への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、基本モードである再生モード時には、制御部22が保存メモリ28に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路27で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、このVRAM24から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成して表示部26で再生出力(=表示)させる。
キー入力部30は、上述したモードダイアル3、カーソルキー5、SETキー6、ズームレバー7、シャッターキー8、電源ボタン9等から構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部22に送出される。
モードダイヤル3は各種モードを選択する際に操作するダイヤルキーである。なお、モードの選択をメニュー選択により行うようにしてもよい。
カーソルキー5は液晶モニタ画面4に表示されたメニューやアイコン若しくは数値や文字の表示窓(図3参照)をカーソルでポイント(指定)する際に操作するキーであり、カーソルキー5の操作によりカーソルを上下又は左右に移動させることができる。また、SETキー6はカーソルキー5による操作結果を確認する際に押すキーである。後述する図3の設定画面40カーソルキー5及びセットキー6の操作により撮影者は撮影対象として所望する被写体像のサイズ等の条件を設定することができる。
ズームレバー7は、ズーム操作に用いられ、デジタルズームの場合はズームレバー7の操作に対応してズーム値が決定されるが、実際の画角は変化せず、液晶モニタ画面5にはズーム値に応じたサイズの画像がトリミングされて表示される。また、光学ズームの場合はズームレバー7の操作に対応してズームレンズ(可変焦点距離レンズ)がワイド側又はテレ側に移動され、ズームレバー7の操作に対応してズーム値が決定され、ズーム値の変化に追従して画角が実際に変化し、液晶モニタ画面には広角画像又は望遠画像が表示される。
シャッターキー8は、スルー画像表示時に半押し操作すると前述したように第1のトリガ信号(合焦指示信号)を発生し、全押し操作すると第2のトリガ信号(撮影指示信号)を発生する。また、LEDが赤色点灯したときに半押し操作すると第3のトリガ信号(記録禁止信号)を発生する。なお、後述するように、LEDが赤色点灯したときに全押し操作すると記録許可信号を発生するようにしてもよい。
LED31はデジタルカメラ1の状態を点灯色や点灯の有無で撮影者に報知する手段であり、スルー表示されている被写体像が撮影者の設定した条件を満たしているときは緑色に点灯され、条件を満たしていないときは赤色に点灯される。なお、LED31に代えて被写体像が設定条件を満たしているかいないかを音声出力(例えば、「条件に一致しています」、「条件に一致していません」)する音声出力装置を設けてもよいし、LED31や音声出力装置を設けずに、液晶モニタ画面4に被写体像が設定条件を満たしているかいないかをメッセージ表示するようにしてもよい。
輪郭抽出部32は撮影時に被写体像の輪郭を抽出する。輪郭抽出は公知の方法によることができる。
(実施形態1)
本実施形態ではデジタルカメラ1は合焦時に被写体の輪郭を抽出して被写体のサイズを算出して設定されたサイズと比較し、比較結果をLEDの点灯により報知する。以下、図1〜図5を基に説明する。
図3は被写体サイズ等の条件設定画面の一実施例を示す図であり、設定画面40はモードダイアル3等のモード選択手段で撮影モードを選択し、更に、被写体サイズ報知モードを選択すると条件設定画面40(図3参照)が液晶モニタ画面4に表示される。
図3で符号41は横サイズの比較条件選択欄であり、比較条件選択欄41をカーソルキー5でポイントすると比較条件(以上(≧)、以下(≦)、ほぼ等しい(≒))が順次表示されるので、所望の比較条件が表示されたとき、カーソルキー5の操作を中止し、SETキー6を押すと表示されている条件が横サイズの比較条件として選択される。
また、符号42は横方向のサイズを設定する横サイズ選択欄であり、カーソルキー5の操作により三角形のアイコン42−2をカーソルでポイントすると、サイズ(数値)が表示窓42−1に順次表示されるので所望のサイズが表示されたとき、カーソルキー5の操作を中止し、SETキー6を押すと表示されているサイズが横サイズとして選択される。なお、比較条件選択欄41をポイントしなかった場合(比較条件選択欄41が空白のままの場合)は横サイズの選択はできない。つまり、カーソルがアイコン42−2に移動しない。
符号43は縦サイズの比較条件選択欄、符号44は縦方向のサイズを設定する縦サイズ選択欄であり、選択の方法は上述した横サイズの選択方法と同様である。
また、符号45は設定欄であり、カーソルキー5の操作により設定欄45をカーソルでポイントしてSETキー6を押すと上述の選択された比較条件及びサイズが設定される。
縦横のサイズを設定する場合には上記横サイズの比較条件選択欄41及び横サイズ選択欄42と縦サイズの比較条件選択欄43及び縦サイズ選択欄44を用いて比較条件及びサイズの選択を行い、設定操作を行えばよいし、横サイズだけを設定する場合には上記横サイズの比較条件選択欄41及び横サイズ選択欄42だけを用いて選択を行い、設定操作を行えばよく、縦サイズだけを設定する場合には上記縦サイズの比較条件選択欄43及び横サイズ選択欄44だけを用いて選択を行い、設定操作を行えばよい。
図示の例は横サイズのみを設定する例であり、横サイズの比較条件選択欄41で比較条件「≧」がサイズ選択欄42でサイズ「2.5m」が選択され、カーソルが設定欄45に位置付けられている。
