JP2006164604A - メモリーカード用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリーカード用コネクタに関し、小型化・薄型化されるコネクタの部品点数を少なくして、コストの低減及び組立工数の削減を図る。
【解決手段】前方に開口部を有する筐体3と、該筐体3の側部に設けられたメモリーカード2を脱着させるイジェクト機構部4と、前記メモリーカード2と電気的に接続する複数のコンタクト2bと、カード挿着検知手段6と、メモリーカード2のロック用凹部に係合してメモリーカード2を仮止めするハーフロック手段7とを有して成るメモリーカード用コネクタにおいて、前記イジェクト機構部4のプッシュ−プッシュ型用循環溝を有する構成部品であってメモリーカード2に係合して共に後方に押し込まれ当該メモリーカード2の脱着時には付勢手段で前方に押し出されて該メモリーカードを開口部から脱着させるスライド部材4aに、前記ハーフロック手段を一体にして設けて成るメモリーカード用コネクタ1。
【選択図】図1
【解決手段】前方に開口部を有する筐体3と、該筐体3の側部に設けられたメモリーカード2を脱着させるイジェクト機構部4と、前記メモリーカード2と電気的に接続する複数のコンタクト2bと、カード挿着検知手段6と、メモリーカード2のロック用凹部に係合してメモリーカード2を仮止めするハーフロック手段7とを有して成るメモリーカード用コネクタにおいて、前記イジェクト機構部4のプッシュ−プッシュ型用循環溝を有する構成部品であってメモリーカード2に係合して共に後方に押し込まれ当該メモリーカード2の脱着時には付勢手段で前方に押し出されて該メモリーカードを開口部から脱着させるスライド部材4aに、前記ハーフロック手段を一体にして設けて成るメモリーカード用コネクタ1。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、携帯電話を始めとしてPDA,デジタルカメラ等に使用されるメモリーカード用のコネクタに関するものである。
従来、メモリーカードにおけるSD(Secure Digital)カードは、主に、携帯用のメモリーカードとして使用され、それが、更に、薄型化のために、SDカードの略半分の容量にした、サイズが縦21.5mm×横20mm×厚さ1.4mmのミニSDカードを提供している。このミニSDカード25や前記SDカードを挿着するために、図7に示すように、合成樹脂製若しくは金属製の筐体20にイジェクト機構21と複数個の併設されたコンタクト22と、カード飛び出し防止用のロック機構23とを備えたメモリーカード用コネクタ24が知られている(特許文献1参照)。
特開平2003−77586号公報
しかし、従来のメモリーカード用コネクタ24では、図aに示すように、イジェクト機構21における合成樹脂製のスライド部材21aと、ロック機構23である金属製のロックバネとが、別々に形成されて、組み立てられている。よって、部品点数が増加して、部品管理にも手間が掛かり、部品コスト及び組立工数も増加するという不都合がある。
本発明に係るメモリーカード用コネクタは、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るメモリーカード用コネクタは、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るメモリーカード用コネクタの上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、 メモリーカード用の収納空間を形成して前方に開口部を有する筐体と、該筐体の側部に設けられメモリーカードを脱着させるイジェクト機構部と、前記メモリーカードと電気的に接続するように前記筐体の後方に配設された複数のコンタクトと、カード挿着検知手段と、前記筐体の側部に設けられメモリーカードのロック用凹部に係合してメモリーカードを仮止めするハーフロック手段とを有して成るメモリーカード用コネクタにおいて、前記イジェクト機構部のプッシュ−プッシュ型用循環溝を有する構成部品であって収納空間に挿入されるメモリーカードに係合して共に後方に押し込まれ当該メモリーカードの脱着時には付勢手段で前方に押し出されて該メモリーカードを開口部から脱着させるスライド部材に、前記ハーフロック手段を一体にして設けて成ることである。
また、前記スライド部材は合成樹脂製であって、これに一体に形成されるハーフロック手段が、前記スライド部材の側部前方部からクリップ状に延設されその端部にロック用凹部に係合する突起が設けられてなることを含むものである。
また、前記スライド部材は合成樹脂製であって、これに一体に形成されるハーフロック手段が、前記スライド部材の側部前方部からクリップ状に延設されその端部にロック用凹部に係合する突起が設けられてなることを含むものである。
本発明のメモリーカード用コネクタによれば、従来ではイジェクト機構部のスライド部材と別体であったハーフロック手段が、一体にして形成されたので、部品点数が減少し、コストの低減となり、組立工数も低減されるようになるものである。
