JP2006154839A - 防眩性フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明フィルムと、透明フィルム上に設けられた、全光線透過率85%以上、ヘイズ度3.0〜35%、60度光沢度90%以下の光学特性を有しかつ表面中心線平均粗さ0.05〜0.25μm、表面凹凸間ピッチが5〜150μmの表面粗さである電離放射線硬化型樹脂層とからなるディスプレイ用防眩性フィルムに関するものである。
【選択図】図1
Description
次に、上記の本発明を得るに際して、フィルム表面を所望状態にするための他の実施態様について説明する。
先ず、図4Aに示すように、ポリエチレンテレフタレート(以下PETとする)フィルム等の寸法安定性のよいフィルムを用いて、これにエンボス加工、サンドブラスト法等により凹凸形状を形成して、マット化した賦型フィルム基材を作る。
従来の防眩性を有する透明保護基板には、表面に無定形シリカを含む樹脂組成物からなる塗膜が設けられている。この無定形シリカは透明保護基板の表面に防眩性を付与するために、無定形シリカを添加した塗料が透明基板の表面に塗布されたものである。防眩性が付与されるためには、シリカが樹脂100重量部に対し2重量部前後程度配合されているが、このような配合割合のシリカを含む塗膜だと透明性が落ちるばかりか、透明基板にトリアセテートフィルムを使用した場合では、シリカを含む塗膜に前記した接着性改善及び帯電防止の目的でケン化処理を行うと、得られたトリアセテートフィルムのヘイズ値を示す値が大きくなり、解像力、コントラスト、透明性の落ちたフィルムとなっていた。ここで、ヘイズ値は、拡散透過率/全光線透過率で表される値であり、透過した光のうち、拡散した割合を示すものである。
MMA(ポリメタクリル酸メチルアクリレート)ビーズ 1.49
ポリカーボネートビーズ 1.58
ポリスチレンビーズ 1.50
ポリアクリルスチレンビーズ 1.57
ポリ塩化ビニルビーズ 1.54
これらの樹脂ビーズの粒径は、3〜8μmのものが好適に用いられ、樹脂100重量部に対して2〜10重量部、通常4重量部程度用いられる。
次に、液晶セルの表面に設ける偏光板、特に、偏光板に用いるシートの透湿度を調整して、液晶セルの耐久性を向上させるための好ましい態様について説明する。
(1)防眩ハードコート層(防眩性フィルム層)203bを透明シート201に設けた防眩性シートSBと、偏光子202、及びハードコート層を設けない透明シート201とを順に積層した図8に示す防眩偏光板AB。
(1)図12Aの4AAに示すとおりの両面の偏光板にハードコート層を設けない偏光板AAを用いて構成する「液晶セル」。
トリアセチルセルロースフィルム[TAC80μml(富士写真フィルム社製、FT−UV−80)]に下記組成の紫外線硬化型樹脂2をロールコート方式により、7〜8g/m2 になるよう塗工した。
(ペンタエリスリトールトリアクリレート)
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2重量部
ベンゾフェノン 4重量部
イルガキュア 4重量部
(トルエン)
次いで、溶剤を乾燥した後、賦型フィルムとしてマット化PET(Ra:0.47、Sm:47.5)をラミネートし、紫外線硬化条件として、水銀灯160W×2灯を15cmの距離から照射し、10m/分の条件で前記紫外線硬化型樹脂を硬化させた。さらに、前記賦型フィルムを剥離し、防眩性フィルムを得た。
全光線透過率 87.5%
Haze 28.9%
60°光沢度 25.6%以下
中心線平均粗さ Ra 0.42μm
凹凸ピッチ Sm 70.8μm
このようにして得られた防眩性フィルムは、光反射によるギラツキがなく、画像の鮮明度にすぐれていた。
全光透過率 :JIS K6714/東洋精機製 直読式ヘイズメーター
光沢度 <Gross> :JIS K8741/村上色彩技術研究所製 GM−3D
中心線平均粗さ<Ra> :JIS B0601
凹凸の平均間隔<Sm> :小坂研究所SEF−30。
トリアセチルセルロースフィルム(TAC80μm(富士写真フィルム(株)社製FT−UV−80))ポリエステルフィルム75μm(東レ社製 T−60)の片面に、紫外線硬化型樹脂100重量部に対して、光拡散剤(シリカビーズ)を5重量部を含有した液をロールコート方式により、7〜8g/m2 になるよう塗工した。溶剤を乾燥した後、賦型フィルムとしてマット化PET(Ra:0.46、Sm:45.0)をラミネートし、紫外線硬化条件として、水銀灯160W×2灯を用い、15cmの距離から10m/分の条件で、前記紫外線硬化型樹脂を硬化させた後、前記賦型フィルムを剥離し、防眩性フィルムを得た。
全光線透過率 87.0%
Haze 30.1%
60°光沢度 24.6%
表面粗さ 46μm
凹凸ピッチ 70.7μm
実施例1の場合と同様、光反射によるギラツキが防止でき、かつ、画像がくっきり見える防眩性フィルムが得られた。
日東電工株式会社製 AG30は、全光線透過率87%、HAZE3.5%、60度光沢度110%の光学特性を有し、かつ表面中心線平均粗さ0.2μm、表面凹凸間ピッチ170μmの表面粗さであるハードコートフィルムであり、表面にギラツキを有していた。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:富士写真フィルム(株)
品 名:FT−UV−80
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 2.7
ベンゾフェノン 2.7
