JP2006158091A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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孝 沼尻
Hiroshi Shoji
宏 東海林
Masayuki Goto
正之 後藤
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Abstract

【課題】 出力電流が過電流状態となった後に、装置の安定動作を確保しつつ復帰することが可能なスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】 カレントトランス12を介して電流監視回路3によって出力電流I1の過電流状態が検出されたとき、直流出力電圧Voutを垂下して、電圧電流ポイントP1における値よりも小さくなるようにする。またその後、電圧電流ポイントP2,P3を介して、電圧電流ポイントP1における出力電流I1よりも値が小さく、かつ直流出力電圧Voutが元の値である電圧電流ポイントP4まで復帰するようにする。過電流状態となった地点(電圧電流ポイントP1)付近での装置の停止および復帰動作が繰り返されることがなく、装置の安定動作を確保しつつ復帰することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、出力電流に対する過電流保護機能を備えたスイッチング電源装置に関する。
従来より、スイッチング電源装置として種々のタイプのものが提案され、実用に供されている。そのうち代表的なものとして、いわゆるチョッパ型やフルブリッジ型のスイッチング電源装置が挙げられる。これらはいずれも、入力直流電圧をスイッチング素子によって断続(オンオフ動作)してパルス電圧を作り出し、このパルス電圧に基づいて整流および平滑化処理を施し、出力直流電圧を得るようになっている。
これらのスイッチング電源装置では、接続されている負荷が小さくなり、低抵抗のものとなった場合などに、回路の出力電流が所定の定格電流値を上回り、過電流状態となってしまうことがある。このような過電流状態は、回路の電源を損傷してしまうこととなるため、過電流保護(OCP;OverCurrent Protection)回路と呼ばれる保護回路を設け、電源の損傷を防止する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、過電流保護回路を設けることによって、短時間過電流が発生してから正常電流に戻す場合に、シャットダウンされ復帰不能とはならずに正常状態に復帰することを可能とした技術が開示されている。
また、特許文献2には、過電流保護回路が、スイッチング素子の導通時間を制限する第1の電流レベルと、パルス電圧の発振周波数を低下させる第2の電流レベルとで、優先度をつけて判定するようにした技術が開示されている。
また、特許文献3には、過電流保護レベルを出力電圧レベルにより切り換えることによって、起動不良の発生がなく、短絡時の電流を抑えることを可能とした技術が開示されている。
特開平11−18422号公報 特開2003−284326号公報 特開平10−52032号公報
ところで、上記特許文献1〜3(例えば、特許文献1の図4〜図6、特許文献2の図4,図6および特許文献3の図2,図5,図9など)に開示されているように、このような過電流保護回路を設けたスイッチング電源装置の出力電圧対出力電流特性の挙動は、いわゆる「フの字型」、「垂下型」および「ヘの字形」に大別される。具体的には、これらの過電流保護回路は、いずれも過電流状態になった場合に出力電圧が下がるように制御するが、その際の出力電流の変化の仕方により、上記のような3つのタイプが存在する。
ここで、これら3タイプの過電流保護回路は、上記のように出力電圧を下げた後、スイッチング電源装置を正常状態に復帰させる際には、出力電圧対出力電流特性の挙動において、基本的には元のルートと同じルートにより復帰する(なかには、途中で異なるルートをたどるものもある)ようになっている。すなわち、これらの過電流保護回路では、いずれも必ず過電流状態となった地点に戻るようになっている。
