JP2006155361A - 部材発注システム、部材発注プログラムおよび部材発注方法 - Google Patents

部材発注システム、部材発注プログラムおよび部材発注方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 不要な在庫をできるだけ減らしつつ部材を確保し、さらに製品の需要変動にも好適に対応できるようにする。
【解決手段】 オーダ情報と、資源情報と、資源使用余力情報とから、オーダに対する製品製造計画と、製品製造計画に対応する資源使用計画とを立案し、製品の常時確保量を製品別に格納した製品別常時確保量情報内の各製品について、製品製造計画の期間内の各時期における追加可能製造量を算出する。各製品の追加可能製造量の算出においてはそれぞれが資源使用計画において確保されていない未確保量を全て使用可能であると仮定する。各製品の各時期における追加可能製造量に基づき、各製品について常時確保量分を追加製造するための追加製造計画と、追加製造計画に対応する資源の追加使用計画とを立案し、各製品の追加製造でそれぞれ使用する各時期における各資源の資源量に基づいて、各時期に対する各資源の追加発注量を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製品の製造において、部材の先行発注を計画するための部材発注システム、部材発注プログラムおよび部材発注方法に関する。
受注に対して製品を滞りなく出荷するためには、在庫の管理が不可欠である。在庫の管理には、製品の在庫管理と部材の在庫管理があるが、ここでは部材の在庫管理を対象とする。部材の在庫計画には、大きく分けて次の3つの方法がある。
(1)統計による部材需要予測による在庫管理
過去の部材使用履歴から将来の部材使用頻度を予測し、過不足ができるだけでないように安全在庫水準を決定して部材を発注する方法。
(2)かんばん方式
予めかんばん枚数を決定し、かんばん枚数分を上限に在庫をもち、部材が使用された量だけ追加発注するしくみ。かんばん枚数の決定は経験と勘で行われることが多い。
(3)需要計画+MRP(Material Requirement Planning)による計画在庫
需要計画を立案し、計画通りに生産することを前提に、必要なタイミングで部材が供給されるように発注を行う。
特開2003-223547公報
しかし、上記3つの方法において、
(1)の方法では、部材の需要予測を正確に行うのは難しく、どうしても安全在庫を多めにとらざるを得ない。
(2)の方法では、かんばん枚数を動的に変化させるのが難しく、需要の変化が大きい製品には向かない。
(3)の方法では、需要計画通りに生産が滞りなく行われれば問題ないが、需要予測は外れる事が多い。このため、予測が外れた場合の対処を考慮してやはり多めに部材を発注しておく必要があるが、多めに発注する部材に対しては使用計画との同期を考慮するのが難しく、(1)の方法と同じ問題が生じる。
このように、部材の安全在庫をもつ場合には一般に部材在庫が過多となりやすい。また、計画に基づいて部材発注を行うと余分な在庫は減るが、安全在庫のような考え方も入れないと外乱に弱くなるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、不要な在庫をできるだけ減らしつつ部材を確保でき、さらに製品の需要変動にも対応できる部材発注システム、部材発注プログラムおよび部材発注方法を提供することにある。
本発明の一態様としての部材発注システムは、製品の希望納期と希望数量とを含むオーダを複数格納したオーダ情報と、前記製品の製造で使用する資源の情報を前記製品の種類別に格納した資源情報と、前記資源の資源使用可能量と資源余力量とを時期及び前記資源の種類ごとに格納した資源使用余力情報とを記憶した製品情報記憶手段と:前記オーダに対する製品製造計画と、前記製品製造計画に対応する資源使用計画とを立案する計画立案手段と:前記製品の常時確保量を製品別に格納した製品別常時確保量情報を記憶した常時確保量記憶手段と:前記製品別常時確保量情報の各製品について、前記製品製造計画の期間内の各時期における追加可能製造量を算出する、各製品の追加可能製造量の算出においてはそれぞれが前記使用可能量及び前記資源余力量のうち前記資源使用計画において確保されていない未確保量を全て使用可能であると仮定する、追加製造可能量算出手段と: 前記各製品の各時期における追加可能製造量に基づき、前記各製品について前記常時確保量分を追加製造するための追加製造計画と、前記追加製造計画に対応する資源の追加使用計画とを立案する追加計画立案手段と:前記各製品の追加製造でそれぞれ使用する各時期における各資源の資源量に基づいて、各時期に対する前記各資源の追加発注量を決定する追加発注量算出手段と:を備える。
