JP2006159196A - 除湿機 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用場所及び目的に応じた相対湿度によって、菌糸の成長を停止させ、カビの繁殖を防ぐことができる除湿機を得ること。
【解決手段】本体1内に配設された圧縮機5と、室内の相対湿度を検出する湿度センサ17と、この湿度センサ17の検出量に基づいて圧縮機5を制御する制御部15とを備えた除湿機において、湿度センサ17により検出された室内の相対湿度がカビの繁殖を抑える所定の湿度範囲で、所定時間、圧縮機5を運転する。
【選択図】図3
【解決手段】本体1内に配設された圧縮機5と、室内の相対湿度を検出する湿度センサ17と、この湿度センサ17の検出量に基づいて圧縮機5を制御する制御部15とを備えた除湿機において、湿度センサ17により検出された室内の相対湿度がカビの繁殖を抑える所定の湿度範囲で、所定時間、圧縮機5を運転する。
【選択図】図3
Description
本発明は、冷凍装置を用いる除湿機に係り、より詳しくは、低湿度に一定時間運転を制御することによりカビの繁殖を防止することができる除湿機に関するものである。
人が快適に過ごせる湿度は、55%〜70%の範囲である。従って、従来の冷凍装置を用いた除湿装置における運転OFFの下限相対湿度は、一般的に約55%〜65%である。また、相対湿度を60%以下に常時保っている場合、カビは防げることも判明している。しかし、除湿装置により、常時60%以下に保つことは、騒音やランニングコストの面などから問題がある。
そこで、相対湿度をさらに引き下げることによって、短時間で防カビ効果を持たせるようにした乾燥装置があり、例えば、浴室乾燥装置として、特開平11ー237087号公報に開示されている。図9は、その乾燥装置の一例を示す構成図である。図において、スイッチ(図示せず)をONすると、あるいは使用者がコントローラ(図示せず)を使用して動作開始を指示すると、装置は動作を開始する。すなわち、換気部51を構成するファンモータが回転して吸気口52から浴室内の空気を吸気し、この吸気された空気は、送風経路中に配置してある除湿部53を構成する吸着剤53aを通過する。吸着剤53aを通過すると、この送風空気中の水分は吸着剤53aによって吸着され、乾燥空気となって、送風口54から浴室内に吹き込まれる。この吸着工程を継続することによって、浴室内の空気は吸着剤53aによって水分を吸着され、乾燥が進行する。
このとき、制御部55は予めプログラムされた時間に従って動作し、吸着工程の継続時間が所定時間に達すると、自動的に吸着工程を中止して、吸着剤53aを活性化する活性化工程に入る。所定時間の活性化工程を終了して吸着剤53aが活性を回復すると、再び制御部55は吸着工程を実行する。すなわち、第2のダンパー56bによって第2の排気孔57を閉じ、第1のダンパー56aによって送風口54を開いて、ヒータ53bへの通電を停止し、換気部58を運転する。
このとき、制御部55は、湿度計59が検知する浴室内の空気の相対湿度が40%以下となる期間が1時間以上持続するように、換気部58、除湿部53、第1のダンパ56a、第2のダンパ56bを制御する。前記の条件で装置を運転して、浴室内にカビが繁殖することを防止する。
上記のように構成した浴室乾燥装置によれば、相対湿度40%以下という条件のみでは、一般的な生活空間では乾燥し過ぎ、前記相対湿度条件を1時間以上持続させるのは、ランニングコストが高くなるという問題があった。
また、冷凍装置を用いた除湿装置では、冬季などの気温が低い場合は特に、40%以下にしなければならないという条件は、圧縮機などの能力的に困難を要する、という問題があった。
また、冷凍装置を用いた除湿装置では、冬季などの気温が低い場合は特に、40%以下にしなければならないという条件は、圧縮機などの能力的に困難を要する、という問題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、使用場所及び目的に応じた相対湿度によって、菌糸の成長を停止させ、カビの繁殖を防ぐことができる除湿機を得ることを目的とする。
