JP2006163782A - 帳票作成管理システム及び帳票作成管理プログラム - Google Patents

帳票作成管理システム及び帳票作成管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 安全性を確保しながら既存の帳票に用いたデータを再構築して新たな帳票の作成管理を行える帳票作成管理システムを提供する。
【解決手段】 データベース2〜4に所定の形式で記憶されている帳票用のデータを抽出して、この抽出されたデータを用いて所定の形式と異なる任意の形式の帳票データを作成してサーバー1のデータファイル内に記憶するシステムであって、サーバー1にアクセス可能なユーザーに対して、前記帳票データ及び/またはデータファイルへのアクセス権を階層的に設定すると共に、設定されたアクセス権の範囲の帳票データ及び/またはデータファイルのみを、アクセス権の設定されているユーザーに対して、その階層に応じてそれぞれ表示/出力/保存の可否を可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、既存の帳票に用いたデータを再構築して新たな帳票の作成管理を行うシステムとプログラムに関する。
特定の書式の帳票を作成するためのシステムやプログラムが種々提案されている。これらは作成する帳票に必要なデータを入力してデータベースを作成し、当該データベースから必要なデータを抽出して所定の書式の帳票を作成している。このようなシステムやプログラムにおいて、入力されたデータはそのシステムやプログラムで規定された帳票形式にしか対応することができない。このため、別な形式の帳票を作成する場合、新たにシステムを構築し、データ入力作業が必要となって、多額のコストと時間を要していた。
そこで、既存のシステムで作成された帳票に用いたデータを他の形式の帳票で利用可能としたものが特許文献1で提案されている。
特開2002−189627号公報
特許文献1に記載の発明は、所定書式の帳票のデータを別な形式の帳票で利用可能とする点については記載されているが、誰がどのような書式の帳票を作成してどのように利用できるのかと言った、帳票の作成権限や利用権限などのデータ管理の安全性に関する点は考慮されてはいない。
本発明は、安全性を確保しながら既存の帳票に用いたデータを再構築して新たな帳票の作成管理を行える帳票作成管理システム及び帳票作成管理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるシステムでは、記憶手段に所定の形式で記憶されている帳票用のデータを抽出して、この抽出されたデータを用いて所定の形式と異なる任意の形式の帳票データを作成してサーバーのデータファイル内に記憶され、サーバーにアクセス可能なユーザーに対して帳票データ及び/またはデータファイルへのアクセス権を階層的に設定すると共に、設定されたアクセス権の範囲の帳票データ及び/またはデータファイルのみを、アクセス権の設定されているユーザーに対して、その階層に応じてそれぞれ表示可能としたことを特徴としている。
本発明にかかるプログラムでは、サーバーにインストールされることで、当該サーバーに、記憶手段に所定の形式で記憶されている帳票用のデータを抽出するステップ、この抽出されたデータを用いて前記所定の形式と異なる任意の形式の帳票データを作成してサーバーのデータファイル内に記憶するステップ、サーバーにアクセス可能なユーザーに対して帳票データ及び/またはデータファイルへのアクセス権を階層的に設定するステップ、設定されたアクセス権の範囲の帳票データ及び/またはデータファイルのみを、アクセス権の設定されているユーザーに対して、そり階層に応じてそれぞれ表示するステップを実行させることを特徴としている。
本発明によれば、記憶手段に所定の形式で記憶されている帳票用のデータを抽出して作成される、所定の形式と異なる任意の形式の帳票データがサーバーのデータファイル内に記憶され、サーバーにアクセス可能なユーザーに対して帳票データ及び/またはデータファイルへのアクセス権が階層的に設定され、設定されたアクセス権の範囲の帳票データ及び/またはデータファイルのみが、アクセス権の設定されているユーザーに対して、その階層に応じて表示可能とされているので、アクセスしたユーザーには設定されているアクセス権の範囲以外の帳票データ及び/またはデータファイルターは表示されることがなく、アクセス権限のないユーザーによる帳票データの改ざんや当該帳票データやそれが保存されているデータファイルの削除等を防止でき、安全性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に示す帳票作成管理システムは、サーバー1と、記憶手段としてのデータベース2,3,4、プリンター5、クライアントマシンとしての端末機器6,7,8とを備えている。データベース2〜4とプリンター5及び端末機器6〜8は、ネットワークの1つであるローカルエリアネットワーク(以下「LAN」と記す)9を介してサーバー1と通信可能に接続されていて、アクセス可能とされている。