粒 子:材 質:シランカップリング処理シリカ 4.2
大きさ:平均粒径3μm
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.1
希釈溶剤:トルエン 84.8
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:5g/m2(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約70℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム なし
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:富士写真フィルム(株)
品 名:FT−UV−80
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 2.7
ベンゾフェノン 2.7
粒 子:材 質:アクリル 2.8
大きさ:平均粒径5μm
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.1
希釈溶剤:トルエン 94.8
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:5g/m3(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約80℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム なし
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:富士写真フィルム(株)
品 名:FT−UV−80
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 2.7
ベンゾフェノン 2.7
粒 子:材 質:シランカップリング処理シリカ 3.8
大きさ:平均粒径1.5μm
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.1
希釈溶剤:トルエン 104.4
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:5g/m3(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約40℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム なし
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:富士写真フィルム(株)
品 名:FT−UV−80
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 2.7
ベンゾフェノン 2.7
粒 子:材 質:シランカップリング処理シリカ 5.6
大きさ:平均粒径1.5μm
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.1
希釈溶剤:トルエン 106.4
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:5g/m3(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約40℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム なし
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:富士写真フィルム(株)
品 名:FT−UV−80
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 3.3
ベンゾフェノン 3.3
粒 子:材 質:シランカップリング処理シリカ 26.4
大きさ:平均粒径1μm
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.1
希釈溶剤:トルエン 128.0
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:5g/m3(DRY)。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:コニカ(株)
品 名:KC80UVS
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 3.0
ベンゾフェノン 3.0
粒 子:なし
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.2
希釈溶剤:トルエン 125.0
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:8g/m3(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約40℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム 材 質:PET(ポリエステル)(マット剤練り込み)
厚 み:26μm
メーカー:ダイヤホイルヘキスト(株)
品 名:E−130
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:富士写真フィルム(株)
