JP2006165165A - ヒートシンク - Google Patents

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Abstract

【課題】 発熱量が多いレーザダイオード(LD)等のパワーエレクトロニクス用半導体素子向けのヒートシンクにおいて、素子の破損や故障を防ぎ、かつ特性が劣化しないために素子内に温度分布を生じるのを防ぐ、高い冷却効果を有するヒートシンクを提供する。
【解決手段】 銅などの腐食されにくい部材で形成されたヒートシンク1の上面端部に実装されたLD4から発生する熱は、ヒートシンク1の前壁1c及びヒートシンク上壁1dを介して、中間冷媒流路2c内に設けられた冷媒通孔5aを有する多孔体5に伝導し、一方、入口側冷媒流路2aから中間冷媒流路2cを通って出口側冷媒流路2bへ流れる水などの冷媒は、途中の中間冷媒流路2cに設けられた多孔体5の冷媒通孔5aを導通する際に、伝導してきた熱を奪うことで放熱動作が行われる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば半導体素子等の発熱体を冷却するためのヒートシンクに係わり、特に、レーザダイオード(以下、LDという)等のパワーエレクトロニクス用半導体素子を、冷媒を用いて冷却するヒートシンクに関するものである。
従来のLD向けのヒートシンクとして、例えば特許文献1では、LD等の半導体素子である発熱体に対する冷却性能を高めるために、3枚の平板状銅製部材(以下、平面部材という)を上下に平行に重ね合わせて、中間の平面部材と下側の平面部材との間に流入水路を形成する一方、中間の平面部材と上側の平面部材との間に流出水路を形成する構成としている。そして発熱体を上側の平面部材の上の一端に実装し、中間の平面部材の発熱体に近い端部に、流入水路と流出水路とを繋ぐ導水孔を一列状に複数設けて、流入水路に供給された水等の冷媒を上側平面部材の発熱体に近い壁部に噴出させることで、発熱体の冷却を図っている。
一方、半導体素子向けの冷却性能を高めたヒートシンクとして、例えば特許文献2では、半導体素子の実装部の直下を冷媒が一方向に流れる冷媒流路を設け、冷媒流路中にポーラス部材を備える構成としている。この場合、半導体素子で発生した熱は、ヒートシンクの上壁のみを伝わってポーラス部材に伝導する。ここでポーラス部材は冷媒が流れる直円筒状の孔が流路と概ね平行に多数貫通している。このためポーラス部材と冷媒との接触面積が増大し、その結果、半導体素子からポーラス部材へ伝導した熱を効率よく冷媒に放熱できる。
特開2003−273441号公報(第5、6頁、図3) 特開2001−358270号公報(図1)
一般に半導体素子は温度が低いほど、また素子内の温度分布が小さいほど動作が安定することが知られている。中でもパワーエレクトロニクス用半導体素子は、その他の半導体素子と比べて発熱量が多いため、安定動作のためにはヒートシンクによる充分な冷却が必要であり、冷却が充分になされないと破損や故障等のおそれがある。例えばパワーエレクトロニクス用半導体素子であるLDは発熱密度が高い。すなわち、わずかな実装面積であるにもかかわらず数10Wに達するほど大量の発熱がある。これに対して従来のLD向けのヒートシンクは、例えば特許文献1に示すようにLDに近い限られた面積の壁部だけからしか放熱できない構成であるため、充分な放熱面積を確保できなかった。従って特許文献1では、LD等のパワーエレクトロニクス用半導体素子に対する冷却は不充分となり、破損や故障等のおそれがあった。特にLDは僅かな温度変動に対しても発振光波長が変動するので、冷却性能が不充分な従来のヒートシンクを使用した場合は素子内に温度分布が生じ、深刻な特性劣化の要因となるという課題があった。
一方、LDにおいて充分な発振光出力を得るためには、LDから発振光が出力される方向に発振光を妨げるおそれのある物を置くことができない。すなわち、発振光の出力方向にヒートシンクをはみ出して設けることはできない。その結果、特許文献1に示されるようにヒートシンクの端部にLDを実装する構成とせざるを得ない。しかしながら当該構成とすれば、必然的にLDの実装部の直下には、常にヒートシンクの壁部が存在することとなる。ゆえに、特許文献2に示されるようにLDの実装部の直下に冷媒が一方向に流れるような冷媒流路を設けて、冷媒流路中にポーラス部材を備える構成を採用することができない。すなわち、LDの実装部の近くでは冷媒の流入する方向と流出する方向が概ね逆方向に変化するため、直円筒状の穴を有するポーラス部材を特許文献2に示されるようにLDの実装部の直下に設けることが構造的に困難であるという課題があった。
