JP2006159372A - 産業用ロボット - Google Patents

産業用ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2006159372A
JP2006159372A JP2004356995A JP2004356995A JP2006159372A JP 2006159372 A JP2006159372 A JP 2006159372A JP 2004356995 A JP2004356995 A JP 2004356995A JP 2004356995 A JP2004356995 A JP 2004356995A JP 2006159372 A JP2006159372 A JP 2006159372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
base
axis
movable
industrial robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004356995A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Harada
貴志 原田
Takahiro Inada
隆浩 稲田
Yuji Maeguchi
裕二 前口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2004356995A priority Critical patent/JP2006159372A/ja
Publication of JP2006159372A publication Critical patent/JP2006159372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract


【課題】 ケーブルにおける過度の弛みおよび張りを防いで、ケーブルの寿命を延ばすとともに、アームの可動範囲を広げることができる産業用ロボットを提供する。
【解決手段】 カバー体61がケーブル22を覆い、ケーブル保持部51が手先第1軸線L1まわりに角変位自在に設けられる。また第3手首可動部42に連結されて、ケーブル22が緩やかに挿通するケーブル案内部52を有する。これによってケーブル22が手先基部39から大きく突出することがなく、弛んだケーブル22が周辺機器に干渉することを防ぐことができる。これによってケーブル22の寿命を延ばすとともに、狭い領域にロボットを配置することができる。また、ケーブル案内部52の挿通孔をケーブル22が挿通することによって、ケーブル案内部52に対してケーブル22が移動することが許容され、ケーブル22が過度に張ることを防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンドエフェクタに接続されるケーブルを案内する案内機構を備える産業用ロボットに関する。
第1の従来技術の産業用ロボットとして、スポット溶接を行うために、先端部に溶接ガンを装着するものがある。この産業用ロボットは、ワークの溶接位置に溶接ガンを移動させて、溶接作業を行う。溶接ガンには、ケーブルを介して動力源から動力が与えられる。ケーブルは、一端部が溶接ガンに接続され、他端部が動力源などに接続される。ケーブルは、ロボットの外側を伝って溶接ガンから動力源まで延びる。なおケーブルは、溶接電流、ガン駆動用の動力、冷却水および動作信号を供給するための配管および配線の束である。ケーブルは、産業用ロボットの各軸に設けられるクランプ部材によって部分的に拘束される。
ロボットアームが、手首ひねり、手首曲げまたは手首回転の少なくともいずれかを行うなどして、ロボットの各軸が互いに相対変位する場合、各軸に設けられるクランプ部材の間の距離が変化する。これによってケーブルは、クランプ部材間で変形して、弛みまたは張りが生じる。ロボットの各軸が大きく変位すると、ケーブルが弛みすぎて周辺機器と干渉したり、ケーブルが張りすぎて切断したりするおそれがある。したがってロボットの動作範囲が狭くなってしまう。
また第2の従来技術の産業用ロボットが、特許文献1に開示されている。このロボットは、クランプ部1bがアームの長手方向に移動可能に構成される。クランプ部1bは、ロボットの手首動作に応じて、前記長手方向に変位移動されることによって、クランプ部1bよりも先端側のケーブル部分の弛みおよび張りを防ぐ。
また第3の従来技術の産業用ロボットが、特許文献2に開示される。このロボットは、相対的に角変位する上部アーム1と手首基台2とが形成される。ケーブル7は、上部アーム1から手首基台2まで延びるまでに、上部アーム1に固定される2つのクランプ部10,11と、手首基台2に固定されるクランプ部13とによってクランプされる。ケーブル7は、上部アーム1に固定される2つのクランプ部10,11の間を、上部アーム1の軸線まわりにU字状に巻きついて延びる。上部アーム1に対して手首基台2が角変位すると、手首基台に固定されるクランプ部13に対して、ケーブル7が出し入れされる。ケーブル7は、上部アーム1に巻きつく量が増減することによって、手先基台2に沿って延びるケーブル7の弛みおよび張りが防がれる。
特開2001−150382号公報 特開2003−136462号公報
第2の従来技術では、クランプ部1bが移動することによって、クランプ部1bよりも先端側のケーブル部分の弛みおよび張りが防がれる。しかしながらクランプ部1bよりも基端側のケーブル部分に、弛みおよび張りが生じてしまう。またアームの長手方向の長さが短い場合には、クランプ部1bの変位量を大きくすることができない。したがって第1の従来技術と同様に、アームの動作範囲を大きくことができないという問題がある。さらにクランプ部1bを変位移動する変位手段が必要となり、ロボットが大形化するという問題がある。
第3の従来技術では、U字形状を保った状態でケーブル7が変形する。したがってケーブルが手先基台2に引き出されたときには、上部アーム1に沿って延びるケーブルの曲率半径が小さくなり、ケーブルに生じる負担が大きくなる。またケーブル7は、手首基台側のクランプ部11から溶接ガンに向かって余分に抜け出しやすく、また抜け出したら元に戻りにくい。これによって手先基台2に沿って延びるケーブル部分が必要以上に弛んだ状態になりやすい。したがって第1の従来技術と同様に、アームの動作範囲を大きくことができないという問題がある。このような問題は、溶接ガン以外のエンドエフェクタを手先に装着する産業用ロボットであっても同様に生じる。
したがって本発明の目的は、ケーブルにおける過度の弛みおよび張りを防いで、ケーブルの寿命を延ばすとともに、アームの可動範囲を広げることができる産業用ロボットを提供することである。
本発明は、基部と、
基部に連結されて、基部の軸線と一致する第1軸線まわりに角変位する第1可動部と、
第1可動部に連結されて、前記第1軸線に垂直な第2軸線まわりに変位する第2可動部と、
第2可動部に連結されて、前記第2軸線に垂直な第3軸線まわりに変位し、エンドエフェクタが装着される第3可動部と、
基部から離れた位置に配置される供給体とエンドエフェクタとを接続するケーブルと、
ケーブルを部分的に基部に固定するケーブル固定部と、
ケーブル固定部よりも第1可動部側に位置し、前記第1軸線まわりに角変位自在に設けられて、ケーブル固定部から延びるケーブル部分を湾曲させた状態で、保持するケーブル保持部と、
第3可動部に連結されて、ケーブル保持部から延びるケーブル部分が緩やかに挿通する挿通孔が形成されるケーブル案内部と、
ケーブル固定部とケーブル保持部との間を延びるケーブル部分を覆うカバー体とを有することを特徴とする産業用ロボットである。
本発明に従えば、ケーブル保持部とケーブル固定部との間を延びるケーブル部分は、カバー体の内部空間に収容され、カバー体によって内部空間から抜出ることが阻止される。ケーブル保持部とケーブル固定部との間を延びるケーブル部分は、弛んだとしてもカバー体の内部空間内で変形し、カバー体の内部空間から突出することが防がれる。
基部に対して第1可動部が角変位すると、第1可動部とともにケーブル案内部が第1軸線まわりに角変位する。ケーブルおよびケーブル保持部は、ケーブル案内部とともに第1軸線まわりに角変位する。ケーブル保持部とケーブル固定部との間を延びるケーブル部分は、湾曲して弛んでいる状態から、第1可動部が第1軸線の周方向一方に角変位することで、弛みが解消されて張った状態となる。また張った状態から第1可動部が第1軸線の周方向他方に角変位することで、張りが解消されて弛んだ状態となる。
