JP2006154571A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2006154571A5
JP2006154571A5 JP2004347776A JP2004347776A JP2006154571A5 JP 2006154571 A5 JP2006154571 A5 JP 2006154571A5 JP 2004347776 A JP2004347776 A JP 2004347776A JP 2004347776 A JP2004347776 A JP 2004347776A JP 2006154571 A5 JP2006154571 A5 JP 2006154571A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical structure
film
surface side
eye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004347776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4446273B2 (ja
JP2006154571A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from JP2004347776A external-priority patent/JP4446273B2/ja
Priority to JP2004347776A priority Critical patent/JP4446273B2/ja
Priority to TW094141552A priority patent/TW200632405A/zh
Priority to RU2005137021/28A priority patent/RU2399075C2/ru
Priority to KR1020050114655A priority patent/KR101229736B1/ko
Priority to EP05026156A priority patent/EP1661534B1/en
Priority to US11/291,375 priority patent/US7549180B2/en
Priority to DE602005025847T priority patent/DE602005025847D1/de
Priority to CNA2005101285199A priority patent/CN1782784A/zh
Publication of JP2006154571A publication Critical patent/JP2006154571A/ja
Publication of JP2006154571A5 publication Critical patent/JP2006154571A5/ja
Publication of JP4446273B2 publication Critical patent/JP4446273B2/ja
Application granted granted Critical
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

眼用光学構造物
この発明は、眼鏡、スキー用ゴーグル、乗り物用ゴーグル、遮光ゴーグル、防災面、遮光面等の眼用光学構造物に関するものである。
眼用光学構造物には、ダブルレンズやトリプルレンズで構成され、外レンズの前面に無機膜加工(例えばミラー加工、反射防止膜加工等)して成るものがある。
しかしながら、上記無機膜は、(1) 飛来物、拭きキズ、転倒時の外的接触、(2) 雪や雨等の水分に直接曝される、(3) 紫外線に直接さらされる、という外的要因により剥離する恐れがある。
上記問題を解決する一手段として、無機膜の表面にフッ素やシリコン等の摩擦力の低い物質をコーティングすることにより、傷、水分の侵入の低減する方法が知られているが、フッ素やシリコンコーティングは剥離し易くその効果は半永久的というものでもない。
特開昭61−233701 (第1図参照)
そこで、この発明では、外的要因により無機膜がレンズから剥離しにくい眼用光学構造物を提供することを課題とする。
(請求項1記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、外レンズと内レンズとを平行に対置し、前記外・内レンズ相互の周縁又はその近傍を全周シールして外・内レンズ相互間に空室を形成して成る眼用光学構造物において、空室を構成する外レンズの後面側と内レンズの前面側のうち少なくとも一方に無機膜を形成してあり、前記内レンズの前面側に形成される無機膜は金属膜である
「外・内レンズ」
レンズは、ポリカーボネート系、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、環状オレフィン系、繊維基系、ポリスルフォン系、ポリフェニレンスルフィッド系、塩化ビニル系、ポリスチレン系の樹脂等と、それらの透明アロイ樹脂等により構成でき、また、ウレタン系、ポリエポキシ系、アクリル系、アリル系等の熱硬化性樹脂より構成できる。なお、強靱性からすると、ポリカーボネート系熱可塑性樹脂とウレタン系熱硬化性樹脂が好ましい。
レンズの厚みは、強度及び加工性を考慮すると、厚みは0.3〜10mm、好ましくは0.5〜7mmである。
「全周シール」
外・内レンズ相互の周縁又はその近傍を全周シールするのは、外・内レンズ相互間にできる空室内に、水が侵入しないように密閉するためである。
「無機膜」
無機膜は、金属、珪素を含む金属酸化物、珪素を含む金属窒化物などの薄膜である。通常は、真空蒸着法、スパッター法等の高度の真空化で形成する1層当たり0.5mm以下の薄膜である。打ち抜く前のレンズ、或いは打ち抜いた後のレンズ、曲げる前のレンズ、或いは曲げた後のレンズに付与する。