この発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、LDのような発熱量が多いパワーエレクトロニクス用半導体素子を使用する場合であっても、冷媒への十分な放熱面積を確保して冷却性能を大幅に向上させることができ、さらに発熱体の温度分布を均一にできるヒートシンクを得ることを目的とする。
この発明に係るヒートシンクは、発熱体が実装され、前記発熱体が発生する熱を、冷媒を用いて冷却するヒートシンクにおいて、前記ヒートシンクの内部空間に流路構成部材によって分割形成され、前記ヒートシンクの端部に実装された前記発熱体の近傍へ向かって前記冷媒が流れる第1の流路、前記発熱体の近傍から前記冷媒が流れる第2の流路及び前記第1の流路と前記第2の流路とを前記発熱体の近傍で繋ぐ第3の流路により構成される冷媒流路と、前記第1ないし第3の流路のいずれかに設けられ全ての冷媒が流れる孔を有する多孔体とを備えたものである。
この発明によれば、ヒートシンク内に発熱体の近傍へ向かって冷媒が流れる第1の流路、発熱体の近傍から冷媒が流れる第2の流路及び第1の流路と第2の流路とを発熱体の近傍で繋ぐ第3の流路により構成される冷媒流路を設け、発熱体の実装部に近い冷媒流路中に、冷媒が内部を流れる穴を有する多孔体を設けることで、冷媒への充分な放熱面積を確保でき、発熱体からヒートシンクを介して多孔体に伝導した熱が、多孔体の穴を流れる冷媒により効率よく奪われるため、冷却性能を大幅に向上することができる。また、冷却性能が向上する結果、発熱体の温度分布を均一にすることができる。
以下この発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお実施の形態1では、この発明に係るヒートシンクによりLDの冷却を行う場合を例にとり説明する。
実施の形態1.
図1の(a)は実施の形態1におけるヒートシンク1の横断平面図であり、図1の(b)のA−A断平面図に相当する。一方、図1の(b)はヒートシンク1の縦断側面図であり、図1の(a)のB−B断側面図に相当する。ヒートシンク1の本体は、例えば銅などの熱伝導率が高く冷媒に腐食されにくい部材で形成され、内部に冷媒流路2が形成されている。冷媒流路2は、ヒートシンク1内に流路構成部材3をヒートシンク1と一体的に結合することにより、流路構成部材3の側壁面3aとヒートシンク1の内側壁面1a及び流路構成部材3の前壁面3bとヒートシンク1の内前壁面1bとの間に形成される。流路構成部材3もヒートシンク1の本体と同様に、冷媒に腐食されにくい銅などの部材で形成される。
図1の(b)において、ヒートシンク1の前壁1cの上部には、パワーエレクトロニクス用半導体素子の一種で、発熱体であるLD4が実装される。図1の(b)に示すように、LD4は通常、ヒートシンク1の端部、すなわちヒートシンク1の前壁1cの上部に実装され、ヒートシンク1の前壁1cから離れた場所、例えば図1の(b)における点線Pで示すような位置には実装されない。なぜならば、LD4による発振光が、図1の(b)の矢印LBの方向に照射されるため、LD4から見てLBの方向にヒートシンク1をはみ出して設けることができないためである。すなわちヒートシンク1では、LD4は常にヒートシンク1の端部、すなわちヒートシンク1の前壁1cの上部に実装されることとなる。また、図1の(a)にはLD4の長手方向の長さLL及びヒートシンク1の幅LHを示す。通常、LLが概ねLHの0.8倍程度の値となるようにヒートシンク1の幅LHが決められる。
次に、冷媒流路2は図1の(a)に示すように、水などの冷媒がLD4の実装部近傍へ向かって流入する第1の流路である入口側冷媒流路2aと、冷媒がLD4の実装部近傍から流出する第2の流路である出口側冷媒流路2bと、LD4の実装部近傍で入口側冷媒流路2aと出口側冷媒流路2bとを接続し、冷媒がLD4の長手方向と平行に流れる第3の流路である中継冷媒流路2cとから構成される。中継冷媒流路2c内には、流路構成部材3からLD4の実装部近傍への延長上に直方体の多孔体5が配置されており、多孔体5は、ヒートシンク1の内前壁面1b、流路構成部材3の前壁面3b及びヒートシンク1の上壁1dおよびヒートシンク1の下壁1eと接している。