JP2006163629A - 情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末および情報配送方法 - Google Patents

情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末および情報配送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006163629A
JP2006163629A JP2004351861A JP2004351861A JP2006163629A JP 2006163629 A JP2006163629 A JP 2006163629A JP 2004351861 A JP2004351861 A JP 2004351861A JP 2004351861 A JP2004351861 A JP 2004351861A JP 2006163629 A JP2006163629 A JP 2006163629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information
divided
delivery
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004351861A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Hirano
建太郎 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2004351861A priority Critical patent/JP2006163629A/ja
Publication of JP2006163629A publication Critical patent/JP2006163629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

【課題】 秘密分散法により電子データを分割・暗号化し,異なる経路で相手先に配送することにより,電子データを第三者に漏洩することなく安全に相手先に配送する。
【解決手段】 電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ情報抽出部146と;第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割部148と;データ抽出部146により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段により,第1の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第1送信部140と;データ抽出部146により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段とは異なる第2の通信手段により,第2の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第2送信部142と;を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は,情報配送システム,情報配送サーバおよび情報配送方法に関し,特に電子データを秘密分散法により分割して配送する情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末および情報配送方法に関する。
従来から,電子データを相手先に配送する方法として,ネットワークを介して電子データを配送する方法や,電子データを情報記憶媒体に記憶して情報記憶媒体を人手によって配送する方法などがある。このような方法で電子データを配送する場合には,第三者によって電子データが改ざん,書き換え等されたり,情報記憶媒体が窃取されて情報が漏洩してしまうという問題があった。
そこで,電子データを暗号化して,情報記憶媒体に記憶し人手によって配送したり,インターネットを介して配送したりして,情報漏洩リスクを低減する方法が考えられた。また,相手先との情報配送の経路上に第三者が介入する恐れが低い専用線を使って電子データを配送することにより,情報漏えいを防止する方法も考えられた。
しかし,電子情報が暗号化されていても,電子情報が漏洩した場合に暗号ロジックが解析されてしまえば,電子情報の解読や改ざんが可能となってしまうという問題があった。また,暗号鍵方式等により電子情報を暗号化する場合には,暗号鍵の受け渡しや管理に手間がかかる。また,上述した専用線を使用するためには,通常利用しているインターネット等の通信回線とは別に相手先との間に専用線を敷設する必要があり,専用線の敷設費用や維持管理費用が嵩んでしまう。例えば,電子情報授受の相手先が毎回変更となる場合には,1回のみの情報配送のために専用線を敷設しなければならなない。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,秘密分散法により電子データを分割・暗号化し,異なる経路で相手先に配送することにより,電子データを第三者に漏洩することなく安全に相手先に配送することが可能な,新規かつ改良された,情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末および情報配送方法を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,外部で作成された電子データを,情報配送サーバから電子データ配送先の利用者端末にネットワークを介して送信可能な情報配送システムであって:情報配送サーバは,電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ情報抽出部と;データ抽出部により抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割部と;データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段により,第1の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第1送信部と;データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段とは異なる第2の通信手段により,第2の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第2送信部と;を備え,利用者端末は,第1の分割データを第1の通信手段により受信する第1受信部と;第2の分割データを前記第2の通信手段により受信する第2受信部と;第1受信部により受信された第1の分割データと,第2受信部により受信された第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元部と;を備えることを特徴とする,情報配送システムが提供される。
上記発明によれば,企業間で送受信される機密情報や個人情報等を第三者に漏洩することなく安全に配送することが可能となる。
また,情報配送サーバは,第1の分割データと,情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを添付した電子メールを作成し,第2の分割データと,第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成するデータ作成部をさらに備え;第1送信部は,電子メールをデータの配送先情報に応じた利用者端末に送信し,第2送信部は,利用者端末の要求に応じて,コンテンツ作成部により作成されたコンテンツデータを,第1送信部とは異なる通信手段で利用者端末に送信するようにしてもよい。
これにより,分割されたデータを,一般的に普及されている電子メールやWeb等を利用して相手先に送信することができるため,情報漏えいを防止し,かつ,配送コストを削減することが可能となる。
また,利用者端末は,第2の分割データの送信を要求する送信要求部をさらに備え,第1受信部は,第1の分割データとサーバ情報とを受信し,送信要求部は,第1受信部により受信されたサーバ情報に含まれた情報配送サーバの所在位置にアクセスして,第2の分割データの送信を要求し,第2受信部は,情報配送サーバより送信された第2の分割データと第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを受信し,データ復元部は,復元情報に基づいて第1の分割データと第2の分割データとを統合して配送データを復元するようにしてもよい。
これにより,利用者端末上で配送データを復元することが可能となるため,簡易な操作で配送データを受け取ることができる。また,分割データ配送時に分割データを復元するための復元プログラムも配送されるため,事前に復元プログラムをインストールする等して準備をする必要がなく操作の簡略化を実現することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部で作成された電子データを,電子データ配送先の利用者端末にネットワークを介して送信可能な情報配送サーバであって:電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ抽出部と;データ抽出部により抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割部と;データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段により,第1の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第1送信部と;データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段とは異なる第2の通信手段により,第2の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第2送信部と;を備えることを特徴とする情報配送サーバが提供される。
上記発明によれば,企業間で送受信される機密情報や個人情報等を第三者に漏洩することなく安全に配送することが可能となる。
また,第1の分割データと,情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを添付した電子メールを作成し,第2の分割データと,第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成するデータ作成部をさらに備え;第1送信部は,電子メールをデータの配送先情報に応じた利用者端末に送信し,第2送信部は,利用者端末の要求に応じて,コンテンツ作成部により作成されたコンテンツデータを,第1送信部とは異なる通信手段で利用者端末に送信するようにしてもよい。
これにより,分割されたデータを,一般的に普及されている電子メールやWeb等を利用して相手先に送信することができるため,情報漏えいを防止し,かつ,配送コストを削減することが可能となる。
また,データ分割部は,第1の分割データを第2の分割データに比べ容量の小さいデータとなるように分割し,第2の分割データを第1の分割データに比べ容量の大きいデータとなるように分割するようにしてもよい。
これにより,分割したデータのうち,容量の小さいデータを電子メールに添付して,電子メールの添付データサイズの制限を回避し,かつ利用者端末のネットワーク接続環境に応じて分割データを配送することができる。
また,データ分割部は,第1の分割データを複数の分割データに分割し,第2の分割データを複数の分割データに分割するようにしてもよい。
これにより,配送データを2以上の分割データに分割して利用者端末に送信することが可能となり,電子メールの添付データサイズの制限を回避したり,ストレスなくダウンロード可能なデータサイズの分割データをWebを介して送信したりすることが可能となる。
また,データ分割部は,分割比率情報に基づいて,秘密分散法により電子データ第1の分割データと,第2の分割データとに分割するようにしてもよい。
ここで,秘密分散法とは,1の電子データを暗号化して複数のデータに分割する方法である。分割された個々の分割データは,それ単体では分割前のデータを復元することができず,解読に必要な数の分割データを集めることにより分割前のデータを解読することが可能となる。したがって,配送途中に分割データが窃取されたとしても情報が漏えいすることなく,利用者端末に安全に電子データを配送することが可能となる。またデータ復元時に暗号鍵が必要としないため,鍵の管理や更新等を行う必要がなくなりユーザの利便性が増す。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部で作成された電子データを情報配送サーバからネットワークを介して受信可能な電子データ配送先の利用者端末であって:電子データは,情報配送サーバにより第1の分割データと,第2の分割データとに分割されて異なる通信手段で利用者端末に送信され,記第1の分割データを第1の通信手段により受信する第1受信部と;第2の分割データを第2の通信手段により受信する第2受信部と;第1受信部により受信された第1の分割データと,第2受信部により受信された第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元部と;を備えることを特徴とする利用者端末が提供される。
また,第2の分割データの送信を要求する送信要求部をさらに備え,第1受信部は,第1の分割データと情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを受信し,送信要求部は,第1受信部により受信されたサーバ情報に含まれた情報配送サーバの所在位置にアクセスして,第2の分割データの送信を要求し,第2受信部は,情報配送サーバより送信された第2の分割データと,第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを受信し,データ復元部は,復元情報に基づいて第1の分割データと第2の分割データとを統合して配送データを復元するようにしてもよい。
