JP2006153019A - 過給機 - Google Patents

過給機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006153019A
JP2006153019A JP2005368308A JP2005368308A JP2006153019A JP 2006153019 A JP2006153019 A JP 2006153019A JP 2005368308 A JP2005368308 A JP 2005368308A JP 2005368308 A JP2005368308 A JP 2005368308A JP 2006153019 A JP2006153019 A JP 2006153019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
supercharger
engine
hull
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005368308A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiji Gokan
祥次 後閑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005368308A priority Critical patent/JP2006153019A/ja
Publication of JP2006153019A publication Critical patent/JP2006153019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supercharger (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】 過給機の速やかで確実な作動を得る。
【解決手段】 ハルとデッキとで構成される船体内に、ジェット推進ポンプを駆動するエンジンを船体長さ方向に沿わせて設け、その前方側にオイルポンプを設けるととも後方側に過給機140を設け、過給機140とメインギャラリの後端部とを、オイル供給パイプ25aで連通した。過給機140へ供給されるオイルは、過給機140における軸受け部の潤滑を行うとともに、軸受けケーシング内に形成されたオイルジャケットに供給されて軸受けケーシングの冷却を行なう。過給機におけるオイル出口に連通するオイル戻しパイプ25cにはワンウェイバルブを介装する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇に関する。特にその過給機へのオイルの供給路に関するものである。
従来、一般的な小型滑走艇におけるパワーソースは2サイクルエンジンであったが、昨今の低公害化に対応すべく、パワーソースを4サイクルエンジンにすることが検討されてきている。
しかしながら、4サイクルエンジンの出力は、同排気量の2サイクルエンジンに比べて少ないため、これを補うべく過給機付きのエンジンを搭載することが検討されており、本件出願人は、すでに特開2001−140613号として、過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇を提案している。
この小型滑走艇は、図11、図12に示すように、船体1の内部に過給機3付きの4サイクルエンジン2が搭載されている。過給機3はエンジン2の後側に配置されており、エンジン2の前側にはオイルタンク5が配置されている。
図13に示すように、エンジン2の前部には、オイルタンク5の下方にオイルポンプ4が設けられており、このオイルポンプ4から圧送されるオイルは、配管6d、オイルフィルタ6、配管6eを通って、エンジン2のメインギャラリ2aに供給され、このメインギャラリ2aからエンジン各部へ供給される。
過給機3の軸受け部3aへのオイルは、メインギャラリ2aから、クランク軸2bの下側軸受け部2c内の油路2d、上側軸受け部2e内の油路2f、および配管2gを介して供給される。
過給機3の軸受け部3aを潤滑させたオイルは、配管3bを通ってエンジン下部に設けられたオイルパン2iに回収され、さらに配管6aからオイルポンプ4を経てオイルタンク5へ回収される。
このように、過給機3をエンジン2の後側に配置し、エンジン2の前側にオイルタンク5を配置すると、オイルタンク5およびその内部のオイルが過給機3で加熱されてしまうという不具合が生じなくなる。
特開2001−140613号公報
上述した従来の技術では、過給機3の軸受け部3aへのオイルが、メインギャラリ2aから、クランク軸2bの下側軸受け部2c内の油路2d、上側軸受け部2e内の油路2f、および配管2gを介して供給される構成となっていたので、エンジン始動から、過給機3へオイルが供給されるまでの時間が長くなってしまう。
このため、過給機の速やかで確実な作動を得る上で若干の不安があった。
この発明の目的は、以上のような問題を解決し、過給機の速やかで確実な作動を得ることができる過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇は、ハルとデッキとで構成される船体内に、ジェット推進ポンプを駆動するエンジンを船体長さ方向に沿わせて設け、このエンジンの長手方向において過給機を設けるとともに、この過給機と、前記エンジンのクランク軸と平行に設けられたオイルのメインギャラリの端部とを、オイル供給通路で連通したことを特徴とする。
請求項2記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇は、請求項1記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇において、前記エンジンの船体前方側にオイルポンプを設けるととも後方側に前記過給機を設け、この過給機と前記メインギャラリの後端部とを、オイル供給通路で連通したことを特徴とする。