多孔体5は例えばロータス(蓮根)型ポーラス金属等で構成されており、入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2bへ冷媒が流れるための全ての冷媒が流れる孔である冷媒通孔5aが設けられている。すなわち、冷媒は冷媒通孔5aを流れることによってのみ、入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2bへ流れる。図1の(a)において、冷媒流路2の中を冷媒が流れる方向を矢印で示す。また図1の(b)には入口側冷媒流路2aを冷媒が流れる方向を実線の矢印で示す一方、出口側冷媒流路2bを冷媒が流れる方向を破線の矢印で示す。なお多孔体5もヒートシンク1と同様に銅などの熱伝導率が高い部材で形成される。
次に、中継冷媒流路2cにおける多孔体5の配置と寸法について、図を用いて説明する。図2は多孔体5の斜視図であり、図2において多孔体5の幅をW、高さをH、長さをLとする。幅Wは、図1の(a)及び(b)におけるヒートシンク1の内前壁面1bと流路構成部材3との距離に相当する。また高さHは、図1の(b)における中継冷媒流路2cの高さに相当する。さらに長さLは、流路構成部材3の幅に相当する。W、H、Lを、それぞれ図1の(a)及び(b)に示す。詳細は後述するが、LD4からの熱はヒートシンク1の前壁1c及びヒートシンク1の上壁1dを介して多孔体5に伝わり、冷媒へ放熱される。多孔体5ではLD4からの距離が遠くなるほど熱伝導量が少なくなるため、放熱効率が低下する。従って多孔体5の寸法には設計上の最適値があり、例えばLD4の寸法が長手方向(中継冷媒流路2cを冷媒が流れる方向)LLが10ミリメートル×幅2ミリメートルで、発熱量が約50ワットの場合には、多孔体5の幅W×長さL×高さHは、10ミリメートル×10ミリメートル×10ミリメートル以下の値が一般的に使用される。
実施の形態1では図2に示すように冷媒通孔5aの直径をdとし、全ての冷媒通孔5aの孔径は等しいものとする。また図2に示すように、冷媒通孔5aは多孔体の面5bから反対側の面5cへ直円筒状に穿孔されている。さらに多孔体5は、図1の(b)に示すように面5bを入口側冷媒流路2a側に向ける一方、面5cを出口側冷媒流路2b側に向けて設けられる。すなわち、冷媒は冷媒通孔5aを通って入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2bへ流れる。
一方、LD4から多孔体5へ伝導した熱は、冷媒通孔5aの内側面に到達し、冷媒通孔5aの中を冷媒が流れることにより、冷媒中に放熱される。一般に冷媒通孔5aの直径dが小さいほど、かつ冷媒通孔5aの数が多いほど、多孔体5が冷媒と接触する放熱面積を大きくすることができる。放熱面積を大きくすると冷媒への放熱量が増加して、放熱効率を向上できるメリットがある。しかしながら、冷媒通孔5aの直径dが小さいほど、冷媒が流れる際の流動抵抗が増大するというデメリットがある。さらに冷媒通孔5aの数が多いほど、LD4からの熱伝導が冷媒通孔5aによって阻害され、LD4から遠い位置にある冷媒通孔5aへの熱伝導量が低下するというデメリットもある。以上のような理由から、冷媒通孔5aの直径dの寸法には設計上の最適値があり、一般的には10〜500マイクロメートル程度の値が用いられる。また多孔体5の気孔率(多孔体5の全体積に占める冷媒通孔5aの部分の体積)は50%以下の値が用いられる。
次にヒートシンク1の放熱動作について説明する。上述のようにLD4は充分な発振光出力を得るためにヒートシンク1の前壁1cの上部に実装される。この場合、LD4で発生する熱は、ヒートシンク1の前壁1c及びヒートシンク1の上壁1dを伝導し、図1の(b)におけるヒートシンク1の内前壁面1b及びヒートシンク1の内上壁面1fに到達する。仮に多孔体5が中継冷媒流路2c中に存在しないとすれば、伝導してきた熱はヒートシンク1の当該壁面からのみ冷媒に放熱される。これに対して、実施の形態1では図1の(a)及び(b)に示すように、多孔体5はヒートシンク1の内前壁面1b及びヒートシンク1の内上壁面1fに接しているため、熱は多孔体5へ伝導する。
図3の(a)はヒートシンク1における熱伝導の様子を説明するためのLD4近傍の詳細な縦断側面図であり、図1の(b)の多孔体5の周辺を拡大したものである。LD4で発生した熱は図3の(a)の破線の矢印のようにヒートシンク1の前壁1c及びヒートシンク1の上壁1dを介して多孔体5に伝導し、冷媒通孔5aに達すると内部を流れる冷媒に放熱される。このとき、上述のように多孔体5と冷媒との接触面積が大きいほど多くの熱を放熱できるが、多孔体5には多数の冷媒通孔5aがあいているため、大きな表面積を有する。すなわち冷媒通孔5aを設けたことにより、多孔体5と冷媒との放熱面積が大きくなるため、放熱量が増大する。