ところが、出力電圧対出力電流特性がこのような挙動を示す場合、スイッチング電源装置の復帰直後、すなわち過電流状態となった地点にある場合には、出力電流の値が定格電流値に対して余裕度がないことに起因して、値がわずかに増加しただけで再び過電流保護回路が作動してしまうこととなる。
このように、スイッチング電源装置が復帰する際に、必ず過電流状態となった地点に戻るように構成されている従来の技術では、いったん過電流状態になってしまうと、その過電流状態となった地点付近でスイッチング電源装置の停止および復帰動作が繰り返され、装置の動作が不安定になってしまうという問題が生じていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、出力電流が過電流状態となった後に、装置の安定動作を確保しつつ復帰することが可能なスイッチング電源装置を提供することにある。
本発明のスイッチング電源装置は、入力電圧をスイッチングすることによりパルス電圧を生成するスイッチング素子と、このスイッチング素子により生成されたパルス電圧に基づいて出力電圧を生成する出力回路と、スイッチング素子を駆動するスイッチング駆動回路と、出力回路の出力電流を監視する電流監視回路とを備え、スイッチング駆動回路が、電流監視回路によって過電流状態が検出されたとき、出力回路の出力電圧を、過電流状態に至る前の出力電圧である垂下前電圧よりも小さくなるように垂下させて垂下後電圧とし、この垂下後電圧から垂下前電圧に復帰するときは、出力回路の出力状態を、電圧垂下開始時の出力電流よりも小さい出力電流に復帰させるようにスイッチング素子の駆動を制御するものである。
本発明のスイッチング電源装置では、スイッチング素子によって入力電圧からパルス電圧が生成され、このパルス電圧に基づいて、出力回路により出力電圧が生成される。電流監視回路によって出力電流が過電流状態であることが検出されると、スイッチング駆動回路によって、出力電圧が垂下前電圧よりも小さくなるように垂下し、垂下後電圧となるように、スイッチング素子の駆動が制御される。そして、この垂下後電圧から垂下前電圧に復帰するときは、スイッチング駆動回路によって、出力回路の出力状態が、電圧垂下開始時の出力電流よりも小さい出力電流に復帰するように、スイッチング素子の駆動が制御される。
本発明のスイッチング電源装置では、スイッチング駆動回路が、電流監視回路によって過電流状態が検出されたとき、パルス電圧のデューティ比が変化するようにスイッチング素子の駆動を制御するように構成することが可能である。この場合において、スイッチング駆動回路が、パルス電圧の波形の立ち上がりおよび立ち下がりを遅延させる充放電部を有すると共に、この充放電部を用いることにより、パルス電圧のデューティ比が変化するようにスイッチング素子の駆動を制御するように構成することが可能であり、また、スイッチング駆動回路が、パルス電圧の周波数を徐々に変化させることにより、パルス電圧のデューティ比が変化するようにスイッチング素子の駆動を制御するように構成することが可能である。
ここで、「充放電部」とは、コンデンサ等の充放電が可能な素子を意味し、これらの素子が接続されている信号線を流れる電流を充放電するためのものである。例えば、これらの素子が抵抗器と共にいわゆる積分器を構成する場合には、それらの容量値および抵抗値から求められる時定数の値に応じて、信号線の電圧波形の立ち上がりおよび立ち下がり時間が任意に設定される。
本発明のスイッチング電源装置では、上記垂下後電圧において、電圧垂下開始時の出力電流よりも小さい出力電流となるようにスイッチング素子の駆動を制御するように構成することが好ましい。
本発明のスイッチング電源装置によれば、過電流状態が検出されたとき、出力電圧を垂下して垂下前電圧よりも小さい垂下後電圧となるようにすると共に、その後、この垂下後電圧から垂下前電圧に復帰するときには、出力回路の出力状態を、電圧垂下開始時の出力電流よりも小さい出力電流に復帰するようにしたので、過電流状態となった地点付近での装置の停止および復帰動作が繰り返されることがなく、装置の安定動作を確保しつつ復帰することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に実施の形態という。)について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチング電源装置の構成を表すものである。