JP2006157577A - 車載アンテナ - Google Patents

車載アンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2006157577A
JP2006157577A JP2004346223A JP2004346223A JP2006157577A JP 2006157577 A JP2006157577 A JP 2006157577A JP 2004346223 A JP2004346223 A JP 2004346223A JP 2004346223 A JP2004346223 A JP 2004346223A JP 2006157577 A JP2006157577 A JP 2006157577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface portion
led
vehicle
radiation surface
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004346223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4200966B2 (ja
Inventor
Sakumi Toda
策巳 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004346223A priority Critical patent/JP4200966B2/ja
Publication of JP2006157577A publication Critical patent/JP2006157577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4200966B2 publication Critical patent/JP4200966B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】 フロントガラスへの窓貼り状態とダッシュボードにブラケットにより取付けられる状態の何れでもインジケータを確認し易くする。
【解決手段】 車載アンテナ1がフロントガラス18に貼付けられた状態では、運転者は、インジケータ9を構成するレンズ12の第1放射面部14aを通じてLED4を視認する。車載アンテナ1がダッシュボードにブラケットにより取付けられた状態では、レンズ12の第2放射面部15aを通じてLED4を視認する。この場合、第1放射面部14aの視野範囲は、第2放射面部15aの視野範囲よりも大きく設定されているものの、レンズ12の形状及びLED4の配置を工夫することにより、第1放射面部14a全体から放射される光量を第2放射面部全体から放射される光量よりも大きくするようにしたので、車載アンテナ1の窓貼り状態であっても、インジケータ9を確実に視認することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フロントガラスに貼付けられる窓貼り状態とダッシュボードにブラケットにより取付けられるオンダッシュ取付け状態の2通りの取付け状態が可能であると共に、所定状態で点灯するインジケータを備えた車載アンテナに関する。
例えばETC(Electronic Toll Collection System)では、ETCカードが車載器本体に正常に読込まれた場合は、車載器本体のインジケータを点灯することによりその旨を運転者に報知するようにしている。
尚、本発明の従来技術は、一般的な内容であることから、先行文献の記載を省略する。
近年、車載器本体の設置場所が多様化しており、運転者が走行中に視認しにくい場所に設置されることが多々あり、このような場合は、走行中のインジケータの視認が困難となる。
そこで、フロントガラス或いはダッシュボードに取付け可能な車載アンテナにインジケータを設けることが考えられている。
しかしながら、車載アンテナがフロントガラスに取付けられた窓貼り状態の場合は、前方の視界を妨げないようにルームミラーの背面側のフロントガラスに貼付けられるのが通常であるものの、斯様に限定された位置に取付けられた車載アンテナの位置が車種或いは運転者の体形によって運転者の目線に対して大きく異なることから、インジケータを視認可能な視野範囲が狭い場合は、車種或いは運転者の体形によってインジケータがルームミラー或いはサンバイザーに隠れてしまい、インジケータを視認しづらくなる。また、車載アンテナの窓貼付け状態では、外光の影響を受け易いことから、インジケータの光量が大きいことが望まれる。