本発明の一態様としての部材発注プログラムは、製品の希望納期と希望数量とを含むオーダを複数格納したオーダ情報と、前記製品の製造で使用する資源の情報を前記製品の種類別に格納した資源情報と、前記資源の資源使用可能量と資源余力量とを時期及び前記資源の種類ごとに格納した資源使用余力情報とを記憶した製品情報記憶手段から、前記オーダ情報、前記資源情報及び資源使用余力情報を読み出し、前記オーダに対する製品製造計画と、前記製品製造計画に対応する資源使用計画とを立案する計画立案ステップと:前記製品の常時確保量を製品別に格納した製品別常時確保量情報を記憶した常時確保量記憶手段から前記製品別常時確保量情報を取得する製品別常時確保量取得ステップと:前記製品別常時確保量情報の各製品について、前記製品製造計画の期間内の各時期における追加可能製造量を算出する、各製品の追加可能製造量の算出においてはそれぞれが前記使用可能量及び前記資源余力量のうち前記資源使用計画において確保されていない未確保量を全て使用可能であると仮定する、追加製造可能量算出ステップと:前記各製品の各時期における追加可能製造量に基づき、前記各製品について前記常時確保量分を追加製造するための追加製造計画と、前記追加製造計画に対応する資源の追加使用計画とを立案する追加計画立案ステップと:前記各製品の追加製造でそれぞれ使用する各時期における各資源の資源量に基づいて、各時期に対する前記各資源の追加発注量を決定する追加発注量算出ステップと:をコンピュータに実行させる。
本発明の一態様としての部材発注方法は、製品の希望納期と希望数量とを含むオーダを複数格納したオーダ情報と、前記製品の製造で使用する資源の情報を前記製品の種類別に格納した資源情報と、前記資源の資源使用可能量と資源余力量とを時期及び前記資源の種類ごとに格納した資源使用余力情報とを記憶した製品情報記憶手段から、前記オーダ情報、前記資源情報及び資源使用余力情報を読み出し、前記オーダに対する製品製造計画と、前記製品製造計画に対応する資源使用計画とを立案する計画立案ステップと:前記製品の常時確保量を製品別に格納した製品別常時確保量情報を記憶した常時確保量記憶手段から前記製品別常時確保量情報を取得する製品別常時確保量取得ステップと:前記製品別常時確保量情報の各製品について、前記製品製造計画の期間内の各時期における追加可能製造量を算出する、各製品の追加可能製造量の算出においてはそれぞれが前記使用可能量及び前記資源余力量のうち前記資源使用計画において確保されていない未確保量を全て使用可能であると仮定する、追加製造可能量算出ステップと:前記各製品の各時期における追加可能製造量に基づき、前記各製品について前記常時確保量分を追加製造するための追加製造計画と、前記追加製造計画に対応する資源の追加使用計画とを立案する追加計画立案ステップと:前記各製品の追加製造でそれぞれ使用する各時期における各資源の資源量に基づいて、各時期に対する前記各資源の追加発注量を決定する追加発注量算出ステップと: をコンピュータが実行する。
本発明により、不要な在庫をできるだけ減らしつつ部材を確保でき、さらに製品の需要変動にも対応できる。
図1は、本発明の一実施の形態に従った部材発注システムの構成を示すブロック図である。
基本情報設定手段M01は、BOM(Bill Of Material)D01、製品情報D02、資源情報D03およびオーダ情報D04を設定するためのものである。
BOMD01は、図2に一例として示すBOMテーブルから構成される。BOMテーブルは、製品ID、使用資源および数量係数を含む。例えば、製品P1の製造には、部材資源R1が1つ、部材資源R2が2つ、機械資源Mが1台、必要である。
製品情報D02は、図5に一例として示す製品マスタテーブルから構成される。この例では製品マスタテーブルには製品IDだけが登録されている。