このスイッチング電源装置はいわゆるチョッパ型のものであり、図示しない高圧側電源から供給される高圧の直流入力電圧Vinを、トランスを用いずにチョッピング処理によって降圧することで低圧の直流出力電圧Voutを得るようになっている。このスイッチング電源装置は、実際にチョッピング処理を行うチョッパ回路1と、直流入力電圧Vinを監視する入力電圧監視回路2と、後述するNチャネルFET(Field Effect Transistor;電界効果トランジスタ)13のドレイン電流I2を監視して電圧に変換する電流監視回路3と、直流出力電圧Voutを監視する出力電圧監視回路4と、チョッパ回路1の出力電流I1の過電流から装置を保護するように導く過電流保護回路5と、チョッパ回路1を駆動するための制御パルスを生成する制御IC6と、この制御パルスに基づいて実際にチョッパ回路1を駆動する駆動回路7とを備えている。なお、上記の高圧電源は、高圧バッテリであってもよいし、あるいは交流発電機と整流回路との組み合わせであってもよいし、さらに、それらの組み合わせであってもよい。
チョッパ回路1は、直流入力電圧Vinが印加される一対の入力端子T1,T2、および直流出力電圧Voutが出力される一対の出力端子T3,T4の間をそれぞれ接続する電源線LHおよび接地線LGと、入力端子T1,T2間に接続された入力平滑コンデンサ11と、入力平滑コンデンサ11の出力側(入力端子T1,T2とは反対側)の電源線LHにその1次側が挿入配置されたカレントトランス12と、このカレントトランスよりも出力側の電源線LHに挿入配置されたNチャネルFET13とを備えている。カレントトランス12の2次側巻線の一端は電流監視回路3の入力端子II3に接続され、その他端は接地に接続されている。NチャネルFET13は、そのドレインDが入力端子T1側に接続され、ソースSが出力端子T3側に接続されるように配置されている。また、NチャネルFET13のゲートGは、駆動回路7の出力端子VO7に接続されている。入力平滑コンデンサ11は、入力された直流入力電圧Vinを平滑化するためのものであり、NチャネルFET13は、直流入力電圧Vinを断続してほぼ矩形状のパルス電圧を生成するスイッチング素子として機能するものである。また、カレントトランス12は、出力電流I1の代わりにNチャネルFET13のドレイン電流I2を検出するためのものである。このカレントトランス12の2次側に発生した電流は、電流監視回路3に供給される。なお、図中のドレイン電位VD、ソース電位VSおよびゲート電位VGは、接地線LGに対するNチャネルFET13のドレインD、ソースSおよびゲートGの電位をそれぞれ表している。
チョッパ回路1はまた、NチャネルFET12のソース側の電源線LHにカソードが接続され、接地線LGにアノードが接続された整流ダイオード14と、この整流ダイオード14のカソードよりも出力端子T3側の電源線LHに挿入配置されたチョークコイル15と、このチョークコイル15よりも出力側の電源線LHと接地線LGとの間(すなわち、出力端子T3,T4の間)に接続された出力平滑コンデンサ16とを備えている。整流ダイオード14は、NチャネルFET13によって生成されたパルス電圧を整流するものであり、チョークコイル15および出力平滑コンデンサ16は、整流された電圧波形を平滑化するためのものである。なお、出力端子T3,T4には、負荷8が接続されるようになっている。
入力電圧監視回路2は、入力端子VI2と、出力端子VO2とを備えている。この入力端子VI2は、電源線LHにおける入力端子T1に接続され、出力端子VO2は、後述する過電流保護回路5内の比較器51の反転入力端子および同じく過電流保護回路5内の抵抗器581の一端(信号線L1)に接続されている。入力電圧監視回路2はこのような構成により、過電流保護回路5内の比較器51および後述する制御IC6内の増幅器62に供給する比較電圧を、直流入力電圧Vinに応じたものに設定するようになっている。
電流監視回路3は、入力端子II3と、出力端子VO3とを備えている。この入力端子II3は、カレントトランス12の2次側巻線の一端に接続され、出力端子VO3は、過電流保護回路5内の比較器51の非反転入力端子(信号線L2)に接続されている。電流監視回路3はこのような構成により、カレントトランス12で検出されたNチャネルFET13のドレイン電流I2を用いて、間接的に出力電流I1が過電流状態となっているか否かを監視するようになっている。