図3の(b)は図3の(a)のC−C横断平面図である。図3の(b)に破線の矢印で示すように、LD4で発生した熱はヒートシンク1の上壁1dやヒートシンク1の前壁1cのみならず、多孔体5に伝導した後にLD4の長手方向に伝導する。このことから、発熱量が通常最も多いLD4の長手方向の中心から左右の方向へ熱が拡散しつつ、冷媒通孔5aにより効率的な放熱がなされる。このような放熱動作の結果、実施の形態1ではLD4の温度分布を均一にできる効果がある。
LD4の温度分布を均一にできる効果について、シミュレーション結果に基づき説明する。まず図3の(b)に示すように、ヒートシンク1におけるLD4の長手方向に座標軸をとり、ヒートシンク1の中心を原点とし、原点からの距離をXとする。図4は実施の形態1におけるLD4の温度分布を均一にできる効果を表すシミュレーション結果を示す図である。図4の縦軸はヒートシンク1におけるLD4の実装面と冷媒との温度差T(K)であり、横軸は距離XをLHで規格化した位置である。図4の実線は本発明を適用した場合のシミュレーション結果を示し、一方、破線は多孔体5を適用しない従来のヒートシンクを適用した場合のシミュレーション結果を示す。
図4に示すように、本発明を適用した場合のTの値は従来の場合と比べて全体的に低下している。このことは、本発明によりLD4を充分に冷却できていることを示す。さらに上述のようにLD4の長手方向の長さLLはLHの概ね0.8倍程度であるから、LD4は概ねX=−0.4〜0.4の範囲に実装されるが、この範囲を図4に点線で示す。図4において2本の点線で挟まれた部分、すなわちLD4が搭載される範囲に着目すると、従来の場合は原点付近の温度が、原点以外の部位の温度と比べて高くなることが認められる。これに対して本発明によれば、従来の場合よりも温度分布が平坦になることが認められる。従って、本発明によりLD4の温度分布を均一とできていることがわかる。換言すれば、上述のように半導体素子は温度が低いほど、また温度分布が小さいほど動作が安定するため、実施の形態1により、安定した半導体素子の動作を得ることができる効果がある。
なお、実施の形態1では多孔体5が銅であるとして説明したが、熱伝導率が高く、冷媒に腐食されにくい材料であれば、銅に限らずどのような材料であってもよく、必ずしも金属材料とは限らない。また、実施の形態1における多孔体5や冷媒通孔5aの寸法等は、理想的性能を得るための一例について示したものであり、上記と異なる寸法等であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。さらに多孔体5は全て一体構造にて形成する必要はなく、例えば、より小さな寸法に分割したものを組み合わせる構成としても、同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
また、実施の形態1では冷媒を水などであるとして説明したが、冷媒は水に限るものではなく、ヒートシンク1を腐食しないものであれば、どのような冷媒であってもよい。たとえばエチレングリコールなどの有機冷媒を使用してもよい。
また、実施の形態1ではLD4の長さLLの値をヒートシンクの幅LHの0.8倍程度であるとして説明したが、これは必ずしも0.8倍である必要はない。LHに占めるLLの割合を低くすれば、ヒートシンク1の幅が広くなるため、より大きな発熱量のLD4にも適用できる。反対に発熱が比較的少ないLD4であれば、当該割合を高くすることにより、ヒートシンク1の幅を狭くして、全体をコンパクト化することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ヒートシンク1の内部に冷媒を水平方向に流す冷媒流路2を形成し、中継冷媒流路2c内のみに多孔体5を配置する場合について説明した。これに対して実施の形態2では、多孔体を中継冷媒流路2c内だけでなく、入口側冷媒流路2a及び出口側冷媒流路2bにも配置する構成とする。このような構成とすることで、ヒートシンク1の放熱効率をより高めることができる。
図5は、実施の形態2におけるヒートシンク1の横断平面図であり、実施の形態1における図1の(a)に対応している。図5においては、図1ないし図3と同一部分には同一符号を付し、説明を省略する。LD4の実装部の近傍を通る中継冷媒流路2c内には、多孔体5がヒートシンク1の内前壁面1b、流路構成部材3、ヒートシンク1の上壁1d及びヒートシンク1の下壁1eと接している点で実施の形態1と同様である。
