JP2006161762A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
機関始動前における全閉位置の学習についての実行機会の確保と、機関始動時に始動のもたつきが発生せず、運転者に与える違和感が解消され、良好な始動性を得ることができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】
上記課題は、内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と前記スロットル弁を駆動するスロットル駆動手段と前記スロットル弁の開度を検出すると共に、スロットル固有の情報をメモリーに記憶するスロットル固有情報記憶手段と、前記スロットル弁を全閉点に駆動されたときの検出結果に基づいてスロットル全閉位置を算出し、前記算出されたスロットル全閉位置と前記固有情報記憶手段に記憶された固有情報の比較によりスロットルの全閉位置を設定することを特徴とする内燃機関の制御装置によって達成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子制御されるスロットル弁を有する内燃機関の制御装置に関し、特に、スロットル弁を全閉開度に位置したときのスロットルセンサの出力値から全閉位置を記憶する全閉位置学習制御に関する。
従来、電子制御されるスロットル弁の制御システムにおいては、少なくとも機関始動前(イグニッションON時)或いは機関停止時(イグニッションOFF時)に全閉位置の学習を行うことが知られている。即ち、スロットル弁を全閉開度に位置させ、そのときのスロットルセンサの出力からスロットル弁の全閉位置を算出し、それを全閉位置の学習値として記憶する。そして、該学習値に基づいてスロットル弁の制御が行われることが知られている。
しかし、機関停止時にスロットル弁の全閉位置を学習する技術では、全閉位置を学習しても、放置後の始動時には、スロットルの全閉位置を示すセンサの出力が変更されている可能性があり、検出精度に問題がある。
一方、機関始動前にスロットル弁の全閉位置を学習する技術では、スロットル弁の全閉位置学習が終了するまでは、機関始動ができないため、スタータスイッチをオンにしても直ちに始動させることができず、始動時のもたつきにより、運転者に違和感を与えてしまう。
これに対処するに、機関始動前にアクセル位置やバッテリ電圧などの情報により全閉位置学習条件が不成立の時、車両走行中においても、全閉位置を学習できるようにした内燃機関のスロットル制御装置が知られている。
特開平7−269406号公報
しかし、スロットルセンサの出力からスロットル弁の全閉位置を算出し、それを全閉位置の学習値として記憶する方法では、全閉側に駆動した際に異物等を噛み込んだ状態の場合に、異物等の噛み込み位置を全閉位置と誤学習する可能性がある。そのため、異物を込みこんだ場合には、誤学習しないように温度条件や駆動条件に制限があることが一般的である。しかしこの方法では、学習条件に制約が多いために、全閉位置を学習する機会が極端に少なくなりスロットル開度を正確に検出することが困難となり、スロットル自体の経時変化に伴う出力誤差等を全閉学習により修正することができないという不都合が発生する場合がある。スロットルの全閉位置学習ができないと、エンジン回転数が変動する等、始動直後のエンジン回転数の落ち込みや吹き上がり、アイドル時の目標回転数への収束性が悪化する等の不都合が生じる。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、温度や環境条件による学習頻度を制約することなく、正確にスロットル弁の全閉位置を正確に与えることができる内燃機関の制御装置に関する。
前記課題は、内燃機関の吸入通路に設けられたスロットル弁と、前記スロットル弁を開方向または閉方向に回転させるためのスロットル駆動手段と、スロットル弁の開度を検出するスロットル開度検出手段と、スロットル固有の情報を読み込む手段と、読み込んだスロットル固有の情報を電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリに記憶するスロットル固有情報記憶手段と、前記スロットル弁を全閉点に駆動するときのスロットル開度検出手段の検出結果からスロットル全閉位置を算出するスロットル全閉位置算出手段と、前記スロットル固有情報記憶手段に記憶されたスロットル固有情報の値と前記スロットル全閉位置算出手段の算出結果を比較する全閉位置比較手段と、を備え、前記全閉位置比較手段の比較結果によって、スロットルの全閉位置を設定する全閉位置設定手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置により達成される。
本発明によれば、機関始動前にスロットル全閉位置を設定するに際し、始動時のもたつきが発生せず、良好な始動性を得ることができる。
温度や環境条件による学習頻度に制約を受けることなく始動時からの正確なスロットル弁の全閉位置の把握をメモリーに記憶したストッロル固有の情報を用いることにより全閉位置検出結果と比較することにより実現した。
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。
図1に電子スロットル制御装置の概略構成図を示す。
図1に示すように、電子スロットル制御装置は、スロットルボディ1に併設されているスロットル弁2,このスロットル弁2を制御するコントロールユニット3,アクセルペダル4,アクセルペダルの踏角を検出するポテンショメータ等で構成されたアクセル開度センサ6,アクセルペダル4を有するアクセルペダルモジュールが併設されている。