また第1可動部の角変位とともにケーブル保持部が角変位するので、カバー体の内部空間のケーブル部分はU字状以外の形状にも変形することができる。またケーブル固定部とケーブル保持部との間のケーブルの長さを一定に保つことができるので、内部空間からケーブルが引き出されることを防ぐことができる。
本発明は、前記挿通孔を挿通するケーブルが基部側およびエンドエフェクタ側へ移動する移動量を制限する移動量制限手段をさらに有することを特徴とする。
本発明に従えば、第1可動部を基部に対して角変位する場合、エンドエフェクタ側のケーブル部分が基部側に引っ張られる。このような場合に移動量制限手段が、エンドエフェクタ側のケーブル部分の移動を制限することで、過剰なケーブルの移動を防いで、基部側のケーブル部分の弛みが大きくなることを防ぐことができる。
また第3可動部を第2可動部に対して角変位する場合、基部側のケーブル部分がエンドエフェクタ側に引っ張られる。このような場合に、移動量制限手段が、基部側のケーブル部分の移動を制限することで、過剰なケーブルの移動を防いで、エンドエフェクタ側のケーブル部分の弛みが大きくなることを防ぐことができる。また移動量制限手段が少量のケーブルの移動を許容することによって、ケーブルが過度に張ることを防ぐことができる。
また本発明は、移動量制限手段は、第2可動部に対して第3可動部が可動範囲内で角変位するときに、ケーブルがケーブル案内部を通過するのに必要なケーブルの最大移動量ΔXの移動を許容することを特徴とする。
本発明に従えば、第3可動部が第2可動部に対して最大可動範囲内で角変位しても、ケーブル案内部とエンドエフェクタとの間のケーブル部分に大きな張りが生じることを防ぐことができる。
また本発明は、ケーブル保持部は、基部に対して第1可動部が最大可動範囲で角変位したときにケーブルの弛みが維持されるように、ケーブルを湾曲させた状態で保持することを特徴とする。
本発明に従えば、第1可動部が基部に対して最大可動範囲内で角変位しても、ケーブル保持部とケーブル固定部との間のケーブル部分に大きな張りが生じることを防ぐことができる。
また本発明は、カバー体は、第1軸線を中心とする円筒状に形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、ケーブル保持部とケーブル固定部との間のケーブル部分の変形が、第1可動部の角変位ごとに異なっても、また、ケーブル保持部とケーブル固定部との間のケーブル部分の湾曲部分が大きくても、カバー体の内部空間からケーブルが突出することを確実に防ぐことができる。また切粉などの加工片がカバー体の内部空間に侵入することを防ぎ、ケーブルとカバー体との摺動を円滑に保つことができる。
また本発明は、ケーブル保持部は、カバー体の内部空間に配置されることを特徴とする。
本発明に従えば、ケーブル保持部にごみやほこりが付着することを防止することができ、ケーブル保持部による円滑な角変位を長期にわたって継続することができる。
また本発明は、ケーブル保持部とともに角変位し、ケーブルが貫通する貫通孔が形成されて、カバー体の開口を塞ぐ蓋体をさらに有することを特徴とする。
本発明に従えば、蓋体が設けられることによって、より確実にカバー体の内部空間内にごみおよびほこりが侵入することを防ぐことができる。
また本発明は、カバー体は、第1軸線を含む平面で2分割される第1分割体と第2分割体とを含んで構成され、第1分割体にはフック部材が設けられ、第2分割体には係止部材が設けられて、フック部材が係止部材に係合することによって、第1分割体と第2分割体とが一体に構成されることを特徴とする。
本発明に従えば、カバー体を分割してカバー体の内部空間を開放することで、内部空間内のメンテナンスを容易に行うことができる。またフック部材が係止部材に係合または係合解除することによって、第1分割体と第2分割体とを一体または分割にすることができるので、ボルトおよびナットによって第1分割体と第2分割体とを一体または分割にする場合に比べて、カバー体の分割に関する作業に費やす時間を短縮することができる。
また本発明は、ケーブルの断面積が、1000mm以上2500mm以下となるように設定されることを特徴とする。なおケーブルの断面積と剛性とは、互いに相関関係を有する。
本発明に従えば、ケーブルの断面積が1000mm以上に設定されることによって、いわゆるケーブルのコシを強くすることができ、第1軸線まわりに角変位するケーブルとともに、ケーブル保持部を角変位させることができる。なお、ケーブルの断面積が1000mm未満であると、ケーブルに追従してケーブル保持部が角変位しない場合があり、ケーブルが損傷するおそれがある。
またケーブルの断面積が2500mm以下に設定されることによって、ケーブルに十分な可撓性を与えることができ、ロボットの動きに合わせてケーブルを変位させることができる。なお、ケーブルの断面積が2500mmを超える場合には、ケーブルが十分に変形せずに、ロボットの動作に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明では、上述したようにケーブルの断面積が1000mm以上、2500mm以下に設定されることによって、ケーブルに追従させてケーブル保持部を角変位させるとともに、ケーブルがロボットの動作に悪影響を及ぼすことが防がれる。なお、ケーブルの剛性が低い場合には、剛性を高めるための模擬ケーブルをケーブルに混入して、ケーブルの剛性が上述した所定範囲を満足するように設定してもよい。
本発明によれば、カバー体がケーブルを覆い、ケーブル保持部が第1軸線まわりに角変位自在に設けられる。これによってカバー体に覆われるケーブル部分が基部から突出することがなく、弛んだケーブルが周辺機器に干渉することを防ぐことができる。これによってケーブルの寿命を延ばすとともに、狭い領域にロボットを配置することができる。また、基部に対する第1可動部の角変位量を大きくすることができ、ロボットの可動範囲を広げることができる。
さらにケーブル保持部が第1軸線まわりに角変位自在に設けられるので、内部空間のケーブル部分は、U字状以外の形状にも変形することができ、負担の少ない形状に変形する。いいかえると内部空間内のケーブル部分の曲率半径が小さくなることを防いで、ケーブルを変形させることができる。これによってケーブルの損傷を防いで、寿命を延ばすことができる。また、ケーブル固定部とケーブル保持部との間のケーブル部分がケーブル保持部から引き出されることがないので、ケーブル保持部とケーブル案内部との間のケーブル部分の弛みが小さい状態に維持することができる。これによってケーブルが周辺機器に干渉することをさらに確実に防ぐことができる。なお、周辺機器は、ロボット自体も含む。
また、ケーブルが基部の外周を湾曲して巻きつくことによって、基部の長さが短くても、ケーブルが弛んだ状態から張るまでに角変位可能な第1可動部の可動範囲を広くすることができる。さらに第2の従来技術のように、弛みを防ぐためにケーブル保持部を変位させる駆動源を必要とせず、ロボットを安価にかつ軽量化することができる。
また本発明によれば、移動量制限手段が、挿通孔を移動するケーブルの移動量を制限することによって、ケーブル案内部に対して基部側のケーブル部分の弛みが大きくなることを防ぐことができる。またケーブル案内部に対してエンドエフェクタ側のケーブル部分の弛みが大きくなることを防ぐことができる。これによってケーブルによる周辺機器への干渉をさらに減らして、狭い領域にもエンドエフェクタを配置することができる。
また、基部に対する第1可動部の角変位量、第2可動部に対する第3可動部の角変位量を大きくすることができ、ロボットの可動範囲を広げることができる。さらに移動量制限手段が少量のケーブルの移動を許容することによって、ケーブルが過度に張ることを防ぐことができ、剛性が高いケーブルであっても円滑に変形させることができる。またケーブルの損傷を防止することができる。
また本発明によれば、第3可動部が第2可動部に対して最大可動範囲内で変位しても、ケーブル案内部とエンドエフェクタとの間のケーブル部分に大きな張りが生じることを防ぐことができる。したがって周辺機器との干渉を防ぐとともにケーブルの寿命を長くすることができる。
また本発明によれば、第1可動部が基部に対して最大可動範囲内で変位しても、ケーブル保持部とケーブル固定部との間のケーブル部分に大きな張りが生じることを防ぐことができる。したがってケーブルの寿命を長くすることができる。また、基部に対して第1可動部を最大可動範囲内で角変位させることができる。
また本発明によれば、カバー体が円筒状に形成されることによって、カバー体の内部空間からケーブルが突出することを確実に防ぐことができる。また切粉などの加工片がカバー体の内部空間に侵入することを防ぎ、ケーブルとカバー体との摺動状態を円滑に保つことができる。