一方、実施の形態2では実施の形態1と異なり、入口側冷媒流路2a及び出口側冷媒流路2bにも、それぞれ相異なる多孔体51及び52を備える。これらの多孔体51及び52は、ヒートシンク1の内側壁面1a、流路構成部材3、ヒートシンク1の上壁1d及びヒートシンク1の下壁1eと接している。さらに多孔体51及び52は、それぞれ多孔体5と密着して設けられる。すなわち、これらの多孔体5、51及び52は、図5に示すように断平面図においてコの字型の多孔体群を構成するよう配置される。この場合の多孔体5、51及び52からなる多孔体群の斜視図を図6の(a)に示す。なお図6の(a)の矢印は、冷媒の流れを表している。さらに理解を助けるため、これらの多孔体群を多孔体5、51及び52に分離した状態の斜視図を図6の(b)に示す。図6の(a)及び(b)に示すように、多孔体5、51及び52にはそれぞれ冷媒通孔5aが穿孔されており、これらの冷媒通孔5aは、多孔体5、51及び52を密着させたときに、図6の(a)に示すように相対する位置に来るように設けられる。
このように、多孔体5、51及び52における冷媒通孔5aを、それぞれが相対する位置に来るように設けることにより、図5及び図6の(a)に矢印で示すような冷媒の流れを構成することができる。すなわち、図6の(a)及び(b)に示す多孔体5、51及び52に直円筒状の冷媒通孔5aを設け、それぞれの多孔体を図5に示すように密着させると、冷媒通孔5aにより入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2bへ冷媒を流すことができる。また、このとき冷媒が冷媒通孔5aのみを流れて入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2cへ達する点については、実施の形態1と同様である。
次にヒートシンク1の放熱動作について説明する。実施の形態1と同様に、LD4で発生した熱はヒートシンク1の内前壁面1b及びヒートシンク1の内上壁面1fを介して中継冷媒流路2c内の多孔体5に伝導し、冷媒通孔5aに達すると内部を流れる冷媒に放熱される。実施の形態2では、このような伝導ルートに限らず、一部の熱がヒートシンク1の上壁1dを介して入口側冷媒流路2aおよび出口側冷媒流路2bにそれぞれ配置された多孔体51及び52に伝導される。そして、多孔体51及び52の冷媒通孔5aで内部を流れる冷媒に放熱される。この場合、冷媒通孔5aの全表面積は、入口側冷媒流路2aおよび出口側冷媒流路2bに新たに設けた多孔体51及び52の分だけ、実施の形態1と比較して広くなるため、冷媒への放熱面積が広くなって放熱量が増大する。従って、実施の形態2におけるヒートシンク1では実施の形態1の場合よりも冷却性能を高めることができ、より良好にLD4の冷却をすることができる。
なお、実施の形態2では多孔体5を入口側冷媒流路2a内、出口側冷媒流路2b内及び中継冷媒流路2c内の3個の部材で別々に構成する例について説明したが、これらは別々の部材で構成する必要はない。すなわち、入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2bへ冷媒が導通するような冷媒通孔5aが形成されていれば、多孔体5は一体形成されていてもよい。また、実施の形態2では図6に2個の冷媒通孔5aを有する多孔体5、51及び52を描いて説明したが、冷媒通孔5aは2個とは限らず、2個以上であってもよい。
また、実施の形態2では3個の多孔体5、51及び52を密着させる例について示したが、必ずしも密着させる必要はない。例えば図7に示すように、互いの多孔体5、51及び52の間に隙間を有し、それぞれが独立する構成としてもよい。図7に示す構成であれば、冷媒通孔5aは多孔体5、51及び52をそれぞれ直円筒状に貫通する簡易な構成で済み、さらに冷媒通孔5aは、必ずしも密着させたときに相対する位置に穿孔する必要がないため、図5に示す場合と比較して多孔体5、51及び52の製造工程を簡略化することができる。さらに、入口側冷媒流路2a、出口側冷媒流路2b及び中継冷媒流路2cの3箇所全てに多孔体5、51及び52を配置する必要はなく、いずれか2箇所のみ又は1箇所のみに配置しても同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
実施の形態3.
