JP2006163435A - 楽音制御装置 - Google Patents

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善樹 西谷
Kenichi Miyazawa
憲一 宮澤
Masaharu Ono
正晴 大野
Nagayuki Kato
永之 加藤
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Abstract

【課題】現実に楽器を演奏しているという感覚を損なうことなく容易に演奏を行なうことができる楽音制御装置を提供する。
【解決手段】制御部15は、楽音を出力可能な音源装置13およびサウンドスピーカシステム14に対し、楽音の出力を指示する。このとき、制御部15は、当該音源装置 13が出力すべき楽音に関する特徴量のうちの音程を、記憶装置12に記憶された音程データに従って指示する一方、楽音に関する音程以外の特徴量のうち少な くともひとつの特徴量(例えば発音タイミングや音量)を、動作センサ11により検出された操作者の動作に応じて指示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、楽音の発生を制御する楽音制御装置に関する。
周知のように、ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器や、バイオリンやギターなどの弦楽器、トランペットやフルートなどの管楽器といった各種の自然楽器によれば極めて多様な音楽表現が可能である。また、電子ピアノや電子オルガンといった電子楽器を用いた場合にも、自然楽器と同等の豊かな音楽表現が可能である。
ところで、楽曲演奏の態様は、リズム、音量および音程といった様々な特徴量に応じて特徴付けられる。したがって、演奏者が楽器を用いて所望の音楽表現を行なうためには、適切なリズムおよび音量で、特定の楽音を選択して出力させる必要がある。しかしながら、これらすべての特徴量を適宜に選択して演奏を行なうことは、楽器の演奏に慣れていない初心者にとって極めて困難である。
一方、いわゆるデスクトップミュージックによれば、パーソナルコンピュータなどを用いて楽音に関する各種の特徴量を入力することによって所望の楽曲の演奏を行なうことができるため、初心者であっても比較的容易に多様な演奏を行なうことができる。しかしながら、この手法を用いた場合には、実際に楽器を演奏しているという感覚を得ることができず、実際に楽器の演奏動作を楽しみたいという者にとって満足できるとはいえなかった。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、現実に演奏しているという感覚を損なうことなく容易に演奏を行なうことができる楽音制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る楽音制御装置は、楽曲を構成する楽音の音程を示す音程データを含む楽曲データを記憶する記憶手段と、操作者の動作を検出する検出手段と、楽音を出力可能な楽音出力装置に対し、当該楽音出力装置が出力すべき楽音に関する特徴量のうちの音程を前記音程データに従って指示する一方、楽音に関する音程以外の特徴量のうち少なくともひとつの特徴量を前記検出手段により検出された操作者の動作に応じて指示する制御手段とを具備することを特徴としている。
この楽音制御装置によれば、楽曲を構成する各楽音の音程について、予め記憶された音程データに従って決定される一方、当該楽音に関する音程以外の特徴量については、検出手段により検出された操作者の動作に応じて決定されるようになっている。したがって、楽曲の演奏を行なう操作者は楽音の音程について特に留意する必要はないから、容易に楽曲の演奏を行なうことができる。他方、楽音に関する音程以外の特徴量が当該操作者の動作に応じて調節されるため、現実に演奏しているという感覚が損なわれることを防ぐことができる。
本発明によれば、現実に演奏しているという感覚を損なうことなく容易に楽曲の演奏を行なうことができる。
以下、本発明をさらに理解しやすくするため、実施の形態について説明する。以下に示す実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
<A:第1実施形態>
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る楽音制御装置の構成を説明する。同図に示すように、この楽音制御装置1は、動作センサ11、記憶装置12、音源装置13、サウンドスピーカシステム14および制御部15を備える。
動作センサ11は、当該楽音制御装置1の操作者の動作を検出するための手段である。具体的には、動作センサ11は、加速度センサや速度センサ、傾斜センサといった各種のセンサであり、操作者の動作に応じた信号(以下、「動作信号」と表記する)を制御部15に出力するようになっている。動作センサ11による検出の対象となる動作としては、例えば所定の操作子を操作する動作や、当該楽音制御装置1を傾ける動作などが該当するが、具体的な動作内容については後に詳述する。