資源情報D03は、図3に一例として示す資源マスタテーブルと、図4に一例として示す資源納入・余力計画テーブルとから構成される。図3に示すように、資源として、3つの部材R1〜R3と、1つの機械Mとが登録されている。図4において、部材R3〜R3の納入予定量は、既存の部材発注に対するサプライヤからの回答結果である。機械Mの納入予定量は1日あたりの生産量である。余力量はサプライヤが追加供給可能な部材量を示す。
オーダ情報D04は、図6に一例として示す製品オーダテーブルから構成される。製品オーダテーブルには、図5の製品マスタテーブルに登録された各製品に対するオーダの情報が登録される。この例では、2つの既存オーダO11、O21に対して新規オーダO12が1つ入ってきた状態が示される。オーダIDはアルファベット「O」と、2つの数字とから構成され、2つの数字のうち、上位桁は製品IDに対応し、下位桁はオーダ番号に対応する。
図1に戻り、余力常時確保量設定手段M02は、製品別常時余力確保量D07を設定するためのものである。製品別常時余力確保量D07は、製品別に余力として確保しておくべき製品量を表す(図17参照)。
スケジューリング手段M04は、BOMD01、製品情報D02、資源情報D03およびオーダ情報D04を用いて、製品製造計画D05および資源使用計画D06を立案する。
製品製造計画D05は、図7に一例として示す製品製造計画テーブルから構成される。製品製造計画テーブルは、各製品に対する日付ごとの製造計画を含む。図7の製品製造計画テーブルは、図6に示す既存オーダに対して計画された製造計画を示している。図7の受注オーダ数は、図6の希望数量に対応する。製品製造計画テーブルは後に理解されるようにスケジューリング手段M04によって更新(再立案)される対象となる。
資源使用計画D06は、図8に一例として示す資源使用計画テーブルから構成される。資源使用計画テーブルは、製品の製造計画に対応して、各日付について、各資源の資源使用量を含む。資源使用計画テーブルは後に理解されるようにスケジューリング手段M04によって更新(再立案)される対象となる。
図1に戻り、スケジューリング手段M04は、立案した製品製造計画D05および資源使用計画D06と、製品別常時余力確保量D07とに基づいて、製品別資源仮使用計画D08を立案する。そして、部材発注計画計算手段M03は、製品別資源仮使用計画D08および資源使用計画D06を用いて部材発注計画D09を計算する。製品別資源仮使用計画D08および部材発注計画D09については後に詳述する。
図9は、図1に示す部材発注システムによる処理の概略手順を示すフローチャートである。
既存オーダの製造計画(S11)では、スケジューリング手段M04が、最新の資源使用計画テーブルに基づいて、製品製造計画テーブルおよび既存オーダ(図6参照)について、資源が不足していないかをチェックする。不足する場合には既存オーダのうち、どのオーダの計画を変更するかを決定して、製品オーダテーブル、製品製造計画テーブルおよび資源使用計画テーブルをそれぞれ更新する。
新規オーダの製造計画(S12)では、スケジューリング手段M04が、既存オーダの計画で確保されていない資源を使って新規オーダ(図6参照)の計画を立案して、製品オーダテーブル、製品製造計画テーブルおよび資源使用計画テーブルをそれぞれ更新する。
余力計算(S13)では、既存オーダおよび新規オーダ計画で確保されていない資源を使って、各製品の追加製造可能量を日ごとに計算して、製品オーダテーブル、製品製造計画テーブルおよび資源使用計画テーブルをそれぞれ更新する。
追加発注分仮計画の作成(S14)では、スケジューリング手段M04が、製品別余力常時確保量D07に基づいて、製品毎の余力スケジュールのうち時間的に早い方から常時余力確保量分の製品製造計画を割り当てて、製品別の仮追加製造計画を作成する。スケジューリング手段M04は、この製品別の仮追加製造計画に基づいて、部材の仮使用計画を、製品別資源仮使用計画D08として作成する。
部材発注量の計算(S15)では、部材発注計画計算手段M03が、製品別資源仮使用計画D08と、資源使用計画D06とに基づいて、各部材の発注量を日別に表した部材発注計画D09を作成する。
以下、各手順の詳細について説明する。
図10は、既存オーダの製造計画(S11)の内容を詳細に示すフローチャートである。