本発明に係る除湿機は、本体内に配設された圧縮機と、室内の相対湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサの検出量に基づいて圧縮機を制御する制御部とを備えた除湿機において、湿度センサにより検出された室内の相対湿度がカビの繁殖を抑える所定の湿度範囲で、所定時間、圧縮機を運転するものである。
また、本発明に係る除湿機は、本体内に配設された圧縮機と、室内の相対湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサの検出量に基づいて圧縮機を制御する制御部とを備えた除湿機において、湿度センサにより検出された室内の相対湿度が40〜60%の湿度範囲で、所定時間、圧縮機を運転するものである。
また、本発明に係る除湿機は、本体内に配設された圧縮機と、室内の相対湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサの検出量に基づいて圧縮機を制御する制御部とを備えた除湿機において、湿度センサにより検出された室内の相対湿度が40〜60%の間の湿度範囲で、湿度に応じて予め設定された時間、圧縮機を運転するものである。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る除湿機は、本体内に配設された圧縮機と、室内の相対湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサの検出量に基づいて圧縮機を制御する制御部とを備えた除湿機において、湿度センサにより検出された室内の相対湿度がカビの繁殖を抑える所定の湿度範囲で、所定時間、圧縮機を運転するようにしたので、カビの繁殖を防止できる。
また、本発明に係る除湿機は、本体内に配設された圧縮機と、室内の相対湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサの検出量に基づいて圧縮機を制御する制御部とを備えた除湿機において、湿度センサにより検出された室内の相対湿度が40〜60%の湿度範囲で、所定時間、圧縮機を運転するようにしたので、カビの繁殖を防止できる。
また、本発明に係る除湿機は、本体内に配設された圧縮機と、室内の相対湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサの検出量に基づいて圧縮機を制御する制御部とを備えた除湿機において、湿度センサにより検出された室内の相対湿度が40〜60%の間の湿度範囲で、湿度に応じて予め設定された時間、圧縮機を運転するようにしたので、カビの繁殖を防止できる。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1の構成図、図2は図1の操作パネルの正面図、図3は図1の制御装置のブロック図である。1は除湿機本体で、外箱2、吸入グリル3、吹き出しグリル4によって外郭が構成されている。そして、除湿機本体1の内部には、圧縮機5、凝縮器6、絞り装置7、蒸発器8、ファン10を有しモータで駆動される送風機9からなる冷凍手段と、蒸発器8により生成された除湿水が水受け皿11のドレン口12より滴下して貯まる排水タンク13と、送風経路に設けられたヒータなどの加熱手段14と、除湿機の運転を制御する制御装置15とが配設され、外箱2には、室内の相対湿度を検知する湿度センサ16、温度を検知する温度センサ17が取り付けられている。
図1は本発明の実施の形態1の構成図、図2は図1の操作パネルの正面図、図3は図1の制御装置のブロック図である。1は除湿機本体で、外箱2、吸入グリル3、吹き出しグリル4によって外郭が構成されている。そして、除湿機本体1の内部には、圧縮機5、凝縮器6、絞り装置7、蒸発器8、ファン10を有しモータで駆動される送風機9からなる冷凍手段と、蒸発器8により生成された除湿水が水受け皿11のドレン口12より滴下して貯まる排水タンク13と、送風経路に設けられたヒータなどの加熱手段14と、除湿機の運転を制御する制御装置15とが配設され、外箱2には、室内の相対湿度を検知する湿度センサ16、温度を検知する温度センサ17が取り付けられている。