無機膜が、空室を構成するレンズ面側に設けられるのは、水の接触による剥離や、手の接触による磨耗やエッチングを受けにくくして、レンズの本来の性能や美観を損なわないようにするためである。
ここで、従来は外レンズの前面側に無機膜を蒸着加工し、場合によって無機膜の剥離を防止するためシリコン又はフッ素コーティングを施しているが、前記コーティング面には印刷加工ができないという欠点がある。しかしこの発明では、無機膜は外レンズの後面側と内レンズの前面側のうち少なくとも一方に形成するものであるから、無機膜の剥離を防止するという観点からは外レンズの前面側にシリコン又はフッ素コーティングを施す必要が全くなくなり、外レンズの前面側に印刷加工ができることになる。
「金属膜」
金属膜は、明るい側から見るとメタル光沢膜(ミラー膜)になり、暗い方から見ると半透明膜になるので、遮光性能上好ましい光学加工方法である。
この発明では、金属膜は内レンズの前面側に形成してあるから、水分での剥離や、手等との接触による磨耗やエッチングを受けることがなくなるので、本来の性能や美観を損なわないことになる。レンズに付けられる金属膜は通常、真空蒸着法やスパッター法で、金、銀、クロム、ニッケル、錫、アルミニウムなどである。
一般に、レンズ形状に打ち抜く前、或いは打ち抜いた後の基材に、例えば真空蒸着機により金属膜を付けるが、ハードコート膜等他の機能膜の上に金属膜の上に金属膜を付与することもある。
「レンズが凸形状の場合」
特に、平板状のレンズに金属膜を付与してから曲げる方法をとる場合、金属膜を内側にして曲げると、金属膜にシワが寄ったり、剥離しやすいため、金属膜を外側にして曲げる場合は内レンズの前面側(凸面側)に付与することが好ましい。
(請求項2記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項1記載の発明に関し、外レンズの後面側に形成される無機膜は、反射防止膜である。
「反射防止膜」
反射防止膜により、外側から見ればレンズのギラツキを防止し、内側から見ればレンズの透過光量を増し、明るくみえる。平板状のレンズに金属膜を付与してから曲げる方法をとる場合、金属膜を内レンズの凸面に付与するのが好ましいので、反射防止膜は外レンズの凹面側に付与するのが好ましい。
この反射防止膜は、通常、真空蒸着法やスパッターにより、無機酸化物の多層膜をつけるようにして形成される。レンズ基材との密着性、レンズ基材と無機酸化物の屈折率、反射防止性能によって、層構成と膜厚を理論的に決めることができる。
外レンズはハードコート液に浸漬し、両面がハードコート処理されている場合は、ハードコートされた外レンズの凹面側に反射防止膜を付与することがある。
(請求項3記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項1又は2記載の発明に関し、外レンズと内レンズのうち、少なくとも外レンズに紫外線吸収機能又は紫外線反射機能を有するものとしてある
「紫外線吸収機能又は紫外線反射機能」
波長400nm以下の紫外光をほぼ100%カットすることが好ましい。レンズを吸収する樹脂の中に、紫外線吸収剤を配合する方法、色素を配合する方法、外レンズの前面側に、紫外線を反射する無機膜を付与する等の方法、及びこれらの組み合わせるもできる。
(請求項4記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の発明に関し、外レンズの前面側にハードコートを施してある。
外レンズはハードコート液に浸漬し、両面がハードコート処理されている場合は、ハードコートされた外レンズの凹面側に反射防止膜を付与することがある。
(請求項5記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の発明に関し、内レンズの後面側に防曇膜を設けてある。
眼の方と対向する内レンズの後面側が、水分によって曇りやすいが、防曇膜により前記曇りが阻止される。
「防曇膜」
防曇膜は親水性ポリマーや界面活性剤が主成分になる。フィルム状或いは平板状のシートの片面にロールコータ等で防曇液を片面塗布するか、レンズの状態で防曇液に浸漬し、両面塗布する方法がある。防曇膜と金属膜の密着性がわるい場合は、内レンズの前面側に金属膜を付与した後に防曇膜を付与する方が好ましいことがある。
(請求項6記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の発明に関し、全周シールは、止水性緩衝材により行われている。
「止水性緩衝材」
止水性緩衝材は、弾性力と可撓性、及び耐水性を有する樹脂により構成されている。耐水性とは、水に溶けたり膨潤したり、水を通したりしない性質をいう。
止水性緩衝材は、天然ゴム系、合成ゴム系、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリスルフォン系、ポリフェニレンスルフィッド系、塩化ビニル系、ポリスチレン系、繊維素系等と、それらのポリマーアロイ樹脂で構成される。なお、いずれも独立気泡を含んでいてもよいが、独立気泡を含む場合はポリオレフィン系、或いはポリウレタン系樹脂が、弾力性と可撓性、および耐水性において特に好ましい。
止水性緩衝材の厚さは、0.4〜10mm、好ましくは1〜6mmとしてある。このような厚さに設定してあるのは、0.4mm以下では外レンズと内レンズが接触する可能性が高くなり、10mmを超えると、眼用光学曲面構造物の厚みが大きくなり見栄えを損なう傾向があるからである。
レンズへの止水性緩衝材の接着は、適度の耐水性のある樹脂用接着剤を緩衝材とレンズの間に塗布し、接着するか、適度の耐水性のある両面粘着テープまたはシートを緩衝材とレンズの間に用いて接着する。