スケジューリング手段M04は、サプライヤ等からの部材の最新情報に基づいて資源情報D03を更新し(S21)、もし部材に不足が生じれば(S22、S23のYES)、優先度の低い既存オーダを計画から外して新規オーダと同じ扱いにする(S24)。ここでは、BOMD01、製品情報D02、資源情報D03、オーダ情報D04、製品製造計画D05および資源使用計画D06は、図2〜図8の状態にあるとし、従って不足部材は発生しない。よって、既存オーダの変更はない(S23のNO)。
図11は、新規オーダの製造計画(S12)の内容を詳細に示すフローチャートである。
新規オーダの製造計画では、既存オーダの計画を満たすことを前提に、新規オーダに対する製造計画を立てる(S31〜S33)。ここでは簡単のため、既存オーダの計画は一切変えずに追加のオーダ分だけを計画する。より詳細には以下の通りである。
製品iに対するオーダjの希望数量をOij、希望納期をDij、製品iのオーダjに対する日付kにおける製造量をPij(k)、追加製造量をQij(k)、製品iの製造に使用する部材rの数量係数をαir、部材rの日付kでの納入量をXr(k)、現在の使用計画量をYr(k)、追加計画量をZr(k)、余力量をAr(k)、機械のキャパシティをM(k)、製品iの機械に対する数量係数をβi、とすると、選択された製品iのオーダjに対する追加製造計画は例えば次のように定式化できる(線形計画法)。
Max:Σijkij・Qij(k) /(1+|k-Dij|)}
S.t.
Σk{Qij(k)} ≦ Oij
Qij(k)・αir = Zr(k)
Xr(k)+Ar(k)-Yr(k) ≧ Zr(k)
Σij{βi(Pij(k)+Qij(k))}≦ M(k)
δijは納期からのずれに対するペナルティ係数を表し、できるだけ納期近くで製品を製造するように定式化するものである。
この問題を最適化することによって図6における新規オーダO12を計画すると、Q12(3)=10、Z1(3)=10、Z2(3)=20、となる。但し、日付k=0は2003/1/1に対応し、従って日付k=3は2003/1/4に対応する。これらQ12(3)=10、Z1(3)=10、Z2(3)=20を、図7の製造計画テーブルおよび図8の資源使用計画テーブルに追加すると、図12の製造計画テーブルおよび図13の資源使用計画テーブルのようになる。
図13の資源使用計画テーブルにおいて部材R1、R3の在庫量がマイナスになっているが、これは、余力量を使うことを意味している。
以上の新規オーダの製造計画を受け、図6の製品オーダテーブルは、図14に示す製品オーダテーブルのように更新される。オーダO12に対する回答納期には、追加製造量Qij(k)がゼロでない最大の日付を書き込む。つまり、追加製造が複数日に渡る場合は最後の日を回答納期とする。オーダO12の回答納期は、希望納期よりも遅いものとなっている。
新規オーダが複数存在する場合は、以上のようにして新規オーダを1つずつ計画していっても良いし、新規オーダのすべてを一度に最適化問題として解いても良い。
図15は、余力計算(S13)の内容を詳細に示すフローチャートである。
余力計算は現在の製品製造計画において、各日付に対して最大でどれだけ製品の増産が可能か(余力量)を計算するものである(S41〜S43)。製品間の資源の排他は行わないものとする。つまり、ある製品の余力計算で使われる資源は他の製品の余力計算にも使われる。従って、ある製品に対して実際にオーダが入った場合、他の製品の余力が減少することがある。つまり、余力量はその値に示される数の製造が保証されたものではないが、追加製造の可能性を表すものである。余力量の計算方法についてより詳細には以下の通りである。
製品iのオーダjに対する日付kにおける製造量をPij(k)、製品iに対する日付kにおける余力量(追加可能な製造量)をAi(k)、製品iの製造に使用する部材rの数量係数をαir、日付kにおける部材rの納入量をXr(k)、現在の使用計画量をYr(k)、追加計画量をZr(k)、余力量をAr(k)、機械のキャパシティをM(k)、製品iの機械に対する数量係数をβi、とすると、選択された製品iオーダjの日付kに対する余力計算は例えば次のように定式化できる(線形計画法)。
Max: Ai(k)
S.t.