本形態における帳票作成管理システムでは、ネットワークの別な形態である公衆通信回線としてのインターネット10を介してサーバー1の設置場所と異なる場所に設置された端末機器11、営業部員が持ち歩くPDAや携帯パソコンや携帯電話などの端末機器12も帳票作成管理システムの中に含まれている。これらインターネット10を介してサーバー1と接続可能な端末機器11、12は必ずしもシステムの中に含まれるものではなく、選択的にシステムに組み込めばよい。端末機器6〜8と端末機器11,12は、サーバー1にアクセス可能なユーザーの端末機器となる。
サーバー1には、帳票作成管理プログラムが図示しない記憶媒体としてのCD−ROMあるいはインターネット10でダウンロードされてインストールされる。このプログラムがサーバー1にインストールされると、サーバー1は、データベース2〜4に所定の形式で記憶されている帳票用のデータを抽出するステップと、この抽出されたデータを用いて所定の形式と異なる任意の形式の帳票データを作成してサーバー1の記憶部に形成されるデータファイル20内に記憶するステップと、サーバー1にアクセス可能な各端末機器に対して帳票データ及び/またはデータファイルへのアクセス権を階層的に設定するステップと、設定されたアクセス権の範囲の帳票データ及び/またはデータファイルのみをアクセス権の設定されている各端末機器に対して、その階層に応じてそれぞれ表示するステップを実行するように構成されている。
データベース2〜4は、異なる種類のデータベースである。例えば、データベース2は販売管理システムのデータベース、データベース3は会計用システムのデータベース、データベース4は生産管理システムのデータベースである。これら各データベースには、各データベースとつながるシステムで作成されて、各システム固有形式の帳票用のデータが既に記憶されている。つまり、データベース2〜4は、本システムを構成するに際して新たに設けたものではなく、既にサーバー1を設置しているユーザー側で利用されている既存のシステムの一部である。無論各データベースを新規に導入して記憶手段として用いても良い。プリンター5は、ネットワークプリンタであって、サーバー1や端末機器6〜8から印刷指令がLAN9経由で入力されると、印刷が実行されるように構成されている。
端末機器6〜8には、サーバー1にログインするためのプログラムがインストールされており、このプログラムを、各端末機器を利用するユーザーが起動させて、予め付与されている認証情報とてしてのユーザー名とパスワードを入力し、サーバー1がその認証情報をサーバー1に設定されている認証情報と比較して認証することで、各端末機器からサーバー1へのログインを許可するように構成されている。
サーバー1では、プログラムがインストールされて、同プログラムがサーバー操作者によって起動されることで、図2にフローチャートで示す工程が実行される。図2において、プログラムが起動すると、このシステムを利用するユーザーをサーバー1に登録(記憶)するユーザー登録工程(ステップA1)、データベース2〜4のうち、どのデータベースないのデータを抽出するかを設定するデータベースコネクション設定工程(以下「DBコネクション設定工程」と記す)(ステップB1)、抽出したデータでどのような形式の帳票を作成するのかという帳票形式を設定するリアルレポート帳票の作成工程(ステップC1)、予め作成した形式のビュアファイルや文章や表計算の一般的なファイル形式を登録設定するクイックレポート登録工程(ステップD1)、サーバー1にアクセスした端末機器が利用したネットワークの種類に応じて、各端末機器に表示する表示内容を切替える表示工程(ステップE1)とが実行される。
図3〜図11を用いて各工程の内容ついて説明する。図12〜図20は、各工程でサーバー1の画面あるいは各端末機器の画面に表示される画面構成をそれぞれ示す。
サーバー1の図示しない画面に表示される図示しないアイコンをクリックすると、このシステムを運用するプログラムが起動され、図12に示す初期画面が表示される。初期画面では、各工程を実行させるアイコンが表示される画面101と、その内容が表示される画面102が表示される。図12の例は、ユーザー登録工程の内容を示すものである。
図3に示すフローチャートは、ユーザー登録工程の内容を示すものである。ユーザー登録工程では、ステップA11、ステップA12において、このシステムを利用するユーザーグループ登録処理と、登録したユーザーグループに属するユーザーを登録するユーザー登録処理が実行される。