18は運転ON/OFFスイッチ、19は連続運転スイッチ、20,21,22はそれぞれ防カビモードである40%湿度設定スイッチ、50%湿度設定スイッチ及び60%湿度設定スイッチであり、これらは操作パネル上に設けられている。そして、除湿機本体1の内部に配設された制御装置15は、運転ON/OFFスイッチ18、連続運転スイッチ19、40%湿度設定スイッチ20、50%湿度設定スイッチ21及び60%湿度設定スイッチ22の入力を判定する入力回路23と、入力回路23の出力信号及び湿度センサ16の検出信号を受けて運転モードを判定する判定回路24と、判定回路24の出力信号を受けて湿度を設定する湿度設定回路25と、湿度設定回路25の出力信号を受けて運転時間を設定する運転時間設定回路26と、運転時間設定回路26の出力信号を受けて圧縮機5及び送風機9を駆動する出力リレー回路27とを備えている。
上記のように構成した実施の形態1の作用を説明する。運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、連続運転スイッチ19を選択した場合、湿度センサ16により検知された相対湿度が所定の値を上回ると圧縮機5を運転し、下回ると送風機9のみを運転して、その後、湿度の変動に応じて圧縮機5をON/OFF制御する。
運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、40%湿度設定スイッチ20、50%湿度設定スイッチ21または60%湿度設定スイッチ22のいずれかを選択すると、その出力信号により入力回路23が設定された湿度を判定し、湿度センサ16の検出信号と入力回路23の出力信号を受けた判定回路24は、選択した湿度と電源ON時の湿度との高低を判断し、運転モードを判定する。このとき、選択した湿度の方が低い場合は、湿度設定回路25により選択した湿度が設定され、運転時間設定回路26において、運転時間を設定湿度が40%のときは2時間、50%のときは4時間、60%のときは6時間と設定されて圧縮機5及び送風機9を運転し、除湿作用を行う。
この運転時間は、運転前の相対湿度が90%の場合を基準としている。また、このとき、設定時間は、設定湿度になった時点からカウントする。湿度センサ16の検出信号に基づき、湿度が湿度設定回路25に設定した湿度値を下回ると、圧縮機5の運転を停止し、送風機9のみを駆動する。圧縮機5の運転停止により、湿度センサ16の検出信号が湿度設定回路25に設定された湿度を越えると、圧縮機5の運転を再開し、除湿作用を行う。
選択した湿度の方が現在の湿度より高い場合は、アラームなどの警報、ランプの点滅などの信号により、使用者に知らせる。
選択した湿度の方が現在の湿度より高い場合は、アラームなどの警報、ランプの点滅などの信号により、使用者に知らせる。
一般家庭などで生息、繁殖するカビは多種類に及んでいるが、好乾性カビであるユーロチウム・ハーバリオウムの存在率(約60%)が高い。
図4は、前記のカビの低湿度による防カビ効果を示したものである。このカビを相対湿度90%の環境に3日間おいて培養した後、40%、50%、60%の低湿度環境に、それぞれ2時間、4時間、6時間おき、その後、再度相対湿度90%の環境に戻しても、菌糸の長さは変化しない。すなわち、菌糸は死滅し、それ以上の繁殖が防止できる。なお、55%、5時間処理では、菌糸の成長は抑制できない。
図4は、前記のカビの低湿度による防カビ効果を示したものである。このカビを相対湿度90%の環境に3日間おいて培養した後、40%、50%、60%の低湿度環境に、それぞれ2時間、4時間、6時間おき、その後、再度相対湿度90%の環境に戻しても、菌糸の長さは変化しない。すなわち、菌糸は死滅し、それ以上の繁殖が防止できる。なお、55%、5時間処理では、菌糸の成長は抑制できない。
また、運転時間の計測を相対湿度が60%に達した時点でスタートさせ、運転時間を積算してもよい。例えば、選択湿度が40%の場合、まず、60%になった時点から50%になるまでの時間をカウントする。その後、50%になった時点で50%〜40%になるまでの時間を再カウントする。そして、40%になった時点で、タイマーがスタートしてから6時間以上経過した場合は、その時点で圧縮機5の運転を停止する。また、50%になった時点から4時間以上経過した場合は、その時点で圧縮機5の運転を停止する。また、タイマーがスタートしてから1時間以内であれば、40%に達した時点から2時間カウント後、圧縮機5の運転を停止する。あるいは、タイマーがスタートしてから1時間以上であれば、菌糸の乾燥のダメージを大きく与えるため、40%に達してから2時間以内で圧縮機5の運転を停止する。