また本発明によれば、カバー体の内部空間にケーブル保持部を配置することによって、カバー体によってケーブル保持部にごみやほこりが付着することを防止することができ、ケーブル保持部による円滑な角変位移動を長期にわたって継続することができる。具体的には、ケーブル保持部が第1軸線まわりに角変位する場合の抵抗力を小さい状態で維持することができる。
また本発明によれば、蓋体が設けられることによって、カバー体の内部空間内にごみおよびほこりが侵入することをさらに防ぐことができる。これによってケーブル保持部による円滑な角変位を長期にわたって継続することができる。また切粉などの加工片がカバー体の内部空間に侵入して、ケーブルとカバー体との摺動を妨げることを防ぐことができる。
また本発明によれば、カバー体が分割可能に形成されることによって、カバー体の内部空間内のメンテナンスを容易に行うことができる。またフック部材と係止部材とを用いることによって、カバー体の分割に関する作業に費やす時間を短縮することができる。
また本発明によれば、ケーブルの断面積が1000mm以上、2500mm以下に設定されることによって、ケーブルに追従させてケーブル保持部を角変位させるとともに、ロボットの動作に悪影響を及ぼすことが防がれる。
図1は、本発明の実施の第1形態である産業用ロボット20の一部を示す正面図であり、図2は、産業用ロボット20の一部を示す側面図である。本実施の形態では、産業用ロボット20は、垂直多関節型6軸ロボットであり、スポット接合を行う。産業用ロボット20は、相互に角変位可能に複数の可動部が連結され、先端部に溶接ガン21が装着される。産業用ロボット20は、各可動部を相互に角変位することによって、溶接ガン21を予め定める溶接位置に移動させて、溶接位置でスポット接合を行う。溶接ガン21は、ロボットの先端部に装着されるエンドエフェクタとなる。溶接ガン21は、ケーブル22によって、ロボットに対して離反した位置に設けられる供給体に接続される。
本実施の形態では供給体は、溶接ガン21に溶接用の電流を供給する電源装置、溶接ガン21が駆動するための動力を供給する電源装置、溶接ガン21の動作信号を与えるロボットコントローラ、冷却ガンを冷却する冷却水を供給する冷却水の供給ポンプなどの1または複数の装置である。したがってケーブル22は、供給体から動力、信号、電力、気体および液体などを溶接ガン21に供給する配線および配管の束となる。本実施の形態では、配線および配管の束は、可撓性および防火性を有する布状の被覆体によって被覆される。これによってロボット動作時にケーブルを保護することができる。
図3は、産業用ロボット20を簡略化した図である。産業用ロボット20は、主に溶接ガン21の3次元位置を決定するための3つの関節部30,31,32と、主に溶接ガン21の姿勢を決定するための3つの関節部33,34,35とを有する。また各関節部30〜35によって連結される複数の可動部37〜42を有する。
具体的には、産業用ロボット20は、基台36と、アーム第1関節部30と、第1アーム37と、アーム第2関節部31と、第2アーム38と、アーム第3関節部32と、第3アーム39とを含む。
基台36は、予め定める固定位置に固定される。第1アーム37は、アーム第1関節部30を介して基台36に連結される。第2アーム38は、アーム第2関節部31を介して第1アーム37に連結される。第3アーム39は、アーム第3関節部32を介して第2アーム38に連結される。
アーム第1関節部30は、アーム第1軸線まわりに角変位可能に第1アーム37を連結する。アーム第1軸線は、予め基台36に設定され、たとえば鉛直に延びる。アーム第2関節部31は、アーム第2軸線まわりに角変位可能に第2アーム38を連結する。アーム第2軸線は、第1アーム37に設定される。アーム第2軸線は、前記アーム第1軸線に交差し、アーム第1軸線に対して垂直に延びる。
アーム第3関節部32は、アーム第3軸線まわりに角変位可能に第3アーム39を連結する。アーム第3軸線は、第2アーム38に設定され、前記アーム第2軸線に対して平行に延びる。なお、第3アーム39を手首基部39と称する場合がある。
また産業用ロボット20は、手首第1関節部33と、第1手首可動部40と、手首第2関節部34と、第2手首可動部41と、手首第3関節部35と、第3手首可動部42とを含む。
第1手首可動部40は、手首第1関節部33を介して手首基部39に連結される。第2手首可動部41は、手首第2関節部33を介して第1手首可動部40に連結される。第3手首可動部42は、手首第3関節部35を介して第2手首可動部41に連結される。
手首第1関節部33は、手首第1軸線L1まわりに角変位可能に第1手首可動部40を連結する。手首第1軸線L1は、手首基部39に設定され、手首基部39と同軸に延びて、アーム第3軸線に垂直に延びる。手首第2関節部34は、手首第2軸線L2まわりに角変位可能に第2手首可動部41を連結する。手首第2軸線L2は、第1手首可動部40に設定される。手首第2軸線L2は、前記手首第1軸線に交差し、手首第1軸線に対して垂直に延びる。
手首第3関節部35は、手首第3軸線L3まわりに角変位可能に第3手首可動部42を連結する。手首第3軸線L3は、第2手首可動部41に設定され、前記手首第2軸線L2に対して垂直に延びる。手首第1軸線L1、手首第2軸線L2および手首第3軸線L3は、互いに1点で交差する。また第3手首可動部42は、溶接ガン21が装着される。
上述した各アーム37〜39および各手首可動部40〜42は、ロボットの可動部となり、駆動手段によって対応する軸線まわりに角変位駆動する。これによって第3手首可動部42に装着される溶接ガン21を任意の位置および姿勢に配置することができる。なお、本明細書において角変位は、360°以上の角変位も含む。また、可動部に沿って溶接ガン21に向かう方向を先端方向X1と称し、可動部に沿って基台36に向かう方向を基端方向X2と称する場合がある。
溶接ガン21と供給体23とを接続するケーブル22は、少なくとも基部39と各手首可動部40〜42とに沿って延びる。産業用ロボット20は、ケーブル22を案内するケーブル案内機構を有する。案内機構は、各手首可動部40〜42が変位した場合でも、ケーブル22を各手首可動部40〜42に沿わせた状態に保つ。ケーブル案内機構は、後述する基端側ケーブル固定部50、ケーブル保持部51、ケーブル案内部52、カバー体61およびストッパ部材62,63を含む。
図1および図2は、産業用ロボット20の手首に関連する部分を示す図であり、図4は、産業用ロボット20の外観を示す写真である。図1および図2を用いて、ケーブル案内機構について説明する。本実施の形態は、ケーブル案内機構は、手首基部39および手首可動部40〜42に沿わせた状態で、ケーブル22を案内する。なお、手首基部39から供給体23までのケーブル22の案内ついては省略する。
基部39は、外形形状が略円柱状に形成され、第1軸線L1と同軸に延びる。第1手首可動部40は、第1関節部33を介して基部39の先端部に連結され、第1軸線L1と同軸に延びる。第2手首可動部41は、略U字状に形成されて、凹所が形成される。第2手首可動部41の凹所は、第1手首可動部40の先端部に嵌り込む。第2関節部34は、第1手首可動部40と第2手首可動部41とを連結する。第3手首可動部41は、第3関節部35を介して第2関節部41の先端部に連結される。
第3手首可動部42は、基端側部分57と、先端側部分58と、結合部分59とを含む。基端側部分57は、第3関節部35に連結される。先端側部分58は、基端側部分57から第3軸線L3方向に離反して配置されて溶接ガン21を固定する。結合部分59は、基端側部分57と先端側部分58とを連結する。
基端側部分57と先端側部分58とは、第3軸線方向に間隔を開けて配置される。その間隔Y3は、ケーブル22の直径Y4よりも大きく形成される。また結合部分59は、第3軸線L3から垂直な方向に退避した配置される。これによって第3手首可動部42には、第3軸線L3に関して結合部分59と反対側に、第3軸線L3に垂直な平面に沿って開放する開放空間が形成される。
産業用ロボット20は、基部39にケーブル22を部分的に固定する基端側ケーブル固定部50a,50bを有する。基端側ケーブル固定部50a,50bは、基部39に直接または間接的に固定される。本実施の形態では、固定補助部材68を介して基端側ケーブル固定部50a,50bが基部39に固定される。固定補助部材68は、基部39に対して、基部39の外周部に基端側ケーブル固定部50a,50bを固定する。基端側ケーブル50a,50bは、固定補助部材68を介することによって、ケーブル22を基部39から離反した状態で、基部39に固定する。