出力電圧監視回路4は、入力端子VI4と、出力端子VO4とを備えている。この入力端子VI4は、電源線LHにおける出力端子T3に接続され、出力端子VO4は、後述する過電流保護回路5内の抵抗器561の一端に接続されている。出力電圧監視回路4はこのような構成により、分圧抵抗561,562に供給する電圧V2を、直流出力電圧Voutに応じたものに設定するようになっている。
過電流保護回路5は、信号線L1,L2間の電位差を比較する比較器51と、この比較器51の帰還抵抗器であるヒステリシス抵抗52と、比較器51の出力電圧V1を整流する整流ダイオード53と、抵抗器54と、充電電流I3および放電電流I4を充放電する充放電コンデンサ55と、出力電圧監視回路4から供給された出力電圧V2を分圧する抵抗器561,562とを備えている。比較器51の反転入力端子は信号線L1に接続され、非反転入力端子は信号線L2に接続され、出力端子は整流ダイオード53のアノードに接続されている。また、整流ダイオード53のカソードは抵抗器54の一端に接続され、抵抗器54の他端は充放電コンデンサ55の一端(信号線L3)に接続され、充放電コンデンサ55の他端は接地に接続されている。また、抵抗器561の一端は出力電圧監視回路4の出力端子VO4に接続され、他端は信号線L3に接続されている。また、抵抗器562の一端は信号線L3に接続され、他端は接地に接続されている。なお、抵抗器54および充放電コンデンサ55は積分器を構成し、これらの抵抗値および容量値から求められる時定数の値に応じて、信号線L3の電圧波形の立ち上がりおよび立ち下がり時間が任意に設定されるようになっている。
過電流保護回路5はまた、後述する制御IC6内の増幅器62の反転入力端子へ供給する電位の基準となる比較電圧V4を供給する比較電圧電源57と、この比較電圧V4を分圧する抵抗器581,582とを備えている。比較電圧電源57の一端は信号線L1に接続され、その他端は接地に接続されている。また、抵抗器581の一端は信号線L1に接続され、その他端は増幅器62の反転入力端子(信号線L4)に接続されている。また、抵抗器582の一端は信号線L4に接続され、その他端は接地に接続されている。過電流保護回路5はこのような構成により、入力電圧監視回路2から供給される電圧に加え、比較電圧V4をも増幅器62の反転入力端子へ供給する電位の基準とするようになっている。
制御IC6は、発振パルスPLS1を生成する発振器61と、信号線L3,L4間の電位差を増幅する増幅器62と、発振パルスPLS1と増幅器62からの出力信号線L5との間の電位差を比較する比較器63とを備えている。発振器61の出力端子は、比較器63の反転入力端子に接続されている。また、増幅器62の反転入力端子は信号線L4に接続され、非反転入力端子は信号線L3に接続され、出力端は比較器63の非反転入力端子(信号線L5)に接続されている。また、比較器63の反転入力端子は発振器61の出力端子に接続され、非反転入力端子は信号線L5に接続され、出力端子は後述する駆動回路7の入力端子VI7に接続されている。制御IC6はこのような構成により、NチャネルFET13を制御するための制御パルス(図示せず)を駆動回路7へ供給するようになっている。なお、コンデンサ641および抵抗器642,643は、増幅器62の利得(ゲイン)を設定するゲインコントローラとして機能するものであり、図1に示した例では制御IC6に対して外付けで接続されているが、制御IC6内に内蔵するようにしてもよい。
駆動回路7は、入力端子VI7と、出力端子VO7とを備えている。この入力端子VI7は、比較器63の出力端子に接続され、出力端子VO7は、NチャネルFET13のゲートGに接続されている。また、駆動回路7は、この出力端子VO7からNチャネルFET13のゲートGに供給される駆動パルスPLS2により、NチャネルFET13を駆動するようになっている。
ここで、整流ダイオード14、チョークコイル15および出力平滑コンデンサ16は、本発明における「出力回路」の一具体例に対応するものである。また、過電流保護回路5、制御IC6および駆動回路7は、本発明における「スイッチング駆動回路」の一具体例に対応するものである。また、充放電コンデンサ55は、本発明における「充放電部」の一具体例に対応するものである。