一方、車載アンテナをダッシュボードに取付けたオンダッシュ取付け状態の場合は、フロントガラスに貼付けた場合に比較して車種或いは運転者の体形による運転者の目線に対する位置の変動が小さいことから、インジケータを視認可能な視野範囲は比較的狭くても支障を生じることはない。また、オンダッシュ取付け時は、外光の影響が比較的小さいことから、インジケータの光量が大きい場合には、例えば夜間走行時にインジケータが眩しく感じられるようになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、フロントガラスに貼付けられる窓貼り状態とダッシュボードにブラケットにより取付けられるオンダッシュ取付け状態の何れの取付け状態であってもインジケータを確認し易くすることができる車載アンテナを提供することにある。
請求項1の発明によれば、車載アンテナの窓貼り状態では、運転者は、レンズの第1放射面部を通じてLEDを視認することになる。このとき、第1放射面部を通じてLEDを視認可能な視野範囲が第2放射面部を通じてLEDを視認可能な視野範囲よりも大きく設定されているので、車載アンテナが例えばルームミラーの背面側のフロントガラスに取付けられるにしても、その取付け位置を調整することによりインジケータを確実に視認することができる。
ここで、レンズの第1放射面部全体から放射されるLEDからの光量は、第2放射面部全体から放射されるLEDからの光量よりも大きいので、上述したように第1放射面部を通じてLEDを視認可能な視野範囲が第2放射面部を通じてLEDを視認可能な視野範囲よりも大きく設定されているにしても、窓貼り状態でインジケータの視認性が低下してしまうことを防止できる。また、第2放射面部からの光量は抑制されているので、オンダッシュ取付け状態で例えば夜間走行時にインジケータが眩しくなることもない。
請求項2の発明によれば、車載アンテナの窓貼り状態では、運転者は、第1放射面部を通じて虚像形成部で形成されたLEDの虚像を複数視認するようになるので、LEDからの光量が低下することなく当該LEDを確実に視認することができる。
請求項3の発明によれば、LEDの光軸周辺の強度が大きな光は、第1反射面部及び第2反射面部で反射して第1放射面部及び第2放射面部からそれぞれ外部に放射されるので、LEDからの強度の大きな光を効率よくレンズから放射することができる。この場合、LEDの光軸周辺の強度が大きな光は、主に第1反射面部で反射されるので、第1放射面部から放射される光量の増大を図ることができる。
請求項4の発明によれば、第1反射面部或いは第2反射面部に入射しようとする外光をケースの遮光部により遮断することができるので、第1放射面部或いは第2放射面部を通じたLEDの視認性が外光により低下してしまうことを防止できる。
請求項5の発明によれば、第1放射面部の視野範囲と第2放射面部の視野範囲とが連続した2面となっているので、連続する2面方向からLEDを視認することが可能となる。これにより、車載アンテナの各取付け状態での視野範囲の拡大を図ることができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1ないし図15を参照して説明する。図3及び図4は、車載アンテナの斜め上方向及び斜め下方向からの斜視図、図5は車載アンテナの平面図、図6は車載アンテナの縦断側面図である。これらの図3ないし図6において、車載アンテナ1は、自動料金課金システムの車載器の一部を構成するもので、図示しない車載器本体とケーブルで接続されて構成されている。尚、図3ないし図6では、車載アンテナ1と車載器本体とを接続するケーブルの図示を省略した。
車載アンテナ1は、合成樹脂製のケース2の内部にアンテナエレメントが接続された回路基板3(図6のみに図示、アンテナエレメントは省略)を収納して構成されている。
回路基板3の平面を概略的に示す図7において、回路基板3の端部には切欠部3aが形成されており、その切欠部3aにチップ形状のLED4が搭載されて上方を臨んでいる。従って、図6に示すようにLED4のLEDチップ4aが切欠部3a内に位置していることにより、その光放射範囲が切欠部3aの上端周縁で規制されるものの、切欠部3aの開口側を臨む方向に関しては、切欠部3aにより規制されることなく図6における水平方向へも放射されるようになっている。このLED4は、車載器本体がETCカードを正常に読込んだ状態で点灯する。
ケース2の一端面には側方に突出した膨出部5が形成されており、その膨出部5の上端にケース2の上面に対して一段低くなった段部6が形成されている。この段部6の背面中央には、ケース2内と連通する第1開口部7が形成されている。
段部6においてケース2の上面と連なる背面には、第1開口部7を中心とした扇状の壁面部8が形成されている。これらの段部6及び壁面部8は、第1開口部7から外部を臨むインジケータ9の垂直方向の視野角及び水平方向の視野角に対応して形成されており、視野範囲の外側からインジケータ9に入射しようとする外光を遮断する機能を発揮するようになっている。