(請求項7記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の発明に関し、外レンズ又は/及び内レンズ又は/及び止水性緩衝材に気圧調整孔を設け、空室の内圧と外気圧に差が生じないようにしてある。
「気圧調整孔」
気圧調整孔は、空室が、気圧の変動で膨れたり、縮んだりすることを防ぐために、空室の内圧を外圧と同じにするものである。外レンズと内レンズ、緩衝材の少なくともいずれかに、直径0.1〜5mm程度の孔を開けるようにして構成される。気圧調整孔は直径0.1mmでは効果が弱く、5mm以上では見栄えが悪い。
(請求項8記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項7記載の発明に関し、気圧調整孔を、通気性を有する防水フィルターで塞いでいる。
「防水フィルター」
防水フィルターは、気圧調整孔から空室内に水、雪、氷が侵入せず且つ、室内の内圧と外圧とを同じにするため通気性を有するものとしている。このような性質をもつものとしては、ゴアテックス(登録商標)と呼ばれるフッ素樹脂の延伸膜やポリウレタン膜等がある。それらの膜をラミネートあるいは塗布した布をフィルターとして空気調整孔の上に貼付する。
防水フィルターのレンズへの貼付には、耐水性のある両面粘着テープまたはシートを用いる方法が簡便である。その場合、空気調整孔の部分には、両面粘着テープまたはシートの粘着剤が位置しないようにする。
(請求項9記載の発明)
この発明は、外レンズ、中レンズ及び内レンズを平行に対置し、前記外・中レンズ相互の周縁又はその近傍を全周シールして外・中レンズ相互間に前空室を形成すると共に、前記中・内レンズ相互の周縁又はその近傍を全周シールして中・内レンズ相互間に後空室を形成して成る眼用光学構造物において、前空室を構成する外レンズの後面側、中レンズの前面側、後空室を構成する中レンズの後面側、内レンズの前面側のうち少なくともいずれかに、無機膜を形成してあり、前記中レンズの前面側又は/及び内レンズの前面側の無機膜は金属膜である
ここで、「外・中・内レンズ」、「全周シール」、「無機膜」及び「金属膜」については、基本的には(請求項1記載の発明)に記載した通りである。
ここで、「金属膜」については(請求項1記載の発明)に記載した通りであり、金属膜を外側にして曲げる場合は中レンズ又は/及び内レンズの前面側(凸面側)に付与することが好ましい。
(請求項10記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項9記載の発明に関し、外レンズの後面側又は/及び中レンズの後面側に形成される無機膜は、反射防止膜である
ここで、「反射防止膜」については(請求項2記載の発明)に記載した通りである。
(請求項11記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項9又は10のいずれかに記載の発明に関し、外レンズ、中レンズ、内レンズのうち、少なくとも外レンズに紫外線吸収機能又は紫外線反射機能を有するものとしてある。
ここで、「紫外線吸収機能又は紫外線反射機能」については(請求項4記載の発明)に記載した通りである。
(請求項12記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項9乃至11のいずれかに記載の発明に関し、外レンズの前面側にハードコート膜を設けてある。
「ハードコート膜」
ハードコート膜は、一番外傷を受けやすい外レンズの前面側に付与するのが好ましい。ハードコート膜の素材はアクリル系やシラン系があるが、一般的には得られる表面硬度や塗布のしやすさなどから、シラン系化合物の加水分解物とシリカゾルなど無機ゾル粒子を主成分にするものが好ましい。
ハードコート膜を付与する方法としては、フィルム状或いは平板状のシートの片面にロールコーター等でハードコート液を塗布し、硬化する片面ハードコート膜の付与方法と、平板状レンズ或いは曲げたレンズの状態でハードコート液に浸漬し、硬化する両面ハードコート膜の付与方法がある。外レンズの前面側のハードコート膜に、フッ素系或いはシリコーン系等の撥水、撥油処理を行うと、水滴や雪、氷が付着しにくく、かつ手垢や油汚れを簡単にふき取れるようになる。撥水、撥油処理剤はフッ素系シラン化合物を真空蒸着法或いは浸漬法でハードコート膜の上に付与するのが、耐久性から好ましい。
(請求項13記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項9乃至12のいずれかに記載の発明に関し、内レンズの後面側に防曇膜を設けてある。
ここで、「防曇膜」については(請求項5記載の発明)に記載した通りである。
(請求項14記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項9乃至13のいずれかに記載の発明に関し、全周シールは、止水性緩衝材により行われている
ここで、「止水性緩衝材」については(請求項6記載の発明)に記載した通りである。
(請求項15記載の発明)
この発明の眼用光学構造物は、上記請求項9乃至14のいずれかに記載の発明に関し、前・後空室の内圧と外気圧に差が生じないように、外レンズ又は/及び中レンズ又は/及び内レンズ又は/及び止水性緩衝材に気圧調整孔を設けてある。
ここで、「気圧調整孔」については(請求項7記載の発明)に記載した通りである。
(請求項16記載の発明)
この発明の眼用光学構想物は、上記請求項15記載の発明に関し、気圧調整孔を、通気性を有する防水フィルターで塞いでいる。
ここで、「止水性緩衝材」については(請求項8記載の発明)に記載した通りである。
この発明の眼用光学構造物によると、外的要因により無機膜がレンズから剥離しにくいものとなる。