実施の形態1では、ヒートシンク1の内部に冷媒を水平方向に流す冷媒流路2を形成した場合について説明した。これに対して実施の形態3では、ヒートシンク1の内部空間を上下に仕切って、その下部空間から上部空間に向かって上下方向に冷媒を流す冷媒流路2を形成する構成としたものであり、多孔体5をLD4の長手方向端部まで配置して温度分布をより均一にできる。
図8の(a)は実施の形態3におけるヒートシンク1を示す横断平面図であり、図8の(b)におけるD−D断平面図に相当する。一方、図8の(b)は縦断側面図であり、図8の(a)におけるE−E断側面図に相当する。図8の(a)及び(b)においては、図1ないし図7と同一または相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。実施の形態3では、ヒートシンク1の内部空間を、水平方向の流路構成部材である仕切り板6で上下に仕切り、仕切り板6におけるヒートシンク1の前壁1c側(LD4の実装部に近い側)の端部を切り欠く。そして仕切り板6により仕切った下部空間のうち冷媒がLD4の実装部近傍へ向かって流入する部分を入口側冷媒流路(下側冷媒流路)2aとし、上部空間のうち冷媒がLD4の実装部近傍から流出する部分を出口側冷媒流路(上側冷媒流路)2bとする。さらにLD4の実装部近傍で、入口側冷媒流路2aと出口側冷媒流路2bとを接続し、冷媒がLD4の長手方向と垂直に下から上に流れる部分を中継冷媒流路2cとする。なお図8の(a)において、実線の矢印は冷媒が入口側冷媒流路2aを流れる向きを示し、破線の矢印は冷媒が出口側冷媒流路2bを流れる向きを示す。
中継冷媒流路2c及び出口側冷媒流路2bには、図8の(b)に示すように、入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2bへ冷媒が流れるように冷媒通孔5aが穿孔された多孔体5及び51が設けられている。このうち多孔体5はヒートシンク1の内前壁面1b及び仕切り板6と接し、一方多孔体51はヒートシンク1の内上壁面1f及び仕切り板6と接している。さらに多孔体5と多孔体51は、図8の(b)に示すように互いに密着して設けられる。多孔体5及び51が密着した状態の斜視図を図9の(a)に示す。なお図9の(a)の矢印は、冷媒の流れを表している。さらに理解を助けるため、これらの多孔体5及び51を分離した状態の斜視図を図9の(b)に示す。図9の(a)及び(b)に示すように、多孔体5及び51にはそれぞれ冷媒通孔5aが穿孔されている。これらの冷媒通孔5aは、多孔体5及び51を密着させたときに、図8の(a)、(b)及び図9の(a)に矢印で示すような冷媒の流れを構成することができるよう、図9の(a)に示すように多孔体5及び51の相対する位置に設けられる。
すなわち、図9の(a)及び(b)に示す多孔体5及び51に直円筒状の冷媒通孔5aを設け、それぞれの多孔体を図8の(b)に示すように密着させると、冷媒通孔5aにより入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2bへ冷媒を流すことができる。また、このとき冷媒が冷媒通孔5aのみを流れて入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2cへ達する点については、実施の形態1及び2と同様である。
次にヒートシンク1の放熱動作について説明する。実施の形態1及び2と同様に、LD4にて発生した熱はヒートシンク1の内前壁面1b及びヒートシンク1の内上壁面1fを介して多孔体5に伝わり、冷媒通孔5aに達すると内部を流れる冷媒に放熱される。ここで実施の形態1では、図1の(a)に示したように多孔体5がLD4の長手方向の端部付近には配置されないため、図4に示すシミュレーション結果のようにLD4の長手方向の端部、すなわちヒートシンク1の側壁近傍で温度の分布が生じていた。これに対して実施の形態3では、多孔体5がLD4の長手方向の端部近傍にも配置されるため、実施の形態1と比較して、LD4の長手方向の温度分布を均一にすることができる。