本発明に係るメモリーカード用コネクタは、主に、ミニSDカード用のコネクタ1であり、図1に示すように、メモリーカード2用の収納空間3aを形成して前方に開口部3bを有する合成樹脂製の筐体3と、該筐体3の側部に設けられメモリーカード2を脱着させるイジェクト機構部4と、前記メモリーカード2におけるコンタクト2bと電気的に接続するように前記筐体3の後方に配設された複数のコンタクト5と、前記収納空間3aにメモリーカード2が挿着されたかどうかを検知するカード挿着検知手段6とを有している。
そして、前記筐体3の側部には、図2乃至図3に示すメモリーカード2のロック用凹部2aに係合して、図4に示すように、当該メモリーカード2を収納空間3aにおいて仮止めするハーフロック手段7が設けられる。また、図1(B)に示すように、前記筐体3には、収納空間3aの片面側を形成するシールド用のシェル8が設けられる。該シェル8には、カード押圧片8a,8b、イジェクト機構部4における揺動ピン4c(図1(A)参照)を抜け落ちないように押圧する押え片8cが設けられている。
前記ハーフロック手段7は、図4に示すように、前記イジェクト機構部4のプッシュ−プッシュ型で、ハート型に形成されている循環溝4dを有する構成部品であって、前記収納空間3aに挿入されるメモリーカード2に係合して共に後方に押し込まれ、当該メモリーカード2の脱着時には付勢手段(例えば、コイルバネ)4bで前方に押し出されて該メモリーカード2を開口部3bから脱着させるスライド部材4aに、一体にして設けられている。
前記スライド部材4aは合成樹脂製であって、これに一体に形成されるハーフロック手段7が、前記スライド部材4aの側部前方部の基部7cからクリップ状に腕部7bが延設され、その端部にロック用凹部2aに係合する突起7aが設けられてなる。この突起7aは、その基部7cから弾性力を有して腕部7bで延設されているので、押し込まれても当該基部を中心にして元の位置に戻るように揺動する。
また、このスライド部材4aには、メモリーカード2の先端部の角部2cが当接して、ともに押し込まれるようになる当接部4eが設けられ、イジェクト機構部4の付勢手段であるコイルバネ4bの支持突起4fが設けられている。この当接部4eと前記突起7aとの位置関係は、メモリーカード2の先端面と凹部2aとの位置関係に対応している。
このようにして成る本発明のメモリーカード用コネクタにより、図5乃至図6に示すように、メモリーカード2を挿着させる使用方法を説明する。まず、図5に示すように、コネクタ1の開口部3bにメモリーカード2の先端部を抜けて収納空間3aに差し込む。
図6に示すように、メモリーカード2の側面にて、ハーフロック手段7の突起7aが外側へと押し込まれる。そして、メモリーカード2が更に後方へ挿入されると、ロック用凹部2aの位置に至り、前記突起7aが腕部7bの弾性力でここに落とし込まれる。
また、ほぼ同じに、メモリーカード2の先端部の角部2cが、スライド部材4aの当接部4eの端面に当接する。まだ、コンタクト2bとコンタクト5とは、接続されていない。これが、ハーフロック(仮止め)状態である。
また、ほぼ同じに、メモリーカード2の先端部の角部2cが、スライド部材4aの当接部4eの端面に当接する。まだ、コンタクト2bとコンタクト5とは、接続されていない。これが、ハーフロック(仮止め)状態である。
そして、更に、前記メモリーカード2を後方に押し込むと、当接部4eに角部2cが当接しているので、コイルバネ4bの弾性力に抗して、スライド部材4aが後方に押し込まれて移動する。このとき、図1(A)に示すように、揺動ピン4cの片側の端部がハート型の循環溝4dを、直線状に進んで、階段状に成っている前記循環溝4dによって落とし込まれてガイドされ、途中の係止部4g(図4(A)参照)で係止される。これで、スライド部材4aが前方に抜け出さないように停止され、前記コンタクト2bと、コンタクト5とが電気的に接触する。また、図1(A)に示すように、メモリーカード2の先端側の側縁部2dにカード挿着検知手段6のバネ突起部が外に押し出されて、それによって電気的にカード2が挿着されたことが検知される。このように、図1に示す状態がメモリーカード2の挿着完了状態である。
前記挿着完了状態から、再びメモリーカード2を後方に押し込むと、前記揺動ピン4cの片側端部が前記係止部4gを抜け出して帰路用溝にガイドされ、コイルバネ4bの弾性力で、スライド部材4aが前方に押し戻される。同時に、当接部4eも前方に移動するのでメモリーカード2も前方に押し出される。よって、前記コンタクト2b,5同士が離間され、その接続が解除される。そして、図6に示すハーフロックの状態に戻る。このように、プッシュ−プッシュ式のイジェクト機構部4で、メモリーカード2がコイルバネ4bの付勢力で勢いよく戻されても、前記突起7aが凹部2aに係合しているので、収納空間3aからメモリーカード2が飛び出して落下することがない。このように、メモリーカード2が保護されているものである。
この後は、メモリーカード2を手で引い抜いて、前記凹部2aから突起7aを強制的に押し出させて、収納部3aからメモリーカード2を完全に取り出すと、図5に示す初期状態になる。