次に、図2および図3を参照して、以上のような構成のスイッチング電源装置の動作を説明する。ここで、図2は、スイッチング電源装置の各部の電圧波形を表すもので、(A)はドレイン電流I2を示し、(B)は比較器51の出力電圧V1を示し、(C)は信号線L3の電位V3を示し、(D)はソース電位VSから見た場合の駆動パルスPLS2の波形を示し、(E)は出力電流I1を示し、(F)は直流出力電圧Voutを示している。ここに示した例では、ドレイン電流I2の通常時の電流値=10A、ドレイン電流I2により出力電流I1が過電流状態であると判断する電流値をIth、比較器51の出力電圧V1の波高値=5V、信号線L3の電位V3の最大値=5V、駆動パルスPLS2の波形の波高値=12V、出力電流I1の通常時の電流値=40A、出力電流I1の定格値(過電流状態とする電流値)=55A、直流出力電圧Voutの通常時の電圧値(垂下前電圧)=15Vとする。また、図3は、スイッチング電源装置の出力電圧対出力電流特性を表すものであり、横軸は出力電流I1[A]を、縦軸は直流出力電圧Vout[V]を示している。
まず、スイッチング電源装置の通常時(図2のタイミングt1以前)の動作を説明する。
チョッパ回路1の入力端子T1,T2から供給された直流入力電圧Vinは、入力平滑コンデンサ11により平滑化されると共に、入力電圧監視回路2に供給される。また、平滑化されたドレイン電位VDと、ソース電位VSとの電位差(=VD−VS)、およびゲート電位VGと、ソース電位VSとの電位差(=VG−VS)に基づいて、NチャネルFET13にドレイン電流I2が流れ、このドレイン電流I2がカレントトランス12により検出され、その2次側に発生した電流が、電流監視回路3に供給される。
入力電圧監視回路2および電流監視回路3からそれぞれ出力される電位(信号線L1,L2の電位)は、過電流保護回路5内の比較器51により、その電位の大小が比較される。ここで図2(A),図2(B)に示したように、通常時(タイミングt1以前)には、ドレイン電流I2および出力電流I1の値は所定の基準値(それぞれ、Ith,55A)以下であるので、信号線L1の電位よりも信号線L2の電位のほうが低電位となり、比較器51の出力電圧V1は「L」レベル(=0V)となる。この比較器51の出力電圧V1と、出力電圧監視回路4から供給された電圧V2が抵抗器561,562により分圧された電位とに基づいて、信号線L3の電位V3が生成される。一方、入力電圧監視回路2から出力される電位(信号線L1の電位)と、比較電圧電源57から供給される電位V4が抵抗器581,582により分圧された電位とに基づいて、信号線L4の電位が生成される。
これら信号線L3の電位V3と信号線L4の電位との電位差は、制御IC6内の増幅器62により増幅され、その増幅された出力である信号線L5の電位と、発振器61から出力される発振パルスPLS1の電位とが、比較器63により比較される。その際、通常時は前述のように比較器51の出力電圧V1が「L」レベルであることから、図2(C)に示したように信号線L3の電位V3の値は2.5V以下となり、増幅器62を介した信号線L5の電位も所定値以下となるので、比較器63により制御パルスが出力され、これに基づいて駆動回路7により、図2(D)に示したような駆動パルスPLS2が生成される。
よって、駆動回路7から供給されたこの駆動パルスPLS2の電位(ゲート電位VG)に基づいて、前述のようにドレイン電流I2が、NチャネルFET13のチョッピング動作によりそのソースS側に供給される。そして、パルス電圧であるソース電位VSは、整流ダイオード14により整流され、チョークコイル15および出力平滑コンデンサ16により、その整流された電圧波形が平滑化される。このようにして、出力電流I1が負荷8に供給され、駆動される。またその際、直流出力電圧Voutが出力電圧監視回路4により監視されているので、例えば負荷8の抵抗値が変化するなどして、出力電流I1の値が変化するような場合でも、図2(F)および図3に示したように、直流出力電圧Voutの値は一定(この例では、15V)に保たれるようになっている。具体的には、例えば直流出力電圧Voutの値が増加した場合には、それに応じて出力電圧監視回路4から供給される電位V2、信号線L3の電位V3、そして信号線L5の電位の値もそれぞれ増加し、この値が増加した信号線L5の電位と発振パルスPLS2の電位とが比較されることで、駆動パルスPLS2のデューティ比が減少し、結果的に、直流出力電圧Voutの値が減少するようにNチャネルFET13が駆動される。なお、直流出力電圧Voutの値が減少した場合も、同様にして直流出力電圧Voutの値が増加するようにNチャネルFET13が駆動され、このようにして直流出力電圧Voutの値が一定に保たれるようになっている。
