JP2006159364A - ドライバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 高さ方向の寸法および水平方向の寸法を共に短くして、持ち運びや収納に便利であるようにすると共に、手指に大きな力をかけても痛みを感じることがなく操作性が良く、しかも指先を傷付けてしまうようなことはなく安全性に優れたドライバーを提供する。
【解決手段】 使用者の手の平に収まる程度の大きさとした把持部1の前端に軸部2を突設したドライバーであって、前記把持部1を略円筒胴形状とし、把持部1の径を通常寸法の手持ちドライバーの把持部と略同一径とし、把持部1の厚みを使用者の手の指の腹に収まる程度の寸法とし、さらに前記軸部2を把持部1の前端に把持部1の厚みと略同一寸法突出したものとしている。
【選択図】 図1
【解決手段】 使用者の手の平に収まる程度の大きさとした把持部1の前端に軸部2を突設したドライバーであって、前記把持部1を略円筒胴形状とし、把持部1の径を通常寸法の手持ちドライバーの把持部と略同一径とし、把持部1の厚みを使用者の手の指の腹に収まる程度の寸法とし、さらに前記軸部2を把持部1の前端に把持部1の厚みと略同一寸法突出したものとしている。
【選択図】 図1
Description
この発明は、狭い作業空間、例えば使用者の腕が差し込める程度の狭い作業空間においても使用することのできるドライバーに関するものである。
従来、通常寸法の手持ちドライバーとしては、例えば、図5に示したような、繋ぎ止め具11に連結されたドライバー12が存在する。このドライバー12は、略円筒胴形状とした把持部13に軸部14を突設したものとしており、把持部13の直径を約2〜3cm、長さを約8〜10cm、軸部14の直径を約0.3〜0.5cm、長さを約8〜12cmとしている(特許文献1)。
また、従来、狭い作業空間において使用することのできるドライバーとしては、例えば、図6に示したように、クランク状としたシャフト15の一端に十字頭15aを設けると共に、この十字頭15aと相対的に45度捻った十字頭15bを前記シャフト15のもう一端に設けたものが存在する(特許文献2)。
このように構成したドライバーは、高さ方向に制限のある直角コーナ部に捩じ込まれた十字穴付きネジを締めたり緩めたりする場合に、ドライバーの旋回角度を大きくできるようにして、効率良く締め付けたり緩めたりすることができるようになり、その締め付けたり緩めたりする手間を軽減できるという効果を有するものとしている。
さらに、上記したようなドライバーとしては、例えば、図7、8に示したように、先端部に取付ビスのビス頭部に嵌合する嵌合部20aを有し、後端部に小径の取付部20bを有する細長のドライバ本体部20と、取付部20bの根元部に設けられたストッパ21と、取付部20bの後端側が突出するように取付部20bに嵌入されて取付部20bと共回り可能に取り付けられたつば付ナット23と、取付部20bに遊嵌されてストッパ21とつば付ナット23との間に回転可能に取り付けられ、取付部20bの径方向外方に突出する把持部22bを有する支持板22を備えたものが存在する(特許文献3)。
このように構成したドライバーは、狭い作業空間での取付ビスの取り付け、あるいは取り外しが簡易にでき作業性を向上させることができるとともに作業時間を短縮できるという効果を有するものとしている。
特開2001−277144号公報(第2頁、図1)
特開2001−9745号公報(第2、3頁、図1)
特開平8−108374号公報(第2、4頁、図1、3)
しかしながら、上記図6に示したドライバーにおいては、高さ方向の寸法は短いものの、水平方向の寸法が非常に長いので、持ち運びや収納に不便であるという問題点を有していた。また、この従来のドライバーを操作するには、捩じ込まれたネジの十字穴に一方の十字頭を嵌め込み、他方の十字頭を手指で直に掴んで回すようにしているため、この操作中に十字頭を掴んだ手指に大きな力をかけると痛みを感じて操作がし難く、操作性に欠けるという問題点や、十字頭の先端に指先が当たって、指先を傷付けてしまうなどの安全性に欠けるという問題点を有していた。