また、ケース2の上面には、奥部となるに従って深さ寸法が大きくなる陥没部10が形成されており、その陥没部10の奥端部中央には、ケース2内と連通する第2開口部11が形成されている。陥没部10の側壁面10aは、第2開口部11を中心にした扇状に形成されている。この陥没部10の側壁面10a及び底面部10bは、インジケータ9の視野範囲に対応して形成されており、視野範囲の外側からインジケータ9に入射しようとする外光を遮断する機能を発揮するようになっている。
ここで、ケース2の上面角部にはレンズ12が取付けられており、そのレンズ12の端部が第1開口部7及び第2開口部11から外方を臨んでいる。この場合、ケース2においてレンズ12の配置位置に対応した部位には遮光部13が形成されており、その遮光部13によりレンズ12の上面は外部から遮蔽されている。
また、レンズ12がケース2に配置された形態では、回路基板3のLED4がレンズ12の側面に対向している。
本実施例では、上述したLED4とレンズ12によりインジケータ9が構成されている。
図8及び図9はレンズ12の上斜め方向及び下斜め方向からの斜視図、図10はケース2への取付け状態で示すレンズ12及び遮光部13の断面図である。これらの図8ないし図10において、レンズ12は、第1導光部14と第2導光部15(図10中に第1導光部14と第2導光部15との境界線を破線で示す)とからなると共に、これらの第1導光部14及び第2導光部15の両側に取付部16を一体に形成した形状をなしている。第1導光部14の端部には、スカート形状の第1放射面部14aが設けられている。また、第2導光部15の端部には第2放射面部15aが設けられている。
レンズ12においてLED4と反対となる側面には、第1導光部14と第2導光部15との境界線を基端する第1反射面部14b及び第2反射面部15bがそれぞれ形成されている。
第1導光部14においてLED4と対向する部位には虚像形成部14cが形成されている。この虚像形成部14cは、垂直方向の断面が内側への湾曲形状の凹条部14c1を複数連結してなる。この虚像形成部14cは、第1放射面部14aを通じてLED4を視認した場合に、複数のLED4が垂直方向に並んでいるように見せるためのもので、このような効果を得るためにLED4から所定距離離間した位置に設けられている。
ここで、レンズ12において、第1反射面部14b及び第2反射面部15bに向かう光が入射する受部12aは、垂直方向の断面が内側への湾曲形状に形成されている。これは、第1反射面部14b及び第2反射面部15bに向かう光がレンズ12への入光時に反射により減衰してしまうことを防止するためである。また、第1放射面部14aの面積は第2放射面部15aの面積よりも大きく設定されている。これは、車載アンテナ1がフロントガラスに窓貼りされた状態では、その取付け位置はルームミラーの背面側のフロントガラスで運転者の視界を損なわない比較的狭い範囲であり、しかも斯様に狭い取付け可能範囲が車種及び運転者の体形によって運転者の目線に対して大きく変動することから、第2放射面部15aの面積をできるだけ大きく設けることにより窓貼りされた車載アンテナ1を運転者が視認可能となるように考慮したからである。
また、レンズ12は、LED4の光軸(図10中に一点鎖線で示す)が第1反射面部14bと第2反射面部15bとの境界線上に位置しているのではなく、第1反射面部14bに交差するように偏心して設けられている。これは、LED4の光軸中心の強度の大きな光を主に第1反射面部14bで第1放射面部14a側に反射させるためである。また、第1反射面部14bは、垂直方向の断面が外側への湾曲形状に形成されている。これは、第1反射面部14bで反射した光を垂直方向に散乱させて面積の大きな第1放射面部14a全体から放射させるためである。さらに、虚像形成部14cにおいて第1反射面部14b側に位置する端部は、LED4と第1反射面部14bの端部とを結ぶ直線上(図10中に二点破線で示す)に沿って形成されている。これは、LED4から第1反射面部14bに向かう光が虚像形成部14cの影響を受けることなく効率よく到達させるためである。
そして、上記構成のレンズ12は、取付部16がケース2の遮光部13の両側に熱溶着、或いは超音波接着、或いは接着により位置決め状態で固定されており、この固定状態では、図10に示すようにレンズ12の第1反射面部14bと第2反射面部15bとが遮光部13に近接して対向している。また、レンズ12の第1放射面部14aは、第1開口部7から外部を臨んでいると共に、壁面部8及び段部6で視野範囲が規制された形態となる。また、レンズ12の第2放射面部15aは、第2開口部11から外方を臨んでいると共に、陥没部10の側壁部10a及び底面部10bで視野範囲が規制された形態となる。
