JP2006157668A - 映像品質測定装置および映像品質測定方法ならびにそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 そこでこの発明は、ユーザ側の端末で入手できるビットストリームの解析結果に基づいて、精度良く通信ネットワークを介して配信される映像の品質を評価できる、映像品質測定装置を提供する。
【解決手段】 受信した映像データのビットストリームを部分デコードする部分デコード処理部101と、部分デコードによって得られた各フレームのエラーコンディション値を算出し、前記エラーコンディション値から推定評価値を算出する映像品質測定処理部102とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 受信した映像データのビットストリームを部分デコードする部分デコード処理部101と、部分デコードによって得られた各フレームのエラーコンディション値を算出し、前記エラーコンディション値から推定評価値を算出する映像品質測定処理部102とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、映像がエンコードされた後、通信ネットワークなどを介して転送された該映像のビットストリームのデコード情報に基づいて、デコード後の映像の品質を推定する、映像品質測定装置および映像品質測定方法ならびにそのプログラムに関する。
インターネットなどの通信ネットワーク回線にエンコードした映像のビットストリームを送信して、映像を配信するサービスが近年多くなっている。この映像配信サービスにおいて、映像の品質の評価を行う技術が非特許文献1に公開されている。この技術においては、評価する映像と原画像とを比較することで映像の品質を測定する技術である。
ITU-T Recommendation J.144,"Objective perceptual video quality measurement techniques for digital cable television in the presence of a full reference,"2000.
ITU-T Recommendation J.144,"Objective perceptual video quality measurement techniques for digital cable television in the presence of a full reference,"2000.
しかしながら、通常、通信ネットワークを介して配信される際にクライアント側の端末が原画像を保持していることはありえないので、インターネットにおいてユーザ側の端末に原画像を保持させることは現実的ではない。したがって原画像と最終的に再生される映像とを比較することによる評価方法は、映像配信時の評価方法としては適切ではない。
そこでこの発明は、そこでこの発明は、ユーザ側の端末で入手できるビットストリームの解析結果に基づいて、原画像のデータを用いることなく精度良く通信ネットワークを介して配信される映像の品質を評価できる、映像品質測定装置および映像品質測定方法ならびにそのプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、受信した映像データのビットストリームを部分デコードする部分デコード手段と、前記部分デコードによって得られた各フレームのエラーコンディション値を算出するエラーコンディション値算出手段と、前記エラーコンディション値から推定評価値を算出する推定評価値算出手段と、を備えることを特徴とする映像品質測定装置である。
また本発明は、上述の映像品質測定装置において、前記エラーコンディション値算出手段は、エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックでない場合には、当該マクロブロックを中心とした範囲に対応する、直前および直後のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出し、前記エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックである場合には、当該Iフレームのマクロブロックを中心とした範囲の各マクロブロックと当該範囲に対応する直前のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出し、前記エラーを検出しなかったイントラマクロブロックのエラーコンディション値を0とし、前記エラーを検出しなかったインターマクロブロックのエラーコンディション値は、当該インターマクロブロックの参照先のフレームにおける、前記インターマクロブロックのフレーム内の参照範囲に重なる各マクロブロックの面積割合に基づいて算出し、前記フレームのエラーコンディション値を、該フレーム内のすべてのマクロブロックについて算出されたエラーコンディション値の平均により算出することを特徴とする。
また本発明は、上述の映像品質測定装置において、推定評価値算出手段は、算出された前記フレームのエラーコンディション値の値に基づいて、所定の推定値算出式を用いて1〜5の値を示す前記映像データの品質を示す推定評価値を算出することを特徴とする。
