JP2006147259A - 防水型電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 耐水性を考慮したスイッチ装置を設けた防水型電子機器において、防水性を考慮して電子機器全体を覆う防水ケースを用いると、防水構造が大掛かりになると共に操作性が悪くなる等の課題がある。
【解決手段】 スライド収納部72を有するハウジング70と、スライド収納部72にスライド移動可能に収納されると共に弾性変形可能とされた操作ボタン81を有するスライド部材80と、ハウジング70に回動自在に支持されると共にスライド部材80のスライド動作を回動動作に変換する回動部材100と、この回動部材100の軸部103に装着されハウジング100との間を液密にシールするOリング105と、回動部材100の回動動作によって接点回路が切り換えられる回転スイッチ111と、スライド部材80の操作ボタンを押圧操作することにより接点回路が切り換えられる押しボタンスイッチと、を備える構成とした。
【選択図】 図15
【解決手段】 スライド収納部72を有するハウジング70と、スライド収納部72にスライド移動可能に収納されると共に弾性変形可能とされた操作ボタン81を有するスライド部材80と、ハウジング70に回動自在に支持されると共にスライド部材80のスライド動作を回動動作に変換する回動部材100と、この回動部材100の軸部103に装着されハウジング100との間を液密にシールするOリング105と、回動部材100の回動動作によって接点回路が切り換えられる回転スイッチ111と、スライド部材80の操作ボタンを押圧操作することにより接点回路が切り換えられる押しボタンスイッチと、を備える構成とした。
【選択図】 図15
Description
本発明は、耐水性を考慮したスイッチ装置を設けた防水型電子機器に関し、特に、1つのスライド部材によって2又は3以上のスイッチを切り換え操作可能とした防水型電子機器に関するものである。
従来の、この種の防水型電子機器としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、電子機器用防水ケースに関するものが記載されている。この特許文献1に記載された電子機器用防水ケースは、「ロックボタンが一体的に設けられ、かつ、このロックボタンの押圧操作によりスライド移動規制が解除されるスライドスイッチを少なくとも周面に備えた電子機器を、ケース本体の内部に収容した状態で操作可能とする電子機器用防水ケースであって、前記ケース本体の壁部を液密に貫通し、前記スライドスイッチの作動方向に関して、一端部が前記ロックボタンに対向するように所定の角度で傾斜するシャフト部材と、前記一端部に設けられ、前記シャフト部材を軸方向に沿って前記ケース本体の内部へ移動させた時に前記ロックボタンを押圧し、かつ、前記スライドスイッチを作動方向にスライド移動させる弾性変形可能な押圧部材とを有する外部スイッチ装置を備えた」ことを特徴としている。
このような構成を有する電子機器用防水ケースによれば、「外部電源スイッチの押圧操作のみで、ロックボタンを備えたスライドスイッチを操作することができ、操作性に優れ、また、簡素な構造であるので防水信頼性を低下させることもない」等の効果が期待される。
しかしながら、上述したような防水型電子機器においては、電子機器の防水を行いながらロックボタン付きのスライドスイッチを操作することはできるが、その近傍に他の操作スイッチがあるような電子機器の場合、それぞれのスイッチに対して個別に防水機能を持たせようとすると、防水構造が大掛かりなものとなり、装置全体が大型化されるおそれがある。また、一般的に、複数のスイッチを連続して操作しようとすると、夫々のスイッチが独立した構造となっているため、1つのスイッチから他のスイッチに移動する際に、移動先のスイッチが所望のスイッチであることを確認しなければならず、装置全体におけるスイッチの操作性が悪いという課題があった。
特開2002−90869号公報
解決しようとする問題点は、電子機器全体を覆う防水ケースを用いると、防水構造が大掛かりになると共に、防水型電子機器としての操作性が悪くなるという点である。