尚、ケース2の上面には、図5に示すように「ETC」のロゴマーク17が形成されている。このロゴマーク17は、レンズ12の第2放射面部15aからの光を妨げないように周囲に溝を形成する構成としている。
ところで、本実施例の車載アンテナ1を車両に装着する場合は、フロントガラスに直接貼り付ける窓貼り状態とブラケットを用いてダッシュボードに取付けるオンダッシュ取付け状態の2通りの方法が可能である。
図1は車載アンテナ1をフロントウィンドに取付けた窓貼り状態での縦断側面図を示し、図2は窓貼り状態での斜視図を示している。これらの図1及び図2において、車載アンテナ1がフロントガラス18に窓貼りされた状態では、レンズ12の第1放射面部14aが車室の後方側を臨むことになる。この場合、フロントガラス18の傾斜角度が50°であるとすると、フロントガラス18に真上から入光する外光(図1中の二点鎖線)がレンズ12の第1放射面部14aに入光してしまうことがないようにケース2の形状が設計されている。また、車載アンテナ1が運転者の目線よりも上側に位置するルームミラーの背面側のフロントガラス18に取付けられるのが一般的であることから、車載アンテナ1が傾斜角度50°のフロントガラス18に取付けられた場合は、運転者の目が、第1放射面部14aの垂直方向の視野角(図1中に一点鎖線で示す)の下限に位置するように当該垂直方向の視野角が設定されている。同様に、車載アンテナ1が傾斜角度20°のフロントガラスに取付けられた場合は、運転者の目が、第1放射面部14aの垂直方向の視野角の上限に位置するように当該垂直方向の視野角が設定されている。つまり、本実施例の車載アンテナ1のインジケータ9は、車載アンテナ1が窓貼りされた状態で、フロントガラス18の傾斜角度が20°から50°の車両に対応するように設計されており、この条件を満足する場合には、運転者の目は、レンズの第1放射面部14aの略垂直方向の視野角に位置するようになっている。
また、車載アンテナ1は、運転席と助手席との間に位置するルームミラーの背面側のフロントガラス18に貼付けられることから、右ハンドル車或いは左ハンドル車にも対応するには、レンズ12の第1放射面部14aの水平方向の視野角内に右ハンドル車或いは左ハンドル車の運転者の目が位置するように当該水平方向の視野角が設定されている。
尚、インジケータ9の視野範囲はできるだけ大きい方がよいものの、それではインジケータ9の光量が低下してしまうと共に、外光の影響を受け易くなることから、本実施例では、上述したような視野範囲を設定するようにしている。
一方、図11は車載アンテナ1をブラケット19により車両のダッシュボードに取付けたオンダッシュ取付け状態を示している。
図12は、ブラケット19の斜視図である。この図12において、ブラケット19は、ABS樹脂などの合成樹脂から形成されており、前端側には開口部20が形成されている。底部21はダッシュボードに取付け可能に平坦に形成され、天井部22の裏面は車載アンテナ1が取付け可能に平坦に形成されている。開口部20内には位置決め部23が形成されている。この位置決め部23は、開口部20の奥面に形成されて前方を指向する2つのリブ23aと天井部22から垂下した1つの突片23bとから構成されている。
このような構成のブラケット19に車載アンテナ1を取付けるには、車載アンテナ1の奥端部をリブ23aの先端に当てた状態で車載アンテナ1の底面を両面テープによりブラケット19の天井部22の裏面に貼付ける。そして、車載アンテナ1が取付けられたブラケット19の底部21をダッシュボードに両面テープにより貼付ける。このとき、車載アンテナ1のレンズ12の第2放射面部15aを運転者が視認可能なようにブラケット19を位置決めする。
この場合、第2放射面部15aの視野範囲内に運転者の目が位置する必要があるが、ダッシュボード上に配置される車載アンテナ1と運転者の目との位置関係は、車種或いは運転者の体形によって大きく変動することがないことから、第2放射面部15aの視野範囲は、第1放射面部14aの視野範囲よりも小さく設定されている。
さて、ETCカードが車載器本体に正しく読込まれると、LED4が点灯し、LED4からの光がレンズ12に照射される。このとき、車載アンテナ1の窓貼り状態では第1放射面部14aから放射される光が有効となることから、LED4から第1導光部14に対して照射された光の経路について説明する。
第1導光部14に照射されたLEDからの光は、虚像形成部14cと第1反射面部14bに照射される。虚像形成部14cに照射された光は、図13に示すように当該虚像形成部14cの凹条部14c1で垂直方向に散乱されるので、第1放射面部14aの垂直方向の視野角にわたって散乱された状態で放射される。この場合、視野範囲内に位置する運転者の目には、虚像形成部14cにより複数の虚像のLED4が垂直方向に分散した状態に見える。
