JP2006164322A - アドレスジャンプ検出装置及び光ディスク記録装置 - Google Patents

アドレスジャンプ検出装置及び光ディスク記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明は、意図しないトラックジャンプを極めて短い時間で検出できるようにする。
【解決手段】
光磁気ディスク100の楽曲データを記録するトラックからADIPを順次読み出してアドレスを含むビットデータBD1を生成するバイフェーズデコーダ29と、ビットデータBD1を基に読出アドレス値AD1を復号するBCHデコーダ30及びCRCデコーダ31と、読出アドレス値AD1に補間処理を施すことにより当該アドレス値に続く補間アドレス値AD2を生成するアドレス補間回路34及びアドレス加算回路35と、補間アドレス値AD2を基にビットデータBD1と同等のデータ形式でなる補間ビットデータBD2を生成するパリティ生成回路36と、ビットデータBD1を僅かに遅延させた遅延ビットデータBD3と補間ビットデータBD2とをビット単位で比較することにより意図しないトラックジャンプを検出する比較器38とを設けるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明はアドレスジャンプ検出装置及び光ディスク記録装置に関し、例えばミニディスク(MD:Mini Disc)に楽曲データを記録するディスク装置に適用して好適なものである。
従来、ディスク装置においては、外部から供給された楽曲データ等をMDメディアへ記録し、また当該MDメディアから当該楽曲データを読み出して楽曲を再生するようになされたものが広く利用されている。
さらに近年では、当該MDメディアと互換性を有し、当該MDメディアよりも記録容量を増加させたHi−MD(商標)メディアと、これに対応したディスク装置とが提案されている。
ところでこのようなMDメディア及びHi−MD(商標)メディアは、直径64[mm]のディスクの信号記録面上にデータを記録するトラックが1本の螺旋状に形成されており、当該トラック同士の径方向の間隔(いわゆるトラックピッチ)は、MDでは1.6[μm]、Hi−MD(商標)では1.25[μm]と非常に狭くなっている。
このためディスク装置は、高精度にトラッキング制御することにより所望のトラックに正確にレーザ光を照射する(すなわちアクセスする)ようになされているものの、トラックピッチが非常に狭いため、外部からの衝撃を受けた場合等に、所望のトラックからずれて隣接するトラック等にアクセスしてしまう、すなわち意図しないトラックジャンプが発生してしまう可能性がある。
特にディスク装置は、楽曲データの記録時に意図しないトラックジャンプが発生してしまうと残しておく必要がある楽曲データに誤って上書きしてしまう危険性があるため、この意図しないトラックジャンプが発生してしまった場合には、直ちに楽曲データの記録を中止する必要がある。
ところでMDメディア及びHi−MD(商標)メディアは、その製造時において、信号記録面上のトラックにおける実際に楽曲データを記録する溝部分(グルーヴ:Groove)にうねり(ウォブル:Wobble)が形成されており、このウォブルは楽曲データの記録単位であるクラスタやセクタのアドレス値がFM(Frequency Modulation)変調されたものである。なお、このようにトラックのグルーヴに形成されたウォブルによってアドレスを表すことをADIP(Address In Pre-Groove)と呼び、また当該ADIPにより表された値をADIP値と呼ぶ。
実際上ディスク装置は、アクセスする箇所のADIP値を読み出し、これを復調する等してアドレス値を取得することにより、直前に記録したアドレスと、現在記録中のアドレスとが連続した値となっているか否かによって、正しいトラックに記録しているか、あるいは隣接トラックに誤って記録しているか(すなわち意図しないトラックジャンプが発生したか)を検出するようになされたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−8255公報(第5頁)
しかしながら、かかる構成のディスク装置においては、ADIP値を復調等してアドレス値を取得する際、復調処理や所定のエラー訂正処理等に時間を要するため、例えば楽曲データを連続的に記録する場合、あるセクタに楽曲データを記録した時点でADIP値を読み出してからこのADIP値を復調してアドレス値を取得する時点までの間に、新たなデータを1セクタ以上記録してしまう。
このためディスク装置は、意図しないトラックジャンプが発生し実際に隣接トラックへデータの誤記録を開始してから、アドレス値を取得し隣接トラックに誤記録していることを検出して記録を停止するまでの間に、当該隣接トラックに1セクタ以上に渡って楽曲データを誤記録してしまうという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、意図しないトラックジャンプを極めて短い時間で検出し得るトラックジャンプ検出装置及び意図しないトラックに対する楽曲データの誤記録を直ちに停止させ得る光ディスク記録装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のトラックジャンプ検出装置においては、データを記録すべき溝部分に形成されたうねりの周波数によりアドレスが表された光ディスクに対してデータを記録する際、当該データを記録するトラックの周波数を順次読み出して復調することによりアドレスを含む復調データ列を生成する復調データ生成手段と、復調データ列を基に、アドレスに相当するアドレス値を復号するアドレス値復号手段と、アドレス値に所定の補間処理を施すことにより、当該アドレス値に続く次アドレス値を生成する次アドレス値補間手段と、次アドレス値を基に復調データ列と同等のデータ形式でなる補間データ列を生成する補間データ列生成手段と、復調データ列と補間データ列とをビット単位で比較し現時点におけるデータの記録先アドレスが直前の記録先アドレスの次アドレスであるか否かを判断することにより意図しないトラックジャンプを検出するトラックジャンプ検出手段とを設けるようにした。
これにより、アドレス値を復号する前の復調データ列と補間データ列とをビット単位で直接比較することができるので、当該復調データ列から敢えてアドレス値を生成する必要なく、現時点におけるデータの記録先アドレスが直前の記録先アドレスと連続しているか否かを直ちに検出することができ、意図しないトラックジャンプの発生を極めて短い時間で検出することができる。
また本発明のトラックジャンプ検出方法においては、データを記録すべき溝部分に形成されたうねりの周波数によりアドレスが表された光ディスクに対してデータを記録する際、当該データを記録するトラックの周波数を順次読み出して復調することによりアドレスを含む復調データ列を生成する復調データ生成ステップと、復調データ列を基に、アドレスに相当するアドレス値を復号するアドレス値復号ステップと、アドレス値に所定の補間処理を施すことにより、当該アドレス値に続く次アドレス値を生成する次アドレス値補間ステップと、次アドレス値を基に復調データ列と同等のデータ形式でなる補間データ列を生成する補間データ列生成ステップと、復調データ列と補間データ列とをビット単位で比較し現時点におけるデータの記録先アドレスが直前の記録先アドレスの次アドレスであるか否かを判断することにより意図しないトラックジャンプを検出するトラックジャンプ検出ステップとを設けるようにした。