さらに、上記図7、8に示したドライバーにおいては、取付ビスの取り付け、あるいは取り外しを行うには、先ずドライバ本体部20の嵌合部20aを取付ビスのビス頭部の十字溝に嵌合させる。そして、把持部22bを手で持ってドライバ本体部20の嵌合部20aを取付ビスに押し付けるようにして、その状態を維持させつつ、スパナやラッチエットをつば付きナット23に係合させて回すようにしている。そのため、前記スパナやラッチエットを別に容易しなければならず、面倒であるという問題点を有していた。また、この従来のドライバーは、前記したように把持部22bを手で持ってドライバ本体部20の嵌合部20aを取付ビスに押し付けるようにするが、この操作が面倒であり操作性に欠けるという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解消するものであり、高さ方向の寸法および水平方向の寸法を共に短くして、持ち運びや収納に便利であるようにすると共に、手指に大きな力をかけても痛みを感じることがなく操作性が良く、しかも指先を傷付けてしまうようなことはなく安全性に優れたドライバーを提供することを目的としてなされたものである。
そのため、この発明は、使用者の手の平に収まる程度の大きさとした把持部1の前端に軸部2を突設したドライバーであって、前記把持部1を略円筒胴形状とし、把持部1の径を通常寸法の手持ちドライバーの把持部と略同一径とし、把持部1の厚みを使用者の手の指の腹に収まる程度の寸法とし、さらに前記軸部2を把持部1の前端に把持部1の厚みと略同一寸法突出したものとしている。
そして、この発明のドライバーは、前記把持部1の外側部の周方向に装着溝7を形成し、この装着溝7に滑り止めリング8をその一部が露出するようにして装着したものとしている。
さらに、この発明のドライバーは、前記把持部1の外側部の厚さ方向に適宜間隔をおいて指掛け用の窪部9を複数個形成したものとしている。
この発明のドライバーは、以上に述べたように構成されているので、高さ方向の寸法および水平方向の寸法を共に短くしたので、持ち運びや収納に便利なものとなり、また手指に大きな力をかけても痛みを感じることがなく操作性が良く、しかも指先を傷付けてしまうようなことはなく安全性に優れたものとなる。
以下、この発明のドライバーの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜3は、この発明のドライバーの一実施形態を示しており、使用者の手の平に収まる程度の大きさとした把持部1の前端に軸部2を突設したものとしている。
前記把持部1は略円筒胴形状としており、この把持部1の径を通常寸法の手持ちドライバーの把持部と略同一径、すなわち約2〜3cmとしており、把持部1の厚みを使用者の手の指の腹に収まる程度の寸法、すなわち約1〜2cmとしている。そのため、この発明のドライバーは、嵩が非常に低いものとなり、持ち運びや収納に便利なものとなる。
そして、前記把持部1の前端側には、抜止め手段3を有した差込み穴4を設けたものとしており、この差込み穴4に前記軸部2を着脱自在に取り付けたものとしている。抜止め手段3は、差込み穴4に連通する空室5にC型のバネリング6の押圧力が作用するようにして収容したボールBの一部をその空室5から差込み穴4に突出したものとしている。
前記軸部2は、ビット軸としており、把持部1の径と略同一寸法、すなわち約2〜3cmとしており、把持部1の前端に把持部1の厚みと略同一寸法、すなわち約1〜2cm突出したものとしている。また、この軸部2は、図示したものでは、一端にプラスの頭部を有し、他端にマイナスの頭部を有した両頭ビットとしているが、一端にのみプラスまたはマイナスのビット頭を有した片頭ビットとしてもよい。
さらに、前記把持部1の外側部には、周方向に装着溝7を形成し、この装着溝7に滑り止めリング8をその一部が露出するようにして装着したものとしている。滑り止めリング8は、断面を円形としたO−リングとしており、ゴムや軟質合成樹脂から作製されたものとしている。
また、前記把持部1の外側部には、厚さ方向に適宜間隔をおいて指掛け用の窪部9を複数個形成したものとしている。この窪部9は、凹曲面状に窪ませたものとしており、図示したものでは等間隔をおいて6個所に設けたものとしているが、6個所より多くしても少なくしてもよい。
次に、上記したように構成されたこの発明のドライバーの使用状態について、以下に述べる。
先ず、この発明のドライバーの把持部1の後端から、使用者の親指、人差指、中指の三本の指、または使用者の親指、人差指、中指、薬指の四本の指を、把持部1の外側部に形成した指掛け用の窪部9のいずれかにそれぞれ位置させる。そして、それぞれの指で、把持部1の装着溝7に装着した滑り止めリング8の露出部を掴むと共に、それぞれの指を前記窪部9に押し付ける。すると、この発明のドライバーを、図4に示したような状態で把持することができる。
そこで、例えば使用者の腕が差し込める程度の狭い作業空間の壁面などにネジを捩じ込んだり、その壁面などに捩じ込まれたネジを外すには、図4に示した状態で把持したこの発明のドライバーを、使用者の腕ごと狭い作業空間に差し込む。そして、前記ネジのネジ溝に軸部2の頭部を差し込んで、ドライバーを把持した三本の指、または四本の指でこの把持部1を回転操作すれば、軸部2が回転して、ネジを捩じ込んだり、外したりすることができる。