本出願の防水型電子機器は、スライド収納部を有するハウジングと、スライド収納部にスライド移動可能に収納されると共に弾性変形可能とされた操作部を有するスライド部材と、ハウジングに回動自在に支持されると共にスライド部材のスライド動作を回動動作に変換する回動部材と、回動部材の回動軸部に装着されハウジングとの間を液密にシールするシール部材と、回動部材の回動動作によって接点回路が切り換えられる第1の切換スイッチと、スライド部材の操作部を押圧操作することにより接点回路が切り換えられる第2の切換スイッチと、を備えてなることを最も主要な特徴とする。
本出願の防水型電子機器は、ハウジングに、スライド部材の移動を規制するガイド溝を設けると共に、このガイド溝には操作部の弾性変形を許容するための操作可能部を設け、操作可能部の近傍に第2の切換スイッチを配置したことを特徴とする。
本出願の防水型電子機器は、スライド部材は、ハウジングを貫通する操作棒を有し、この操作棒にはガイド溝に摺動可能に係合される括れ部を設け、ガイド溝には、操作棒の括れ部に連続する幅広の規制部が通過可能な開口部を設け、この開口部を前記操作可能部としたことを特徴とする。
本出願の防水型電子機器は、操作部は、スライド部材の一部分の剛性を他の部分の剛性よりも低くすることにより弾性変形可能として構成したことを特徴とする。
また、本出願の防水型電子機器は、操作部は、スライド部材に切欠き部を設けることにより、この切欠き部におけるスライド部材の剛性を他の部分の剛性よりも低くして撓み変形を容易にしたことによって形成したことを特徴とする。
本出願の防水型電子機器によれば、1つのスライド部材による一連の動作の中で、2つの切り換えスイッチの操作を行うことができるため、スイッチ装置の部品点数を削減することができると共に、装置全体の操作性を良くすることができる。また、回動部材の回動軸部にシール部材が装着されているため、塵や埃等のゴミは勿論のこと、水又は水分が電子機器内部に浸入することを容易に防止することができる。これにより、防水若しくは防滴性能を保持しつつ部品点数を削減して、装置全体の小型化を図ることができると共に、スイッチ装置の操作性を向上することができる。
本出願の防水型電子機器によれば、スライド部材はガイド溝に案内されて第1の位置と第2の位置との間を移動し、その移動によって第1の切換スイッチを操作することができると共に、第2の位置に設けた操作可能部により、スライド部材を押しボタンスイッチの操作部として用いて第2の切換スイッチを操作することができる。そのため、1つのスライド部材による一連の動作によって2つの切換スイッチを連続させて切換操作することができることから、スイッチ装置全体の操作性を向上させることができる。
本出願の防水型電子機器によれば、スライド部材の操作棒に設けた括れ部が、ハウジングのガイド溝に係合されているため、スライド部材を第1の位置と第2の位置との間に確実且つスムースに移動させることができると共に、第2の位置には操作棒の規制部が通過可能な開口部からなる操作可能部が存在するため、その操作可能部にスライド部材が移動したときにのみスライド部材を押しボタンスイッチ操作部として用いることができる。
本出願の防水型電子機器によれば、スライド部材の一部分の剛性を他の部分の剛性よりも低くすることによって操作部を構成したため、スライド部材の構成を複雑にすることなく、弾性変形(若しくは撓み変形)の容易な操作部を有するスライド部材を簡単な構造によって実現することができる。
また、本出願の防水型電子機器によれば、スライド部材に切欠き部を設けることによって操作部を形成したため、操作部を容易に撓ませて弾性変形を生じさせることができ、一部を弾性変形可能としたスライド部材を極めて簡単な構造によって実現できると共に、その弾性変形を生じさせるための部分に塑性変形が生じたり疲労破壊を生じたりするおそれのないスライド部材を形成することができる。
1つのスライド部材による一連の動作の中で、2つのスイッチの操作を行うことができ、スイッチ装置全体の操作性を向上させることができると共に、防塵性、防水性又は防滴性に優れた防水型電子機器を、簡単な構成によって実現した。