また本発明は、映像品質測定装置における映像品質測定方法であって、前記映像品質測定装置の部分デコード手段が、受信した映像データのビットストリームを部分デコードし、前記映像品質測定装置のエラーコンディション値算出手段が、前記部分デコードによって得られた各フレームのエラーコンディション値を算出し、前記映像品質測定装置の推定評価値算出手段が、前記エラーコンディション値から推定評価値を算出することを特徴とする映像品質測定方法である。
また本発明は、上述の映像品質測定方法は、前記エラーコンディション値算出手段において、エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックでない場合には、当該マクロブロックを中心とした範囲に対応する、直前および直後のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出し、前記エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックである場合には、当該Iフレームのマクロブロックを中心とした範囲の各マクロブロックと当該範囲に対応する直前のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出し、前記エラーを検出しなかったイントラマクロブロックのエラーコンディション値を0とし、前記エラーを検出しなかったインターマクロブロックのエラーコンディション値は、当該インターマクロブロックの参照先のフレームにおける、前記インターマクロブロックのフレーム内の参照範囲に重なる各マクロブロックの面積割合に基づいて算出し、前記フレームのエラーコンディション値を、該フレーム内のすべてのマクロブロックについて算出されたエラーコンディション値の平均により算出することを特徴とする。
また本発明は、上述の映像品質測定方法は、推定評価値算出手段において、算出された前記フレームのエラーコンディション値の値に基づいて、所定の推定値算出式を用いて1〜5の値を示す前記映像データの品質を示す推定評価値を算出することを特徴とする。
また本発明は、映像品質測定装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、受信した映像データのビットストリームを部分デコードする処理と、前記部分デコードにおいてエラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックでない場合に、当該マクロブロックを中心とした範囲に対応する、直前および直後のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出する処理と、前記部分デコードにおいて前記エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックである場合に、当該Iフレームのマクロブロックを中心とした範囲の各マクロブロックと当該範囲に対応する直前のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出する処理と、前記部分デコードにおいて前記エラーを検出しなかったイントラマクロブロックのエラーコンディション値を0と決定する処理と、前記部分デコードにおいて前記エラーを検出しなかったインターマクロブロックのエラーコンディション値を、当該インターマクロブロックの参照先のフレームにおける、前記インターマクロブロックのフレーム内の参照範囲に重なる各マクロブロックの面積割合に基づいて算出する処理と、前記フレームのエラーコンディション値を、該フレーム内のすべてのマクロブロックについて算出されたエラーコンディション値の平均により算出する処理と、算出された前記フレームのエラーコンディション値の値に基づいて、所定の推定値算出式を用いて1〜5の値を示す前記映像データの品質を示す推定評価値を算出する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、原画像を用いることなく、送信されてきたビットストリームをデコードしてその際に得られたデコード情報から推定を行っているので、原画像やそのパラメータがなくとも映像品質を推定することができる。またデコード処理が部分デコードで済むために処理負荷を軽減することができる。
以下、本発明の一実施形態による映像品質測定装置を図面を参照して説明する。図1は本実施形態による映像品質測定装置の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は映像品質測定装置である。そして映像品質測定装置1において、符号101は通信ネットワークを介して送られてきた映像のビットストリームを用いて部分デコードの処理を行う部分デコード処理部である。また102は部分デコード処理部101においてデコードされた映像の推定評価値を算出する映像品質測定処理部である。
本実施形態における映像品質測定装置1は、通信ネットワークを介して接続されたサーバなどの他のコンピュータのエンコーダでエンコードされた映像を受信し、デコードした映像の品質を測定するために、後述する推定評価値を算出する処理を行う。
図2は部分デコード処理部の機能概要を示す図である。
部分デコード処理部101は、映像のビットストリームを受信バッファに蓄積していき、VLCデコーダ(可変長符号デコーダ)において、各種デコード情報を取り出す。部分デコードとは、デコード処理において、図2の機能ブロック図においてVLCデコーダが処理行うまでのデコード処理のことを言う。ここでデコード情報は、画像タイプ、動きベクトル、マクロブロックタイプ、DCT(Discrete Cosine Transform)係数、量子化係数などである。
部分デコード処理部101は、映像のビットストリームを受信バッファに蓄積していき、VLCデコーダ(可変長符号デコーダ)において、各種デコード情報を取り出す。部分デコードとは、デコード処理において、図2の機能ブロック図においてVLCデコーダが処理行うまでのデコード処理のことを言う。ここでデコード情報は、画像タイプ、動きベクトル、マクロブロックタイプ、DCT(Discrete Cosine Transform)係数、量子化係数などである。
図3は映像品質測定装置の処理フローを示す図である。
次に映像品質測定装置1の処理フローについて説明する。
映像品質測定装置1においては、まず、部分デコード処理部101が映像のビットストリームを部分デコードする(ステップS1)。この部分デコードの処理においては、部分デコード処理部101のVLCデコーダがデコード情報(各フレームごとの、画像タイプ、マクロブロックごとの動きベクトル、マクロブロックタイプ、DCT係数、量子化係数)を取得し、映像品質測定処理部102に送信する。
次に映像品質測定装置1の処理フローについて説明する。
映像品質測定装置1においては、まず、部分デコード処理部101が映像のビットストリームを部分デコードする(ステップS1)。この部分デコードの処理においては、部分デコード処理部101のVLCデコーダがデコード情報(各フレームごとの、画像タイプ、マクロブロックごとの動きベクトル、マクロブロックタイプ、DCT係数、量子化係数)を取得し、映像品質測定処理部102に送信する。
ここで、図4(エラーコンディション値の算出の処理概要を示す第1の図)で示すように、部分デコード処理部101がデコードした映像の情報においては、部分的な映像の各フレームに関する情報が含まれるが、これらのフレームには、Iフレーム<フレーム内(Intra frame)符号化画面。このフレームでは、すべてのマクロブロックがIntra符号化される>、Pフレーム<フレーム間(Predictive)予測符号化画面。マクロブロック毎Intra符号化とInter符号化が選択できるフレームタイプである>、Bフレーム<双方向 (Bidirectional)予測符号化画面。過去のIまたはPフレームを予測に使うだけでなく未来のIまたはPフレームをも予測に使うことができる画面である>、の3つの種類の各フレームに関するデコード情報が含まれている。
そして、映像品質測定処理部102は、エラーの含まれているマクロブロックを検出した場合には、そのエラーを検出したマクロブロックを含むフレームがIフレームか否かを判断する。そして、エラーを検出したマクロブロックを含むフレームがIフレームでない場合には、図5(エラーコンディション値の算出の処理概要を示す第2の図)で示すように、当該エラーを検出したマクロブロックを中心とした3×3=9個のマクロブロックの範囲に対応する、直前および直後のIフレームにおけるマクロブロックの範囲のデコード情報を特定する。また、エラーを検出したマクロブロックを含むフレームがIフレームである場合には、当該Iフレームのマクロブロックを中心とした3×3=9個のマクロブロックと当該各マクロブロックの範囲に対応する直前のIフレームにおける各マクロブロック9個のデコード情報を特定する。なお映像品質測定処理部102は、マクロブロックのデコード情報を1つずつ読み取っていき、当該デコード情報の中に予期しない情報が含まれている場合などにおいて、そのマクロブロックをエラーとして検出している。例えば、マクロブロックタイプのビット部分でVLCデコードに失敗した場合は当該マクロブロックをエラーのあるマクロブロックと特定している。
また映像品質測定処理部102は、特定した直前のIフレームのマクロブロックをmbn、直後のIフレーム(エラーを検出したマクロブロックを含むフレームがIフレームである場合にはそのIフレーム)のマクロブロックをMBn、mbnの量子化係数をmbqpn、mbnのDCT係数直流成分をmbdct0n、MBnの量子化係数をMBqpn、MBnのDCT係数直流成分をMBdct0n、2つのIフレームそれぞれの前記特定した各9個のマクロブロックのうち、エラーでないマクロブロック個数をmとして、エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を、
により算出する。
また、映像品質測定処理部102は、エラーの検出されなかったイントラマクロブロック(IフレームまたはPフレーム内にあるイントラマクロブロック)については、エラーコンディション値MBval=0とする。また映像品質測定処理部102は、エラーの検出されなかったインターマクロブロック(PフレームまたはBフレーム内にあるインターラマクロブロック)については、図6(エラーコンディション値の算出の処理概要を示す第3の図)に示すように、当該インターマクロブロックの範囲に対応する参照先フレーム内の範囲fを特定し、当該範囲fに含まれる複数のマクロブロック(mb1,mb2,mb3,mb4)の前記範囲fに重なる面積割合(a,b,c,d)に応じた各エラーコンディション値(mbval1,mbval2,mbval3,mbval4)を用いて、前記エラーを検出しなかったインターマクロブロックのエラーコンディション値を、
により算出する。これにより、映像品質測定処理部102は各フレーム内のすべてのマクロブロック(インターマクロブロック、イントラマクロブロック)のエラーコンディション値を算出する(ステップS2)。そして1つのフレームのエラーコンディション値framevalを、当該フレーム内全てのマクロブロックのエラーコンディション値の平均により算出する(ステップS3)。
エラーコンディション値はそのままの値では主観評価の値と結びつきにくいため、分散比を利用した値(Baseval)に置き換える。置き換えの式はPSNR(Peak Signal to Noise Ratio)の計算式を参考にし、映像のフレーム数をframenumとすると、映像品質測定処理部102はBasevalの値を
により算出する(ステップS4)。そして、
の計算式により、1〜5までの間の数値により推定評価値(InferMOS)を算出する(ステップS5)。これにより、1〜5までの間の数値を示す推定評価値を得ることができ、これにより、映像の評価を行うことができる。なお、推定評価値(InferMOS)を得る式(4)は、実際に映像をユーザに視聴させて1〜5までの数値で当該映像を評価させ、そのときの式(3)で得られたBasevalの値との関係を実験により複数取得したデータによって決定されたものである。
なお、映像品質の測定の方法としては、
<1>完全な原画像を使用する方法(FR法)
<2>原画像中のパラメータを使用する方法(RR法)
<3>原画像を一切使用しない方法(NR法)
の3つの方法が提案されているが、本願発明の映像品質測定装置1による測定方法は上記<3>の方法に属する。上記<3>の方法の技術は現在、ほとんど開発が進んでいない技術の領域である。この技術を用いることにより、例えば映像を再生するクライアント端末で映像の品質評価をする際に、原画像や原画像中のパラメータを保持していなくても測定を行うことが可能となる。例えばインターネットを利用してリアルタイムに配信する際には、原画像をクライアント端末に保持させることは困難である。本願発明の映像品質測定装置1による測定方法では原画像を用いることなく、送信されてきたビットストリームをデコードしてその際に得られた情報から測定を行っているので、原画像やそのパラメータがなくとも映像品質を測定することができる。
<1>完全な原画像を使用する方法(FR法)
<2>原画像中のパラメータを使用する方法(RR法)
<3>原画像を一切使用しない方法(NR法)
の3つの方法が提案されているが、本願発明の映像品質測定装置1による測定方法は上記<3>の方法に属する。上記<3>の方法の技術は現在、ほとんど開発が進んでいない技術の領域である。この技術を用いることにより、例えば映像を再生するクライアント端末で映像の品質評価をする際に、原画像や原画像中のパラメータを保持していなくても測定を行うことが可能となる。例えばインターネットを利用してリアルタイムに配信する際には、原画像をクライアント端末に保持させることは困難である。本願発明の映像品質測定装置1による測定方法では原画像を用いることなく、送信されてきたビットストリームをデコードしてその際に得られた情報から測定を行っているので、原画像やそのパラメータがなくとも映像品質を測定することができる。
また本願発明の映像品質測定装置1を端末に備えておき、映像品質が悪いと判断した場合(所定の推定評価値以下で合った場合)には、管理者にその旨のメッセージを通知したり、また、ルータなどのネットワーク中継器に映像品質測定装置1の機能を備えておき、当該ネットワーク中継器において映像品質が悪いと判断した場合(所定の推定評価値以下で合った場合)には、ルーティングを変更する処理を行うことによって、映像品質の劣化を防ぐような技術に応用することができる。
また本願発明の映像品質測定装置1による映像品質測定方法によれば、デコード処理が部分デコードで済むために処理負荷が軽減することができる。従来の他の方式においてはビットストリーム全てのデコードを行う計算コストが必要であるが、本方法では部分デコード(処理負荷は通常法のデコード処理の20〜30%)のみで良いために大幅な処理負荷を軽減することができる。そのため様々なネットワーク機器に本方式を導入することでネットワークノードにおける映像品質を管理・把握することができるようになると考えられる。
なお上述の映像品質測定装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・映像品質測定装置
101・・・部分デコード処理部
102・・・映像品質測定処理部
101・・・部分デコード処理部
102・・・映像品質測定処理部
Claims (7)
- 受信した映像データのビットストリームを部分デコードする部分デコード手段と、
前記部分デコードによって得られた各フレームのエラーコンディション値を算出するエラーコンディション値算出手段と、
前記エラーコンディション値から推定評価値を算出する推定評価値算出手段と、
を備えることを特徴とする映像品質測定装置。 - 前記エラーコンディション値算出手段は、
エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックでない場合には、当該マクロブロックを中心とした範囲に対応する、直前および直後のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出し、
前記エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックである場合には、当該Iフレームのマクロブロックを中心とした範囲の各マクロブロックと当該範囲に対応する直前のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出し、
前記エラーを検出しなかったイントラマクロブロックのエラーコンディション値を0とし、
前記エラーを検出しなかったインターマクロブロックのエラーコンディション値は、当該インターマクロブロックの参照先のフレームにおける、前記インターマクロブロックのフレーム内の参照範囲に重なる各マクロブロックの面積割合に基づいて算出し、
前記フレームのエラーコンディション値を、該フレーム内のすべてのマクロブロックについて算出されたエラーコンディション値の平均により算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の映像品質測定装置。 - 推定評価値算出手段は、
算出された前記フレームのエラーコンディション値の値に基づいて、所定の推定値算出式を用いて1〜5の値を示す前記映像データの品質を示す推定評価値を算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の映像品質測定装置。 - 映像品質測定装置における映像品質測定方法であって、
前記映像品質測定装置の部分デコード手段が、受信した映像データのビットストリームを部分デコードし、
前記映像品質測定装置のエラーコンディション値算出手段が、前記部分デコードによって得られた各フレームのエラーコンディション値を算出し、
前記映像品質測定装置の推定評価値算出手段が、前記エラーコンディション値から推定評価値を算出する
ことを特徴とする映像品質測定方法。 - 前記エラーコンディション値算出手段において、
エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックでない場合には、当該マクロブロックを中心とした範囲に対応する、直前および直後のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出し、
前記エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックである場合には、当該Iフレームのマクロブロックを中心とした範囲の各マクロブロックと当該範囲に対応する直前のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出し、
前記エラーを検出しなかったイントラマクロブロックのエラーコンディション値を0とし、
前記エラーを検出しなかったインターマクロブロックのエラーコンディション値は、当該インターマクロブロックの参照先のフレームにおける、前記インターマクロブロックのフレーム内の参照範囲に重なる各マクロブロックの面積割合に基づいて算出し、
前記フレームのエラーコンディション値を、該フレーム内のすべてのマクロブロックについて算出されたエラーコンディション値の平均により算出する
ことを特徴とする請求項4に記載の映像品質測定方法。 - 推定評価値算出手段において、
算出された前記フレームのエラーコンディション値の値に基づいて、所定の推定値算出式を用いて1〜5の値を示す前記映像データの品質を示す推定評価値を算出する
ことを特徴とする請求項5に記載の映像品質測定方法。 - 映像品質測定装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
受信した映像データのビットストリームを部分デコードする処理と、
前記部分デコードにおいてエラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックでない場合に、当該マクロブロックを中心とした範囲に対応する、直前および直後のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出する処理と、
前記部分デコードにおいて前記エラーを検出したマクロブロックがIフレームのマクロブロックである場合に、当該Iフレームのマクロブロックを中心とした範囲の各マクロブロックと当該範囲に対応する直前のIフレーム内の範囲に重なる各マクロブロックのデコード情報に基づいて、該エラーを検出したマクロブロックのエラーコンディション値を算出する処理と、
前記部分デコードにおいて前記エラーを検出しなかったイントラマクロブロックのエラーコンディション値を0と決定する処理と、
前記部分デコードにおいて前記エラーを検出しなかったインターマクロブロックのエラーコンディション値を、当該インターマクロブロックの参照先のフレームにおける、前記インターマクロブロックのフレーム内の参照範囲に重なる各マクロブロックの面積割合に基づいて算出する処理と、
前記フレームのエラーコンディション値を、該フレーム内のすべてのマクロブロックについて算出されたエラーコンディション値の平均により算出する処理と、
算出された前記フレームのエラーコンディション値の値に基づいて、所定の推定値算出式を用いて1〜5の値を示す前記映像データの品質を示す推定評価値を算出する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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