JP2006148445A - 画像入出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 送信先に応じて画像データに属性データを付加するかしないかを切り替えることを可能にする。
【解決手段】 複合機以外の機器、例えばコンピュータ等に送信する際には属性データが不要なので画像データのみを送信することにより送信データ量を選らすことができ、一方、複合機に送信する際には、画像データと共に属性データも付加して送信することにより、受信側の複合機でその画像をプリントする際、付加された属性データを用いて画像処理を行うことが可能となるため、高画質の出力が行うことが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 複合機以外の機器、例えばコンピュータ等に送信する際には属性データが不要なので画像データのみを送信することにより送信データ量を選らすことができ、一方、複合機に送信する際には、画像データと共に属性データも付加して送信することにより、受信側の複合機でその画像をプリントする際、付加された属性データを用いて画像処理を行うことが可能となるため、高画質の出力が行うことが可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像入力装置と画像送信出力装置に関わる発明である。
従来、スキャナから読み取った画像データをネットワークを介してコンピュータや複合機等に送信する機能や、スキャナから読み取った画像データや、ホストコンピュータからネットワークを介して送られたPDLデータをビットマップに展開した画像データをハードディスクなどのメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画像データを繰り返し読み出してプリントアウトする機能を備えたデジタル複合機が知られている。
また、このハードディスクなどのメモリをプリント出力用のテンポラリ画像メモリとして使用するだけでなく、ユーザ毎、部署毎等、論理的にパーティションを切ることで、そこに機密文書やよく使用する文書を入れておき、必要なときに複合機の操作パネルからユーザパスワードを入力してプリントしたり、ネットワークに接続されたコンピュータや別の複合機にボックス内の文書を転送したりすることができるパーソナルボックス機能が実現されている。このような装置では1つの原稿画像から、転送に適したフォーマット、印刷に適したフォーマットでディスクに複数種類の画像を格納する装置が可能である。
又、属性データを活用する別の従来例としては、特許文献1をあげることが出来る。
特開平11−144033号公報
従来はスキャナから読み取った画像データもしくはボックス内のデータを、ネットワークを介してコンピュータや複合機等に送信する際に、送信先によらず常に画像データのみを送信していた。しかしながら、送信先が複合機である場合、画像データを受信した複合機において受信した画像データを出力する際に属性データ(文字/写真、カラー/白黒等、各画素の属性を示すデータ)がないため、写真/文字等、画像データに適した画処理切り替えが行えず、出力画像の画質がよくならないという不具合があった。
画像データを記録媒体に画像出力する画像処理装置であって、
原稿画像を読み取る読み取り手段と、入力画像から画像の特徴を検出する特徴検出手段と、前記特徴検出手段により検出された画像特徴をもとに画像属性として属性データを生成する属性データ生成手段と、画像データを記憶媒体に格納する画像データ格納手段と、前記属性データ生成手段により生成された属性データを記憶媒体に格納する属性データ格納手段と、画像データを送信する画像データ送信手段と、画像データに属性データを付加して送信する属性データ付加送信手段と、送信先に応じて前記画像データ送信手段により画像データのみを送信するかもしくは前記属性データ付加送信手段を用いて画像データに属性データを付加して送信するかを切り替える送信制御手段と
を有することを特徴とする。
原稿画像を読み取る読み取り手段と、入力画像から画像の特徴を検出する特徴検出手段と、前記特徴検出手段により検出された画像特徴をもとに画像属性として属性データを生成する属性データ生成手段と、画像データを記憶媒体に格納する画像データ格納手段と、前記属性データ生成手段により生成された属性データを記憶媒体に格納する属性データ格納手段と、画像データを送信する画像データ送信手段と、画像データに属性データを付加して送信する属性データ付加送信手段と、送信先に応じて前記画像データ送信手段により画像データのみを送信するかもしくは前記属性データ付加送信手段を用いて画像データに属性データを付加して送信するかを切り替える送信制御手段と
を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、送信先に応じて画像データに属性データを付加するかしないかを切り替えることが可能となる。すなわち、複合機以外の機器、例えばコンピュータ等に送信する際には属性データが不要なので画像データのみを送信することにより送信データ量を減らすことができ、一方、複合機に送信する際には、画像データと共に属性データも付加して送信することにより、受信側の複合機でその画像をプリントする際、付加された属性データを用いて画像処理を行うことが可能となるため、高画質の出力が行うことが可能となる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置を適用する画像処理システムの一例を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置を適用する画像処理システムの一例を示す図である。
図1において、200は画像入力装置(リーダ部)で、原稿画像を光学的に読み取り、所定のデータ形式の画像データに変換する。リーダ部200は、原稿を読み取るための機能を備えるスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給送ユニット250とから構成されている。
300はプリンタ部(画像出力装置)で、記録紙を搬送して、その紙面上に画像データを可視画像として印刷して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画像データを転写、定着させる機能を持つマーキングユニット320と印刷された記録紙をソートして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット330とで構成される。