図4は輪郭抽出された被写体像の説明図であり、符号50は撮影画像、符号51は抽出された被写体の輪郭(以下、輪郭51)を示し、符号pxは輪郭51の横方向の最大画素数、pyは輪郭51の縦方向の最大画素数を示す。
図5は、被写体サイズ報知モードにおける撮影時のデジタルカメラ1の動作概要を示すフローチャートであり、このフローチャートは本願発明の被写体サイズの報知機能を備えたデジタルカメラ1に各機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。
なお、撮影モード開始時に液晶モニタ画面4にモード選択ダイアル3で撮影モードを選択した際にメニュー表示される詳細モード選択(或いは詳細モード設定)メニューのうち被写体サイズ報知モードが選択(設定)されているものとする。以下、図1〜図4に基いて説明する。
被写体サイズ報知モードにおいて、制御部22は被写体サイズ等の設定画面40(図3)を液晶モニタ画面4に表示して条件等の選択・設定を促すので、撮影者はカーソルキー5等の条件設定手段を操作して比較条件及び被写体サイズ(この例では横サイズ及び縦サイズ)を選択する。設定があると制御部22は設定条件及び設定されたサイズ値をDRAM21等のメモリの所定領域に保持(一時記憶)する。なお、図示していないが設定しない場合(図3で符号46の示す「設定しない」をポイントした場合)は通常撮影モードに移行する(ステップS1)。
サイズ等が設定されると、制御部22はその時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理を実行し、CCD13から画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上でVRAM24をCCD13からの画像データを間引いたビデオスルー画像データで書き換えて表示部26にスルー画像を表示する(ステップS2)。
また、ユーザは、スルー表示されている被写体についてズームを要する場合は、ズームレバー7を広角側又はテレ側に操作するので、制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、ズームレバー7が操作された場合はステップS4に進み、操作されない場合はステップS5に進む(ステップS3)。
ズームキー7が操作された場合は、制御部22はキー入力部30から受け取った信号を基にズームレバー7の移動量に応じたズーム値Rを算出或いは取得し、そのズーム値に対応するように取り込んだ画像の拡大/縮小処理を行って1フレーム分トリミングし、トリミング後の画像データを基にスルー画像データを生成し、VRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面にスルー表示させる(ステップS4)。
制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、シャッターキー8が半押しされた場合はズームキー7をロックしてステップS6に進み、押されていない場合はステップS2に戻る(ステップS5)。
シャッターキー8が半押しされると、制御部22は所定のフォーカスエリアにピントが合うように合焦(AF)処理を行い、合焦処理が終わると合焦位置をロックし、撮影レンズの移動距離(レンズ位置)を基にデジタルカメラ1と被写体との距離Lを算出する(ステップS6)。
次に、制御部22は、撮像による画像データ(ステップS4でトリミングされた場合はその画像データ)を基に、被写体の撮影範囲の縦サイズByと横サイズAxをステップS6で算出した被写体とカメラの距離Lと、上記ステップS4で取得したズーム値Rに基づく画角から算出する。被写体の撮影範囲の縦サイズByと横サイズAxの算出方法は公知の方法でよい(ステップS7)。
また、制御部22は輪郭抽出部32にDRAM21に記憶されている画像データを送って被写体の輪郭51(図4)を抽出させて被写体の縦横の最大画素数py、pxを取得し(ステップS8)、抽出された輪郭51の縦横の寸法(サイズ)B’y、A’xを算出する。抽出後の輪郭51の縦横の寸法B’y、A’xは、例えば、デジタルカメラ1の撮像素子(CCD13)の縦横の最大画素数(ステップS4でトリミング(デジタルズーム)された場合はトリミング画像の縦横の最大画素数)をPymax、Pxmaxとしたとき、縦サイズB’y=(By×py)/Pymax、横サイズA’x=(Ax×px)/Pxmaxとして算出することができる(ステップS9)。
制御部22は、上記ステップS1で設定したサイズ値とステップS9で算出したサイズ値をVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、「設定値=・・・」、「計測値=・・・」といったように液晶モニタ画面5に表示されているスルー画像上に重畳表示させる(ステップS10)。
次に、制御部22は上記ステップS9で取得した被写体像の縦横のサイズと上記ステップS1で保持した縦横のサイズ値とを上記ステップS1で設定した比較条件により比較し、比較条件に合致している場合にはLED31を緑色点灯させてステップS12に進み、合致していない場合はLED31を赤色点灯させてステップS12に進む。例えば、取得したサイズが縦12.1m、横8.6mであり、設定したサイズ値が縦12.0m、横8.4mであって比較条件がいずれも「以上(≧)」の場合は所得した縦横のサイズは設定した縦横のサイズ以上であるから、LED31を緑色点灯させてステップS12に進む(ステップS11)。
LED31が点灯している場合、制御部22はシャッターキー8を全押し可能とし、シャッターキー8が全押し操作されたか否かを調べ、シャッターキー8が全押しされた場合はステップS13に進む(ステップS12)。