Ai(k)・αir = Zr(k)
Σk’≦k{Xr(k’)+Ar(k’)-Yr(k’)} ≧ Zr(k)
Σij{βi・Pij(k)}+βi・Ai(k)≦ M(k)
これをi,j,kすべてについて独立に計算し、この計算結果に基づき、図12の製品製造計画テーブルの余力情報を更新すると、図16に示す製品製造計画テーブルのようになる。なお、この段階では、図13の資源使用計画テーブルは更新しない。
図18は、追加発注分仮計画の作成(S14)の内容を詳細に示すフローチャートである。
追加発注分仮計画は、各製品について、その余力に合わせて余力常時確保量を追加製造した場合に使用する部材の量とその日付(時期)とを計算するものである(S51〜S53)。
まず、余力常時確保量設定手段M02は、図17に一例として示す製品別余力常時確保量テーブルに、製品毎の余力常時確保量(製品別余力常時確保量D07)を設定する。スケジューリング手段M04は、この製品別余力常時確保量D07と、製品製造計画テーブル(図16参照)と、資源使用計画テーブル(図13参照)とに基づき、追加発注分仮計画を行う。より詳細には以下の通りである。
製品iに対する余力常時確保量をUi、製品iに対する日付kにおける製造量をPi(k)、追加製造量をQi(k)、製品iの製造に使用する部材rの数量係数をαir、日付kにおける部材rの納入量をXr(k)、現在の使用計画量をYr(k)、追加計画量をZr(k)、余力量をAr(k)、機械のキャパシティをM(k)、製品iの機械に対する数量係数をβi、とすると、選択された製品iに対する仮製造計画は例えば次のように最適化問題として定式化できる(線形計画法)。
Max:Σk{(KMAX-k)・δ・Qi(k) }
S.t.
Σk{Qi(k)} ≦ Ui
Qi(k)・αir = Zr(k)
Xr(k)+Ar(k)-Yr(k) ≧ Zr(k)
Σi{βi(Pi(k)+Qi(k))}≦ M(k) KMAXは最大の日付インデックス(製造計画の最後の日付に対するインデックス)、δは納期からのずれに対するペナルティ係数を表し、できるだけ早い日付で製品を製造できるように、制約条件(S.t.)の下、目的関数を最適化する。
この最適化を行うと、製品P1および製品P2に対する仮製造計画は、図19に示す製品仮追加製造計画テーブルのようになる。図16の製品製造計画テーブルに対して仮計画フィールドが追加されている。この仮製造計画に対応する資源使用計画は、図20に示す製品別資源仮使用計画テーブルのようになる。図13の資源使用計画テーブルに対して、P1仮計画フィールドおよびP2仮計画フィールドが追加されている。追加されたP1仮計画フィールドおよびP2仮計画フィールドのデータは、図1の製品別部仮使用計画D08に対応する。
次に、部材発注量の計算(S15)について説明する。
図1の部材発注計画計算手段M03は、図20の製品別資源仮使用計画テーブル(製品別資源仮使用計画D08および資源使用計画D06)に基づき、各部材の日付毎に、オーダに対して確定した部材使用量(使用予定フィールドの値)と、部材仮使用量(P1仮計画およびP2仮計画フィールドの値)とから部材の発注量を決定する。日付kにおける部材rの使用計画量をZr(k)、製品iによる部材の仮使用計画量をZ’ir(k)とすると、発注計画量Tr(k)は例えば次のように計算される。
Tr(k) = Zr(k)+maxi{Z’ir(k)}
maxi{Z’ir(k)}の代わりに、例えばΣi{Z’ir(k)}や、maxi{Z’ir(k)}以上Σi{Z’ir(k)}以下の数値としても良い。
以上の式により計算された発注計画量を、図20の製品別資源仮使用計画テーブルに追加した部材発注計画テーブルを図21に示す。図21の部材発注計画テーブルにおける発注計画フィールドのデータは、図1の部材発注計画D09に対応する。図21の発注計画量はサプライヤに送られ、サプライヤは、受け取った発注計画量を、前回受け取った発注計画量と比較するなどして、納入予定量を決定し、顧客に送る。
以上に説明した部材発注システムにおける各手段M01、M02、D03の機能は、通常のプログラミング技法を用いて作成したプログラムをコンピュータに実行させることによって実現してもよいし、ハードウェアによって実現してもよい。