また,データ復元部は,秘密分散法により第1の分割データと,第2の分割データとを統合して復元するようにしてもよい。
上記発明によれば,利用者端末上で配送データを復元することが可能となるため,簡易な操作で配送データを受け取ることができる。また,分割データ配送時に分割データを復元するための復元プログラムも配送されるため,事前に復元プログラムをインストールする等して準備をする必要がなく操作の簡略化を実現することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,利用者端末と,利用者端末にネットワークを介して,外部で作成された電子データを電子データ配送先の利用者端末に送信可能な情報配送サーバとを用いて実現可能な情報配送方法であって:情報配送サーバが,電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ抽出ステップと;データ抽出ステップにおいて抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割ステップと;データ抽出ステップにおいて抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段により第1の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第1送信ステップと;データ抽出ステップ抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段とは異なる第2の通信手段により,第2の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第2送信ステップと;と含み,利用者端末が,第1の分割データを第1の通信手段により受信する第1データ受信ステップと;第2の分割データを第2の通信手段により受信する第2データ受信ステップと;第1データ受信ステップにより受信された第1の分割データと,第2データ受信ステップにより受信された第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元ステップとを含むことを特徴とする情報配送方法が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部で作成された電子データを,情報配送サーバから電子データ配送先の利用者端末にネットワークを介して送信可能な情報配送システムであって:情報配送サーバは,電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ情報抽出部と;データ抽出部により抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割部と;データ分割部により分割された第1の分割データと,情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを情報記憶媒体に記憶する分割データ記憶部と;記データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された通信手段により,第2の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第2送信部と;を備え,利用者端末は,情報記憶媒体に記憶されている第1の分割データと,サーバ情報とを読み取る情報記憶媒体読取部と;第2の分割データを第2の通信手段により受信する第2受信部と;情報記憶媒体読取部により読み取られた第1の分割データと,第2受信部により受信された第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元部と;を備えることを特徴とする情報配送システムが提供される。
上記発明によれば,企業間で送受信される機密情報や個人情報等を第三者に漏洩することなく安全に配送することが可能となる。
また,情報配送サーバは,第2の分割データと,第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成するデータ作成部をさらに備え;第2送信部は,利用者端末の要求に応じて,コンテンツ作成部により作成されたコンテンツデータを,利用者端末に送信するようにしてもよい。
また,利用者端末は,第2の分割データの送信を要求する送信要求部をさらに備え,送信要求部は,情報記憶媒体読取部により読み取られたサーバ情報に含まれた情報配送サーバの所在位置にアクセスして,第2の分割データの送信を要求し,第2受信部は,情報配送サーバより送信された第2の分割データと第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含む前記コンテンツデータを受信し,データ復元部は,復元情報に基づいて第1の分割データと第2の分割データとを統合して配送データを復元するようにしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部で作成された電子データを,電子データ配送先の利用者端末にネットワークを介して送信可能な情報配送サーバであって:電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ抽出部と;データ抽出部により抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割部と;データ分割部により分割された第1の分割データと,情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを情報記憶媒体に記憶する分割データ記憶部と;データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された通信手段により第2の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第2送信部と;を備えることを特徴とする情報配送サーバが提供される。
また,上記情報配送サーバは,第2の分割データと,第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成するデータ作成部をさらに備え;第2送信部は,利用者端末の要求に応じて,コンテンツ作成部により作成されたコンテンツデータを,利用者端末に送信するようにしてもよい。
また,データ分割部が第1の分割データを前記第2の分割データに比べ容量の小さいデータとなるように分割し,第2の分割データを第1の分割データに比べ容量の大きいデータとなるように分割するようにしてもよい。
さらに,データ分割部は,1の分割データを複数の分割データに分割し,第2の分割データを複数の分割データに分割するようにしてもよい。
また,データ分割部は,分割比率情報に基づいて,秘密分散法により電子データを第1の分割データと,第2の分割データとに分割するようにしてもよい。
上記発明によれば,企業間で送受信される機密情報や個人情報等を,第三者に漏えいすることなく安全に配送することが可能となる。また,分割されたデータの配送は,通常の宅配便等と,一般的に普及されているWebなどの通信手段を用いて行うことができるため情報漏えいを防止し,かつ,配送コストを削減することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部で作成された電子データを情報配送サーバからネットワークを介して受信可能な電子データ配送先の利用者端末であって:情報配送サーバにより分割され情報記憶媒体に記憶された第1の分割データを読み取る情報記憶媒体読取部と;情報配送サーバにより分割され送信された第2の分割データを受信する第2受信部と;情報記憶媒体読取部により読み取られた第1の分割データと,第2受信部により受信された第2の分割データとを統合して分割前の電子データを復元するデータ復元部と;を備えることを特徴とする利用者端末が提供される。
また,上記利用者端末は,第2の分割データの送信を要求する送信要求部をさらに備え,送信要求部は,情報配送サーバの所在位置にアクセスして,第2の分割データの送信を要求し,第2受信部は,第2の分割データと,第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを受信し,データ復元部は,復元情報に基づいて第1の分割データと第2の分割データとを統合して配送データを復元するようにしてもよい。
また,データ復元部は,秘密分散法により第1の分割データと,第2の分割データとを統合して復元するようにしてもよい。
上記発明によれば,利用者端末に情報記憶媒体を挿入するだけで,一方の分割データを読み取った後,他方の分割データが格納されているサーバにアクセスして,分割データを受信して,元の配送データが復元される。これにより,利用者端末のユーザは簡易な操作で配送データを受け取ることが可能となる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,利用者端末と,利用者端末にネットワークを介して,外部で作成された電子データを電子データ配送先の利用者端末に送信可能な情報配送サーバとを用いて実現可能な情報配送方法であって:情報配送サーバが,電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ抽出ステップと;データ抽出ステップにより抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割ステップと;データ分割ステップにより分割された前記第1の分割データと,情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを情報記憶媒体に記憶する分割データ記憶ステップと;データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された通信手段により,第2の分割データを配送先情報に応じた利用者端末に送信する第2送信ステップと;を含み,利用者端末が,情報記憶媒体に記憶されている第1の分割データと,サーバ情報とを読み取る情報記憶媒体読取ステップと;第2の分割データを第2の通信手段により受信する第2データ受信ステップと;情報記憶媒体読取ステップにより読み取られた第1の分割データと,第2データ受信ステップにより受信された第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元ステップと;を含むことを特徴とする情報配送方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば,電子データを第三者に漏洩することなく安全に相手先に配送することが可能である。また,一般的に使用されている通信手段を用いて,情報漏えいリスクを回避して電子データを相手先に配送するため,配送コストを削減することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態では,利用者端末と,情報配送サーバとがネットワークを介して接続可能であり,情報配送サーバにおいて電子情報を分割し,分割したデータをそれぞれ異なる経路で利用者端末に配送することにより,電子データを第三者に漏洩することなく安全に配送する情報配送システム10に,本発明にかかる情報配送システムを適用して説明する。
<1.情報配送システムの概要>
まず,第1実施形態にかかる情報配送システム10の概要について説明する。情報配送システム10に含まれる情報配送サーバ101は,他のシステムより提供された電子データを秘密分散法により分割して,分割したデータをそれぞれ異なる経路で利用者端末102に送信する。以下,配送先である利用者端末102に配送される分割以前の電子データを配送データという。分割データの配送経路としては,例えばデータを電子メールに添付して送信したり,Web経由でデータを配信したり,データを情報記憶媒体に記憶させて情報記憶媒体を利用者端末102に送信する方法などが考えられる。第1実施形態では,電子データを2つに分割し,一方を電子メールに添付して送信し,他方をWeb経由でダウンロード可能とすることにより,分割データを利用者端末102に送信する。
ここで,秘密分散法とは,1の電子データを暗号化して複数のデータに分割する方法である。分割された個々の分割データは,それ単体では分割前のデータを復元することができず,解読に必要な数の分割データを集めることにより分割前のデータを解読することが可能となる。例えば,電子データを2つに分割した場合,2つの分割データを集めて復元したり,電子データを3つに分割した場合,3つのうちの2つを集めて元の配送データが復元するようにしてもよい。
配送データを暗号鍵によって暗号化して配送し,暗号化された配送データが窃取された場合,暗号鍵が解読されれば配送データが復元され,情報が漏えいしてしまう。一方,秘密分散法により分割されたデータ単体は,全く意味を持たない情報であるため,配送途中に分割データが窃取されたとしても情報が漏洩することなく,相手先に安全に電子データを配送することが可能となる。また,秘密分散法により分割されたデータを復元する際には,暗号鍵を必要としないため,鍵の管理や更新等を行う必要がなくなり,利用者の操作性向上を実現することができる。
分割データを受信した利用者端末102は,分割されたデータを統合して配送データを復元する。具体的には,利用者端末102は,メールに添付された分割データを受信し,その後Web経由で受信した分割データを受信して,分割データを統合することにより配送データを復元する。
以上,情報配送システムの概要について説明した。次に,図1に基づいて本実施形態にかかる情報配送システム10の全体構成について説明する。
<2.情報配送システムの全体構成>
図1は,本実施形態にかかる情報配送システム10を示す全体構成図である。情報配送システム10は,情報配送サーバ101と,利用者端末102と,ネットワーク103などを備える。情報配送サーバ101は,予め配送先のユーザ名やメールアドレスを含む配送先情報104を情報配送サーバ101に備えられたデータベースに取り込む。また,情報配送サーバ101は,他システムにより作成等され,情報記憶装置等に記憶された配送データ105を受領して格納する。