シャッターキー8が全押しされた場合は、その時点で撮影処理を実行して画像データを取得し、取得した画像データに画像圧縮処理を施すか、あるいは、その時点でDRAM21に取り込まれていた画像データに画像圧縮処理を施した後、この圧縮画像データ(画像ファイル)を記録すると共にサイズデータ及び比較条件に合致しているか否かを示す情報(以下、条件合致判定結果情報)をこの圧縮画像データ関連付けて保存メモリ28に記録して1枚分の画像データの撮影を終了する。なお、この際、この圧縮画像データに比較条件及びサイズ値を関連付けて保存メモリ28に記録するようにしてもよい(ステップS13)。
上記図5のフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ1は合焦時に被写体サイズを算出して静止画及び設定されたサイズと被写体の実際のサイズを表示し、被写体が所望の大きさであるか否かをLEDを点灯して報知するので、撮影者は撮影指示を出す前に被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができることから、必要な画像だけを記録でき、不要な画像を記録するようなことがない。従って、デジタルカメラ1は記録媒体の記録領域を有効に利用できる。更に、撮影者は不要な画像を削除する手間がかからない。
また、不要な画像を記録してしまった場合であっても、例えば、図10のフローチャートに示すように、記録した撮影画像を再生表示する際に、画像データと関連付けて記録されている条件合致判定結果情報を合わせて表示させることにより、ユーザは被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができるので、画像の削除操作を容易なものとすることができる。
また、事前に撮影対象とする被写体の大きさを設定できるので、被写体に直接メジャーをあてたり直接触れたりしなくても離れた位置からカメラで被写体の大きさを判断できることから、撮影者は撮影対象とする大きさの被写体を選択して撮影できる。
<変形例>
上記図5のフローチャートに示す動作では、デジタルカメラ1は合焦時に被写体が所望の大きさであるか否かをLEDを点灯して報知する例を示したが、シャッターキー8の全押し後、つまり、撮影指示後に被写体が所望の大きさであるか否かを報知するようにしてもよい。以下、撮影指示後に被写体サイズを算出して被写体が所望の大きさであるか否かを報知する例について説明する。
図6は、被写体サイズ報知モードにおける撮影時のデジタルカメラ1の動作の一実施例を示すフローチャートであり、ステップT1〜ステップT6までの動作は図5に示したフローチャートのステップS1〜S6と同様である。
図6で、ステップT1〜T5において、比較条件及びサイズ値の設定、スルー画像の表示、ズーム操作の有無判定及びズーム値取得、シャッターキー8の半押しの検知等の動作後、ステップT6での合焦動作及び被写体との距離の算出が終わると、制御部22は、シャッターキー8が全押し操作されたか否かを調べ、シャッターキー8が全押しされた場合はステップT8に進む(ステップT7)。
シャッターキー8が全押しされた場合は、制御部22は、その時点で本撮影処理を実行して画像データを取得してDRAM21に記憶し(ステップT8)、DRAM21に記憶された画像データ(ステップT4でトリミングされた場合はその対応部分の画像データ)を基に、被写体の撮影範囲の縦サイズByと横サイズAxをステップT6で算出した被写体とカメラの距離Lと、上記ステップT4で取得したズーム値Rに基づく画角から算出する。被写体の撮影範囲の縦サイズByと横サイズAxの算出方法は公知の方法でよい(ステップT9)。
また、制御部22は輪郭抽出部32にDRAM21に記憶されている画像データを送って被写体の輪郭51(図4)を抽出させて被写体の縦横の最大画素数py、pxを取得し(ステップT10)、抽出された輪郭51の縦横の寸法(サイズ)B’y、A’xを算出する。抽出後の輪郭51の縦横の寸法B’y、A’xは、デジタルカメラ1の撮像素子(CCD13)の縦横の最大画素数(ステップT4でトリミング(デジタルズーム)された場合はトリミング画像の縦横の最大画素数)をPymax、Pxmaxとしたとき、縦サイズB’y=(By×py)/Pymax、横サイズA’x=(Ax×px)/Pxmaxとして算出することができる(ステップT11)。
制御部22は、シャッターキー8の全押しによりDRAM21に記憶されている画像データをVRAM24に転送して展開し、VRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に送り表示部26に静止画表示させると共に、上記ステップT1で設定したサイズ値とステップT11で算出したサイズ値をVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、「設定値=・・・」、「計測値=・・・」といったように液晶モニタ画面5に表示されている静止画像上に重畳表示させる(ステップT12)。
制御部22は上記ステップT11で取得した被写体像の縦横のサイズと上記ステップT1で保持した縦横のサイズ値とを上記ステップT1で設定した比較条件により比較し、比較条件に合致している場合にはLED31を緑色点灯させてステップT14に進み、合致していない場合はLED31を赤色点灯させてステップT15に進む(ステップT13)。
LED31が緑色点灯された場合は、図5のステップS13と同様の動作でステップT8の撮影処理により得られた画像データを保存メモリ28に記録して1枚分の画像データの撮影を終了する。なお、この際、この圧縮画像データに比較条件及びサイズ値を関連付けて保存メモリ28に記録するようにしてもよい(ステップT14)。