これにより、アドレス値を復号する前の復調データ列と補間データ列とをビット単位で直接比較することができるので、当該復調データ列から敢えてアドレス値を生成する必要なく、現時点におけるデータの記録先アドレスが直前の記録先アドレスと連続しているか否かを直ちに検出することができ、意図しないトラックジャンプの発生を極めて短い時間で検出することができる。
さらに本発明の光ディスク記録装置においては、データを記録すべき溝部分に形成されたうねりの周波数によりアドレスが表された光ディスクに対してデータを記録する際、当該データを記録するトラックの周波数を順次読み出して復調することによりアドレスを含む復調データ列を生成する復調データ生成手段と、復調データ列を基に、アドレスに相当するアドレス値を復号するアドレス値復号手段と、アドレス値に所定の補間処理を施すことにより、当該アドレス値に続く次アドレス値を生成する次アドレス値補間手段と、次アドレス値を基に復調データ列と同等のデータ形式でなる補間データ列を生成する補間データ列生成手段と、復調データ列と補間データ列とをビット単位で比較し現時点におけるデータの記録先アドレスが直前の記録先アドレスの次アドレスであるか否かを判断することにより意図しないトラックジャンプを検出するトラックジャンプ検出手段と、意図しないトラックジャンプが検出された時点でデータの記録を停止させる制御手段とを設けるようにした。
これにより、アドレス値を復号する前の復調データ列と補間データ列とをビット単位で直接比較することができるので、当該復調データ列から敢えてアドレス値を生成する必要なく、現時点におけるデータの記録先アドレスが直前の記録先アドレスと連続しているか否かを直ちに検出することにより、意図しないトラックジャンプの発生を極めて短い時間で検出することができ、意図しないトラックに対するデータの誤記録を直ちに停止させることができる。
本発明によれば、アドレス値を復号する前の復調データ列と補間データ列とをビット単位で直接比較することができるので、当該復調データ列から敢えてアドレス値を生成する必要なく、現時点におけるデータの記録先アドレスが直前の記録先アドレスと連続しているか否かを直ちに検出することができるので、意図しないトラックジャンプの発生を極めて短い時間で検出することができ、かくして意図しないトラックジャンプを極めて短い時間で検出し得るトラックジャンプ検出装置及びトラックジャンプ検出方法を実現できる。
また本発明によれば、アドレス値を復号する前の復調データ列と補間データ列とをビット単位で直接比較することができるので、当該復調データ列から敢えてアドレス値を生成する必要なく、現時点におけるデータの記録先アドレスが直前の記録先アドレスと連続しているか否かを直ちに検出することにより、意図しないトラックジャンプの発生を極めて短い時間で検出することができるので、意図しないトラックに対するデータの誤記録を直ちに停止させ得る光ディスク記録装置を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)ディスク装置の構成
図1において、1は全体として本発明によるディスク装置の全体構成を示しており、ミニディスク(MD:Mini Disc)またはHi−MD(商標)でなる光磁気ディスク100へ楽曲をデータ化した楽曲データを記録し、また当該光磁気ディスク100から当該楽曲データを読み出して楽曲等を再生するようになされている。
ディスク装置1は、CPU(Central Processing Unit)構成でなる制御部2によって全体を統括制御するようになされている。制御部2は、インタフェース部3を介して外部装置(図示せず)から楽曲データを光磁気ディスク100へ記録させるデータ記録命令を受け付けると、これに応じて当該楽曲データを記録すべきアドレス等を指示する制御信号をサーボ制御部4へ供給する。
サーボ制御部4は、制御部2からの制御信号に基づき、スピンドルモータ5を制御することにより光磁気ディスク100を回転駆動させ、またスレッドモータ6を制御することにより光ピックアップ7及び磁気ヘッド8を一体として当該光磁気ディスク100の半径方向に移動させる(いわゆるトラッキング制御)と共に、光ピックアップ7の対物レンズ7Aを当該光磁気ディスク100との近接方向または離隔方向へ移動させて当該対物レンズ7Aから照射する光ビームの焦点を当該光磁気ディスク100の信号記録面に合わせる(いわゆるフォーカス制御)ことにより、当該対物レンズ7Aから照射する光ビームの焦点を制御部2から指示されたアドレスに合わせるようになされている。
ちなみに実際のMDメディア及びHi−MD(商標)メディアは、薄い箱形のディスクカートリッジ内に円盤状の光磁気ディスク100が収納された構成を有しているが、図1においてはこのディスクカートリッジを省略し当該光磁気ディスク100のみを示している。
また制御部2は、装填されている光磁気ディスク100の種類がMDまたはHi−MD(商標)のいずれであるかを判別し、その判別結果を表す判別信号J1(図4において後述する)をサーボ制御部4及び信号処理部9等へ供給することにより、当該サーボ制御部4及び信号処理部9等においてMDとHi−MD(商標)とのフォーマット形式の違い等に応じた処理をそれぞれ実行させるようになされている。
ところでディスク装置1は、MDまたはHi−MD(商標)でなる光磁気ディスク100の信号記録面をレーザ光によって加熱しながら磁気ヘッド8の磁界を変調させる磁界変調オーバーライト方式によって楽曲データを記録するようになされている。
実際上制御部2は、外部装置から順次供給される楽曲データをインタフェース部3から信号処理部9へ供給させる。これに応じて信号処理部9は、光ピックアップ7の対物レンズ7Aからレーザ光を照射させることにより光磁気ディスク100の信号記録面における楽曲データの記録箇所を加熱させると共に、当該楽曲データを光磁気ディスク100への記録に適した記録データに変換し、当該記録データを磁気ヘッド8へ供給して磁界を変調させることにより、当該光磁気ディスク100に当該楽曲データを書き込んでいく。
制御部2は、この光磁気ディスク100の信号記録面に螺旋状に形成されたトラックに対して楽曲データを記録するようになされている。また図2に示すように、このトラックは実際上楽曲データを記録する溝部分(グルーヴ:Groove)と、当該グルーヴ同士の境界となるランド(Land)とが形成されており、さらに当該グルーヴにはうねり(ウォブル:Wobble)が形成されている。
ここでグルーヴに形成されたウォブルは、楽曲データの記録単位であるセクタのアドレス値及び当該セクタの管理単位であるクラスタのアドレス値がFM(Frequency Modulation)変調されたものであり、このようにトラックのグルーヴに形成されたウォブルによってアドレスを表すことを一般にADIP(Address In Pre-Groove)と呼ぶ。
ディスク装置1は、ウォブルを含むように光ピックアップ7の対物レンズ7Aからレーザ光のビームスポットBSを照射しており、その反射光を基にウォブルに応じたADIP値を読み出すようになされている。
ちなみにADIPにおいては、図3に示すように、チャンネルビットの「0」及び「1」を互いに異なる2種類の周波数に対応させている。このためディスク装置1は、ADIPを読み出す際に、ウォブルの周波数を検出することにより元のチャンネルビットへ復調し得るようになされている。