1 メモリーカード用コネクタ、
2 メモリーカード、 2a ロック用凹部、
2b コンタクト、 2c 角部、
2d 先端側側縁部、
3 筐体、 3a 収納空間、
3b 開口部、
4 イジェクト機構部、 4a スライド部材、
4b コイルバネ、 4c 揺動ピン、
4d 循環溝、 4e 当接部、
4f 支持突起、 4g 係止部、
5 コンタクト、
6 カード挿着検知手段、
7 ハーフロック手段、 7a 突起、
7b 腕部、 7c 基部、
8 シェル、
8a,8b カード押圧片。
20 筐体、
21 イジェクト機構部、
22 コンタクト、
23 ロック機構、
24 メモリーカード用コネクタ。
2 メモリーカード、 2a ロック用凹部、
2b コンタクト、 2c 角部、
2d 先端側側縁部、
3 筐体、 3a 収納空間、
3b 開口部、
4 イジェクト機構部、 4a スライド部材、
4b コイルバネ、 4c 揺動ピン、
4d 循環溝、 4e 当接部、
4f 支持突起、 4g 係止部、
5 コンタクト、
6 カード挿着検知手段、
7 ハーフロック手段、 7a 突起、
7b 腕部、 7c 基部、
8 シェル、
8a,8b カード押圧片。
20 筐体、
21 イジェクト機構部、
22 コンタクト、
23 ロック機構、
24 メモリーカード用コネクタ。
Claims (2)
- メモリーカード用の収納空間を形成して前方に開口部を有する筐体と、該筐体の側部に設けられメモリーカードを脱着させるイジェクト機構部と、前記メモリーカードと電気的に接続するように前記筐体の後方に配設された複数のコンタクトと、カード挿着検知手段と、前記筐体の側部に設けられメモリーカードのロック用凹部に係合してメモリーカードを仮止めするハーフロック手段とを有して成るメモリーカード用コネクタにおいて、
前記イジェクト機構部のプッシュ−プッシュ型用循環溝を有する構成部品であって収納空間に挿入されるメモリーカードに係合して共に後方に押し込まれ当該メモリーカードの脱着時には付勢手段で前方に押し出されて該メモリーカードを開口部から脱着させるスライド部材に、前記ハーフロック手段を一体にして設けて成ること、
を特徴とするメモリーカード用コネクタ。 - スライド部材は合成樹脂製であって、これに一体に形成されるハーフロック手段が、前記スライド部材の側部前方部からクリップ状に延設されその端部にロック用凹部に係合する突起が設けられてなること、
を特徴とする請求項1に記載のメモリーカード用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004351121A JP2006164604A (ja) | 2004-12-03 | 2004-12-03 | メモリーカード用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004351121A JP2006164604A (ja) | 2004-12-03 | 2004-12-03 | メモリーカード用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006164604A true JP2006164604A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36666384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004351121A Pending JP2006164604A (ja) | 2004-12-03 | 2004-12-03 | メモリーカード用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006164604A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7731539B2 (en) | 2008-01-23 | 2010-06-08 | Honda Tsushin Kogyo Co., Ltd. | Connector for memory card |
KR101076652B1 (ko) | 2008-09-16 | 2011-10-26 | 미쓰미덴기가부시기가이샤 | 커넥터 및 검출 스위치 |
-
2004
- 2004-12-03 JP JP2004351121A patent/JP2006164604A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7731539B2 (en) | 2008-01-23 | 2010-06-08 | Honda Tsushin Kogyo Co., Ltd. | Connector for memory card |
KR101076652B1 (ko) | 2008-09-16 | 2011-10-26 | 미쓰미덴기가부시기가이샤 | 커넥터 및 검출 스위치 |
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