また、LED31が赤色点灯している場合にシャッターキー8が半押しされた場合は図5のステップS14と同様の動作で合焦位置のロックを解除してステップT2に戻り、所定時間経過してもシャッターキー8が半押しされない場合には撮影処理を終了する(ステップT15)。
上記図6のフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ1は撮影指示後に本撮影処理により得られた画像データを用いて被写体サイズを算出して静止画及び設定されたサイズと被写体の実際のサイズを表示し、被写体が所望の大きさであるか否かをLEDを点灯して報知するとともに被写体が所望の大きさである場合だけ画像記録処理を実行するので、デジタルカメラ1は撮影指示後で且つ撮影画像の記録前に被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができ、且つ必要な画像だけを確実に記録できる。従って、デジタルカメラ1は記録媒体の記録領域を有効に利用できる。また、不要な画像を記録しないので撮影者は不要な画像を削除する手間がかからない。
なお、本実施形態1(及び変形例)の説明では、図5のフローチャートのステップS7〜S9(図6のフローチャートのステップT9〜T11)に示すように、被写体の縦横の撮影範囲のサイズ算出、被写体の輪郭の抽出及び縦横の最大画素数の取得、及び縦横の撮影範囲のサイズ及び縦横の最大画素数を元にした被写体の縦横のサイズの算出という3工程により被写体のサイズを取得したが、被写体サイズの取得方法は上記の例に限定されない。被写体像の横サイズAxの算出方法として、公知の方法、例えば、前述した特許文献1に開示の技術のように被写体像のエッジを検出してから、その被写体像の2点間のサイズと、被写体とカメラの距離L及びズーム値Rに基づいて被写体像の横サイズを算出することもできる。
(実施形態2)
上記実施形態1では被写体の撮影範囲のサイズを被写体とカメラの距離L、ズーム値Rに基づく画角から取得するようにしたが(図5のステップS7、図6のステップT9参照)、撮影時に被写体の計測範囲を撮影者が指定できるようにしてもよい。本実施形態2では、デジタルカメラ1は輪郭抽出部32を備えず、撮影者の指定により被写体のサイズ(寸法)及び計測範囲を設定し、撮影時に計測範囲の被写体サイズを取得して設定されたサイズと比較し、比較結果を報知する。以下、図1〜図3、図7、及び図8を基に説明する。
図7は計測範囲指定の説明図であり、符号71はカーソルの始点であり、SETキー6の操作により確定され色(例えば青色)表示される。符号72はカーソルキー5の操作により移動中のカーソルであり、符号73はSETキー6の操作により確定された終点であり、始点とは異なる色(例えば緑)で表示される。
後述する図8のステップU1で被写体サイズが設定されると、スルー画像上にカーソルが表示されるので、撮影者がカーソルキー5を操作して操作表示画面上の領域中で計測範囲としたい部分の左上隅にカーソルを位置付けてSETキー6を操作すると図8(a)に示すように始点71が色表示される。
次に、図7(b)に示すように、カーソルを右下に移動させ、計測範囲としたい部分の右下隅でSETキー6を操作すると図7(c)に示すように終点73が緑色表示され、始点71と終点73間を結ぶ線分を対角線とする矩形74が計測範囲として設定される。
また、図7(d)に示すように、カーソルを右に水平移動させた後でSETキー6を操作すると図7(e)に示すように終点73が緑色表示され、始点71と終点73間を結ぶ線分を横幅とする上下の部分75が計測範囲として設定される。
また、図示しないが、縦幅のみを指定する場合はカーソルを下方垂直移動させた後でSETキー6を操作すると始点71と終点間を結ぶ線分を縦幅左右の部分が計測範囲として設定される。
図8は被写体サイズ報知モードにおける撮影時のデジタルカメラ1の動作概要を示すフローチャートであり、このフローチャートは本願発明の被写体サイズの報知機能を備えたデジタルカメラ1に各機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。 以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。
なお、撮影モード開始時に液晶モニタ画面4にメニュー表示されるモード選択(或いはモード設定)で被写体サイズ報知モードが選択(設定)されているものとする。以下、図1〜図8に基づいて説明する。
被写体サイズ報知モードにおいて、図5のステップS1と同様にして、撮影者は設定画面40(図3)でニタ画面4に表示される比較条件及び被写体サイズ(この例では横サイズ及び縦サイズ)を選択し、制御部22は設定条件及び設定されたサイズ値をDRAM21等のメモリの所定領域に保持(一時記憶)する(ステップU1)。
サイズ等が設定されると、制御部22はその時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理を実行し、CCD13から画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上でVRAM24をCCD13からの画像データを間引いたビデオスルー画像データで書き換えて表示部26にスルー画像を表示する(ステップU2)。
次に、制御部22は計測範囲指定用のカーソルをスルー画像が表示されている画面上に表示して撮影者に計測範囲指定又は計測範囲を更新するための再指定(計測範囲設定後、対象とする被写体を替えたりや視野をずらしたような場合に行う)を促し、キー入力部30からの信号を調べカーソルキー5による指定操作があるとステップU4に進み、指定操作がない場合には画面サイズを計測範囲としてステップU5に進む(ステップU3)。