なお実施の形態3では、図9の(a)及び(b)に示すように多孔体5及び51の2個の多孔体を用いるものとして説明したが、必ずしも2個の多孔体で構成する必要はない。すなわち、多孔体は入口側冷媒流路2aから出口側冷媒流路2bへ冷媒が流れるように冷媒通孔5aが穿孔されていれば1個の多孔体で構成されていてもよい。さらに3個以上の部材で構成されていてもよいことはいうまでもない。
また実施の形態3では、多孔体5及び51をそれぞれ中継冷媒流路2c及び出口側冷媒流路2bに配置する場合について説明したが、これは必ずしも中継冷媒流路2c及び出口側冷媒流路2bである必要はない。例えば実施の形態1や実施の形態2で説明したように、多孔体を中継冷媒流路2c、入口側冷媒流路2a又は出口側冷媒流路2bのうちの任意の1箇所ないし3箇所全てに配置する構成としてもよい。すなわち例えば多孔体5、51及び52を、それぞれ中継冷媒流路2c、出口側冷媒流路2b、入口側冷媒流路2aに配置してもよい。この場合の図8の(b)に対応する縦断平面図を図10に示す。図10に示すように3箇所全ての冷媒流路に多孔体を設ける構成としてもよい。
実施の形態4.
実施の形態3では、多孔体5及び51の形状として、図9の(a)及び(b)に示すような形状を用いて説明したが、多孔体5及び51は必ずしもこのような形状である必要はなく、冷媒流路2内に配置できる構造であれば、どのような形状であってもよい。実施の形態4では、多孔体5の形状を変えることにより、冷媒通孔5aの流動抵抗を制御して冷却性能を向上することができる。
図11の(a)は実施の形態4における多孔体5及び51の形状の一例を説明するためのヒートシンク1の縦断平面図であり、実施の形態3における図8の(b)に相当する。図11の(a)に示すように、多孔体5は中継冷媒流路2c及び出口側冷媒流路2bに接する面において、冷媒の流れる方向と直交しない点で実施の形態3と異なる。このように、実施の形態4における多孔体5及び51の形状は任意の形状でよい。
図11の(b)は図11の(a)の効果を説明するためのヒートシンク1の縦断平面図であり、図11の(a)の多孔体5及び51付近の拡大図である。図11の(b)において、矢印F1は多孔体5及び51の冷媒通孔5aを流れる冷媒のうち、LD4から離れた場所を流れる冷媒の経路であり、一方、矢印F2はLD4に近い場所を流れる冷媒の経路である。実施の形態4と実施の形態3とを比較すると、実施の形態3では図8の(b)からわかるように、冷媒が流れる場所によって冷媒通孔5aの長さは異なる。すなわち、具体的にはLD4に近いほど、冷媒通孔5aの長さは長くなる。すると実施の形態3の場合、LD4に近いほど、流動抵抗が大きくなり、その結果、冷媒が流れにくくなって放熱の効率が低下する。
これに対して実施の形態4では、図11の(b)に示すようにLD4から離れた場所を流れる冷媒の経路F1と、LD4に近い場所を流れる冷媒の経路F2の長さをほぼ等しくすることができる。これによりLD4からの距離に関わらず、いずれの冷媒通孔5aであっても流動抵抗を等しくすることができ、その結果、冷媒は多孔体5を均等に流れるため、LD4を実施の形態3の場合と比較して効率よく冷却することができる。
なお、上記実施の形態1ないし3では、多孔体5に円形の冷媒通孔5aが等間隔にあけられている構成であるものとして説明したが、これは必ずしも必要ではない。すなわち冷媒通孔5aは、内部を冷媒が流れることにより多孔体5から熱を奪える形態であればどのような形態であっても良い。図12は冷媒通孔5aの配置の一例を示す図であり、実施の形態1における図2の面5bに相当する。実施の形態4では、図12に示すように冷媒通孔5aは多孔体5の面5bに規則的に配置されておらず、不規則な配置であってもよい。また、図13は冷媒通孔5aの寸法の一例を示す図であり、図12と同様に実施の形態1における図2の面5bに相当する。実施の形態4では、図13に示すように冷媒通孔5aの孔径dが各孔ごとに異なっていてもよい。また図示しないが、孔の断面形状も円形である必要はなく、楕円形や矩形であってもよい。さらに言えば、多孔体5は複数の冷媒通孔5aが穿孔された構成に限らず、例えば粒状の構成材料を焼結して形成し、内部を冷媒が導通するような構造であってもよい。すなわち多孔体5の構造は、入口側冷媒流路2aから出口側2cへ冷媒が通過できれば、どのような形状または配置であっても同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