また、スロットルボディ1に介装されているスロットル弁2と、アクセルペダルモジュールとは、機械的に連接されておらず、スロットル弁2は併設するDCモータ等から成るスロットル駆動手段としてのスロットルモータの駆動によりスロットル弁開度が制御される。また、スロットル弁2には、このスロットル弁2の実際のスロットル開度を検出するスロットル開度検出手段としてのスロットル開度センサが連設されている。尚、スロットルモータ,スロットル弁,スロットル開度センサ、及びスロットル弁を軸支するスロットル軸で電子スロットルが構成されている。
スロットル開度センサは、ポテンショメータ等で構成されたセンサであり、スロットル軸の回転角に比例して変化する電圧等の出力値に基づいてスロットル開度を検出する。
コントロールユニット3は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロコンピュータ等を主体に構成され、このCPUの入力側にアクセル開度センサがA/D変換器を介して接続されている。尚、このコントロールユニットは、エンジンコントロールユニットなどのコントロールユニットと一体化されたものであっても、別体となっているもののいずれであっても良い。
CPUでは、スロットル開度センサからのセンサ出力値に基づきスロットル弁の実際に開度を検出する。
一方、CPUの出力側に、駆動回路を介してスロットルモータが接続されている。
ドライバがアクセルペダルを踏み込むと、アクセル開度センサからA/D変換器を介してCPUに対し、アクセルペダルの踏角に対応した(例えば比較した)信号が出力される。CPUでは、アクセル開度センサで検出したアクセル開度に基づきドライバの要求するトルクを設定し、この要求トルクに基づき目標要求トルクを設定し、この目標要求トルクに基づき目標スロットル開度を設定する。そして、この目標スロットル開度に応じた駆動信号をスロットルモータへ出力して、スロットル弁を所定に開閉駆動させるとともに、スロットル開度センサで検出した実スロットル開度に基づき、スロットル弁が目標スロットル開度に収束するようにフィードバック制御する。
制御ユニットを実行されるスロットル全閉位置の認識は、具体的には、図2,図3に示すフローチャートに従って処理される。
即ちイグニッションを初回ONすると、図2に示す初回イグニッションON時のスロットル特性コード読み取り処理を行う。
まず、ステップ201で、特性コード読み取り装置との通信チェックを行う。ステップ201で通信チェックがNGであれば、ステップ209に進んで、本処理の異常を報知し本処理を終了する。ステップ201で通信チェックOKであれば、ステップ202に進む。ステップ202では、特性コードの読み取り条件をチェックする。特性コード読み取り条件がNGであれば、ステップ209に進んで、本処理の異常を報知し本処理を終了する。ステップ202で特性コード読み取り条件が成立すれば、ステップ203に進む。ステップ203では、特性コード読み取り装置で読み込んだスロットルの特性コードをコントロールユニット3に読み込む。ステップ204ではスロットルの特性コードをチェックする。ステップ204のスロットル特性コードのチェックは、図3を用いて説明を行う。ステップ204のスロットルの特性コードがチェックOKであれば、ステップ205に進む。ステップ205では、ステップ204でチェックしたスロットルの特性コードを不揮発性メモリに書き込む。ステップ206で不揮発メモリに書き込んだデータのチェックを行う。ステップ207では、ステップ206のチェック結果に基づいて、NG判定を行った場合は、ステップ209に進み、本処理の異常を報知して本処理を終了する。ステップ
207で書き込みチェック結果がOKであれば、本処理を正常終了する。
そのスロットルの特性コードのチェックの処理を図3に示す。この処理は、まずステップ301で、スロットル特性コード読み取り装置から通信で読み込んだ値をスロットルの全閉位置とする。ステップ302には、スロットル弁を全閉側に駆動させ全閉位置とする。ステップ303では、全閉位置でのスロットル開度情報をスロットルセンサから読み込む。ステップ304では、スロットルを全閉位置に駆動した際に取り込んだスロットルセンサの値をスロットルの全閉学習位置とする。ステップ305では、ステップ301で設定したスロットルの全閉位置をステップ304で設定したスロットルの全閉位置学習値の差が所定範囲以上であれば、ステップ307に進み、本処理の異常を報知する。ステップ305でスロットルの全閉位置とスロットルの全閉位置学習値が所定範囲以内であれば、ステップ306に進み、読み込んだスロットルの全閉位置情報を不揮発性メモリに書き込む。
ところで、修理工場等で自動車の修理を行う際に、電子スロットルを交換する場合、交換するスロットルの表面に表示された特性コードを修理工場等で用いている診断用テスター等で読み取り、本診断用テスター等で交換するスロットルの特性コードをエンジン制御ユニットに書き込む。
なお、本実施形態では、スロットルの特性データを図4,図5に記載のバーコードやGコード等によりコード化しているが、上記バーコードやGコードの形成用ソフトは、一般的に流通している形成用ソフトを用いるようにしても良い。
制御ユニットで実行されるスロットル全閉位置学習は、具体的には、図6,図7または図8,図9に示すフローチャートに従って処理される。
まず、図6のステップ601でイグニッションスイッチがONかどうかの判定を行い、イグニッションスイッチがOFFであれば本処理を行わない。