実際上ディスク装置1(図1)は、光磁気ディスク100へ順次楽曲データを書き込ませる際、制御部2からサーボ制御部4を制御して光ピックアップ7を徐々に内周側から外周側へ移動させていくことにより、回転する光磁気ディスク100におけるトラックの螺旋に沿って対物レンズ7Aから照射する光ビームの焦点位置を移動させていき、楽曲データを書き込むクラスタ及びセクタを順次変化させていくようになされている。
このとき信号処理部9は、光ピックアップ7の対物レンズ7Aから照射したレーザ光の反射光を当該光ピックアップ7によって検出し、このときの検出信号のうちウォブルを検出したADIP信号に所定の2値化処理を施すことにより2値化ADIP信号S1(図4において後述する)を生成して、これを当該信号処理部9のトラックジャンプ検出部10へ供給する。
トラックジャンプ検出部10は、この2値化ADIP信号S1に基づき、光磁気ディスク100の信号記録面における実際に楽曲データを書き込んでいる箇所のクラスタ及びセクタのアドレス値を取得するようになされており、さらに誤って隣接するトラック等の他のトラックに楽曲データを書き込んでいること、すなわち意図しないトラックジャンプが発生したことを検出して制御部2へ通知するようになされている。
これに応じて制御部2は、直ちに楽曲データの記録を停止することにより、意図しないトラックへの当該楽曲データの誤った上書きを最小限に抑えるようになされている。
このようにディスク装置1は、光磁気ディスク100に楽曲データを記録する際、トラックジャンプ検出部10により2値化ADIP信号S1を用いて意図しないトラックジャンプを検出し得るようになされている。
(2)トラックジャンプ検出部の回路構成
次に、トラックジャンプ検出部10について説明する。図4に示すように、トラックジャンプ検出部10は、信号処理部9(図1)から供給される2値化ADIP信号S1をFVコンバータ21へ供給する。ここで2値化ADIP信号S1は、図5(A)に示すような矩形波となっている。
FVコンバータ21(図4)は、ディジタル処理によって2値化ADIP信号S1の周波数を電圧に変換して電圧信号S2を生成し、これをフィルタ22へ供給する。フィルタ22は、電圧信号S2のうち所定の電圧範囲のみを通過させた電圧信号S3を生成し、これをコンパレータ23へ供給する。
コンパレータ23は、電圧信号S3を所定の基準電圧値と比較して「0」または「1」への2値化を行うことによりチャンネルビット信号FMDTを生成し、当該チャンネルビット信号FMDTをフェーズコンパレータ24、シンク検出回路27及びバイフェーズデコーダ29へ供給する。
ここでチャンネルビット信号FMDTは、図5(B)に示すように、2値化ADIP信号S1における「L」レベル及び「H」レベルをそれぞれ値「0」及び値「1」に変換したものである。
フェーズコンパレータ24(図4)、ループフィルタ25及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)26は、PLL(Phase Locked Loop)回路を構成しており、当該PLL回路によってチャンネルビット信号FMDTと同期をとることにより、当該VCO26において当該チャンネルビット信号FMDTのクロックに相当するクロック信号FMCKを生成し、当該クロック信号FMCKを再度フェーズコンパレータ24へ戻すと共にシンク検出回路27及びバイフェーズデコーダ29へ供給する。
シンク検出回路27は、タイミング制御回路28から供給されるウィンドウ値に基づいてチャンネルビット信号FMDT及びクロック信号FMCKから特定のビットパターンでなる同期(SYNC)データを検出し、その検出結果に応じてSYNC信号をタイミング制御回路28へ供給する。
タイミング制御回路28は、SYNC信号を基にセクタの境界を表すセクタパルス信号XADSYを生成して信号処理部9(図1)へ供給すると共に、ウィンドウ値を生成してシンク検出回路27へ供給する。
一方バイフェーズデコーダ29は、チャンネルビット信号FMDT及びクロック信号FMCKに基づき、図5(C)に示すように、当該チャンネルビット信号FMDTに含まれるSYNCデータ以外のチャンネルビット信号FMDTを2ビット毎に区切ってそれぞれ1ビットのデータビットに変換していくことにより復調データ列としてのビットデータBD1を生成し、これをBCH(Bose Chaudhuri Hocquenghem)デコーダ30、CRC(Cyclic Redundancy Check)デコーダ31及び遅延回路37へ供給する。
ここで、ADIPにおけるセクタのデータ構造について説明する。図6(A)に示すように、Hi−MD(商標)の場合、1クラスタが16セクタで構成され、さらに1セクタは42ビットで構成されており、先頭ビット側から同期をとるためのSync(4ビット)、クラスタアドレス上位(8ビット)、クラスタアドレス下位(8ビット)、16セクタを表現するためのセクタアドレス(4ビット)及びECC(Error Correcting Code)を用いたエラー訂正を行うためのBCHコード(すなわちパリティ符号:18ビット)の順に配置されている。また線速度が1.98[m/s]のときにキャリア周波数が88.2[kHz]となる。
これに対して図6(B)に示すように、MDの場合、Hi−MD(商標)と同様に1セクタが42ビットで構成されているものの1クラスタは36セクタで構成されている。また1セクタの構成は、先頭ビット側からSync(4ビット)、クラスタアドレス上位(8ビット)、クラスタアドレス下位(8ビット)まではHi−MD(商標)と同様であるが、36セクタを表現するためのセクタアドレス(8ビット)及びCRCを用いたエラー検出を行うためのCRCリマインダ(すなわちパリティ符号:14ビット)がHi−MD(商標)とは異なっている。また線速度が2.4[m/s]のときにキャリア周波数がHi−MD(商標)の半分である44.1[kHz]となる。
BCHデコーダ30(図4)は、Hi−MD(商標)のビットデータBD1に対応しており、当該ビットデータBD1に含まれるBCHコードをECCとして用いたエラー訂正処理を行い、クラスタアドレス及びセクタアドレスを表すアドレス値ADaを生成して切換器32へ送出すると共に、このエラー訂正処理によりエラーを訂正しきれなかった場合に「H」レベルとするエラー信号ERaを生成して切換器33へ送出する。
CRCデコーダ31は、MDのビットデータBD1に対応しており、当該ビットデータBD1に含まれるCRCを用いてエラー検出処理を行い、BCHデコーダ30と同様に、クラスタアドレス及びセクタアドレスを表すアドレス値ADbを生成して切換器32へ送出すると共に、CRCリマインダを用いてエラーを検出した場合に「H」レベルとするエラー信号ERbを生成して切換器33へ送出する。
切換器32は、制御部2(図1)から信号処理部9を介して光磁気ディスク100の種類(すなわちHi−MD(商標)またはMD)を表す判別信号J1が供給されており、当該判別信号J1に応じて、Hi−MD(商標)の場合にはアドレス値ADaに切り換え、またMDの場合にはアドレス値ADbに切り換えて、これを読出アドレス値AD1としてアドレス補間回路34及び信号処理部9(図1)へ供給する。
切換器33は、切換器32と同様、判別信号J1に応じて、Hi−MD(商標)の場合にはエラー信号ERaに切り換え、またMDの場合にはエラー信号ERbに切り換えて、これをエラー信号ATERとしてアドレス補間回路34及び信号処理部9(図1)へ供給する。