ここで、LED4は、その光軸周辺の光強度が大きいという特性を有することから、LED4の光軸周辺の光を虚像形成部14cに入射させたのでは、第1放射面部14aを通じて視認可能なLED4の虚像の光強度にムラを生じてしまう。また、上述したようにインジケータ9の視認性を高めるために第1放射面部14aの面積を第2放射面部15aの面積よりも大きくしていることから、第1導光部14に対する光量を第2導光部15に対する光量よりも高める必要がある。
そこで、本実施例では、LED4からの光のうち光軸周辺の光強度の大きな光を主に第1反射面部14bで反射させて第1放射面部14aから放射するようにした。この場合、第1反射面部14bは垂直方向の断面が外側への湾曲形状に形成されているので、図14に示すように第1反射面部14bで反射した光を第1放射面部14aから外部に均一に放射することができる。
従って、運転者の目には、上述した虚像形成部14cによる複数の虚像のLED4に加えて第1放射面部14a全体が明るく輝いて見えるので、車載アンテナ1が窓貼り状態であっても、車載アンテナ1のインジケータ9からの光を外光の影響を受けることなく確実に視認することができる。
次に、車載アンテナ1がオンダッシュ取付け状態での光の経路について説明する。この車載アンテナ1のオンダッシュ取付け状態では第2放射面部15aから放射される光が有効となることから、LED4から第2導光部15に対して照射された光の経路について説明する。
第2導光部15に照射されたLED4からの光は、図15に示すように第2反射面部15bで反射して第2放射面部15aから視野範囲に放射される。これにより、視野範囲に位置する運転者の目には、第2放射面部15a全体が明るく輝いて見えるので、車載アンテナ1のインジケータ9からの光を外光の影響を受けることなく視認することができる。また、第2放射面部15a全体からの光量は抑制されているので、夜間走行時であっても、インジケータ9が眩しすぎてしまうことを防止できる。
このような実施例によれば、車載アンテナ1のインジケータ9を構成するLED4からの光を外部に放射するためのレンズ12の形状として、第1放射面部14aを通じてLED4を視認可能な視野範囲を、第2放射面部15aを通じてLED4を視認可能な視野範囲よりも大きく設定したので、車載アンテナ1を窓貼り状態した場合に、その取付け位置が制約され且つ車種或いは運転者の体形によって運転者の目に対する位置が大きく変動するにしても、インジケータ9の点灯状態を確実に視認することができる。
しかも、上述したように第1放射面部14aを通じてLED4を視認可能な視野範囲を、第2放射面部15aを通じてLED4を視認可能な視野範囲よりも大きく設定するにしても、第1放射面部14aから放射される光量を、第2放射面部15aから照射される光量よりも大きくなるようにレンズ12の形状を工夫すると共に、レンズ12に対するLED4の配置位置を工夫するようにしたので、車載アンテナ1の窓貼り状態でのインジケータ9の視認性を高めることができる。
さらに、インジケータ9からの光を拡散させるのではなく、虚像形成部14cによりLED4の虚像を形成したり、第1反射面部14b及び第2反射面部15bでLED4からの光を反射させて第1放射面部14a及び第2放射面部15aから放射したりするようにしたので、インジケータ9から放射される光量が低下してしまうことを効果的に防止することができる。
尚、車載アンテナ1が窓貼りされた状態では、車載アンテナ1はルームミラーの背面側のフロントガラス18、つまり運転席と助手席との中間に取付けられることから、上述した効果は、右ハンドル車或いは左ハンドル車に限らず同一に得られるものである。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について図16を参照して説明するに、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。この第2実施例は、レンズ12の虚像形成部14cによる虚像を、垂直方向に加えて水平方向にも形成するようにしたことを特徴とする。
レンズ12を斜め下方向から斜視して示す図16において、レンズ12の虚像形成部14cは、垂直方向に加えて水平方向にも湾曲した球面部14c2を面状に複数連結してなる。このような形状の虚像形成部14cに入射した光は、垂直方向に散乱するのに加えて水平方向にも散乱するようになるので、第1放射面部14aの視野範囲に位置する運転者の目には、垂直方向に加えて水平方向にも複数のLEDの虚像が見えるようになる。