[実施の形態2]
図5は本発明の実施の形態2の制御装置のブロック図である。なお、本実施の形態の除湿機における基本構成は実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明は省略する。
図5は本発明の実施の形態2の制御装置のブロック図である。なお、本実施の形態の除湿機における基本構成は実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明は省略する。
本実施の形態における除湿機は、設定相対湿度の持続時間を低減するために、除湿作用を行う前に、室温を上昇させる加熱制御手段を備えたものである。特に、寒冷地では、凝縮器の加熱だけでは室温上昇は難しいため、加熱制御手段が必要である。
空気は温度によって相対湿度が変わる。空気が含み得る水蒸気の量は温度が高いほど多いため、同じ絶対湿度、つまり一定量の空気に一定量の水蒸気が含まれる場合、温度が低ければ相対湿度は高くなり、温度が1℃下がると相対湿度は約5%上昇する。逆に、空気の温度が高ければ相対湿度は低くなるため、室温を上昇させることは防カビには有効な方法である。
空気は温度によって相対湿度が変わる。空気が含み得る水蒸気の量は温度が高いほど多いため、同じ絶対湿度、つまり一定量の空気に一定量の水蒸気が含まれる場合、温度が低ければ相対湿度は高くなり、温度が1℃下がると相対湿度は約5%上昇する。逆に、空気の温度が高ければ相対湿度は低くなるため、室温を上昇させることは防カビには有効な方法である。
図1、図5において、除湿機本体1の内部に配設された制御装置15は、運転ON/OFFスイッチ18、連続運転スイッチ19、防カビモードである40%湿度設定スイッチ20、50%湿度設定スイッチ21、60%湿度設定スイッチ22及びヒータON/OFFスイッチ28からの入力信号を判定する入力回路23と、入力回路23の出力信号、湿度センサ16及び温度センサ17の検出信号を受けて運転モードを判定する判定回路24と、判定回路24の出力信号を受けて湿度を設定する湿度設定回路25及び温度設定回路29と、湿度設定回路25及び温度設定回路29の出力信号を受けて運転時間を設定する運転時間設定回路26と、運転時間設定回路26の出力信号を受けて圧縮機5、送風機9またはヒータ14を駆動する出力リレー回路27とを備えている。
上記のように構成した実施の形態2の作用を説明する。運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、連続運転スイッチ19を選択した場合、湿度センサ16により検知された相対湿度が、所定の値を上回ると圧縮機5を運転し、下回ると送風機9のみの運転となり、その後、湿度の変動に応じて、圧縮機5をON/OFF制御する。
運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、ヒータON/OFFスイッチ28をONし、40%湿度設定スイッチ20、50%湿度設定スイッチ21または60%湿度設定スイッチ22のいずれかを選択すると、その出力信号により入力回路23が設定された湿度を判定し、湿度センサ16の検出信号と入力回路23の出力信号を受けた判定回路24は、選択した湿度と電源ON時の湿度との高低を判断し、運転モードを判定する。このとき、選択した湿度の方が低く、かつ、室温が所定温度(例えば25℃)以下である場合は、温度設定回路29により室温が25℃に設定され、ヒータ14に通電されて送風機9のみを運転する。
温度センサ17により所定の室温に達した後、ヒータ14の加熱を停止し、湿度設定回路25により選択した湿度が設定され、運転時間設定回路26において、運転時間を40%のときは2時間、50%のときは4時間、60%のときは6時間と設定され、圧縮機5及び送風機9を運転し、除湿作用を行う。このとき、設定時間は、設定湿度になった時点からカウントする。湿度が湿度設定回路25に設定した湿度値を下回ると、圧縮機5の運転を停止し、送風機9のみを駆動する。圧縮機5の運転停止により、湿度センサ16の検出信号が湿度設定回路25に設定された湿度を越えると、圧縮機5の運転を再開し、除湿作用を行う。また、温度センサ17の検出信号が温度設定回路29に設定されている温度を下回ると、ヒータ14に通電する。