情報配送サーバ101は,配送データ105のデータ情報のうち,配送データの配送先情報と,配送データの分割比率情報と,配送データの配送方式情報等の情報を抽出する。そして,データの分割比率情報に基づいて,取り込んだ配送データを上述した秘密分散法により分割し,指定されたデータの配送方式にしたがって分割データを配送データの配送先である利用者端末102に配送する。
例えば,データの分割比率が1:9であり,データの配送方式にメール配送とWeb配送が指定されていた場合には,分割されたデータの一方をメールに添付して送信し,他方をWebサイトよりダウンロード可能となるようにする。本実施形態では,分割したデータの10分の1の大きさのデータを第1の分割データとし,10分の9のデータを第2の分割データとする。電子メールに添付することが可能な添付ファイルのサイズには通常制限があるため,データサイズの小さい第1分割データを電子メールに添付して送信することにより,電子メールの添付データサイズ制限を回避することが可能となる。
配送先情報104は,上述したように,配送先ユーザ名やメールアドレス等,配送先を特定する情報であって,配送先の利用者が情報配送サーバ101のWebサイトにアクセスするためのユーザIDやパスワードの情報,分割データをメールに添付する際のメール本文のテンプレート情報等を含んでもよい。
また,配送先情報に複数のメール本文のテンプレート情報を含むようにしてもよい。例えば,メール本文のテンプレートと配送データの配送先や,配送データのデータ内容等を関連付けておくことにより,各配送データに応じたテンプレート情報を選択して,メール本文を作成することが可能となる。
配送データ105は,電子データであって,企業間等で授受する機密情報や個人情報など,情報漏えいを防止して配送することが必要な重要データを例示できる。配送データの配送先情報,配送データの分割比率情報,データの配送方式情報等を含む配送データ105の配送データ情報は,配送データ105のファイル名に含まれていてもよい。配送データ情報がファイル名に含まれている場合には,配送データ105のデータの内容を確認せずに,ファイル名のみを参照して,データの配送先等を抽出することが可能となる。
配送データ情報に含まれている配送方式情報により,分割比率情報に基づいて分割されたデータの配送手段が決定される。例えば,配送方式情報が「メールとWeb」であった場合には,通信手段にメールとWebが選択される。そして,分割されたデータの一方を電子メールで送信し,他方をWebよりダウンロード可能とする。
さらに,配送データ情報に,分割データ復元時に必要となる合言葉を含んでもよい。電子データを分割する際に,合言葉を指定することにより,ユーザによりその合言葉を入力しない限り分割データが復元されず,配送データをより安全に配送することが可能となる。
情報配信サーバ101は,データベースサーバ101aと,アプリケーションサーバ101bと,メールサーバ101cと,Webサーバ101dとを備えていてもよい。なお,本実施形態では,情報配信サーバ101に,データベースサーバ101aと,アプリケーションサーバ101bと,メールサーバ101cと,Webサーバ101dとが備えられているが,かかる例に限定されず,データベースサーバ101aと,アプリケーションサーバ101bと,メールサーバ101cと,Webサーバ101dとがそれぞれ別のサーバとして構成されていてもよい。
データベースサーバ101aは,上述した配送先情報104を記憶する。また,分割データの配送履歴を記憶して,分割データを再配送したり,配送漏れ等が発生したりした場合には,アプリケーションサーバ101bの要求に応じて,該当する配送履歴をアプリケーションサーバ101bに提供する。データベースサーバ101aに記憶される配送先情報104や配送履歴は,アプリケーションサーバ101bの要求に応じて削除等するようにしてもよい。
アプリケーションサーバ101bは,他システムより提供された配送データ105を上述した秘密分散法により2つに分割する。分割されたデータの一方を添付した電子メールを作成し,さらにWebサーバ101dの所在位置を表すURL(Uniform Resource Locator)を含む電子メールの本文を作成してメールサーバ101cに提供する。また,分割されたデータの他方と,分割データを復元するための復元情報とを含むコンテンツデータを作成し,Webサーバ101dに提供する。ここで,復元情報とは,分割データを統合して元の配送データに復元するための復元用プログラムを含む情報である。分割データは,復元用プログラムにより秘密分散法を用いて統合され復元される。
上述したように,配送データの分割比率情報は配送データ105の配送データ情報に含まれているため,その分割比率情報に応じて配送データが分割される。本実施形態では,一方のデータを極めて容量の小さいデータに分割し,他方のデータを極めて容量の大きいデータに分割する。そして,極めて容量の小さいデータを電子メールに添付し,極めて容量の大きいデータをWebよりダウンロード可能とする。このように,極めて容量の小さいデータを電子メールに添付し,極めて容量の大きいデータをWebよりダウンロード可能とすることで,電子メールの添付データのサイズ制限を回避することが可能となる。また,電子メールに添付する電子メールに添付するデータサイズに制限がある場合には,そのデータサイズ制限以下となるように分割データの比率を決定するようにしてもよい。
本実施形態では,配送データ105を2つに分割して配送するが,かかる例に限定されず,配送データ105を2以上の分割データに分割して数回にわけて配送するようにしてもよい。
メールサーバ101cは,アプリケーションサーバ101bより分割データが添付された電子メールを提供され,その電子メールをアプリケーションサーバ101bに指定された配送先である利用者端末102に送信する。
Webサーバ101dは,アプリケーションサーバ101bより提供されたコンテンツデータを含むWebページの閲覧サービスを提供するサーバである。電子メールを受信した利用者端末102は,ユーザにより上記URLがクリックされることにより,Webサーバ101dにアクセスすることが可能である。利用者端末102より分割データの送信要求がなされると,Webサーバ101dは,分割データと復元情報とを含むコンテンツデータを利用者端末102に送信する。
利用者端末102は,ネットワーク103を介して情報配送サーバ101と接続可能な情報処理装置であり,例えば,PC(Personal Computer)等のコンピュータ装置(ノート型,デスクトップ型を問わない)を例示できる。
利用者端末102は,メールサーバ101cより分割データが添付された電子メールを受信した後,上述したように電子メール本文に記載されたURLをユーザによりクリックされることにより,Webサーバ101dにアクセスする。利用者端末102が配送データの配送先であることを確認するためのユーザ認証等が行われた後,Webサーバ101dに分割データの送信を要求すると,Webサーバ101dより分割データと復元情報とを含むコンテンツデータが送信される。そして,メールサーバ101cとWebサーバ101dより,分割データを受信した利用者端末102は,復元情報を基に分割データを統合して元の配送データを復元する。
ネットワーク103は,情報配送サーバ101と利用者端末102とを相互に双方向通信可能に接続する通信回線網である。ネットワーク103は,例えば,インターネット,電話回線網,衛星通信網等の公衆回線網や,WAN,LAN,IP−VPN等の専用回線網などで構成されており,有線・無線を問わない。
ネットワーク103が,専用回線網で構成されている場合には,配送データをより安全に配送することが可能となる。しかし,本実施形態では,ネットワーク103が専用回線網以外の一般的に使用されている回線網であった場合についても,配送データを安全に配送することが可能となる。上述したように,配送データを秘密分散法により分割し,分割されたデータをそれぞれ異なる通信手段で送信する。1の分割データだけでは意味のないデータであり,2以上のデータが集まって元のデータを復元することができるため,1の分割データが配送途中で窃取されたとしても,情報漏えいを防止することが可能となる。
以上,情報配送システム10の全体構成について説明した。次に,図2に基づいてデータベースサーバ101aの機能構成について説明する。
<3.データベースサーバの機能構成>
図2は,データベースサーバ101aの機能構成を示すブロック図である。データベースサーバ101aは,CPU110,メモリ112,入力部114,表示部116,通信部118,デーベース管理部120,ストレージ装置124などを備える。
CPU110は,演算処理装置および制御装置として機能し,データベースサーバ101a内に備わる各部の処理を制御することができる。メモリ112は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU110の処理に関する各種データ,CPU110の動作プログラム等を一時的に記憶する機能を有する。
入力部114は,例えば,マウス,キーボード,タッチパネル,ボタン,スイッチ,レバー等の操作手段と,入力信号を生成してCPU110に出力する入力制御回路などから構成されている。表示部116は,例えば,CRTディスプレイ装置,液晶ディスプレイ(LCD)装置,ランプ等の表示装置や,スピーカ等の音声出力装置などで構成される。通信部118は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。
データベース管理部120は,ストレージ装置124に格納されているデータベースを管理する装置である。例えば,外部で作成された電子データをストレージ装置124に格納したり,アプリケーションサーバ102bの要求によってストレージ装置124に存在する各種データベースに格納されたデータを読み出したり,不要なデータを削除したりする。
ストレージ装置124は,各種データを格納する装置であって,例えば,ハードディスクドライブ,フラッシュメモリ等で構成され,プログラム,配送データの配送先情報や,配送履歴等のデータを格納することができる。ストレージ装置124には,少なくとも配送先情報データベース126,配送履歴データベース128が格納されている。
配送先情報データベース126には,外部より提供された配送先情報が格納されている。上述したように,配送先情報には,配送先ユーザ名やメールアドレス,配送先である利用者端末102がWebサーバ101cにアクセスするためのユーザIDとパスワード,分割データをメールに添付して配送する際のメール本文のテンプレート情報等が,配送先ごとに格納されている。
配送先情報に含まれるメール本文のテンプレート情報は,配送データのデータ種別ごとに格納するようにしてもよい。配送データのデータ種別とは,配送データの内容であり,例えば,企業間の機密情報をデータ種別1,個人情報をデータ種別2などとすることができる。メール本文のテンプレート情報を予め配送データのデータ種別毎に設定しておき,データ種別1の場合はテンプレート1,データ種別2の場合はテンプレート2を選択することが可能である。例えば,配送データのデータ種別がデータ種別1であった場合には,配送先情報データベース126に格納されているメール本文のテンプレート情報のうち,テンプレート1を選択して,アプリケーションサーバ101bに提供することができる。
配送履歴データベース128は,配送データの配送履歴を格納するデータベースであって,アプリケーションサーバ101bの要求に応じて,配送データの配送履歴を格納する。アプリケーションサーバ101bの要求に応じて,配送履歴データベース128に格納された配送履歴が読み出され,その配送履歴を確認することにより,配送データの配送状況を確認することができる。これにより,例えば配送データを配送したにもかかわらず,配送データが利用者端末102に配送されていなかった場合には,その配送データが窃取されたのか否か等の判断をすることができる。
以上,データベースサーバ101aの機能構成について説明した。次に,図3に基づいて,アプリケーションサーバ101bの機能構成について説明する。
<4.アプリケーションサーバの機能構成>
図3は,アプリケーションサーバ101bの機能構成を示すブロック図である。アプリケーションサーバ101bは,CPU130,メモリ132,入力部134,表示部136,通信部138,ストレージ装置144,データ情報抽出部146,データ分割部148,データ作成部150,配送先検索部152,配送履歴記憶部154などから構成される。
CPU130は,演算処理装置および制御装置として機能し,アプリケーションサーバ101bに備わる各部の処理を制御することができる。メモリ132は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU130の処理に関する各種データ,CPU130の動作プログラム等を一時的に記憶する機能を有する。
入力部134は,例えば,マウス,キーボード,タッチパネル,ボタン,スイッチ,レバー等の操作手段と,入力信号を生成してCPU130に出力する入力制御回路などから構成されている。表示部136は,例えば,CRTディスプレイ装置,液晶ディスプレイ(LCD)装置,ランプ等の表示装置や,スピーカ等の音声出力装置などで構成される。
ストレージ装置144は,電子データを格納する装置であって,例えば,ハードディスクドライブ,フラッシュメモリ等で構成され,外部により作成された配送データを格納することができる。ストレージ装置144に格納された配送データには,上述したように,データの配送先情報や,配送データの分割比率情報や,配送データの配送方式情報等が含まれている。これらの配送データ情報は,配送データのファイル名に含まれていてもよい。
ストレージ装置144に格納されている配送データは,配送先である利用者端末102に配送された後,削除するようにしてもよいし,ストレージ装置のデータ要領に応じて古いデータを自動的に削除するようにしてもよい。
データ情報抽出部146は,配送データに含まれている配送データの配送先情報と,配送データの分割比率情報と,配送データの配送方式情報を抽出する。そして,配送データの配送先情報を配送先検索部152に提供し,配送データの分割比率情報と配送データの配送方式情報とをデータ分割部148に提供する。また,配送データに上述した配送データのデータ種別や分割データ復元時に必要となる合言葉が含まれている場合には,データ種別と合言葉も抽出してデータ分割部148に提供する。