このような実施例によれば、第1放射面部14aの視野範囲では、LED4の虚像が垂直方向に加えて水平方向にも複数見えるので、第1実施例のものに比較して、車載アンテナ1の窓貼り状態で水平方向からのインジケータ9の視認性を高めることができる。
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例について図17及び図18を参照して説明する。この第3実施例は、レンズ12の第1放射面部14aの視野範囲と第2放射面部15aとの視野範囲とが連続するように設けたことを特徴とする。
図17は車載アンテナ1の平面図、図18は車載アンテナ1の縦断側面図である。これらの図17及び図18において、レンズ12の第1放射面部14a及び第2放射面部15aは略直交して連続する2面として設けられており、第1放射面部14aに加えて第2放射面部15aが虚像形成部14cからの光を受けるようになっている。また、上記実施例で設けられていたレンズ12の第2反射面部15bは省略されていると共に、ケース2の遮光部13も省略されており、第1放射面部14aと第2放射面部15aとがケース2の上端角部において連続したL字形状をなすように露出している。
LED4からの光は、上記各実施例と同様にレンズ12の虚像形成部14cにより拡散される。この場合、第1放射面部14aに加えて第2放射面部15aが虚像形成部14cからの光を受けるように設けられているので、LED4からの光は第1放射面部14aの視野範囲に加えて第2放射面部15aの視野範囲にも放射される。ここで、第1放射面部14aと第2放射面部15aとが連続して設けられているので、第1放射面部14aの視野範囲と第2放射面部15aの視野範囲とが連続することになり、運転者は、連続する2面方向から虚像のLED4を視認可能となっている。従って、車載アンテナ1の窓貼り状態でインジケータ9を視認可能な視野範囲の拡大を図ることができる。また、レンズ12の第1反射面部14bで反射した光は、主に第1放射面部14aから放射されるので、第1放射面部14aへの光量を第2放射面部15aへの光量よりも増大し、車載アンテナ1の窓貼り状態におけるLED4の視認性を高めることができる。
このような実施例によれば、レンズ12の第1放射面部14aと第2放射面部15aとを略直交して連続する2面のL字形状としたので、第1放射面部14aの視野範囲と第2放射面部15aの視野範囲とが連続して車載アンテナ1の窓貼り状態における視野範囲の拡大を図ることが可能となり、車載アンテナ1の取付けの作業性を高めることができると共に意匠性を高めることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上記実施例に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
オンダッシュ取付け用のブラケットとしては、図19に示すように車載アンテナ1の角度を調整可能なものを用いるようにしてもよい。つまり、ブラケット31は、ダッシュボードに取付けられる底部32にケース33をネジ34により角度自在に取付けて構成されている。ケース33は、ダッシュボードへの取付け状態でフロントガラス側となる部位が開口しており、その開口部から車載アンテナ1を取付けるようになっている。ブラケットのケース33において車室の後方側となる壁面下部には窓部35が形成されており、その窓部35からケース33に取付けられた車載アンテナ1の第2放射面部15aが車室の後方側を臨んでいる。従って、あらゆる車両に対して汎用的に通信品質が保たれるようにケース33の角度調整を行いながら、運転者がインジケータ9を確実に視認することができる。
レンズ12の虚像形成部14cは、凹条部14c1に代えて凸条部を複数連結したり、外側に湾曲する球面部を平面状に連結したりすることにより形成してもよい。
本発明の第1実施例を示す窓貼り状態で示す車載アンテナの縦断側面図 窓貼り状態で示す車載アンテナの斜視図 車載アンテナの斜め上方からの斜視図 車載アンテナの斜め下方からの斜視図 車載アンテナの平面図 車載アンテナの縦断側面図 回路基板を概略的に示す平面図 レンズの斜め上方からの斜視図 レンズの斜め下方からの斜視図 LEDとの位置関係を示すレンズの縦断側面図 ブラケットへの取付け状態で示す車載アンテナの斜視図 ブラケットの斜視図 虚像形成部で拡散した光の経路を示す図10相当図 第1反射面部で反射した光の経路を示す図10相当図 第2反射面部で反射した光の経路を示す図10相当図 本発明の第2実施例を示す図9相当図 本発明の第3実施例を示す図5相当図 図6相当図 本発明のその他の実施例を示す図11相当図
符号の説明
図面中、1は車載アンテナ、2はケース、3は回路基板、4はLED、12はレンズ、13は遮光部、14aは第1放射面部、14bは第1反射面部、14cは虚像形成部、15aは第2放射面部、15bは第2反射面部、18はフロントガラス、19,31はブラケットである。

