JP2006149067A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【目的】広い負荷領域において高効率を維持すると同時に、出力電圧制御信号が変化しても出力電圧信号が高速に追随できるDC−DCコンバータを提供する。
【構成】DC−DCコンバータは、第1のフィードバック制御方式であるPWM制御と第2のフィードバック制御方式であるPFM制御とのいずれかに切替え可能に構成され、負荷LOADを流れる負荷電流が所定値を越えて小さくなる領域においてはPFM制御を選択するとともに、出力電圧もしくは出力電圧制御信号のレベルが変化するときは負荷電流の大きさにかかわらずPWM制御を選択するように構成されている。また、出力電圧もしくは出力電圧制御信号のレベルが変化してPWM制御となるときに、立ち上げ時は一時的にNchトランジスタを遮断し、立ち下げ時は一時的にPchトランジスタを遮断することにより、出力電圧の変化時間を一層短縮することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体スイッチをオン・オフして、所定の電圧レベルに変換された直流電圧を負荷に供給するDC−DCコンバータ、特に、目標電圧の変化に対する応答性に優れたDC−DCコンバータに関する。
半導体スイッチをオン・オフして直流電圧の変換を行なうDC−DCコンバータは、負荷に供給される出力電圧を一定の目標値に保つように、半導体スイッチをオン・オフするフィードバック制御を行っているが、軽負荷時に負荷電流が定格電流の20〜30%以下になってくると、半導体スイッチのオン・オフによる電圧変換効率が極端に低下してくる。そこで、軽負荷においても電圧変換効率を低下させないためには、負荷電流の減少に対応してスイッチング周波数を低下させて、スイッチングに伴う損失を低減する方法が知られている。
従来から、DC−DCコンバータにおけるフィードバック制御方式には、PWM(Pulse Width Modulation)やPFM(Pulse Frequency Modulation)などの方式が知られている。また、負荷電流の減少に伴いスイッチング周波数を下げることで広い負荷領域において高い効率を維持する、PFM制御方式をPWM制御方式に併用するDC−DCコンバータもある(例えば、特許文献1参照。)。
最初に、DC−DCコンバータのPWM制御について説明する。
図8は、PWM制御方式の降圧DC−DCコンバータの一例を示す回路図である。
このDC−DCコンバータは、入力電源電圧Vinを所定の電圧レベルに変換して、負荷LOADに供給するものであって、エラーアンプAmp1、位相補償用コンデンサC1、位相補償用抵抗R1、帰還抵抗R2,R3、発振回路OSC2、パルス幅変調用コンパレータCmp1、出力用のPchトランジスタ(MOSFET)P1、Nchトランジスタ(MOSFET)N1、インダクタL、ドライブ回路Dr1,Dr2、及び平滑コンデンサCoutから構成されている。
PWM制御方式の降圧DC−DCコンバータは、出力電圧信号Voutを定める出力電圧制御信号Vcontに対して、DC−DCコンバータの出力電圧信号Voutが抵抗分圧されたフィードバック信号Vfbを等しくするように動作する。例えば出力電圧信号Voutの分圧を行なう帰還抵抗R2とR3の抵抗値が等しい場合には、出力電圧信号Voutは出力電圧制御信号Vcontの2倍の電圧値となる。
エラーアンプ(オペアンプ)Amp1には、出力電圧制御信号Vcontが非反転入力端子に接続され、フィードバック信号Vfbが反転入力端子に供給されている。また、エラーアンプAmp1は位相補償用の抵抗R1とコンデンサC1を使って積分回路を形成している。エラーアンプ出力信号Verrと発振回路OSC2から出力される三角波信号Vosc2は、それぞれパルス幅変調用コンパレータCmp1に入力される。PchトランジスタP1は、そのソース及びドレインがそれぞれ入力電源電圧VinとインダクタLとに接続され、ドライブ回路Dr1によりゲートが駆動される。NchトランジスタN1は接地電位(GND)とインダクタLとに接続され、ドライブ回路Dr2によりゲートが駆動される。インダクタLと平滑コンデンサCoutにより直流化された出力電圧信号Voutは、負荷LOADに供給される。
つぎに、DC−DCコンバータのPWM制御動作について説明する。
パルス幅変調用コンパレータCmp1には、予め定められた周波数で発振する発振回路OSC2から出力される三角波信号Vosc2と、エラーアンプ出力信号Verrとが入力され、パルス幅変調信号Vcmpがドライブ回路Dr1,Dr2に対して出力される。パルス幅変調信号VcmpがLowのときPchトランジスタP1がオンし、HighのときNchトランジスタN1がオンする。PchトランジスタP1とNchトランジスタN1のゲートが同時にオンして入力電源電圧Vinから接地電位GNDに向けて貫通電流が流れないように、それぞれドライブ回路Dr1,Dr2ではデッドタイムを設けてタイミング調整を行っている。
PchトランジスタP1のオン期間には、入力電源電圧VinからインダクタLを介して平滑コンデンサCoutに電荷が流れ込み、インダクタLを流れる電流値はオン期間に増加する。一方、NchトランジスタN1のオン期間には、接地電位GNDから平滑コンデンサCoutに電荷を送り込み、この期間にインダクタLを流れる電流値は減少する。出力電圧信号Voutを帰還抵抗R2,R3で分圧して生成したフィードバック信号Vfbは、出力電圧制御信号VcontとともにエラーアンプAmp1に入力されることによって、Vfb=Vcontとなるようフィードバック制御が働く。
このフィードバック制御について、図9に示す動作波形を用いて具体的に説明する。図9(a)(b)は、降圧DC−DCコンバータにおけるPWM制御の動作波形を示す波形図である。
いま、PchトランジスタP1のオン期間をton、NchトランジスタN1のオン期間をtoffとすると、
Vout/Vin=ton/(ton+toff)
の関係がある。以下では、この{ton/(ton+toff)}をデューティ比という。
ここで、エラーアンプ出力信号Verrが図9(a)の状態から同図(b)に示すように低下する場合を考える。負荷LOADに流れる電流(負荷電流)が変動して出力電圧信号Voutが上昇した場合、出力電圧信号Voutを抵抗分圧しているフィードバック信号Vfbも上昇する。その結果、エラーアンプ出力信号Verrは低下するので、PchトランジスタP1のオン期間tonが減り、NchトランジスタN1のオン期間toffが増えて、出力電圧信号Voutの電圧値を下げようとする。このようにDC−DCコンバータにおけるフィードバック制御が働くために、負荷LOADに流れる電流が変化しても出力電圧信号Voutが一定に保たれることになる。
つぎに、PFM制御方式について説明する。
図10は、PFM制御方式のDC−DCコンバータの一例を示す回路図である。このDC−DCコンバータは、エラーアンプAmp1、位相補償用コンデンサC1、位相補償用抵抗R1、帰還抵抗R2,R3、発振回路OSC3、コンパレータCmp1、フリップフロップFF、出力用のPchトランジスタ(MOSFET)P1、電流センス用PchトランジスタPs、ダイオードD1、インダクタL、ドライブ回路Dr1、平滑コンデンサCout、電流センス用抵抗rs、基準電圧源VrefpおよびコンパレータCmpPから構成されている。