ユーザーグループ登録処理は、図12に示す画面101に表示される「ユーザーグループ」のアイコンをオペレータがクリックすることで開始する。この処理では図示しない登録画面が表示され、その画面にグループ名とそのIDとがサーバー1のオペレータによって入力されて図示しない「OK」タグがクリックされると、サーバー1の図示しないデータテーブルに両者が関連付けて記憶される。
ユーザー登録処理は、図12に示す画面101に表示される「ユーザー」のアイコンをオペレータがクリックすることで開始する。このアイコンをクリックすると、図12の登録画面105が表示される。この画面には、ユーザーID、ユーザー名、パスワード入力する領域106,107,108と、ユーザーグループ登録処理で登録されたグループ名が表示される領域109と、登録するユーザーが属するグループが表示される画面110と、登録するユーザー名とグレープとの関係を設定する「追加」及び「削除」の各ボタン111,112と、ユーザー登録処理の内容を図示しないデータテーブルへの記憶するか否かを決める「OK」及び「キャンセル」の各ボタン113,114が表示される。
オペレータによってユーザーID、ユーザー名、パスワードが入力され、追加ボタン111で入力されたユーザーが所属するグループが選択されて、OKボタン113がクリックされると、これら情報が関連付けられて図示しないデータテーブルに記憶される。
図4は、DBコネクション設定工程の内容を示すフローチャートである。この工程は、図12の画面101に表示される「DBコネクション」アイコンを クリックすることで開始する。
DBコネクション設定工程では、ステップB10においてDBコネクション情報の登録処理が、ステップB20においてテーブル情報の登録処理が、ステップB30でクエリーの作成処理がそれぞれ実行される。
ステップB10のDBコネクション情報の登録処理では、図5に示すように、ステップB11においてDBコネクション名の入力が図示しない入力画面によって行われ、ステップB12においてデータソース選択が行われ、ステップB13において接続先設定が行われる。ステップB12のデータソース選択では、ステップB11でデータベースのデータソースが選択される。具体的には、複数のデータベースの方式に対応する各ドライバーがサーバー1の記憶部に記憶されていて、その記憶されている各ドライバーの一覧をサーバー1の画面上に表示して、表示されたドライバーから1つを選択する。ステップB13の接続先設定では、ステップB12で選択したデータソースに合わせた接続設定を入力し、接続すべきデータベースをデータベース2〜4の中から選択して、選択されたデータベースがサーバー1のデータテーブルに記憶される。
図4に示すステップB20のテーブル情報の登録処理では、図6に示すように、ステップB21のスキマーの選択処理、ステップB22のテーブルの選択処理、ステップB23のデータフィールド処理が行われる。
ステップB21のスキマーの選択処理では、DBコネクション情報の登録で登録された接続先データベースのスキマーの一覧がサーバー1の画面に表示されるとともに、その画面から1つのスキマーをオペレータが選択する。ステップB22のテーブルの選択処理では、ステップB21で選択したスキマーで管理しているデータテーブルの一覧がサーバー1の画面に表示され、その一覧から使用したいデータテーブルをオペレータが選択する。ステップB23では、ステップB22で選択したデータテーブルのデータフィールドがサーバー1の画面に表示される。ここでは、必要に応じて表示されたデータフィールドとして表示される項目や欄は、英数文字で表示されているので、カナ文字などの日本語名に適宜オペレータによって変更処理が行われ、これらの結果がサーバー
1のデータテーブルに記憶される。
ステップB30のクエリーの作成処理では、図7に示すように、ステップB31のテーブルの登録処理、ステップB32のテーブルのリレーション処理、ステップB33のデータ項目の選択処理、ステップB34の抽出条件処理、ステップB35のSQL文書の自動生成処理、ステップB36のSQL文書の実行結果の確認処理が行われる。
ステップB31のテーブルの登録処理からステップB33のデータ項目の選択処理においては、サーバー1のモニター画像に図13に示すような画面120が表示される。ステップB31のテーブル登録処理では、画面120の上部に表示される選択テーブル/連結フィールド設定画面121において矩形で表示されるエリア122〜128がテーブルであり、このテーブル内からクリエー作成に必要なもの選択して登録する。ステップB32のテーブルのリレーション処理では、登録したテーブル122〜128のリレーションを設定し、各テーブルの関連図を作成する。関連つけられたテーブル同士は、画面121において関連線129で連結されて表示される。