選択した湿度の方が低く、かつ、室温が所定温度(25℃)以上である場合は、ヒータON/OFFスイッチ28は自動的に解除され、湿度設定回路25から圧縮機5をON/OFF制御する。
選択した湿度の方が現在の湿度より高い場合は、アラームなどの警報、ランプの点滅などの信号により使用者に知らせる。
選択した湿度の方が現在の湿度より高い場合は、アラームなどの警報、ランプの点滅などの信号により使用者に知らせる。
運転前が低温高湿度である場合、圧縮機5の運転前に室温を上げることで湿度は低下する。室温が上昇し、ある程度、湿度が低下した時点で、圧縮機5を運転して除湿作用を行うことにより、電気代などのランニングコストを低減できる。また、設定湿度に達するまでの時間も短縮できる。
[実施の形態3]
図6は本発明の実施の形態3のフローチャートで、除湿機の制御を示す。なお、本実施の形態における除湿機及び制御装置の基本構成は実施の形態1で示した場合と同様なので、説明を省略する。
図6は本発明の実施の形態3のフローチャートで、除湿機の制御を示す。なお、本実施の形態における除湿機及び制御装置の基本構成は実施の形態1で示した場合と同様なので、説明を省略する。
この除湿機は、カビは生育環境により耐乾性に違いがあるため、運転前の湿度に応じて低湿度制御時間を変えて、確実に防カビすることができるようにしたものである。
一般的に、高湿度で生育したカビの方が、低湿度で生育したカビより耐乾性が弱い。70%で生育したカビは、95%で生育したカビの数倍〜10数倍長く低湿度環境におく必要があり、60%では24時間でも死滅しない。従って、70%で生育したカビは、40%及び50%の低湿度に設定する必要がある。
一般的に、高湿度で生育したカビの方が、低湿度で生育したカビより耐乾性が弱い。70%で生育したカビは、95%で生育したカビの数倍〜10数倍長く低湿度環境におく必要があり、60%では24時間でも死滅しない。従って、70%で生育したカビは、40%及び50%の低湿度に設定する必要がある。
実施の形態3においては、除湿機本体1の内側に40%湿度設定スイッチ20、50%湿度設定スイッチ21及び60%湿度設定スイッチ22と、LEDランプをそれぞれ配置する。
上記のように構成した実施の形態3の作用を、図3、図6を用いて説明する。運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、連続運転スイッチ19を選択した場合、湿度センサ16により検知された相対湿度が所定の値を上回ると圧縮機5を運転し、下回ると送風機9のみの運転となり、その後、湿度の変動に応じて、圧縮機5をON/OFF制御する。
防カビモードの動作は、運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入後、40%湿度設定スイッチ20、50%湿度設定スイッチ21、または60%湿度設定スイッチ22のいずれかを選択すると、その出力信号により入力回路23が設定された湿度を判定し、湿度センサ16の検出信号と入力回路23の出力信号を受けた判定回路24は、選択した湿度と電源ON時の湿度との高低を判断し、運転モードを判定する。このとき、電源ON時の湿度が80%未満のときは、50%湿度設定スイッチ21及び60%湿度設定スイッチ22を選択しても、自動的に40%に設定変更され、運転時間設定回路26において6時間と設定され、圧縮機5及び送風機9を運転し、除湿作用を行う。設定時間は、設定湿度になった時間からカウントする。湿度が40%を下回ると圧縮機5の運転を停止し、送風機9のみを駆動する。圧縮機5停止により、湿度センサ16の検出信号が40%を越えると圧縮機5の運転を再開し、除湿作用を行う。
また、電源ON時の湿度が80%〜90%のとき、60%湿度設定スイッチ22を選択しても、自動的に湿度設定回路25により40%または50%に設定変更され、使用者は再設定する。再設定後、運転時間設定回路26において、運転時間を設定湿度が40%のときは4時間、50%のときは6時間と設定され、圧縮機5及び送風機9を運転し、除湿作用を行う。このとき、設定時間は設定湿度になった時点からカウントする。湿度が湿度設定回路25に設定した湿度値を下回ると、圧縮機5の運転を停止し、送風機9のみを駆動する。圧縮機5の運転停止により、湿度センサ16の検出信号が湿度設定回路25に設定されて湿度を越えると、圧縮機5の運転を再開し、除湿作用を行う。