指定操作があると、制御部22は始点71及び終点73の画面上の位置から計測範囲の座標を算出し、算出した座標値を計測範囲設定値としてDRAM21等のメモリの所定領域に保持(一時記憶)すると共に始点71及び終点73を色表示して計測範囲が撮影者に分かるようにする(ステップU4)。
また、ユーザは、スルー表示されている被写体についてズームを要する場合は、ズームレバー7を広角側又はテレ側に操作するので、制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、ズームレバー7が操作された場合はステップU6に進み、操作されない場合はステップU7に進む(ステップU5)。
ズームキー7が操作された場合は、制御部22はキー入力部30から受け取った信号を基にズームレバー7の移動量に応じたズーム値Rを算出或いは取得し、そのズーム値に対応するように取り込んだ画像の拡大/縮小処理を行って1フレーム分トリミングし、トリミング後の画像データを基にスルー画像データを生成し、VRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面にスルー表示させる(ステップU6)。
制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、シャッターキー8が半押しされた場合はズームキー7をロックしてステップU8に進み、押されていない場合はステップU2に戻る(ステップU7)。
シャッターキー8が半押しされると、制御部22は所定のフォーカスエリアにピントが合うように合焦(AF)処理を行い、合焦処理が終わると合焦位置をロックし、撮影レンズの移動距離(レンズ位置)を基にデジタルカメラ1と被写体との距離Lを算出する(ステップU8)。
次に、制御部22は、撮像による画像データ(ステップU6でトリミングされた場合はその画像データ)を基に、被写体の撮影範囲の縦サイズByと横サイズAxをステップU8で算出した被写体とカメラの距離Lと、上記ステップU6で取得したズーム値Rに基づく画角から算出する。被写体の撮影範囲の縦サイズByと横サイズAxの算出方法は公知の方法でよい(ステップU9)。
また、制御部22は上記ステップU4で指定した計測範囲(計測範囲を指定しなかった場合は計測範囲=画面サイズ)の縦横のサイズを基に計測範囲の最大画素数py、pxを取得し(ステップU10)、計測範囲の縦横の寸法(サイズ)B’y、A’xを算出する。計測範囲の縦横の寸法B’y、A’xは、デジタルカメラ1の撮像素子(CCD13)の縦横の最大画素数(ステップU6でトリミング(デジタルズーム)された場合はトリミング画像の縦横の最大画素数)をPymax、Pxmaxとしたとき、縦サイズB’y=(By×py)/Pymax、横サイズA’x=(Ax×px)/Pxmaxとして算出することができる(ステップU11)。
制御部22は、上記ステップU1で設定したサイズ値とステップU11で算出したサイズ値をVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、「設定値=・・・」、「計測値=・・・」といったように液晶モニタ画面5に表示されているスルー画像上に重畳表示させる(ステップU12)。
制御部22は上記ステップU11で取得した被写体像の縦横のサイズと上記ステップU1で保持した縦横のサイズ値とを上記ステップU1で設定した比較条件により比較し、比較条件に合致している場合にはLED31を緑色点灯させてステップU14に進み、合致していない場合はLED31を赤色点灯させてステップU14に進む(ステップU13)。
LED31が点灯している場合、制御部22はシャッターキー8を全押し可能とし、シャッターキー8が全押し操作されたか否かを調べ、シャッターキー8が全押しされた場合はステップU15に進む(ステップU14)。
シャッターキー8が全押しされた場合は、その時点で撮影処理を実行して画像データを取得し、取得した画像データに画像圧縮処理を施すか、あるいは、その時点でDRAM21に取り込まれていた画像データに画像圧縮処理を施した後、この圧縮画像データ(画像ファイル)を記録すると共に条件合致判定結果情報をこの圧縮画像データ関連付けて保存メモリ28に記録して1枚分の画像データの撮影を終了する。なお、この際、この圧縮画像データに比較条件及びサイズ値を関連付けて保存メモリ28に記録するようにしてもよい(ステップU15)。
上記図8のフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ1は、合焦指示前に計測範囲(つまり、被写体)を取得し、合焦時に被写体サイズを算出して静止画及び設定されたサイズと被写体の実際のサイズを表示し、被写体が所望の大きさであるか否かをLEDを点灯して報知するので、撮影者は撮影指示を出す前に被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができることから、必要な画像だけを記録でき、不要な画像を記録するようなことがない。従って、デジタルカメラ1は記録媒体の記録領域を有効に利用できる。更に、撮影者は不要な画像を削除する手間がかからない。
また、不要な画像を記録してしまった場合であっても、例えば、図10のフローチャートに示すように、記録した撮影画像を再生表示する際に、画像データと関連付けて記録されている条件合致判定結果情報を合わせて表示させることにより、ユーザは被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易に知ることができるので、画像の削除操作を容易なものとすることができる。