アドレス補間回路34は、読出アドレス値AD1とエラー信号ATERとに基づき、直前の読出アドレス値AD1の次のアドレス値である次アドレス値としての補間アドレス値AD2を生成するようになされている。以下、このときのアドレス補間処理手順RT1について、図7のフローチャートを用いて説明する。
アドレス補間回路34は、切換器32から読出アドレス値AD1が供給されるとこのアドレス補間処理手順RT1を開始してステップSP1へ移る。ステップSP1においてアドレス補間回路34は、読出アドレス値AD1を現アドレス変数ADtへ代入し、次のステップSP2へ移る。
ステップSP2においてアドレス補間回路34は、エラー信号ATERの信号レベルに基づき、ECCを用いて訂正しきれなかったエラーまたはCRCを用いて検出したエラーがあったか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはECCを用いて訂正しきれなかったエラーまたはCRCを用いて検出したエラーが無かったために、読出アドレス値AD1が正しく読み出されたアドレス値である可能性が高いことを表しており、このときアドレス補間回路34は次のステップSP3へ移る。
ステップSP3においてアドレス補間回路34は、現アドレス変数ADtと、前回アドレス補間処理手順RT1を実行した際のアドレス値である直前アドレス変数ADbとの差分が「1」であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは現アドレス変数ADtと直前アドレス変数ADbとが連続した値であり、読出アドレス値AD1が確実に正しい値であることを表しており、このときアドレス補間回路34は次のステップSP4へ移る。
ステップSP4においてアドレス補間回路34は、現アドレス変数ADtのアドレス値をアドレスカウンタ変数ADiに代入することにより当該アドレスカウンタ変数ADiを更新すると共に、次にアドレス補間処理手順RT1を実行するときのために当該現アドレス変数ADtを直前アドレス変数ADbへ代入して、次のステップSP7へ移る。
一方、ステップSP2において否定結果が得られると、このことはECCを用いて訂正しきれなかったエラーまたはCRCを用いて検出したエラーがあったために、読出アドレス値AD1が誤ったアドレス値である可能性が高いことを表しており、このときアドレス補間回路34は次のステップSP6へ移る。
またステップSP3において否定結果が得られると、このことは現アドレス変数ADtと直前アドレス変数ADbとが連続した値ではないため、当該現アドレス変数ADtが誤ったアドレス値である可能性が高いことを表しており、このときアドレス補間回路34は次のステップSP5へ移る。
ステップSP5においてアドレス補間回路34は、次にアドレス補間処理手順RT1を実行するときのために当該現アドレス変数ADtを直前アドレス変数ADbへ代入し、次のステップSP6へ移る。
ステップSP6においてアドレス補間回路34は、現アドレス変数ADt(すなわち読出アドレス値AD1)が誤ったアドレス値である可能性が高いため、前回のアドレス補間処理手順RT1の実行時に生成したアドレスカウンタ変数ADiをインクリメントすることにより、当該現アドレス変数ADtを用いることなく当該アドレスカウンタ変数ADiを基に補間アドレス値AD2を生成できるようにし、次のステップSP7へ移る。
ステップSP7においてアドレス補間回路34は、アドレスカウンタ変数ADiのアドレス値を補間アドレス値AD2とし、当該補間アドレス値AD2をアドレス加算回路35(図4)及び信号処理部9(図1)へ出力した後、次のステップSP8へ移ってこのアドレス補間処理手順RT1を終了する。
なおアドレス補間回路34(図4)は、切換器32から読出アドレス値AD1が供給される度にこのアドレス補間処理手順RT1を実行するようになされており、このとき直前アドレス変数ADb及びアドレスカウンタ変数ADiを初期化せず保持しておくようになされている。
アドレス加算回路35は、補間アドレス値AD2に値「1」を加算することにより、BCHデコーダ30またはCRCデコーダ31における遅延分を取り戻した加算アドレス値AD3を生成し、これをパリティ生成回路36へ供給する。
このため、ディスク装置1において意図しないトラックジャンプ等が発生せずに正しいトラックに楽曲データを記録し続けている場合、加算アドレス値AD3は、ビットデータBD1に含まれるアドレス値と等しいアドレス値となる。
パリティ生成回路36は、制御部2(図1)から信号処理部9を介して供給された判別信号J1に基づき、加算アドレス値AD3に対してBCHコードまたはCRCコードに相当するパリティ符号及びSyncビットを生成して付加することにより、BCHデコーダ30又はCRCデコーダ31によってアドレス値を復号する前のビットデータBD1と同形式の、すなわち図6(A)及び(B)に示したような1セクタ分のビットデータでなる補間データ列としての補間ビットデータBD2を生成し、これを比較器38へ供給する。
一方遅延回路37は、パリティ生成回路36において補間ビットデータBD2を生成することにより生じる僅かな遅延量に合わせて、BCHデコーダ30又はCRCデコーダ31によってアドレス値を復号する前のビットデータBD1を僅かに遅延させることにより遅延ビットデータBD3を生成し、これを比較器38へ供給する。これにより遅延回路37は、パリティ生成回路36から供給される補間ビットデータBD2と同じタイミングで遅延ビットデータBD3を比較器38へ供給することができる。
比較器38は、アドレス値を復号する前の遅延ビットデータBD3と補間ビットデータBD2とをビット単位で先頭から順次比較していくことにより、当該遅延ビットデータBD3と当該補間ビットデータBD2とに差異があるか否か、すなわち意図しないトラックジャンプが発生したか否かを判断し、この判断結果に応じてトラックエラー検出信号TKERを生成して、これを信号処理部9(図1)を介して制御部2へ送出する。
ここで比較器38は、BCHデコーダ30又はCRCデコーダ31によってアドレス値を復号する前のビットデータBD1を僅かに遅延させた遅延ビットデータBD3と補間ビットデータBD2とを比較することにより意図しないトラックジャンプの発生を検出することができるので、当該ビットデータBD1が生成されてから当該トラックジャンプの発生を検出するまでの時間を極めて短く抑えることができる。
ちなみに、従来のトラックジャンプ検出部10においては、セクタパルス信号XADSYにおけるパルスを検出したタイミングで読出アドレス値AD1と補間アドレス値AD2とを比較することにより、意図しないトラックジャンプの発生を検出するようになされていた。このため、ビットデータBD1が生成されてから読出アドレス値AD1と補間アドレス値AD2とを比較するまでに、BCHデコーダ30またはCRCデコーダ31における復号処理に多くの時間を要していた。
なお、ディスク装置1においては、セクタやクラスタの使用状況に応じて、敢えて連続しないトラックに渡って楽曲データを記録する、すなわち意図的なトラックジャンプを発生させる場合がある。このような場合トラックジャンプ検出部10は、アドレス補間回路34においてアドレス補間処理手順RT1と異なる所定の処理手順を実行することにより、この意図的なトラックジャンプに応じた補間アドレス値AD2を生成し、比較器38においてトラックエラー検出信号TKERを不要に生成しないようになされている。
(3)トラックジャンプの検出