ステップ601でイグニッションスイッチがONであればステップ602に進み、不揮発性メモリに書き込まれたスロットルの固有情報を読み込む。ステップ603では、ステップ602で読み込まれたスロットルの固有情報の中から、スロットル全閉位置情報をスロットルの全閉位置に設定する。ステップ604では、ステップ603で設定したスロットルの全閉位置情報を基にスロットルを全閉位置に駆動させる。ステップ605ではスロットルの全閉位置でもスロットルセンサの値を読み込む。ステップ606では、スロットルセンサの読み取り値をスロットルの全閉位置学習値とする。ステップ607では、イグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置と、スロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較する。比較した結果、第一の上限値より値が大きい場合は、ステップ609に進み、本処理の異常を報知して処理を終了する。ステップ607の比較した結果が第一の上限値よりも小さい場合は、図7に示すスロットルの全閉位置補正を行う。
図7のステップ701では、イグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置と、スロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果、第一の上限値より値が大きい場合は、本処理を行わない。イグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置と、スロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果、第一の上限値より値が小さい場合は、ステップ702に進む。ステップ702では、イグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置と、スロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較する。比較した結果、第二の上限値より値が大きい場合は、ステップ703に進み、スロットルの経時変化以上の変化であり付着物等により全閉位置がずれたと考えられるために、不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置をスロットルの制御全閉位置とする。ステップ702でイグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置と、スロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果、第二の上限値より小さい場合は、
スロットルの制御全閉位置=スロットルの全閉位置×K+スロットルの全閉位置学習
値×(1−K)
として、スロットルの制御全閉位置を補正する。ここで、Kはスロットルの変化量で与えられる重み係数であり、予め実験などに基づいて求められる値である。
また、図8,図9では、スロットルのデフォルト位置を用いて全閉位置を補正する方法を説明する。
まず、図8のステップ801でイグニッションスイッチがONかどうかの判定を行い、イグニッションスイッチがOFFであれば本処理を行わない。
ステップ801でイグニッションスイッチがONであればステップ802に進み、不揮発性メモリに書き込まれたスロットルの固有情報を読み込む。ステップ803では、ステップ802で読み込まれたスロットルの固有情報の中から、スロットル全閉位置情報をスロットルの全閉位置に、スロットルのデフォルト位置を読み込まれたスロットルデフォルト位置情報に設定する。ステップ804では、デフォルト位置でのスロットルセンサの値を読み込む。ステップ805では、スロットルセンサの読み取り値をスロットルの制御デフォルト位置とする。ステップ806では、ステップ803で設定したスロットルの全閉位置情報を基にスロットルを全閉位置に駆動させる。ステップ807ではスロットルの全閉位置でのスロットルセンサの値を読み込む。ステップ808では、スロットルセンサの読み取り値をスロットルの全閉位置学習値とする。ステップ809では、イグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置とスロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果と、不揮発性メモリから読み込んだスロットルのデフォルト位置とスロットルセンサの値であるスロットルの制御デフォルト値を比較した結果を比較する。その比較した結果が、第一の上限値より値が大きい場合は、ステップ811に進み、図9に示すスロットルの全閉位置補正を行う。ステップ809でイグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置とスロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果と、不揮発性メモリから読み込んだスロットルのデフォルト位置とスロットルセンサの値であるスロットルの制御デフォルト値を比較した結果、第一の上限値より値が小さい場合は、スロットルの全閉位置学習値をスロットルの制御全閉位置とする。
次に、図8のステップ809で、イグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置とスロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果と、不揮発性メモリから読み込んだスロットルのデフォルト位置とスロットルセンサの値であるスロットルの制御デフォルト値を比較した結果、第一の上限値より値が大きい場合は、図9に示すスロットルの規準位置補正を行う。