このように、製品製造の余力量と同期して仮の資源使用計画を立案し、この仮の資源使用計画に基づいて部材発注計画を立てると、製品の増産可能なタイミングに合わせた部材発注を行うことができる。
つまり、製品の製造に必要な他の資源(部材および機械)の不足や生産キャパシティの不足など、製品の増産ができない状態で部材を納入しても、納入した部材は、余分な在庫となる。また、背景技術の欄で述べた安全在庫方式(1)では、部材がなくなると補充されるが、補充量は統計的な予測で行われるため正確な予測は難しく、多めに発注せざるを得ない。
これに対し、本実施の形態によれば、製品の増産可能なタイミングに合わせた部材発注を行うため、不要な在庫を減らしつつ部材を確保できる。また、これにより、需要計画に基づく計画生産(3)やかんばん方式(2)よりも需要変動に好適に対応できる。
図1は、本発明の一実施の形態に従った部材発注システムの構成を示すブロック図である。 BOMテーブルの例を示す。 資源マスタテーブルの例を示す。 資源納入・余力計画テーブルの例を示す。 製品マスタテーブルの例を示す。 製品オーダテーブルの例を示す。 製品製造計画テーブルの例を示す。 資源使用計画テーブルの例を示す。 図1に示す部材発注システムによる処理の概略手順を示すフローチャートである。 既存オーダの製造計画の内容を詳細に示すフローチャートである。 新規オーダの製造計画の内容を詳細に示すフローチャートである。 更新された製造計画テーブルの例を示す。 更新された資源使用計画テーブルの例を示す。 更新された製品オーダテーブルの例を示す。 余力計算の内容を詳細に示すフローチャートである。 更新された製品製造計画テーブルの例を示す。 製品別余力常時確保量テーブルの例を示す。 追加発注分仮計画の作成の内容を詳細に示すフローチャートである。 製品仮追加製造計画テーブルの例を示す。 製品別資源仮使用計画テーブルの例を示す。 部材発注計画テーブルの例を示す。
符号の説明
M01:基本情報設定手段
M02:余力常時確保量設定手段
M03:部材発注計画計算手段
D01:BOM
D02:製品情報
D03:資源情報
D04:オーダ情報
D05:製品製造計画
D06:資源使用計画
D07:製品別余力常時確保量
D08:製品別資源仮使用計画
D09:部材発注計画

Claims (9)

  1. 製品の希望納期と希望数量とを含むオーダを複数格納したオーダ情報と、前記製品の製造で使用する資源の情報を前記製品の種類別に格納した資源情報と、前記資源の資源使用可能量と資源余力量とを時期及び前記資源の種類ごとに格納した資源使用余力情報とを記憶した製品情報記憶手段と:
    前記オーダに対する製品製造計画と、前記製品製造計画に対応する資源使用計画とを立案する計画立案手段と:
    前記製品の常時確保量を製品別に格納した製品別常時確保量情報を記憶した常時確保量記憶手段と:
    前記製品別常時確保量情報の各製品について、前記製品製造計画の期間内の各時期における追加可能製造量を算出する、各製品の追加可能製造量の算出においてはそれぞれが前記使用可能量及び前記資源余力量のうち前記資源使用計画において確保されていない未確保量を全て使用可能であると仮定する、追加製造可能量算出手段と:
    前記各製品の各時期における追加可能製造量に基づき、前記各製品について前記常時確保量分を追加製造するための追加製造計画と、前記追加製造計画に対応する資源の追加使用計画とを立案する追加計画立案手段と:
    前記各製品の追加製造でそれぞれ使用する各時期における各資源の資源量に基づいて、各時期に対する前記各資源の追加発注量を決定する追加発注量算出手段と:
    を備えた部材発注システム。
  2. 前記追加計画立案手段は、線形計画法によって、前記常時確保量分の追加製造を可能な限り早い時期に完了する追加製造計画を立案することを特徴とする請求項1に記載の部材発注システム。
  3. 前記追加発注量算出手段は、前記各時期において、前記各製品の追加製造でそれぞれ使用する各資源の資源量のうち最大の資源量を、各資源の追加発注量として決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の部材発注システム。