図1〜図17は、本発明の実施の形態の例を示すものである。即ち、図1〜7は本発明の防水型電子機器の一実施例である防水型撮像装置を示すもので、図1は正面図、図2は底面図、図3は平面図、図4は背面図、図5は左側面図、図6は右側面図、図7は正面側から見た外観斜視図である。更に、図8は本発明に係る防水型撮像装置のバックルを開いて正面側から見た斜視図、図9は同じくディスク蓋体及びバックルを共に開いて正面側から見た斜視図、図10はディスク蓋体側から見た外観斜視図、図11はスイッチ装置を分解して一面側から見た説明図、図12は同じくスイッチ装置を分解して他面側から見た説明図、図13はスライド部材と回動部材との関係を説明する説明図、図14はスライド部材とハウジングとの関係を説明する説明図、図15A〜Cはスイッチ装置の動作を示す説明図、図16は防水型撮像装置の使用状態を示す説明図、図17はハウジングに設けたガイド溝と操作可能部の他の実施例を示す説明図である。
図1〜図10に示す防水型撮像装置1は、情報記憶メディアとしてディスク状記録媒体の一具体例を示すDVD−R(Digital Video Disc―Recordable)を使用し、光学的な画像をCCD(固体撮像素子)で電気的な信号に変換してDVD−Rに記録したり、液晶ディスプレイ等の平面モニタからなる表示装置に表示できるようにしたもの(以下「ディスク式防水型撮像装置」という。)である。しかしながら、本発明に係る情報記憶メディアとしては、DVD−Rに限定されるものではなく、DVD−RWその他の記録可能な光学ディスクは勿論のこと、光磁気ディスク、磁気ディスク等のように他の記録方式のディスク状記録媒体を用いることができると共に、他の形式の記録媒体、例えば、磁気テープ、半導体記録媒体等も適用できるものである。
このディスク式防水型撮像装置1は、図1〜図10に示すように、開閉可能な蓋体を有する撮像装置本体2と、着脱自在に装着されるDVD−Rを回転駆動して情報信号の記録(書き込み)及び再生(読み出し)を行うディスクドライブ装置3と、このディスクドライブ装置3の駆動制御等を行う制御回路等が設けられた図示しない制御装置と、被写体の像を光として取り込んで撮像手段としての図示しないCCDに導くレンズ装置5と、CCDから出力される映像信号に基づき画像を表示する表示手段を含むタッチパネル装置7と、CCDから出力される映像信号を一時的に記憶する図示しない記憶装置等を備えて構成されている。これらディスクドライブ装置3とレンズ装置5とタッチパネル装置7等は、すべて撮像装置本体2内に収納されている。
図7〜図10に示すように、撮像装置本体2は、中央部に配置されたセンタ枠体10と、このセンタ枠体10の一面側を覆うレンズ側外装体11と、このレンズ側外装体11に設けた開口部を開閉可能に覆うバックル12とから構成されている。このセンタ枠体10のレンズ側外装体11と反対側は、ディスク状記録媒体が着脱自在に装着されるディスク装着部47とされており、そのディスク装着部47は、センタ枠体10に回動自在に取り付けられたディスク蓋体13によって開閉可能に覆われている。
センタ枠体10は、平面形状が略馬蹄形をなしており、略U字状をなす曲線枠部16と、その曲線枠部16の開口側を略直線状に連結する横桟部15とを有する枠材からなっている。このセンタ枠体10は、ディスクドライブ装置3等を収納できる高さを有しているが、横桟部15側が高く設定されており、その反対側である曲線枠部16の高さは、中央に至るに伴って逐次的に低くなるように勾配を有する形状とされている。このセンタ枠体10内に、ディスクドライブ装置3や制御装置その他の装置及び機器が配置されている。このセンタ枠体10のディスク蓋体13と反対側の面に、レンズ側外装体11が複数個の固定ネジによってネジ止めされて固定されている。
レンズ側外装体11の横桟部15側には開口部17が大きく開口されて設けられており、その開口部17がバックル12によって開閉自在とされている。そして、バックル12は、センタ枠体10に回動自在に支持された一対のヒンジアーム23,23によって回動自在に支持されている。この一対のヒンジアーム23,23の回動動作によってバックル12が、図7に示す閉鎖位置若しくは図8に示す開放位置、又はこれら閉鎖位置及び開放位置までの間の任意の位置で停止可能に構成されている。