Claims (5)

  1. フロントガラスに貼付けられる窓貼り状態とダッシュボードにブラケットにより取付けられるオンダッシュ取付け状態の2通りの取付け状態が可能であると共に、所定状態で点灯するインジケータを備えた車載アンテナであって、
    前記インジケータは、
    ケース内に配置されたLEDと、
    前記窓貼り状態で車室の後方側を臨む第1放射面部及び前記オンダッシュ取付け状態で車室の後方側を臨む第2放射面部を有し、前記LEDからの光を受けて前記第1放射面部及び前記第2放射面部から外部に光を放射するレンズとから構成され、
    前記レンズは、
    前記第1放射面部を通じて前記LEDを視認可能な視野範囲が前記第2放射面部を通じて前記LEDを視認可能な視野範囲よりも大きく設定されていると共に、前記第1放射面部全体から放射される前記LEDからの光量が、前記第2放射面部全体から放射される前記LEDからの光量よりも大きくなるような形状に形成されていることを特徴とする車載アンテナ。
  2. 前記レンズは、前記第1放射面部を通じて前記LEDを視認可能な視野範囲に前記LEDの虚像を複数形成する虚像形成部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の車載アンテナ。
  3. 前記レンズは、前記LEDの光軸周辺の光を前記第1放射面部及び前記第2放射面部にそれぞれ反射する第1反射面部及び第2反射面部が形成され、
    前記LEDは、その光軸が前記第1反射面部に交差するように位置決めされていることを特徴とする請求項1または2記載の車載アンテナ。
  4. 前記ケースは、前記第1反射面部及び前記第2反射面部を通じて前記レンズに入光する光を遮断する遮光部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の車載アンテナ。
  5. 前記レンズは、前記第1放射面部と前記第2放射面とが略直交して連続する2面として設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の車載アンテナ。

JP2004346223A 2004-11-30 2004-11-30 車載アンテナ Expired - Fee Related JP4200966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004346223A JP4200966B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 車載アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004346223A JP4200966B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 車載アンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006157577A true JP2006157577A (ja) 2006-06-15
JP4200966B2 JP4200966B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=36635306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004346223A Expired - Fee Related JP4200966B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 車載アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4200966B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296108A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車載アンテナ
JP2013183078A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Asahi Rubber Inc レンズ付きled装置及び多方向照明装置
KR101610403B1 (ko) * 2010-10-13 2016-04-07 현대자동차주식회사 안테나 장치 분리형 통행요금 지불시스템 및 그 안테나 장치
JP2016116047A (ja) * 2014-12-13 2016-06-23 株式会社ヨコオ アンテナ装置