品 名:FT−UV−80
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 3.0
ベンゾフェノン 3.0
粒 子:なし
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.2
希釈溶剤:トルエン 125.0
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:8g/m3(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約70℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム 材 質:PET(ポリエステル)(マット剤練り込み)
厚 み:26μm
メーカー:ダイヤホイルヘキスト(株)
品 名:E−130
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:コニカ(株)
品 名:KC80UVS
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 3.0
ベンゾフェノン 3.0
粒 子:なし
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.2
希釈溶剤:トルエン 125.0
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:8g/m3(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約40℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム 材 質:PET(ポリエステル)
厚 み:25μm
メーカー:東レ(株)
品 名:E−06
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:コニカ(株)
品 名:KC80UVS
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 3.0
ベンゾフェノン 3.0
粒 子:なし
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.2
希釈溶剤:トルエン 125.0
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:8g/m3(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約40℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム 材 質:PET(ポリエステル)(マット剤練り込み)
厚 み:25μm
メーカー:ユニチカ(株)
品 名:PTH−25
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:富士写真フィルム(株)
品 名:FT−UV−80
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ベンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 3.0
ベンゾフェノン 3.0
粒 子:なし
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.2
希釈溶剤:トルエン 125.0
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:8g/m3(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約40℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム 基 材:材 質:PET
厚 み:26μm
メーカー:ダイヤホイルヘキスト(株)
品 名:E−130
塗工樹脂:酢酸プロピオン酸セルロース 100.0重量部
キシレンジイツシアネート 22.0
シリコーン 1.5
MEK 490.3
酢酸エチル 7.4
トルエン 414.1
アノン 416.8
塗 工:塗工方式:マトリットバース法
塗工厚み:3g/m3(DRY)
乾 燥:温度:80℃
時 間:約1min
着 生:70℃ 5日間
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
(1)基材 材 質:TAC(トリアセチルセルロース)
厚 み:80μm
メーカー:富士写真フィルム(株)
品 名:FT−UV−80
(2)塗工樹脂 材料名 重量部
樹 脂:ペンタエリスリトールトリアクリレート 98.8
酢酸プロピオン酸セルロース 1.2
光開始剤:イルガキュアー184(チバガイギー社製) 3.0
ベンゾフェノン 3.0
粒 子:なし
添加剤 :エーテル変性シリコーン 0.2
希釈溶剤:トルエン 125.0
酢酸エチル 5.0
(3)塗工 塗工方式:スリットリバース法
塗工厚み:8g/m3(DRY)
(4)乾燥 乾燥温度:約70℃
乾燥時間:約1min
(5)賦型フィルム 材 質:PET
厚 み:25μm
メーカー:東レ(株)
品 名:MT−HP
(6)UV照射 使用ランプ:高圧水銀ランプ(ウシオ電機(株)製)
コンベアー付き
ランプ出力:160W/cm
ラインスピード:10m/min
照射回数 :2pass。