次に、出力電流I1が過電流状態となってから、過電流保護回路5により通常状態に復帰するまで(図2のタイミングt1〜タイミングt4の期間)の動作を説明する。なお、以下の説明における電圧電流ポイントP1〜P4とは、出力電圧対出力電流特性において、一の出力電圧と一の出力電流とにより定まる特性点を意味するものである。
まず、図3の矢印X1のように出力電流I1の値が増加し、図2のタイミングt1において、定格電流値である55Aを越え、過電流状態となった場合(図3の電圧電流ポイントP1の状態)、ドレイン電流I2も所定の基準値Ithの値を越える(図2(A))。そして、これを監視している電流監視回路3により、その値に応じて増加した電位(信号線L2の電位)が一定期間(タイミングt1〜タイミングt2の期間)供給され、比較器51の出力電圧V1も、この期間だけ「H」レベル(=5V)となる(図2(B))。
したがって、充電電流I3が充放電コンデンサ55に充電され、その結果、この期間では信号線L3の電位V3も2.5Vから5Vまで増加することとなる(図2(C))。またその際、前述のように抵抗器54および充放電コンデンサ55が積分回路を構成することから、これらの抵抗値および容量値から求められる時定数の値に応じて、その立ち上がり時間(波形の形状)が任意の値、つまりアナログ的に遅延される。そして、この信号線L3の電位V3の値が、この例では2.5Vを越えたことで、それに応じて増幅器62の出力である信号線L5の電位も増加し、比較器63から発振パルスPLS1に基づいた制御パルスが生成されなくなる。よって、駆動パルスPLS2の波形においてもオン状態の波形がなくなり(図2(D))、NチャネルFET13のドレイン電流I2も流れなくなる(図2(A))。したがって、図3の矢印X2に示したように、出力電流I1および直流出力電圧Voutの値が減少することとなる(図2(E),図2(F),図3)。なお、タイミングt2において、比較器51の出力電圧V1が再び「L」レベル(=0V)となった後は、充放電コンデンサ55から放電電流I4が放電され、これに応じて信号線L3の電位V3も、前述のように積分回路によりアナログ的に減少していく(図2(B),図2(C))。なお、信号線L3の電圧波形の遅延は、上述した抵抗器54および充放電コンデンサ55がなす積分回路に加え、比較器51に設けられたヒステリシス抵抗52によってもなされるようになっている。
次に、図2のタイミングt3において、信号線L3の電位V3が再び2.5V以下になったとき(図2(C))、この例では、出力電流I1および直流出力電圧Voutはそれぞれ、20Aおよび11V(垂下後電圧)となっている(図2(E),図2(F),図3の電圧電流ポイントP2)。また逆にいうと、出力電圧監視回路4により、直流出力電圧Voutが11Vまで低下したことが検出されたとき、信号線L3の電位V3は再び2.5V以下になるように設定されている。このとき、増幅器62を介して信号線L5の電位も減少していることから、前述のように駆動回路7により、再び駆動パルスPLS2のオン状態の波形が生成され(図2(D))、チョッパ回路1の動作が復帰することとなる。ここで、前述のように信号線L3の電位V3はアナログ的に減少していくことから、それに応じて、駆動パルスPLS2のデューティ比も、タイミングt3以降徐々に増加していく(図2(D))。よって、ドレイン電流I2、出力電流I1および直流出力電圧Voutも図3の矢印X3のように増加するが、これらの値もアナログ的に増加していくこととなる(図2(A),図2(E),図2(F))。