ステップB33のデータ項目の選択処理では、図面120の下部に表示される選択フィールド画面130において、作成する帳票で必要となるデータ項目の選択を行う。すなわち、選択フィールド画面130には、テーブル名、フィールド、グループ化などの入力部があり、この入力部に選択したデータ項目がテーブル、フィールドと関連付けられて表示されるとともに、図示しないサーバー1の記憶部に記憶される。
ステップB34の袖出条件の設定処理では、画14に示す画面140が設定される。この画面140にては、選択テーブル/連結フィールド画面141と、選択フィールド画面142と、条件フィールド画面143が表示され、この条件フィールド画面143において、既に登録したデータ項目の絞込みを行う場合には、抽出条件項目を設定する。
ここまでの処理が終了すると、ステップB35のSQL文書の自動生成処理、ステップB36のSQL文書の実行結果の確認処理が行われて、その結果がサーバー1の図示しない記憶部に記憶される。
リアルレポート帳票の作成工程では、図8に示すように、ステップC11で示す用紙/プリント設定処理と、ステップC12で示すレポート設定処理と、ステップC13で示すリアルレポートデザイン処理と、ステップC14で示す印刷条件設定処理と、ステップC15で示すリアルレポートデザイン登録処理と、ステップC16で示すセキュリティー設定処理が行われる。
ステップC11の用紙/プリント設定処理では、作成する帳票の用紙サイズと印刷時のデェフォルトのプリンターをオペレータが設定して、その内容がサーバー1の記憶部に記憶される。
ステップC12のレポート設定処理では、デザインする帳票で理由するデータソースをDBコネクションで作成したクエリーの中から選択して設定し、その内容が記憶される。
ステップC13のリアルレポートデザイン処理では、サーバー1のモニター画面に図15に示す画面150が表示される。この画面150には、テキスト枠や数値枠などの10種類のオブジェクトが表示されるとともに、これら各オブジェクトを利用して自由に配置を行い所定の帳票デザインを実行する。画面150の右側に表示されるプロパティー151やスクリプトを用いてより詳細な部分のデザインの作成や印刷制御を設定し、この設定内容がサーバー1の記憶部に記憶される。
ステップC14の印刷条件設定処理では、図16に示す画面170がサーバー1のモニターに表示され、印刷実行時の印刷条件を設定する入力画面171をオペレータが操作することで印刷条件が設定され、この設定内容が記憶される。ステップC15のリアルレポートデザイン登録処理では、ステップC11からステップC14までの処理で設定された内容を1つ帳票のマスタとして互いに関連づけてサーバー1の記憶部に記憶する。ステップC16のセキュリティー設定処理では、作成した帳票を誰が閲覧/印刷を行えるのかを階層的に設定する。この設定は、ユーザー単位またはグループ単位でオペレータによって設定され、その設定内容が作成した帳票と関連付けられて記憶される。
クイックレポートの登録工程では、図9に示すように、ステップD11で示すレポート追加処理と、ステップD12で示すファイル選択処理と、ステップD13で示すファイル登録処理と、ステップD14で示すセキュリティー設定処理が行われる。
ステップD11のレポート追加処理では、表示される帳票が、予めデータベースからデータを抽出して作成された帳票として表示する処理を行い、ステップD12のファイル選択処理では、作成された帳票をどのファイル形式で表示するかをサーバー1の記憶部に予め登録しておいたファイル形式をオペレータにより選択する。この選択されたファイル形式は、ステップD13のファイル登録処理により、サーバー1の記憶部に記憶される。すなわち、ここでは新たに作成された帳票が、所定ファイル形式で登録され、このファイルが登録されることで帳票データを有するデータファイルが生成されて登録される。
ステップD14ではセキュリティー処理が行われる。ここでのセキュリティー処理は、登録されたデータファイルに対して誰が閲覧/印刷を行ってよいのか否かという内容を階層的に登録してセキュリティーを設定する。この設定は、ユーザー単位あるいはグループ単位で設定される。例えば、新たに生成されたデータファイルが人事情報に関するものである場合、人事部だけが見られるようにしたり、役員と人事部長だけが印刷をできるようにする等の階層的なセキュリティー設定がオペレータによって行われ、このセキュリティー内容がサーバー1の記憶部に記憶される。また、ここでは、インターネット経由でサーバー1にアクセスした場合、LAN経由でサーバ−1にアクセスした場合よりもセキュリティーレベルが高くなるように設定される。すなわち、インターネット経由でサーバー1にアクセスする場合は、アクセス権が狭められて設定する。
図10は表示工程の内容の内、LAN9に接続されている端末機器からサーバー1のアクセス時、すなわち、クライアント/サーバー環境での閲覧/印刷などの処理内容を示す。この工程では、ステップE11に示すレポートアシスタント(サーバー1)にログインする処理と、ステップE12に示す権限のある帳票の一覧のみを表紙する処理と、ステップE13に示す帳票選択処理とステップE14に示す出力形態選択処理が行われる。