以下にこの発明の眼用光学構造物を実施するための最良の形態としての実施例について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施例1の眼用光学構造物であるダブルレンズ式のスキー用ゴーグルの外観斜視図、図2はは前記ゴーグルの上面図、図3は図2のA−A断面図、図4は前記ゴーグルを構成する防水フィルターが貼着された部分の縦断面図、図5は前記ゴーグルに使用されているゴーグルレンズを内レンズ側から見た図である。
(このスキー用ゴーグルの基本構成について)
このスキー用ゴーグルGは、図1や図2に示すように、ゴーグル枠1と、グル枠1に連結された伸縮弾性バンド2と、ゴーグル枠1に着脱自在に嵌着されたゴーグルレンズ3と、ゴーグルレンズ3に付設された防水フィルター4とを具備している。
以下に、このスキー用ゴーグルGの各構成について詳述する。
(ゴーグル枠1について)
ゴーグル枠1は弾性合成樹脂、ゴム等の軟質材から成り、図1や図3に示すように、レンズ嵌込縁10と、顔面当座11と、前記レンズ嵌込縁10と顔面当座11とを連絡する周壁部12とから成り、レンズ嵌込縁10にはゴーグルレンズ3が着脱自在に嵌め込まれている。
顔面当座11には、図2や図3に示すように、その左右部分に伸縮弾性ゴムバンド2を連結するための連結部11aが穿孔されており、また、顔面との密接を良好なものとするためのスポンジ、モントプレーン等の密接用材11bが貼着されている。
周壁部12には、図1や図3に示すように、その上下部構成壁及び左右部構成壁に孔を設けてベンチレーション12aを形成してあり、前記ベンチレーション12aを厚みが薄いスポンジ板S1等により閉蓋するようにしてある。なお、ベンチレーション部12aをスポンジ板S1等により閉蓋してあるのは空気以外の雪やゴミがゴーグル内部に侵入しないようにするためである。
(伸縮弾性バンド2について)
伸縮弾性バンド2は、図1に示すように、バンド主体20,20は伸縮自在に構成したものを使用しており、上記連結部11a,11aに取り付けたバンド主体20,20相互をバックル21を介して連結できるようにしてある。
(ゴーグルレンズ3について)
ゴーグルレンズ3は、図3や図5に示すように、透明性のある樹脂から成る
二枚の外・内レンズ30,31と、前記外・内レンズ30,31のうち隣り合うレンズの周縁を全周シールすべく設けられた止水性緩衝材33とから構成されており、前記止水性緩衝材33とこれらを挟み込むレンズとを両面テープにより接着してある。ここで、このゴーグルレンズ3では、外・内レンズ30,31相互間距離をそれぞれ2mmに設定してあり、外・内レンズ30,31相互間側に形成される空室Rを断熱層としてある。また、これら外・内レンズ30,31はそれぞれ0.6mm程度に設定してあり、中央部が両端部よりも突出する凸形状に形成されている。
外レンズ30は、図3や図5に示すように、上縁部近傍部分にベンチレーション部3aを構成する孔30aを形成してあり、その外周縁をレンズ嵌込縁10への嵌り込み部分としてある。
内レンズ板31は、図3や図5に示すように、上記外レンズ30と比べて一回り小さい形状としてあると共に、その上縁部近傍部分にベンチレーション部3aを構成する孔31aを形成してある。
ここで、上記外レンズ30には紫外線がほぼカットされるように紫外線吸収機能又は紫外線反射機能を持たせてあり、その前面側にハードコート8を施してある。
また、内レンズ31には、その前面側に銀やクロム等の金属膜5(無機膜)を形成してあり、これにより、明るい側から見るとミラー膜となり、暗い側から見ると半透明となるようにしてある。そして、前記内レンズ31の後面側には防曇膜7を形成してある。
上記した孔30a,31aに相当する外レンズ30と内レンズ31との間にはスポンジ板S2を挟み込ませてある。理由はスポンジ板S1を施した場合と同様である。
また、このゴーグルレンズ3では、図4や図5に示すように、内レンズ31における視界から外れた外縁付近に気圧調整孔hを形成してあり、図4に示すように気圧調整孔hを防水フィルター4で塞いである。
(防水フィルター4について)
防水フィルター4としては、水分の通過を阻止し且つ空気の通過を許容する撥水性通気シートを採用してある。なお、この撥水性通気シートは、ナイロン布等の通気性を持ったシート状の通気性基材に、連続気孔性多孔室材、例えば4フッ化エチレン樹脂繊維層を貼着したものである。この4フッ化エチレン樹脂繊維層は、延伸されて非常に強靱でしなやかな細かい繊維構造のもので、多くの連続気孔を有すると共に強い撥水性を持っており、その平均孔径0.2〜5.0μm,気孔率25〜95%、空気流量0.1〜3000(488inH2 O)cc/sin/in2 としてある。
したがって、滑降等により外部気圧が変化した場合、防水フィルター4を介してゴーグルレンズ3内外の圧力が平衡状態になるので、外・内レンズ30,31は何ら変形することはなく、視界の歪みを防止できる。
また、外部気圧が上昇した場合においては、撥水性通気シートを介して気圧調整孔h1より外部空気を吸い込むこととなるが、上記の構成の撥水性通気シートを採用していることから、外部空気に多量の水分が含まれていた場合、或いは通気性基材の前面に雪等が付着していても、ゴーグルレンズ3の内部への水分の侵入は阻止される。したがって、圧力平衡用の気圧調整孔h1があるにもかかわらず、ゴーグルレンズ3内での曇りの発生を防止できる。
(このゴーグルの優れた効果について)
(1) 無機膜である金属膜5は内レンズ32の前面側に形成されている。つまり、飛来物、拭きキズ、転倒時の外的接触という外的接触が生じる外レンズ30の前面には無機膜は存在しない。したがって、このゴーグルによれば、無機膜が前記外的要因により剥離することはない。
(2) 外レンズ30には紫外線がほぼカットされるように紫外線吸収機能又は紫外線反射機能を持たせてあるため、内レンズ31の前面側に形成された無機膜である金属膜5には、紫外線があたらないものとなる。したがって、このゴーグルによれば、無機膜が前記外的要因により剥離することはない。
(3) 上述した如く無機膜である金属膜5は内レンズ32の前面側に形成されている。ここで、外レンズ30後面側と内レンズ31の前面側とにより構成される空室R内には、防水フィルター4の存在により雪や雨等の水分は侵入しないようになっている。したがって、このゴーグルによれば、無機膜が水分に直接曝されるようなことがないから、水分により無機膜が剥離するようなことがない。
(4) 外レンズ30がカラーレンズである場合、当該外レンズ30の後面側にミラー加工を施すとミラーの色目が変わってしまうが、このゴーグルの如く内レンズ31の前面側にミラー加工を施した場合には、カラーレンズの色目は変わらない。
(実施例1の変形例について)
ゴーグルとしての基本的構成は上記実施例1と同じであるが、他の変形例を以下に説明する。
(1) 上記実施例1の如く外レンズ30後面側に無機膜である反射防止膜が形成することができる。この無機膜である反射防止膜においても外的要因により剥離しないことが明らかである。
(2) 実施例1において外レンズ30を紫外線吸収偏光レンズとすることができる。
(3) 上記実施例1にかえて、無機膜である金属膜5を内レンズ31の前面側ではなく外レンズ30の後面側に形成するようにしてもよい。
図6はこの発明の実施例2の眼用光学構造物であるトリプルレンズ式のスキー用ゴーグルにおけるベンチレーション部分等の切断する縦断面図、図7は前記ゴーグルを構成する防水フィルターが貼着された部分の縦断面図、図8は前記ゴーグルに使用されているゴーグルレンズを内レンズ側から見た図である。
(このスキー用ゴーグルの基本構成について)
このスキー用ゴーグルGは、実施例1と同様にゴーグル枠1と、ゴーグル枠1に連結された伸縮弾性バンド2と有しており、ゴーグル枠1に着脱自在に嵌着された三枚レンズより成るゴーグルレンズ3及び防水フィルター4とを設けてある。
以下に、このスキー用ゴーグルGのゴーグルレンズ3及び防水フィルター4について詳述する。
(ゴーグルレンズ3について)
ゴーグルレンズ3は、図6や図8に示すように、透明性のある樹脂から成る三枚の外・中・内レンズ30,32,31と、前記外・中・内レンズ30,32,31のうち隣り合うレンズの周縁を全周シールすべく設けられた止水性緩衝材33,34とから構成されており、前記止水性緩衝材35,36とこれらを挟み込むレンズとを両面テープにより接着してある。ここで、このゴーグルレンズ3では、外・中レンズ30,32相互間距離及び中・内レンズ32,31相互間距離をそれぞれ2mmに設定してあり、外・中レンズ30,32相互間側に形成される前空室R1及び中・内レンズ32,31相互間に形成される後空室R2をそれぞれ断熱層としてある。また、これら外・中・内レンズ30,32,31はそれぞれ0.6mm程度に設定してあり、中央部が両端部よりも突出する凸形状に形成されている。
外レンズ30は、図6や図8に示すように、他の中・内レンズ32,31に比べて大きい形状としてあると共にその上縁部近傍部分にベンチレーション部3aを構成する孔30aを形成してあり、その外周縁をレンズ嵌込縁10への嵌り込み部分としてある。
中レンズ板32は、図3や図5に示すように、上記外レンズ30と比べて一回り小さい形状としてあると共に、その上縁部近傍部分にベンチレーション部3aを構成する孔32aを形成してある。
内レンズ31は、図6や図8に示すように、上記ベンチレーション部3aと対応する上縁部分に二つの凹み部31aを有する形状としてある。
ここで、上記外レンズ30には紫外線がほぼカットされるように紫外線吸収機能又は紫外線反射機能を持たせてあると共に、その前面側にハードコート8を施してある。中レンズ32の前面側及び内レンズ32の前面側には銀やクロム等の金属膜5(無機膜)を形成してあり、これにより、明るい側から見るとミラー膜となり、暗い側から見ると半透明となるようにしてある。更に、内レンズ31における顔面との対向面には防曇処理膜7を施してある。
そして、上記した凹み部31a,31aに相当する中レンズ32と外レンズ30との間にはスポンジ板S2を挟み込ませてある。理由はスポンジ板S1を施した場合と同様である。
また、このゴーグルレンズ3では、図7や図8に示すように、中レンズ32における視界から外れた外縁付近に気圧調整孔h1を形成すると共に、内レンズ32における気圧調整孔h1と対向する部分に気圧調整孔h2を形成してあり、図7に示すように気圧調整孔h2を防水フィルター4で塞いである。
(防水フィルター4について)
防水フィルター4としては、上記実施例1と同様のものが使用されている。
したがって、滑降等により外部気圧が変化した場合、防水フィルター4を介してゴーグルレンズ3内外の圧力が平衡状態になるので、外・中・内レンズ30,32,31は何ら変形することはなく、視界の歪みを防止できる。
また、外部気圧が上昇した場合においては、撥水性通気シートを介して気圧調整孔h2より外部空気を吸い込むこととなるが、実施例1と同様にゴーグルレンズ3内での曇りの発生を防止できる。
(このゴーグルの優れた効果について)
(1) 無機膜である金属膜5は中レンズ32の前面側及び内レンズ31の前面側に形成されている。つまり、飛来物、拭きキズ、転倒時の外的接触という外的接触が生じる外レンズ30の前面には無機膜は存在しない。したがって、このゴーグルによれば、無機膜が前記外的要因により剥離することはない。
(2) 外レンズ30には紫外線がほぼカットされるように紫外線吸収機能又は紫外線反射機能を持たせてあるため、中レンズ32の前面側及び内レンズ31の前面側に形成された無機膜である金属膜5には、紫外線があたらないものとなる。したがって、このゴーグルによれば、無機膜が前記外的要因により剥離することはない。
(3) 上述した如く無機膜である金属膜5は中レンズ32の前面側及び内レンズ31の前面側に形成されている。ここで、外レンズ30後面側と中レンズ32の前面側とにより構成される前空室R1内、中レンズ32の後面側と内レンズ31の前面側とにより構成される後空室R2内には、防水フィルター4の存在により雪や雨等の水分は侵入しないようになっている。したがって、このゴーグルによれば、無機膜が水分に直接曝されるようなことがないから、水分により無機膜が剥離するようなことがない。
(実施例2の変形例について)
ゴーグルとしての基本的構成は上記実施例2と同じであるが、他の変形例を以下に説明する。
(1) 上記実施例2の如く外レンズ30後面側及び中レンズ32の前面側に無機膜である反射防止膜が形成することができる。この無機膜である反射防止膜においても外的要因により剥離しないことが明らかである。
(2) 実施例1において外レンズ30を紫外線吸収偏光レンズとすることができる。
(3) 上記実施例1にかえて、無機膜である金属膜5を中レンズ32の前面側及び内レンズ31の前面側ではなく外レンズ30の後面側及び中レンズ32の後面側に形成するようにしてもよい。
この発明の実施例1の眼用光学構造物であるダブルレンズ式のスキー用ゴーグルの外観斜視図。 前記ゴーグルの上面図。 図2のA−A断面図。 前記ゴーグルを構成する防水フィルターが貼着された部分を縦に断面した断面図。 前記ゴーグルに使用されているゴーグルレンズを内レンズから見た図。 この発明の実施例2の眼用光学構造物であるトリプルレンズ式のスキー用ゴーグルにおけるベンチレーション部分等の切断する縦断面図。 前記実施例2の前記ゴーグルを構成する防水フィルターが貼着された部分の縦断面図 前記実施例2のゴーグルに使用されているゴーグルレンズを内レンズ側から見た図。
G スキー用ゴーグル
h1 気圧調整孔
h2 気圧調整孔
R1 前空室
R2 後空室
R3 空室
1 ゴーグル枠
2 伸縮弾性バンド
3 ゴーグルレンズ
4 防水フィルター
5 金属膜
7 防曇処理膜
8 ハードコート
30 外レンズ
31 中レンズ
32 内レンズ
33 止水性緩衝材
34 止水性緩衝材
4 止水性緩衝材

Claims (16)

  1. 外レンズと内レンズとを平行に対置し、前記外・内レンズ相互の周縁又はその近傍を全周シールして外・内レンズ相互間に空室を形成して成る眼用光学構造物において、空室を構成する外レンズの後面側と内レンズの前面側のうち少なくとも一方に無機膜を形成してあり、前記内レンズの前面側に形成される無機膜は金属膜であることを特徴とする眼用光学構造物。
  2. 外レンズの後面側に形成される無機膜は、反射防止膜であることを特徴とする請求項1記載の眼用光学構造物。
  3. 外レンズと内レンズのうち、少なくとも外レンズに紫外線吸収機能又は紫外線反射機能を有するものとしてあることを特徴とする請求項1又は2記載の眼用光学構造物。
  4. 外レンズの前面側にハードコートを施してあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の眼用光学構造物。
  5. 内レンズの後面側に防曇膜を設けてあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の眼用光学構造物。
  6. 全周シールは、止水性緩衝材により行われていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の眼用光学構造物。
  7. 外レンズ又は/及び内レンズ又は/及び止水性緩衝材に気圧調整孔を設け、空室の内圧と外気圧に差が生じないようにしてあることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の眼用光学構造物。
  8. 気圧調整孔を、通気性を有する防水フィルターで塞いでいることを特徴とする請求項7記載の眼用光学構造物。
  9. 外レンズ、中レンズ及び内レンズを平行に対置し、前記外・中レンズ相互の周縁又はその近傍を全周シールして外・中レンズ相互間に前空室を形成すると共に、前記中・内レンズ相互の周縁又はその近傍を全周シールして中・内レンズ相互間に後空室を形成して成る眼用光学構造物において、前空室を構成する外レンズの後面側、中レンズの前面側、後空室を構成する中レンズの後面側、内レンズの前面側のうち少なくともいずれかに、無機膜を形成してあり、前記中レンズの前面側又は/及び内レンズの前面側の無機膜は金属膜であることを特徴とする眼用光学構造物。
  10. 外レンズの後面側又は/及び中レンズの後面側に形成される無機膜は反射防止膜を形成してあることを特徴とする請求項9記載の眼用光学構造物。
  11. 外レンズ、中レンズ、内レンズのうち、少なくとも外レンズに紫外線吸収機能又は紫外線反射機能を有するものとしてあることを特徴とする請求項9又は10記載の眼用光学構造物。
  12. 外レンズの前面側にハードコート膜を設けてあることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の眼用光学構造物。
  13. 内レンズの後面側に防曇膜を設けてあることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の眼用光学構造物
  14. 全周シールは、止水性緩衝材により行われていることを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の眼用光学構造物。
  15. 前・後空室の内圧と外気圧に差が生じないように、外レンズ又は/及び中レンズ又は/及び内レンズ又は/及び止水性緩衝材に気圧調整孔を設けてあることを特徴とする請求項9乃至14のいずれかに記載の眼用光学構造物。
  16. 気圧調整孔を、通気性を有する防水フィルターで塞いでいることを特徴とする請求項15記載の眼用光学構造物。
JP2004347776A 2004-11-30 2004-11-30 眼用光学構造物 Active JP4446273B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004347776A JP4446273B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 眼用光学構造物
TW094141552A TW200632405A (en) 2004-11-30 2005-11-25 Optical structure
RU2005137021/28A RU2399075C2 (ru) 2004-11-30 2005-11-29 Оптическое устройство для глаз
KR1020050114655A KR101229736B1 (ko) 2004-11-30 2005-11-29 눈용 광학구조물
DE602005025847T DE602005025847D1 (de) 2004-11-30 2005-11-30 Optische Struktur für Augen
US11/291,375 US7549180B2 (en) 2004-11-30 2005-11-30 Optical structure for eyes
EP05026156A EP1661534B1 (en) 2004-11-30 2005-11-30 Optical structure for eyes
CNA2005101285199A CN1782784A (zh) 2004-11-30 2005-11-30 眼用光学构造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004347776A JP4446273B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 眼用光学構造物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009271048A Division JP5152597B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 眼用光学構造物

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006154571A JP2006154571A (ja) 2006-06-15
JP2006154571A5 true JP2006154571A5 (ja) 2009-08-06
JP4446273B2 JP4446273B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=35911207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004347776A Active JP4446273B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 眼用光学構造物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7549180B2 (ja)
EP (1) EP1661534B1 (ja)
JP (1) JP4446273B2 (ja)
KR (1) KR101229736B1 (ja)
CN (1) CN1782784A (ja)
DE (1) DE602005025847D1 (ja)
RU (1) RU2399075C2 (ja)
TW (1) TW200632405A (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062009A (ja) * 2006-08-10 2008-03-21 Yamamoto Kogaku Co Ltd 眼用保護具
US7826113B2 (en) * 2007-03-28 2010-11-02 Konica Minolta Holdings, Inc. Joined optical member, image display apparatus, and head-mounted display
JP5234451B2 (ja) 2007-10-03 2013-07-10 山本光学株式会社 ダブルレンズ
JP2009216826A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Olympus Imaging Corp 表示用窓を有する防水機器
EP2271229B1 (en) * 2008-04-04 2018-06-27 3M Innovative Properties Company Lens seal for headgear
JP5088497B2 (ja) * 2008-05-30 2012-12-05 山本光学株式会社 発熱性合成樹脂レンズおよび眼用レンズ物品
US20100002435A1 (en) * 2008-07-01 2010-01-07 Underwater Lights Usa, Llc Led light with a diffracting lens
US8699141B2 (en) * 2009-03-13 2014-04-15 Knowles Electronics, Llc Lens assembly apparatus and method
GB2470419B (en) * 2009-05-22 2012-01-18 Hd Inspiration Holding B V Outer lens for goggles
FR2959121B1 (fr) * 2010-04-22 2013-01-18 Salomon Sas Masque de protection pour la pratique de sports de plein air.
IT1401182B1 (it) * 2010-07-27 2013-07-12 Geox Spa Montatura per occhiali, maschere ad uso professionale o sportivo, e simili
IT1401768B1 (it) * 2010-07-28 2013-08-02 Cersal S R L Occhiale da sci a doppia lente
CN102375297B (zh) * 2010-08-12 2014-12-03 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 相机模组
US9009874B2 (en) 2011-07-19 2015-04-21 Smith Optics, Inc. Protective goggles and lens assemblies with adjustable ventilation having reduced visual obstruction
WO2014138159A1 (en) 2013-03-07 2014-09-12 Oakley, Inc. Regeneratable ant-fogging element for goggle
KR101405086B1 (ko) * 2014-03-20 2014-06-10 주식회사 한국 오.지.케이 압력 평형기가 있는 스키 고글
CN105022102A (zh) * 2014-04-25 2015-11-04 全舜光学科技有限公司 一种光学膜层结构的组合
USD755279S1 (en) * 2014-10-09 2016-05-03 Swivel Vision Sports LLC Sports training goggles
CN104656273B (zh) * 2015-02-04 2018-03-16 深圳市弘祥光电科技有限公司 护目镜
CN106597695A (zh) * 2017-01-16 2017-04-26 成都迅德科技有限公司 一种医用防护眼镜
US20180289547A1 (en) * 2017-04-07 2018-10-11 Shenzhen Pengyifa Precision Mould Co., Ltd Ski goggles with replaceable nose bridge support
USD841179S1 (en) * 2017-04-21 2019-02-19 Shenzhen Breo Technology Co., Ltd. Eye massager
EP4147683A1 (en) * 2018-03-02 2023-03-15 100% Speedlab, LLC Goggle systems and methods
CN109529282A (zh) * 2019-01-04 2019-03-29 深圳市瑞源祥橡塑制品有限公司 一种水镜
TWM590468U (zh) * 2019-10-09 2020-02-11 巍揚實業股份有限公司 泳鏡
US11672245B1 (en) * 2022-08-03 2023-06-13 Darren Mark Teren Pest control device for residential trash cans and method of use
US11812737B1 (en) * 2022-08-03 2023-11-14 Darren Mark Teren Wearable protection device for residential and commercial trash cans and method of use

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2052099A6 (ja) * 1969-07-16 1971-04-09 France Etat
JP2537773B2 (ja) 1985-04-10 1996-09-25 ホ−ヤ株式会社 プラスチツク製ミラ−コ−トレンズ
FR2650083B1 (fr) 1989-07-19 1991-10-25 Angenieux P Ets Verre oculaire destine a equiper une lunette binoculaire de protecti on des yeux contre les rayonnements solaires nocifs
US5018223A (en) * 1989-09-20 1991-05-28 John R. Gregory Non-fogging goggles
KR100223307B1 (ko) * 1997-07-30 1999-10-15 박수안 헬멧용 훼이스 실드
US5845342A (en) * 1997-08-25 1998-12-08 Korea Ogk Co., Ltd. Face shield for helmet
JP4378584B2 (ja) * 2000-02-22 2009-12-09 山本光学株式会社 ゴーグル
JP4344877B2 (ja) * 2000-02-22 2009-10-14 山本光学株式会社 ゴーグル
US6772448B1 (en) * 2001-12-14 2004-08-10 Energy Related Devices, Inc. Non-fogging goggles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4446273B2 (ja) 眼用光学構造物
JP2006154571A5 (ja)
JP4344877B2 (ja) ゴーグル
JP6730562B2 (ja) 取付シート、ヘルメット、ゴーグル、及び、防曇シートの取付方法
US20090301907A1 (en) Protective film application kit and method
JP6902775B2 (ja) プラスチック基材ndフィルタ及び眼鏡用プラスチック基材ndフィルタ
JP5152597B2 (ja) 眼用光学構造物
US20110007394A1 (en) Anti-fog instrument for swimming goggles
JPH088927B2 (ja) メガネ
KR20190111448A (ko) 부착용 방담필름
KR200441214Y1 (ko) 물안경용 김서림방지구
CN213715487U (zh) 一种防雾镜片
CN208537744U (zh) 一种眼镜片
CN219143129U (zh) 一种片材、镜片及头戴防雾用品
CN214429573U (zh) 一种防反光手机膜
CN216718736U (zh) 一种防雾高清镜头镀膜塑料镜片
CN218298677U (zh) 一种防雾镜片结构及包括其的护目镜
CN218660829U (zh) 一种防雾玻璃
TWM602970U (zh) 鏡面貼合型功能膜片結構
KR200224711Y1 (ko) 선글라스용 필름
KR102405540B1 (ko) 김서림 방지기능을 가진 고해상도 렌즈유닛 및 이를 포함하는 고글
CN105607285A (zh) 多功能眼镜镜片
TWM617418U (zh) 安全帽變色鏡片之結構
JP6963608B2 (ja) 一時的偏光パッチ
CN2492865Y (zh) 多功能眼镜保护膜