基端側ケーブル固定部50a,50bは、2つ設けられる。一方の基端側ケーブル固定部50aは、基部39の長手方向に沿って延びるケーブル22を、基部39の長手方向に沿うように部分的に基部39に固定する。他方の基端側ケーブル固定部50bは、一方の基端側ケーブル固定部50aよりも先端方向X1に設けられ、一方の基端側ケーブル固定部50aから先端方向X1に向かうケーブルの方向を変えて、基部39に固定する。
具体的には、他方の基端側ケーブル固定部50bは、基部39の周方向にケーブル22が向くように、ケーブル22を部分的に基部39に固定する。これによって基部39の長手方向に沿って延びるケーブル22は、基端側ケーブル固定部50によって曲げられて、基部39の周方向に沿って延びる。
また産業用ロボット20は、ケーブル22を保持するケーブル保持部51を有する。ケーブル保持部51は、他方の基端側ケーブル固定部50bよりも先端方向X1に位置して、他方の基端側ケーブル固定部50bから延びるケーブル部分22aを湾曲させた状態で保持する。
またケーブル保持部51は、基部39の外周部に設けられ、基部39に対して第1軸線L1まわりに角変位自在に構成される。ケーブル保持部51は、ケーブル22を保持した状態で、ケーブル22とともに第1軸線L1まわりに角変位自在となる。ケーブル保持部51は、先端方向X1および基端方向X2に抜け出すことを阻止してケーブルを保持する。したがってケーブル保持部51と基端側ケーブル固定部50との間のケーブル部分22aは、その長さが一定に保たれ、基部39の外周面に沿って湾曲して延びる。
また産業用ロボット20は、ケーブル22を案内するケーブル案内部52を有する。ケーブル案内部52は、第2手首可動部41に連結される。具体的には、ケーブル案内部52は、第1連結部材53を介して、第2手首可動部41に連結される。第1連結部材53は、第2手首可動部41に固定される。
第1連結部材53は、第2手首可動部41から突出して延びる突出部分53aと、突出部分53aから第2軸線L2に平行に延びる受部53bとが形成される。ケーブル案内部52は、第1連結部材53の受部53bに連結され、第2軸線L2上に配置される。言換えると第2軸線L2は、ケーブル案内部52を挿通する。
ケーブル案内部52は、受部53bに連結される支持部分54と、支持部分54から第2軸線L2に沿って延びる案内部分55とが形成される。案内部分55は、支持部分54に対して第2軸線L2まわりに回転可能に形成される。また案内部分55は、ケーブル22が挿通可能な挿通孔が形成される。この挿通孔は、ケーブル22の外径よりも大きい内径を有する。なお、挿通孔の軸線は、第2軸線L2と垂直に延びる。
ケーブル保持部51から先端方向X1に向かって延びるケーブル部分22bは、ケーブル案内部52の挿通孔を挿通し、溶接ガン21に向かって延びる。ケーブル22は、ケーブル案内部52の挿通孔に、緩やかに挿通することによって、ケーブル案内部52に対して移動および角変位が許容された状態で案内される。
また産業用ロボット20は、第3手首可動部42にケーブル22を部分的に固定する先端側ケーブル固定部56を有する。先端側ケーブル固定部56は、第3手首可動部42の先端側部分58に第2連結部材60を介して固定される。
先端側ケーブル固定部56は、第3手首可動部42の結合部分59よりも第3軸線L3に関して退避した位置に配置される。ケーブル案内部52を通過して先端方向X1に延びるケーブル22は、第3手首可動部42の先端側部分58と基端側部分57との間を通過し第3軸線L3の近傍を通過して、結合部分59を貫通して、先端側ケーブル固定部56に固定される。また、先端側ケーブル固定部56から先端方向X1に向かって延びるケーブル22は、溶接ガン21に設定される接続位置に接続される。
産業用ロボット20は、カバー体61を有する。カバー体61は、基端側ケーブル固定部50からケーブル保持部51まで延びるケーブル部分22aを覆う。カバー体61は、ケーブル22が、基部39に対して基部39の半径方向に大きく離れることを防ぐ。カバー体61は、円筒状に形成される。カバー体61は、基部39の軸線と同軸に形成されて、基部39に固定される。
カバー体61は、基部39のうち、少なくとも基端側ケーブル保持部50と、ケーブル保持部51との間の部分を全周にわたって覆う。したがってカバー体61は、その内部空間に基端側ケーブル固定部50と、ケーブル保持部51と、基端側ケーブル保持部50とケーブル保持部51との間を延びるケーブル部分22aとが収容される。カバー体61は、ケーブル22が内部空間で変形可能となるように、基部39とカバー体61との間の第1軸線L1に対して垂直な方向の距離Y5が、ケーブル22の直径Y4よりも十分大きく形成される。
上述したように、ケーブル22は、基部39と各手首可動部40〜42とに沿って溶接ガン21まで延びる。ケーブル22は、基部39を長手方向に沿って延び、一方の基端側ケーブル固定部50aによって、基部39に固定される。また他方の基端側ケーブル固定部50bによって曲げられる。ケーブル22は、他方の基端側ケーブル固定部50bから基部39の外周面に沿って周方向に延びるとともに、基部39の長手方向に湾曲して延びて、ケーブル保持部51に保持される。
ケーブル保持部51から先端方向X1に向かって延びたケーブル部分22bは、ケーブル案内部52の挿通孔を挿通する。ケーブル案内部52から先端に向かって延びたケーブル部分22cは、第3手首可動部42の基端側部分57と先端側部分58との間を通過して、先端側ケーブル固定部56によって固定される。そして先端側ケーブル固定部56から溶接ガン21に接続される。ケーブル22には、前記挿通孔を挿通するケーブル部分が先端方向X1および基端方向X2へ移動するケーブルの移動量を制限する移動量制限手段となるストッパ部材62,63が設けられる。
図5は、図2のV−V切断面線から見て産業用ロボット20を示す断面図であり、図6は、ケーブル保持部51を拡大して示す図である。ケーブル保持部51は、レール部分70と、角変位部分71と、保持部分72とを含んで構成される。レール部分70は、基部39の外周部に固定されてリング状に形成される。角変位部分71は、リング状に形成され、レール部分70に嵌合してレール部分70に沿って第1軸線L1まわりに角変位自在に設けられる。保持部分72は、角変位部分71に連結されてケーブル22を保持する。
レール部分70には、ベアリング73が嵌り込むことによって、角変位部分71を円滑に角変位させることができる。また保持部分72は、第1軸線L1に垂直な軸線L4まわりに角変位自在に設けられる。保持部分72は、2つの挟持部材74,75を有する。保持部分72は、2つの挟持部材74,75によって、ケーブル22を挟み込むことによってケーブル22を保持する。2つの挟持部材74,75は、ボルト締結されることによって、その間に挟まれるケーブル22を挟持することができる。ケーブル保持部51は、ケーブル22を基部39から離反させた状態で保持する。
また産業用ロボット20は、ケーブル案内部52とともに角変位し、ケーブル22が貫通する貫通孔69が形成されて、カバー体61の内部空間を部分的に塞ぐ蓋体64が設けられる。蓋体64は、加工片、スラグ、ごみおよびほこりなどがカバー体61の内部空間に侵入することを防ぐ。蓋体64は、ケーブル保持部51の角変位部分71に固定される。
図7(1)は、図1のVII−VII切断面線から見て産業用ロボット20を示す断面図であり、図7(2)は、図7(1)に示す状態から第2手首可動部41に対して第3手首可動部42が角変位した状態を示す図である。上述したように第3手首可動部42は、結合部分59から第3軸線Lに垂直な方向に開放する開放空間が形成される。先端側ケーブル固定部56は、第3手首可動部42の結合部分59よりも第3軸線L3に関して退避した位置に配置される。
第3手首可動部42に開放空間が形成されることによって、第2手首可動部41に対して第3手首可動部42が第3軸線L3まわりに角変位したときに、ケーブル22は、開放空間内で変形する。これによって第3手首可動部42とケーブル22とが当接することが防がれ、ケーブル22の変形を小さくすることができる。
図8は、ケーブル案内部52を拡大して示す断面図である。ストッパ部材62,63は、ケーブル22に固定されるリング状部材によって実現される。本実施の形態では、2つのストッパ部材62,63が設けられる。一方のストッパ部材62は、挿通孔76を挿通するケーブル部分に対して、基端方向X2に設けられる。