次に、トラックジャンプ検出回路10によって実際に意図しないトラックジャンプを検出する様子について説明する。
(3−1)隣接トラックのセクタ境界位置がほぼ一致している場合
光磁気ディスク100(図1)は、Hi−MD(商標)である場合、図8(A)に示すように各セクタがZCAV(Zone Constant Angular Velocity)方式で配置されているため、1つのゾーン内では各セクタが放射状に並ぶ場合があり、このとき周方向に関してセクタ間の境界位置同士が隣接トラック間でほぼ一致することになる。
このように隣接トラックのセクタ境界位置がほぼ一致している場合の、トラックジャンプ検出回路10における各信号及びアドレス値の例を図9のタイミングチャートに示す。なお図9においては、説明を簡易化するためにアドレス値を1桁の16進数のみ示し、また1セクタを構成する42ビットのうち当該アドレス値に応じた4ビット分のビットデータのみを示している。
図9(A)はバイフェーズデコーダ29から出力されるビットデータBD1に含まれるアドレス値AD0を表している。実際上、ビットデータBD1はまだECCによるエラー訂正処理が施されておらず直接アドレス値を表していないため、当該アドレス値AD0は仮想的な値である。
ここで、ディスク装置1(図1)が光磁気ディスク100から図9(A)の2番目のアドレス値a1として直前のアドレス値「A」(16進数)に続いてアドレス値「B」を読み出すべきところ、図8(A)における矢印r1のように、隣接トラックへの意図しないトラックジャンプが発生したと仮定する。この場合ディスク装置1は、異なる2つのセクタの前半部分と後半部分とを継ぎ足したような軌跡を描きながらADIP値を読み出すため、BCHデコーダ30(図4)におけるECCを用いたエラー訂正では訂正することができず正しいアドレス値を取得できず、アドレス値a1を強制的に値「0」としてしまう。なおアドレス値a1以降は、本来アドレス値「C」、アドレス値「D」と続くはずであったが、意図しないトラックジャンプが発生したためにアドレス値「2」、アドレス値「3」と続いている。
図9(B)はセクタパルス信号XADSYを示しており、トラックジャンプが生じた際にもほぼ一定間隔のパルスを発生している。これは、上述したように周方向に関してセクタ間の境界位置が隣接トラックとほぼ一致しているため、意図しないトラックジャンプによって当該隣接トラックにジャンプしてもセクタの境界を読み出す時間間隔がほとんど変化しないためである。
図9(C)は読出アドレス値AD1を示しており、BCHデコーダ30(図4)におけるエラー訂正処理により、光磁気ディスク100からアドレス値AD0を読み出したタイミングよりも1セクタ分ずつ遅れて生成されるため、アドレス値a1と対応したアドレス値a2が当該アドレス値a1よりも1セクタ分遅れている。
図9(D)は補間アドレス値AD2を示しており、本来読み出し続けるべきアドレス値を表している。このため実際に読み出されたアドレス値「0」及びアドレス値「2」ではなく補間されたアドレス値「B」及びアドレス値「C」となる。
図9(E)は加算アドレス値AD3を示しており、補間アドレス値AD2における各アドレス値に値「1」が加算されている。この加算アドレス値AD3は、本来光磁気ディスク100から読み出すべき「目標アドレス値」を表している。
図9(F)は補間ビットデータBD2を表しており、パリティ生成回路36(図4)により加算アドレス値AD3にパリティ符号等が付加されたものであるが、図中にはアドレス値に相当するビットデータのみを示している。なお、パリティ生成回路36による遅延量は僅かであるため、図9においてはこの遅延を無視して当該補間ビットデータBD2と当該加算アドレス値AD3とのタイミングを合わせて示している。
図9(G)は遅延ビットデータBD3を表しており、バイフェーズデコーダ29(図4)から出力されたビットデータBD1を僅かに遅延させたものであるが、図9(F)と同様にタイミングを合わせて示している。ここで、遅延ビットデータBD3はアドレス値AD0(図9(A))に含まれるアドレス値を実際にビットデータとして表したものである。
ここで比較器38(図4)は、補間ビットデータBD2とBCHデコーダ30によりアドレス値を復号する前の遅延ビットデータBD3とを1ビット単位で先頭ビットから順次比較し、ビットb1〜b8及びビットb11〜b18のように互いに異なるビットを検出したときに比較器エラー信号CPERを「H」レベルに切り換える。ちなみにこの比較器エラー信号CPERは、当該比較器38の内部のみで用いられる信号であり、外部には出力しないようになされている。
そして比較器38は、比較器エラー信号CPERを最初に「H」レベルに切り換えたタイミングt1においてトラックエラー検出信号TKERを「H」レベルに切り換えて出力する。
すなわち比較器38は、読み出した全てのセクタのアドレス値について補間ビットデータBD2と遅延ビットデータBD3とを1ビット単位で先頭ビットから順次比較していき、最初に異なるビットを検出したタイミングでトラックエラー検出信号TKERを出力する。
このとき制御部2(図1)は、上述したように、このトラックエラー検出信号TKERに応じて光磁気ディスク100への楽曲データの記録を直ちに停止させる。
ちなみに従来のトラックジャンプ検出方式では、セクタパルス信号XADSYのタイミングに合わせて、クラスタアドレス及びセクタアドレスの合計20ビット(図6(A))を全てアドレス値に復号した読出アドレス値AD1と補間アドレス値AD2とを比較していたため、アドレス値a2とアドレス値a3とを比較するタイミングt2で初めてトラックジャンプを検出していた。従って本発明におけるトラックジャンプ検出部10の比較器38は、少なくとも18ビットのBCHコードに相当する時間分従来よりも早いタイミングt1でトラックエラー検出信号TKERを出力することができる。
(3−2)隣接トラックのセクタ境界位置がずれている場合
光磁気ディスク100(図1)は、MDである場合、図8(B)に示すように各セクタがCLV(Constant Linear Velocity)方式で配置されているため、周方向に関してセクタ間の境界位置同士が隣接トラック間でずれることになる。
このためディスク装置1(図1)は、図8(B)における矢印r2のように隣接トラックへの意図しないトラックジャンプが発生した際、本来とは異なる長さのセクタを読み出すことになる。
このように隣接トラックのセクタ境界位置がずれている場合の、トラックジャンプ検出回路10における各信号及びアドレス値の例を、図9と対応した図10に示す。
この図10においては、隣接トラックへの意図しないトラックジャンプが発生した際、本来と異なる長さのセクタを読み出すため、セクタパルス信号XADSYにおけるパルスの間隔が変化している。これにより、当該トラックジャンプが生じた時点で読み出し中のアドレス値a5は、1セクタのビット数が変化するため、正しいアドレス値を取得できずに値「0」となる。
ちなみにこの場合、PLL回路(すなわち図4のフェーズコンパレータ24、ループフィルタ25及びVCO26によるループ)においてPLLのロックが外れることになる。
この図10の場合も、図9の場合と同様に、比較器38(図4)が補間ビットデータBD2とCRCデコーダ31によりアドレス値を復号する前の遅延ビットデータBD3とを1ビット単位で先頭ビットから順次比較し、ビットb21〜b27及びビットb31〜b37のように異なるビットを検出したときに比較器エラー信号CPERを「H」レベルに切り換え、当該比較器エラー信号CPERを最初に「H」レベルに切り換えたタイミングt3においてトラックエラー検出信号TKERを出力することができる。