図9のステップ901では、イグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置とスロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果と、不揮発性メモリから読み込んだスロットルのデフォルト位置とスロットルセンサの値であるスロットルの制御デフォルト値を比較した結果、第一の上限値より値が小さい場合は、本処理を行わない。イグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置とスロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果と、不揮発性メモリから読み込んだスロットルのデフォルト位置とスロットルセンサの値であるスロットルの制御デフォルト値を比較した結果、第一の上限値より値が大きい場合は、ステップ902に進む。ステップ902では、イグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置とスロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果と、不揮発性メモリから読み込んだスロットルのデフォルト位置とスロットルセンサの値であるスロットルの制御デフォルト値を比較した結果を比較する。比較した結果、第二の上限値より値が大きい場合は、ステップ904に進み、スロットルの経時変化以上の変化であり付着物等により全閉位置がずれたと考えられるために、不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置をスロットルの制御全閉位置とする。ステップ902でイグニッションON時に不揮発性メモリから読み込んだスロットルの全閉位置とスロットルセンサの値であるスロットルの全閉位置学習値を比較した結果と、不揮発性メモリから読み込んだスロットルのデフォルト位置とスロットルセンサの値であるスロットルの制御デフォルト値を比較した結果、第二の上限値より小さい場合は、
スロットルの制御全閉位置=スロットルの全閉位置×K+スロットルの全閉位置学習
値×(1−K)
として、スロットルの制御全閉位置を補正する。ここで、Kはスロットルの変化量で与えられる重み係数であり、予め実験などに基づいて求められる値である。
また上記不揮発性メモリから読み込んだスロットルのデフォルト位置とスロットルセンサの値であるスロットルの制御デフォルト値を比較した結果に基づいても設定できる。
図10は、本発明を行った場合の全閉学習の動作を示している。従来の全閉位置学習では、スロットルの全閉位置を認識するためにスロットル弁を徐々に全閉側に動作させるために、全閉位置を学習には時間が必要であった。また、全閉位置において、診断を行っているために、スロットルが異常と運転者に報知するまで時間が必要であった。
しかし、本発明では、予めスロットルのデフォルト位置がメモリに書き込まれているため、メモリから読み込んだスロットルのデフォルト位置と実際のデフォルト位置と比較することで、スロットルの異常を瞬時に把握することができる。
図11は、これまで説明した学習の考え方を纏めたものである。従来の学習制御では、学習のバラツキを把握するために、初期バラツキに温度特性等の環境バラツキに更に劣化によるバラツキまで考慮して学習の許可範囲を設定していた。しかし本発明では、部品固有の初期バラツキをコントロールユニット内の不揮発性メモリの中に記憶しているため、学習の範囲としては、環境バラツキと劣化バラツキ分のみを考慮することでよいために、学習の範囲を狭くすることができる。
図12は、学習の範囲を広くした場合の不具合を示したものである。従来の方法では、異物等による噛み込み分が発生した場合に、学習の範囲を広くしているために異物等の噛み込み点を全閉点と誤学習する可能性がある。しかし本発明では、学習範囲を初期バラツキ分を除くバラツキの範囲として設定しているために、異物等の噛み込み点で誤学習する可能性がなくなる。
以上により、機関始動前における全閉位置の学習についての実行機会の確保することができ、かつ機関始動時に始動のもたつきを発生させずに、運転者に与える違和感が解消され、良好な始動性を得ることができる内燃機関の制御装置を提供することができる。
電子スロットルのスロットル全閉位置を始動時にスロットル弁を全閉させることなく設定できるようにする。
電子スロットル制御装置の概略構成図。 イグニッションON時にスロットル特性コードの書き込みを示すフローチャート。 イグニッションON時にスロットル全閉位置の読み取りを示すフローチャート。 スロットルの特性コードをスロットル表面に貼付された状態を示す図。 上記特性コードを貼付された別の変形例の図。 イグニッションON時にスロットル全閉位置を設定する方法を示すフローチャート。 イグニッションON時にスロットル全閉位置を補正する方法を示すフローチャート。 イグニッションON時にスロットル全閉位置を設定する方法を示すフローチャート。 イグニッションON時にスロットル全閉位置を補正する方法を示すフローチャート。 本発明を用いた効果を示す例。 本発明の効果を説明する図。 本発明を用いた効果を示す例。
符号の説明
1…スロットルボディ、2…スロットル弁、3…コントロールユニット、6…アクセル開度センサ。

Claims (12)

  1. 内燃機関の吸入通路に設けられたスロットル弁と、前記スロットル弁を開方向または閉方向に動作させるスロットル駆動手段と、スロットル弁の開度を検出するスロットル開度検出手段と、スロットル固有の情報を読み込む手段と、読み込んだスロットル固有の情報を電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリに記憶するスロットル固有情報記憶手段と、
    前記スロットル弁を全閉点に駆動したときのスロットル開度検出手段の検出結果に基づいてスロットル全閉位置を算出するスロットル全閉位置算出手段と、
    前記スロットル固有情報記憶手段に記憶されたスロットル固有情報の値と、前記スロットル全閉位置算出手段の算出結果とを比較する全閉位置比較手段と、を備え、