データ分割部148は,データ情報抽出部146により抽出された配送データの分割比率情報に基づいて,ストレージ装置144に格納されている配送データを秘密分散法により分割する。本実施形態においては,配送データの分割比率が1:9であり,配送データの配送方式がメール配送とWeb配送であった場合について説明するが,かかる例に限定されない。例えば,電子メールで添付可能なデータ容量に応じて,データ分割部148が分割比率を決定するようにしてもよい。また,配送データの分割比率情報に応じて,データ分割部148が配送データの配送方式を選択するようにしてもよい。さらには,配送データを2つ以上に分割するようにしてもよい。
本実施形態では,配送データの分割比率を1:9として,配送データを2の分割データに分割する。分割された配送データのうち,10分の1の分割データを第1の分割データとし,10分の9の分割データを第2の分割データとして以下説明する。データ分割部148は,第1の分割データと,第2の分割データをデータ作成部150に提供する。
データ作成部150は,第1の分割データと,Webサーバ102cのURLを添付した電子メールを作成する。さらに,第2の分割データと,第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成する。電子メールに第2の分割データより極めて小さい第1の分割データを添付することにより,電子メールの添付データサイズ制限を回避することができる。
データ作成部150は,作成した電子メールデータを通信部138に備わる第1通信部140に提供し,作成したコンテンツデータを通信部138に備わる第2通信部142に提供する。
配送先検索部152は,データ情報抽出部146により提供された配送データの配送先情報に基づいて,データベースサーバ101aに格納されている配送先である利用者端末102のメールアドレスを検索して取得する機能を有する。配送先検索部152により検索して取得された配送先である利用者端末120のメールアドレスは,通信部138に備わる第1送信部140に提供される。また,配送先情報に基づいて,データベースサーバ101aに格納されている利用者端末のWebサーバアクセス用のユーザIDとパスワードを通信部138に備わる第2送信部142に提供する。
通信部138は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信部138は,少なくとも第1送信部140と第2送信部142とを含んで構成される。第1送信部140と,第2送信部142は,それぞれ異なる通信手段によりデータを利用者端末102に配送する。本実施形態では,第1送信部140は,メールサーバ101cを利用してデータを利用者端末102に配送することが可能であり,第2送信部142は,Webサーバ101dを利用してデータを利用者端末102に配送することが可能である。
データ作成部150により第1の分割データとWebサーバ102cのURLとが添付された電子メールを提供された第1送信部140は,その電子メールと,配送先検索部152により検索された配送先である利用者端末102のメールアドレスとをメールサーバ101cに送信する。またデータ作成部150により第2の分割データと,復元情報とを含むコンテンツデータを提供された第2送信部142は,利用者端末102からの要求があった場合に,そのコンテンツデータをWebサーバ101dを介して利用者端末102に送信する。第2送信部142は,配送先検索部152により提供されたユーザIDとパスワードにより,利用者端末102のユーザ認証を行った後,コンテンツデータを利用者端末に送信するようにしてもよい。
第1送信部140および第2送信部142において,それぞれデータの送信が行われた場合には,その送信履歴が配送履歴記憶部154に提供される。配送履歴記憶部154は,提供された送信履歴をデータベースサーバ101aに提供し,上述した配送履歴データベース128に格納する。
以上,アプリケーションサーバ101bの機能構成について説明した。メールサーバ101cは,アプリケーションサーバ101bに備わるデータ作成部により提供された電子メールをメールアドレスに応じた利用者端末102に送信する機能を有する。メールサーバ101cは,その他CPU,メモリ,入力部,表示部などを含むが,これらは上述したのとほぼ同様な構成であるため詳細な説明は省略する。次に,図4に基づいて,Webサーバ101dの機能構成について説明する。
<5.Webサーバの機能構成>
図4は,Webサーバ101dの機能構成を示すブロック図である。Webサーバ101dは,CPU160,メモリ162,入力部164,表示部166,通信部168,画面データ提供部170,データ転送部172,ユーザ認証部174,ストレージ装置176などを備える。
CPU160は,演算処理装置および制御装置として機能し,Webサーバ101dに備わる各部の処理を制御することができる。また,メモリ162は,例えばRAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU160に関する各種データ,CPU160の動作プログラム等を一時的に記憶する機能を有する。
入力部134は,例えば,マウス,キーボード,タッチパネル,ボタン,スイッチ,レバー等の操作手段と,入力信号を生成してCPU130に出力する入力制御回路などから構成されている。表示部136は,例えば,CRTディスプレイ装置,液晶ディスプレイ(LCD)装置,ランプ等の表示装置や,スピーカ等の音声出力装置などで構成される。
通信部168は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。この通信部168は,利用者端末102等の外部機器との間で,ネットワーク103を介して,Webページデータを送信したり,Webページデータの要求を受信したりすることができる。
ストレージ装置176は,例えば,ハードディスクドライブ等で構成されたデータ格納用の装置であり,プログラムなどの各種データを格納することができる。また,このストレージ装置176は,例えばWebページデータなどの画面に関するデータが格納された画面データベース178を記憶している。
画面データベース178には,例えば,利用者端末102がWebサーバにアクセスする際のユーザ認証画面や,利用者端末102からの第2の分割データを含むコンテンツデータの送信要求を受け付ける画面などが格納されている。
データ転送部172は,例えば,利用者端末102から上述した第2の分割データを含むコンテンツデータの送信要求を受信した場合,その送信要求をアプリケーションサーバ102bに転送する。アプリケーションサーバ102bは,利用者端末102の送信要求に応じて,第2の分割データを含むコンテンツデータをWebサーバ101dを介して利用者端末102に送信する。
画面データ提供部170は,利用者端末102からWebページデータが要求されると,つまり利用者端末102からWebページ要求データを通信部168を介して受信すると,画面データベース178に格納された該当するWebページデータを取得して通信部168に提供する。
ユーザ認証部174は,利用者端末102がWebサーバ101dにアクセスする際に,利用者端末のユーザ認証を行う機能を有する。ユーザ認証部174により,利用者端末102のユーザIDとパスワードの確認が行われた後,アプリケーションサーバ101bから利用者端末102に第2の分割データがWebサーバ101dを介して送信される。
以上,Webサーバ101dの機能構成について説明した。次に,図5に基づいて,利用者端末102の機能構成について説明する。
<6.利用者端末の機能構成>
図5は,利用者端末102の機能構成を示すブロック図である。利用者端末102は,CPU180,メモリ182,入力部184,表示部186,通信部188,送信要求部194,ストレージ装置196,データ復元部198などから構成される。
CPU180は,演算処理装置および制御装置として機能し,利用者端末102の各部の処理を制御することができる。メモリ182は,例えばRAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU180の処理に関する各種データ,コンテンツデータをダウンロードするためのソフトウエアプログラム当を一時的に記憶する機能を有する。
入力部184は,例えば,マウス,キーボード,タッチパネル,ボタン,スイッチ,レバー等の操作手段と,入力信号を生成してCPU180に出力する入力制御回路などから構成されている。利用者端末102のユーザは,この入力部184を操作することにより,コンテンツデータの送信要求入力を行ったり,処理動作を指示したりすることができる。
表示部186は,例えば,CRTディスプレイ装置,液晶ディスプレイ(LCD)装置,ランプ等の表示装置や,スピーカ等の音声出力装置などで構成される。表示部186は,通信部188により受信したWebページ等を表示することができる。
通信部188は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信部188は,少なくとも第1受信部190と第2受信部192とを備え,ネットワーク103を介して,情報配送サーバ102より電子メールやWebページデータ,コンテンツデータなどの各種データを受信することができる。上述したように,本実施形態では,情報配送サーバ101により分割された第1の分割データとWebサーバ101dのURLとが電子メールに添付されて送信され,第2の分割データと復元情報とがWebサイトよりダウンロード可能である。通信部188に備わる第1受信部190は第1の分割データとWebサーバ101dのURLとを電子メールで受信し,第2受信部192は第2の分割データと復元情報をWebサーバ101dよりダウンロードして受信する。分割されたデータが,利用者端末102に異なる通信手段で送信されることにより,配送データの内容が漏えいすることなく,配送データを情報配送サーバ101から利用者端末102に安全に配送することができる。
送信要求部194は,第1受信部により受信されたURLに基づいてWebサーバ101dにアクセスして,第2の分割データを含むコンテンツデータの送信を要求する。送信要求部194よりWebサーバ101dに第2の分割データの送信が要求されると,利用者端末102に第2の分割データを含むコンテンツデータが送信され,そのコンテンツデータを第2受信部192が受信する。
ストレージ装置196は,例えば,ハードディスクドライブ,フラッシュメモリ等で構成されたデータ格納用の装置であり,プログラム,Webページデータ,受信した配送データなどを格納することができる。
データ復元部198は,第1受信部190により受信された第1の分割データと,第2受信部192により受信された第2の分割データとを統合して,元の配送データに復元する機能を有する。いずれかの分割データに上述した合言葉が指定されている場合には,ユーザによりその合言葉を入力されない限り,復元処理を実行しないようにしてもよい。
また,利用者端末102が分割データの配送状況データを要求する場合には,通信部188を介して利用者より配送状況データの要求が情報配送サーバ101に送信され,情報配送サーバ101に格納されている配送履歴情報が利用者端末102に送信される。
上記構成によれば,企業間で送受信される機密情報や個人情報等を,第三者に漏えいすることなく安全に配送することが可能となる。配送データの配送先である利用者端末102のユーザは,電子メールの受信完了後,電子メールに添付されたURLをクリックしてWebサーバ101dにアクセスする。そして,利用者端末102上でデータを復元することが可能となるため,簡易な操作で配送データを受け取ることができる。
また,上述したように,分割データの配送は,電子メールやWebなどの一般的に普及されている通信手段で行うことができるため,情報漏えいを防止し,かつ,配送コストを削減することが可能となる。
以上,利用者端末102の機能構成について説明した。次に,図6に基づいて,配送データの配送処理の流れについて説明する。
<7.配送データの配送処理の流れ>
図6は,配送データの配送処理の流れを説明する説明図である。まず,データベースサーバ101aには,予め配送データの配送先情報が取り込まれる(S102)。上述したように,配送先情報は配送先のユーザ名やメールアドレス,配送先の利用者端末102を認証するためのユーザIDやパスワード,配送データのデータ種別ごとのメール本文テンプレート情報などが含まれている。外部システムにより作成等された配送データ105は,アプリケーションサーバ101bに提供され,格納される(S104)。
次に,アプリケーションサーバ101bは,配送データ105に含まれる配送データのデータ情報を抽出する(S106)。ステップS106において抽出されるデータ情報は,配送先のユーザ名,データ種別,分割比率情報,配送方式情報,分割時に指定する合言葉などである。アプリケーションサーバ101bは,ステップS106において抽出された配送先ユーザ名の情報を元に,データベースサーバに格納されている配送先のメールアドレスを検索する(S108)。そして,ステップS108により検索されたメールアドレスを取得する(S110)。
アプリケーションサーバ101bは,ステップS106において抽出された配送データの分割比率情報を元に,秘密分散法により配送データを分割する(S112)。本実施形態では,配送データの分割比率は1:9であり,10分の1に分割されたデータを第1の分割データとし,10分の9に分割されたデータを第2の分割データとする。
アプリケーションサーバ101bは,ステップS112において分割された第1の分割データと,Webサーバ101dのURLとを添付した電子メールを作成して,その電子メールをメールサーバ101cに送付する(S114)。メールサーバ101cに送付する電子メールを作成する際に,メールの本文には,データ種別に応じたメール本文のテンプレートを採用するようにしてもよい。
ステップS114において電子メールを送付されたメールサーバ101cは,その電子メールを利用者端末102のメールソフト102aに送付する(S116)。ステップS116において電子メールが利用者端末102に送付された後,アプリケーションサーバ101bは,第1の分割データを利用者端末に配送したことをデータベースサーバ101aの配送履歴に記録する(S118)。