ステップE11のログイン処理では、図17に示すログイン画面180がログインを希望するユーザー端末の画面に表示される。ユーザーは、その端末からこのログイン画面に、ユーザー名及びパスワードを入力し、ログインボタン181をクリックする。すると、入力したユーザー名とパスワードがサーバー1に送信される。サーバー1では、送信されたユーザー名及びパスワードがサーバー1内に記憶されているデータと同一であるか否か比較して登録ユーザーであるか否かを判断し、登録されたユーザーである場合には認証してアクセスを許可すると共に、当該ユーザーのセキュリティーレベル、すなわち権限を判断する。
ステップE12では、アクセスを許可したユーザーの権限に対応するデータファイル及び帳票の一覧のみが表示された図18に示す画面2100がユーザー端末の画面に表示される。
ステップE13の帳票選択処理では、ユーザーが図18の画面内に表示された帳票をリアルレポートかクイックレポートの何れの形式で出力するかを選択する。ステップE14の出力形態選択処理では、ステップE15に示す印刷処理か、ステップE16で示すプレビュー処理を実行した後にステップE17で印刷を行う処理、あるいはステップE18で示すCSV出力処理を行う選択画面ユーザー端末に表示され、これらの何れかが選択されることで、それらの処理が実行される。
ステップE15に示す印刷処理では、表示されている帳票の形態のまま、図1のプリンター5から印刷が行われる。ステップE16のプレビュー処理の場合には、図19に示すプレビュー画面200がユーザー端末に表示され、この状態のままの印刷をユーザーが希望するのであれば図示しない印刷ボタンを装置することでステップE17の印刷処理が実行されて、図19に示す画面と同じ形態の画像がプリンター5で印刷される。
一方、ユーザーがステップE18のCSV出力処理を選択すると、図19に示す画面に表示されている帳票がCSV形式に直されてプリンター5から出力される。
図11は表示工程の内容の内、インターネット10経由の端末機器からサーバー1へのアクセス時、すなわち、Web環境での閲覧/印刷などの処理内容を示す。この工程では、ステップE21に示すWebブラウザからのログインする処理と、ステップE22に示す権限のある帳票の一覧のみを表紙する処理と、ステップE23に示す帳票選択処理と、ステップE24に示す出力形態選択処理が行われる。
ステップE21のログイン処理では、図17に示すログイン画面180がログインを希望するユーザー端末の画面に表示される。ユーザーは、その端末からこのログイン画面に、ユーザー名及びパスワードを入力し、ログインボタン181をクリックする。すると、入力したユーザー名とパスワードがサーバー1に送信される。サーバー1では、送信されたユーザー名及びパスワードがサーバー1内に記憶されているデータと同一であるか否か比較して登録ユーザーであるか否かを判断し、登録されたユーザーである場合には認証してアクセスを許可すると共に、当該ユーザーのセキュリティーレベル、すなわち権限を判断する。
ステップE22では、アクセスを許可したユーザーの権限に対応するデータファイル及び帳票の一覧のみが表示された図20に示す画面190がユーザー端末の画面に表示される。ステップE23の帳票選択処理では、ユーザーが図20の画面内に表示された帳票をリアルレポートかクイックレポートの何れの形式で出力するかを選択する。ステップE24の出力形態選択処理では、ステップE25に示すプレビュー処理を実行した後にステップE26で印刷を行う処理、あるいはステップE27で示すCSV出力処理を行う選択画面ユーザー端末に表示され、これらの何れかが選択されることで、それらの処理が実行される。
ステップE25のプレビュー処理の場合には、図19に示すプレビュー画面200がユーザー端末に表示され、この状態のままの印刷をユーザーが希望するのであれば図示しない印刷ボタンを装置することでステップE26の印刷処理が実行されて、図19に示す画面と同じ形態の画像がプリンター5で印刷される。一方、ユーザーがステップE27のCSV出力処理を選択すると、図19に示す画面に表示されている帳票がCSV形式に直されて保存される。
インターネット10でログインしたユーザーに対して、ステップE25に示すプレビュー処理だけを許可するようなアクセス権を設定すると、ファイルの印刷や保存及びCSV出力などを禁止することができる。つまり、帳票選択処理においては、インターネット10経由でサーバー1にアクセスした場合、その作業範囲は狭められている。