また、事前に撮影対象とする被写体の大きさを設定し、且つ被写体を指定できるので、被写体に直接メジャーをあてたり直接触れたりしなくても離れた位置からカメラで被写体の大きさを判断できる。
<変形例>
上記図8のフローチャートに示す動作では、デジタルカメラ1は合焦時に被写体サイズを算出して被写体が所望の大きさであるか否かを報知する例を示したが、シャッターキー8の全押し後、つまり、撮影指示後に被写体サイズを算出して被写体が所望の大きさであるか否かを報知するようにしてもよい。
図9は、被写体サイズ報知モードにおける撮影時のデジタルカメラ1の動作の一実施例を示すフローチャートであり、ステップV1〜ステップV8までの動作は図8に示したフローチャートのステップU1〜S8と同様である。
図6で、ステップV1〜T5で、比較条件及びサイズ値の設定、計測範囲の設定、スルー画像の表示、ズーム操作の有無判定及びズーム値取得、シャッターキー8の半押しの検知等の動作後、ステップV8での合焦動作及び被写体との距離の算出が終わると、制御部22は、シャッターキー8が全押し操作されたか否かを調べ、シャッターキー8が全押しされた場合はステップV10に進む(ステップV9)。
シャッターキー8が全押しされた場合は、制御部22は、その時点で本撮影処理を実行して画像データを取得してDRAM21に記憶し(ステップV10)、DRAM21に記憶された画像データ(ステップV6でトリミングされた場合はその対応部分の画像データ)を基に撮影範囲の縦サイズByと横サイズAxをステップV8で算出した被写体とカメラの距離Lと、上記ステップV6で取得したズーム値Rに基づく画角から算出する。被写体の撮影範囲の縦サイズByと横サイズAxの算出方法は公知の方法でよい(ステップV11)。
次に、制御部22は図8のステップU9と同様の動作で撮影範囲のサイズBy、Axを算出し、図8のステップU10と同様の動作で上記ステップU4で指定した計測範囲(計測範囲を指定しなかった場合は計測範囲=画面サイズ)の縦横の最大画素数py、pxを取得し(ステップV12)、計測範囲の縦横の寸法(サイズ)B’y、A’xを算出して被写体のサイズとする(ステップV13)。
制御部22は、シャッターキー8の全押しによりDRAM21に記憶されている画像データをVRAM24に転送して展開し、VRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に送り表示部26に静止画表示させると共に、上記ステップV1で設定したサイズ値とステップV13で算出した被写体のサイズ値をVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、「設定値=・・・」、「計測値=・・・」といったように液晶モニタ画面5に表示されている静止画像上に重畳表示させる(ステップV14)。
次に、制御部22は上記ステップV13で算出した被写体の縦横のサイズ値と上記ステップV1で保持した縦横のサイズ値とを上記ステップV1で設定した比較条件により比較し、比較条件に合致している場合にはLED31を緑色点灯させてステップV16に進み、合致していない場合はLED31を赤色点灯させてステップV17に進む(ステップV15)。
LED31が緑色点灯された場合は、図5のステップS12と同様の動作でステップV10の撮影処理により得られた画像データを保存メモリ28に記録して1枚分の画像データの撮影を終了する。なお、この際、この圧縮画像データに比較条件及びサイズ値を関連付けて保存メモリ28に記録するようにしてもよい(ステップV16)。
また、LED31が赤色点灯している場合にシャッターキー8が半押しされた場合は図5のステップS13と同様の動作で合焦位置のロックを解除してステップV2に戻り、所定時間経過してもシャッターキー8が半押しされない場合には撮影処理を終了する(ステップV17)。
上記図9のフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ1は撮影指示後に本撮影処理に得られた画像データを用いて被写体サイズを算出して被写体が所望の大きさであるか否かLEDを点灯して報知すると共に画像が所望の大きさである場合だけ画像記録処理を実行するので、デジタルカメラ1は撮影指示後で且つ撮影画像の記録前に被写体の大きさが所望のものであるか否かを容易にすることができ、且つ必要な画像だけを確実に記録できる。
なお、上記図8のステップU4(又は図9のステップV4)で始点71及び終点73を色表示して計測範囲が撮影者に分かるようにしたが、計測範囲の表示方法はこれに限定されない。例えば、計測範囲を枠線で囲むようにしてもよい。
また、本実施形態(及び変形例)の説明では、図8のフローチャートのステップU9〜U11(図9のステップV10〜V13)に示すように、撮影範囲のサイズ算出、計測範囲の縦横の最大画素数の取得、及び縦横の撮影範囲のサイズ及び縦横の最大画素数を元にした計測範囲の縦横のサイズの算出という3工程により被写体のサイズを取得したが、被写体サイズの取得方法は前述したように上記の例に限定されない。
また、上記実施形態1の変形例及び実施形態2の変形例の説明では、図6のステップT14、T15及び図9のステップV15、V17)に示すようにLED31が赤色点灯したときはシャッターキー8を半押しするとステップT2、V2に戻り、所定時間経ってもシャッター操作がないと撮影処理を終了するようにしたが、LED31が赤色点灯したときにシャッターキー8を半押しするとステップT14、V16に進み、所定時間経ってもシャッター操作がないとステップT2、V2に戻るように構成してもよい。
図10はデジタルカメラ1の画像再生時の動作の一実施例を示すフローチャートであり、上記実施例1、2における記録処理(図5のフローチャートのステップS14、図8のフローチャートのステップU15)で、記録した画像データ(画像ファイル)の再生時に、画像と共にサイズデータ及び比較条件に合致しているか否かを示す情報(=条件合致判定結果情報)を表示するように構成した例を示す。
画像再生モードで、制御部22は保存メモリ28記録されている画像データおよびその画像データに関連付けられて記憶されている条件合致判定結果情報)を読出し(ステップW1)、JPEG回路27で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、このVRAM24から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成して表示部26で再生出力(=表示)させる(ステップW2)。
また、制御部22は上記ステップW1で読み出した画像データに関連付けられている条件合致判定結果情報を基に、条件に合致している場合はその旨のメッセージデータを生成し、条件に合致していない場合はその旨のメッセージデータを生成して、VRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面5に表示されている画像上に重畳表示させる(ステップW3)。
上記実施形態1、2及び各変形例の説明ではデジタルカメラ1がデジタルズーム機能のみを備えている場合を例として説明したが、本発明は光学ズーム機能及びデジタルズーム機能を有するデジタルカメラや光学ズーム機能のみを有するデジタルカメラやズーム機能を備えていないデジタルカメラについても同様に適用できる。
また、上記実施形態1、2及び各変形例では電子カメラとしてデジタルカメラを例としたが、電子カメラという語は、デジタルカメラのほか、カメラ付き携帯電話機や撮像部を有する情報機器などにも適用し得るものである。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではない。
本発明に係る電子カメラの一例としてのデジタルカメラの一実施例の外観を示す図である。 デジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。 被写体サイズ等の条件設定画面の一実施例を示す図である。 輪郭抽出された被写体像の説明図である。 実施形態1の被写体サイズ報知モードにおける撮影時のデジタルカメラの動作概要を示すフローチャートである。 実施形態1の被写体サイズ報知モードにおける撮影時のデジタルカメラの動作の他の実施例を示すフローチャートである。 計測範囲指定の説明図である。 実施形態2の被写体サイズ報知モードにおける撮影時のデジタルカメラの動作の一実施例を示すフローチャートである。 実施形態2の被写体サイズ報知モードにおける撮影時のデジタルカメラの動作の他の実施例を示すフローチャートである。 デジタルカメラの画像再生時の動作の一実施例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ(電子カメラ)
5 カーソルキー(サイズ情報設定手段、計測範囲設定手段)
6 SETキー(サイズ情報設定手段、計測範囲設定手段)
7 ズームレバー
12 レンズ光学系(距離取得手段、画角取得手段、輪郭サイズ取得手段)
22 制御部(距離取得手段、画角取得手段、サイズ算出手段、輪郭サイズ取得手段、比較手段、報知情報出力手段)
26 表示部
28 保存メモリ(画像記録手段)
31 LED(報知情報出力手段)
32 輪郭抽出部(輪郭抽出手段)
40 条件設定画面(サイズ情報設定手段)
50 撮影画像
51 被写体の輪郭
74 矩形(計測範囲)
75 上下の部分(計測範囲)

Claims (15)

  1. 被写体のサイズを比較条件として設定するサイズ情報設定手段と、
    被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、
    前記撮像手段により得られる撮影画像中の被写体のサイズを取得するサイズ取得手段と、
    前記サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズと前記サイズ情報設定手段によって設定されたサイズとを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づき、報知情報を出力する報知情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記サイズ取得手段は、
    前記撮像手段により得られた撮影画像の画角を取得する画角取得手段と、
    前記撮像手段により得られた撮影画像中の被写体と撮像装置との距離を取得する距離取得手段と、
    前記距離取得手段によって取得された距離と前記画角取得手段によって取得された画角から被写体のサイズを算出するサイズ算出手段と
    を含むことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記サイズ情報設定手段は、被写体のサイズ及び比較条件を設定し、前記比較手段は、前記サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズと前記サイズ情報設定手段によって設定されたサイズとを前記設定された比較条件により比較することを特徴とする請求項1又は2記載の電子カメラ。
  4. 前記報知情報出力手段は、前記サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズが前記比較条件に合致していることを意味するときは第1の報知情報を出力し、比較条件に合致していないことを意味するときは第2の報知情報を出力することを特徴とする請求項3記載の電子カメラ。
  5. 前記撮像手段により得られた撮影画像及び前記比較手段による比較結果に基づく情報を関連付けて記録メモリに記録する画像記録手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電子カメラ。
  6. 前記報知情報出力手段は、前記画像記録手段により記録メモリに記録された前記比較手段による比較結果に基づく情報に基づき、報知情報を出力することを特徴とする請求項5記載の電子カメラ。
  7. 前記比較手段による比較結果に基づき、前記撮像手段により得られた撮影画像の記録メモリへの記録の有無を制御する画像記録手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電子カメラ。
  8. 更に、自動合焦を行わせるための合焦指示手段と、この合焦指示手段による合焦指示を検出する合焦指示検出手段と、この合焦指示検出手段によって合焦指示が検出されたとき、自動合焦を行う合焦処理手段とを備え、
    前記サイズ取得手段による被写体のサイズの取得、比較手段によるサイズの比較、及び報知情報出力手段による報知情報の出力は、前記合焦処理手段による自動合焦時に実行されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の電子カメラ。
  9. 更に、撮影指示手段とこの撮影指示手段による撮影指示を検出する撮影指示検出手段を備え、
    前記サイズ算出手段による被写体のサイズの取得、比較手段によるサイズの比較、及び報知情報出力手段による報知情報の出力は、前記撮影指示検出手段によって撮影指示が検出されたときに実行されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の電子カメラ。
  10. 更に、前記撮像手段により得られた撮影画像から被写体の輪郭を抽出する輪郭抽出手段を備え、
    前記サイズ算出手段は、前記距離取得手段によって取得された距離と前記画角取得手段によって取得された画角と前記輪郭抽出手段によって抽出された輪郭から被写体のサイズを算出する、ことを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
  11. 更に、被写体の計測範囲を設定する計測範囲設定手段を備え、
    前記サイズ算出手段は、前記距離取得手段によって取得された距離と前記画角取得手段によって取得された画角と前記計測範囲設定手段によって設定された被写体の計測範囲から被写体のサイズを算出する、ことを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
  12. 前記報知情報出力手段はLEDを含み、第1の報知情報はこのLEDの点灯により行われ、第2の報知情報はこのLEDの第1の報知情報出力の際とは異なる色の点灯により行われることを特徴とする請求項4に記載の電子カメラ。
  13. 被写体のサイズを比較条件として設定するサイズ情報設定手段と、
    被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、
    前記撮像手段により得られる撮影画像中の被写体のサイズを取得するサイズ取得手段と、
    前記サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズと前記サイズ情報設定手段によって設定されたサイズとを比較する比較手段と、
    前記撮像手段により得られた撮影画像及び前記比較手段による比較結果に基づく情報を関連付けて記録メモリに記録する画像記録手段と、
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  14. 被写体のサイズを比較条件として設定するサイズ情報設定手段と、
    被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、
    前記撮像手段により得られる撮影画像中の被写体のサイズを取得するサイズ取得手段と、
    前記サイズ取得手段によって取得された被写体のサイズと前記サイズ情報設定手段によって設定されたサイズとを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づき、前記撮像手段により得られた撮影画像の記録メモリへの記録の有無を制御する画像記録手段と、
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  15. 電子カメラのコンピュータに、
    被写体のサイズを比較条件として設定する機能と、
    被写体を撮影して撮影画像を得る機能と、
    撮影画像中の被写体のサイズを取得する機能と、
    前記取得された被写体のサイズと前記設定されたサイズとを比較する機能と、
    前記比較による比較結果に基づき、報知情報を出力する機能と、
    を実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008090796A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Denso Wave Inc リーダライタ
JP2011199560A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Nec Corp 携帯電話機およびスケール表示方法

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