この発明の実施の形態1に用いられるヒートシンクの断面図である。 この発明の実施の形態1に用いられる多孔体の斜視図である。 この発明の実施の形態1における熱の流れを説明するためのヒートシンクの断面図である。 この発明の実施の形態1における温度分布に関するシミュレーション結果である。 この発明の実施の形態2に用いられるヒートシンクの横断平面図である。 この発明の実施の形態2に用いられる多孔体の斜視図である。 この発明の実施の形態2に用いられるヒートシンクの横断平面図である。 この発明の実施の形態3に用いられるヒートシンクの断面図である。 この発明の実施の形態3に用いられる多孔体の斜視図である。 この発明の実施の形態3に用いられるヒートシンクの縦断面図である。 この発明の実施の形態4に用いられる多孔体の形状を説明するためのヒートシンクの縦断側面図である。 この発明の実施の形態4に用いられる冷媒通孔の配置を示す図である。 この発明の実施の形態4に用いられる冷媒通孔の寸法を示す図である。
符号の説明
1 ヒートシンク
2 冷媒流路
2a 第1の流路である入口側冷媒流路
2b 第2の流路である出口側冷媒流路
2c 第3の流路である中間冷媒流路
3 流路構成部材
4 発熱体であるLD
5 多孔体
5a 全ての冷媒が流れる孔である冷媒通孔
6 仕切り板

Claims (10)

  1. 発熱体が実装され、前記発熱体が発生する熱を、冷媒を用いて冷却するヒートシンクにおいて、前記ヒートシンクの内部空間に流路構成部材によって分割形成され、前記ヒートシンクの端部に実装された前記発熱体の近傍へ向かって前記冷媒が流れる第1の流路、前記発熱体の近傍から前記冷媒が流れる第2の流路及び前記第1の冷媒流路と前記第2の冷媒流路とを前記発熱体の近傍で繋ぐ第3の流路により構成される冷媒流路と、前記第1ないし第3の流路のいずれかに設けられ全ての冷媒が流れる孔を有する多孔体とを備えることを特徴とするヒートシンク。
  2. 冷媒流路は、ヒートシンクの内部空間を上下に仕切る流路構成部材によって垂直方向に分離した第1の流路と第2の流路とに分割形成され、前記流路構成部材における発熱体の実装部近傍に切欠きを設けることで、前記第1の流路と前記第2の流路とを繋ぐ第3の流路が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 冷媒流路は、ヒートシンクの内部空間を左右に仕切る流路構成部材によって水平方向に分離した第1の流路と第2の流路とに分割形成され、前記流路構成部材における発熱体の実装部近傍に切欠きを設けることで、前記第1の流路と前記第2の流路とを繋ぐ第3の流路が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のヒートシンク。
  4. 実装される発熱体はパワーエレクトロニクス用半導体素子であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載のヒートシンク。
  5. 実装される発熱体はレーザダイオードであることを特徴とする、請求項4に記載のヒートシンク。
  6. 発熱体はヒートシンクの上面の端部に実装されることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか一に記載のヒートシンク。
  7. 多孔体は複数に分割された部材から構成されることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか一に記載のヒートシンク。
  8. 多孔体はポーラス金属により構成されることを特徴とする、請求項1ないし請求項7のいずれか一に記載のヒートシンク。
  9. 多孔体が有する冷媒が流れる孔は、孔の長さが等しいことを特徴とする、請求項1ないし請求項8のいずれか一に記載のヒートシンク。
  10. 多孔体が有する冷媒が流れる孔は、冷媒の流動抵抗が等しいことを特徴とする、請求項1ないし請求項8のいずれか一に記載のヒートシンク。
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