また他方のストッパ部材62は、挿通孔76を挿通するケーブル部分に対して、先端方向X1に設けられる。ストッパ部材62,63の外径D1は、ケーブル案内部52の挿通孔76の内径D2よりも大きく形成される。これによってストッパ部材62,63は、挿通孔76を通過することが阻止される。
一方のストッパ部材62と他方のストッパ部材63とは、ケーブル案内部52を挟んで、予め定める距離ΔX間隔を開けて配置される。この距離ΔLは、図7に示すように、第2手首可動部41に対して第3手首可動部42が可動範囲内で角変位するときに、ケーブル22がケーブル案内部52を通過するのに必要なケーブルの最大移動量ΔXである。本実施の形態では、ストッパ部材62,63の間隔ΔLは、45mmに設定される。
図9は、ケーブル案内部52を拡大して示す写真である。本実施の形態は、ストッパ部材62,63は、ケーブル22に弾発性材料を旋回させることによって実現される。弾発性材料は、たとえばポリウレタンによって実現される。これによってストッパ部材62,63がケーブル案内部52に当接するときの衝撃を抑えることができる。
図10は、ストッパ部材62,63によってケーブル22の移動が阻止された状態を示す図である。第1手首可動部40が基部39に対して角変位する場合、ケーブル案内部52に対して先端方向X1のケーブル部分22cが基端方向X2に引っ張られる。このような場合、図10(1)に示すように、ケーブル案内部52に対してケーブル22が予め定める距離移動すると、ストッパ部材63がケーブル案内部52に当接して、基端方向X2へのケーブル22の移動が阻止される。これによってケーブル案内部52に対して基端方向X2のケーブル部分22bの弛みが大きくなることを防ぐことができる。
また第3手首可動部42が第2手首可動部41に対して角変位する場合、ケーブル案内部52に対して基端方向X2のケーブル部分22bが先端方向X1に引っ張られる。このような場合、図10(2)に示すように、ケーブル案内部52に対してケーブル22が予め定める距離移動すると、ストッパ部材62がケーブル案内部52に当接して、先端方向X1へのケーブル2の移動が阻止される。これによってケーブル案内部52に対して先端部方向X1のケーブル部分22cの弛みが大きくなることを防ぐことができる。
各ストッパ部材62,63の間隔ΔXは、大きくなりすぎると、ケーブル22の弛みが過度に発生する。間隔ΔXが小さすぎると、基端方向X2のケーブル部分22bおよび先端方向X1のケーブル部分22cの張りが生じてしまう。本実施の形態では、上述したように、第3手首可動部42が可動範囲内で角変位するときに、ケーブル22がケーブル案内部52を通過するのに必要なケーブルの最大移動量ΔXに設定されることで、過度の弛みが発生することがなく、かつ過度の張りの発生を抑えることができる。
図11は、カバー体61の内部を示す写真であり、図12は、図1のXII−XII切断面線から見て産業用ロボット20を示す断面図である。カバー体61は、第1軸線L1を含む平面で2分割される第1分割体61aと第2分割体61bとを含んで構成される。第1分割体61aにはフック部材65が設けられる。第2分割体61bには係止部材66が設けられる。フック部材65が係止部材66に係合することによって、第1分割体61aと第2分割体61bとが一体に構成される。本実施の形態では、フック部材65と係止部材66とによって、いわゆるパチン錠を構成する。
ケーブル22は、基端側ケーブル固定部50から基部39の外周面に沿って周方向に延びるとともに、基部39の長手方向に湾曲して延びる。たとえばケーブル22は、基端側ケーブル固定部50から先端方向X1に向かうにつれて、基部39の外周面に沿って周方向一方に進んで折り返し部分に達し、折り返し部分から基部39の外周面に沿って周方向他方に進んでケーブル保持部51に達する。
図13は、カバー体61における内部空間のケーブル22の変形状態を説明するための斜視図である。図13(1)に示すように、ケーブル22は、第1の状態として、基端側ケーブル固定部50から、周方向一方R1に延びて、折り返し部分22eで周方向他方R2に延びて、ケーブル保持部51に保持される。第1の状態では、第1軸線L1に垂直な断面で見た場合に、基端側ケーブル固定部50とケーブル保持部51とは、ほぼ同じ位置に配置される。
第1の状態から、第1手首可動部40が基部39に対して、周方向他方R2に角変位すると、ケーブル保持部51が周方向他方R2に角変位する。図13(2)は、第1の状態からケーブル保持部51が周方向他方R2に180°角変位した第2の状態を示す。
第1の状態から、ケーブル保持部51が周方向他方R2に変位することによって、ケーブル保持部51側のケーブル部分が周方向他方R2に角変位し、それにともなって、基端側ケーブル固定部50よりも周方向一方R1側に延びるケーブル部分が少なくなる。また折り返し部分22eが周方向他方R2に移動する。
第2の状態では、ケーブル22は、基端側ケーブル固定部50から、周方向一方R1に延びて、折り返し部分22eで周方向他方R2に延び、基部39を周方向他方R2に半周以上巻きついてケーブル保持部51に保持される。
図13(3)は、第2の状態からケーブル保持部51が周方向他方R2に180°角変位した第3の状態を示す。第2の状態から、ケーブル保持部51が周方向他方R2に変位することによって、ケーブル保持部51側のケーブル部分が周方向他方R2に角変位し、それにともなって、基端側ケーブル固定部50よりも周方向一方R1側に配置されるケーブル部分がさらに少なくなる。
第3の状態では、ケーブル22は、基端側ケーブル固定部50から、周方向他方R2に延びて、基部39を周方向他方R2に一周以上巻きついてケーブル保持部51に保持される。すなわちケーブル22が螺旋状に延びる。
このようにケーブル保持部51の角変位に応じて、カバー体61の内部空間のケーブル22が変形する。これによって第1手首可動部40が可動範囲内で角変位する場合に、ケーブル22の弛みを維持して、ケーブル22が大きく張ることを防ぐことができる。言換えると、第1手首可動部40が可動範囲内で角変位するときに、最も角変位方向一方側に角変位したときと、最も角変位方向他方側に角変位したときとのいずれであっても、ケーブル22が極度に張ることなく弛んだ状態を維持するように、ケーブル保持部51は、ケーブル22を湾曲した状態で保持する。なお、図13に示す変形状態は、変形状態の一例示であって、第1手首可動部40の可動範囲に応じて、またケーブルの剛性に応じて、適宜変更されてもよい。
本実施の形態では、ケーブルの剛性が予め定める範囲内に設定される。ケーブル22の剛性が規定最小剛性以上に設定されることによって、いわゆるケーブル22のコシを強くすることができ、第1軸線L1まわりに角変位するケーブル22とともに、ケーブル保持部51を角変位させることができる。なお、ケーブル22の剛性が規定最小剛性であると、ケーブル22に追従してケーブル保持部51が角変位しない場合があり、ケーブル22が損傷するおそれがある。
またケーブル22の剛性が規定最小剛性以下に設定されることによって、ケーブル22に十分な可撓性を与えることができ、ロボットの動きに合わせてケーブル22を変位させることができる。なお、ケーブル22の剛性が規定最小剛性を超える場合には、ケーブル22が十分に変形せずに、ロボットの動作に悪影響を及ぼす可能性がある。
本実施の形態では、上述したようにケーブル22の剛性が予め定める範囲内に設定されることによって、ケーブル22に追従させてケーブル保持部51を角変位させるとともに、ケーブル22がロボットの動作に悪影響を及ぼすことが防がれる。
またケーブルの剛性とケーブルの断面積とは、相関関係がある。したがってケーブルの断面積が予め定める範囲に入る場合には、そのケーブルの剛性は予め定める範囲となる。具体的には、ケーブルの断面積は、1000mm以上でかつ2500mm以下に設定される。
本実施の形態では、ケーブル内には、複数の小ケーブルが内蔵される。小ケーブルは、電流を流すための1つの溶接ケーブルと、水を流すための4つの水ホースと、サーボ信号を流すための2つのサーボガン用ケーブルと、温度検出用の1つのサーモケーブルである。
溶接ケーブルは、直径φが24.5mmであって、日本フレックス工業株式会社製、型番NF−CSS−286S363Pが用いられる。4つの各水ホースは、外径が12mm、内径が8mmであって、ニッタ・ムアー株式会社製、型番U2−4−12×8が用いられる。2つのサーボガン用ケーブルは、直径φが10mmのモータ用電線であって、大電株式会社製、型番RMFE−SB(2.0SQ×4C+0.75SQ×2C)と、直径φが10mmのエンコーダ用電線であって、吉野川電線株式会社製、型番RFV−K38とが用いられる。サーモケーブルは、直径φが11mmであって、太陽電線株式会社製、型番2464−1007/IIA(2C×AWG20、COLOR CODE A)サンレックス24が用いられる(IIはローマ数字の2)。
なお、このようなケーブルに内蔵される小ケーブルの構成は、あくまで一例示であって、適宜変更することができる。小ケーブルの構成を決定した場合に、ケーブルの剛性が所望の剛性範囲よりも小さい場合、剛性を高めるためにケーブルに小ケーブルとして模擬ケーブルを混入してもよい。たとえば模擬ケーブルを、ケーブル保持部51とケーブル案内部52との間に混入し、残余のケーブル部分への模擬ケーブルの混入を避けてもよい。これによってカバー体の内部空間でのケーブル部分の変形を容易に行わせることができる。
またカバー体61の内部空間に収容されるケーブル部分22aは、耐磨耗性を有するとともにカバー体61の内周面に対して滑りやすい被覆体によって被覆される。このような被覆体は、たとえば帝人テクノプロダクツ株式会社製、コーネックス(CO5262)によって実現される。これによってカバー体61によってケーブル22を良好に案内することができる。また、カバー体61の内部空間は、外部から保護されている。したがって産業用ロボットがアーク溶接を行う場合であっても、耐熱性が低い被覆体を用いることができる。
図14は、本発明の実施の第2形態である産業用ロボット120の一部を示す正面図である。産業用ロボット120は、上述した第1形態の産業用ロボット120と類似する。産業用ロボット120について、第1形態の産業用ロボット20と同様の構成については、同様の参照符号を付し、説明を省略する。なお、産業用ロボット120は、ケーブル案内部52に対してケーブル22の移動を制限する移動量制限手段の構成が異なり、他の構成については、第1形態の産業用ロボット20と同様である。
産業用ロボット120は、ストッパ部材62,63に変えて、ケーブルの外周部に巻掛けられる2つのコイルバネ121,122を有する。一方のコイルバネ121は、一端部がケーブル案内部52に接続され、他端部が先端側ケーブル固定部56に接続される。一方のコイルバネ121は、ケーブル案内部52から先端側ケーブル固定部56まで延びるケーブル部分22cに部分的に固定される。
また他方のコイルバネ122は、一端部がケーブル案内部52に接続され、他端部がケーブル保持部51に接続される。他方のコイルバネ122は、ケーブル案内部52からケーブル保持部51まで延びるケーブル部分22bに部分的に固定される。このようにケーブル案内部52は、各コイルバネ121,122の一端部をそれぞれクランプする。ケーブル22は、各コイルバネ121,122の内周空間を軸線方向に挿通し、コイルバネ121,122に対して、移動可能に構成される。
各コイルバネ121,122は、予め定める標準状態で、ケーブル22に外力を与えない自然状態となるように、バネ力および長さが設定される。なお予め定める標準状態は、ケーブルが各手首可動部40に近接した状態に設定される。各手首可動部40〜42が変形すると、標準状態から、ケーブル22が移動して、ケーブル案内部52の挿通孔を挿通する。コイルバネ121,122は、ケーブル22の移動を許容するが、その移動量が大きくなるとバネ力によってケーブル22の移動を制限する。またケーブル案内部52に対するケーブル22の移動を制限する制限手段は、他の構成によって実現されてもよい。
以上のように本実施の各実施形態に従えば、カバー体61がケーブル22を覆い、ケーブル保持部51が第1軸線L1まわりに角変位自在に設けられる。これによってカバー体61内で、ケーブル22が弛んだとしても、基部39から突出することがなく、弛んだケーブル22が周辺機器に干渉することを防ぐことができる。
これによってケーブル22の寿命を延ばすとともに、狭い領域に溶接ガン21を配置することができる。また、基部39に対する第1手首可動部40の角変位量を大きくすることができ、ロボットの可動範囲を広げることができる。
ケーブル保持部51の保持部分72が第1軸線L1まわりに角変位自在に設けられるので、湾曲部分の曲率半径を大きくしてケーブル22を変形させることができる。また本実施の形態では、保持部分72が、第1軸線L1に垂直な軸線L4まわりに角変位自在に設けられることによって、ケーブルの曲率半径をさらに大きくすることができる。これによってケーブル22の損傷を防いで、寿命を延ばすことができる。
また、ケーブル22がケーブル保持部51から抜け出て先端方向X1に向かって移動することがないので、ケーブル保持部51とケーブル案内部との間のケーブル部分22bが大きく弛んだ状態になることを防ぐことができる。上述したように、ケーブル22の弛みを少なくすることで、ケーブル22が各手首可動部40〜42に接触する可能性を減らすことができる。
また、カバー体61の内部空間では、ケーブル22が基部39の外周を湾曲して巻きつくことによって、基部39の長さが短くても、ケーブル22が弛んだ状態から張った状態に移るまでに角変位可能な第1手首可動部40の可動範囲を広くすることができる。さらに第2の従来技術のように、弛みを防ぐためにケーブル保持部51を変位させる駆動源を必要とせず、ロボットを安価にかつ軽量化することができる。
また、ストッパ部材62,63が、挿通孔76を移動するケーブル22の移動量を制限する。これによって、ケーブル案内部52に対して、先端方向X1のケーブル部分22cおよび基端方向X2のケーブル部分22bの弛みが大きくなることを防ぐことができる。これによってケーブル22による周辺機器への干渉をさらに減らして、狭い領域にも溶接ガン21を配置することができ、溶接可能な適用範囲を広げて、汎用性を向上することができる。
また、基部39に対する第1手首可動部40の角変位量、第2手首可動部41に対する第3手首可動部42の角変位量を大きくすることができ、ロボットの可動範囲を広げることができる。たとえば本実施の形態に従えば、基部39に対して第1手首可動部40を240°角変位させることができる。また第1手首可動部40に対して第2手首可動部41を120°角変位させることができる。また第2手首可動部41に対して第3手首可動部42を180°角変位させることができる。
また第2形態では、コイルばね121,122を用いたが、コイルばねに変えて軸線方向に伸縮性および弾張性を有する2つの円筒状弾性体を用いてもよい。たとえば、じゃばら状の円筒部材をコイルばねの代りに用いてもよい。この場合、2つのうち1つの円筒部材は、ケーブルを覆い、ケーブル保持部51から、ケーブル案内部52に延びる。また2つのうち他方の円筒部材は、ケーブルを覆い、ケーブル案内部52から先端側ケーブル固定部56に延びる。
また、カバー体61が円筒状に形成されることによって、カバー体61の内部空間からケーブル22が突出することを確実に防ぐことができる。また切粉などの加工片がカバー体61の内部空間に侵入することを防ぎ、ケーブル22とカバー体61との摺動を円滑に保つことができる。さらにカバー体61の内部空間にケーブル保持部51を配置することによって、ケーブル保持部51にごみやほこりが付着することを防いで、ケーブル保持部51による円滑な角変位を長期にわたって継続することができる。
また、蓋体64が設けられることによって、より確実にカバー体61の内部空間内にごみおよびほこりが侵入することを防ぐことができる。また、カバー体61が分割可能に形成されることによって、カバー体61の内部空間内のメンテナンスを容易に行うことができる。またフック部材65が係止部材66に係合することによって、第1分割体61aと第2分割体61bとを一体にすることができるので、ボルトおよびナットによって第1分割体61aと第2分割体61bとを一体にする場合に比べて、分割作業および一体作業に費やす時間を短縮することができる。
また本実施の形態では、一方の基端側ケーブル固定部50aによって、基部39よりも基端側のケーブル部分22dを基部39と平行に延ばすことができる。これによって基部39に対して第1手首可動部40が角変位しても、基部39よりも基端方向X2のケーブル部分22dが変形することを防ぐことができる。また他方の基端側ケーブル固定部50bによって、ケーブル22を曲げた状態で基部39に固定する。これによってケーブル22の剛性が高い場合であっても、カバー体61の内部のケーブル部分22aを、基部39の周方向に湾曲した状態に保つことができる。
基端側ケーブル固定部50は、ケーブル22を基部39から離反させた状態でケーブル22を固定する。またケーブル保持部51は、ケーブル22を基部39から離反させた状態でケーブル22を保持する。これによってケーブル22が基部39に対して摺動する領域を小さくすることができ、さらにケーブルの損傷を防ぐことができる。
またケーブル案内部52は、第2手首可動部41に連結されて、第2軸線L2まわりに角変位可能である。これによって第2手首可動部41が第1手首可動部40に対して角変位した場合であっても、ケーブル案内部52とケーブル保持部51との距離をほぼ一定に保つことができ、ケーブル案内部52とケーブル保持部51との間のケーブル22の弛みを少なくすることができる。また、ケーブル案内部52は、第1連結部材53によって、第2手首可動部42から第2軸線L2方向に離反した位置に配置される。これによってケーブル22が第2手首可動部42に接触するおそれを低減することができる。
以上のような実施の形態は、本発明の例示であって、発明の範囲内において構成を変更することができる。産業用ロボット20に装着されるエンドエフェクタとして溶接ガン21を用いたが、溶接ガン以外であってもよい。たとえばエンドエフェクタとして、ロボットハンド、塗装装置、アーク溶接装置またはバリ取り装置などであってもよい。またエンドエフェクタが装着される産業用ロボットとして、垂直多関節型6軸ロボットを用いて説明したが、垂直多関節型6軸ロボット以外の産業ロボットであってもよい。
本発明の実施の第1形態である産業用ロボット20の一部を示す正面図である。 産業用ロボット20の一部を示す側面図である。 産業用ロボット20を簡略化した図である。 産業用ロボット20の外観を示す写真である。 図2のV−V切断面線から見て産業用ロボット20を示す断面図である。 ケーブル保持部51を拡大して示す図である。 産業用ロボット20を示す断面図である。 ケーブル案内部52を拡大して示す断面図である。 ケーブル案内部52を拡大して示す写真である。 ストッパ部材62,63によってケーブル22の移動が阻止された状態を示す図である。 カバー体61の内部を示す写真である。 図1のXII−XII切断面線から見て産業用ロボット20を示す断面図である。 カバー体61における内部空間のケーブル22の変形状態を説明するための斜視図である。 本発明の実施の第2形態である産業用ロボット120の一部を示す正面図である。
符号の説明
20 産業用ロボット
21 溶接ガン
22 ケーブル
39 手先基部
40 第1手首可動部
41 第2手首可動部
42 第3手首可動部
50 基端側ケーブル固定部
51 ケーブル保持部
52 ケーブル案内部
56 先端側ケーブル固定部
61 カバー体
61a,61b 分割体
62,63 ストッパ部材
65 フック部材
66 係止部材
L1 手先第1軸線
L2 手先第2軸線
L3 手先第3軸線

Claims (9)

  1. 基部と、
    基部に連結されて、基部の軸線と一致する第1軸線まわりに角変位する第1可動部と、
    第1可動部に連結されて、前記第1軸線に垂直な第2軸線まわりに変位する第2可動部と、
    第2可動部に連結されて、前記第2軸線に垂直な第3軸線まわりに変位し、エンドエフェクタが装着される第3可動部と、
    基部から離れた位置に配置される供給体とエンドエフェクタとを接続するケーブルと、
    ケーブルを部分的に基部に固定するケーブル固定部と、
    ケーブル固定部よりも第1可動部側に位置し、前記第1軸線まわりに角変位自在に設けられて、ケーブル固定部から延びるケーブル部分を湾曲させた状態で、保持するケーブル保持部と、
    第3可動部に連結されて、ケーブル保持部から延びるケーブル部分が緩やかに挿通する挿通孔が形成されるケーブル案内部と、
    ケーブル固定部とケーブル保持部との間を延びるケーブル部分を覆うカバー体とを有することを特徴とする産業用ロボット。
  2. 前記挿通孔を挿通するケーブルが基部側およびエンドエフェクタ側へ移動する移動量を制限する移動量制限手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の産業用ロボット。
  3. 移動量制限手段は、第2可動部に対して第3可動部が可動範囲内で角変位するときに、ケーブルがケーブル案内部を通過するのに必要なケーブルの最大移動量ΔXの移動を許容することを特徴とする請求項1または2記載の産業用ロボット。
  4. ケーブル保持部は、基部に対して第1可動部が最大可動範囲で角変位したときにケーブルの弛みが維持されるように、ケーブルを湾曲させた状態で保持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の産業用ロボット。
  5. カバー体は、第1軸線を中心とする円筒状に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の産業用ロボット。
  6. ケーブル保持部は、カバー体の内部空間に配置されることを特徴とする請求項5記載の産業用ロボット。
  7. ケーブル保持部とともに角変位し、ケーブルが貫通する貫通孔が形成されて、カバー体の開口を塞ぐ蓋体をさらに有することを特徴とする請求項5または6記載の産業用ロボット。
  8. カバー体は、第1軸線を含む平面で2分割される第1分割体と第2分割体とを含んで構成され、第1分割体にはフック部材が設けられ、第2分割体には係止部材が設けられて、フック部材が係止部材に係合することによって、第1分割体と第2分割体とが一体に構成されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の産業用ロボット。
  9. ケーブルの断面積が、1000mm以上2500mm以下となるように設定されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の産業用ロボット。
JP2004356995A 2004-12-09 2004-12-09 産業用ロボット Pending JP2006159372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004356995A JP2006159372A (ja) 2004-12-09 2004-12-09 産業用ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004356995A JP2006159372A (ja) 2004-12-09 2004-12-09 産業用ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006159372A true JP2006159372A (ja) 2006-06-22

Family

ID=36661924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004356995A Pending JP2006159372A (ja) 2004-12-09 2004-12-09 産業用ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006159372A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172733A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Yaskawa Electric Corp 水平多関節ロボット
JP2009178828A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Yaskawa Electric Corp 線条体案内機構を備えた産業用ロボット
JP2010042479A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Fanuc Ltd 線条体動作制限装置、および該装置を備えたロボット
KR101086295B1 (ko) * 2011-06-01 2011-11-24 조승완 다관절 로봇
EP2450158A1 (en) * 2010-11-04 2012-05-09 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot wrist structure and robot
WO2012108226A1 (ja) * 2011-02-09 2012-08-16 本田技研工業株式会社 ケーブル支持装置
US8627741B2 (en) 2008-11-04 2014-01-14 Abb Technology Ab Process turning disc, a robot arm comprising a process turning disc, a robot and a use of a process turning disc