110は制御装置(コントローラ部)で、リーダ部200を制御して、原稿の画像データを読み込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。150は操作部で、制御装置110に接続され、例えば液晶タッチパネルで構成され、画像入出力システムを操作するためのユーザインタフェースを提供する。
図2は、図1に示したリーダ部200およびプリンタ部300の構成を説明する概略断面構成図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図2において、250は原稿給送ユニットで、リーダ部200に装着されて、原稿トレイに載置された原稿を先頭順にプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作後、プラテンガラス211上の原稿を排出する。
この際、原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして、光学ユニット213の移動を開始させて原稿を露光走査する。この時、原稿からの反射光は、ミラー214〜216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下CCDと呼ぶ)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像は、CCD218によって読み取られる。
222はリーダ画像処理回路部であり、CCD218から出力される画像データに所定の処理を施し、スキャナI/F140を介して制御訴追110へ出力する。352はプリンタ画像処理回路部であり、プリンタI/F145を介して制御装置110から送られる画像信号をレーザドライバへ出力する。
プリンタ部300のレーザドライバ317は、レーザ発光部313〜316を駆動するものであり、プリンタ画像処理部352から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部313〜316を発光させる。このレーザ光は、ミラー340〜351によって、感光ドラム325〜328に照射され、感光ドラム325〜328にはレーザ光に応じた潜像が形成される。
321〜324はそれぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)のトナーによって、潜像を現像する現像器であり、現像された各色のトナーは、用紙に転写されフルカラーのプリントアウトがなされる。
用紙カセット360,361及び手差しトレイ362のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ333を経て、転写ベルト334上に吸着されて搬送される。
そして、感光ドラム325〜328に付着された現像剤を記録しに転写する。現像剤ののった記録紙は定着部335に搬送され、定着部335の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。定着部335を通過した記録紙は排出ローラ336によって排出され、排出ユニット370は排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ336のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ336の回転方向を逆転させ、フラッパ337によって再給紙搬送路338へ導く。再給紙搬送路338へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写ベルト334へ給紙される。
図3は、図2に示したリーダ画像処理部222の詳細構成を説明するブロック図である。
図3において、リーダ画像処理部222では、プラテンガラス211上の原稿は、CCD218に読み取られて電気信号に変換される(CCD218はカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDでそれぞれRGBフィルをそれぞれのCCD毎に並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化または、フィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。
そして、その電気信号(アナログ画像信号)は、画像処理部222に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部401でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのデジタル信号に変換される。そして、RGB信号は、シェーディング部402で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、制御装置110へと出力される。
図4は、図3に示した制御装置110の詳細構成を説明するブロック図である。
図4において、111はメインコントローラで、主にCPU112と、バスコントローラ113と、各種I/Fコントローラ回路から構成されている。
CPU112とバスコントローラ113は制御装置110全体の動作を制御するものであり、CPU112はROM114からROMI/F115を経由して読み込んだプログラムに基づいて動作する。
また、ホストコンピュータから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスタイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウエアによって処理される。そして、バスコントローラ113は、各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
DRAM116は、DRAMI/F117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
Codec118は、DRAM116に蓄積されたラスタイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の各種の圧縮方式で圧縮して、または、逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスタイメージデータに伸長する。
SRAM119は、Codec118の一時的なワーク領域として使用される。Codec118は、I/F120を介してコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
GraphicProcessor135は、DRAM116に蓄積されたラスタイメージデータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、2値化の処理をそれぞれ行う。SRAM136は、GraphicProcessor135の一時的なワーク領域として使用される。GraphicProcessor135は、I/F137を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
NetworkController121は、I/F122によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ122によって外部ネットワークと接続される。汎用高速バス125には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126とが接続される。汎用高速バス125としては、一般的にPCIバスが挙げられる。
I/O制御部126には、リーダ部200、プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されており、I/Oバス128によって外部I/F回路140,145に接続されている。
パネルI/F132は、LCDコントローラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F130とから構成される。
操作部150は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを備える。タッチパネルまたはハードキーにより入力された信号は前述したパネルI/F132を介してCPU112に伝えられ、液晶表示部はパネルI/F132から送られてきた画像データを表示する。また、液晶表示部には、本画像処理装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
リアルタイムクロックモジュール133は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ電池134によってバックステップアップされている。
E−IDEインタフェース161は、外部記憶装置を接続するためのものである。本実施形態においては、このI/Fを介してハードディスクドライブ160を接続し、ハードディスク162へ画像データを記憶させたり、ハードディスク162から画像データを読み込む動作を行う。
コネクタ142,147は、それぞれリーダ部200とプリンタ部300とに接続され、同調歩同期シリアルI/F143,148とビデオI/F144,149とから構成される。
スキャナ141は、コネクタ142を介してリーダ部200と接続され、また、スキャナバス141によってメインコントローラ111と接続されており、リーダ部200から受け取った画像データに対して所定の処理を施す機能を有し、さらに、リーダ部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス141に出力する機能も備えている。
スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタバス146によってメインコントローラ111と接続されており、メインコントローラ111から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ部300へ出力する機能を有し、さらに、プリンタ部300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス146に出力する機能も有する。
DRAM116上に展開されたラスタイメージデータのプリンタ部300への転送は、バスコントローラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデオI/F149,コネクタ147等を経由してプリンタ部300へDMA転送される。
図5は、図4に示したスキャナI/F140の周辺回路の詳細を説明するブロック図であり、図4と同一のものには同一の符号を付してある。
図5において、リーダ部200からコネクタ142を介して送られる画像信号に対して、つなぎ&MTF補正部601で、CCD218が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読み取り位置が異なるため、読み取り速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読み取り位置が同じになるように信号タイミングを補正し、MTF補正は読み取り速度によって読み取りのMTFが変わるため、その変化を補正する。
読み取り位置タイミングが補正されたデジタル信号は像域判定部602によって、画像から文字エッジを抽出し、画像を文字部と非文字部に分離する。像域判定部602の出力は、ACSカウント部405及びメインコントローラ111へと送られる。
図6は、図5に示したACSカウント部405の詳細構成を説明するブロック図である。
図6において、オートカラーセレクト(ACS)は、原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する。つまり、画素毎の彩度を求めてあるしきい値以上の画素がどれだけ存在するかでカラー判定を行うものである。
しかし、白黒原稿であっても、MTF等の影響により、ミクロ的に見るとエッジ周辺に色画素が多数存在し、単純に画素単位でACS判定を行うのは難しい。このようなACS手法は様々な方法が提供されている。本実施形態では、ACSの方法については何ら限定されることはないため、一般的な例で説明を行う。
前述したように白黒画像でもミクロ的に見ると色画素が多数存在するわけであるから、その画素が本当に色画素であるかどうかは、注目画素に対して周辺の色画素の情報で判定する必要がある。
そこで、フィルタ501は、注目画素に対して周辺画素を参照するためにFIFO構造を採用するメモリを備えている。502は領域検出回路で、メインコントローラ111からレジスタ507〜510にセットされた値と、リーダ部200から送られるビデオ制御信号512に基づいて、ACSを×領域信号505を生成する。