請求項3記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇は、請求項1または2記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇において、前記過給機へ供給されるオイルは、過給機における軸受け部の潤滑を行うとともに、軸受けケーシング内に形成されたオイルジャケットに供給されて軸受けケーシングの冷却を行なうことを特徴とする。
請求項4記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇は、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇において、前記過給機におけるオイル出口を、エンジン停止時のオイル面より上方に配置したことを特徴とする。
請求項5記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇は、請求項4記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇において、前記エンジンがドライサンプ式エンジンであり、そのクランク軸延長上にオイルタンクを設けたことを特徴とする。
請求項6記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇は、請求項4または5記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇において、前記過給機におけるオイル出口に連通するオイル戻し通路にワンウェイバルブを介装したことを特徴とする。
請求項1記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、ハルとデッキとで構成される船体内に、ジェット推進ポンプを駆動するエンジンを船体長さ方向に沿わせて設け、このエンジンの長手方向において過給機を設けるとともに、この過給機と、前記エンジンのクランク軸と平行に設けられたオイルのメインギャラリの端部とを、オイル供給通路で連通してあるので、過給機へのオイルが、メインギャラリの端部から直接オイル供給路を通って過給機へ供給されることとなる。
したがって、エンジン始動から、過給機へオイルが供給されるまでの時間が短縮され、過給機の速やかで確実な作動を得ることができる。
しかも、従来の技術では、メインギャラリの一端部をプラグ(図13の符号2p参照)で塞ぐ必要があったが、この請求項1記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、上記プラグが不要となる。
請求項2記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、請求項1記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇において、前記エンジンの船体前方側にオイルポンプを設けるととも後方側に前記過給機を設け、この過給機と前記メインギャラリの後端部とを、オイル供給通路で連通してあるので、エンジン後部の過給機へオイルを速やかに供給することができる。
請求項3記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、請求項1または2記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇において、前記過給機へ供給されるオイルは、過給機における軸受け部の潤滑を行うとともに、軸受けケーシング内に形成されたオイルジャケットに供給されて軸受けケーシングの冷却を行なう構成となっているので、過給機における軸受け部の潤滑ばかりでなく、軸受けケーシングの冷却も行なうことができる。
そして、このように、過給機に供給されるオイルで、過給機における軸受け部の潤滑と、軸受けケーシングの冷却とを行なう構成とした場合、過給機へは、従来に比べて、より多量のオイルを速やかに供給する必要があるが、この請求項3記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、過給機へのオイルが、メインギャラリの端部から直接オイル供給路を通って過給機へ供給されるので、より多量のオイルを速やかに供給することが可能となる。
請求項4記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の過給機付き内燃機関を搭載した小型滑走艇において、前記過給機におけるオイル出口を、エンジン停止時のオイル面より上方に配置してあるので、エンジンを停止すると、過給機内のオイルがオイル出口から速やかに排出されることとなる。
エンジン停止直後に高温となっている過給機内にオイルが滞留すると、この滞留オイルが炭化し易くなり、結果として、エンジンを循環するオイル全体が劣化しやすくなるという問題があるが、この請求項4記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、エンジンを停止すると、過給機内のオイルがオイル出口から速やかに排出されるので、エンジン停止後において過給機内に滞留するオイルを極力少なくしてオイル全体の劣化を低減させることができる。
請求項5記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、請求項4記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇におおいて、前記エンジンがドライサンプ式エンジンであり、そのクランク軸延長上にオイルタンクを設けてあるので、エンジン停止時のオイル面を低くすることができる。
したがって、より速やかに、過給機内のオイルがオイル出口から排出されることとなり、結果として、オイル全体の劣化が一層低減される。
請求項6記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、請求項5記載の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇において、前記過給機におけるオイル出口に連通するオイル戻し通路にワンウェイバルブを介装してあるので、小型滑走艇が転覆した際に、高温となっている過給機へオイルが逆流して過給機内に滞留するということがなくなる。
したがって、オイルの炭化をより確実に防止することができ、オイル全体の劣化をより確実に低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇の一実施の形態を示す概略側面図、図2は同じく平面図、図3は図1におけるIII−III部分拡大断面図(部分省略断面図)である。
これらの図(主として図1)に示すように、この小型滑走艇10は、鞍乗り型小型船舶であり、船体11上のシート12に乗員が座り、スロットルレバー付きの操舵ハンドル13を握って操行可能である。
船体11は、ハル14とデッキ15とを接合して内部に空間16を形成した浮体構造となっている。空間16内において、ハル14上には、エンジン20が搭載され、このエンジン20で駆動される推進手段としてのジェットポンプ(ジェット推進ポンプ)30がハル14後部に設けられている。
ジェットポンプ30は、船底に開口した取水口17から船体後端に開口した噴流口31およびノズル32に至る流路33と、この流路33内に配置されたインペラ34とを有しており、インペラ34のシャフト35がエンジン20の出力軸21aに連結されている。したがって、エンジン20によりインペラ34が回転駆動されると、取水口17から取り入れられた水が噴流口31からノズル32を経て噴出され、これによって船体11が推進される。エンジン20の駆動回転数、すなわちジェットポンプ30による推進力は、前記操作ハンドル13のスロットルレバー13a(図2参照)の回動操作によって操作される。ノズル32は、図示しない操作ワイヤーで操作ハンドル13と連係されていて、ハンドル13の操作で回動操作され、これによって進路を変更することができる。
なお、40は燃料タンク、41は収容室である。
図4は主としてエンジン20を示す図で、図1におけるIV−IV部分拡大断面図(部分省略断面図)、図5はエンジン20の右側面図、図6は左側面図、図7はエンジン20を斜め後方から見た概略斜視図、図8は図5の部分拡大図である。
このエンジン20はDOHC型で直列4気筒のドライサンプ式4サイクルエンジンであり、図1に示すように、そのクランクシャフト21が船体11の前後方向に沿うように配置されている。
図4および図7に示すように、船体11の進行方向に向かってエンジン20の左側には、吸気ポートに連通するサージタンク(インテークチャンバ)22とインタークーラ23とが接続配置され、エンジン20の右側には、排気ポート20oに連通する排気マニホルド24が接続配置されている。
図6,図7に示すように、エンジン20の後方にはターボチャージャ(過給機)140が配置され、このターボチャージャ140のタービン部140Tに排気マニホルド24の排気出口24oが接続され、コンプレッサ部140Cに前記インタークーラ23が配管26(図7参照)で接続されている。図7において、23a、23bはインタークーラー23に接続された冷却水ホースである。
なお、ターボチャージャ140のタービン部140Tにてタービンを回転させた排気は、図1、図2に示すように、排気管27a,転覆時の水の逆流(ターボチャージャ140等への水の侵入)を防止するための逆流防止室27b,ウォーターマフラー27c,および排気・排水管27dを経てジェットポンプ30による水流内へと排出される。
図1において、18、19は、船体11外の大気を船体11内の空間16に導入する吸気ダクトであり、この吸気ダクト18、19のそれぞれの下端18a、19aは、船体11内において、前記ターボチャージャ140よりも下方に設けられている。すなわち、ターボチャージャ140は、吸気ダクト18,19の船体内開口18a、19aよりも上方に配置してある。ターボチャージャ140は船体内空間16内において、その高さ方向略中央に設けられている。
図4〜図7に示すように、エンジン20の前部(船体11の進行方向であり、図1、図5において左方部分)において、クランク軸21の延長線上にオイルタンク50と、オイルポンプ80とが一体的に設けられている。オイルポンプ80はオイルタンク50内に設けられている。
オイルタンク50は、エンジン20の前面に接合されるタンク本体(一方の分割ケース)60と、このタンク本体60の前面に接合されるカバー(他方の分割ケース)70とで構成されている。
図4,図6に示すように、オイルタンク50内において、タンク本体60の前面には水冷式オイルクーラ90が設けられており、オイルタンク50の上部にはオイルフィルタ100が設けられている。
図4,図5および図8に示すように、タンク本体60は、エンジン20前面との接合面61と、カバー70との接合面62と、オイルポンプ80の取付部63と、水冷式オイルクーラ90の取付部64と、これら取付面等をなす隔壁および外壁で画成された全体として縦長のオイル収容部65と、ACG110、バランサシャフト114L、114R、スタータモータ120の駆動室のカバー部66とを有している。また、図6に示すように、オイルフィルタ100の取付部68を備えている。
タンク本体60は、そのカバー部66で上記各部を覆うようにして前記接合面61でエンジン20前面に接合され図示しないボルトでエンジン20前面に一体的に固定される。なお、タンク本体60は、これにオイルポンプ80、オイルクーラ90が取り付けられた後にエンジン20前面に取り付けられる。
カバー70は、タンク本体60との接合面71と、オイルの補給口72と、リリーフバルブ130の押さえ部73と、オイルクーラ90の収容部74(図6参照)と、外壁および隔壁で画成されたオイル収容部75とを備えている。
オイルポンプ80は、前記タンク本体60に接合される第1ケース81と、この第1ケース81に接合される第2ケース82と、これら第1,第2ケースに貫通して設けられるポンプ軸83と、前記第1ケース81内においてポンプ軸83に結合されたオイル回収用のインナーおよびアウターロータ84と、前記第2ケース82内においてポンプ軸83に結合されたオイル供給用のインナーおよびアウターロータ85とを有している。
オイル回収用のインナーおよびアウターロータ84は第1ケース81とともにオイル回収ポンプを構成し、オイル供給用のインナーおよびアウターロータ85はその第1,第2ケース81,82とともにオイル供給ポンプを構成する。
このオイルポンプ80は、第1ケース81のタンク本体60に対する接合面を、これと同形に形成された、オイルタンク本体60の前面における接合面63に接合させた後、ボルト88でタンク本体60の前面に取り付けられる。
このようにしてオイルポンプ80がタンク本体60に取り付けられた後、ポンプ軸83の後端に対し、タンク本体60の背面側からカップリング89がボルトで固定される。
したがって、タンク本体60は、上のようにしてオイルポンプ80およびそのカップリング89が取り付けられ、さらにオイルクーラ90が取り付けられた後、上記カップリング89をACG軸の先端に設けたカップリング111に結合させるようにしてエンジン20の前面に取り付けられる。
水冷式のオイルクーラ90は、タンク本体60におけるオイルクーラ90の取付部64の前面側に取り付けられる。
図4,図6に示すように、タンク本体60における取付部64には、後述するオイル通路に連通する上穴64aと下穴64bとが形成されている。
一方、オイルクーラ90は、その内部をオイルが通る複数枚の熱交換用のプレート91と、このプレート91内に上部で連通するオイルの入り口パイプ92と、同じく下部で連通するオイルの出口パイプ93とを有している。
したがって、オイルクーラ90は、その入り口パイプ92をタンク本体60の上穴64aに、出口パイプ93をタンク本体60の下穴64bにそれぞれ連結させるようにして、タンク本体60における取付部64に取り付けられる。
図4,図6に示すように、タンク本体60には上記取付部64に開口している穴64cに連通し、取付部64およびカバー70におけるオイルクーラの収容部74内に冷却水を導入する冷却水導入パイプ97が設けられており、カバー70には、水の排出パイプ78が設けられている。導入パイプ97にはジェットポンプ30における冷却水取り出し部30a(図7参照)からの冷却水ホース97aが他の冷却対象を介することなく直接接続され、排出パイプ78には図6に示すように排水管23cが接続される。排水パイプ78からの水は、排水管23cを介して排気マニホルド24のウォータジャケットに供給される。
カバー70は、以上のようにしてタンク本体60、オイルポンプ80、およびオイルクーラ90をエンジン20の前面に取り付けた後、図5および図8に示すように、オイルポンプ80の第2ケース82前面に形成された穴82aにリリーフバルブ130の後端131を嵌め込み、前述した押さえ部73でリリーフバルブ130の先端132を押さえるようにしてタンク本体60の前面に接合され図示しないボルトで固定される。このようにリリーフバルブ130は横置きに配置される。
タンク本体60とカバー70とが接合された状態で、両者のオイル収容部65、75で単一のオイル収容部が形成される。
また、タンク本体60におけるオイルフィルタ100用の取付部68には、オイルフィルタ100が取り付けられる。
なお、エンジン20が船体11に搭載された状態で、エンジン20およびオイルフィルタ100は、図2および図4に示すようにデッキ15の開口15aに臨んでいる。デッキ15の開口15aは、船体11に対して着脱可能に構成されているシート12を船体11から取り外すことによって開放される。
以上のように、エンジン20の前面にオイルタンク50(すなわちタンク本体60,カバー70,およびこれに内蔵されたオイルポンプ80、オイルクーラ90、リリーフバルブ130)が装着され、また、オイルフィルタ100が装着された状態で、以下のようなオイル通路が形成される。
図5および図8に示すように、タンク本体60の前面とオイルポンプ80の第1ケース81の背面とでオイル回収路51が形成される。この回収路51は、タンク本体60側に形成されたオイル通路51aと、これに対向してオイルポンプ80の第1ケース81側に形成されたオイル通路51bとで形成される。
このオイル回収路51の下端51cは、パイプ52を介して、エンジン20のオイルパン28に連通しており、上端51dは、オイルポンプ80の第1ケース81に形成された回収オイル吸入口81iに連通している。
同じく、タンク本体60の前面とオイルポンプ80の第1ケース81の背面とで回収オイルの吐出路53が形成される。この回収オイル吐出路53は、タンク本体60側に形成されたオイル通路53aと、これに対向してオイルポンプ80の第1ケース81側に形成された回収オイル吐出口81oとで形成される。
この回収オイル吐出路53の上端53bは、オイルタンク50内(すなわちオイル収容部内)に開口している。
一方、オイルポンプ80における第1ケース81の前面と第2ケース82の背面とで供給オイルの吸い込み路54と、吐出路55とが形成される。
吸い込み路54の下端54aは、オイルタンク50内(すなわちオイル収容部内)に開口しており、上端54bはオイル供給ポンプの供給オイル吸入口82iに連通している。吸い込み路54には、スクリーンオイルフィルタ54cが設けられている。
吐出路55の下端55aはオイル供給ポンプの供給オイル吐出口82oに連通しており、上端55bは第1ケース81上部を横方に貫通して、タンク本体60に形成された横穴60aに連通している。横穴60aは、同じくタンク本体60に形成された縦穴60bに連通している。縦穴60bの上端60cはオイルフィルタ100の取付部68に平面視リング状になって開口しており、この開口60cに、オイルフィルタ100のオイル流入路101が連通される。
上記吐出路55に、前述したリリーフバルブ130の取付穴82aが開口しており、この取付穴82aにリリーフバルブ130が前述したようにして取り付けられている。
オイルフィルタ100におけるオイル出口パイプ102には雄ねじが設けてあり、このオイル出口パイプ102を、タンク本体60における取付部68に形成された雌ねじ穴60dに螺合させることによって、オイルフィルタ100がタンク本体60の取付部68に取り付けられている。
図6に示すように、タンク本体60内において、雌ねじ穴60dの下部には縦穴60eと、この縦穴60eの下端に連通する横穴60fが形成されており、この横穴60fが前述したオイルクーラ90の取付部64における上穴64aを介してオイルクーラ90の入り口パイプ92に連通している。
一方、図4〜図6に示すように、オイルクーラ90の出口パイプ93が接続される前述したタンク本体60の下穴64bには、この下穴64bに連通するオイル通路60gと、この通路60gに連通するオイル分配路60hが形成されている。さらにこのオイル分配路60hに、エンジン20のメインギャラリ20a(図5参照)にオイルを供給するためのメインギャラリ用供給路60iと、前述した左バランサ114Lの軸受け部にオイルを供給するための左バランサ用供給路60jと、右バランサ114Rの軸受け部にオイルを供給するための右バランサ用供給路60kとが連通している。
なお、オイル分配路60hの一端は、プラグ60n(図6参照)で閉じられる。
エンジン20のメインギャラリ20aに供給されたオイルの経路は図9(オイルの循環経路図)に示す通りである。
メインギャラリ20aからの経路は大きく2つに分かれている。
第1の経路は、経路20b(図5参照)を経てクランク軸21の軸受け部に供給される経路であり、第2の経路はメインギャラリ20aの後端20a1からパイプ25a(図7参照)を経てターボチャージャ140のタービン軸受けの冷却用および潤滑用に供給される経路である。ターボチャージャ140のタービン軸受けの冷却および潤滑を行ったオイルは、パイプ25b、25c(図6参照)を経てオイルパン28に回収される。
クランク軸21の軸受け部に供給されたオイルは、さらに経路20cを経てシリンダヘッドにおけるカムジャーナル20d部分およびリフター部分を潤滑させた後、チェーン室20iを経てオイルパン28に戻る。
また、クランク軸21の軸受け部に供給されたオイルは、さらに、ACG、ピストン裏ジェットノズル、コンロッド、カムチェーン、スタータニードルに供給され、それぞれの回収路を経てオイルパン28に回収される。図5において、20eがピストンの裏側にオイルを噴射してピストンを冷却するためのジェットノズル、20fがコンロッド部分への通路、20gがカムチェーンである。また、20hがACG室110cからのオイルの戻し通路である。
ACG室のオイルは、その戻し通路20hを経てオイルパン28に戻り、ジェットノズル20eからピストン裏に噴射されたオイル、コンロッドに供給されたオイル、スタータニードルに供給されたオイルは、それぞれクランク室20jを経てオイルパン28に戻る。
以上から明らかなように、オイルの全体的な流れは、主として図9を参照して説明すると次のようになる。
オイルタンク50→吸い込み路54→スクリーンオイルフィルタ54c→オイルポンプ(供給ポンプ)80→吐出路55(およびリリーフバルブ130、横穴60a、縦穴60b、リング状開口60c)→オイルフィルタ100→縦穴60e、横穴60f→オイルクーラ90→オイル通路60g、オイル分配路60h→メインギャラリ用供給路60i、左バランサ用供給路60j、右バランサ用供給路60k→メインギャラリ20a、左バランサ114L、右バランサ114Rとなる。
リリーフバルブ130からのリリーフオイルROは、直接オイルタンク50内に戻る。
左バランサ114L、右バランサ114Rに供給されたオイルはクランク室20jを経てオイルパン28に戻る。
また、メインギャラリ20aから上述した各部に供給されたオイルは、上述したようにしてオイルパン28に戻る。
そして、オイルパン28に戻ったオイルは、パイプ52,回収路51、オイルポンプ80(回収ポンプ)、回収オイル吐出路53を経てオイルタンク50に回収され、上記吸い込み路54から上述した経路で循環されることとなる。
図10はターボチャージャ140の断面図である。
前述したようにターボチャージャ140は、タービン部140Tとコンプレッサ部140Cとを備えている。また、これらタービン部140Tとコンプレッサ部140Cとを接続している軸受けケーシング141を備えている。
軸受けケーシング141内には、軸受け部(軸受け部材の収容室)142が設けられており、この軸受け部142の軸受け部材(セラミックボールベアリング)142aによってタービン軸143が回転可能に支持されている。
タービン軸143のタービン部140T側にはタービン羽根143Tが固定され、コンプレッサ部140C側にはコンプレッサ羽根143Cが固定されている。
したがって、前述した排気マニホルド24からの排気がタービン部140T内の排気通路T1を経て排気出口T2から前述した排気管27a(図1,図2参照)へと排出される過程でタービン軸143が回転駆動され、コンプレッサ羽根143Cが回転駆動されて、図示しない吸気ボックスに連通している吸気取り入れ口C1からの空気が、コンプレッサ部140C内の吸気通路C2を経て前述した配管26(図7参照)からインタークーラ23へと圧送されることとなる。
軸受けケーシング141の上部には、オイル入り口144が設けられており、このオイル入り口144が、オイル供給通路をなす前述したパイプ25a(図7参照)でメインギャラリ20aの後端部20a1に連通している。パイプ25aは、オリフィスボルト145でオイル入り口144に接続されている。
軸受けケーシング141の内部にはオイルジャケット146が形成されており、このオイルジャケット146に前記オイル入り口144がオイル通路144aで連通している。また、軸受け部142は、細いオイル通路144bでオイル入り口144に連通している。
したがって、オイル入り口144から入ったオイルは、オイル通路144aからオイルジャケット146へ供給されて軸受けケーシング141、軸受け部142およびタービン軸143回りを冷却するとともに、オイル通路144bから軸受け部142へ供給されて軸受け部142を潤滑させる。
オイルジャケット146のオイルは、オイルジャケット146のオイル出口146a、および146bから前述したパイプ25b、25c(図6参照)を経てオイルパン28に回収される。また、軸受け部142のオイルは、その出口142bから一旦オイルジャケット146内に入り、前記オイルジャケット146の出口146aおよび146bから前述したパイプ25b、25c(図6参照)を経てオイルパン28に回収される。
オイル出口146aには、パイプ25bが接続され、オイル出口146bにはパイプ25cが接続されている。
これらオイル出口146a、146bは、いずれも、エンジン停止時のオイル面O1(図6参照)より上方に配置してある。
また、オイル戻し通路をなす上記パイプ25b、25cには、ワンウェイバルブ147をそれぞれ介装してある。
図10に示すように、タービン部140Tのケーシング内には、ウォータジャケットT3が形成されている。このウォータジャケットT3の冷却水の入り口T4は、他の冷却水通路と独立した別の過給機冷却水通路をなすパイプ148aで前述したジェットポンプ30における冷却水取り出し部30a(図7参照)に接続されている。また、ウォータジャケットT3の冷却水の出口(図示せず)は、図7に示すパイプ148bで排気管27a(図1,図2参照)のウォータジャケットに接続されている。
したがって、ジェットポンプ30からの冷却水は、他の冷却対象を介することなく直接ターボチャージャ140のウォータジャケットT3に供給され、ターボチャージャ140を冷却した後、排気管27aを冷却する。なお、排気管27aを冷却した水は、さらにその後、逆流防止室27bのウォータジャケットに流入して逆流防止室27bを冷却した後、ウォーターマフラー27c内に噴射され、排気とともに、排気・排水管27dを経てジェットポンプ30による水流内へと排出される。
以上のような過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、次のような作用効果が得られる。
(a)ハル14とデッキ15とで構成される船体11内に、ジェット推進ポンプ30を駆動するエンジン20を船体長さ方向に沿わせて設け、このエンジン20の長手方向において過給機140を設けるとともに、この過給機140と、エンジン20のクランク軸21と平行に設けられたオイルのメインギャラリ20aの端部とを、オイル供給通路25aで連通してあるので、過給機140へのオイルが、メインギャラリ20aの端部から直接オイル供給路25aを通って過給機140へ供給されることとなる。
したがって、エンジン始動から、過給機140へオイルが供給されるまでの時間が短縮され、過給機140の速やかで確実な作動を得ることができる。
しかも、前述した従来の技術では、メインギャラリの一端部をプラグ(図13の符号2p参照)で塞ぐ必要があったが、この実施の形態の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇によれば、上記プラグが不要となる。
(b)エンジン20の船体11前方側にオイルポンプ80を設けるととも後方側に過給機140を設け、この過給機140とメインギャラリ20aの後端部とを、オイル供給通路25aで連通してあるので、エンジン後部の過給機140へオイルを速やかに供給することができる。
(c)過給機140へ供給されるオイルは、過給機140における軸受け部142の潤滑を行うとともに、軸受けケーシング141内に形成されたオイルジャケット146に供給されて軸受けケーシング141の冷却を行なう構成となっているので、過給機140における軸受け部142の潤滑ばかりでなく、軸受けケーシング141の冷却も行なうことができる。
そして、このように、過給機140に供給されるオイルで、過給機140における軸受け部142の潤滑と、軸受けケーシング141の冷却とを行なう構成とした場合、過給機140へは、従来に比べて、より多量のオイルを速やかに供給する必要があるが、この実施の形態の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇10によれば、過給機140へのオイルが、メインギャラリ20aの端部から直接オイル供給路25aを通って過給機140へ供給されるので、より多量のオイルを速やかに供給することが可能となる。
(d)過給機140におけるオイル出口146a、146bを、エンジン停止時のオイル面O1より上方に配置してあるので、エンジン20を停止すると(したがってオイルポンプ80の作動が停止すると)、過給機140内のオイルがオイル出口146a、146bから速やかに排出されることとなる。
エンジン停止直後に高温となっている過給機140内にオイルが滞留すると、この滞留オイルが炭化し易くなり、結果として、エンジン20を循環するオイル全体が劣化しやすくなるという問題があるが、この実施の形態の過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇10によれば、エンジン20を停止すると、過給機140内のオイルがオイル出口146a、146bから速やかに排出されるので、エンジン停止後において過給機140内に滞留するオイルを極力少なくしてオイル全体の劣化を低減させることができる。
(e)エンジン20がドライサンプ式エンジンであり、そのクランク軸延長上にオイルタンク50を設けてあるので、エンジン停止時のオイル面O1を低くすることができる。
したがって、より速やかに、過給機140内のオイルがオイル出口146a、146bから排出されることとなり、結果として、オイル全体の劣化が一層低減される。
(f)過給機140におけるオイル出口146a、146bに連通するオイル戻し通路25b、25cにワンウェイバルブ147を介装してあるので、小型滑走艇10が転覆した際に、オイルパン28から、高温となっている過給機140へオイルが逆流して過給機140内に滞留するということがなくなる。
したがって、オイルの炭化をより確実に防止することができ、オイル全体の劣化をより確実に低減させることができる。
(g)過給機付きエンジンを搭載した小型船舶において、ポンプ30からの冷却水を、他の冷却水通路と独立した別の過給機冷却水通路148aにより過給機140へ供給する構造となっているので、過給機140を効率よく充分に冷却することができる。
(h)過給機冷却水通路148aからの冷却水は、先ず過給機140に供給され、過給機140を冷却した後、エンジン20の排気系において過給機140より下流に設けられた排気系(排気管27a、、逆流防止室27b、ウォーターマフラー27c、排気・排水管27d)に供給されるので、最も温度の低い状態の冷却水で過給機140を冷却することができる。
したがって、過給機140を一層効率よく充分に冷却することができる。
さらに、過給機140より下流に設けられた排気系も冷却することができる。
(k)過給機140を冷却した冷却水は、排気系において過給機140より下流に設けられた排気管27aに供給された後、排気とともに船舶10外へ放出されるので、過給機140を駆動した排気が排気管27a内でさらに冷却される。
すなわち、過給機140および排気管27aにおいて排気を冷却することにより、相乗的に排気エネルギーを低減させ、結果として排気音を低減させることができる。
(l)過給機140へオイルが供給されるとともに、その供給されたオイルが、過給機140における軸受け部142の潤滑と、軸受けケーシング141内に形成されたオイルジャケット146に供給されて軸受けケーシング141の冷却とを行なうので、過給機140が一層良好に冷却されることとなる。
(m)小型滑走艇のハル14とデッキ15とを水密に形成し、デッキ15の開口部15aを蓋部材12で塞いで船体内空間16を形成し、この空間16内に船体外部の大気を導入する吸気ダクト18,19を設けるとともに、空間16内にエンジン20とその排気マニホルド24に接続されるターボチャージャ140とを設け、このターボチャージャ140を吸気ダクト18,19の船体内開口18a、19aよりも上方に配置してあるので、小型滑走艇の走行中に船体外部の大気が吸気ダクト18,19を通じて船体内空間16に導入される際に、水を伴って(例えば飛沫状に)導入されたとしても、その水がターボチャージャ140に直接かかってしまうという事態が生じにくくなる。
したがって、高温になっているターボチャージャ140のケーシング等が急激にしかも部分的に冷却されるという事態が生じにくくなり、ターボチャージャ140に熱疲労が生じ難くなるので、結果としてターボチャージャ140の耐久性が向上する。
(n)ターボチャージャ140には、そのタービン部140TのケーシングにウォータジャケットT3を形成するとともに、その軸受けケーシング141にオイルジャケット146を形成し、ウォータジャケットT3には冷却水が供給されるとともに、オイルジャケット146には冷却オイルが供給されるので、ターボチャージャ140が高温になり過ぎるということがなくなる。
したがって、仮に、小型滑走艇の走行中に船体外部の大気が吸気ダクト18,19を通じて船体内空間16に導入される際に水を伴って(例えば飛沫状に)導入されたその水がターボチャージャ140に直接かかったとしても、それによるターボチャージャ140のケーシングにおける温度変化が小さくて済む。
結果として、ターボチャージャ140に熱疲労が生じ難くなり、ターボチャージャ140の耐久性が確実に向上する。
(o)ウォータジャケットT3への冷却水が、他の冷却水通路と独立した別のターボチャージャ冷却水通路148aにより供給されるのでターボチャージャ140が効率よく冷却される。
したがって、仮に、小型滑走艇の走行中に船体外部の大気が吸気ダクト18,19を通じて船体内空間16に導入される際に水を伴って(例えば飛沫状に)導入されたその水がターボチャージャ140に直接かかったとしても、それによるターボチャージャ140のケーシングにおける温度変化が一層小さくて済む。
結果として、ターボチャージャ140に熱疲労が一層生じ難くなり、ターボチャージャ140の耐久性が一層確実に向上する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
本発明に係る過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇の一実施の形態を示す概略側面図。 同じく平面図。 図1におけるIII−III部分拡大断面図(部分省略断面図)。 主としてエンジン20を示す図で、図1におけるIV−IV部分拡大断面図(部分省略断面図)。 エンジン20の右側面図。 エンジン20の左側面図。 エンジン20を斜め後方から見た概略斜視図。 図5の部分拡大図。 オイルの循環経路図 ターボチャージャ140の断面図。 従来技術の説明図。 従来技術の説明図。 従来技術の説明図。
符号の説明
10 小型滑走艇
11 船体
14 ハル
15 デッキ
20 エンジン
21 クランク軸
20a メインギャラリ
20a1 端部
25a パイプ(オイル供給通路)
25b、25c パイプ(オイル戻し通路)
30 ジェットポンプ(ジェット推進ポンプ)
50 オイルタンク
80 オイルポンプ
140 ターボチャージャ(過給機)
141 軸受けケーシング
142 軸受け部
146 オイルジャケット
146a、146b オイル出口
147 ワンウェイバルブ
O1 オイル面

Claims (9)

  1. 過給機のタービン部とコンプレッサ部との問の軸受けケーシングに形成されたオイルジャケットにオイルを供給して前記軸受けケーシングを冷却するように成したことを特徴とする過給機。
  2. 軸受けケーシングと、前記軸受けケーシングに設けたオイル入り口と、前記軸受けケーシングに設けたオイルジャケットと、前記軸受けケーシングに設けた軸受け部と、前記オイル入り口と前記オイルジャケットを連通する通路と、前記オイル入り口と前記軸受け部を連通する通路と、を設け、前記オイル入り口ヘ供給されるオイルは、前記オイルジャケットに供給されて前記軸受けケーシングの冷却を行うとともに、前記軸受け部に供給されて前記軸受げ部の潤滑を行う、ことを特徴とする請求項1記載の過給機。
  3. 前記オイル入り口と前記オイルジャケットとを連通する通路にオリフィスを設けたことを特徴とする請求項2記載の過給機。
  4. ハルとデッキとで構成される船体内に船体長さ方向に沿わせて設けられるジェット推進ポンプを駆動するエンジンの長手方向に設けられると共に,前記エンジンのクランク軸と平行に設けられたオイルのメインギャラリの端部と前記オイル入り口とをオイル供給通路で連通した請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の過給機。
  5. ハルとデッキとで構成される船体内に船体長さ方向に沿わせて設けられるジェット推進ポンプを駆動するエンジンであって前記エンジンの船体前方側にオイルボンプを設けたエンジンの長手方向に設けられると共に、前記エンジンのクランク軸と平行に設けられたオイルのメインギャラリの端部と前記オイル入り口とをオイル供給通路で連通した請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の過給機。
  6. 請求項4または5に記載の過給機であって,前記過給機におけるオイル出口を、エンジン停止時のオイル面より上方に配置したことを特徴とする過給機。
  7. 前記エンジンがドライサンプ式エンジンであり、そのクランク軸延長上にオイルタンクを設けたことを特徴とするエンジンに連通された請求項6に記載の過給機。
  8. 前記過給機におけるオイル出口に連通するオイル戻し通路にワンウェイバルブを介装したことを特徴とするエンジンに連通された請求項6または7記載の過給機。
  9. 前記過給機は小型滑走艇に搭載用であることを特微とする請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の過給機。
JP2005368308A 2005-12-21 2005-12-21 過給機 Pending JP2006153019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005368308A JP2006153019A (ja) 2005-12-21 2005-12-21 過給機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005368308A JP2006153019A (ja) 2005-12-21 2005-12-21 過給機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001216518A Division JP2003027952A (ja) 2001-07-17 2001-07-17 過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006153019A true JP2006153019A (ja) 2006-06-15

Family

ID=36631577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005368308A Pending JP2006153019A (ja) 2005-12-21 2005-12-21 過給機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006153019A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3913011B2 (ja) 小型船舶の過給機冷却構造
US7543450B2 (en) Air intake structure for small watercraft
CA2393712C (en) Personal watercraft on which supercharger is mounted
JP2003035154A (ja) 過給機付きエンジンを搭載した小型滑走艇
JP3765606B2 (ja) ウォータビークルの冷却装置
JP3953288B2 (ja) 小型滑走艇のターボチャージャ配置構造
US6763814B2 (en) Oil tank system for engine
JP2007315329A (ja) 小型滑走艇用内燃機関
US6719598B2 (en) System for lubricating engine for personal watercraft
JP2002364328A (ja) 小型船舶用エンジンのベンチレーションシステム
JP3995433B2 (ja) 小型滑走艇用ドライサンプエンジン
US6681708B2 (en) Engine for planing boat
JP2003166409A (ja) エンジンの潤滑装置
JP2007309241A (ja) 小型滑走艇用内燃機関
JP2006090336A (ja) 過給機
JP3894772B2 (ja) 船艇における電装部品の取付構造
JP4675228B2 (ja) ターボチャージャ
JP2006153019A (ja) 過給機
CA2394168C (en) Engine for small-sized planing boat
US7980906B2 (en) Personal watercraft
JP2002242676A (ja) 船舶用エンジンのオイルクーラ配置構造
JP2007321568A (ja) 小型滑走艇用内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090424

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090507

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100531