JP2016195306A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社デンソー 車載アンテナ
JP2020015415A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 株式会社デンソー Etcアンテナ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296108A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車載アンテナ
KR101610403B1 (ko) * 2010-10-13 2016-04-07 현대자동차주식회사 안테나 장치 분리형 통행요금 지불시스템 및 그 안테나 장치
JP2013183078A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Asahi Rubber Inc レンズ付きled装置及び多方向照明装置
JP2016116047A (ja) * 2014-12-13 2016-06-23 株式会社ヨコオ アンテナ装置
JP2016195306A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社デンソー 車載アンテナ
JP2020015415A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 株式会社デンソー Etcアンテナ
JP7115103B2 (ja) 2018-07-25 2022-08-09 株式会社デンソー Etcアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4200966B2 (ja) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9294657B2 (en) Vehicular imaging device
US7492281B2 (en) Vehicle exterior mirror assembly with blind spot indicator
US7510311B2 (en) Exterior rearview mirror for vehicles, in particular motor vehicles
KR101804311B1 (ko) 백라이트 유닛
US11535174B2 (en) External sensor attachment portion structure
US20100026475A1 (en) Exterior rear view mirror with indicator light
US7220030B2 (en) Exterior mirror having lamp and exterior rear-view mirror having lamp
JP2012166615A (ja) 車載カメラ
US8545071B2 (en) Device for viewing front-lateral area of vehicle
US10562447B2 (en) Interior lighting module for a motor vehicle
JP2012148668A (ja) デフロスタ吹出口
JP4200966B2 (ja) 車載アンテナ
EP3511205A1 (en) Vehicular detection device and vehicular lamp
CN108386815B (zh) 一种汽车尾灯及具有该汽车尾灯的车辆
CN116006915A (zh) 车辆用水坑灯
JP2001093311A (ja) 暗視装置用ヘッドランプ
JP7063776B2 (ja) 車両用撮像ユニット
CN110131669A (zh) 机动车辆的照明和/或发光信号装置
US11414015B2 (en) Vehicle blind spot detection system
JP2019204615A (ja) 車両用灯具
KR102448011B1 (ko) 차량용 운전자 감지장치
CN221213726U (zh) 后视镜组件和车辆
JP7423300B2 (ja) 車両用灯具
JP6376023B2 (ja) 車載アンテナ
KR200475585Y1 (ko) 차량용 안개등 어셈블리 쉴드 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4200966

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees