JP2006165666A - 監視カメラ、監視画像モニタ装置、監視画像蓄積装置及び監視システム - Google Patents

監視カメラ、監視画像モニタ装置、監視画像蓄積装置及び監視システム Download PDF

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【課題】 監視システムの構築コストの低減化を図ることができる監視カメラを提供すること。
【解決手段】 監視カメラ10は、監視領域の全体を撮像する撮像部11と、監視領域の全体が撮像された全体画像を所定の画像サイズの画像に変換するサイズ変換部12と、サイズ変換された全体画像の画像信号をNTSC方式の画像信号に変換するNTSCエンコーダ部13と、全体画像に基づいて監視領域内の動き物体を検出する動き検出部14と、全体画像から動き物体を含む動き領域画像を切り出す画像切出部15と、切り出された動き領域画像の画像信号をNTSC方式の画像信号に変換するNTSCエンコーダ部16とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、監視領域を監視する監視カメラ、監視画像モニタ装置、監視画像蓄積装置及び監視システムに関する。
従来の監視システムとしては、図17に示すようなものが知られている。
図17に示された従来の監視システム1は、監視領域全体を撮影する固定カメラ2と、監視領域内における撮影範囲の上下左右の移動とズームイン及びズームアウトとが可能な制御カメラ3と、固定カメラ2の撮影画像内の変化を検出する変化検出部4と、制御カメラ3を制御するカメラ制御部5と、カメラ制御部5の制御信号を入力する制御指示入力部6と、変化検出部4での検出結果及び制御指示入力部6からの制御の状態を固定カメラ2からの撮影画像信号に多重する検出結果多重部7と、固定カメラ2の撮影画像を表示する表示モニタ8と、制御カメラ3の撮影画像を表示する表示モニタ9とを備え、監視領域全体の画像及び動きが検出された領域の詳細画像の両方を表示することができるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−251608号公報(第3−4頁、第2図)
しかしながら、このような従来の監視システムでは、監視領域全体の画像と、動きが検出された領域の詳細画像とをそれぞれ個別に撮影するカメラ装置を必要とするので、監視システムの構築コストが高くなるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる監視カメラ、監視画像モニタ装置、監視画像蓄積装置及び監視システムを提供するものである。
本発明の監視カメラは、監視領域の全体を撮像する撮像部と、前記監視領域の全体が撮像された全体画像に基づいて前記監視領域内の動き物体を検出する動き検出部と、前記全体画像から前記動き物体を含む動き領域画像を切り出す動き領域画像切出部とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の監視カメラは、監視領域の全体画像の画像信号とともに、侵入者等を含む動き領域画像の画像信号を出力するので、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる。
また、本発明の監視カメラは、前記全体画像を所定の画像サイズの画像に変換する全体画像サイズ変換部と、画像サイズが変換された前記全体画像及び前記動き領域画像の少なくとも一方の画像信号を出力する画像信号出力部とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の監視カメラは、画像信号出力部は、所定の画像サイズに変換された全体画像の画像信号及び動き領域画像の少なくとも一方の画像信号を出力するので、利用者が所望する画像サイズの全体画像で監視領域を利用者に監視させることができ、監視領域に侵入者等が現れた場合は動き領域画像を利用者に提供することができる。
さらに、本発明の監視カメラは、前記動き領域画像を所定の画像サイズの画像に変換する動き領域画像サイズ変換部を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の監視カメラは、監視領域の侵入者等が拡大された画像の画像信号を出力するので、利用者が視認しやすい画像を利用者に提供することができる。
さらに、本発明の監視カメラは、前記全体画像と前記動き領域画像とを合成する画像合成部を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の監視カメラは、全体画像と動き領域画像とが合成された合成画像の画像信号を出力するので、1台の監視カメラと1台の表示装置とを備えた監視システムを構築することができ、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる。
さらに、本発明の監視カメラは、前記動き検出部の検出結果に基づき、前記全体画像及び前記動き領域画像のいずれかを選択する画像選択部を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の監視カメラは、動き検出部が動き物体を検出するまでは全体画像の画像信号を出力し、動き検出部が動き物体を検出した後は侵入者等が撮像された動き領域画像の画像信号を出力するので、1台の監視カメラと1台の表示装置とを備えた監視システムを構築することができ、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる。
さらに、本発明の監視カメラは、前記全体画像を画像圧縮する全体画像圧縮部と、前記動き領域画像を画像圧縮する動き領域画像圧縮部と、画像圧縮された前記全体画像及び前記動き領域画像の少なくとも一方の画像信号をネットワークに送出する通信インタフェース部とを備え、前記全体画像圧縮部は、前記動き領域画像切出部によって切り出される画像の範囲を前記全体画像から除いて画像圧縮する構成を有している。
この構成により、本発明の監視カメラは、全体画像圧縮部は、動き領域画像切出部によって切り出される画像の範囲を全体画像から除いて画像圧縮するので、全体画像の画像信号をネットワークに送出する際の符号量を削減することができ、ネットワークの負荷を軽減することができる。
本発明の監視画像モニタ装置は、監視領域の全体を撮像する監視カメラから、前記監視領域の全体が撮像された全体画像の画像信号と、前記監視領域内において動き物体が検出されたことを示す検出信号と、前記全体画像から切り出された前記動き物体を含む動き領域画像の画像信号とを受信する通信インタフェース部と、前記検出信号に基づいて前記全体画像と前記動き領域画像とを合成する画像合成部と、合成された画像を表示する表示部とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の監視画像モニタ装置は、監視領域の全体画像及び侵入者等を含む動き領域画像を表示するので、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる。
また、本発明の監視画像モニタ装置は、前記全体画像の画像信号を記憶する画像記憶部を備え、前記画像合成部は、前記動き領域画像と前記検出信号を受信する前に前記画像記憶部に記憶された前記全体画像とを合成する構成を有している。
この構成により、本発明の監視画像モニタ装置は、全体画像と動き領域画像とが合成された合成画像を表示するので、1台の表示部を備えた監視システムを構築することができ、監視システムの構築コストを従来のものよりも低減することができる。
本発明の監視画像蓄積装置は、監視領域の全体を撮像する監視カメラから、前記監視領域の全体が撮像された全体画像の画像信号と、前記監視領域内において動き物体が検出されたことを示す検出信号と、前記全体画像から切り出された前記動き物体を含む動き領域画像の画像信号とを受信する通信インタフェース部と、前記検出信号に基づいて前記全体画像と前記動き領域画像とを合成する画像合成部と、合成された画像信号を蓄積する蓄積部とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の監視画像蓄積装置は、監視領域の全体画像及び侵入者等を含む動き領域画像の画像信号を蓄積するので、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる。
また、本発明の監視画像蓄積装置は、前記全体画像の画像信号を記憶する画像記憶部を備え、前記画像合成部は、前記動き領域画像と前記検出信号を受信する前に前記画像記憶部に記憶された前記全体画像とを合成する構成を有している。
この構成により、本発明の監視画像蓄積装置は、画像合成部は、動き領域画像と検出信号を受信する前に画像記憶部に記憶された全体画像とを合成するので、検出信号を受信するまでは新たな全体画像の画像信号を蓄積する必要がなく、自装置の処理負荷を軽減することができる。
本発明の監視システムは、監視カメラと、監視画像モニタ装置と、監視画像蓄積装置とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の監視システムは、監視カメラは、監視領域の全体画像及び侵入者等を含む動き領域画像の画像信号を出力するので、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる。
本発明は、監視システムの構築コストの低減化を図ることができるという効果を有する監視カメラ、監視画像モニタ装置、監視画像蓄積装置及び監視システムを提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態の監視カメラの構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の監視カメラ10は、監視領域の全体を撮像する撮像部11と、監視領域の全体が撮像された全体画像を所定の画像サイズの画像に変換するサイズ変換部12と、サイズ変換された全体画像の画像信号をNTSC(National Television Standards Committee)方式の画像信号に変換するNTSCエンコーダ部13と、全体画像に基づいて監視領域内の動き物体を検出する動き検出部14と、全体画像から動き物体を含む動き領域画像を切り出す画像切出部15と、切り出された動き領域画像の画像信号をNTSC方式の画像信号に変換するNTSCエンコーダ部16とを備えている。なお、サイズ変換部12は、本発明の全体画像サイズ変換部を構成している。また、画像切出部15は、本発明の動き領域画像切出部を構成している。
撮像部11は、光を入射するレンズ11aと、光電変換によりアナログ画像信号を出力するCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)11bと、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)法によりアナログ画像信号のノイズを除去し、振幅調整を行うCDS部11cと、アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するAD部11dと、所定のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部11eと、CCD11bの駆動の制御を行う駆動制御部11fとを備えている。
撮像部11は、例えば水平方向1280画素、垂直方向960画素の画像サイズで構成される全体画像の画像信号を出力するようになっている。以下、撮像部11は、この画像サイズで監視領域全体を撮像するものとして説明する。なお、水平方向1280画素、垂直方向960画素の画像サイズを表す場合、以下「画像サイズ1280×960」と簡略化して表すものとする。
サイズ変換部12は、ローパスフィルタ、CPU、ROM、RAM等によって構成され、例えば、ローパスフィルタでノイズを除去した後に、水平方向において2画素を1画素に間引く処理と、垂直方向において2ラインから1ラインを間引く処理とによって、全体画像の画像サイズを画像サイズ1280×960から画像サイズ640×480に変換するようになっている。
動き検出部14は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、周知の差分法や動きベクトル法等によって、全体画像から動き物体の画像を検出し、監視領域の座標に対する動き物体が含まれる領域(以下「動き検出領域」という。)の座標情報を取得するようになっている。この動き検出領域の座標情報は、動き領域開始画素座標と、動き領域水平サイズと、動き領域垂直サイズとで定義される。また、動き検出部14は、動き物体の画像を検出したとき、検出したことを示す検出信号を生成し、この検出信号と動き検出領域の座標情報とを動き情報として画像切出部15に出力するようになっている。なお、動き物体には人物や動植物等の生物も含まれるものとする。
画像切出部15は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、動き検出部14から動き情報を受信したとき、動き情報に基づき、全体画像から動き検出領域を含む画像サイズ640×480の領域(以下「動き検出部切出領域」という。)の画像を切り取り、その画像信号を出力するようになっている。具体的には、画像切出部15は、動き情報に含まれる動き検出領域の座標情報から、監視領域の座標に対する動き検出領域の座標値を取得し、画像サイズ640×480内に動き検出領域が収まるよう動き検出部切出領域を切り取るようになっている。