    前記全閉位置比較手段の比較結果に基づいて、スロットルの全閉位置を設定する全閉位置設定手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の全閉位置設定手段は、全閉位置比較手段の比較結果が第一の設定値以下のときは、前記スロットル全閉位置算出手段の算出結果をスロットルの全閉位置として設定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 請求項1に記載の全閉位置設定手段は、全閉位置比較手段の比較結果が第一の設定値を超えているときであっても、該第一の設定値よりも高い第二の設定値以下のときは、前記スロットル全閉位置を補正して新たなスロットル全閉位置を設定するスロットル全閉位置補正手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 請求項3に記載のスロットル全閉位置補正手段は、前記スロットル固有情報記憶手段に記憶されたスロットル固有情報の値と前記スロットル全閉位置算出手段の算出値に加重平均をすることで、上記スロットル全閉位置を補正することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. 請求項1に記載の全閉位置設定手段は、全閉位置比較手段の比較結果が第二の設定値を超えているときは、前記スロットル全閉位置の更新を禁止して新たなスロットル全閉位置を設定するスロットル全閉位置再設定手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  6. 請求項5に記載のスロットル全閉位置再設定手段は、前記スロットル固有情報記憶手段に記憶されたスロットル固有情報の値を、スロットル全閉位置として設定する手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  7. 内燃機関の吸入通路に設けられたスロットル弁と、前記スロットル弁を開方向または閉方向に回転させるためのスロットル駆動手段と、前記スロットル駆動手段を停止させたときに前記スロットル弁を予め設定したデフォルト位置に保持させるスロットルデフォルト位置保持手段と、スロットル弁の開度を検出するスロットル開度検出手段と、スロットル固有の情報を読み込む手段と、読み込んだスロットル固有の情報を電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリに記憶するスロットル固有情報記憶手段と、該スロットル弁を全閉点に駆動するときのスロットル開度検出手段の検出結果からスロットル全閉位置を算出するスロットル全閉位置算出手段と、該スロットル駆動手段を停止させたときにスロットル開度検出手段の検出結果からスロットルデフォルト位置を算出するスロットルデフォルト位置算出手段と、前記スロットル固有情報記憶手段に記憶されたスロットル固有情報の値と前記スロットル全閉位置算出手段の算出値を比較する全閉位置比較手段と、前記スロットル固有情報記憶手段に記憶されたスロットル固有情報の値と前記スロットルデフォルト位置算出手段の算出値を比較するデフォルト位置比較手段と、前記全閉位置比較手段の比較結果とデフォルト位置比較手段の比較結果を比較するスロットル開度比較手段と、を備え、
    前記スロットル開度比較手段の比較結果によって、スロットルの全閉位置を設定する全閉位置設定手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  8. 請求項7に記載の全閉位置設定手段は、スロットル開度比較手段の比較結果が第一の設定値以下のときは、前記スロットル全閉位置算出手段の算出値をスロットルの全閉位置として設定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  9. 請求項7に記載の全閉位置設定手段は、スロットル開度比較手段の比較結果が第一の設定値を超えているときであっても、前記第一の設定値よりも高い第二の設定値以下のときは、前記スロットル全閉位置を補正して新たなスロットル全閉位置を設定するスロットル全閉位置補正手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  10. 請求項9に記載のスロットル全閉位置補正手段は、前記スロットル固有情報記憶手段に記憶されたスロットル固有情報の値と前記スロットル全閉位置算出手段の算出値に加重平均をすることで、上記スロットル全閉位置を補正することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  11. 請求項9に記載のスロットル全閉位置補正手段は、前記全閉位置比較手段の比較結果をデフォルト位置比較手段の比較結果以下に制限することで上記スロットル全閉位置を補正することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  12. 請求項7に記載の全閉位置設定手段は、全閉位置比較手段の比較結果が第二の設定値を超えているときは、前記スロットル全閉位置の更新を禁止して新たなスロットル全閉位置を設定するスロットル全閉位置再設定手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
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JP2014084848A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Denso Corp バルブ装置及びバルブ装置の製造方法
JP2022142611A (ja) * 2021-03-16 2022-09-30 ダイハツ工業株式会社 内燃機関の制御装置、スロットルバルブ開度の初期学習方法

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