そして、図2のタイミングt4において、信号線L3の電位V3および駆動パルスPLS2のデューティ比が収束し(図2(C),図2(D))、ドレイン電流I2、出力電流I1および直流出力電圧Voutの値も通常時の値に戻ると(図2(A),図2(E),図2(F),図3の電圧電流ポイントP3)、直流出力電圧Voutが増加し、図3の電圧電流ポイントP4に移動し、元の状態に戻ることとなる。このようにして、直流出力電圧Voutの垂下が開始した時点である電圧電流ポイントP1を避けつつ、直流出力電圧Voutが元の値(=15V)であり、かつ電圧電流ポイントP1における出力電流I1よりも値が小さい(=40A)電圧電流ポイントP4まで復帰させることができる。
以上のように、本実施の形態では、カレントトランス12を介して電流監視回路3により、出力電流I1の過電流状態が検出されたとき、直流出力電圧Voutを垂下して、電圧電流ポイントP1における値(=15V)よりも小さくなるようにすると共に、その後、電圧電流ポイントP2,P3を介して、電圧電流ポイントP1における出力電流I1(=55A)よりも値が小さく(=40A)、かつ直流出力電圧Voutが元の値(=15V)である電圧電流ポイントP4まで復帰するようにしたので、過電流状態となった地点(電圧電流ポイントP1)付近での装置の停止および復帰動作が繰り返されることがなく、装置の安定動作を確保しつつ復帰することが可能となる。
また、抵抗器54および充放電コンデンサ55がなす積分回路に加え、比較器51に設けられたヒステリシス抵抗52により信号線L3の電圧波形を遅延させるようにしたので、より確実に電圧電流ポイントP1を避けつつ電圧電流ポイントP4まで復帰することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図4は、本実施の形態に係るスイッチング電源装置の構成を表すものである。この図で、上記第1の実施の形態(図1)と同一の構成要素には同一符号を付し、適宜、説明を省略する。
本実施の形態のスイッチング電源装置は、上記第1の実施の形態のスイッチング電源装置におけるチョッパ回路1の出力端子T3,T4間にバッテリ9を接続し、過電流状態から通常状態に復帰する際に、負荷8に対して、チョッパ回路1に加えてバッテリ9からも電流を供給するようにしたものである。その他の構成は、図1の場合と同様である。
バッテリ9は、上記のように過電流状態から通常状態に復帰する際に、負荷8に対して駆動電流I5を供給するためのものである。つまりこの場合、負荷8には、チョッパ回路1から出力電流I1が供給されると共に、バッテリ9からも駆動電流I5が供給され、全体として電流I6が供給される。したがって、過電流状態から通常状態に復帰する際の電圧電流ポイントが、任意に設定される。
図5は、本実施の形態のスイッチング電源装置の出力電圧対出力電流特性を表すものである。
このように、バッテリ9からも負荷8に対して駆動電流I5を供給するようにしたことで、過電流状態となった電圧電流ポイントP1から通常状態に復帰する際に、第1の実施の形態で示した図3の場合とは異なり、矢印X4,5に示したように、電圧電流ポイントP5,P6,P7の順に復帰するようになっている。つまり、電圧電流ポイントP1から直流出力電圧Voutを小さくする際(矢印X4)に、任意の傾きで行うことができ、負荷8へ供給される電流I6の値を任意に設定した上で装置を復帰させることができる。なお、図5に示した特性は、出力電流I1を一定のまま直流出力電圧Voutを小さくした場合の一例であり、この例には限られず、任意の傾きで行うことが可能である。
以上のように、本実施の形態では、チョッパ回路1の出力端子T3,T4間にバッテリ9を設け、過電流状態から通常状態に復帰する際に、負荷8に対して、チョッパ回路1に加えてバッテリ9からも電流を供給するようにしたので、第1の実施の形態における効果に加え、過電流状態から通常状態に復帰する際の電圧電流ポイントに対する自由度を向上させることができる。