503は色判定部で、ACSをかける領域信号505に基づき、注目画素に対してフィルタ501内の上記メモリ内の周辺画素を参照して、注目画素が色画素か白黒画素かを決定する。
504はカウンタで、色判定部503が出力した色判定信号の個数をカウントする。
このように構成されたACSカウント部405において、メインコントローラ111は読み込み範囲に対してACSをかける領域を決定し、レジスタ507〜510に設定する(本実施形態では、原稿に対して独立で範囲を決定する構成となっている)。
また、メインコントローラ111は、ACSをかける領域内での色判定信号の個数を計数するカウンタの値を、所定のしきい値と比較し、当該原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する。
また、レジスタ507〜510には、主走査方向、副走査方向それぞれについて、色判定部503が判定を開始する位置、判定を終了する位置をリーダ部200から送られたビデオ信号512に基づいて設定しておく。本実施形態では、実際の原稿の大きさよりもそれぞれ10mm程度小さめに設定している。
図7は、図4に示したプリンタI/F145の詳細構成を説明するブロック図であり、図4と同一のものには同一の符号を付してある。
図7において、メインコントローラ111からプリンタバス146を介して送られる画像信号は、まず、LOG変換部701に入力される。LOG変換部701では、LOG変換によりRGB信号からCMY信号に変換する。そして、モアレ除去部702でモアレが除去される。
そして、UCR&マスキング部703で、モアレ除去処理されたCMY信号はUCR処理でCMYK信号が生成され、マスキング処理部でプリンタの出力にあった信号に補正される。
また、UCR&マスキング部703では、処理された信号がγ補正部704で濃度調整された後、フィル部705でスムージングまたはエッジ処理される。これらの処理を経て、コネクタ147を介してプリンタ部300へと画像データが送られる。
図8は、図4に示したGraphicProcessor135の詳細構成を説明するブロック図であり、図4と同一のものには同一の符号を付してある。
図8において、GraphicProcessor135は、画像回転部801、画像変倍部802、色空間変換部803、2値化部805等のモジュールを備える。なお、804はLUT部で、色空間変換部803が参照するルックアップテーブル部である。
SRAM136は、各モジュールとしての画像回転部801、画像変倍部802、色空間変換部803、2値化部805の一時的なワーク領域として使用される。各モジュールとしての画像回転部801、画像変倍部802、色空間変換部803、2値化部805が使用するSRAM136のワーク領域が競合しないように、あらかじめ各々のモジュール毎にワーク領域が静的に割り当てられているものとする。
GraphicProcessor135は、I/F137を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
バスコントローラ113は、GraphicProcessor135の各々モジュールにモード等を設定する制御及び、各々のモジュールに画像データを転送するためのタイミング制御を行う。
以下、図8に示した画像回転部801の画素処理例について図9,図10を参照して説明する。
図9、図10は、図8に示した画像回転部801の画素処理例を説明する図である。
I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に画像回転制御のための設定を行う。この設定により、バスコントローラ113は、画像回転部801に対して画像回転に必要な設定、例えば画像サイズや回転方向、角度等の設定を行う。そして、必要な設定を行った後、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。
この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。なお、ここでは回転を行う画像サイズを32画素×32ラインとして、また、画像バス2008上の画像データを転送させる際に、24byte(RGB各8bitで1画素分)を単位とする画像転送を行うものとする。
上述のように、32画素×32ラインの画像を得るためには、図9に示す如く、上述の単位データ転送を32×32回行う必要があり、かつ、不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある。
また、不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、SRAM136に書き込まれる。例えば90度反時計方向回転であれば、転送される画像データを、例えば図10に示すように、Y方向に書き込んで行く。読み出し時に、X方向に読み出すことで、画像データが回転される。
このようにして、32画素×32ラインの画像回転処理(SRAM136への書き込み)が完了した後、画像回転部801はSRAM136から上述した読み出し方法で画像データを読み出し、バスコントローラ113に画像データを転送する。そして、回転処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、連続アドレッシングを以て、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
こうした一連の処理は、CPU112からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
次に、図8に示した画像変倍部802の画像データ変倍処理について説明する。
I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に画像変倍制御のための設定を行う。この設定により、バスコントローラ113は画像変倍部802に対して画像変倍に必要な設定(主走査方向の変倍率、副走査方向の変倍率、変倍後の画像サイズ等)を行う。必要な設定を行った後、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
画像変倍部802は、受け取った画像データを一時SRAM136に格納し、これを入力バッファとして用いて、格納したデータに対して主走査、副走査の変倍率に応じて必要な画素数、ライン数の分の補間処理を行って画像データを拡大もしくは縮小することで、変倍処理とする。そして、変倍後のデータは、再度SRAM136へ書き戻し、これを出力バッファとして画像変換部802は、SRAM136から画像データを読み出し、バスコントローラ113に転送する。
次に、図8に示した色空間変換部803の色空間変換処理について説明する。
I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に色空間変換制御のための設定を行う。この設定により、バスコントローラ113は色空間変換部803およびLUT804に対して色空間変換処理に必要な設定(後述する数1に基づく、マトリクス演算の係数、LUT804のテーブル値等)を行う。そして、必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
色空間変換部803は、受け取った画像データ1画素ごとに対して、まず、下記の数1で表される3×3のマトリクス演算処理を施す。
そして、上記演算処理によって、例えばRGB色空間からYuv色空間への変換など、各種の色空間変換を行うことができる。
次に、マトリクス演算後のデータに対して、LUT804による変換を行う。これによって、非線形の変換も行うことができる。当然、スルーのテーブルを設定することにより、実質的にLUT変換を行わないこともできる。
その後、色空間変換部803は、色空間変換処理された画像データをバスコントローラ113に転送する。そして、色空間変換処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
次に、図8に示した画像2値化部805の画像2値化処理について説明する。
I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に2値化制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像2値化部805に対して2値化処理に必要な設定(変換方法に応じた各種パラメータ等)を行う。そして、必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113は、DRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
画像2値化部805は、受け取った画像データに対して2値化処理を施す。本実施形態では、2値化の手法として、画像データを所定のしきい値と比較して単純に2値化するものとする。もちろん、ディザ法、誤差拡散法、誤差拡散法を改良したものなど、いずれの手法によってもかまわない。
その後、画像2値化部805は、2値化処理された画像データをバスコントローラ113に転送する。そして、2値化処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
図11は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、PDL画像データ出力処理手順の一例に対応する。なお、S3001〜S3008は各ステップを示す。
PDL画像データを出力する場合、ステップS3001では、PC401上でユーザが当該PDL画像出力ジョブのプリント設定を行う。ここで設定されるプリント設定の内容とは、部数、用紙サイズ、片面/両面、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
次に、ステップS3002で、PC401上で印刷指示を与え、それと共に、PC401上にインストールされているドライバソフトウエアが、印刷対象となるPC401上のコードデータを、いわゆるPDLデータに変換して、ステップS3001で設定したプリント設定パラメータとともに、画像入出力装置の制御装置110に対して、ネットワーク400を介してPDLデータを転送する。
そして、ステップS3003では、制御装置110のメインコントローラ111のCPU112が、コネクタ122およびネットワークコントローラ121を介して転送されたPDLデータを前記プリント設定パラメータに基づいて、画像データに展開(ラスタライズ)する。なお、画像データの展開は、DRAM116上に行われる。このようにして、画像データの展開処理が完了すると、ステップS3004へ進み。
そして、ステップS3004で、メインコントローラ111がDRAM116上に展開された画像データを、GraphicProcessor135に転送する。
次に、ステップS3005で、GraphicProcessor135が前記プリント設定パラメータとは独立に、画像処理を行う。例えば、前記プリント設定パラメータで指定された用紙サイズがA4であるにもかかわらず、プリンタ部300の給紙ユニット360には、A4R用紙しかない場合には、GraphicProcessor135で画像データを、図10に示した手順(手法)で90度回転処理することによって、出力用紙に合わせた画像出力を行うことができる。そして、当該画像処理(回転処理)が完了したら、ステップS3006へ進む。
そして、ステップS3006で、GraphicProcessor135がメインコントローラ111へ画像処理後の画像データを転送する。メインコントローラ111は、転送されてきた画像データをDRAM116上に記憶する。
次に、ステップS3007では、メインコントローラ111はプリンタI/F145およびコネクタ147を介して、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミングでDRAM116上の画像データを、プリンタ部300へと転送する。
そして、ステップS3008で、制御装置110が、プリンタ部300を制御して、画像処理済みの画像データをプリント出力して、すなわち、画像データの転送が完了したら(当該PDLジョブが終了すると)、本処理を終了する。
図12は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、コピー画像出力処理手順の一例に対応する。なお、S4001〜S4007は各ステップを示す。
コピー画像を出力する場合、ステップS4001で、操作部150上でユーザが当該コピー画像出力ジョブのコピー設定を行う。ここで、コピー設定の内容とは、部数、用紙サイズ、片面/両面、拡大/縮小率、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
次に、ステップS4002では、操作部150上でコピー開始指示を与えると、制御装置110のメインコントローラ111はスキャナI/F140およびコネクタ142を介してリーダ部200を制御して、原稿の画像データを読み込む。画像データは、DRAM116上に記憶される。
なお、従来のコピー機では、コピー設定の拡大/縮小率の設定に応じて、すなわち、副走査方向の変倍率に応じて光学ユニット213の移動速度を変化させることにより、副走査方向の変倍処理を実現していた。
しかしながら、本実施形態では、コピー設定の拡大/縮小率の設定に関わらず、必ず等倍(100%)で画像データを読み取り、変倍処理については、主走査方向、副走査方向とも、後述するGraphicProcessor135によって行うものとする。
そして、ステップS4003では、メインコントローラ111がDRAM116上の画像データを、GraphicProcessor135に転送する。
次に、ステップS4004では、GraphicProcessor135が、前記コピー設定パラメータに基づいて画像処理を行う。
例えば拡大400%の設定がなされているときは、GraphicProcessor135内のモジュールである画像変倍部802を用いて、主走査方向、副走査方向、双方への変倍処理を行う。このようにして画像データの画像処理が完了したら、ステップS4005へ進む。
次に、ステップS4005では、GraphicProcessor135がメインコントローラ111へ画像処理後の画像データを転送する。メインコントローラ111は転送されてきた画像データをDRAM116上に記憶する。
そして、ステップS4006では、メインコントローラ111は、プリンタI/F145およびコネクタ147を介して、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミングでDRAM116上の画像データをプリンタ部300へと転送する。そして、ステップS4007では、制御装置110がプリンタ部300を制御して、画像データをプリント出力する。このようにして、画像データの転送が完了すると、すなわち、当該コピージョブが終了すると、本処理を終了する。
以下、図13〜図19を参照して、本実施形態におけるパーソナルボックス機能について詳細に説明する。
図13は、図1に示した操作部150のキー配列を示す平面図である。
図において、1501は電源スイッチで、本体への通電を制御する。1502は予熱キーで、予熱モードのON/OFFに使用する。1503はコピーAモードキーで、複数の機能の中からコピーAモードを選択するときに使用する。1504はコピーBモードキーで、複数の機能の中からコピーBモードを選択するときに使用する。コピーA及びコピーBとは、各々同じコピー機能であるが、片方のコピーのスキャナ読み込みが終了している場合は次のコピーの入力ができるため、敢えてユーザに分かりやすくするために二つのコピーに分けている。
1505はボックスキーで、複数の機能の中からボックスモードを選択するときに使用する。ボックス機能とは、ユーザ個人や部署毎に複写機内のメモリに記憶領域を持ち、そこにPDLやスキャン画像を入れておき、好きなときに出力する機能である。
1506は拡張キーで、PDLに対する操作を行うときに使用する。1503〜1506は後述するLCD1516の各々の機能画面を呼び出すときにも使用され、LCD1516の表示により各々のジョブの状況を見ることができる。
1507はコピースタートキーで、コピーの開始を指示するときに用いるキーである。1508はストップキーで、コピーを中断したり、中止したりするときに用いるキーである。1509はリセットキーで、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして動作する。
1510はガイドキーで、各機能を知りたいときに使用するキーである。1511はユーザモードキーで、ユーザがシステムの基本設定を変更するときに使用する。1512は割り込みキーで、コピー中に割り込みしてコピーしたいときに用いる。1513はテンキーで、数値の入力を行うときに使用する。
1514はクリアキーで、数値をクリアするときに用いる。1515はIDキーで、複写機を使用する場合にIDの入力モードに移行するときに使用する。1516は液晶画面とタッチセンサの組合せからなるLCDタッチパネルであり、各モード毎に個別の設定画面が表示され、さらに、描画されたキーに触れることで、各種の詳細な設定を行うことが可能である。また、各々のジョブの動作状況表示なども行う。
1517はネットワークの通信状態を示すタリーランプで、通常緑色で、通信しているときは緑色で点滅し、ネットワークエラーの場合には赤色になる。
1518はACS(オートカラーセレクト)キーで、コピー原稿がカラーか白黒かを自動的に判別し、カラーならばカラーで、白黒ならば黒単色でスキャンするモードを設定する場合に使用する。1519はフルカラーモードキーで、コピー原稿に関わらずフルカラーでスキャンするモードを設定する場合に使用する。1520はブラックモードキーで、コピー原稿に関わらず黒単色でスキャンするモードを設定する場合に使用する。1518〜1520はトグル動作し、必ずどれか一つが選択されており、選択されているキーが点灯している。
図14は、図13に示した操作パネル1516のコピー標準画面の一例を示した模式図である。本実施形態の画像処理装置は、電源投入時にデフォルトとして、このコピー標準画面で起動するようになっている。
図において、1601はメッセージラインで、コピージョブの状態をメッセージで表示する。1602は倍率表示で、設定された倍率やコピーモードによって自動的に決められる倍率をパーセントで表示する。1603は用紙サイズ表示で、選択された出力用紙を表示し、自動用紙選択が設定されている場合にはオート用紙というメッセージを表示する。
1604は置数表示で、何枚コピーするかを示す。1605は縮小キーで、縮小コピーを行いたい場合に使用する。1606は等倍キーで、縮小や拡大が設定されている場合に等倍に戻したいときに使用する。1607は拡大キーで、拡大コピーを行いたい場合に使用する。1608はズームキーで、細かい単位で倍率を設定して縮小コピーや拡大コピーを行いたい場合に使用する。
1609は用紙選択キーで、出力用紙を指定する場合に使用する。1610はフィニッシャキーで、ソートやステイプルのモードを設定する場合に使用する。1611は両面キーで、両面モードを設定する場合に使用する。
1612は濃度表示で、現在の濃度が分かるようになっており、左側が濃度が薄く、右側が濃度が濃いことを示す。また、濃度表示1612は、うすくキー1613、こくキー1615と連動して表示が変化するようになっている。うすくキー1613は、濃度を薄くしたい場合に使用する。こくキー1615は、濃度を濃くしたい場合に使用する。1614は自動キーで、自動的に濃度を決定するモードを使用する場合に使用する。
1616は文字キーで、文字原稿をコピーするのに適した濃度に自動的に設定する文字モードを設定する場合に使用する。1617は文字/写真キーで、写真が混在した原稿をコピーするのに適した濃度に自動的に設定する文字/写真モードを設定する場合に使用する。1618は応用モードキーで、コピー標準画面で設定できない様々なコピーモードを設定する場合に使用する。
1619はシステム状況キーで、現在この画像入出力システム100で行われているプリントやスキャンの状況を見たい場合に使用する。このシステム状況キー1619は、コピー標準画面だけではなく、常にこの位置に現れており、いつでもこのキーを押すことによりシステムの状況を見ることができるようになっている。
また、図14では図示していないが、領域1620は、メッセージライン1601で表示する必要のない優先度の低いアラームや、他の機能の実行状態などをメッセージ表示するステータスラインである。
図15は、図4に示したハードディスク162の論理的な使用方法を示した図である。
図に示すように、本実施形態においては使用用途に応じてハードディスクの記憶領域をテンポラリ領域701とボックス領域1702に論理的に分ける。テンポラリ領域1701は、画像データの出力順序を変えたり、複数部出力においても一回のスキャンで出力ができるようにするために、PDLの展開データやスキャナからの画像データを一時的に記憶する記憶領域である。
ボックス領域1702はボックス機能を使用するための記憶領域であり、1703〜1707のように登録された数の小さな記憶領域に分割されている。ボックス1703〜1707は、各ユーザや会社などの部署毎に割り当てられ、各ボックスにはボックス名とパスワードを付けることができる。ユーザはボックスを指定することでPDLジョブやスキャンジョブを各ボックス入力することができ、パスワードを入力することで実際にボックスの中を見たり、設定変更やプリント出力を行う。
図16は、本発明の画像形成装置の第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本実施形態におけるボックス登録の手順に対応する。なお、本実施形態におけるボックスへの登録は、ホストコンピュータからのPDL画像と、スキャナからのスキャン画像の登録があり、(a)はホストコンピュータ(図1に示したPC401,402)からのPDL画像のボックス登録手順に対応し、(b)はスキャナ(図1に示したリーダ部200)からのスキャン画像のボックス登録処理に対応する。なお、図中のS1801〜S1808は各ステップを示す。また、(a)のフローチャートは、図1に示したPC401,402内の図示しないCPU,図4に示したCPU112により記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行され、(b)のフローチャートは、図4に示したCPU112により記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行されるものとする。
まず、図16(a)を参照して図1に示したPC401,402からのPDL画像をボックス登録する場合について説明する。
まず、ステップS1801では、PC401,402上でユーザがプリント設定を行いS1802に進む。プリント設定内容は、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/製本、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
次に、ステップS1802では、PC401,402上でボックス番号を設定することで、ハードディスク162のボックス領域1702内の領域が指定され、ステップS1803に進む。例えば、ボックス番号が1と指定されると、ボックス領域1702内のパーソナルボックス領域1703が指定されることなる。
次に、ステップS803では、PC401,402上で印刷指示を与え、それと共にPC401,402上にインストールされているドライバソフトウェアが印刷対象となるコードデータをいわゆるPDLデータに変換して、ステップS1801で設定したプリント設定パラメータとともに、本画像入出力装置の制御装置110にPDLデータを転送し、ステップS1804に進む。
ステップS1804では、転送されたPDLデータを画像データに展開(ラスタライズ)する。画像データの展開が完了すると、ステップS1805に進む。
そして、ステップS1805では、展開された画像データがハードディスク162のボックス領域領域1702に順次記録され、例えばステップS1802で指定されたボックス番号が「1」のときは、領域1703内に記憶される。このとき、ステップS1801で設定したプリント設定パラメータも領域1703に記録される。なお、ステップS1802で指定されたボックス番号が「2」、「3」のときは、それぞれ領域1704、領域1705に記憶されるものとする。
次に、図16(b)を参照して図1に示したリーダ部200からのスキャン画像をボックス登録する場合について説明する。
まず、ステップS1806において、操作部150により画像を入力するボックス番号を指定し、ステップS1807に進む。
ステップS1807では、画像処理等のスキャン設定を操作部150により指定し、ステップS1808に進む。
ステップS1808では、スキャンスタートの指示を出す(図13に示したコピースタートキー1507を押下する)ことで、リーダ部200で原稿を読み取り、ステップS1809に進む。
ステップS1809では、ステップS1808で読み取った画像をステップS1806で指定したボックス領域に格納する。
図17は、図13に示した操作パネル1500のボックスキー1505を押下した場合のLCD1516の表示を示す模式図であり、ボックス選択画面に対応する。
図において、900はボックスを選択する画面(ボックス選択画面)である。ボックス選択画面900において、901は各ボックスの情報を示しており、そのボックス番号901a、ボックス名901b、ハードディスク162のボックス領域1702に対してそのボックスがどれだけ容量をとっているかの情報901cを表示する。ボックス番号901aを押下すると、図18に示すパスワード入力画面に遷移する。
1902,1903はそれぞれ上下スクロールキーであり、901の表示を越える数のボックスが登録されているときに、画面をスクロールする場合に使用する。
図18は、図17に示したボックス選択画面900のボックス番号901aを押圧した場合のLCD1516の表示を示す模式図であり、パスワード入力画面に対応する。
図において、1000はパスワード入力画面であり、この画面から各ボックスに設定されているパスワードを入力することで図19に示すボックス内画面に遷移し、各ボックスにアクセスできるようになる。なお、パスワードが違う場合には、図示していない警告画面に遷移し、ボックスにはアクセスできない。
パスワード入力画面1000において、1003はパスワード表示欄で、操作部150のテンキーや1513やタッチパネル1516から入力されたパスワードを伏せ文字で表示する。
1001は取消キーで、キーを押下することで図17に示したボックス選択画面900に戻る。1002はOKキーで、このキーを押下することで入力したパスワードの確定となり、パスワードの検証が行われる。
図19は、図18に示したパスワード入力画面1000のOKキー1002を押下しパスワードが正しいと判断された場合のLCD1516の表示を示す模式図であり、ボックス内ファイル表示画面に対応する。
図において、1100はボックス内ファイル表示画面である。ボックス内ファイル表示画面1100において、1101はボックス内のファイルリストで、各ファイルの登録日時110a、ファイル名1101bがリスト表示される。ファイルを選択するにはファイル名1101bを押下し、現在選択されているファイルは反転表示される。
1102はスキャンキーで、現在開いているボックスにスキャナから画像を入力する場合に使用し、図示していないスキャンの設定画面に遷移する。1103はプリントキーで、ファイルリスト1101で選択しているファイルをプリントする場合に使用する。
1104は色変換キーで、ファイルリスト1101で選択しているファイルの色変換を行う場合に使用し、図示していない色変換画面に遷移する。1105は消去キーで、ファイルリスト1101で選択しているファイルを消去する場合に使用する。
1106,1107はそれぞれ上下スクロールキーであり、ファイルリスト1101の表示を超える数のファイルが登録されているときに、画面をスクロールする場合に使用する。1107は閉じるキーで、図17に示したボックス選択画面900に戻るときに使用する。
次に本実施例の中心部となる処理について図20を用いて説明する。
まず、s2001において原稿をスキャンし、s2002において得られた画像データに対して像域判定及びカラー判定を行い、画像データに対応する属性データを取得する。その後、s2003において画像データを属性データと共にメモリに格納する。
その後、画像をデータ送信する際には、s2004において送信用画像データを作成するために色空間変換を行う。送信画像としてはあらかじめ、公知のJFIFヘッダーを記述しておき、その続きから、画像データとして変換画像データをメモリに書き出す(s2005)。メモリ上の画像データはs2006において属性データと共にDMA転送処理を介してHDDに格納される。画像データは送信時、s2007において属性データと共にHDDからDMA転送処理を介してメモリ上に読み出される。読み出された画像データは送信アプリケーションにより送信されるが、その際、s2008において送信先を問い合わせ、送信先が複合機である場合には、s2010において画像データと共に属性データを送信し、送信先が複合機以外の場合には、s2009において画像データのみを送信し、属性データは破棄する。
111 メインコントローラ
112 CPU
113 バスコントローラ
115 ROM
116 DRAM
135 GraphicProcessor
136 SRAM
112 CPU
113 バスコントローラ
115 ROM
116 DRAM
135 GraphicProcessor
136 SRAM
Claims (1)
- 画像データを記録媒体に画像出力する画像処理装置であって、
原稿画像を読み取る読み取り手段と、入力画像から画像の特徴を検出する特徴検出手段と、前記特徴検出手段により検出された画像特徴をもとに画像属性として属性データを生成する属性データ生成手段と、画像データを記憶媒体に格納する画像データ格納手段と、前記属性データ生成手段により生成された属性データを記憶媒体に格納する属性データ格納手段と、画像データを送信する画像データ送信手段と、画像データに属性データを付加して送信する属性データ付加送信手段と、送信先に応じて前記画像データ送信手段により画像データのみを送信するかもしくは前記属性データ付加送信手段を用いて画像データに属性データを付加して送信するかを切り替える送信制御手段と
を有することを特徴とする画像入出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004334501A JP2006148445A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 画像入出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006148445A true JP2006148445A (ja) | 2006-06-08 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006148445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013013157A (ja) * | 2012-10-17 | 2013-01-17 | Canon Inc | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法 |
-
2004
- 2004-11-18 JP JP2004334501A patent/JP2006148445A/ja not_active Withdrawn
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