また、バックル12の内面の外周縁には、その全周に亘ってシール部材24が取り付けられている。このシール部材24は、バックル12と撮像装置本体2との間の密着性を確保し、バックル12内部の防水(若しくは防滴)構造を実現するものである。シール部材24は、例えば、2色成形によってバックル12と一体に形成してもよく、また、紐状のシール部材を接着剤でバックル12に一体的に固定する構成としてもよい。
このバックル12は、バッテリー収納部18を有する開口部17を開閉する蓋体としての機能の他に、ディスク蓋体13を閉じた位置に強く締め付けて固定する締結具の機能も兼ね備えている。そのため、バックル12の先端側の略中央部には、回動自在に支持されたローラ30を有する締結具29が設けられている。これに対応させて、ディスク蓋体13の先端側の略中央部には、ローラ30が着脱自在に係合される係合突起31が設けられている。この係合突起31にローラ30を乗り越えさせて締結具29を係合することにより、ディスク蓋体13をバックル12で強固に締め付けて閉じた位置に保持することができる。
この締め付け動作と逆動作を締結具29に加え、ディスク蓋体13の係合突起31から離れる方向にローラ30を回動させてその係合状態を解除することにより、バックル12を開放して開口部17を開口させることができる。この開口部17内にはバッテリー収納部18と3つの操作手段が配置されており、これらがバックル12によって閉塞又は開放可能とされている。3つの操作手段は、記録手段によるディスク状記録媒体への記録動作を停止させる第1の操作手段である記録停止スイッチ21と、第2の操作手段であるスライドツマミ22と、何らかのトラブルによって起動停止されたディスク式防水型撮像装置1を再起動させるための再起動スイッチ27である。
かくして、バックル12が図7に示す閉じた位置にあるときには、開口部17がバックル12によって閉じられるため、バッテリー収納部18と3つの操作手段とが共に覆い隠される。しかも、バックル12の内面の外周縁に設けたシール部材24が先週に亘ってレンズ側外装体11に液密に密着されるため、その密着部から撮像装置本体2の内部に埃やゴミ等が入り込むのを防止できることは勿論のこと、水や水分等の液体が入り込むことをも確実に防止することができる。
一方、バックル12が、図8に示す開放位置にあるときには、バッテリー収納部18と起動停止スイッチ21とスライドツマミ22と再起動スイッチ27とがそれぞれ露出される。そのため、バックル12の開放状態では、バッテリー収納部18から電源の一具体例を示すバッテリー28を取り出したり、そのバッテリー収納部18に新たなバッテリー28を装着したりすることができる。また、バックル12が開放位置にあるときにのみ起動停止スイッチ21とスライドツマミ22と再起動スイッチ27とが操作可能な状態となるため、バックル12が開放される前にスライドツマミ22が誤って操作されたり、所定の情報信号が記録される前に誤ってディスク蓋体13が開放されて、記録漏れ等の不具合が発生するのを防止することができる。
図1及び図7等に示すように、ディスク式防水型撮像装置1の正面に配置されたレンズ側外装体11のバックル12と反対側の端部には、正面に撮像レンズ62を露出させた状態でレンズ装置5が配設されている。このレンズ装置5を配設するためレンズ側外装体11には、正面側に突き出した図に表れないレンズ用膨出部が設けられており、このレンズ用膨出部にレンズカバー65が装着されている。このレンズ用膨出部に設けた凹陥部内に、撮像レンズ62を保護するためのレンズ保護ガラスを有するレンズ防水装置が設けられている。
レンズカバー65は、レンズ用膨出部に見合う形状とされており、撮像レンズ62が露出される開口穴が設けられている。このレンズカバー65は、図示しない固定ネジによってレンズ側外装体11に着脱可能に取り付けられている。そして、レンズカバー65の開口穴に、レンズ保護ガラスを固定する固定部材67が着脱可能に螺合されて取り付けられている。
図3及び図9に示すように、センタ枠体10の曲線枠部16における横桟部15側の一方の端部には、撮影の開始と終了を実行する録画ボタン54と、一対のズームボタンが配置されている。一対のズームボタンは、レンズ装置5をワイド(広角)側に移動させるワイドボタン55と、レンズ装置5をテレ(望遠)側に移動させるテレボタン56とから構成されている。ワイドボタン55とテレボタン56は、それぞれのボタンを押し続ける間だけ画面の拡大又は縮小が連続して実行され、それぞれの終端においてワイド側又はテレ側への移動が停止されるようになっている。