次に,アプリケーションサーバ101bは,第2の分割データと復元情報とを含むコンテンツデータを作成して,Webサーバ101dを介してコンテンツデータをダウンロード可能となるように準備する(S120)。
ステップS116において,第1の分割データとWebサーバ101dのURLを含む電子メールを受信した利用者端末のユーザ107は,そのURLをクリックする。ユーザ107によりURLがクリックされると,利用者端末102は,Webサーバ101dへアクセスする(S122)。
ステップS122において利用者端末102よりアクセスされたWebサーバ101dは,利用者端末102のブラウザ102bに,WebサイトアクセスのためのユーザIDおよびパスワードを要求するコンテンツデータを送信する(S124)。利用者端末のユーザ107は,ユーザIDおよびパスワードをブラウザ102bより入力する(S126)。
Webサーバ101dによりユーザ認証が行われた後,ステップS120において作成された第2分割データと復元情報とを含むコンテンツデータが配送される(S128)。ステップS128においてコンテンツデータを利用者端末102に配送した後,アプリケーションサーバ101bは,第2の分割データを利用者端末102に配送したことをデータベースサーバ101aの配送履歴に記録する(S130)。
ステップS128において第2の分割データをブラウザ上で受信したユーザ107は,電子メールに添付された第1の分割データをブラウザ上にドラッグ&ドロップする(S132)。ステップS132において第1の分割データがブラウザ上にドラッグ&ドロップされた後,復元情報に含まれるデータ復元用アプリケーションがブラウザ上で起動し,秘密分散法により第1の分割データと第2の分割データとが統合されて元の配送データ108が復元される(S134)。ステップS112において配送データを分割する際に,合言葉が設定されている場合には,ステップS134の分割データ復元時に,ユーザ107により合言葉が入力されない限り,復元処理が実行されないようにしてもよい。
また,分割データの配送漏れや,再配送等がなされた場合には,他システム106の要求に応じて,データベースサーバ101aに記録されている配送履歴が検索されて(S136),配送履歴が参照される(S138)。これにより,配送データを配送した業務運用者106は,分割データの配送状況を確認したり,その配送データが窃取されたか否か等の判断をすることができる。
以上,第1実施形態にかかる配送データの配送処理の流れについて説明した。第1実施形態にかかる情報配送システム10を上記の如く構成することによって,情報配送サーバ101から利用者端末102に配送データを第三者に漏えいすることなく安全に配送することが可能となる。また,電子メールやWebなどの一般的に普及されている通信手段を利用することができるため,配送コストを削減することができる。
なお,本実施形態では,配送データを1:9の比率に分割したが,分割比率を1:99,1:999などとしてもよい。この場合,100分の1または1000分の1に分割された分割データを電子メールに添付して利用者端末102に配送してもよい。また,配送データを2以上の分割データに分割してもよい。例えば,4つの分割データに分割した場合には,2の分割データを電子メールに添付して配送し,それ以外の分割データをWebよりダウンロード可能となるようにしてもよい。上述したように,分割データは秘密分散法により分割されているので,1の分割データが窃取等されたとしても1の分割データのみでは情報を解読することが不可能なため,情報漏えいを防止することができる。この場合,4つの分割データを集めて元の配送データが復号されるようにしてもよいし,電子メールに添付された1の分割データと,Webよりダウンロードされた1の分割データを集めて元の配送データが復号されるようにしてもよい。
このように配送データを2以上の分割データに分割して,利用者端末102に配送することにより,電子メールの添付データサイズの制限を回避して,かつ,利用者端末102のネットワーク接続環境に応じて分割データを配送することが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態では,利用者端末と,情報配送サーバとがネットワークを介して接続可能であり,情報配送サーバにおいて電子情報を分割し,分割した一方のデータを情報記憶媒体に記憶してその情報記憶媒体を利用者端末に配送し,他方のデータをネットワークを介して利用者端末に配送することにより,電子データを第三者に漏えいすることなく安全に配送する情報配送システム20に,本発明にかかる情報配送システムを適用して説明する。図7に基づいて,本実施形態にかかる情報配送システム20の全体構成について説明する。
<8.情報配送システムの全体構成>
図7は,本実施形態にかかる情報配送システム20の全体構成図である。情報配送システム20は,情報配送サーバ201と,利用者端末202と,ネットワーク103などを備える。情報配送サーバ201は,予め配送先のユーザ名やメールアドレスを含む配送先情報104を情報配送サーバ201に備えられたデータベースに格納する。また,情報配送サーバ201は,他システムにより作成等され,情報記憶装置等に記憶された配送データ105を受領して格納する。
情報配送サーバ201は,配送データ105のデータ情報のうち,配送データの配送先情報と,配送データの分割比率情報と,配送データの配送方式情報等の情報を抽出する。そして,データの分割比率情報に基づいて,取り込んだ配送データを上述した秘密分散法により文才し,指定されたデータの配送方式にしたがって分割データを配送データの配送先である利用者端末202に配送する。
例えば,データの分割比率が9:1であり,データの配送方式に媒体配送とWeb配送とが指定されていた場合には,分割されたデータの一方を情報記憶媒体に記憶して配送し,他方をWebサイトよりダウンロード可能となるようにする。ここで,例えば分割したデータの10分の9の大きさのデータを第1の分割データとし,10分の1のデータを第2の分割データとする。情報記憶媒体に容量の大きい第1の分割データを記憶し,容量の小さい第2の分割データをWebよりダウンロード可能とすることにより,利用者端末102とネットワーク103との通信速度が高速ではない場合においても,ストレスなく分割されたデータをダウンロードすることができる。
情報配送サーバ201は,データベースサーバ201aと,アプリケーションサーバ201bと,Webサーバ201cとを備えていてもよい。なお,本実施形態では,情報配送サーバ201に,データベースサーバ201aと,アプリケーションサーバ210bと,Webサーバ201cとが備えられているが,かかる例に限定されず,各サーバがそれぞれ別のサーバとして構成されていてもよい。
データベースサーバ201aは,上述した配送先情報104を記憶する。また,分割データの配送履歴を記憶して,分割データを再配送したり,配送漏れ等が発生したりした場合には,アプリケーションサーバ201bの要求に応じて,該当する配送履歴をアプリケーションサーバ201bに提供する。データベースサーバ201aに記憶される配送先情報104や配送履歴は,アプリケーションサーバ201bの要求に応じて削除等するようにしてもよい。
アプリケーションサーバ201bは,他システムより提供された配送データ105を秘密分散法により2つに分割する。分割されたデータの一方とWebサーバ201cのURLとを情報記憶媒体に記憶する。また,分割されたデータの他方と分割データを復元するための復元情報とを含むコンテンツデータを作成し,Webサーバ201cに提供する。ここで,復元情報とは,分割データを統合して元の配送データに復元するための復元用プログラムを含む情報である。
本実施形態では,一方のデータを極めて容量の大きいデータに分割し,他方のデータを極めて容量の小さいデータに分割する。そして,極めて容量の大きいデータを情報記憶媒体に記憶して利用者端末102に配送し,極めて容量の小さいデータをWebよりダウンロード可能とする。このように,極めて容量の小さいデータをWebよりダウンロード可能とすることにより,利用者端末102は,ストレスなく分割データをダウンロードすることができる。また,利用者端末のネットワーク環境に応じて分割データの比率を決定するようにしてもよい。
Webサーバ201cは,アプリケーションサーバ201bより提供されたコンテンツデータを含むWebページの閲覧サービスを提供するサーバである。分割データとWebサーバのURLとが記憶された情報記憶媒体206を読み取った利用者端末202は,ユーザによりURLがクリックされることにより,Webサーバ201cにアクセスすることが可能である。そして,Webサーバ201cは,分割データと復元情報とを含むコンテンツデータを利用者端末202に送信する。
利用者端末202は,ネットワーク103を介して情報配送サーバ201と接続可能な情報処理装置であり,例えば,PC(Personal Computer)等のコンピュータ装置(ノート型,デスクトップ型を問わない)を例示できる。
利用者端末202は,情報記憶媒体206を読み取って,情報記憶媒体に記憶されているWebサーバのURLがユーザによりクリックされることにより,Webサーバ201cにアクセスする。利用者端末202が配送データの配送先であることを確認するためのユーザ認証等が行われた後,Webサーバ201cに分割データの送信を要求する。その後,Webサーバ201cより分割データと復元情報と含むコンテンツデータが送信される。そして,利用者端末102は,復元情報を元に分割データを統合して元の配送データを復元する。
ネットワーク103は,情報配送サーバ101と利用者端末102とを相互に双方向通信可能に接続する通信回線網である。ネットワーク103は,例えば,インターネット,電話回線網,衛星通信網等の公衆回線網や,WAN,LAN,IP−VPN等の専用回線網などで構成されており,有線・無線を問わない。
ネットワーク103が,専用回線網で構成されている場合には,配送データをより安全に配送することが可能となる。しかし,本実施形態では,専用回線網以外の一般的に使用されている回線網であった場合についても,配送データを安全に配送することが可能となる。上述したように,配送データを秘密分散法により分割し,分割されたデータをそれぞれ異なる通信手段で送信する。1の分割データだけでは意味のないデータであり,2以上のデータが集まって元のデータを復元することができるため,1の分割データが配送途中で窃取されたとしても,情報漏えいを防止することが可能となる。
以上,情報配送システム20の全体構成について説明した。上述したデータベースサーバ201aとWebサーバ201cは,第1実施形態とほぼ同様の機能構成であるため説明は省略する。本実施形態では,第1実施形態とは異なる機能を有するアプリケーションサーバ201bと利用者端末202の機能構成について詳細に説明する。次に,図8に基づいてアプリケーションサーバ201bの機能構成について説明する。
<9.アプリケーションサーバの機能構成>
図8はアプリケーションサーバ201bの機能構成を示すブロック図である。アプリケーションサーバ201bは,CPU130,メモリ132,入力部134,表示部136,通信部138,ストレージ装置144,データ抽出部146,データ分割部220,分割データ記憶部222,データ作成部150,配送先検索部152,配送履歴記憶部154などから構成される。
CPU130,メモリ132,入力部134,表示部136,ストレージ装置144,データ抽出部146は,第1実施形態と同様の機能を有するため説明を省略する。
データ分割部220は,データ抽出部146により抽出された配送データの分割比率情報に基づいて,ストレージ装置144に格納されている配送データを秘密分散法により分割する。本実施形態においては,配送データの分割比率が9:1であり,配送データの配送方式が媒体配送とWeb配送であった場合について説明するが,かかる例に限定されない。例えば,利用者端末202が,配送データをWebによりストレスなくダウンロード可能なデータ容量に応じて,データ分割部220が分割比率を決定するようにしてもよい。
本実施形態では,配送データの分割比率を1:9として,配送データを2の分割データに分割する。分割された配送データのうち,10分の9の分割データを第1の分割データとし,10分の1の分割データを第2の分割データとして以下説明する。データ分割部220は,第1の分割データを分割データ記憶部222に提供し,第2の分割データをデータ作成部150に提供する。
分割データ記憶部222は,情報記憶媒体にデータを記憶する機能を有する。データ分割部220より第1の分割データを提供された分割データ記憶部222は,第1の分割データと,Webサーバ201cのURLとを情報記憶媒体に記憶する。情報記憶媒体には,Webサーバ201に自動アクセスするためのプログラムを記憶してもよい。利用者端末202において情報記憶媒体に記憶されたデータが読み取られた後,Webサーバ201に自動アクセスするためのプログラムが起動して,ユーザの入力なくとも,Webサーバ201にアクセスすることが可能となる。
分割データ記憶部222により第1の分割データが記憶された情報記憶媒体は,本システムとは別の手段,例えば宅配便等を利用して,利用者端末202のユーザに送付される。情報記憶媒体に記憶されている第1の分割データは,上述したように秘密分散法により分割データのみでは意味のないデータとなっている。そのため,配送途中で情報記憶媒体が盗難にあったとしても第三者に情報が漏えいすることなく,安全に配送データを送付することができる。従来は機密情報等が記憶された情報記憶媒体をユーザに送付する場合には,情報漏えいリスクを低減するために,ジュラルミンケースのような頑丈なケースにかぎをかけて,さらに情報を保護する特別なスキルを持った人員を使う必要があった。しかし,本実施形態では,情報記憶媒体が破壊しない程度のケースを用いて通常通り宅配便等でデータを送付しても,情報漏えいの恐れを回避することができるため,配送コストを削減することが可能となる。
データ分割部220より第2の分割データを提供されたデータ作成部150は,第2の分割データと,第1の分割データと第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成する。データ作成部150は,作成したコンテンツデータを通信部138に備わる第2通信部142に提供する。
配送先検索部152は,データ抽出部146により提供された配送データの配送先情報に基づいて,データベースサーバ201aに格納されている利用者端末のWebサーバアクセス用のユーザIDとパスワードを通信部138に備わる第2送信部142に提供する。
通信部138は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信部138には,少なくとも第2送信部を含んで構成される。本実施形態では,第2送信部142は,Webサーバ201cを利用してデータを利用者端末102に配送する機能を有する。第2送信部142は,配送先検索部152により提供されたユーザIDとパスワードにより,利用者端末202のユーザ認証を行った後,コンテンツデータを利用者端末に送信するようにしてもよい。
第2送信部142において,データの送信が行われた場合には,その送信履歴が配送履歴記憶部154に提供され,データベースサーバ201aに格納される。
以上,アプリケーションサーバ201bの機能構成について説明した。次に,利用者端末202の機能構成について説明する。
<10.利用者端末の機能構成>
図9は,利用者端末202の機能構成を示すブロック図である。利用者端末202は,CPU180,メモリ182,入力部184,表示部186,通信部188,送信要求部194,ストレージ装置196,情報記憶媒体読取部260,データ復元部198などから構成される。CPU180,メモリ182,入力部184,表示部186は第1実施形態の利用者端末とほぼ同様の機能構成であるため説明は省略する。
通信部188は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信部188は,少なくとも第2受信部192を備え,ネットワーク103を介して,情報配送サーバ102より電子メールやWebページデータ,コンテンツデータなどの各種データを受信することができる。上述したように,本実施形態では,第2の分割データと復元情報とはWebサイトよりダウンロード可能である。通信部188に備わる第2受信部192は,第2の分割データと復元情報をWebサーバ201cよりダウンロードして受信する。なお,上述したように,第1の分割データは情報記憶媒体に記憶され,宅配便等の配送手段により配送される。
情報記憶媒体読取部260は,情報記憶媒体に記憶された第1の分割データと,Webサーバ201cの所在位置の情報とを読み取る。情報記憶媒体読取部260に読み取られた第1の分割データはデータ復元部198に提供され,Webサーバ201cの所在位置の情報は送信要求部194に提供される。
情報記憶媒体読取部260よりWebサーバ201cの所在位置の情報を提供された送信要求部194は,Webサーバ201cにアクセスして,第2の分割データを含むコンテンツデータの送信を要求する。送信要求部194よりWebサーバ201cに第2の分割データの送信が要求されると,利用者端末102に第2の分割データを含むコンテンツデータが送信され,そのコンテンツデータを第2受信部192が受信する。
ストレージ装置196は,例えば,ハードディスクドライブ,フラッシュメモリ等で構成されたデータ格納用の装置であり,プログラム,Webページデータ,受信した配送データなどを格納することができる。
データ復元部198は,情報記憶媒体読取部260により読み取られた第1の分割データと,第2受信部により受信された第2の分割データとを統合して,元の配送データに復元する機能を有する。いずれかの分割データに合言葉が指定されている場合には,ユーザによりその合言葉を入力されない限り,復元処理を実行しないようにしてもよい。
上記構成によれば,企業間で送受信される機密情報や個人情報等を,第三者に漏えいすることなく安全に配送することが可能となる。配送データの配送先である利用者端末202のユーザは,情報記憶媒体を利用者端末202に挿入するだけで,第1の分割データを読み取った後,Webサーバ201cにアクセスして,第2の分割データを受信することが可能となる。そして,利用者端末202上でデータを復元することが可能となるため,簡易な操作で配送データを受け取ることができる。
また,分割データの配送は,通常の宅配便等と,一般的に普及されているWebなどの通信手段を用いて行うことができるため,情報漏えいを防止し,かつ,配送コストを削減することが可能となる。
以上,利用者端末202の機能構成について説明した。次に,図10に基づいて,配送データの配送処理の流れについて説明する。
<11.配送データの配送処理の流れ>
図10は,配送データの配送処理の流れを説明する説明図である。まず,データベースサーバ201aには,予め配送データの配送先情報が取り込まれる(S202)。配送先情報は,配送先のユーザ名やメールアドレス,配送先の利用者端末202を認証するためのユーザIDやパスワードなどが含まれている。外部システムにより作成等された配送データ105は,アプリケーションサーバ201bに提供され,格納される(S204)。
次に,アプリケーションサーバ201bは,配送データ105に含まれる配送データのデータ情報を抽出する(S206)。ステップS206において抽出されるデータ情報は,配送先のユーザ名,分割比率情報,配送方式情報,分割時に指定する合言葉などである。アプリケーションサーバ201bは,ステップS206において抽出された配送先ユーザ名の情報を元に,データベースサーバに格納されている配送先のユーザIDとパスワードを取得する(S207)。
アプリケーションサーバ201bは,ステップS206において抽出された配送データの分割比率情報を元に,秘密分散法により配送データを分割する(S208)。本実施形態では,配送データの分割比率は9:1であり,10分の9に分割されたデータを第1の分割データとし,10分の1に分割されたデータを第2の分割データとする。
アプリケーションサーバ201bは,ステップS208において分割された第1の分割データと,Webサーバ201cのURLを含む情報とを情報記憶媒体に記録する(S210)。第1の分割データ等が記憶された情報記憶媒体208は,本システムとは別の配送方法,例えば宅配便等により利用者端末202に配送される(S212)。
そして,アプリケーションサーバ201bは,第2の分割データと,復元情報とを含むコンテンツデータを作成して,Webサーバ201cを介してコンテンツデータをダウンロード可能となるように準備する(S214)。
ステップS212において,第1の分割データとWebサーバ201cのURLが記憶された情報記憶媒体を受領した利用者端末202の利用者107は,その情報記憶媒体208を利用者端末202に挿入する。利用者端末202は,挿入された情報記憶媒体208から第1の分割データとWebサーバ201cのURLを読み取って,Webサーバ201cにアクセスする(S216)。
ステップS216において利用者端末202よりアクセスされたWebサーバ201cは,利用者端末202にWebサイトアクセスのためのユーザIDおよびパスワードを要求するコンテンツデータを送信する(S218)。利用者端末202のユーザ107は,ユーザIDおよびパスワードを入力する(S220)。
Webサーバ201cによりユーザ認証が行われた後,ステップS214において作成された第2分割データと復元情報とを含むコンテンツデータが配送される(S222)。ステップS222においてコンテンツデータを利用者端末202に配送した後,アプリケーションサーバ201bは,第2の分割データを利用者端末202に配送したことをデータベースサーバ201aの配送履歴に記録する(S224)。
ステップS222において第2の分割データを受信したユーザ107は,第1の分割データをブラウザ上にドラッグ&ドロップする(S226)。ステップS226において,第1の分割データがブラウザ上にドラッグ&ドロップされた後,復元情報に含まれるデータ復元用アプリケーションがブラウザ上で起動し,秘密分散法により第1の分割データと第2の分割データとが統合されて元の配送データ108が復元される(S228)。ステップS208において配送データを分割する際に,合言葉が設定されている場合には,ステップS228の分割データ復元時に,ユーザ107により合言葉が入力されない限り,復元処理が実行されないようにしてもよい。
また,分割データの配送漏れや,再配送等がなされた場合には,他システム106の要求に応じて,データベースサーバ201aに記録されている配送履歴が検索されて(S230),配送履歴が参照される(S232)これにより,配送データを配送した業務運用者106は,分割データの配送状況を確認したり,その配送データが窃取されたか否か等の判断をすることができる。
以上,第2実施形態にかかる配送データの配送処理の流れについて説明した。第2実施形態にかかる情報配送システム20を上記の如く構成することによって,情報配送サーバ201から利用者端末202に配送データを第三者に漏えいすることなく安全に配送することが可能となる。また,通常の宅配便等と,一般的に普及されているWebなどの通信手段を利用することができるため,配送コストを削減することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上述の実施形態では,分割された配送データを電子メールとWebにより利用者端末に配送したり,分割された一方のデータを情報記憶媒体に記憶させて宅配便等により利用者端末のユーザ宛に配送し,他方をWebにより配送したりしたが,かかる例に限定されない。例えば,分割された一方のデータを電子メールで利用者端末に送信し,他方のデータを情報記憶媒体に記憶させて宅配便等により利用者端末のユーザ宛に配送することもできる。この場合,電子メールで受信した分割データと,情報記憶媒体から読み取った分割データとを統合して元の配送データを復元することが可能となる。
また,本発明にかかる情報配送サーバにより分割されたデータの一方を情報記憶媒体に記憶し,もう一方も情報記憶媒体に記憶して,異なる配送経路でそれぞれの情報記憶媒体を利用者端末に配送するようにしてもよい。この場合,情報記憶媒体は,情報を記憶することができる媒体であればよく,FD(floppy disc;フロッピー(登録商標)ディスク),CD(compact disc)などを例示できる。
利用者端末のユーザは,宅配便により配送された2以上の情報記憶媒体を受領し,利用者端末に挿入する。利用者端末は挿入された情報記憶媒体に記憶された分割データを順次読み取って,ブラウザ上で分割データを統合し,元の配送データを復元することができる。宅配便等により異なる配送経路で配送される2以上の情報記憶媒体は,その情報記憶媒体を保護するケースに入れて配送してもよい。これにより,情報記憶媒体をその情報記憶媒体を保護するケースに入れて配送する等の簡易な配送方法でも,情報漏えいを防止して,配送データを安全に相手先に配送することが可能となる。
本発明は,情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末,情報配送方法に適用可能である。
第1の実施形態にかかる情報配送システムを示す全体構成図である。 同実施の形態にかかるデータベースサーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかるアプリケーションサーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかるWebサーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかる利用者端末の機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかる配送データの配送処理の流れを説明する説明図である。 第2の実施形態にかかる情報配送システムの全体構成図である。 同実施の形態にかかるアプリケーションサーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかる利用者端末の機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかる配送データの配送処理の流れを説明する説明図である。
符号の説明
10 情報配送システム
101 情報配送サーバ
102 利用者端末
103 ネットワーク
146 データ情報抽出部
148 データ分割部
140 第1送信部
142 第2送信部
190 第1受信部
192 第2受信部
20 情報配送システム
201 情報配送サーバ
202 利用者端末

Claims (24)

  1. 外部で作成された電子データを,情報配送サーバから電子データ配送先の利用者端末にネットワークを介して送信可能な情報配送システムであって:
    前記情報配送サーバは,
    前記電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ情報抽出部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段により,第1の分割データを前記配送先情報に応じた前記利用者端末に送信する第1送信部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの前記配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段とは異なる第2の通信手段により,第2の分割データを前記配送先情報に応じた前記利用者端末に送信する第2送信部と;を備え,
    前記利用者端末は,
    前記第1の分割データを前記第1の通信手段により受信する第1受信部と;
    前記第2の分割データを前記第2の通信手段により受信する第2受信部と;
    前記第1受信部により受信された前記第1の分割データと,前記第2受信部により受信された前記第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元部と;を備えることを特徴とする,情報配送システム。
  2. 前記情報配送サーバは,
    前記第1の分割データと,前記情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを添付した電子メールを作成し,
    前記第2の分割データと,前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成するデータ作成部をさらに備え;
    前記第1送信部は,前記電子メールを前記データの配送先情報に応じた前記利用者端末に送信し,
    前記第2送信部は,前記利用者端末の要求に応じて,前記コンテンツ作成部により作成された前記コンテンツデータを,前記第1送信部とは異なる通信手段で前記利用者端末に送信することを特徴とする,請求項1に記載の情報配送システム。
  3. 前記利用者端末は,
    前記第2の分割データの送信を要求する送信要求部をさらに備え,
    前記第1受信部は,前記第1の分割データと前記サーバ情報とを受信し,
    前記送信要求部は,前記第1受信部により受信された前記サーバ情報に含まれた前記情報配送サーバの所在位置にアクセスして,前記第2の分割データの送信を要求し,
    前記第2受信部は,前記情報配送サーバより送信された前記第2の分割データと前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを受信し,
    前記データ復元部は,前記復元情報に基づいて前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して配送データを復元することを特徴とする,請求項1に記載の情報配送システム。
  4. 外部で作成された電子データを,電子データ配送先の利用者端末にネットワークを介して送信可能な情報配送サーバであって:
    前記電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ抽出部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段により,第1の分割データを前記配送先情報に応じた前記利用者端末に送信する第1送信部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段とは異なる第2の通信手段により,第2の分割データを前記配送先情報に応じた前記利用者端末に送信する第2送信部と;を備えることを特徴とする情報配送サーバ。
  5. 前記第1の分割データと,前記情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを添付した電子メールを作成し,前記第2の分割データと,前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成するデータ作成部をさらに備え;
    前記第1送信部は,前記電子メールを前記データの配送先情報に応じた前記利用者端末に送信し,
    前記第2送信部は,前記利用者端末の要求に応じて,前記コンテンツ作成部により作成された前記コンテンツデータを,前記第1送信部とは異なる通信手段で前記利用者端末に送信することを特徴とする,請求項4に記載の情報配送サーバ。
  6. 前記データ分割部は,
    前記第1の分割データを前記第2の分割データに比べ容量の小さいデータとなるように分割し,前記第2の分割データを前記第1の分割データに比べ容量の大きいデータとなるように分割することを特徴とする,請求項4に記載の情報配送サーバ。
  7. 前記データ分割部は,
    前記第1の分割データを複数の分割データに分割し,前記第2の分割データを複数の分割データに分割することを特徴とする,請求項4に記載の情報配送サーバ。
  8. 前記データ分割部は,
    前記分割比率情報に基づいて,秘密分散法により電子データ前記第1の分割データと,前記第2の分割データとに分割することを特徴とする,請求項4に記載の情報配送サーバ。
  9. 外部で作成された電子データを情報配送サーバからネットワークを介して受信可能な電子データ配送先の利用者端末であって:
    前記電子データは,情報配送サーバにより第1の分割データと,第2の分割データとに分割されて異なる通信手段で利用者端末に送信され,
    前記第1の分割データを第1の通信手段により受信する第1受信部と;
    前記第2の分割データを第2の通信手段により受信する第2受信部と;
    前記第1受信部により受信された前記第1の分割データと,前記第2受信部により受信された前記第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元部と;を備えることを特徴とする,利用者端末。
  10. 前記第2の分割データの送信を要求する送信要求部をさらに備え,
    前記第1受信部は,前記第1の分割データと前記情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを受信し,
    前記送信要求部は,前記第1受信部により受信された前記サーバ情報に含まれた前記情報配送サーバの所在位置にアクセスして,前記第2の分割データの送信を要求し,
    前記第2受信部は,前記情報配送サーバより送信された前記第2の分割データと,
    前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを受信し,
    前記データ復元部は,前記復元情報に基づいて前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して配送データを復元することを特徴とする,請求項9に記載の利用者端末。
  11. 前記データ復元部は,秘密分散法により前記第1の分割データと,前記第2の分割データとを統合して復元することを特徴とする,請求項9に記載の利用者端末。
  12. 利用者端末と,前記利用者端末にネットワークを介して,外部で作成された電子データを電子データ配送先の前記利用者端末に送信可能な情報配送サーバとを用いて実現可能な情報配送方法であって:
    前記情報配送サーバが,
    前記電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ抽出ステップと;
    前記データ抽出ステップにおいて抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割ステップと;
    前記データ抽出ステップにおいて抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段により第1の分割データを前記配送先情報に応じた前記利用者端末に送信する第1送信ステップと;
    前記データ抽出ステップ抽出された電子データの前記配送方式情報に基づいて選択された第1の通信手段とは異なる第2の通信手段により,第2の分割データを前記配送先情報に応じた前記利用者端末に送信する第2送信ステップと;と含み,
    前記利用者端末が,
    前記第1の分割データを前記第1の通信手段により受信する第1データ受信ステップと;
    前記第2の分割データを前記第2の通信手段により受信する第2データ受信ステップと;
    前記第1データ受信ステップにより受信された前記第1の分割データと,前記第2データ受信ステップにより受信された前記第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元ステップとを含むことを特徴とする,情報配送方法。
  13. 外部で作成された電子データを,情報配送サーバから電子データ配送先の利用者端末にネットワークを介して送信可能な情報配送システムであって:
    前記情報配送サーバは,
    前記電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ情報抽出部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割部と;
    前記データ分割部により分割された前記第1の分割データと,前記情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを情報記憶媒体に記憶する分割データ記憶部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された通信手段により,第2の分割データを前記配送先情報に応じた前記利用者端末に送信する第2送信部と;を備え,
    前記利用者端末は,
    前記情報記憶媒体に記憶されている前記第1の分割データと,前記サーバ情報とを読み取る情報記憶媒体読取部と;
    前記第2の分割データを前記第2の通信手段により受信する第2受信部と;
    前記情報記憶媒体読取部により読み取られた前記第1の分割データと,前記第2受信部により受信された前記第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元部と;を備えることを特徴とする,情報配送システム。
  14. 前記情報配送サーバは,
    前記第2の分割データと,前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成するデータ作成部をさらに備え;
    前記第2送信部は,前記利用者端末の要求に応じて,前記コンテンツ作成部により作成された前記コンテンツデータを,前記利用者端末に送信することを特徴とする,請求項15に記載の情報配送システム。
  15. 前記利用者端末は,
    前記第2の分割データの送信を要求する送信要求部をさらに備え,
    前記送信要求部は,前記情報記憶媒体読取部により読み取られた前記サーバ情報に含まれた前記情報配送サーバの所在位置にアクセスして,前記第2の分割データの送信を要求し,
    前記第2受信部は,前記情報配送サーバより送信された前記第2の分割データと前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含む前記コンテンツデータを受信し,
    前記データ復元部は,前記復元情報に基づいて前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して配送データを復元することを特徴とする,請求項15に記載の情報配送システム。
  16. 外部で作成された電子データを,電子データ配送先の利用者端末にネットワークを介して送信可能な情報配送サーバであって:
    前記電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ抽出部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと,第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割部と;
    前記データ分割部により分割された前記第1の分割データと,前記情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを情報記憶媒体に記憶する分割データ記憶部と;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された通信手段により第2の分割データを前記配送先情報に応じた前記利用者端末に送信する第2送信部と;を備えることを特徴とする,情報配送サーバ。
  17. 前記第2の分割データと,前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含むコンテンツデータを作成するデータ作成部をさらに備え;
    前記第2送信部は,前記利用者端末の要求に応じて,前記コンテンツ作成部により作成された前記コンテンツデータを,前記利用者端末に送信することを特徴とする,請求項16に記載の情報配送サーバ。
  18. 前記データ分割部は,
    前記第1の分割データを前記第2の分割データに比べ容量の小さいデータとなるように分割し,前記第2の分割データを前記第1の分割データに比べ容量の大きいデータとなるように分割することを特徴とする,請求項16に記載の情報配送サーバ。
  19. 前記データ分割部は,
    前記第1の分割データを複数の分割データに分割し,前記第2の分割データを複数の分割データに分割することを特徴とする,請求項16に記載の情報配送サーバ。
  20. 前記データ分割部は,前記分割比率情報に基づいて,秘密分散法により電子データを前記第1の分割データと,前記第2の分割データとに分割することを特徴とする,請求項16に記載の情報配送サーバ。
  21. 外部で作成された電子データを情報配送サーバからネットワークを介して受信可能な電子データ配送先の利用者端末であって:
    前記情報配送サーバにより分割され情報記憶媒体に記憶された第1の分割データを読み取る情報記憶媒体読取部と;
    前記情報配送サーバにより分割され送信された第2の分割データを受信する第2受信部と;
    前記情報記憶媒体読取部により読み取られた前記第1の分割データと,前記第2受信部により受信された前記第2の分割データとを統合して分割前の電子データを復元するデータ復元部と;を備えることを特徴とする,利用者端末。
  22. 前記第2の分割データの送信を要求する送信要求部をさらに備え,
    前記送信要求部は,前記情報配送サーバの所在位置にアクセスして,前記第2の分割データの送信を要求し,
    前記第2受信部は,前記第2の分割データと,前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して復元するための復元プログラムを含む復元情報とを含む前記コンテンツデータを受信し,
    前記データ復元部は,前記復元情報に基づいて前記第1の分割データと前記第2の分割データとを統合して配送データを復元することを特徴とする,請求項21に記載の利用者端末。
  23. 前記データ復元部は,秘密分散法により前記第1の分割データと,前記第2の分割データとを統合して復元することを特徴とする,請求項25に記載の利用者端末。
  24. 利用者端末と,前記利用者端末にネットワークを介して,外部で作成された電子データを電子データ配送先の前記利用者端末に送信可能な情報配送サーバとを用いて実現可能な情報配送方法であって:
    前記情報配送サーバが,
    前記電子データに含まれる電子データの配送先情報と電子データの分割比率情報と電子データの配送方式情報とを抽出するデータ抽出ステップと;
    前記データ抽出ステップにより抽出された電子データの分割比率情報に基づいて,第1の分割データと第2の分割データとに電子データを分割するデータ分割ステップと;
    前記データ分割ステップにより分割された前記第1の分割データと,前記情報配送サーバの所在位置を含むサーバ情報とを情報記憶媒体に記憶する分割データ記憶ステップと;
    前記データ抽出部により抽出された電子データの配送方式情報に基づいて選択された通信手段により,第2の分割データを前記配送先情報に応じた前記利用者端末に送信する第2送信ステップと;を含み,
    前記利用者端末が,
    前記情報記憶媒体に記憶されている前記第1の分割データと,前記サーバ情報とを読み取る情報記憶媒体読取ステップと;
    前記第2の分割データを前記第2の通信手段により受信する第2データ受信ステップと;
    情報記憶媒体読取ステップにより読み取られた前記第1の分割データと,前記第2データ受信ステップにより受信された前記第2の分割データとを統合して電子データを復元するデータ復元ステップと;を含むことを特徴とする,情報配送方法。
JP2004351861A 2004-12-03 2004-12-03 情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末および情報配送方法 Pending JP2006163629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004351861A JP2006163629A (ja) 2004-12-03 2004-12-03 情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末および情報配送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004351861A JP2006163629A (ja) 2004-12-03 2004-12-03 情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末および情報配送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006163629A true JP2006163629A (ja) 2006-06-22

Family

ID=36665601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004351861A Pending JP2006163629A (ja) 2004-12-03 2004-12-03 情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末および情報配送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006163629A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122336A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Kddi Corp データの分散記憶方法、端末及びプログラム
JP2008060695A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Fuji Xerox Co Ltd 情報通信システムおよび送信側装置および受信側装置および送信制御プログラムおよび受信制御プログラム
JP2008067015A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Nec Corp 秘話通信システム、秘話送信装置、秘話受信装置および秘話通信方法
JP2008289067A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Olympus Imaging Corp 撮像装置、画像提供システム、及び画像提供方法
JP2009044644A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Toshiba Corp 受信者装置、ファイルサーバ装置及びプログラム
JP2013157765A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Denso It Laboratory Inc 情報通信方法及び情報通信システム
JP2013164801A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Nec Corp 印刷システム、印刷方法、分配装置、印刷装置、及びプログラム
JP6472564B1 (ja) * 2018-07-10 2019-02-20 三井E&Sシステム技研株式会社 データ送信プログラム、データ送信システム、及び、データ送信方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002123473A (ja) * 2000-10-12 2002-04-26 Ntt Me Corp 電子メール送信装置及び方法、電子メール送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003132229A (ja) * 2001-10-23 2003-05-09 Global Friendship Inc 電子情報配送システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002123473A (ja) * 2000-10-12 2002-04-26 Ntt Me Corp 電子メール送信装置及び方法、電子メール送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003132229A (ja) * 2001-10-23 2003-05-09 Global Friendship Inc 電子情報配送システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122336A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Kddi Corp データの分散記憶方法、端末及びプログラム
JP2008060695A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Fuji Xerox Co Ltd 情報通信システムおよび送信側装置および受信側装置および送信制御プログラムおよび受信制御プログラム
JP2008067015A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Nec Corp 秘話通信システム、秘話送信装置、秘話受信装置および秘話通信方法
JP2008289067A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Olympus Imaging Corp 撮像装置、画像提供システム、及び画像提供方法
JP2009044644A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Toshiba Corp 受信者装置、ファイルサーバ装置及びプログラム
JP2013157765A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Denso It Laboratory Inc 情報通信方法及び情報通信システム
JP2013164801A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Nec Corp 印刷システム、印刷方法、分配装置、印刷装置、及びプログラム
JP6472564B1 (ja) * 2018-07-10 2019-02-20 三井E&Sシステム技研株式会社 データ送信プログラム、データ送信システム、及び、データ送信方法
JP2020009254A (ja) * 2018-07-10 2020-01-16 三井E&Sシステム技研株式会社 データ送信プログラム、データ送信システム、及び、データ送信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7716288B2 (en) Organization-based content rights management and systems, structures, and methods therefor
US8832047B2 (en) Distributed document version control
US10826689B2 (en) Securely storing data in a data storage system
US6915435B1 (en) Method and system for managing information retention
US7392547B2 (en) Organization-based content rights management and systems, structures, and methods therefor
US7512798B2 (en) Organization-based content rights management and systems, structures, and methods therefor
EP1680727B1 (en) Distributed document version control
US9461819B2 (en) Information sharing system, computer, project managing server, and information sharing method used in them
US7124437B2 (en) System for dynamically encrypting information for secure internet commerce and providing embedded fulfillment software
US7685594B2 (en) Method and data structure for reconfiguring a software package
US20080095375A1 (en) Secret information management apparatus and secret information management system
US20110010299A1 (en) System for dynamically encrypting content for secure internet commerce and providing embedded fulfillment software
US20040268137A1 (en) Organization-based content rights management and systems, structures, and methods therefor
JP2007264901A (ja) ソフトウェア管理装置、ソフトウェア管理システム、ソフトウェア管理方法及びソフトウェア管理プログラム
KR101623742B1 (ko) 파일 연관 메시지 공유 방법 및 메시지 공유 시스템
US20030208680A1 (en) System for dynamically encrypting content for secure internet commerce and providing embedded fulfillment software
WO2004077312A1 (en) Control of a copy of an original document cached on a remote client computer
JP2006163629A (ja) 情報配送システム,情報配送サーバ,利用者端末および情報配送方法
US20210336796A1 (en) System and computer method including a blockchain-mediated agreement engine
JP2002229452A (ja) 情報画像ファイルを記憶したデータ構造記憶媒体、当該情報画像ファイルを取り扱うシステム、当該システムを動作させる動作方法と動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体、および情報端末装置、当該端末装置を動作させるためのプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体。
US8515773B2 (en) System and method for enabling distribution and brokering of content information
JP5178734B2 (ja) P2pシステムにおけるピア管理サーバー及びピア管理方法
KR20050112146A (ko) 웹서비스를 이용하여 인증서 및 개인비밀정보를 안전하게보관하고 전달하는 방법
JP2003108503A (ja) データ提供方法、データ取得方法、データ提供サーバ、データ提供プログラム、データ取得プログラム及び記憶媒体
WO2001029707A1 (fr) Systeme de fourniture d'informations

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100727

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111214