この場合、使用者は、三本の指、または四本の指で滑り止めリング8の露出部を掴むと共に、それぞれの指を前記窪部9に押し付けるようにしているので、滑ることがなく、また指に大きな力をかけても痛みを感じることがなく、非常に操作性が良いものなる。さらに、滑り止めリング8や窪部9には、角がないので指先を傷付けてしまうようなこともない。
1 把持部
2 軸部
3 抜止め手段
4 差込み穴
7 装着溝
8 滑り止めリング
9 窪部
2 軸部
3 抜止め手段
4 差込み穴
7 装着溝
8 滑り止めリング
9 窪部
Claims (3)
- 使用者の手の平に収まる程度の大きさとした把持部(1)の前端に軸部(2)を突設したドライバーであって、前記把持部(1)を略円筒胴形状とし、把持部(1)の径を通常寸法の手持ちドライバーの把持部と略同一径とし、把持部(1)の厚みを使用者の手の指の腹に収まる程度の寸法とし、さらに前記軸部(2)を把持部(1)の前端に把持部(1)の厚みと略同一寸法突出したことを特徴とするドライバー。
- 前記把持部(1)の外側部の周方向に装着溝(7)を形成し、この装着溝(7)に滑り止めリング(8)をその一部が露出するようにして装着したことを特徴とする請求項1記載のドライバー。
- 前記把持部(1)の外側部の厚さ方向に適宜間隔をおいて指掛け用の窪部(9)を複数個形成したことを特徴とする請求項1または2記載のドライバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004356404A JP2006159364A (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | ドライバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004356404A JP2006159364A (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | ドライバー |
Publications (1)
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JP2006159364A true JP2006159364A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36661917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004356404A Withdrawn JP2006159364A (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | ドライバー |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104084922A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-10-08 | 张家港市海鑫五金制品有限公司 | 多功能螺丝刀 |
JP2021075293A (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-20 | 中国電力株式会社 | 純水補給口開閉工具 |
-
2004
- 2004-12-09 JP JP2004356404A patent/JP2006159364A/ja not_active Withdrawn
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CN104084922A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-10-08 | 张家港市海鑫五金制品有限公司 | 多功能螺丝刀 |
JP2021075293A (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-20 | 中国電力株式会社 | 純水補給口開閉工具 |
JP7404791B2 (ja) | 2019-11-06 | 2023-12-26 | 中国電力株式会社 | 純水補給口開閉工具 |
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Legal Events
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