図2及び図7に示すように、センタ枠体10の曲線枠部16における横桟部15側の他方の端部には、このディスク式防水型撮像装置1を、図示しない三脚に取り付けるための三脚用固定金具58が埋め込まれ、複数個の固定ネジ59によって着脱可能に取り付けられている。三脚用固定金具58は、長手方向両端の円弧部分の曲率半径が異なる略長円形の部材からなり、その大径側に三脚の固定ネジが螺合されるネジ穴58aが設けられている。
図9に示すように、ディスクドライブ装置3は、メカデッキ35とテーブル回転装置36と光学ピックアップ装置37とピックアップ移動装置等を備えて構成されている。メカデッキ35は、DVD−Rと略同程度の大きさを有する枠状の部材からなり、図示しない複数個のマウント部材を介してセンタ枠体10に弾性的に支持されている。このメカデッキ35の中央から一方へ偏倚した位置に、テーブル回転装置36が搭載されている。テーブル回転装置36は、メカデッキ35に固定されたスピンドルモータ40と、このスピンドルモータ40の回転部に固定されたターンテーブル41等から構成されている。
ターンテーブル41は、DVD−Rの中心孔が嵌合されるディスク嵌合部41aと、その中心孔の周縁部が載置されるディスク載置部41bとからなっている。更に、嵌合部41aには、DVD−Rの中心孔の周縁部に係合してDVD−Rを保持する複数個のクランプ爪42(本実施例では3個)が周方向に等間隔あけて設けられている。各クランプ爪42は、それぞれコイルバネによって半径方向外側へ付勢されている。このコイルバネのバネ力によるクランプ爪42の保持力により、DVD−Rがターンテーブル41の中央にセンタリングされて、一定の保持力で保持される。このコイルバネのバネ力に抗してクランプ爪42を後退させることにより、ターンテーブル41に対するDVD−Rの装着動作及び離脱動作が可能となる。
光学ピックアップ装置37は、DVD−Rの情報記録面に対抗されるピックアップレンズ44を有する二軸アクチュエータと、この二軸アクチュエータが搭載されたスライド部材45等を備えて構成されている。スライド部材45は、図に表れないピックアップ移動装置によって往復移動自在とされていて、ターンテーブル41に対して接近及び離反可能に構成されている。ピックアップ移動装置は、互いに平行に配置された2本のガイド軸と、これらガイド軸と平行に設けられた送りネジ軸と、この送りネジ軸を回転駆動する送りモータ等から構成されている。
ピックアップ移動装置の2本のガイド軸は、スピンドルモータ40を両側から挟んでディスク式防水型撮像装置1の前後方向に延在されている。この2本のガイド軸にスライド部材45が摺動可能に保持されており、そのスライド部材45に取り付けられたナット部材が送りネジ軸のネジ部に係合されている。かくして、ピックアップ移動装置の送りモータを回転駆動することにより、送りネジ軸の回転方向に応じて光学ピックアップ装置37が、ターンテーブル41に近づく方向とそのターンテーブル41から離れる方向とに選択的に移動される。
このような構成を有するディスクドライブ装置3が、ターンテーブル41をディスク蓋体13側に配した状態でセンタ枠体10に取り付けられている。このディスクドライブ装置3のターンテーブル41側に、DVD−R等のディスク状記録媒体が着脱可能に装着されるディスク装着部47が設定されている。更に、撮像装置本体2内のディスクドライブ装置3の奥にはレンズ装置用の空間部が設定されており、その空間部内にレンズ装置5が配設されている。
図4及び図9に示すように、ディスク蓋体13には、円形に盛り上げられた膨出部13aが設けられている。この膨出部13aは、ターンテーブル41に装着されるディスク状記録媒体(例えば、直径が8cmのDVD−R等)の大きさに見合う大きさとされている。このディスク蓋体13の膨出部13aの略中央部には長方形をなす開口窓48が設けられており、その開口窓48には表示手段を備えたタッチパネル装置7が取り付けられている。そして、膨出部13aのタッチパネル装置7の下部には、切換スイッチ50等が配設されている。更に、この膨出部13aより外側の右上部には、撮像装置本体2を把持するための把持部52の一部を構成する第1の指掛け部52aが設けられている。この第1の指掛け部52aには、右手の親指が当接される。