  4. 製品の希望納期と希望数量とを含むオーダを複数格納したオーダ情報と、前記製品の製造で使用する資源の情報を前記製品の種類別に格納した資源情報と、前記資源の資源使用可能量と資源余力量とを時期及び前記資源の種類ごとに格納した資源使用余力情報とを記憶した製品情報記憶手段から、前記オーダ情報、前記資源情報及び資源使用余力情報を読み出し、前記オーダに対する製品製造計画と、前記製品製造計画に対応する資源使用計画とを立案する計画立案ステップと:
    前記製品の常時確保量を製品別に格納した製品別常時確保量情報を記憶した常時確保量記憶手段から前記製品別常時確保量情報を取得する製品別常時確保量取得ステップと:
    前記製品別常時確保量情報の各製品について、前記製品製造計画の期間内の各時期における追加可能製造量を算出する、各製品の追加可能製造量の算出においてはそれぞれが前記使用可能量及び前記資源余力量のうち前記資源使用計画において確保されていない未確保量を全て使用可能であると仮定する、追加製造可能量算出ステップと:
    前記各製品の各時期における追加可能製造量に基づき、前記各製品について前記常時確保量分を追加製造するための追加製造計画と、前記追加製造計画に対応する資源の追加使用計画とを立案する追加計画立案ステップと:
    前記各製品の追加製造でそれぞれ使用する各時期における各資源の資源量に基づいて、各時期に対する前記各資源の追加発注量を決定する追加発注量算出ステップと:
    をコンピュータに実行させる部材発注プログラム。
  5. 前記追加計画立案ステップでは、線形計画法によって、前記常時確保量分の追加製造を可能な限り早い時期に完了する追加製造計画を立案することを特徴とする請求項4に記載の部材発注プログラム。
  6. 前記追加発注量算出ステップでは、前記各時期において、前記各製品の追加製造でそれぞれ使用する各資源の資源量のうち最大の資源量を、各資源の追加発注量として決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の部材発注プログラム。
  7. 製品の希望納期と希望数量とを含むオーダを複数格納したオーダ情報と、前記製品の製造で使用する資源の情報を前記製品の種類別に格納した資源情報と、前記資源の資源使用可能量と資源余力量とを時期及び前記資源の種類ごとに格納した資源使用余力情報とを記憶した製品情報記憶手段から、前記オーダ情報、前記資源情報及び資源使用余力情報を読み出し、前記オーダに対する製品製造計画と、前記製品製造計画に対応する資源使用計画とを立案する計画立案ステップと:
    前記製品の常時確保量を製品別に格納した製品別常時確保量情報を記憶した常時確保量記憶手段から前記製品別常時確保量情報を取得する製品別常時確保量取得ステップと:
    前記製品別常時確保量情報の各製品について、前記製品製造計画の期間内の各時期における追加可能製造量を算出する、各製品の追加可能製造量の算出においてはそれぞれが前記使用可能量及び前記資源余力量のうち前記資源使用計画において確保されていない未確保量を全て使用可能であると仮定する、追加製造可能量算出ステップと:
    前記各製品の各時期における追加可能製造量に基づき、前記各製品について前記常時確保量分を追加製造するための追加製造計画と、前記追加製造計画に対応する資源の追加使用計画とを立案する追加計画立案ステップと:
    前記各製品の追加製造でそれぞれ使用する各時期における各資源の資源量に基づいて、各時期に対する前記各資源の追加発注量を決定する追加発注量算出ステップと:
    をコンピュータが実行する部材発注方法。
  8. 前記追加計画立案ステップでは、線形計画法によって、前記常時確保量分の追加製造を可能な限り早い時期に完了する追加製造計画を立案することを特徴とする請求項7に記載の部材発注方法。
  9. 前記追加発注量算出ステップでは、前記各時期において、前記各製品の追加製造でそれぞれ使用する各資源の資源量のうち最大の資源量を、各資源の追加発注量として決定することを特徴とする請求項7又は8に記載の部材発注方法。
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