NTSCエンコーダ部13及びNTSCエンコーダ部16は、それぞれ、CPU、ROM、RAM等によって構成されている。NTSCエンコーダ部13は、全体画像の画像信号をNTSC方式の画像信号に変換して出力し、NTSCエンコーダ部16は、動き検出部切出領域の画像信号をNTSC方式の画像信号に変換して出力するようになっている。
次に、本実施の形態の監視カメラ10の動作について説明する。
まず、CCD11bによって、レンズ11aに入射された光が光電変換され、監視範囲全体を撮像した画像サイズ1280×960の全体画像が取得される。次いで、CDS部11cによって、全体画像のアナログ信号に含まれるノイズ成分がCDS法により除去され、AD部11dに出力するための振幅調整が行われる。次いで、AD部11dによって、全体画像のアナログ信号がデジタル信号に変換される。そして、デジタル信号処理部11eによって、ホワイトバランス制御、ガンマ変換等の周知の信号処理が行われ、輝度信号及び色差信号を含む画像信号に変換される。
引き続き、サイズ変換部12によって、画像サイズ1280×960の全体画像が画像サイズ640×480の全体画像にサイズ変換される。そして、NTSCエンコーダ部13によって、サイズ変換された全体画像の画像信号がNTSC方式の画像信号に変換され出力される。
一方、撮像部11によって撮像された全体画像の画像信号は、動き検出部14にも入力され、動き検出部14によって、全体画像から動き物体の画像が検出されたとき、全体画像の座標に対する動き検出領域の座標情報が取得され、この座標情報及び検出信号を含む動き情報が画像切出部15に出力される。
引き続き、画像切出部15によって、動き検出部14からの動き情報に基づき、全体画像から動き検出部切出領域の画像が切り出され、この画像信号がNTSCエンコーダ部16に出力される。そして、NTSCエンコーダ部16によって、切り出された動き検出部切出領域の画像信号がNTSC方式の画像信号に変換され出力される。
次に、本実施の形態の監視カメラ10を駐車場の監視カメラに適用した例を挙げ、その動作について図2を用いて説明する。
図2(a)において、撮像部11によって駐車場全体が撮像された画像サイズ1280×960の全体画像20が示されている。全体画像20は、車両の画像20aと、動き検出部14によって検出された侵入者の画像を含む動き検出領域20bと、画像切出部15によって切り出される動き検出部切出領域20cとを含んでいる。
サイズ変換部12は、画像サイズ1280×960の全体画像20を画像サイズ640×480にサイズ変換し、全体画像21の画像信号を出力する(図2(b))。
動き検出部14は、差分法や動きベクトル法等によって動き検出領域20bを検出し、動き領域開始画素座標と、動き領域水平サイズと、動き領域垂直サイズとを座標情報として取得する。
画像切出部15は、動き検出領域20bの画像を含む画像サイズ640×480の動き検出部切出領域20cを全体画像20から切り出し、動き領域の詳細画像22の画像信号を出力する(図2(c))。
なお、動き検出部14が、動き情報をサイズ変換部12に出力し、図2(d)に示すように、画像切出部15によって切り出される動き検出部切出領域20cに枠24を付した画像を含む全体画像23の画像信号を出力する構成とすることもできる。この構成により、監視システムを1台の表示装置で構築することができ、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる。
以上のように、本実施の形態の監視カメラ10によれば、監視領域全体が撮像された全体画像21と、動き領域の詳細画像22とを1つの撮像部11で同時に取得する構成としたので、1台の監視カメラで監視システムを構築することができ、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる。
なお、本実施の形態において、全体画像20を画像サイズ1280×960とし、全体画像21及び動き領域の詳細画像22を画像サイズ640×480として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の画像サイズであっても同様の効果が得られる。
(第2の実施の形態)
まず、本発明の第2の実施の形態の監視カメラの構成について説明する。
図3に示すように、本実施の形態の監視カメラ30は、監視領域の全体を撮像する撮像部31と、監視領域の全体が撮像された全体画像を所定の画像サイズの画像に変換するサイズ変換部32と、サイズ変換された画像をNTSC方式の画像信号に変換するNTSCエンコーダ部33と、全体画像に基づいて監視領域内の動き物体を検出する動き検出部34と、全体画像から動き物体を含む領域の画像を切り出す画像切出部35と、切り出された画像を所定の画像サイズの画像に変換するサイズ変換部36と、サイズ変換された画像をNTSC方式の画像信号に変換するNTSCエンコーダ部37とを備えている。ここで、サイズ変換部36は、本発明の動き領域画像サイズ変換部を構成している。
なお、サイズ変換部36以外の構成は、本発明の第1の実施の形態の監視カメラ10と同様な構成なので、詳細な説明を省略する。また、監視カメラ10と同様に、撮像部31は、画像サイズ1280×960の画像信号を出力し、サイズ変換部32は、画像サイズ1280×960の画像を画像サイズ640×480の画像に変換するものとする。
サイズ変換部36は、ローパスフィルタ、CPU、ROM、RAM等によって構成され、ローパスフィルタでノイズを除去した後に、例えば周知の補間法によって、画像切出部35によって切り出された画像を画像サイズ640×480の画像に拡大するようになっている。
次に、本実施の形態の監視カメラ30の動作について図4を用いて説明する。ただし、本発明の第1の実施の形態の監視カメラ10と同様に、監視カメラ30を駐車場の監視カメラに適用した例を挙げて説明し、監視カメラ10と同様な動作についての説明は省略する。
図4(a)において、撮像部31によって駐車場全体が撮像された画像サイズ1280×960の全体画像40が示されている。全体画像40は、車両の画像40aと、動き検出部34によって検出された侵入者の画像を含む動き検出領域40bとを含んでいる。
サイズ変換部32は、画像サイズ1280×960の全体画像40を画像サイズ640×480にサイズ変換し、全体画像41の画像信号を出力する(図4(b))。
動き検出部34は、差分法や動きベクトル法等によって動き検出領域40bを検出し、動き情報を画像切出部35に出力する。この動き検出領域40bは、動き領域開始画素座標と、動き領域水平サイズと、動き領域垂直サイズとで定義され、動き検出領域40bの画像サイズは、画像サイズ640×480よりも小さいものである。
画像切出部35は、動き情報を受信したとき、動き検出領域40bの画像を切り出し、この画像信号をサイズ変換部36に出力する。
サイズ変換部36は、画像切出部35によって切出された動き検出領域40bの画像を画像サイズ640×480の動き領域の詳細画像42に拡大し、NTSCエンコーダ部37に画像信号を出力する(図4(c))。
以上のように、本実施の形態の監視カメラ20によれば、サイズ変換部36は、画像切出部35によって切り出された動き検出領域40bの画像を拡大する構成としたので、動き検出領域40bの画像サイズがNTSCエンコーダ部37の出力画像サイズよりも小さい場合でも、動き検出領域40bの画像を拡大して出力画像サイズと一致させることができる。
なお、本実施の形態において、動き検出領域40bの画像サイズが画像サイズ640×480よりも小さい場合の例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、動き検出領域40bの画像サイズが画像サイズ640×480よりも大きい場合は、サイズ変換部36が、画像切出部35によって切出された動き検出領域の画像を画像サイズ640×480に縮小する構成としても同様の効果が得られる。
(第3の実施の形態)
まず、本発明の第3の実施の形態の監視カメラの構成について説明する。
図5に示すように、本実施の形態の監視カメラ50は、監視領域の全体を撮像する撮像部51と、監視領域の全体が撮像された全体画像を所定の画像サイズの画像に変換するサイズ変換部52と、全体画像に基づいて監視領域内の動き物体を検出する動き検出部53と、全体画像から動き物体を含む領域の画像を切り出す画像切出部54と、サイズ変換された画像と切り出された画像とを合成する画像合成部55と、合成された画像をNTSC方式の画像信号に変換するNTSCエンコーダ部56とを備えている。
なお、画像合成部55及びNTSCエンコーダ部56以外の構成は、本発明の第1の実施の形態の監視カメラ10と同様な構成なので、詳細な説明を省略する。また、監視カメラ10と同様に、撮像部51は、画像サイズ1280×960の画像信号を出力し、サイズ変換部52及び画像切出部54は、画像サイズ640×480の画像信号を出力するものとする。
画像合成部55は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、複数の画像を1つの画像に合成するようになっている。また、画像合成部55は、画像を合成する際に、合成する画像を拡大したり、縮小したりすることができるようになっている。なお、画像合成部55は、本発明の画像合成部及び画像信号出力部を構成している。
NTSCエンコーダ部56は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、画像合成部55によって合成された合成画像信号をNTSC方式の画像信号に変換して出力するようになっている。
次に、本実施の形態の監視カメラ50の動作について図6を用いて説明する。ただし、本発明の第1の実施の形態の監視カメラ10と同様に、監視カメラ50を駐車場の監視カメラに適用した例を挙げて説明し、監視カメラ10と同様な動作についての説明は省略する。
図6(a)において、撮像部51によって駐車場全体が撮像された画像サイズ1280×960の全体画像60が示されている。全体画像60は、車両の画像60aと、動き検出部53によって検出された侵入者の画像を含む動き検出領域60bと、画像切出部54によって切り出される動き検出部切出領域60cとを含んでいる。
サイズ変換部52は、画像サイズ1280×960の全体画像60を画像サイズ640×480にサイズ変換し、全体画像61の画像信号を画像合成部55に出力する(図6(b))。
動き検出部53は、差分法や動きベクトル法等によって動き検出領域60bを検出する。この動き検出領域60bは、動き領域開始画素座標と、動き領域水平サイズと、動き領域垂直サイズとで定義される。
画像切出部54は、動き情報に基づき、動き検出領域60bの画像を含む画像サイズ640×480の動き検出部切出領域60cを切り出し、動き領域の詳細画像62の画像信号を画像合成部55に出力する(図6(c))。
画像合成部55は、全体画像61と動き領域の詳細画像62とを合成し、例えば図6(d)及び(e)に示すような、合成画像63又は64の画像信号をNTSCエンコーダ部56に出力する。ここで、合成画像63は、全体画像61を縮小した縮小画像63bが、侵入者の画像63aに上書きされたものである。また、合成画像64は、全体画像61の水平サイズを半分にした全体画像64aと、動き領域の詳細画像62の水平サイズを半分にした動き領域の詳細画像64bとが合成されたものである。
以上のように、本実施の形態の監視カメラ50によれば、画像合成部55は、全体画像61と動き領域の詳細画像62とを合成する構成としたので、全体画像61及び動き領域の詳細画像62の画像信号を1つの画像信号として出力することができる。その結果、1台の監視カメラと1台の表示装置とを備えた監視システムを構築することができるので、監視システムの構築コストの低減化を図ることができる。
(第4の実施の形態)
まず、本発明の第4の実施の形態の監視システムの構成について説明する。
図7に示すように、本実施の形態の監視システム70は、監視領域を撮像する複数の監視カメラ80と、ネットワーク90を介して監視カメラ80に接続され、撮像画像を表示する監視画像モニタ装置100と、撮像画像の画像信号を蓄積する監視画像蓄積装置110とを備えている。
監視カメラ80は、図8に示すように、監視領域の全体を撮像する撮像部81と、監視領域の全体が撮像された全体画像を所定の画像サイズの画像に変換するサイズ変換部82と、全体画像に基づいて監視領域内の動き物体を検出する動き検出部83と、全体画像から動き物体を含む領域の画像を切り出す画像切出部84と、サイズ変換された画像又は切り出された画像を選択する画像選択部85と、選択された画像を画像圧縮して符号化する圧縮符号化部86と、ネットワーク90と通信する通信インタフェース部87とを備えている。ここで、圧縮符号化部86は、本発明の全体画像圧縮部及び動き領域画像圧縮部を構成している。
なお、画像選択部85、圧縮符号化部86及び通信インタフェース部87以外の構成は、本発明の第1の実施の形態の監視カメラ10と同様な構成なので、詳細な説明を省略する。また、監視カメラ10と同様に、撮像部81は、画像サイズ1280×960の画像信号を出力し、サイズ変換部82及び画像切出部84は共に、画像サイズ640×480の画像信号を出力するものとする。
画像選択部85は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、動き検出部83から出力される動き情報に基づき、サイズ変換部82によってサイズ変換された画像、又は画像切出部84によって切り出された画像を選択するようになっている。具体的には、画像選択部85は、動き検出部83から動き情報を受信していないときは、サイズ変換部82によってサイズ変換された全体画像を選択し、動き検出部83から動き情報を受信したときは、画像切出部84によって切り出された動き領域の詳細画像を選択するようになっている。
圧縮符号化部86は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、画像選択部85によって選択された画像の信号をMPEG(Moving Picture Experts Group)フォーマットや、JPEG(Joint Photographic Experts Group)フォーマット等に基づき、画像圧縮を実行するようになっている。
通信インタフェース部87は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、圧縮符号化部86によって画像圧縮された画像信号や監視カメラ80の識別情報等をネットワーク90に送出するようになっている。
監視画像モニタ装置100は、図9に示すように、ネットワーク90と通信する通信インタフェース部101と、画像圧縮された画像信号を復号化する圧縮復号化部102と、画像を合成する合成部103と、画像信号を記憶するフレームメモリ部104と、画像を表示する表示部105とを備えている。なお、合成部103は、本発明の画像合成部を構成している。また、フレームメモリ部104は、本発明の画像記憶部を構成している。
通信インタフェース部101は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、複数の監視カメラ80がそれぞれ備える通信インタフェース部87と所定時間間隔毎に通信し、各通信インタフェース部87から送出された圧縮画像信号を順々に受信するようになっている。
圧縮復号化部102は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、画像圧縮された画像信号を復号化するようになっている。
合成部103は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、圧縮復号化部102によって復号化された画像信号をフレームメモリ部104及び表示部105に出力するようになっている。また、合成部103は、通信インタフェース部101によって動き情報が受信されたとき、フレームメモリ部104に記憶された画像信号を読み出し、この画像信号と、動き領域の詳細画像の信号とを合成してフレームメモリ部104及び表示部105に出力するようになっている。また、合成部103は、画像を合成する際に、合成する画像を拡大したり、縮小したりすることができるようになっている。
フレームメモリ部104は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)で構成され、合成部103から出力された画像信号を蓄積するようになっている。
表示部105は、例えばNTSC方式に基づいて画像を表示する液晶ディスプレイで構成され、合成部103によって合成された画像を表示するようになっている。
監視画像蓄積装置110は、図10に示すように、ネットワーク90と通信する通信インタフェース部111と、画像圧縮された画像信号を復号化する圧縮復号化部112と、画像を合成する合成部113と、画像信号を記憶するフレームメモリ部114と、画像信号を蓄積する蓄積部115とを備えている。なお、合成部113は、本発明の画像合成部を構成している。また、フレームメモリ部114は、本発明の画像記憶部を構成している。また、蓄積部115以外の構成は、前述の監視画像モニタ装置100と同様な構成なので、詳細な説明を省略する。
蓄積部115は、例えばハードディスクドライブによって構成され、合成部113から出力された画像信号を蓄積するようになっている。
次に、本実施の形態の監視システム70の動作について図7〜11を用いて説明する。ただし、本実施の形態の監視システム70に係る複数の監視カメラ80は、それぞれ、複数の駐車場を個別に監視するものとし、監視カメラ10と同様な動作についての説明は省略する。
図11に示すように、現在のフレームをNフレーム、現在のフレームの1つ前のフレームをN−1フレームとし、Nフレームにおいて侵入者が撮像されたものとする。
まず、N−1フレームにおいて、監視カメラ80によって、画像サイズ1280×960の全体画像120が取得され、全体画像120の画像信号がサイズ変換部82に出力され、画像サイズ640×480の全体画像121の画像信号に変換される。
N−1フレームにおいては、動き物体は検出されないので、動き検出部83から動き情報は出力されず、画像選択部85によって、サイズ変換部82から出力される全体画像121の画像信号が選択され、圧縮符号化部86に出力される。そして、圧縮符号化部86によって、全体画像121の画像信号が画像圧縮され、画像圧縮された全体画像121の画像信号が通信インタフェース部87からネットワーク90に送出される。
次に、監視画像モニタ装置100において、通信インタフェース部101によって、受信された全体画像121の画像信号が圧縮復号化部102に出力され、圧縮復号化部102によって復号化される。この復号化された全体画像121の画像信号は、合成部103に出力される。そして、合成部103によって、全体画像121の画像信号が、フレームメモリ部104及び表示部105に出力されて、フレームメモリ部104に蓄積され、全体画像121が表示部105に表示される。
同様に、監視画像蓄積装置110において、通信インタフェース部111によって、受信された全体画像121の画像信号が圧縮復号化部112に出力され、圧縮復号化部112によって復号化される。この復号化された全体画像121の画像信号は、合成部113に出力される。そして、合成部113によって、全体画像121の画像信号が、フレームメモリ部114及び蓄積部115に出力されて、それぞれ蓄積される。
次に、Nフレームにおいて、監視カメラ80によって、画像サイズ1280×960の全体画像125が撮像され、撮像された画像信号がサイズ変換部82に出力され、画像サイズ640×480の画像信号に変換される。全体画像125は、動き領域の詳細画像125aを含み、サイズ変換部82によって画像選択部85に出力される。
Nフレームにおいては、侵入者が動き物体として検出されるので、動き検出部83から動き情報が出力され、画像選択部85によって、画像切出部84から出力される動き領域の詳細画像の画像信号が選択され、圧縮符号化部86に出力される。動き情報は、動き検出部83から通信インタフェース部87にも送信される。そして、圧縮符号化部86によって、画像圧縮された後、動き領域の詳細画像126の画像圧縮信号が通信インタフェース部87からネットワーク90に送出される。
次に、監視画像モニタ装置100において、通信インタフェース部101によって、受信された動き領域の詳細画像126の画像信号が圧縮復号化部102に出力され、復号化される。この復号化された動き領域の詳細画像126の画像信号は、合成部103に出力される。また、動き情報は、通信インタフェース部101から合成部103に送信される。そして、合成部103によって、フレームメモリ部104に蓄積された前フレームの画像信号、すなわちN−1フレームにおいて蓄積された全体画像121の画像信号が読み出される。
さらに、合成部103によって、動き領域の詳細画像126が縮小され、縮小された動き領域の詳細画像126と全体画像121とが合成された合成画像127が出力される。この合成画像127は、全体画像127aと、動き領域の詳細画像127bとを含んでいる。そして、合成部103によって、合成画像127の画像信号が、フレームメモリ部104及び表示部105に出力されて、フレームメモリ部104に蓄積され、合成画像127が表示部105に表示される。
同様に、監視画像蓄積装置110において、通信インタフェース部111によって、受信された動き領域の詳細画像126の画像信号が圧縮復号化部112に出力され、復号化される。この復号化された動き領域の詳細画像126の画像信号は、合成部113に出力される。また、動き情報は、通信インタフェース部111から合成部113に送信される。そして、合成部113によって、フレームメモリ部114に蓄積されたN−1フレームの全体画像121の画像信号が読み出される。
さらに、合成部113によって、動き領域の詳細画像126が縮小され、縮小された動き領域の詳細画像126と全体画像121とが合成された合成画像127が出力される。そして、合成部113によって、合成画像127の画像信号がフレームメモリ部114及び蓄積部115に出力され、フレームメモリ部114及び蓄積部115に蓄積される。
以上のように、本実施の形態の監視システム70によれば、複数の監視カメラ80は、複数の駐車場を個別に撮像し、ネットワーク90を介して駐車場の画像信号を監視画像モニタ装置100及び監視画像蓄積装置110に送信し、監視画像モニタ装置100及び監視画像蓄積装置110は、動き情報を受信した際に、全体画像121と動き領域の詳細画像126とを合成し、表示部105に表示するとともに蓄積部115に蓄積する構成としたので、複数の駐車場を各1台の監視カメラで監視することができ、監視システムの構築コストを従来のものよりも低減することができる。
なお、本実施の形態において、監視画像モニタ装置100及び監視画像蓄積装置110をそれぞれ1台で構成する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、それぞれを複数で構成する場合でも同様の効果が得られる。
また、本実施の形態において、監視画像モニタ装置100は、動き情報の有無にかかわらず全体画像121を表示部105に表示する構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、全体画像121をフレームメモリ部104に一旦蓄積した後において、動き情報が取得されるまでは、新たな全体画像121の画像信号は蓄積せず、フレームメモリ部104から全体画像121の画像信号を読み出して表示部105に表示し、動き情報が取得された後は、動き領域の詳細画像126を表示部105に表示する構成としても同様の効果が得られる。
また、本実施の形態において、監視画像蓄積装置110は、動き情報の有無にかかわらず全体画像121の画像信号を蓄積部115に蓄積する構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、全体画像121をフレームメモリ部114に一旦蓄積した後において、動き情報が取得されるまでは新たな全体画像121の画像信号を蓄積しない構成とすることにより、監視画像蓄積装置110の処理負荷を軽減することができる。
(第5の実施の形態)
まず、本発明の第5の実施の形態の監視システムの構成について説明する。ただし、本実施の形態の監視システムは、図7に示された本発明の第4の実施の形態の監視システム70と同様に、複数の監視カメラと、監視画像モニタ装置と、監視画像蓄積装置とを備えるものであり、監視システム70と同様な構成については詳細な説明を省略する。
図12に示すように、本実施の形態の監視システムに係る監視カメラ130は、監視領域の全体を撮像する撮像部131と、監視領域の全体が撮像された全体画像を所定の画像サイズの画像に変換するサイズ変換部132と、サイズ変換された画像信号を画像圧縮して符号化する圧縮符号化部133と、全体画像に基づいて監視領域内の動き物体を検出する動き検出部134と、全体画像から動き物体を含む領域の画像を切り出す画像切出部135と、切り出された画像を画像圧縮して符号化する圧縮符号化部136と、ネットワークと通信する通信インタフェース部137とを備えている。ここで、圧縮符号化部133は、本発明の全体画像圧縮部を構成している。また、圧縮符号化部136は、本発明の動き領域画像圧縮部を構成している。
なお、圧縮符号化部133及び圧縮符号化部136以外の構成は、本発明の第1の実施の形態の監視カメラ10と同様な構成なので、詳細な説明を省略する。また、監視カメラ10と同様に、撮像部131は、画像サイズ1280×960の画像信号を出力し、サイズ変換部132及び画像切出部135は共に、画像サイズ640×480の画像信号を出力するものとする。
圧縮符号化部133及び圧縮符号化部136は、CPU、ROM、RAM等によって構成されている。圧縮符号化部133及び圧縮符号化部136は、動き検出部134から動き情報を受信していないとき、それぞれ、サイズ変換された全体画像の画像信号及び動き検出部切出領域の画像信号をMPEGフォーマットや、JPEGフォーマット等に基づいて画像圧縮するようになっている。
圧縮符号化部133は、動き検出部134から動き情報を受信したとき、画像切出部135によって切り出される動き検出部切出領域に相当する範囲を全体画像から除いて、すなわち、動き検出部切出領域に相当する範囲のファイルサイズをゼロにして画像圧縮するようになっている。圧縮符号化部136は、動き検出部134から動き情報を受信したとき、圧縮符号化部133と同期して、切り出された画像信号を画像圧縮するようになっている。
通信インタフェース部137は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、圧縮符号化部133及び圧縮符号化部136によって画像圧縮された画像信号をネットワークに送出するようになっている。また、通信インタフェース部137は、動き検出部134から動き情報を受信したとき、この動き情報をネットワークに送出するようになっている。
また、図13に示すように、本実施の形態の監視システムに係る監視画像モニタ装置140は、ネットワークと通信する通信インタフェース部141と、画像圧縮された全体画像及び動き検出部切出領域の画像信号を復号化する圧縮復号化部142と、画像を合成する合成部143と、画像を表示する表示部144とを備えている。なお、監視画像モニタ装置140の構成は、本発明の第4の実施の形態の監視システム70に係る監視画像モニタ装置100と同様な構成なので、詳細な説明を省略する。また、合成部143は、本発明の画像合成部を構成している。
また、図14に示すように、本実施の形態の監視システムに係る監視画像蓄積装置150は、ネットワークと通信する通信インタフェース部151と、画像圧縮された全体画像及び動き検出部切出領域の画像信号を復号化する圧縮復号化部152と、画像を合成する合成部153と、画像信号を蓄積する蓄積部154とを備えている。なお、監視画像蓄積装置150の構成は、本発明の第4の実施の形態の監視システム70に係る監視画像蓄積装置110と同様な構成なので、詳細な説明を省略する。また、合成部153は、本発明の画像合成部を構成している。
次に、本実施の形態の監視システムの動作について図12〜16を用いて説明する。ただし、本実施の形態の監視システムに係る複数の監視カメラ130は、それぞれ、複数の駐車場を個別に監視するものとし、監視カメラ10と同様な動作についての説明は省略する。
図15(a)において、撮像部131によって駐車場全体が撮像された画像サイズ1280×960の全体画像160が示されている。全体画像160は、車両の画像160aと、動き検出部134によって検出された侵入者の画像を含む動き検出領域160bと、画像切出部135によって切り出される動き検出部切出領域160cとを含んでいる。
サイズ変換部132は、画像サイズ1280×960の全体画像160を画像サイズ640×480にサイズ変換し、全体画像161の画像信号を圧縮符号化部133に出力する(図15(b))。
動き検出部134は、差分法や動きベクトル法等によって動き検出領域160bを検出する。この動き検出領域160bは、動き領域開始画素座標と、動き領域水平サイズと、動き領域垂直サイズとで定義される。
画像切出部135は、動き検出部134から動き情報を受信したとき、動き検出領域160bの画像を含む画像サイズ640×480の動き検出部切出領域160cを切り出し、動き領域の詳細画像162の画像信号を圧縮符号化部136に出力する(図15(c))。
圧縮符号化部133は、動き検出部134から動き情報を受信していないとき、全体画像161の画像信号を画像圧縮して通信インタフェース部137を介してネットワークに送出する。一方、圧縮符号化部133は、動き検出部134から動き情報を受信したとき、動き検出部切出領域160cに相当する領域の画像信号を全体画像161から除き、図15(d)に示すように、画像信号が削除された領域163aを含む全体画像163の画像信号を画像圧縮して通信インタフェース部137を介してネットワークに送出する。
圧縮符号化部136は、動き検出部134から動き情報を受信していないとき、動き領域の詳細画像162の画像信号を画像圧縮して通信インタフェース部137を介してネットワークに送出する。一方、圧縮符号化部136は、動き検出部134から動き情報を受信したとき、圧縮符号化部133と同期して、動き領域の詳細画像162の画像信号を画像圧縮して通信インタフェース部137を介してネットワークに送出する。
次に、監視画像モニタ装置140において、通信インタフェース部141によって、受信された全体画像163及び動き領域の詳細画像162の画像信号が圧縮復号化部142に出力され、復号化されて全体画像165及び動き領域の詳細画像166が得られる(図16(a)及び(b))。この復号化された全体画像165の画像信号は、画像圧縮時に画像信号が削除された領域165aの画像信号を含んでいる。
合成部143は、全体画像165と動き領域の詳細画像166とを合成し、合成画像167を出力する(図16(c))。合成画像167は、画像圧縮時に画像信号が削除された領域に合成された動き領域の詳細画像167aを含んでいる。
合成部143は、合成画像167の画像信号を表示部144に送信し、表示部144は、合成画像167を表示する。
同様に、監視画像蓄積装置150において、通信インタフェース部151によって、受信された全体画像163及び動き領域の詳細画像162の画像信号が圧縮復号化部152に出力され、復号化されて全体画像165及び動き領域の詳細画像166が得られる(図16(a)及び(b))。この復号化された全体画像165の画像信号は、画像圧縮時に画像信号が削除された領域165aの画像信号を含んでいる。
合成部153は、全体画像165と動き領域の詳細画像166とを合成し、合成画像167を出力する(図16(c))。合成画像167は、画像圧縮時に画像信号が削除された領域に合成された動き領域の詳細画像167aを含んでいる。
合成部153は、合成画像167の画像信号を蓄積部154に送信し、蓄積部154は、合成画像167の画像信号を蓄積する。
以上のように、本実施の形態の監視システムによれば、複数の監視カメラ130は、複数の駐車場を個別に撮像し、ネットワークを介して駐車場の画像信号を監視画像モニタ装置140及び監視画像蓄積装置150に送信し、監視画像モニタ装置140及び監視画像蓄積装置150は、動き情報を受信した際に、全体画像165と動き領域の詳細画像166とを合成し、表示部144に表示するとともに蓄積部154に蓄積する構成としたので、複数の領域を各1台の監視カメラで監視することができ、監視システムの構築コストを従来のものよりも低減することができる。
なお、本実施の形態において、監視画像モニタ装置140及び監視画像蓄積装置150をそれぞれ1台で構成する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、それぞれを複数で構成する場合でも同様の効果が得られる。
以上のように、本発明に係る監視カメラ、監視画像モニタ装置、監視画像蓄積装置及び監視システムは、監視システムの構築コストの低減化を図ることができるという効果を有し、監視領域を監視する監視カメラ、監視画像モニタ装置、監視画像蓄積装置及び監視システム等として有用である。
本発明の第1の実施の形態の監視カメラのブロック図 本発明の第1の実施の形態の監視カメラの動作説明図 本発明の第2の実施の形態の監視カメラのブロック図 本発明の第2の実施の形態の監視カメラの動作説明図 本発明の第3の実施の形態の監視カメラのブロック図 本発明の第3の実施の形態の監視カメラの動作説明図 本発明の第4の実施の形態の監視システムのブロック図 本発明の第4の実施の形態の監視システムに係る監視カメラのブロック図 本発明の第4の実施の形態の監視システムに係る監視画像モニタ装置のブロック図 本発明の第4の実施の形態の監視システムに係る監視画像蓄積装置のブロック図 本発明の第4の実施の形態の監視システムの動作説明図 本発明の第5の実施の形態の監視システムに係る監視カメラのブロック図 本発明の第5の実施の形態の監視システムに係る監視画像モニタ装置のブロック図 本発明の第5の実施の形態の監視システムに係る監視画像蓄積装置のブロック図 本発明の第5の実施の形態の監視システムの動作説明図 本発明の第5の実施の形態の監視システムの動作説明図 従来の監視システムのブロック図
符号の説明
10、20、30、50、80、130 監視カメラ
11、31、51、81、131 撮像部
11a レンズ
11b CCD
11c CDS部
11d AD部
11e デジタル信号処理部
11f 駆動制御部
12、32、36、52、82、132 サイズ変換部
13、16、33、37、56 NTSCエンコーダ部
14、34、53、83、134 動き検出部
15、35、54、84、135 画像切出部
20、21、23、40、41、60、61、64a 全体画像
20a、40a、60a、63a、160a 車両の画像
20b、40b、60b、160b 動き検出領域
20c、60c、160c 動き検出部切出領域
22、42、62、64b、125a 動き領域の詳細画像
24 枠
55 画像合成部
63、64、127、167 合成画像
63b 全体画像の縮小画像
70 監視システム
85 画像選択部
86、133、136 圧縮符号化部
87、101、111、137、141、151 通信インタフェース部
90 ネットワーク
100、140 監視画像モニタ装置
102、112、142、152 圧縮復号化部
103、113、143、153 合成部
104、114 フレームメモリ部
105、144 表示部
110、150 監視画像蓄積装置
115、154 蓄積部
120、121、125、127a、160、161、163、165 全体画像
126、127b、162、166、167a 動き領域の詳細画像
163a、165a 画像信号が削除された領域

Claims (11)

  1. 監視領域の全体を撮像する撮像部と、前記監視領域の全体が撮像された全体画像に基づいて前記監視領域内の動き物体を検出する動き検出部と、前記全体画像から前記動き物体を含む動き領域画像を切り出す動き領域画像切出部とを備えたことを特徴とする監視カメラ。
  2. 前記全体画像を所定の画像サイズの画像に変換する全体画像サイズ変換部と、画像サイズが変換された前記全体画像及び前記動き領域画像の少なくとも一方の画像信号を出力する画像信号出力部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の監視カメラ。
  3. 前記動き領域画像を所定の画像サイズの画像に変換する動き領域画像サイズ変換部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の監視カメラ。
  4. 前記全体画像と前記動き領域画像とを合成する画像合成部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の監視カメラ。
  5. 前記動き検出部の検出結果に基づき、前記全体画像及び前記動き領域画像のいずれかを選択する画像選択部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の監視カメラ。
  6. 前記全体画像を画像圧縮する全体画像圧縮部と、前記動き領域画像を画像圧縮する動き領域画像圧縮部と、画像圧縮された前記全体画像及び前記動き領域画像の少なくとも一方の画像信号をネットワークに送出する通信インタフェース部とを備え、
    前記全体画像圧縮部は、前記動き領域画像切出部によって切り出される画像の範囲を前記全体画像から除いて画像圧縮することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の監視カメラ。
  7. 監視領域の全体を撮像する監視カメラから、前記監視領域の全体が撮像された全体画像の画像信号と、前記監視領域内において動き物体が検出されたことを示す検出信号と、前記全体画像から切り出された前記動き物体を含む動き領域画像の画像信号とを受信する通信インタフェース部と、前記検出信号に基づいて前記全体画像と前記動き領域画像とを合成する画像合成部と、合成された画像を表示する表示部とを備えたことを特徴とする監視画像モニタ装置。
  8. 前記全体画像の画像信号を記憶する画像記憶部を備え、前記画像合成部は、前記動き領域画像と前記検出信号を受信する前に前記画像記憶部に記憶された前記全体画像とを合成することを特徴とする請求項7に記載の監視画像モニタ装置。
  9. 監視領域の全体を撮像する監視カメラから、前記監視領域の全体が撮像された全体画像の画像信号と、前記監視領域内において動き物体が検出されたことを示す検出信号と、前記全体画像から切り出された前記動き物体を含む動き領域画像の画像信号とを受信する通信インタフェース部と、前記検出信号に基づいて前記全体画像と前記動き領域画像とを合成する画像合成部と、合成された画像信号を蓄積する蓄積部とを備えたことを特徴とする監視画像蓄積装置。
  10. 前記全体画像の画像信号を記憶する画像記憶部を備え、前記画像合成部は、前記動き領域画像と前記検出信号を受信する前に前記画像記憶部に記憶された前記全体画像とを合成することを特徴とする請求項9に記載の監視画像蓄積装置。
  11. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の監視カメラと、請求項7又は請求項8に記載の監視画像モニタ装置と、請求項9又は請求項10に記載の監視画像蓄積装置とを備えたことを特徴とする監視システム。
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