ちなみに従来のトラックエラー検出方式では、図9の場合と同様に、セクタパルス信号XADSYに合わせてクラスタアドレス及びセクタアドレスの合計24ビット(図6(B))を全てアドレス値に復号したアドレス値a6とアドレス値a7とを比較するタイミングt4で初めてトラックジャンプを検出していた。従って本発明におけるトラックジャンプ検出部10の比較器38は、少なくとも2ビット(図10の場合)に相当する時間分従来よりも早いタイミングt3でトラックエラー検出信号TKERを出力することができる。
(3−3)ディフェクトによるトラックエラーの検出
ところで光磁気ディスク100は、その表面にゴミや埃などの異物が付着していたり、あるいは当該表面が損傷している等、いわゆるディフェクトによってADIP値を正常に読み出せない場合がある。
例えば、図9及び図10と対応した図11に示すように、図11(A)の2番目のアドレス値a9が本来アドレス値「B」であるものの、ディフェクトによりアドレス値「C」と誤読し、さらにエラー訂正ができなかったと仮定する。
この図11の場合も図9の場合と同様に、比較器38(図4)が補間ビットデータBD2とBCHデコーダ30またはCRCデコーダ31によりアドレス値を復号する前の遅延ビットデータBD3とを1ビット単位で先頭ビットから順次比較し、ビットb41〜b43及びビットb51〜b53のように異なるビットを検出したときに比較器エラー信号CPERを「H」レベルに切り換え、当該比較器エラー信号CPERを最初に「H」レベルに切り換えたタイミングt5においてトラックエラー検出信号TKER1(図中実線で示す)を出力することができる。
このときディスク装置1は、ディフェクトにより僅か1ビットでもエラーを検出した場合、意図しないトラックジャンプが発生した場合と同様にトラックエラー検出信号TKERを出力するため、制御部2によって楽曲データの記録を直ちに停止させることになる。
これによりディスク装置1は、ディフェクトの影響によってそのセクタに楽曲データを異常記録してしまうことを未然に防止することができ、例えば当該ディフェクトを検出したセクタをとばしてその次のセクタから当該楽曲データの記録を再開することにより、当該楽曲データの再生時に当該楽曲データを正常に読み出すことができる。
しかしながらディスク装置1は、実際上、ディフェクトによる僅かなビット数のエラーを頻繁に検出するものの、当該ディフェクトの影響は比較的小さい場合が多く楽曲データを正常に記録できる可能性が高いため、このようにディフェクトによる僅かなビット数のエラーのみを検出した場合には楽曲データの記録を停止しないことが望ましい。
ここで再度図9及び図10を参照すると、意図しないトラックジャンプが発生した時点以降は、ビット単位で断続的に多数のエラーが検出されており、ディフェクトにより少数の離散的なエラーが検出される場合とはエラーの出現パターンが異なっていることが分かる。
そこでトラックジャンプ検出部10の比較器38(図4)は、比較器エラー信号CPERにおける「H」レベルをビット単体ではなく連続した数ビット単位で判断し、例えば「比較器エラー信号CPERが連続nビット(ただしnは1以上の整数)以上「H」レベルとなった時点でトラックエラー検出信号TKERを出力する」ことにより、意図しないトラックジャンプの発生とディフェクトによる僅かなエラーの検出とを区別してトラックエラー検出信号TKERを出力することができる。
トラックジャンプ検出部10の比較器38は、例えばn=4、すなわち「比較器エラー信号CPERが連続4ビット以上「H」レベルとなった時点でトラックエラー検出信号TKERを出力する」ようにした場合、図11(H)に示したように比較器エラー信号CPERにおいて連続3ビットのみ「H」レベルとなったときには、図11(I)のトラックエラー検出信号TKER2(一点鎖線で示す)のように「L」レベルのまま変化させない(すなわちトラックエラー検出信号TKERを出力しない)。
この場合ディスク装置1は、「連続4ビット未満のエラーが検出されたとしても楽曲データの記録には影響しない」とみなすことになり、制御部2がトラックエラー検出信号TKERを検出しないためにディフェクトによるアドレス値の誤読を無視し、光磁気ディスク100に対する楽曲データの記録を継続させることができる。
またトラックジャンプ検出部10の比較器38は、例えばn=3、すなわち「比較器エラー信号CPERが連続3ビット以上「H」レベルとなった時点でトラックエラー検出信号TKERを出力する」ようにした場合、図11(I)のトラックエラー検出信号TKER3(一点鎖線で示す)のように比較器エラー信号CPERにおいて連続3ビット「H」レベルとなったタイミングt6でトラックエラー検出信号TKERを「H」レベルに切り換えて出力する。
この場合ディスク装置1は、連続3ビット以上のエラーを「楽曲データの正常な記録を妨げる程度の大きなディフェクトである」とみなし、意図しないトラックジャンプが発生した場合と同様に光磁気ディスク100に対する楽曲データの記録を一時的に停止させ、当該ディフェクトが存在するセクタをとばして次のセクタから当該楽曲データの記録を再開する等することができる。
一方比較器38は、例えば「比較器エラー信号CPERが連続4ビット以上「H」レベルとなった時点でトラックエラー検出信号TKERを出力する」ようにした場合、意図しないトラックジャンプも4ビット目でようやく検出できるため、図9及び図10に示した場合と比較してトラックエラー検出信号TKERを出力するタイミングが遅くなり、制御部2によって光磁気ディスク100に対する楽曲データの記録を停止させるタイミングも遅くなってしまう。
このため比較器38は、意図しないトラックジャンプの発生を検出するまでの時間と当該意図しないトラックジャンプの発生のみを検出する精度(すなわちディフェクトを無視する程度)とのバランスを考慮して、「比較器エラー信号CPERが連続nビット以上「H」レベルとなった時点でトラックエラー検出信号TKERを出力する」の条件(すなわちn)を決めればよい。
また比較38は、例えば「比較器エラー信号CPERが連続nビット中mビット(ただしmは1≦m≦nを満たす整数)以上「H」レベルとなった時点でトラックエラー検出信号TKERを出力する」ようにしても良く、この場合のn及びmも適宜決めれば良い。
ちなみに従来のトラックエラー検出方式では、図9の場合と同様に、セクタパルス信号XADSYに合わせて、クラスタアドレス及びセクタアドレスの合計20ビット(図6(A))又はクラスタアドレス及びセクタアドレスの合計24ビット(図6(B))を全てアドレス値に復号したアドレス値a10とアドレス値a11とを比較するタイミングt7で初めてトラックジャンプを検出していた。従って比較器38は、少なくとも18ビットのBCHコードに相当する時間分または14ビットのCRCコードに相当する時間分従来よりも早いタイミングt5またはt6でトラックエラー検出信号TKERを出力することができる。
(4)動作及び効果
以上の構成において、ディスク装置1のトラックジャンプ検出部10は、光磁気ディスク100に楽曲データを記録する際、当該光磁気ディスク100におけるトラックのグルーヴに形成されたウォブルを検出してADIP信号を読み出し、これを2値化した2値化ADIP信号S1をデコードすることによりビットデータBD1を生成して、さらに当該ビットデータBD1に対してエラー訂正処理またはエラー検出処理を施すことにより読出アドレス値AD1を生成する。