図8に示した回路と同様に、DC−DCコンバータの出力電圧信号Voutの抵抗分圧されたフィードバック信号Vfbが、外部から与えられる出力電圧制御信号Vcontに対して等しくなるように動作する。例えば出力電圧信号Voutの分圧を行なう帰還抵抗R2とR3の抵抗値が等しい場合には、出力電圧信号Voutは出力電圧制御信号Vcontの2倍の電圧値となる。
PchトランジスタPsおよび抵抗rsはPchトランジスタP1に流れる電流Ipの大きさを判定するためのものである。PchトランジスタPsと抵抗rsで構成される電流検出回路は、出力用のPchトランジスタP1に流れる電流Ipを測るため、センス用PchトランジスタPsのゲートおよびドレインをそれぞれPchトランジスタP1のゲートおよびドレインに接続している。このPchトランジスタPsのソースは、電流センス用抵抗rsを介して入力電源電圧Vinに接続される。PchトランジスタP1に電流Ipが流れると、PchトランジスタPsに電流Ipsが流れる。このとき電流センス用抵抗rsに生じる電圧降下が小さくなるよう設定することにより、電流Ipsは電流Ipに略比例した値となる。コンパレータCmpPはPchトランジスタPsと抵抗rsとの接続点の電位および基準電圧源Vrefpより出力される基準電圧(便宜的に基準電圧自体もVrefpとする)が入力されることにより、PchトランジスタP1に流れる電流に関する判定を行なう。すなわち、(Vin−rs・Ip)がVrefpより小さくなるとフリップフロップFFに対するセット信号を出力する。
エラーアンプAmp1には、出力電圧制御信号Vcontがプラス入力端子に接続され、フィードバック信号Vfbがマイナス入力端子に接続されている。また、エラーアンプAmp1は位相補償用の抵抗R1とコンデンサC1を用いた積分回路を形成している。エラーアンプ出力信号Verrと発振回路OSC3から出力される三角波信号Vosc3は、それぞれコンパレータCmp1に入力される。また、エラーアンプ出力信号Verrは発振回路OSC3にも入力されている。PchトランジスタP1のソース及びドレインはそれぞれ入力電源電圧VinとインダクタLとに接続され、ドライブ回路Dr1によりゲートを駆動される。PchトランジスタP1のゲート信号には、フリップフロップFFから出力されるパルス信号Vplsが使用される。フリップフロップFFは、コンパレータCmp1の出力Vcmpの立ち上がりによりリセットされてその出力Q(=Vpls)がLとなり(フリップフロップFFのリセットはレベル入力ではなくエッジ入力)、コンパレータCmpPの出力がHとなった時点でセットされてその出力Q(=Vpls)がHとなる。すなわち、三角波信号Vosc3がエラーアンプ出力信号Verrより小さくなった時点からPchトランジスタP1に流れる電流Ipが所定値を超える時点までの期間Lとなるパルス信号Vplsを生成するものである。還流ダイオードD1は接地電位GNDとインダクタLとの間に接続される。インダクタLと平滑コンデンサCoutにより直流化された出力電圧信号Voutは、負荷LOADに供給される。
出力電圧制御信号Vcontの電圧値を上げた場合は、エラーアンプ出力信号Verrが上昇し、発振回路OSC3から出力される三角波信号Vosc3の発振周波数は上昇する。この結果、PchトランジスタP1のスイッチング周波数が増えるため、インダクタLを通って平滑コンデンサCoutに流れ込む電流は増え、出力電圧信号Voutは上昇する。このように、PFM制御方式においても、出力電圧制御信号Vcontの電圧値に応じて出力電圧信号Voutの大きさがフィードバック制御される。
図11は、DC−DCコンバータにおけるPFM制御の動作波形を示す波形図である。
同図(a)には、コンパレータCmp1に入力するエラーアンプ出力信号Verrと三角波信号Vosc3を示している。発振回路OSC3からはエラーアンプ出力信号Verrに応じた周波数の三角波信号Vosc3が入力される。
同図(b)には、コンパレータCmp1の出力Vcmpを示している。コンパレータCmp1では、入力したエラーアンプ出力信号Verrと三角波信号Vosc3とが比較され、フリップフロップFFに対するリセット信号(Vcmp)を出力する。
同図(c)には、フリップフロップFFから出力されるパルス信号Vplsを示している。パルス信号Vplsは、上述のように三角波信号Vosc3がエラーアンプ出力信号Verrより小さくなった時点からPchトランジスタP1に流れる電流Ipが所定値を超える時点までの期間(tpulse)Lとなるパルスとしてドライブ回路Dr1に出力される。このパルス信号VplsがLowの期間に、PchトランジスタP1はドライブ回路Dr1によりオンされるため、インダクタLには入力電源電圧VinからPchトランジスタP1を通って電流が流れ込む。
同図(d)には、インダクタLに流れる電流波形を示している。このコイル電流ILは、PchトランジスタP1がオンした後、0から(Vin−Vout)/Lの時間に対する傾きで電流値が増加する。PchトランジスタP1がオフした後、インダクタLには接地電位GNDから還流ダイオードD1を通って電流が流れる。このときの電流値はVout/Lの時間に対する傾きで減少する。
出力電圧信号Voutを帰還抵抗R2,R3で分圧することにより生成したフィードバック信号Vfbは、出力電圧制御信号VcontとともにエラーアンプAmp1に入力される。その結果、Vfb=Vcontとなるようフィードバック制御が働く。
出力電圧信号Voutは、実際には、平滑コンデンサCoutから負荷LOADに流れ出す電流と、インダクタLを介して平滑コンデンサCoutに流れ込む電流の和によって決まるため、両者が等しくなるようフィードバック制御が行われている。すなわち、負荷電流が減少した場合には出力電圧信号Voutは上昇し、出力電圧信号Voutを抵抗分圧しているフィードバック信号Vfbも上昇する。そのためエラーアンプ出力信号Verrが低下して、三角波信号Vosc3の発振周波数を低下させる。この結果、PchトランジスタP1のスイッチング周波数が減るため、インダクタLを通って平滑コンデンサCoutに流れ込む電流は減る。
このようにして、PFM制御方式のDC−DCコンバータにおいてもフィードバック制御が働き、負荷電流が変化しても出力電圧信号Voutを一定に保つことができる。
一方、近年になって出力電圧を高速に変化させながらDC−DCコンバータを使用したいという要望が多くなっている。従来のDC−DCコンバータでは、固定の基準電圧をもとに一定の出力電圧を生成するものであったが、固定した基準電圧に代えて、例えば変化する外部入力電圧を基準電圧として与え、この基準電圧にDC−DCコンバータの出力電圧を追従して変化させるという回路方式が望まれている。
例えば、W−CDMA方式の携帯電話機に使われるパワーアンプにおいては、携帯電話機に内蔵した電源の消費電力を抑える必要があった。そこで、携帯電話機と電波の送受信を行なう基地局との距離が近いときに送信電力を小さく抑えるなど、パワーアンプへ供給する電源電圧も、必要とされる送信電力の大きさに応じて変えるようにしている。
こうした広範囲の入力電圧変動、及び負荷変動に対応して出力電圧を安定して制御可能にするために、特許文献1には、広範囲の入力電圧変動及び負荷変動に対して一次側駆動回路のスイッチを時比率変調方式及び周波数変調方式に切り換えるようにしたコンバータの発明が開示されている。