また、電源ON時の湿度が90%以上のときは、運転時間設定回路26において、運転時間を設定湿度が40%のときは1時間、50%のときは3時間、60%のときは5時間と設定され、圧縮機5及び送風機9を運転し、除湿作用を行う。このとき、設定時間は、設定湿度になった時点からカウントする。湿度が湿度設定回路25に設定した湿度値を下回ると、圧縮機5の運転を停止し、送風機9のみを駆動する。圧縮機5の運転停止により、湿度センサ16の検出信号が湿度設定回路25に設定されている湿度を越えると圧縮機5の運転を再開し、除湿作用を行う。
選択した湿度の方が現在の湿度より高い場合は、アラームなどの警報、ランプの点滅などの信号により、使用者に知らせる。
これにより、防カビの効果を向上させ、除湿機の運転時間を短縮させ、効率的に処理することができる。
選択した湿度の方が現在の湿度より高い場合は、アラームなどの警報、ランプの点滅などの信号により、使用者に知らせる。
これにより、防カビの効果を向上させ、除湿機の運転時間を短縮させ、効率的に処理することができる。
[実施の形態4]
図7は本発明の実施の形態4の構成図、図8は図7の制御装置のブロック図である。なお、本実施の形態の除湿機及び制御装置の基本構成は実施の形態1で示した場合と同様なので、説明を省略する。
図7は本発明の実施の形態4の構成図、図8は図7の制御装置のブロック図である。なお、本実施の形態の除湿機及び制御装置の基本構成は実施の形態1で示した場合と同様なので、説明を省略する。
この除湿機は、抗菌、防カビまたは防虫成分を発揮させる放出機構を備え、湿度制御との防カビ相乗効果を得るようにしたものである。
ヒノキチオール、ジャスミン、ペパーミント、ティトリーなどは、アロマテラピーとしても一般的に使用されているが、その成分には抗菌成分も含んでいる。
ヒノキチオール、ジャスミン、ペパーミント、ティトリーなどは、アロマテラピーとしても一般的に使用されているが、その成分には抗菌成分も含んでいる。
図7において、30は抗菌、防カビまたは防虫成分の放出機構であり、収納ケース31と、マイクロカプセルに封入されて収納ケース31内に入れられた抗菌剤、防カビ剤または防虫剤32と、送風経路に放出するための放出部33と、収納ケース31と放出部33の間に設けられて放出部33を開閉するための電磁弁34とにより構成されている。収納ケース31は、小型電動ポンプと放出部33とにワンタッチで接続でき、また、外箱2の上面において開口し、抗菌剤、防カビ剤または防虫剤32を補充することができ、薬剤の出し入れ時以外は、通常密閉されている。なお、放出部33は、送風経路に均一に放出されるように配設されている。
除湿機本体1の内部に配設された制御装置15は、運転ON/OFFスイッチ18、連続運転スイッチ19と、抗菌、防カビまたは防虫成分を放出するモードであるアロマ防カビスイッチ35と、このアロマ防カビスイッチ35の出力を受けて、40%湿度設定スイッチ20、50%湿度設定スイッチ21又は60%湿度設定スイッチ22からの入力信号を判定する入力回路23と、入力回路23の出力信号及び湿度センサ16の検出信号を受けて運転モードを判定する判定回路24と、判定回路24の出力信号を受けて湿度を設定する湿度設定回路25と、湿度設定回路25の出力信号を受けて運転時間を設定する運転時間設定回路26と、判定回路24の出力信号を受けて抗菌、防カビまたは防虫成分の放出を設定する放出設定回路36と、運転時間設定回路26及び放出設定回路36の出力信号を受けて圧縮機5、送風機10及び放出機構30を駆動する出力リレー回路27とを設けている。
以上のように構成された除湿機について、以下、アロマ防カビスイッチ35を選択した場合の動作を説明する。アロマ防カビスイッチ35を選択しない場合は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、連続運転スイッチ19を選択した場合、湿度センサ16により検知された相対湿度が所定の値を上回ると圧縮機5を運転し、下回ると送風機9のみの運転となり、その後、湿度の変動に応じて、圧縮機5をON/OFF制御する。送風経路の放出機構30の電磁弁34は、運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、一定時間開放され、放出部33から抗菌、防カビ、防虫成分が一定量放出された後、電磁弁34が閉鎖される。