Claims (23)
- 透明フィルムと、
前記透明フィルム上に設けられた、全光線透過率85%以上、ヘイズ度3.0〜8.9%、60度光沢度90%以下の光学特性を有し、かつ、表面中心線平均粗さ0.05〜0.6μm、表面凹凸間ピッチが5〜200μmの表面粗さである電離放射線硬化型樹脂層とからなる、ディスプレイ用防眩性フィルム。 - 表面中心線平均粗さが0.05〜0.4μmの範囲にある、請求項1に記載の防眩性フィルム。
- 表面中心線平均粗さが0.05〜0.25μmの範囲にある、請求項1に記載の防眩性フィルム。
- 前記電離放射線硬化型樹脂層の表面にさらに金属化合物からなる反射防止層が形成されてなる、請求項1に記載の防眩性フィルム。
- 前記反射防止層が、Al203、ZnO2およびMgF2の少なくとも1種からなる、請求項4に記載の防眩性フィルム。
- 表面に凹凸形状を設けることによりマット化してなる賦型フィルム基材を用いて得られた、請求項1に記載の防眩性フィルム。
- 表面に凹凸形状を設けることによりマット化してなる賦型フィルム基材の凹凸面に所望により樹脂を塗布することにより、所望の凹凸形状が形成されてなる賦型フィルムを用意し、この賦型フィルムを用いて、基材フィルム上に形成した電離放射線硬化性樹脂層に凹凸形状を賦型することにより得られた、請求項1に記載の防眩性フィルム。
- 請求項1に記載の防眩性フィルムを得るに当たり、表面に凹凸形状を設けることによりマット化してなる賦型フィルム基材の凹凸面に所望により樹脂を塗布することにより、所望の凹凸形状が形成されてなる賦型フィルムを得て、
このようにして得られた賦型フィルムと、基材フィルム上に電離放射線硬化性樹脂を塗布形成したものとを、該電離放射線硬化型樹脂塗布面と賦型フィルムの凹凸面とが接するように積層し、さらに
該積層物の賦型フィルム側もしくは基材フィルム側から電離放射線を照射して電離放射線硬化性樹脂を硬化させ、さらに
前記積層物から前記賦型フィルムを剥離すること、
からなる、防眩性フィルムの製造方法。 - 前記樹脂を塗布した賦型フィルムが、マット化フィルムに透明樹脂または粒径0.5〜10μmの微粒子を添加した樹脂をコーティングして凹凸形状を形成した賦型フィルムであり、電離放射線硬化性樹脂が紫外線硬化型樹脂であり、電離放射線が紫外線である、請求項7に記載の方法。
- 前記賦型フィルムの表面粗さが中心線平均粗さ(Ra)で、0.1〜10μmである、請求項8に記載の方法。
- 請求項7に記載の方法において、賦型フィルムを剥離後に、再度電離放射線を照射して電離放射線硬化性樹脂を硬化させる工程を含む、請求項8に記載の方法。
- 前記電離放射線硬化性樹脂層が、有機ビーズまたは無機ビーズを含有する、請求項1に記載の防眩性フィルム。
- 前記電子放射線硬化性樹脂層が、屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズを含有する、請求項1に記載の防眩性フィルム。
- 透明基板上に、有機ビーズまたは無機ビーズ、好ましくは屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズと、電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的になる塗料組成物を塗工し、
前記塗料組成物の未硬化の塗膜上に電離放射線を照射して前記塗料組成物の塗膜を硬化させる、請求項1に記載の防眩性フィルムが形成されてなる透明保護基板の製造方法。 - 塗料組成物に更に樹脂ビーズ沈降防止剤として粒径0.5μm以下のシリカビーズを樹脂100重量部に対して0.1重量部未満含有させた、請求項14に記載の方法。
- 塗料組成物が、樹脂100重量部に対し溶剤乾燥型樹脂を10重量部以上100重量部以下含む、請求項14に記載の方法。
- 電離放射線硬化型樹脂組成物がポリエステルアクリレート及びポリウレタンアクリレートから本質的になる、請求項14に記載の方法。
- 請求項14により得られた透明保護基板を偏光素子にラミネートしてなる、偏光板。
- 請求項1に記載の防眩性フィルムを具備してなる偏光板。
- JISZO208に規定する防湿包装材料透湿度試験法によって5009/m2・24hrs以下の透湿度の透明シートを更に具備する、請求項19に記載の偏光板。
- 透明シートが、セルロストリアセテートからなる、請求項20に記載の偏光板。
- 基材フィルム上に有機または無機ビーズ、好ましくは屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズを含有する電離放射線硬化型樹脂組成物を塗布形成してなる該塗布面を、表面に凹凸形状を設けることによりマット化してなる賦型フィルムによって賦型化することによって得られる、請求項1に記載の防眩性フィルム。
- 表面に凹凸形状を設けることによりマット化してなる賦型フィルムを用意し、
基材フィルム上に有機または無機ビーズ、好ましくは屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズを含有する電離放射線硬化型樹脂組成物を塗布形成してなる該塗布面と前記賦型フィルムの凹凸面とが接するように重ね合わせて積層物を形成し、
該積層物の賦型フィルム側もしくは基材フィルム側から電離放射線を照射して電離放射線硬化性樹脂を硬化させ、さらに
前記積層物から前記賦型フィルムを剥離すること、
からなる、防眩性フィルムの製造方法。
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