PWM/PFM切替え機能を有するDC−DCコンバータでは、一般に幅広い負荷領域で高効率を維持しながら、出力電圧信号Voutを一定に保つことができることが知られている。ところが、軽負荷条件下において基準電圧として入力される出力電圧制御信号Vcontが急激に変化する場合があって、DC−DCコンバータを一律にPFM制御によって動作させると、こうした変化に対する出力電圧信号Voutの応答性が悪くなる。
この出力電圧信号Voutの応答性について、さらに説明する。
図12は、PFM制御において出力電圧信号Voutが変化する様子を示す信号波形図である。同図(a)に示すように、出力電圧制御信号Vcontを時刻t1で上げ、時刻t3で下げる。このような出力電圧制御信号Vcontの変動に伴って、出力電圧信号Voutも電位Vout1から電位Vout2まで、時間Tr1をかけて上昇し、電位Vout2から電位Vout1まで、時間Tf1をかけて下降する(同図(b))。平滑コンデンサCoutにより形成された出力容量に対する電流量は、出力電圧信号Voutの増減に伴い平滑コンデンサCoutの電荷が増減するための電流と、負荷電流との和である。ここでは、説明を簡単化するために、同図(c)に示すように負荷電流は出力電圧信号Voutの大きさにかかわらず一定とする。また、同図(d)に示すように、平滑コンデンサCoutの電荷を増減するため電流の流れ込みと吐き出しが生じる。
ところが、PFM制御の場合は図12(e)のコイル電流波形に示すように、電流値の増減をスイッチング周波数の増減で制御しているために、PWM制御とは異なり、急激な変化には対応できないという問題があった。
また、上述したW−CDMA方式の携帯電話機では、電源電圧の変化時間として数10μsが要求されている。しかし、電圧が下降するタイミング(時刻t3から時刻t4)には、マイナス方向に電流が流せないため負荷LOADに電流を流すことでしか平滑コンデンサCoutの電荷を吐き出す手段がなく、負荷電流が小さい場合には電位Vout2から電位Vout1まで出力電圧信号Voutを低減するために必要な時間Tf1が非常に長くなって、こうした要求に対応できないという問題があった。
以上の問題に対し、本出願人は特願2002−319634号にて、基準電圧として入力される出力電圧制御信号Vcontの変化を検出する手段を設け、出力電圧制御信号Vcontの変化が検出されるとPWM制御方式を選択するようにして、出力電圧制御信号Vcontの急変に対応できるDC−DCコンバータを開示した。
特開2001−258245号公報(段落番号0008〜0011、図1)
PWM制御方式とPFM制御方式を併用する従来のDC−DCコンバータの構成例を図
13に示す。図13に示すように、PWM制御方式とPFM制御方式は同じエラーアンプAmp1を用いていて、その出力VerrはコンパレータCmp1の反転入力端子に接続されている。コンパレータCmp1の非反転入力端子には発振回路OSC1から出力される三角波波形Vosc10が入力されている。コンパレータCmp1は2つの入力VerrとVosc10の大小関係を比較して出力Vcmpをパルス発生回路に入力する。発振回路OSC1は制御信号PWM/PFMにより、発振モードを変化させる。制御信号PWM/PFMは図示しない制御回路が出力電圧制御信号Vcontの変化や負荷電流を検出することによりPWM制御方式かPFM制御方式かを決定し、PWM制御方式の場合はL(ローレベル)を、PFM制御方式の場合はH(ハイレベル)をそれぞれ出力する。発振回路OSC1は、制御信号PWM/PFMがLであれば抵抗rOSCにより周波数が定まる固定周期の三角波を出力し、制御信号PWM/PFMがHであればエラーアンプAmp1の出力Verrの大きさにより周波数を変更する可変周期の三角波を出力する。
パルス発生回路Pgenは制御信号PWM/PFMおよび信号Vcmpに従いNchトランジスタN1およびPchトランジスタP1を駆動する駆動パルスを出力する。パルス発生回路Pgenは制御信号PWM/PFMがLであれば、PWM制御方式のために信号Vcmpと同相の信号をドライブ回路Dr1,Dr2に出力する。但し、ドライブ回路Dr1,Dr2に出力される2つの信号は、PchトランジスタP1とNchトランジスタが同時にオンして貫通電流が流れることがないように、わずかのデッドタイムを設けてある。制御信号PWM/PFMがHであればPFM制御方式のために、信号Vcmpの立下りに同期して固定パルス幅のパルスを発生してドライブ回路Dr1,Dr2に出力する。デッドタイムを設けるのはPWM制御方式の場合と同様である。
また、パルス発生回路Pgenは図示しない手段によりインダクタLに流れる電流ILを検知し、PFM制御方式でかつ電流ILがマイナス方向(負荷側からPchトランジスタP1とNchトランジスタN1の接続点に向かう方向)に流れるとNchトランジスタN1をオフする機能を有している。
上述のようにエラーアンプAmp1の出力Verrの適用方法は2つの制御方式で異なっていて、PWM制御方式では信号Verrによりデューティ比を決定し、PFM制御方式では信号Verrによりスイッチング周波数を決定する。このようにエラーアンプAmp1の出力Verrの適用方法が異なるため、信号Verrの大きさが同じであってもPWM制御方式とPFM制御方式とでは異なる出力電圧Voutを与えることになる。言い換えると、同じ出力電圧Voutに対して、PWM制御方式とPFM制御方式とでは異なる大きさの信号Verrが対応する。これにより、出力電圧制御信号Vcontが変化して、DC−DCコンバータの制御方式がPFMからPWMに変化するときに、出力電圧が変化すべき方向と逆方向に一旦変化してしまうという問題が生じるときがある。図14,15に示す信号波形により、この問題について説明する。
図14はPFM制御により出力Voutが安定しているときに出力電圧制御信号Vcontがステップ状に変化(L→H)する場合に生じ得る現象を示したものであり、(a)が出力電圧制御信号Vcont、(b)がインダクタLに流れる電流IL、(c)が出力電圧Voutである。時刻tでVcontがステップ状にLからHに変化し、tまでPFM制御であった制御方式が制御信号PWM/PFMの指示により時刻t以降PWM制御に変化する。ところが時刻tにおける信号Verrの大きさはPFM制御に対し適切な値となっていて、PWM制御に対しては不適切なものとなっている。また、エラーアンプAmp1には抵抗R1とコンデンサC1による位相補償回路が付加されているため、エラーアンプ出力信号Verrは急激な変化をすることができない。このため、時刻tにおける信号VerrがPWM制御にとって不適切なものであっても、DC−DCコンバータとしては不適切な信号Verrに対応した動作を時刻t以降しばらく続けることになる。時刻tにおける信号Verrが適切なものより小さいデューティ比を与えるものであると、PchトランジスタP1がオン(導通)する時間が短すぎるとともにNchトランジスタN1がオン(導通)する時間が長すぎるため、図14(b)に示すように電流ILがマイナス(コンデンサCoutの電荷を放電する方向)となる状態が発生する。本来出力電圧制御信号Vcontの変化に合わせて出力電圧Voutを急速に立ち上げるために、電流ILにより図13に示すコンデンサCoutを急速に充電する必要があるのにもかかわらず、電流ILがマイナスとなる場合があると出力電圧Voutの立ち上げにブレーキをかけて遅くさせてしまい、場合によっては図14(c)に示すように出力電圧Voutが時刻t以降に一旦アンダーシュートすることがある。コンデンサCoutから負荷に供給される電流を考慮すると、図14(c)に示す出力電圧Voutのアンダーシュートはさらに発生し易いものになる。その後、時刻tで制御信号PWM/PFMの指示により制御方式がPFM制御方式に移行する。
図15はPFM制御により出力Voutが安定しているときに出力電圧制御信号Vcontがステップ状に変化(H→L)する場合に生じ得る現象を示したものであり、図14と同様に(a)が出力電圧制御信号Vcont、(b)がインダクタLに流れる電流IL、(c)が出力電圧Voutである。時刻tでVcontがステップ状にHからLに変化し、tまでPFM制御であった制御方式が時刻t以降PWM制御に変化する。時刻tにおける信号Verrが適切なものより大きいデューティ比を与えるものであると、PchトランジスタP1がオン(導通)する時間が長すぎるとともにNchトランジスタN1がオン(導通)する時間が短すぎるため、図15(b)に示すように電流ILがプラス(コンデンサCoutに電荷を充電する方向)となる状態が発生する。本来出力電圧制御信号Vcontの変化に合わせて出力電圧Voutを急速に立ち下げるために、電流ILにより図13に示すコンデンサCoutを急速に放電する必要があるのにもかかわらず、電流ILがプラスとなる場合があると出力電圧Voutの立ち下げにブレーキをかけることになり、立ち下がりが遅れることになる。その後、時刻tで制御信号PWM/PFMの指示により制御方式がPFM制御方式に移行すると、電流ILがマイナスであるのでNchトランジスタN1がオフし、PchトランジスタP1のボディダイオードD2によりILはゼロまで上昇する。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、広い負荷領域において高効率を維持すると同時に、出力電圧制御信号に変化があっても出力電圧信号が高速に追随できるDC−DCコンバータを提供することにある。
この発明の第2の目的は、出力電圧制御信号が変動してPFM制御からPWM制御へ切り換える場合の不適切なデューティ比に起因する出力電圧の立ち上げもしくは立ち下げの遅れの問題について対策し、出力電圧制御信号の変化に対しより高速に追随できるDC−DCコンバータを提供することにある。

そこで、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、出力端子、直流電源の第1の電極と第2の電極間に直列接続されたPchトランジスタおよびNchトランジスタ、該PchトランジスタおよびNchトランジスタの接続点と出力端子間に接続されたインダクタ、出力端子と前記第2の電極間に接続されたコンデンサ、出力端子と前記第2の電極間に直列接続されて互いの接続点の電位をフィードバック信号VFBとする第1および第2の抵抗、基準電圧VREFと前記フィードバック信号VFBとから誤差信号を生成する誤差増幅器、前記誤差信号が入力され第1および第2の方形波を生成して前記PchトランジスタおよびNchトランジスタのゲートにそれぞれ出力するパルス発生回路、並びに前記Pchトランジスタに流れる電流を検出する電流検出手段を有するDC−DCコンバータであって、前記パルス発生回路が前記誤差信号の大きさにより時比率が変化するPWMパルスを発生するPWMモードおよび前記誤差信号の大きさにより決定される周期毎にPFMパルスを前記Pchトランジスタのゲートに出力するPFMモードを前記電流検出手段の出力により切り換えるDC−DCコンバータにおいて、前記フィードバック信号VFBと前記基準電圧VREFの差に関し、(VFB−VREF)が第1の所定値を超えるかもしくは(VREF−VFB)が第2の所定値を超えると前記パルス発生回路がPWMモードを選択することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、(VFB−VREF)が前記第1の所定値を超えると前記パルス発生回路がPWMモードを選択するとともに前記Pchトランジスタを遮断し、(VREF−VFB)が前記第2の所定値を超えると前記パルス発生回路がPWMモードを選択するとともに前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記Nchトランジスタに流れる電流を検出する第2の電流検出手段を有し、該第2の電流検出手段の出力が第3の所定値より小さくなると前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに係る発明において、第1のヒステリシスコンパレータにより前記(VFB−VREF)の判定を行ないその判定結果により前記Pchトランジスタを遮断し、第2のヒステリシスコンパレータにより前記(VREF−VFB)の判定を行ないその判定結果により前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記第1のヒステリシスコンパレータが非反転入力端子にフィードバック信号VFBが入力されている第1の演算増幅器、該第1の演算増幅器の反転入力端子と前記第1の電極との間に接続された第1の定電流回路、前記第1の演算増幅器の反転入力端子と前記基準電圧VREFとの間に直列に接続された第3および第4の抵抗、および前記第4の抵抗と並列に接続された第1のスイッチを有し、前記第1のスイッチは前記第1の演算増幅器の出力がハイレベルのときは導通しローレベルのときは遮断し、前記第2のヒステリシスコンパレータが反転入力端子にフィードバック信号VFBが入力されている第2の演算増幅器、該第2の演算増幅器の非反転入力端子と前記第2の電極との間に接続された第2の定電流回路、前記第2の演算増幅器の非反転入力端子と前記基準電圧VREFとの間に直列に接続された第5および第6の抵抗、および前記第5の抵抗と並列に接続された第2のスイッチを有し、前記第2のスイッチは前記第2の演算増幅器の出力がハイレベルのときは導通しローレベルのときは遮断することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5のいずれかに係る発明において、前記パルス発生回路がPFMモードを選択しているときに前記フィードバック信号VFBと前記基準電圧VREFの差(VFB−VREF)が第3の所定値を超えると前記Pchトランジスタおよび前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明において、第3のヒステリシスコンパレータにより前記(VFB−VREF)の判定を行ない、その判定結果により前記Pchトランジスタおよび前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明において、前記第3のヒステリシスコンパレータが非反転入力端子にフィードバック信号VFBが入力されている第3の演算増幅器、該第3の演算増幅器の反転入力端子と前記第1の電極との間に接続された第3の定電流回路、前記第3の演算増幅器の反転入力端子と前記基準電圧VREFとの間に直列に接続された第7および第8の抵抗、および前記第8の抵抗と並列に接続された第3のスイッチを有し、前記第3のスイッチは前記第3の演算増幅器の出力がハイレベルのときは導通しローレベルのときは遮断することを特徴とする。
この発明によれば、PWM/PFM切替え機能を有するDC−DCコンバータにおいて、広い負荷範囲において高い効率を維持して、しかも軽負荷条件でPFM動作を行っているときでも出力電圧を高速に変化できる。
また、この発明のDC−DCコンバータは、出力電圧もしくは出力電圧制御信号のレベルが変化してPWM制御となるときに、立ち上げ時は一時的にNchトランジスタを遮断し、立ち下げ時は一時的にPchトランジスタを遮断することにより、出力電圧の変化時間を一層短縮することができる。
ここでは、DC−DCコンバータの形態として、PFM制御とPWM制御の2つの制御方式を有し、基準電圧として入力される出力電圧制御信号Vcontの変化を検出する手段を設け、出力電圧制御信号Vcontの変化が検出されるとPWM制御方式を選択するとともに、出力電圧が立ち上がるときはNchトランジスタを遮断し、出力電圧が立ち下がるときはPchトランジスタを遮断するものについて説明する。また、この形態は、出力電圧制御信号Vcontに変化がない場合、負荷電流によりPFM制御とPWM制御を切り換えるものである。
図1は本発明の実施の形態を示すもので、出力電圧Voutを出力する出力端子1,出力端子1に接続されている負荷2,出力電圧Vout設定用の出力電圧制御信号Vcont(=基準電圧Vref)を入力する入力端子3,エラーアンプAmp1,パルス発生回路4,第1のヒステリシスコンパレータ回路5,第2のヒステリシスコンパレータ回路6,第3のヒステリシスコンパレータ回路7,制御部8,スイッチング素子であるPchトランジスタP1,同期整流用素子であるNchトランジスタN1,インダクタL,コンデンサCout,ORゲート9,ANDゲート10,および帰還抵抗r1,r2からなる。
PchトランジスタP1はそのソースが入力電源電圧Vinに接続され、そのドレインがNchトランジスタN1のドレインに接続されていて、NchトランジスタN1のソースは接地電位GNDに接続されている。PchトランジスタP1とNchトランジスタN1の接続部からインダクタLを介して出力電圧Voutが出力される。出力電圧VoutとGNDの間にコンデンサCoutおよび直列接続された抵抗r1,r2が並列に接続されている。抵抗r1,r2はその接続点において出力電圧を抵抗分割したフィードバック信号Vfbを生成し、フィードバック信号VfbはエラーアンプAmp1,第1のコンパレータ回路5,第2のコンパレータ回路6および第3のコンパレータ回路7に入力される。エラーアンプAmp1は位相補償用の抵抗R1とコンデンサC1を用いた積分回路を形成している。エラーアンプAmp1は制御信号Vcontとフィードバック信号Vfbの差を増幅してパルス発生回路4に入力する。パルス発生回路4は、制御部8の指示に従いPWM制御方式とPFM制御方式を切り換えるとともに、エラーアンプAmp1の出力に応じた駆動信号をPchトランジスタP1とNchトランジスタN1のゲートに出力する。
制御部8はPWM/PFMコントローラ11,PchトランジスタPs,NchトランジスタNs,および抵抗r10,r11からなる。PchトランジスタPsおよび抵抗r10は負荷判定回路を構成してPchトランジスタP1に流れる電流Ipの大きさを判定するためのものであり、NchトランジスタNsおよび抵抗r11はNchトランジスタN1に流れる電流Inの大きさを判定するためのものである。NchトランジスタNsと抵抗r11による機能・動作はPchトランジスタPsと抵抗r10によるものと同様であるので、PchトランジスタPsおよび抵抗r10の機能・動作についてのみ説明する。PchトランジスタPsと抵抗r10で構成される負荷判定回路では、負荷2の大きさを出力用のPchトランジスタP1に流れる電流Ipで判断する。この電流Ipを測るため、PchトランジスタP1のゲートへの入力とドレインとを共通にしたセンス用のPchトランジスタPsを設けている。このPchトランジスタPsのソースは、電流センス用抵抗r10を介して入力電源電圧Vinに接続される。PchトランジスタP1に電流Ipが流れると、PchトランジスタPsに電流Ipsが流れる。このとき電流センス用抵抗Rsに生じる電圧降下が小さくなるよう設定することにより、電流Ipsは電流Ipに略比例した値となる。PWM/PFMコントローラ11はPchトランジスタPsと抵抗r10との接続点の電位およびNchトランジスタNsと抵抗r11との接続点の電位が入力されることにより、PchトランジスタP1およびNchトランジスタN1に流れる電流に関する判定を行なって、パルス発生回路4を制御することができる。
負荷2の大きさ、すなわち出力用のPchトランジスタP1に流れる電流Ipが大きいと判断されると、PWM/PFMコントローラ11はPWM制御方式を選択する。PWM/PFMコントローラ11は、PWM制御方式を選択すると制御信号PWM/PFMと信号PFMクロックをL(ローレベル)にする。PchトランジスタP1に流れる電流Ipが小さいと判断されると、PWM/PFMコントローラ11はPFM制御方式を選択する。PWM/PFMコントローラ11は、PFM制御方式を選択すると出力信号PWM/PFMをH(ハイレベル)にするとともに、パルス発生回路4中の発振回路OSC1から入力される信号Vosc11の立ち上がりもしくは立下りのエッジに同期してPFMパルスを信号PFMクロックとして出力する。PFMパルスは図10,11に示す背景技術のようなPchトランジスタP1に流れる電流Ipが所定値を超える時点までの期間Lとなるパルスでもよいし、一定時間幅のパルスでもよい。
パルス発生回路4は、コンパレータCmp1,発振回路OSC1,抵抗rOSC,選択回路MUX,ORゲート12,13およびイネーブル端子ENB付き出力バッファ14,15からなる。コンパレータCmp1,発振回路OSC1,抵抗rOSCは図8に示す同符号のものと同じである。選択回路MUXは制御信号PWM/PFMにより、PWM/PFMコントローラ11から出力されるPFMクロックとコンパレータCmp1の出力のいずれかを選択して出力する。すなわち、制御信号PWM/PFMがLであればコンパレータCmp1の出力を出力し、HであればPFMクロックを出力する。選択回路MUXの出力は出力バッファ14,15の入力端子に接続されている。発振回路OSC1は三角波信号Vosc10に同期した方形波信号Vosc11をPWM/PFMコントローラ11に入力する。上記のPFMクロックは、PWM/PFMコントローラ11が信号Vosc11に同期させて出力する固定パルス幅の信号である。
ORゲート12には第1のヒステリシスコンパレータ5の出力およびANDゲート10の出力が入力され、その出力は出力バッファ14のイネーブル端子ENBに接続されている。ORゲート13には第2のヒステリシスコンパレータ6の出力,PWM/PFMコントローラ11から出力される制御信号VENN,およびANDゲート10の出力が入力され、その出力は出力バッファ15のイネーブル端子ENBに接続されている。出力バッファ14,15はそのイネーブル端子ENBへ入力される制御信号がLであれば選択回路MUXの出力と同相の2つの信号(但しデッドタイムは設けてある)を出力する。イネーブル端子ENBへ入力される制御信号がHであると、出力バッファ14はその出力をHに固定し、出力バッファ15はその出力をLに固定する。出力バッファ14,15の出力はPchトランジスタP1,PsおよびNchトランジスタN1,Nsのゲートにそれぞれ接続されている。
第1のヒステリシスコンパレータ5は、入力電源電圧Vinと制御信号Vcont(=基準電圧Vref)の間に直列に接続された、定電流回路16,抵抗r3,r4、コンパレータCmp2および抵抗r4に並列に接続されたスイッチsw1からなる。コンパレータCmp2の非反転入力端子にはフィードバック信号Vfbが、反転入力端子には定電流回路16と抵抗r3との接続部がそれぞれ接続されている。また、スイッチsw1をオン(導通)・オフ(遮断)する制御信号としてコンパレータCmp2の出力がスイッチsw1に入力されていて、コンパレータCmp2の出力がHであればスイッチsw1がオンし、Lであればオフするようになっている。
第2のヒステリシスコンパレータ6は、制御信号Vcontと接地電位GNDの間に直列に接続された、抵抗r5,r6,定電流回路17、コンパレータCmp3および抵抗r5に並列に接続されたスイッチsw2からなる。コンパレータCmp3の反転入力端子にはフィードバック信号Vfbが、非反転入力端子には定電流回路17と抵抗r6との接続部がそれぞれ接続されている。また、スイッチsw2をオン・オフする制御信号としてコンパレータCmp3の出力がスイッチsw2に入力されていて、コンパレータCmp3の出力がHであればスイッチsw2がオンし、Lであればオフするようになっている。
第1のヒステリシスコンパレータ5中の定電流回路16が出力する(吐出する)電流i1と第2のヒステリシスコンパレータ6中の定電流回路17に流入する電流i1は同じ大きさであり、余計な電流が制御信号Vcontのラインに流れて影響することがないようになっている。
第3のヒステリシスコンパレータ7は、入力電源電圧Vinと接地電位(GND)の間に直列に接続された定電流回路18,抵抗r7,r8およびr9,定電流回路19、コンパレータCmp4並びに抵抗r8に並列に接続されたスイッチsw3からなる。また、抵抗r8とr9との接続部には制御信号Vcontが接続されている。コンパレータCmp4の非反転入力端子にはフィードバック信号Vfbが、反転入力端子には定電流回路18と抵抗r7との接続部がそれぞれ接続されている。また、スイッチsw3をオン・オフする制御信号としてコンパレータCmp4の出力がスイッチsw3に入力されていて、コンパレータCmp4の出力がHであればスイッチsw3がオンし、Lであればオフするようになっている。定電流回路18が出力する(吐出する)電流i2と定電流回路19に流入する電流i2は同じ大きさであり、余計な電流が制御信号Vcontのラインに流れて影響することがないようになっている。
第1のヒステリシスコンパレータ5のヒステリシス動作について説明する。コンパレータCmp1の出力がHであるとスイッチsw1がオンして抵抗r4を短絡させるため、コンパレータCmp1の非反転入力端子に入力される信号は(Vcont+r3・i1)となり、コンパレータCmp1の出力がLであるとスイッチsw1がオフとなるため、コンパレータCmp1の非反転入力端子に入力される信号は(Vcont+(r3+r4)・i1)となる。コンパレータCmp1の出力がLの状態で反転入力端子に入力される制御信号Vcontが(cont+(r3+r4)・i1)を超えると出力がHに反転し、コンパレータCmp1の出力がHの状態で反転入力端子に入力される制御信号Vcontが(Vcont+r3・i1)より小さくなると出力がLに反転する。このように、ヒステリシスコンパレータ5は(Vcont+r3・i1)と(Vcont+(r3+r4)・i1)の2つの閾値をもつヒステリシス動作を実現する。
第2のヒステリシスコンパレータ6も同様に(Vcont−r6・i1)と(Vcont−(r5+r6)・i1)の2つの閾値をもつヒステリシス動作を実現し、第3のヒステリシスコンパレータ7も同様に(Vcont+r7・i2)と(Vcont+(r7+r8)・i2)の2つの閾値をもつヒステリシス動作を実現する。
第1のヒステリシスコンパレータ5および第2のヒステリシスコンパレータ6の出力はORゲート9に入力され、ORゲート9の出力はPWM/PFMコントローラ11に入力される。ANDゲート10には第3のヒステリシスコンパレータ7の出力およびPWM/PFMコントローラ11より出力される制御信号PWM/PFMが入力され、その出力はORゲート12,13に入力されている。
以上の構成によるDC−DCコンバータの動作について説明する。動作が平衡状態となって、Vcont=Vfbと見なせる状態では、ORゲート9への入力はLであり、その出力もLとなっている。PWM/PFMコントローラ11はこれより制御信号Vcontおよび出力電圧Voutに変化はおきていないと判断し、PWM制御方式かPFM制御方式かは、負荷判定回路によって検出されるPchトランジスタP1に流れる負荷電流Ipの大きさによって判断する。上述のように負荷電流Ipが大きいと判断すればPWM制御方式を選択して制御信号PWM/PFMをLにし、負荷電流Ipが小さいと判断すればPFM制御方式を選択して制御信号PWM/PFMをHにする。平衡状態では第3のコンパレータ7の出力もLであり、従いANDゲート10の出力もLとなる。PWM/PFMコントローラ11より出力される制御信号VENNがLであれば、ORゲート12,13への入力が全てLとなり、出力バッファ14,15のイネーブル端子ENBへの入力がLとなって出力バッファ14,15の出力がイネーブルとなるので、DC−DCコンバータとしては、制御信号PWM/PFMに従い通常のPWM制御もしくはPFM制御を行なうものとなる。なお、PWM制御およびPFM制御のどちらの制御方式においても、NchトランジスタNsおよび抵抗r11によりNchトランジスタN1に流れる電流Inの大きさが所定値、例えば数十mA、以下と判定されるとPWM/PFMコントローラ11は制御信号VENNをHにしてNchトランジスタをオフ(遮断)させる。これは、インダクタLに流れる電流ILの方向が逆転してコンデンサCを放電する動作をさせないためである。但し、この機能はORゲート9の出力がHの場合は無効になる。
動作が非平衡の状態となり、第1のヒステリシスコンパレータ5もしくは第2のヒステリシスコンパレータ6の出力がHとなると、ORゲート9の出力はHとなり、PWM/PFMコントローラ11はこの信号を受けてPWM制御方式を選択し、制御信号PWM/PFMをLにする。
第2のヒステリシスコンパレータ6の出力がHとなる場合について考えると、これは制御信号Vcontに比べてフィードバック信号Vfbが小さすぎるので、PWM制御方式により出力電圧Voutを急速に増加させなければいけない状況である。これは、制御信号Vcontが大きくなったか、もしくは負荷が変動して出力電圧Voutが小さくなった場合に相当する。制御信号Vcontが大きくなった場合について、図2により説明を行なう。図2において、(a)は制御信号Vcontの波形であり、時刻tにおいてLからHに変化している。(b)はフィードバック信号Vfbおよびヒステリシスコンパレータ5,6の閾値を示すものである。時刻tにおいて制御信号VcontがLからHに変化すると、それに伴いヒステリシスコンパレータ5,6の閾値(Vcont+(r3+r4)・i1),(Vcont+r3・i1),(Vcont−r6・i1)および(Vcont−(r5+r6)・i1)も急変する。このため、時刻tまではVfb>(Vcont−(r5+r6)・i1)が成り立って第2のヒステリシスコンパレータの出力がLであったものが、時刻t以降でVfb<(Vcont−(r5+r6)・i1)に変化して第2のヒステリシスコンパレータ6の出力がHとなり、DC−DCコンバータとしてはPWM制御を選択する。時刻tにおいてVfb>(Vcont−r6・i1)となると第2のヒステリシスコンパレータ6の出力がLにもどり、DC−DCコンバータとしてはそのときの負荷電流の大きさによりPWM制御方式がPFM制御方式かを選択する。
このとき、時刻tから時刻tまでの期間においてNchトランジスタN1を動作させてPWM制御を行なうと、図14に示すVoutのように出力電圧Voutの立ち上がりが遅れ、甚だしくは一旦アンダーシュートするなどの弊害が起きるため、本実施の形態ではそれに対し対策が施してある。すなわち、第2のヒステリシスコンパレータ6の出力がORゲート13に入力されているため、第2のヒステリシスコンパレータ6の出力がHとなると、出力バッファ15のイネーブル端子ENBへの入力がHとなって出力バッファ15の出力がLに固定され、NchトランジスタN1の動作が停止する。この場合の、図14に相当する信号波形図を図3に示す。時刻tまではPFM制御方式を選択している。時刻tでPWM制御方式に移行すると同時にNchトランジスタN1がオフされ、電流ILが負になることがないため、出力電圧Voutを急速に立ち上げることができる。また、出力電圧Voutがアンダーシュートすることもない。なお、電流ILはゼロまでは減少するが、これはNchトランジスタN1の図示しないボディダイオードによるものである。時刻tにて第2のヒステリシスコンパレータ6の出力がLに戻ると、DC−DCコンバータはPFM制御方式に戻る。
次に第1のヒステリシスコンパレータ5の出力がHとなる場合を考えると、これは制御信号Vcontに比べてフィードバック信号Vfbが大きすぎるので、PWM制御方式により出力電圧Voutを急速に減少させなければいけない状況である。これは、制御信号Vcontが小さくなったか、もしくは負荷が変動して出力電圧Voutが大きくなった場合に相当する。制御信号Vcontが小さくなった場合について、図4により説明を行なう。図4において、(a)は制御信号Vcontの波形であり、時刻tにおいてHからLに変化している。(b)はフィードバック信号Vfbおよびヒステリシスコンパレータ5,6の閾値を示すものである。時刻tにおいて制御信号VcontがHからLに変化すると、それに伴いヒステリシスコンパレータ5,6の閾値(Vcont+(r3+r4)・i1),(Vcont+r3・i1),(Vcont−r6・i1)および(Vcont−(r5+r6)・i1)も急変する。このため、時刻tまではVfb<(Vcont+(r3+r4)・i1)が成り立って第1のヒステリシスコンパレータの出力がLであったものが、時刻t以降でVfb>(Vcont+(r3+r4)・i1)に変化して第1のヒステリシスコンパレータ5の出力がHとなり、DC−DCコンバータとしてはPWM制御を選択する。時刻tにおいてVfb<(Vcont+r3・i1)となると第1のヒステリシスコンパレータ5の出力がLにもどり、DC−DCコンバータとしてはそのときの負荷電流の大きさによりPWM制御方式がPFM制御方式かを選択する。
このとき、時刻tから時刻tまでの期間においてPchトランジスタP1を動作させてPWM制御を行なうと、図15に示すVoutのように出力電圧Voutの立ち下がりが遅れるため、本実施の形態ではそれに対し対策が施してある。すなわち、第1のヒステリシスコンパレータ5の出力がORゲート12に入力されているため、第1のヒステリシスコンパレータ5の出力がHとなると、出力バッファ14のイネーブル端子ENBへの入力がHとなって出力バッファ14の出力がHに固定され、PchトランジスタP1の動作が停止する。この場合の、図15に相当する信号波形図を図5に示す。時刻tまではPFM制御方式を選択している。時刻tでPWM制御方式に移行すると同時にPchトランジスタP1がオフされ、電流ILが正になることがないため、出力電圧Voutを急速に立ち下げることができる。なお、電流ILはゼロまでは増加するのが、これはPchトランジスタP1の図示しないボディダイオードによるものである。時刻tにて第1のヒステリシスコンパレータ5の出力がLに戻ると、DC−DCコンバータはPFM制御方式に戻る。
第3のヒステリシスコンパレータ7は、PWM制御方式からPFM制御方式に切り換わった直後の出力電圧Voutのオーバーシュートや大きなリップル電圧を防止するためのものである。この動作について、図6,7により説明を行なう。図6は、第3のヒステリシスコンパレータ7がない場合に、時刻tで負荷の変動があり、制御方式がPWMからPFMに変更されたときの動作波形を示すもので、(a)が電流ILの波形を、(b)が出力電圧Voutの波形を示す。エラーアンプAmp1の出力は時刻tまでPWM制御方式に対し調整された信号となっていたため、時刻tでPFM制御方式に変更されてもエラーアンプAmp1の出力はPFM制御方式にふさわしいものにはなっていない。このため、図6(a)に示すように、誤ったエラーアンプAmp1の出力に基づき過大な電流ILが流れてしまうことがある。過大な電流ILは出力電圧Voutに大きなリップルをもたらし、さらには図6(b)に示すように出力電圧Voutのオーバーシュートをももたらす結果となる。
これに対し、第3のヒステリシスコンパレータ7がある状態で、時刻tで負荷の変動があり、制御方式がPWMからPFMに変更されたときの動作波形を図7に示す。図7の(a)は電流ILの波形を、(b)はフィードバック信号Vfbの波形を、(c)はコンパレータCmp4の出力すなわち第3のヒステリシスコンパレータ7の出力の波形をそれぞれ示す。図7においても、図6の場合と同様に時刻tでPFM制御方式に変更されると過大な電流ILが流れて出力電圧Voutすなわちフィードバック信号Vfbが過度に増大していく。フィードバック信号Vfbが第3のコンパレータの閾値(Vcont+(r7+r8)・i2)を超えると第3のヒステリシスコンパレータ7の出力はHとなり、それがANDゲート10に入力される。制御方式がPFMであれば制御信号PWM/PFMがHであるので、ANDゲート10の出力もHとなり、ORゲート12,13を介して出力バッファ14,15のイネーブル端子ENBにHが入力されて、最終的にPchトランジスタP1とNchトランジスタN1がオフされ、DC−DCコンバータとしては、NchトランジスタN1のボディダイオードだけで動作している状態となる。これにより、第3のヒステリシスコンパレータ7の出力がHとなった時点の電流ILはNchトランジスタN1のボディダイオードによりゼロまで減少し、その後は第3のヒステリシスコンパレータ7の出力がLに復帰するまで電流ILが流れることがない。そのため出力電圧Voutすなわちフィードバック信号Vfbが過度に増大し続けることがなくなり、コンデンサCoutから負荷に供給される電流により出力電圧Voutすなわちフィードバック信号Vfbが減少していく。当然、その間はPFM動作による出力電圧Voutのリップルは発生しない。フィードバック信号Vfbが閾値(Vcont+r7・i2)に達すると第3のヒステリシスコンパレータ7の出力がLに復帰して、PFM制御を開始する。また、この動作の間にエラーアンプAmp1の出力がPFM制御方式にふさわしいものにすることができるから、PFM制御への切り換えを円滑に完了することができる。
本発明の実施の形態を示す回路図である。 制御信号VcontがLからHに変化するときの、フィードバック信号Vfbとヒステリシスコンパレータの閾値の変化を示す図である。 制御信号VcontがLからHに変化するときの、電流ILと出力電圧Voutの変化を示す図である。 制御信号VcontがHからLに変化するときの、フィードバック信号Vfbとヒステリシスコンパレータの閾値の変化を示す図である。 制御信号VcontがHからLに変化するときの、電流ILと出力電圧Voutの変化を示す図である。 PWM制御方式からPFM制御方式に移行したときの、電流ILと出力電圧Voutについて説明するための図である。 図6の現象に対し、第3のヒステリシスコンパレータを適用した場合について説明するための図である。 従来のPWM制御方式の降圧型DC−DCコンバータの一例を示す回路図である。 図8の回路の動作波形を示す波形図である。 従来のPFM制御方式のDC−DCコンバータの一例を示す回路図である。 図10の回路の動作波形を示す波形図である。 PFM制御において出力電圧が変化する様子を示す信号波形図である。 PWM制御方式とPFM制御方式を併用するDC−DCコンバータの構成例を示す回路図である。 図13の回路において、制御信号VcontがLからHに変化するときの、電流ILと出力電圧Voutの変化を示す図である。 図13の回路において、制御信号VcontがHからLに変化するときの、電流ILと出力電圧Voutの変化を示す図である。
符号の説明
1 出力端子
2 負荷
3 入力端子
4 パルス発生回路
5,6,7 ヒステリシスコンパレータ
8 制御部
9,12,13 ORゲート
10 ANDゲート
11 PMW/PFMコントローラ
14,15 出力バッファ
16,17,18,19 定電流回路
Amp1 エラーアンプ
Cmp1〜Cmp4 コンパレータ
CmpP コンパレータ
Cout コンデンサ
FF フリップフロップ
L インダクタ
MUX 選択回路
N1,Ns Nchトランジスタ
OSC1 発振回路
P1,Ps Pchトランジスタ
r1〜r10 抵抗
OSC,rs
sw1〜sw3 スイッチ

Claims (8)

  1. 出力端子、直流電源の第1の電極と第2の電極間に直列接続されたPchトランジスタおよびNchトランジスタ、該PchトランジスタおよびNchトランジスタの接続点と出力端子間に接続されたインダクタ、出力端子と前記第2の電極間に接続されたコンデンサ、出力端子と前記第2の電極間に直列接続されて互いの接続点の電位をフィードバック信号VFBとする第1および第2の抵抗、基準電圧VREFと前記フィードバック信号VFBとから誤差信号を生成する誤差増幅器、前記誤差信号が入力され第1および第2の方形波を生成して前記PchトランジスタおよびNchトランジスタのゲートにそれぞれ出力するパルス発生回路、並びに前記Pchトランジスタに流れる電流を検出する電流検出手段を有し、前記パルス発生回路が前記誤差信号の大きさにより時比率が変化するPWMパルスを発生するPWMモードおよび前記誤差信号の大きさにより決定される周期毎にPFMパルスを前記Pchトランジスタのゲートに出力するPFMモードを前記電流検出手段の出力により切り換えるDC−DCコンバータにおいて、前記フィードバック信号VFBと前記基準電圧VREFの差に関し、(VFB−VREF)が第1の所定値を超えるかもしくは(VREF−VFB)が第2の所定値を超えると前記パルス発生回路がPWMモードを選択することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. (VFB−VREF)が前記第1の所定値を超えると前記パルス発生回路がPWMモードを選択するとともに前記Pchトランジスタを遮断し、(VREF−VFB)が前記第2の所定値を超えると前記パルス発生回路がPWMモードを選択するとともに前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記Nchトランジスタに流れる電流を検出する第2の電流検出手段を有し、該第2の電流検出手段の出力が第3の所定値より小さくなると前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする請求項1または2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 第1のヒステリシスコンパレータにより前記(VFB−VREF)の判定を行ないその判定結果により前記Pchトランジスタを遮断し、第2のヒステリシスコンパレータにより前記(VREF−VFB)の判定を行ないその判定結果により前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記第1のヒステリシスコンパレータが非反転入力端子にフィードバック信号VFBが入力されている第1の演算増幅器、該第1の演算増幅器の反転入力端子と前記第1の電極との間に接続された第1の定電流回路、前記第1の演算増幅器の反転入力端子と前記基準電圧VREFとの間に直列に接続された第3および第4の抵抗、および前記第4の抵抗と並列に接続された第1のスイッチを有し、前記第1のスイッチは前記第1の演算増幅器の出力がハイレベルのときは導通しローレベルのときは遮断し、前記第2のヒステリシスコンパレータが反転入力端子にフィードバック信号VFBが入力されている第2の演算増幅器、該第2の演算増幅器の非反転入力端子と前記第2の電極との間に接続された第2の定電流回路、前記第2の演算増幅器の非反転入力端子と前記基準電圧VREFとの間に直列に接続された第5および第6の抵抗、および前記第5の抵抗と並列に接続された第2のスイッチを有し、前記第2のスイッチは前記第2の演算増幅器の出力がハイレベルのときは導通しローレベルのときは遮断することを特徴とする請求項4に記載のDC−DCコンバータ。
  6. 前記パルス発生回路がPFMモードを選択しているときに前記フィードバック信号VFBと前記基準電圧VREFの差(VFB−VREF)が第3の所定値を超えると前記Pchトランジスタおよび前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
  7. 第3のヒステリシスコンパレータにより前記(VFB−VREF)の判定を行ない、その判定結果により前記Pchトランジスタおよび前記Nchトランジスタを遮断することを特徴とする請求項6に記載のDC−DCコンバータ。
  8. 前記第3のヒステリシスコンパレータが非反転入力端子にフィードバック信号VFBが入力されている第3の演算増幅器、該第3の演算増幅器の反転入力端子と前記第1の電極との間に接続された第3の定電流回路、前記第3の演算増幅器の反転入力端子と前記基準電圧VREFとの間に直列に接続された第7および第8の抵抗、および前記第8の抵抗と並列に接続された第3のスイッチを有し、前記第3のスイッチは前記第3の演算増幅器の出力がハイレベルのときは導通しローレベルのときは遮断することを特徴とする請求項7に記載のDC−DCコンバータ。
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