タッチパネル装置7は、記録信号または再生信号を画像情報として表示する表示手段と、各種の操作を行う入力手段等を備えており、主に、表示パネル、タッチパネル、バックライトパネル等から構成されている。このタッチパネル装置7が配設されているディスク蓋体13の開口窓48の内側周縁には、水や水分等の液体が入り込むのを防止するシール部材が取り付けられている。
このような構成を有するタッチパネル装置7は、その操作面であるタッチパネルの表面に指や専用のペン等で接触することにより、スイッチ等として動作させて、表示の切り換えや、モードの選択等を行うことができる。
スイッチ装置50は、スライド操作可能とされていると共に、所定位置において押圧操作可能に構成されている。即ち、スイッチ装置50は、スライド操作によって電源のオン・オフが切り換えられると共に、その電源のオン状態における当該位置において押圧操作することにより、撮影モード(例えば、静止画撮影、動画撮影、再生表示等)の切り換えが可能とされている。このスイッチ装置50は、図10乃至図12に示すように、ハウジング70と、スライド部材80と、回動部材100と、第1及び第2の切換スイッチ111,112と、シール部材115等から構成されている。
ハウジング70は、ハウジング本体71とハウジング蓋体75とから構成されている。ハウジング本体71は、円弧部71aと、この円弧部71aの凹側を略直線で結ぶ弦部71bとからなっており、円弧部71aには円弧状に形成されたスライド収納部72が設けられている。スライド収納部72の一端には、回動部材100を取り付けるための丸穴の貫通穴73が設けられており、他端には、角穴の貫通穴74が設けられている。
貫通穴74には、撮像装置本体2の内部に配設された第2の切換スイッチの一具体例を示す押しボタンスイッチ112の入力部が対向される。押しボタンスイッチ112は、薄型の直方体状に形成されており、上面に入力部としての押圧ボタン112aが設けられている。この押圧ボタン112aを押圧する毎に、撮影モード(例えば、静止画撮影、動画撮影、再生表示等)の接点回路が繰り返して切り換えられるようになっている。
更に、貫通穴74には、この貫通穴74を塞ぐようにシールプレート116が取り付けられている。このシールプレート116は、略四角形の形状の弾性体からなっており、その中央部には、貫通穴74を貫通するように突出した押圧突出部116aが設けられている。シールプレート116は、撮像装置本体2の内部に水又は水分が入り込むのを防止することができると共に、ハウジング本体71のスライド収納部72側から押圧されることにより、貫通穴73に対向した押しボタンスイッチ112の押圧ボタン112aを押圧突出部116aで押圧することができる。
また、ハウジング本体71の上面には、ハウジング本体71の円弧部71aと略同様の形状を有すると共に、スライド収納部72と対向する位置に開口部を設けたシール部材115が配設されている。シール部材115は、撮像装置本体2の内部に水又は水分が入り込むのを防止するものである。このシール部材115及びシールプレート116の材質としては、例えば、シリコンゴムを挙げることができるが、ネオプレンゴムやフッ素ゴム等のように、この種のシール部材として使用される各種の材料を用いることができることは勿論である。
ハウジング蓋体75は、ハウジング本体71のスライド収納部72に蓋をするように嵌合されて取り付けられている。このハウジング蓋体75は、長辺が円弧状に形成された平板状の部材からなり、幅方向の略中央部には、長手方向に所定の間隔をあけて第1のガイド溝76と、第2のガイド溝77が設けられている。また、ハウジング蓋体75の下部には、第2のガイド溝77を囲むように下方に突出した突出部78が設けられている。そして、突出部78の近傍には、後述するバネ部材97と係合するための山状突起79が設けられている。