JP2014046443A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Amada Co Ltd 産業用ロボットのケーブル処理構造
JP2014069270A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Nidec Sankyo Corp 産業用ロボット
CN103802135A (zh) * 2012-11-08 2014-05-21 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 线缆固定装置
JP2015066613A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社不二越 産業用ロボット
CN105269590A (zh) * 2014-07-24 2016-01-27 株式会社安川电机 机器人的关节机构以及机器人
JP2018126840A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 川崎重工業株式会社 多関節型ロボット
JP2021126748A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 住友重機械工業株式会社 駆動装置、ロボット

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172733A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Yaskawa Electric Corp 水平多関節ロボット
JP2009178828A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Yaskawa Electric Corp 線条体案内機構を備えた産業用ロボット
JP2010042479A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Fanuc Ltd 線条体動作制限装置、および該装置を備えたロボット
JP4565029B2 (ja) * 2008-08-13 2010-10-20 ファナック株式会社 線条体動作制限装置、および該装置を備えたロボット
US8627741B2 (en) 2008-11-04 2014-01-14 Abb Technology Ab Process turning disc, a robot arm comprising a process turning disc, a robot and a use of a process turning disc
US8863606B2 (en) 2010-11-04 2014-10-21 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot wrist structure and robot
EP2450158A1 (en) * 2010-11-04 2012-05-09 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot wrist structure and robot
WO2012108226A1 (ja) * 2011-02-09 2012-08-16 本田技研工業株式会社 ケーブル支持装置
KR101086295B1 (ko) * 2011-06-01 2011-11-24 조승완 다관절 로봇
JP2014046443A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Amada Co Ltd 産業用ロボットのケーブル処理構造
JP2014069270A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Nidec Sankyo Corp 産業用ロボット
CN103802135A (zh) * 2012-11-08 2014-05-21 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 线缆固定装置
JP2015066613A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社不二越 産業用ロボット
CN105269590A (zh) * 2014-07-24 2016-01-27 株式会社安川电机 机器人的关节机构以及机器人
JP2018126840A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 川崎重工業株式会社 多関節型ロボット
JP2021126748A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 住友重機械工業株式会社 駆動装置、ロボット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006159372A (ja) 産業用ロボット
US6431018B1 (en) Guide device for wiring member and/or piping member and robot with guide device
JP4376822B2 (ja) 変形構造体およびケーブルの支持装置
US8893577B2 (en) Umbilical member arrangement unit of robot arm section
US8020466B2 (en) Umbilical-member processing structure for industrial robot
KR100540605B1 (ko) 케이블류의 보호안내 가이드
RU2539279C1 (ru) Приспособление для автоматической подачи соединительных элементов к обрабатывающему устройству и подающий рукав для соединительных элементов
JP4632181B2 (ja) 産業用ロボット
US7196285B2 (en) Structure for managing umbilical member of welding torch in arc welding robot
WO2018143055A1 (ja) 多関節溶接ロボット
US20060049159A1 (en) Structure for treating torch cable for arc welding robot
EP1602460A1 (en) Umbilical member managing system for industrial robot
US6230859B1 (en) Cable assembly holder for an industrial robot
US11141869B2 (en) Robot-arm harness connection structure and multi-joined welding robot
EP1531029A1 (en) Cable distribution and support equipment for sensor in robot system
KR102206699B1 (ko) 산업용 로봇
EP2977152A2 (en) Robot
JP2006055954A (ja) レーザ加工用ロボット及びロボットシステム
US8893465B2 (en) Cable protection and guide device
EP2977151A2 (en) Robot
KR102578354B1 (ko) 천장 현수식의 산업용 로봇
JP6943574B2 (ja) 多関節溶接ロボット
US20190193285A1 (en) Robot and linear-shaped-item treating structure thereof
EP3248739B1 (en) Industrial robot
KR101996783B1 (ko) 다관절 로봇의 작업툴 연결용 가이드 어댑터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091013