運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、連続運転スイッチ19を選択した場合、湿度センサ16により検知された相対湿度が所定の値を上回ると圧縮機5を運転し、下回ると送風機9のみの運転となり、その後、湿度の変動に応じて、圧縮機5をON/OFF制御する。送風経路の放出機構30の電磁弁34は、運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、一定時間開放され、放出部33から抗菌、防カビ、防虫成分が一定量放出された後、電磁弁34が閉鎖される。
運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、40%湿度設定スイッチ20、50%湿度設定スイッチ21、または60%湿度設定スイッチ22のいずれかを選択すると、その出力信号により入力回路23が設定された湿度を判定し、湿度センサ16の検出信号と入力回路23の出力信号を受けた判定回路24は、選択した湿度と電源ON時の湿度との高低を判断し、運転モードを判定する。このとき、選択した湿度の方が低い場合は、湿度設定回路25にて選択した湿度が設定され、運転設定回路26において、運転時間を設定湿度が40%のときは2時間、50%のときは4時間、60%のときは6時間と設定され、圧縮機5及び送風機9が運転されて除湿作用を行う。このとき、設定期間は、設定湿度になった時点からカウントする。
湿度センサ16の検出信号に基づき、湿度が湿度設定回路25に設定した湿度値を下回ると、圧縮機5の運転を停止し、送風機9のみを駆動する。圧縮機5の運転停止により、湿度センサ16の検出信号が湿度設定回路25に設定されている湿度を越えると圧縮機5の運転を再開し、除湿作用を行う。送風経路の放出機構30の電磁弁34は、運転ON/OFFスイッチ18をONして電源を投入した後、一定時間開放され、放出部33から、抗菌、防カビ、防虫成分が一定量放出された後、閉鎖される。
選択した湿度の方が現在の湿度より高い場合は、アラームなどの警報、点滅などの信号により使用者に知らせる。
選択した湿度の方が現在の湿度より高い場合は、アラームなどの警報、点滅などの信号により使用者に知らせる。
1 除湿機本体、5 圧縮機、6 凝縮器、8 蒸発器、13 排水タンク、14 ヒータ、15 制御装置、16 湿度センサ、17 温度センサ、30 放出機構、31 収納ケース、32 抗菌剤、防カビ剤、防虫剤。
Claims (3)
- 本体内に配設された圧縮機と、室内の相対湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサの検出量に基づいて前記圧縮機を制御する制御部とを備えた除湿機において、
前記湿度センサにより検出された室内の相対湿度がカビの繁殖を抑える所定の湿度範囲で、所定時間、前記圧縮機を運転することを特徴とする除湿機。 - 本体内に配設された圧縮機と、室内の相対湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサの検出量に基づいて前記圧縮機を制御する制御部とを備えた除湿機において、
前記湿度センサにより検出された室内の相対湿度が40〜60%の湿度範囲で、所定時間、前記圧縮機を運転することを特徴とする除湿機。 - 本体内に配設された圧縮機と、室内の相対湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサの検出量に基づいて前記圧縮機を制御する制御部とを備えた除湿機において、
前記湿度センサにより検出された室内の相対湿度が40〜60%の間の湿度範囲で、湿度に応じて予め設定された時間、前記圧縮機を運転することを特徴とする除湿機。
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