記憶装置12は、演奏対象となる楽曲に対応した楽曲データを記憶するための装置であり、例えばフロッピーディスクやCD−ROMといった記録媒体と、これらの記憶媒体に記憶されたデータを読み出す読出装置とから構成される。記憶装置12(より詳細には、記憶装置12を構成する記録媒体)には、複数の楽曲 データが記憶されている。ここで、図2は、楽曲データの内容を示す図である。同図に示すように、楽曲データは、複数の楽曲の各々に対応して記憶されている。ひとつの楽曲に対応する楽曲データは、当該楽曲を構成する複数の楽音の音程を示す音程データ(図2においては「ド(C)」「ミ(E)」などが付されて いる)が、その楽曲を構成する順番に配列された構成となっている。
図1に示す音源装置13は、出力すべき楽音に対応した楽音信号を生成してサウンドスピーカシステム14に出力するための手段である。より具体的には、音源装置13は、制御部15によって楽音に関する特徴量を指示されると、その特徴量によって特定される楽音に対応した楽音信号を生成し、この楽音信号をサウンドスピーカシステム14に出力する。サウンドスピーカシステム14は、例えばアンプやスピーカなどを含んで構成され、音源装置13から供給される楽音信号に応じた楽音をスピーカから出力する。なお、特許請求の範囲における「楽音出力装置」は、音源装置13およびサウンドスピーカシステムに相当するものである。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)などからなり、動作センサ11、記憶装置12および音源装置13との間で各種情報の授受を行うことによって、この楽音制御装置の制御中枢として機能する。より具体的には、制御部15は、記憶装置12に記憶された音程データと動作センサ11から供給される動作信号とに基づいて、音源装置13に対し、楽音信号を生成すべき楽音に関する特徴量を指示する。ここで、楽音の特徴量とは、当該楽音を特徴付けるパラメータであり、例えば音程や発音タイミング、音量、音色などである。ただし、本実施形態における制御部15は、音源装置13に対し、当該音源装置13が楽音信号を生成すべき楽音の特徴量として、音程、発音タイミングおよび音量を指示するものとする。
さらに詳述すると、制御部15は、音源装置13による信号生成の対象となる楽音の音程として、記憶装置12に記憶された曲データ中の音程データが示す音程を指示する。したがって、サウンドスピーカシステム14から出力される楽音の音程は、操作者の意図にかかわらず曲データの内容に応じて決定されることとなる。他方、制御部15は、楽音に関わる音程以外の特徴量、すなわち発音タイミングおよび音量については、動作センサ11から出力された動作信号に基づいて音源装置13に指示を与えるようになっている。したがって、サウンドスピーカシステム14から出力される楽音に関わる音程以外の特徴量は、動作センサ 11から出力される動作信号、すなわち操作者の動作の内容を反映したものとなる。例えば、操作者が特定の動作を行なったことを動作センサ11から供給される動作信号によって認識すると、制御部15は、その動作が行なわれたタイミングで、楽曲データ中の音程データを音源装置13に出力する。この結果、操作者が特定の動作を行なうたびに、楽曲を構成する楽音がスピーカから順次出力されることとなる。また、操作者が他の動作を行なうと、制御部15は、その動作に応じた音量を音源装置13に対して指示する。この結果、スピーカから出力される楽音の音量は、操作者の動作に応じたものとなる。
本発明に係る楽音制御装置の基本的な構成は以上の通りである。以下では、本発明をさらに理解しやすくするため、本発明を適用した楽音制御装置の具体的な態様を例示する。
<A−1:第1の態様>
図3(a)は、本発明の第1の態様に係る楽音制御装置の外観を示す平面図であり、図3(b)は(a)に対応する側面図である。これらの図に示すように、この楽音制御装置1aは、支持部21と、スライダ22と、本体部23とを有する。支持部21は、U字型に屈曲した管状の部材である。スライダ22は、支持部21と同様にU字型に屈曲した管状の部材であり、その両端部が支持部21の両端部にそれぞれ挿入された構成となっている。このような構成の下、操作者は、一般的なトロンボーンが備えるスライダのように、スライダ22を、支持部21から十分に引き出された位置(図3(a)において実線で示された位置)から支持部21に深く挿入された位置(図3(a)において破線で示された位置)に至るまでの任意の位置に反復して移動させることができる。
本体部23は、前掲図1に示した各要素と、これらの要素を収容する筐体231とを備える。筐体231は、略円盤型の形状であり、その側端面の一部が、支持部21のうち平行に延びる一対の直線部分に固定されている。また、筐体231のうち一方の円形面には、サウンドスピーカシステム14を構成するスピーカ 141が配設されている。
さらに、本態様に係る楽音制御装置1aは、図4に示すように、前掲図1に示した動作センサ11として、変位センサ111と傾斜センサ112とを備えている。このうち変位センサ111は、スライダ22の支持部21に対する位置に応じた信号(以下、「変位信号」と表記する)を制御部15に出力するセンサである。他方、傾斜センサ112は、当該楽音制御装置1aの傾き(すなわち姿勢)に応じた信号(以下、「傾斜信号」と表記する)を制御部15に出力するセンサである。すなわち、操作者によるスライダ22を移動させる動作(以下、「スライド動作」と表記する)を反映した変位信号と、操作者による当該楽音制御装置1aを傾ける動作を反映した傾斜信号とが、上述した動作信号として制御部15に出力されるのである。そして、制御部15は、変位信号の内容に応じて楽音の発音タイミングを制御する。すなわち、操作者によってスライド動作が行なわれているときに楽音の出力がなされる一方、スライド動作が実行されていないときには楽音の出力が停止されるように、制御部15から音源装置13への指示が与えられるといった具合である。さらに、制御部15は、出力される楽音の音量を、傾斜信号の内容に応じて制御する。
次に、本態様に係る楽音制御装置1aの動作について説明する。
まず、操作者は、本体部23に設けられたキー(図示略)に対して所定の操作を行うことにより、演奏対象となる楽曲の選択および演奏開始の指示を楽音制御装置1aに対して与える。この指示を受けた制御部15は、以後、記憶装置12に記憶された楽曲データの内容と、動作センサ11から供給される動作信号(変位信号および傾斜信号)とに基づき、音源装置13に対して楽音信号の生成を指示する。以下、図5を参照して、この処理の具体的な内容を説明する。なお、図5に示すグラフは、操作者によるスライド動作に伴って変化するスライダ22の位置xが縦軸に、時間tが横軸にそれぞれ示されている。この位置xは、スライダ22が特定の位置にあるときの位置を「0」としたときの当該スライダ22の支持部21に対する位置を示している。また、ここでは、図2に例示した楽曲Aが選択された場合、すなわち「ド(C)」「ミ(E)」「ソ(G)」……、といった楽音がこの順に配列された楽曲が演奏される場合を想定する。
まず、操作者が、図6に示すように楽音制御装置1aを持った状態で、時刻t0において、スライダ22を支持部21から遠ざける方向(同図中の矢印方向)に移動させた場合を想定する。このスライド動作の開始を、変位センサ111から供給される変位信号によって認識すると、制御部15は、記憶装置12に記憶された楽曲Aに対応する楽曲データのうち、最初の楽音「ド」に対応する音程データを、音源装置13に出力する。この音程データを受信した音源装置13は、楽音「ド」に対応する楽音信号を生成してサウンドスピーカシステム14に出力する。この結果、図5に示すように、スピーカ141から楽音「ド」が出力される。次に、時刻t1において、上記スライド動作が停止したこと(つまり、位置xの増減がなくなったこと)を変位信号によって認識すると、制御部15は、現に出力している楽音「ド」を停止すべき旨の指示を音源装置13に対して与える。この結果、音源装置13からの楽音信号の出力、および楽音「ド」のスピーカ141からの出力は停止される。つまり、楽音「ド」は、スライド動作が行なわれている期間において、継続して出力されることとなる。
次に、時刻t2において再びスライド動作が開始されると、制御部15は、楽曲データ中の次の楽音「ミ」を示す音程データを音源装置13に出力する。この結果、当該音程「ミ」に対応する楽音信号が音源装置13によって生成され、スピーカ141から出力される。以後においても同様の動作が実行され、この結果、操作者がスライド動作を行なっている期間ごとに、楽曲を構成する各楽音(本実施形態においてはひとつの楽音)が、当該楽曲を構成する順にスピーカ141から出力されることとなる。
一方、図7に示すように、操作者が楽音制御装置1aを傾ける動作を行なうと、この傾きに応じた傾斜信号が傾斜センサ112から出力される。この傾斜信号を受信すると、制御部15は、音源装置13に対し、当該傾斜信号が示す傾きの程度に応じた音量を指示する。音源装置13を介してこの指示を受信すると、サウンドスピーカシステム14は、出力すべき楽音の音量を、指示された音量となるように調整する。
このように、本態様によれば、楽曲を構成する各楽音が、スライド動作に応じたタイミングで、かつ楽音制御装置1aの傾きに応じた音量によって出力される。したがって、操作者は、楽音については特に留意することなく、極めて容易に楽曲の演奏を行なうことができる。その反面、発音タイミングおよび音量については、操作者が自己の動作に応じて任意に調節することができるから、演奏しているという実感が損なわれたり、自己の音楽表現が著しく妨げられるといった 事態を回避することができる。
なお、本態様においては、スライド動作が行なわれているか否かに応じて楽音を出力するか否かを切り換える構成を例示したが、スライド動作の向きに応じて楽音の出力または停止を切り換えるようにしてもよい。例えば、スライダ22を支持部21から遠ざける方向にスライド動作が行なわれているときには楽音の出力を行う一方、これとは逆の方向、すなわちスライダ22を支持部21に近づける方向にスライド動作が実行されているとき、およびスライド動作が停止されているときには楽音の出力を停止するようにしてもよい。この場合、図4に示した変位センサ111に代えて、スライダ22および支持部21により形成される管内の圧力を検出して当該圧力に応じた信号を出力する圧力センサを設けてもよい。すなわち、制御部15は、圧力信号の示す圧力が負圧であるときにはスライダ22が支持部21から遠ざかる方向に移動していると判断して楽音の出力を音源装置13に指示する一方、圧力信号の示す圧力が正圧であるときにはスライダ22が支持部21に近づく方向に移動していると判断して楽音の停止を音源装置13に指示するようにしてもよい。
<A−2:第2の態様>
図8は、本発明の第2の態様に係る楽音制御装置の外観を示す斜視図である。同図に示すように、この楽音制御装置1bは、伸縮可能な蛇腹31と、蛇腹31を介して連結された第1胴体部32および第2胴体部33とを備え、アコーディオン(コンサティーナ)に類似した構成となっている。第1胴体部32および第2胴体部33には操作者の手を固定するためのベルト34が設けられている。この構成の下、操作者は、右手および左手を第1胴体部32および第2胴体部33にベルト34によってそれぞれ固定した状態で、両胴体部を近づけまたは遠ざける動作を反復的に行なうことができる。
第1胴体部32には、前掲図1に示した各要素が収容されている。ただし、本実施形態に係る楽音制御装置1bにおいては、動作センサ11として、蛇腹31内の風圧に応じた圧力信号を出力する圧力センサと、当該楽音制御装置1b(より詳細には第1胴体部32)の傾きに応じた傾斜信号を出力する傾斜センサとを備えている。かかる構成の下、制御部15は、上記第1の態様と同様に、圧力センサからの圧力信号と傾斜センサからの傾斜信号とを操作者の動作に応じた動作信号として受信し、これらの動作信号に応じて楽音の発音タイミングおよび音量を制御する。
すなわち、操作者が第1胴体部32と第2胴体部33とを近づけ、または遠ざける動作(以下、「開閉動作」と表記する)を行なうと、圧力センサからは、この開閉動作に伴う蛇腹31内の圧力変化に応じた圧力信号が出力される。この圧力信号を受信することによって開閉動作が開始されたことを認識すると、制御部15は、記憶装置12に記憶された楽曲データのうち、当該楽曲の最初の楽音に対応する音程データを音源装置13に出力する。この結果、音源装置13によって当該音程データに応じた楽音信号が生成されるとともに、この楽音信号に応じた楽音がサウンドスピーカシステム14から出力される。一方、操作者が開閉動作を停止すると、制御部15は、圧力信号の変化によって当該動作の停止を認識し、現に出力されている楽音を停止すべき旨の指示を音源装置13に対して与える。この結果、サウンドスピーカシステム14からの楽音の出力が停止される。以後、操作者の開閉動作に応じて同様の処理が実行され、この結果、開閉動作が行なわれる期間ごとに、楽曲を構成する各楽音が順番に出力されるのである。
一方、操作者が第1胴体部32を傾ける動作を行なうと、この傾きに応じた傾斜信号が傾斜センサから出力される。この傾斜信号を受信すると、制御部15は、サウンドスピーカシステム14に対し、当該傾斜信号が示す傾きに程度に応じた音量を指示する。この指示を受信すると、サウンドスピーカシステム14は、出力すべき楽音の音量を、指示された音量となるように調整する。
<A−3:第3の態様>
次に、図9は、本発明の第3の態様に係る楽音制御装置の外観を示す斜視図である。同図に示すように、本態様に係る楽音制御装置1cは、胴体部(響胴)41と、胴体部41から突出するネック42と、胴体部41からネック42の一端近傍に至るように張設された弦43とを備え、一般的なバイオリンに類似した構成となっている。ただし、この楽音制御装置1cにおいては2本の弦43が張設されている点で、通常4本の弦が張設されているバイオリンとは異なっている。かかる構成の下、操作者は、弦43を指で弾き、または弓で擦るといった動作を行なうことにより、弦に振動を与えることができる。
胴体部41には、前掲図1に示した各要素が収容されている。ただし、本態様に係る楽音制御装置1cにおいては、動作センサ11として、弦43に与えられた振動に応じた信号(以下、「振動信号」と表記する)を出力する振動センサと、当該楽音制御装置1cの傾きに応じた傾斜信号を出力する傾斜センサとを備えている。かかる構成の下、制御部15は、上記第1および第2の態様と同様に、振動センサおよび傾斜センサを有する動作センサ11から動作信号(振動信号および傾斜信号)を受信し、この動作信号に応じて楽音の発音タイミングおよび音量を制御する。
すなわち、操作者が弦43に振動を与えると、この振動に応じた振動信号が振動センサから出力される。この振動信号を受信することによって弦43に振動が与えられたことを認識すると、制御部15は、記憶装置12に記憶された楽曲データのうち、当該楽曲における最初の楽音の音程を示す音程データを音源装置13に出力する。次いで、音源装置13によって当該音程データに応じた楽音信号が生成されるとともに、この楽音信号に応じた楽音がサウンドスピーカシステム14によって出力される。一方、弦43に与えられた振動の振幅が所定のしきい値以下に減衰すると、制御部15は、振動センサから出力される振動信号によって当該振動の減衰を認識し、現に出力されている楽音を停止すべき旨の指示を音源装置13に対して与える。この結果、振動の減衰に伴って楽音の出力が停止される。以後、操作者による弾弦または擦弦動作によっていずれかの弦43に振動が与えられるたびに同様の処理が実行され、この結果、弦43が振動している期間ごとに、楽曲を構成する各楽音が順番に出力されることとなる。
一方、操作者が当該楽音制御装置1cを傾けたときには、上記第1および第2の態様と同様の処理が実行され、出力される楽音の音量が当該楽音制御装置1cの傾きに応じた音量に調整される。
なお、ここではバイオリン型の楽音制御装置1cを例示したが、図10に例示するように、アコースティックギターに類似した構成の楽音制御装置1dにも、本態様に係る技術的思想を同様に適用することができる。すなわち、この楽音制御装置1dにおいても、弦43が振動している期間ごとに、楽曲を構成する各楽音が順番に出力される一方、当該楽音の音量が、当該楽音制御装置1dの傾きに応じた音量となるようにすればよい。
<A−4:第4の態様>
上記各態様においては、なんらかの楽器(またはその一部分)に類似した構成を有する楽音制御装置を例示したが、より簡易な構成として、例えば図11に示す構成を採用することもできる。すなわち、この楽音制御装置1eは、前掲図1に示した各要素と、これらの要素を収容する直方体状の筐体51とを備える。筐体51のひとつの面には、サウンドスピーカシステム14を構成するスピーカ141と、楽曲演奏の開始および停止を指示するための操作スイッチ52と、楽音の発音タイミングを指示するための演奏用操作スイッチ53と、出力される楽音の音量を調節するための音量調節摘み54とが設けられている。さらに、本態様 に係る楽音制御装置1eにおいては、前掲図1に示した動作センサ11として、演奏用操作スイッチ53に対する押圧動作の有無に応じた信号を出力するセンサと、音量調節摘み54に与えられた動作に応じた信号を出力するためのセンサとを備えている。
かかる構成において、操作スイッチ52が押圧されて演奏開始の指示が与えられた後、動作センサ11からの出力信号によって演奏用操作スイッチ53が押下されたことを認識すると、制御部15は、記憶装置12に記憶された楽曲データのうち、当該楽曲における最初の楽音の音程を示す音程データを出力する。この結果、スピーカ141からはこの楽音が出力される。一方、演奏用操作スイッチ53の押圧が解除されたことを動作センサ11からの信号によって認識すると、制御部15は、現に出力されている楽音を停止すべき旨の指示を音源装置13に対して与える。この結果、楽音の出力が停止される。以後、操作者による演奏用操作スイッチ53の押圧または解除動作が行なわれるたびに同様の処理が実行され、この結果、演奏用操作スイッチ53が押圧されている期間ごとに、楽曲を構成する各楽音が順番に出力されることとなる。
一方、音量調整摘み54が操作(回転)されたことを動作センサ11からの出力信号によって認識すると、制御部15は、サウンドスピーカシステム14に対し、当該音量調整摘み54の回転角度に応じた音量を指示する。この結果、スピーカ141から出力される楽音の音量が、操作者による音量調整摘み54への操作に応じて調節されることとなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、楽曲を構成する各楽音の特徴量のうち、音程については予め記憶された音程データに応じて決定されるから、操作者は、音程に留意することなく容易に楽曲の演奏を行なうことができる。加えて、本実施形態においては、音程以外の楽音の特徴量(発音タイミングおよび音量)については操作者の動作に応じて決定されるようになっており、楽曲の演奏に操作者の動作を反映させることができるから、操作者が現実に演奏しているという感覚を損なうのを防ぐことができる。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る楽音制御装置について説明する。上記実施形態においては、楽曲を構成する各楽音を、操作者の動作に応じたタイミングで順次出力する構成とした。これに対し、本実施形態に係る楽音制御装置においては、操作者の動作に応じて、楽曲演奏の進行および停止が切り換えられるようになっている。加えて、本実施形態においては、楽曲の演奏テンポが、操作者の動作に応じて随時変更されるようになっている。詳述すると、以下の通りである。
本実施形態に係る楽音制御装置の機能的な構成は、前掲図1に示した構成と同様である。ただし、本実施形態においては、各楽曲に対応する楽曲データは、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格に準拠したものであり、複数のパート(音色が異なる複数の楽器)についての演奏内容を示すデータを含んでいる。
一方、制御部15は、音源装置13に対し、楽曲データに基づく楽曲演奏の進行を指示する。この結果、楽曲データに応じた楽音信号が生成されるとともに、サウンドスピーカシステム14から演奏音が出力されることとなる。ただし、本実施形態における制御部15は、動作センサ11により検出された動作に応じて、楽曲演奏の進行または停止のいずれかを指示するようになっている。具体的には、制御部15は、動作センサ11からの動作信号により、操作者によって特定の動作が実行されているか否かを判断し、特定の動作が実行されているときには楽曲演奏の進行を指示する一方、実行されていないときには楽曲演奏の停止を指示するといった具合である。さらに、制御部15は、楽曲演奏のテンポが操作者の動作に応じたテンポとなるように制御を行なう。例えば、操作者が特定の動作を素早く行なった場合には速いテンポで楽曲演奏を進行させる一方、操作者が特定の動作を緩やかに行なった場合には遅いテンポで楽曲演奏を進行させると いった具合である。
ここで、本実施形態に係る楽音制御装置の具体的な動作について説明する。なお、本実施形態に係る楽音制御装置においては、前掲図3または図8から図11に示したいずれの形態をも採用することができるが、ここでは第1の態様として例示したスライダ型の楽音制御装置1aを例にとって説明する。すなわち、この場合、操作者がスライダ22をスライド動作している場合に楽音演奏が進行される一方、スライド動作が停止されているときには楽音演奏が停止され、加えて、当該演奏のテンポがスライド動作の速さに応じて決定されることとなる。以下、図12を参照して、この動作の具体例について説明する。なお、楽曲演奏の音量については、上記第1実施形態と同様に、傾斜センサにより検出された当該楽音制御装置の傾きに応じた音量となるように適宜調整されるものとする。
まず、操作者は、演奏対象となる楽曲を指定した後、スライダ22を任意に移動させる。図12においては、このスライド動作を開始した時刻t0から所定の時間が経過した時刻t1までの間に、スライダ22が初期位置x0から位置x1に至るように移動された場合を例示している。制御部15は、変位センサ111から出力される変位信号によってスライダ22が移動していることを検知すると、記憶装置12から楽曲データを読み出し、これに含まれる各種のデータ、例えば音程を指定する音程データ(ノートナンバ)や楽音の発生を指示するためのノートオンイベント、楽音の停止を指示するためのノートオフイベントなど(以下、これらのデータを総称して「演奏データ」と表記する)を音源装置13に順次出力する。制御部15は、時刻t1においてスライダ22が停止されるまでの間、これらの演奏データを順次出力する。このとき、制御部15は、初期値として予め決められたテンポTe0(初期値)に応じた時間間隔で演奏データを出力する。一方、音源装置13は、これらの演奏データに基づいて楽音信号を生成してサウンドスピーカシステム14に出力する。この結果、サウンドスピーカシステム14のスピーカ141からは、楽曲データに応じた楽音がテンポTe0に従って順次出力される。
一方、変位センサ111から出力される変位信号によって、スライダ22のスライド動作が停止したことを検知すると(時刻t1)、制御部15は、音源装置13への演奏データの出力を停止する。この結果、スピーカ141からの楽音の出力も停止される。さらに、制御部15は、直前のスライド動作の平均速度を算出して、記憶装置12に記憶する。例えば、上述したように、スライダ22が、時刻t0からt1までの間に位置x0から位置x1まで移動した場合、このスライド動作に関する平均速度v1は、スライダ22の変位(x1―x0)を、当該スライド動作に費やされた時間(t1−t0)により除したものとなる。
一方、時刻t2において、それまで停止されていたスライダ22が再び移動され始めると、制御部15は、上記と同様に、楽曲データ中の各演奏データを音源装置13に順次出力する。このとき、制御部15は、先に記憶装置12に記憶した平均速度v1(つまり、前回のスライド動作の平均速度)に応じたテンポTe1で楽曲の演奏が実行されるように、各演奏データを出力する。例えば、平均速度v1が比較的大きい場合には速いテンポで楽曲の演奏が実行されるように 演奏データを出力する一方、平均速度v1が比較的小さい場合には遅いテンポで楽曲の演奏が実行されるように演奏データを出力するといった具合である。このようなテンポの変更は、公知の各種技術を用いて実現することができる。例えば、基準となるクロック信号を平均速度v1に応じて分周し、この結果得られたクロック信号に同期して演奏データの出力を行なうことが考えられる。こうして平均速度v1に応じた時間間隔で演奏データの出力が実行される結果、当該平均速度v1に対応したテンポTe1で、楽曲データに応じた楽曲の演奏が実現される。
次に、時刻t3において、スライダ22の移動方向が、それまでの向きから逆の向きに切り換えられると、すなわちスライダ22を支持部21から引き出す方向への移動から支持部21に挿入する方向への移動に切り換えられると、制御部15は、時刻t2から時刻t3までの期間に行なわれた直前のスライド動作について平均速度v2を算出する。図12を例にとれば、平均速度v2は、(x2−x1)/(t3−t2)となる。そして、時刻t3以後のスライド動作に伴い、制御部15は、当該平均速度v2に応じたテンポTe2で楽曲の演奏が実行されるように、各演奏データを出力する。この結果、時刻t3から時刻t4までのスライド動作に伴って、テンポTe2に従った楽曲の演奏が行なわれる。以後、楽曲の演奏が終了するまで、上述した動作が繰り返される。
このように、本実施形態においては、スライド動作が行なわれている間は楽曲データに従った楽曲演奏が進行される一方、スライド動作が行なわれていない間は楽曲演奏が停止される。したがって、楽器演奏に慣れていない初心者であっても容易に楽曲の演奏を行なうことができる。一方、操作者の動作を演奏に反映させることができるから、操作者が現実に演奏しているという感覚を損なうことが回避される。加えて、本実施形態においては、ある期間のスライド動作に伴う楽 曲演奏のテンポが、その直前に行なわれたスライド動作の内容(平均速度)に応じて随時変更されるようになっているから、楽曲の演奏に対して極めて容易に自己の表現を反映させることができる。
なお、ここではスライダ型の楽音制御装置を例に説明したが、図8から図11に示した他の形態の楽音制御装置においても、同様の構成を採用することができる。例えば、図8に示したアコーディオン型の楽音制御装置1bにおいては、一対の胴体部32および33の開閉動作が実行されている間に楽曲の演奏を進行させるとともに、ある期間における開閉動作に伴って、その直前の動作の平均速度に応じたテンポで、楽曲の演奏を行なうようにしてもよい。また、図9に示したバイオリン型、または図10に示したアコースティックギター型といった弦楽器型の楽音制御装置においては、弦43に振動が与えられている期間において楽曲の演奏を進行させる一方、ある時刻における弾弦動作に伴って実行される楽曲の演奏が、その直前に実行された弾弦動作の内容(例えば弾弦の強さ)に応じたテンポで実行されるようにしてもよい。
また、ここでは、楽曲演奏のテンポを変える単位となる期間を、ある動作が継続して実行された期間(例えば、スライダ22が一方向に継続して移動されている期間)としたが、以下のようにしてもよい。すなわち、楽曲の演奏開始時点から一定時間間隔ごとに、各期間内に実行された動作の平均速度を算出するとともに、各期間について算出された平均速度を、当該期間の次の期間において実行される楽曲演奏のテンポに反映させるようにしてもよい。こうすれば、操作者の動 作内容をより詳細に楽曲演奏のテンポに反映させることができる。
<C:変形例>
以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
<C−1:変形例1>
スライド動作や弾弦動作といった検出の対象となる動作の内容は、上記実施形態に示したものに限られない。すなわち、図3に示したスライダ型の楽音制御装置においてはスライダ22に与えられたスライド動作を検出し、前掲図8に示したアコーディオン型の楽音制御装置においては両胴体部に与えられた開閉動作を検出し、図9または図10に示した弦楽器型の楽音制御装置においては弦に与えられた弾弦動作または擦弦動作を検出するようにしたが、検出の対象となる動作はこれに限られるものではない。したがって、操作者によって操作される操作子の態様も、スライダ22、第1および第2胴体部、弦43に限定されるものではなく、その他の態様を採用してもよい。
また、操作者の動作に応じた制御対象となる楽音の特徴量は、上記各実施形態に示したものに限られない。すなわち、上記第1実施形態においては発音タイミ ングおよび音量を、第2実施形態においてはテンポおよび音量を、それぞれ動作に応じた制御対象とした場合を想定したが、この他にも、楽音の音色や、当該楽音に付与される効果などを制御対象としてもよい。例えば、操作者の動作に応じて楽音の音色を異ならせたり、出力される楽音に対して操作者の動作に応じた効果(例えば残響など)を付与することも考えられる。つまり、楽音に関する特徴量のうち少なくとも音程については楽曲データに基づいて決定する一方、音程以 外の特徴量のうち少なくともひとつの特徴量を、操作者の動作に応じて(つまり、動作センサ11から出力された動作信号の内容に応じて)決定する構成であればよいのである。
さらに、特徴量の制御内容を決定する動作についても、上述した各実施形態に示したものに限られない。例えば、上記各実施形態においては、楽音制御装置の姿勢に応じて楽音の音量を制御する構成としたが、図9または図10に示した弦楽器型の楽音制御装置においては、弦43に与えられた振動の振幅に応じて音量 を制御するようにしてもよい。
<C−2:変形例2>
上記各実施形態においては、音源装置13およびサウンドスピーカシステム14(特許請求の範囲における「楽音出力装置」に相当)を、楽音制御装置と一体に設けた構成としたが、これらを別体として設けてもよい。すなわち、楽音制御装置の制御部15から出力されたデータを、当該楽音制御装置とは離間して設けられた音源装置13およびサウンドスピーカシステム14に信号線を介して供給するようにしてもよい。また、図3および図8ないし図11に示した形態は、本発明に係る楽音制御装置の形態を例示したものに過ぎず、本発明の適用範囲をこれらに限定するものではない。
<C−3:変形例3>
上記第1実施形態においては操作者により特定の動作が実行されるたびに楽音が順次出力される演奏方法を例示し、第2実施形態においては操作者により特定の動作が実行されている間に楽音の演奏が進行する演奏方法を例示したが、ひとつの楽音制御装置によって双方の演奏方法が実現される構成とし、操作者がいず れかの演奏方法を任意に選択できるようにしてもよい。
<C−4:変形例4>
上記第1実施形態においては、操作者が特定の動作を停止すると、これに伴って楽音の出力を直ちに停止するようにしたが、操作者が当該動作を停止した後、停止される楽音に対して所定の時間にわたって残響を付与するようにしてもよい。こうすれば、楽音が急に停止するのを回避して、より自然な演奏を行なうことができる。
本発明の第1実施形態に係る楽音制御装置の機能構成を示すブロック図である。 同楽音制御装置における楽曲データの内容を示す図である。 (a)は同実施形態の第1の態様に係る楽音制御装置の外観を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 同楽音制御装置の機能構成を示すブロック図である。 同楽音制御装置の動作を説明するための図である。 同楽音制御装置を操作するための動作例を示す図である。 同楽音制御装置を操作するための動作例を示す図である。 同実施形態の第2の態様に係る楽音制御装置の外観を示す斜視図である。 同実施形態の第3の態様に係る楽音制御装置の外観を示す斜視図である。 第3の態様に係る楽音制御装置の他の例を示す斜視図である。 同実施形態の第4の態様に係る楽音制御装置の外観を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る楽音制御装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d,1e……楽音制御装置、11……動作センサ(検出手段)、12……記憶装置、13……音源装置(楽音出力装置)、14……サウンドスピーカシステム(楽音出力装置)、15……制御部(制御手段)、22……スライダ(操作子)、31……蛇腹(連結部材)、32……第1胴体部(操作子)、33……第2胴体部(操作子)、43……弦(操作子)。

Claims (13)

  1. 楽曲を構成する楽音の音程を示す音程データを含む楽曲データを記憶する記憶手段と、
    操作者の動作を検出する検出手段と、
    楽音を出力可能な楽音出力装置に対し、当該楽音出力装置が出力すべき楽音に関する特徴量のうちの音程を前記音程データに従って指示する一方、楽音に関する音程以外の特徴量のうち少なくとも一の特徴量を前記検出手段により検出された操作者の動作に応じて指示する制御手段と
    を具備することを特徴とする楽音制御装置。
  2. 前記制御手段は、楽曲を構成する各楽音を出力すべきタイミングとして、前記操作者の動作に応じたタイミングを、前記楽音出力装置に対して指示することを特徴とする請求項1に記載の楽音制御装置。
  3. 操作者によって操作される操作子を具備し、
    前記検出手段は、前記操作子に与えられた操作を検出する一方、
    前記制御手段は、楽曲を構成する各楽音を出力すべきタイミングとして、前記操作子に与えられた操作に応じたタイミングを、前記楽音出力装置に対して指示すること
    を特徴とする請求項2に記載の楽音制御装置。
  4. 前記操作子は、操作者の動作に伴い特定の方向に沿って反復して移動可能な部材であり、
    前記制御手段は、前記操作子が移動しているときに、前記楽曲を構成する各楽音を出力すべき旨の指示を前記楽音出力装置に与えること
    を特徴とする請求項3に記載の楽音制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記操作子が前記特定の方向に沿った一方の向きに移動しているときに、前記楽曲を構成する各楽音を出力すべき旨の指示を前記楽音出力装置に与えること
    を特徴とする請求項4に記載の楽音制御装置。
  6. 前記操作子は、伸縮可能な連結部材を介して連結された一対の部材であり、
    前記制御手段は、操作者の動作に伴って前記一対の部材同士が遠ざけられているとき、または前記一対の部材同士が近づけられているときの少なくともいずれかにおいて、前記楽曲を構成する各楽音を出力すべき旨の指示を前記楽音出力装置に与えること
    を特徴とする請求項3に記載の楽音制御装置。
  7. 前記操作子は、操作者の動作に伴って振動する弦であり、前記制御手段は、前記弦が振動しているときに、前記楽曲を構成する各楽音を出力すべき旨の指示を前記楽音出力装置に与えること
    を特徴とする請求項3に記載の楽音制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記操作者の動作に応じた音量を、前記楽音出力装置が出力すべき楽音の音量として指示すること
    を特徴とする請求項1に記載の楽音制御装置。
  9. 前記検出手段は、前記操作者の動作に応じて変化する当該楽音制御装置の姿勢を検出する一方、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された楽音制御装置の姿勢に応じた音量を、前記楽音出力装置が出力すべき楽音の音量として指示すること
    を特徴とする請求項8に記載の楽音制御装置。
  10. 操作者によって操作される操作子を具備し、
    前記検出手段は、前記操作子に与えられた操作を検出する一方、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された操作に応じて、前記楽曲データに基づく楽音出力の進行または停止のいずれかを、前記楽音出力装置に対して指示すること
    を特徴とする請求項1に記載の楽音制御装置。
  11. 前記制御手段は、前記操作子が操作されている場合に楽音出力の進行を指示する一方、前記操作子が操作されていない場合に楽音出力の停止を指示すること
    を特徴とする請求項10に記載の楽音制御装置。
  12. 前記制御手段は、操作者の動作に応じたテンポを、楽音出力を進行させるテンポとして前記楽音出力装置に対して指示することを特徴とする請求項10または11に記載の楽音制御装置。
  13. 前記楽音出力装置が一体に配設されていることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の楽音制御装置。
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