第1のガイド溝76は略長円形の形状をなしており、この第1のガイド溝76にスライド部材80の後述する突状部84等が貫通される。第2のガイド溝77は、幅の狭い細幅部77aと、この細幅部77aに比べて幅の広い四角形の開口部とされた操作可能部77bとからなり、全体として略T字型に形成されている。このような第2のガイド溝77にスライド部材80の後述する操作棒85が貫通される。
スライド部材80は、ハウジング蓋体75の上部に装着される操作ボタン81と、ハウジング本体71のスライド収納部72内に収納されるスライド板91から構成されている。操作ボタン81は、平面形状が円弧状に形成された長辺を有する略長円形をなした上面部82と、この上面部82の外周縁に連続して下方に突出するように形成された側面部83と、上面部82の下面から下方に突出するように形成された突状部84及び操作棒85とを有している。
操作ボタン81の上面部82は、中央部から両端部に至るに伴って逐次的に高くなるように勾配を有する形状とされている。上面部82の上面には、滑り止めを目的とする複数の突条部(本実施例では5個)が長手方向に適当な間隔をあけて幅方向に延在されている。そして、上面部82の長手方向の略中央部には、後述するロック部材96が摺動可能に嵌合される嵌合穴86が設けられている。
また、操作ボタン81の側面部83の長手方向の一側の両側には、所定の大きさの切欠き部83a,83aが互いに対向するように設けられている。これにより、スライド部材80の操作ボタン81の一部分を他の部分の剛性よりも低くして、操作ボタン81を容易に撓ませて弾性変形させることができるように構成している。本実施例では、切欠き部83a,83aの形状をコの字形としたが、例えば、U字形やV字形等のように操作ボタン81を容易に撓ませて弾性変形させることができるその他の形状を用いることもできる。
操作棒85は、切欠き部83a,83aの近傍に配置されており、この操作棒85から操作ボタン81の長手方向に所定の間隔をあけて突状部84が配置されている。突状部84は、略円筒形をなしており、その端面にはネジ穴が設けられている。操作棒85は、略四角形の平板状をなす押圧部85aと、この押圧部85aの一辺に連続して垂直に立ち上がっている括れ部85bと、この括れ部85bよりも幅広とされた規制部85cとを有している。そして、規制部85cの上端が操作ボタン81の下面に連続され、一体に構成されている。
操作ボタン81の突状部84と操作棒85の間には、ロック部材96が上述した操作ボタン81の嵌合穴86から突出するように嵌合して、摺動可能に取り付けられている。このロック部材96の下部は、ハウジング蓋体75の第1のガイド溝76と係合されており、操作ボタン81の嵌合穴86から突出したロック部材96を押圧することにより、スライド部材80の摺動動作のロックが解除されるようになっている。
また、操作ボタン81の操作棒85は、その括れ部85bにおいてハウジング蓋体75の第2のガイド溝77と係合されており、操作ボタン81を撓ませて弾性変形させることに対しての規制がなされている。操作ボタン81の突状部84は、ハウジング蓋体75の第1のガイド溝76を貫通していると共にスライド板91と嵌合し、固定ネジ109によって固定されている。
スライド板91は、略四角形の平板状をなしている固定部91aと、この固定部91aの1つの角部に連続して形成されているアーム部91bと、このアーム部91bの先端に設けられた係合突起91cとからなっている。固定部91aの略中央部には、第1のガイド溝76を貫通した操作ボタン81の突状部84と嵌合するための嵌合穴92が設けられている。また、アーム部91bの反対側の端部には、ロック部材96の下部を貫通させるための四角形の貫通穴93が設けられている。スライド板91の下面には、嵌合穴92の近傍にスライド板91の下面に配置されるバネ部材97の位置を決めるための位置決め用突起94が設けられている。
バネ部材97は、スライド板91と一緒に操作ボタン81の突状部84に固定される。バネ部材97は、略四角形の固定部97aと、この固定部97aの一辺に連続して形成され、スライド板91のアーム部91bと反対方向に延びた第1のバネ片97bと、固定部97aの他辺に連続して形成された略コ字状をなす第2のバネ片97cからなっている。バネ部材97の固定部97aの略中央にはネジ用穴98が設けられており、そのネジ用穴98の近傍には、スライド板91の位置決め用突起94を貫通させる位置決め穴99が設けられている。