以上、第1および第2の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、充放電コンデンサ55を用いてデューティ比を変化させる場合について説明してきたが、発振器61が供給する発振パルスPLS1の周波数を徐々に変化させることで、デューティ比を変化させるようにしてもよい。このように構成した場合でも、上記実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態では、チョッパ回路1におけるスイッチング素子を、NチャネルFET13により構成した場合について説明してきたが、PチャネルFETにより構成するようにしてもよく、さらに他のスイッチング素子、例えばバイポーラトランジスタなどにより構成するようにしてもよい。このように構成した場合でも、上記実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施の形態では、スイッチング電源装置がチョッパ型(チョッパ回路1)である場合について説明してきたが、例えばフルブリッジ型のスイッチング電源装置に適用することも可能である。このように構成した場合でも、上記実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るスイッチング電源装置の構成を表す回路図である。 図1のスイッチング電源装置の動作を説明するためのタイミング図である。 図1のスイッチング電源装置の出力電圧対出力電流特性を表す特性図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスイッチング電源装置の構成を表す回路図である。 図4のスイッチング電源装置の出力電圧対出力電流特性を表す特性図である。
符号の説明
1…チョッパ回路、2…入力電圧監視回路、3…電流監視回路、4…出力電圧監視回路、5…過電流保護回路、6…制御IC、7…駆動回路、8…負荷、9…バッテリ、11…入力平滑コンデンサ、12…カレントトランス、13…NチャネルFET、14,53…整流ダイオード、15…チョークコイル、16…出力平滑コンデンサ、51,63…比較器、52…ヒステリシス抵抗、54,561,562,581,582,642,643…抵抗器、55…充放電コンデンサ、57…比較電圧電源、61…発振器、62…増幅器、641…コンデンサ、T1,T2…入力端子、T3,T4…出力端子、LH…電源線、LG…接地線、VD…ドレイン電位、VS…ソース電位、VG…ゲート電位、PLS1…発振パルス、PLS2…駆動パルス。

Claims (5)

  1. 入力電圧をスイッチングすることによりパルス電圧を生成するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子により生成されたパルス電圧に基づいて出力電圧を生成する出力回路と、
    前記スイッチング素子を駆動するスイッチング駆動回路と、
    前記出力回路の出力電流を監視する電流監視回路と
    を備え、
    前記スイッチング駆動回路は、前記電流監視回路によって過電流状態が検出されたとき、前記出力回路の出力電圧を、前記過電流状態に至る前の出力電圧である垂下前電圧よりも小さくなるように垂下させて垂下後電圧とし、この垂下後電圧から前記垂下前電圧に復帰するときは、前記出力回路の出力状態を、電圧垂下開始時の出力電流よりも小さい出力電流に復帰させるように前記スイッチング素子の駆動を制御する
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記スイッチング駆動回路は、前記電流監視回路によって前記過電流状態が検出されたとき、前記パルス電圧のデューティ比が変化するように前記スイッチング素子の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記スイッチング駆動回路は、前記パルス電圧の波形の立ち上がりおよび立ち下がりを遅延させる充放電部を有すると共に、この充放電部を用いることにより、前記パルス電圧のデューティ比が変化するように前記スイッチング素子の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記スイッチング駆動回路は、前記パルス電圧の周波数を徐々に変化させることにより、前記パルス電圧のデューティ比が変化するように前記スイッチング素子の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記スイッチング駆動回路は、前記垂下後電圧において、前記電圧垂下開始時の出力電流よりも小さい出力電流となるように前記スイッチング素子の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
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