さらにトラックジャンプ検出部10は、アドレス補間回路34により直前の読出アドレス値AD1の次のアドレス値である補間アドレス値AD2を生成し、これに値「1」を加算してエラー訂正処理またはエラー検出処理による遅延を回復した加算アドレス値AD3にパリティ符号等を付加することにより補間ビットデータBD2を生成して、BCHデコーダ30またはCRCデコーダ31によりアドレス値を復号する前のビットデータBD1を僅かに遅延させた遅延ビットデータBD3と補間ビットデータBD2とを比較器38においてビット単位で比較することによりトラックエラー検出信号TKERを生成する。
従ってトラックジャンプ検出部10は、エラー訂正処理またはエラー検出処理を施すことによる遅延に影響されることなく、比較器38において、意図しないトラックジャンプが発生していない場合に読み出されるはずの「目標アドレス値」に相当する補間ビットデータBD2と、実際に光磁気ディスク100から読み出したADIP値に基づいた遅延ビットデータBD3とを、先頭ビットからビット単位で直接比較することができるので、図9〜図11に示したように、従来の読出アドレス値AD1と補間アドレス値AD2とを比較した場合よりも早いタイミングでエラーを検出してトラックエラー検出信号TKERを制御部2(図1)へ出力することができる。
このときトラックジャンプ検出部10は、BCHデコーダ30またはCRCデコーダ31によってアドレス値を復号する前の遅延ビットデータBD3と補間ビットデータBD2とをビット単位で比較することができるため、当該BCHデコーダ30におけるエラー訂正処理または当該CRCデコーダ31におけるエラー検出処理による遅延を生じることが無く、従来よりも早いタイミングでトラックエラー検出信号TKERを出力することができる。
そのうえトラックジャンプ検出部10は、光磁気ディスク100の周方向に関してセクタ間の境界位置同士が隣接トラック間で一致する場合(図8(A))及び一致しない場合(図8(B)のいずれであっても、図9及び図10に示したように、極めて早いタイミングで当該トラックジャンプの発生を検出することができる。
すなわちトラックジャンプ検出部10は、ZCAV方式のHi−MD(商標)のように光磁気ディスク100の周方向に関してセクタ間の境界位置同士が隣接トラック間でほぼ一致する場合(図8(A))、比較器38によって少なくとも18ビットのBCHコードに相当する時間分従来よりも早いタイミングでトラックエラー検出信号TKERを出力することができ、またCLV方式のMDのように磁気ディスク100の周方向に関してセクタ間の境界位置同士が隣接トラック間で一致しない場合(図8(B))、少なくとも2ビット(図10の場合)に相当する時間分従来よりも早いタイミングでトラックエラー検出信号TKERを出力することができる。
これに応じて制御部2は、トラックエラー検出信号TKERを検出した時点で光磁気ディスク100への楽曲データの書き込みを停止することができるので、意図しないトラックジャンプが発生した際に、極めて早いタイミングで当該トラックジャンプの発生を検出することができ、意図しないトラックへの誤った上書きを最小限に抑えることができる。
この結果、ディスク装置1は、意図しないトラックジャンプの発生によって光磁気ディスク100の意図しないトラックへ誤って上書きしてしまったとしても、当該上書きしたデータ量が僅かであれば、当該光磁気ディスク100の再生時にECC等によってエラーを訂正できる可能性が高く、当該上書きされた楽曲データを正常に再生し得る可能性を一段と高めることができる。
以上の構成によれば、ディスク装置1のトラックジャンプ検出部10は、光磁気ディスク100に楽曲データを記録する際、当該光磁気ディスク100のトラックに形成されたウォブルを検出してADIPを読み出してビットデータBD1を生成し、さらに当該ビットデータBD1に対してエラー訂正処理またはエラー検出処理を施すことにより読出アドレス値AD1を生成して、直前の読出アドレス値AD1を補間した補間アドレス値AD2に値「1」を加算してエラー訂正処理またはエラー検出処理による遅延を回復してからパリティ符号等を付加することにより補間ビットデータBD2を生成して、ビットデータBD1を僅かに遅延させた遅延ビットデータBD3と当該補間ビットデータBD2とを先頭ビットからビット単位で比較することにより、極めて早いタイミングでエラーを検出してトラックエラー検出信号TKERを制御部2へ送出してトラックジャンプが発生したことを通知することができ、当該制御部2によって光磁気ディスク100の意図しないトラックへの誤った上書きを即座に停止させることができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、トラックジャンプ検出部10のBCHデコーダ30及びCRCデコーダ31における遅延時間が1セクタ分の楽曲データを記録する時間に相当するために、アドレス加算回路35において補間アドレス値AD2に値「1」を加算することにより当該BCHデコーダ30及び当該CRCデコーダ31における遅延分を取り戻すようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、トラックジャンプ検出部10のBCHデコーダ30及びCRCデコーダ31における遅延時間に応じて当該アドレス加算回路35において補間アドレス値AD2に加算する値を調整するようにしても良い。
また上述した実施の形態においては、光磁気ディスク100に楽曲データを記録する場合に意図しないトラックジャンプを検出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光磁気ディスク100から楽曲データを読み出して楽曲を再生する際に意図しないトラックジャンプを検出するようにしても良い。この場合、例えば楽曲の再生中に意図しないトラックジャンプを短時間で検出することができるので、音飛びの発生頻度を低減させることができる。
さらに上述の実施の形態においては、Hi−MD(商標)またはMDでなる光磁気ディスク100に楽曲データを記録するディスク装置1に本発明を適用するようにした場合について述べたが、これに限らず、例えばCD−R/RW(Compact Disc-Recordable/ReWritable)やDVD−R/RW(Digital Versatile Disc-Recordable/ReWritable)等、ADIPを用いた種々の光ディスクにデータを記録する種々の光ディスク装置に本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、復調データ生成手段としてのバイフェーズデコーダ29と、アドレス値復号手段としてのBCHデコーダ30及びCRCデコーダ31と、次アドレス値補間手段としてのアドレス補間回路34と、補間データ列生成手段としてのアドレス加算回路35及びパリティ生成回路36と、トラックジャンプ検出手段としての比較器38とによってトラックジャンプ検出装置としてのトラックジャンプ検出部10を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる復調データ生成手段と、アドレス値復号手段と、次アドレス値補間手段と、補間データ列生成手段と、トラックジャンプ検出手段とによってトラックジャンプ検出装置を構成するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、復調データ生成手段としてのバイフェーズデコーダ29と、アドレス値復号手段としてのBCHデコーダ30及びCRCデコーダ31と、次アドレス値補間手段としてのアドレス補間回路34と、補間データ列生成手段としてのアドレス加算回路35及びパリティ生成回路36と、トラックジャンプ検出手段としての比較器38と、制御手段としての制御部2とによって光ディスク記録装置としてのディスク装置1を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる復調データ生成手段と、アドレス値復号手段と、次アドレス値補間手段と、補間データ列生成手段と、トラックジャンプ検出手段と、制御手段とによって光ディスク記録装置を構成するようにしても良い。