このように、サーバー1にアクセス可能なユーザーに対して帳票データ及び/またはデータファイルへのアクセス権が階層的に設定され、設定されたアクセス権の範囲の帳票データ及び/またはデータファイルのみが、アクセス権の設定されているユーザーに対して、その階層に応じて表示可能とされているので、アクセスしたユーザーの端末には設定されているアクセス権の範囲以外の帳票データやデータファイルは表示されることがなく、アクセス権限のないユーザーによる帳票データの改ざんや当該帳票データやそれが保存されているデータファイルの削除等を防止でき、安全性を高めることができる。
また、サーバー1で作成する帳票のデータを抽出するデータベース2〜4は、既存のデータベースであるので、新たな帳票を作成するのに、当該帳票を作成するのに新たにデータを入力する必要が無いので、既存のデータを有効活用でき、低コストで新たな帳票を作成することができる。
本発明の一実施形態である帳票作成管理システムの全体構成図である。 帳票作成管理システムの工程を示すフローチャートである。 ユーザー登録工程の内容を示すフローチャートである。 データベースコネクション設定工程の内容を示すフローチャートである。 図4に示すデータベースコネクション設定工程のデータベースコネクション情報の登録処理内容を示すフローチャートである。 図4に示すデータベースコネクション設定工程のテーブル情報の登録工程の処理内容を示すフローチャートである。 図4に示すデータベースコネクション設定工程のクエリー作成工程の処理内容を示すフローチャートである。 帳票デザインの作成工程の内容を示すフローチャートである。 クイックレポートの登録工程の内容を示すフローチャートである。 表示工程の内、クライアント端末からのアクセスに対する処理内容を示すフローチャートである。 表示工程の内、インターネット経由の端末機器からのアクセスに対する処理内容を示すフローチャートである。 ユーザー登録工程で表示される画面の一例を示す図である。 クエリー作成工程で表示される画面の一例を示す図である。 クエリー作成工程で表示される別な画面の一例を示す図である。 帳票で材の作成工程で表示される画面の一例を示す図である。 印刷条件設定処理で表示される画面の一例を示す図である。 ログイン処理で表示される画面の一例を示す図である。 ログインしたユーザー端末に表示される画面の一例を示す図である。 ログインしたユーザー端末に表示されるプレビュー画面の一例を示す図である。 ログインしたユーザー端末に表示される画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 サーバー
2〜4 データベース(記憶手段)
9 ネットワーク
6〜8、11、12 端末機器
10 公衆通信回線(ネットワーク)

Claims (5)

  1. 記憶手段に所定の形式で記憶されている帳票用のデータを抽出して、この抽出されたデータを用いて前記所定の形式と異なる任意の形式の帳票データを作成してサーバーのデータファイル内に記憶するシステムであって、
    前記サーバーにアクセス可能なユーザーに対して、前記帳票データ及び/または前記データファイルへのアクセス権を階層的に設定すると共に、設定されたアクセス権の範囲の帳票データ及び/またはデータファイルのみを、前記アクセス権の設定されているユーザーに対して、その階層に応じてそれぞれ表示可能としたことを特徴とする帳票作成管理システム。
  2. 請求項1記載の帳票作成管理システムにおいて、
    前記記憶手段は、前記サーバーと接続されたデータベースであることを特徴とする帳票作成管理システム。
  3. 請求項1または2記載の帳票作成管理システムにおいて、
    前記サーバーには複数のネットワークを介して複数の端末機器からそれぞれアクセス可能とされ、アクセスするネットワーク経由毎に異なるアクセス権の範囲を設定可能にしたことを特徴とする帳票作成管理システム。
  4. 請求項3記載の帳票作成管理システムにおいて、
    アクセスするネットワークが公衆通信回線を介したネットワークの場合、それ以外のネットワーク経由からのアクセスの場合よりも、アクセス権が狭められていることを特徴とする帳票作成管理システム。
  5. サーバーにインストールされることで、当該サーバーに、
    記憶手段に所定の形式で記憶されている帳票用のデータを抽出するステップ、
    この抽出されたデータを用いて前記所定の形式と異なる任意の形式の帳票データを作成してサーバーのデータファイル内に記憶するステップ、
    前記サーバーにアクセス可能なユーザーに対して前記帳票データ及び/または前記データファイルへのアクセス権を階層的に設定するステップ、
    アクセス権の範囲の帳票データ及び/またはデータファイルのみを、前記アクセス権の設定されているユーザーに対して、その階層に応じてそれぞれ表示するステップを実行させることを特徴とする帳票作成管理プログラム。
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