本発明は、ADIPを用いた種々の光ディスク装置でも利用できる。
本発明によるディスク装置の全体構成を示す略線的ブロック図である。 ADIP信号の検出の説明に供する略線図である。 データビットのバイフェーズ変調の説明に供する略線図である。 トラックジャンプ検出部の回路構成を示すブロック図である。 チャンネルビットとビットデータとの対応を示す略線図である。 セクタのデータ構造を示す略線図である。 アドレス補間処理手順を示すフローチャートである。 ディスク上のセクタの配置の説明に供する略線図である。 トラックジャンプの検出(1)の説明に供するタイミングチャートである。 トラックジャンプの検出(2)の説明に供するタイミングチャートである。 ディフェクトによるトラックエラーの検出の説明に供するタイミングチャートである。
符号の説明
1……ディスク装置、2……制御部、10……トラックジャンプ検出部、29……バイフェーズデコード回路、30……BCHデコーダ、31……CRCデコーダ、34……アドレス補間回路、35……アドレス加算回路、36……パリティ生成回路、37……遅延回路、38……比較器、100……光磁気ディスク。

Claims (8)

  1. データを記録すべき溝部分に形成されたうねりの周波数によりアドレスが表された光ディスクに対してデータを記録する際、当該データを記録するトラックの上記周波数を順次読み出して復調することにより上記アドレスを含む復調データ列を生成する復調データ生成手段と、
    上記復調データ列を基に、上記アドレスに相当するアドレス値を復号するアドレス値復号手段と、
    上記アドレス値に所定の補間処理を施すことにより、当該アドレス値に続く次アドレス値を生成する次アドレス値補間手段と、
    上記次アドレス値を基に上記復調データ列と同等のデータ形式でなる補間データ列を生成する補間データ列生成手段と、
    上記復調データ列と上記補間データ列とをビット単位で比較し現時点における上記データの記録先アドレスが直前の記録先アドレスの次アドレスであるか否かを判断することにより意図しないトラックジャンプを検出するトラックジャンプ検出手段と
    を具えることを特徴とするトラックジャンプ検出装置。
  2. 上記トラックジャンプ検出手段は、
    上記アドレス値復号手段により復号する前の現アドレスの上記アドレス値と上記次アドレスの上記アドレス値とを上記ビット単位で比較することにより上記意図しないトラックジャンプを検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のトラックジャンプ検出装置。
  3. 上記光ディスクは、
    上記トラックにおける上記データの記録単位であるセクタがそれぞれ放射状に並び周方向に関して各セクタの境界位置同士が隣接トラック間で一致する
    ことを特徴とする請求項1に記載のトラックジャンプ検出装置。
  4. 上記光ディスクは、
    上記トラックにおける上記データの記録単位であるセクタの長さが統一され周方向に関して隣接トラック間で当該セクタ間の境界位置同士が一致しない
    ことを特徴とする請求項1に記載のトラックジャンプ検出装置。
  5. 上記トラックジャンプ検出手段は、
    上記復調データ列と上記補間データ列とをビット単位で比較する際、連続nビット(ただしnは1以上の整数)以上のエラーを検出した時点で上記意図しないトラックジャンプとして検出することにより、上記光ディスクの表面に付着した異物の影響又は当該表面における損傷の影響による少数の離散的なエラーを当該意図しないトラックジャンプとしては検出しない
    ことを特徴とする請求項1に記載のトラックジャンプ検出装置。
  6. 上記トラックジャンプ検出手段は、
    上記復調データ列と上記補間データ列とをビット単位で比較する際、連続nビット(ただしnは1以上の整数)中mビット(ただしmは1≦m≦nを満たす整数)以上のエラーを検出した時点で上記意図しないトラックジャンプとして検出することにより、上記光ディスクの表面に付着した異物の影響又は当該表面における損傷の影響による少数の離散的なエラーを当該意図しないトラックジャンプとしては検出しない
    ことを特徴とする請求項1に記載のトラックジャンプ検出装置。
  7. データを記録すべき溝部分に形成されたうねりの周波数によりアドレスが表された光ディスクに対してデータを記録する際、当該データを記録するトラックの上記周波数を順次読み出して復調することにより上記アドレスを含む復調データ列を生成する復調データ生成ステップと、
    上記復調データ列を基に、上記アドレスに相当するアドレス値を復号するアドレス値復号ステップと、
    上記アドレス値に所定の補間処理を施すことにより、当該アドレス値に続く次アドレス値を生成する次アドレス値補間ステップと、
    上記次アドレス値を基に上記復調データ列と同等のデータ形式でなる補間データ列を生成する補間データ列生成ステップと、
    上記復調データ列と上記補間データ列とをビット単位で比較し現時点における上記データの記録先アドレスが直前の記録先アドレスの次アドレスであるか否かを判断することにより意図しないトラックジャンプを検出するトラックジャンプ検出ステップと
    を具えることを特徴とするトラックジャンプ検出方法。
  8. データを記録すべき溝部分に形成されたうねりの周波数によりアドレスが表された光ディスクに対してデータを記録する際、当該データを記録するトラックの上記周波数を順次読み出して復調することにより上記アドレスを含む復調データ列を生成する復調データ生成手段と、
    上記復調データ列を基に、上記アドレスに相当するアドレス値を復号するアドレス値復号手段と、
    上記アドレス値に所定の補間処理を施すことにより、当該アドレス値に続く次アドレス値を生成する次アドレス値補間手段と、
    上記次アドレス値を基に上記復調データ列と同等のデータ形式でなる補間データ列を生成する補間データ列生成手段と、
    上記復調データ列と上記補間データ列とをビット単位で比較し現時点における上記データの記録先アドレスが直前の記録先アドレスの次アドレスであるか否かを判断することにより意図しないトラックジャンプを検出するトラックジャンプ検出手段と、
    上記意図しないトラックジャンプが検出された時点で上記データの記録を停止させる制御手段と
    を具えることを特徴とする光ディスク記録装置。
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