第1のバネ片97bの先端は、くの字状に折り曲げられており、ハウジング蓋体75の山状突起79に係合するようになっている。第1のバネ片97bに向かうように延びた第2のバネ片97cの先端部分は、スライド板91を貫通したロック部材96の下部と当接されており、そのバネ力によって、ロック部材96を常時上方(操作ボタン81に向かう方向)へ付勢している。これにより、操作ボタン81の摺動動作は、操作ボタン81の上部に露出したロック部材96を押圧しない限り、常にロックされた状態になっている。
スライド板91は、その摺動動作を回動動作に変換する回動部材100と係合されている。回動部材100は、ハウジング本体71のスライド収納部72に配設されるインナメンバ101と、ハウジング本体71の下部に配設されるアウタメンバ102とから構成されている。
インナメンバ101は、二又部102と、この二又部102の下方に突出するように形成された軸部103からなっている。インナメンバ101の二又部102には、スライド板91の係合突起91cと係合するためのスリット102aが設けられている。インナメンバ101の軸部103は円筒形をなしており、その端面にはネジ穴が設けられている。このインナメンバ101の軸部103は、ハウジング本体71の貫通穴73を貫通してアウタメンバ106と固定ネジ109により固定されている。
ハウジング本体71の貫通穴73を貫通するインナメンバ101の軸部103には、シール部材の一具体例を示すOリング105が装着されている。このOリング105により、インナメンバ101とハウジング本体71との間を液密にシールして、撮像装置本体2の内部に水又は水分が入り込むのを防止するように構成している。
アウタメンバ106は、円形の固定部106aと、この固定部106aに連続して延在されたアーム部106bからなっている。アウタメンバ106の固定部106aの中央には、ネジ用穴107が設けられている。更に、固定部106aの上面には、ハウジング本体71の貫通穴73を貫通したインナメンバ101と嵌合するための嵌合溝108が設けられている。アウタメンバ106のアーム部106bの一辺は、固定部106aの接線方向に延びており、全体として先細の形状とされている。そして、アーム部106bの先端部分は下方に突出しており、アウタメンバ106の他の部分に比べて厚く形成されている。
また、撮像装置本体2の内部のアウタメンバ106の近傍には、第1の切換スイッチの一具体例を示す回転スイッチ111が配設されている。回転スイッチ111は、本体部101aと、アウタメンバ106に対向する一側面から突出するように設けられた入力部101bとを有している。この回転スイッチ111は、その入力部101bがアウタメンバ106のアーム部106bで蹴られることによって電源をオンし、その入力部101bからアーム部106bが離れることによって電源がオフされるように接点回路が構成されている。
前述したハウジング70、スライド部材80、回動部材100の材料としては、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)が好適である。しかしながら、ABSに限定されるものではなく、その他のエンジニアリングプラスチックを適用できることは勿論のこと、合成樹脂以外のアルミニウム合金等の金属を用いることもできる。また、バネ部材97の材質としては、ステンレス合金その他の金属が好適であるが、ABSその他のプラスチックを用いることもできる。
このような構成を有するスイッチ装置50は、例えば、次のようにして簡単に組み立てることができる。まず、ハウジング本体71の貫通穴74にシールプレート116を配設し、ハウジング本体71とシールプレート116を密着させる。次に、インナメンバ101の軸部103にOリング105を装着し、Oリング105が装着された軸部103をハウジング本体71の貫通穴73に貫通させる。そして、Oリング105をインナメンバ101の軸部103とハウジング本体71に密着させ、ハウジング本体71の内外を液密にシールする。
これにより、貫通穴73,74から撮像装置本体2の内部に塵や埃等が入り込むのを防止できることは勿論のこと、水や水分等の液体が浸入することを確実に防止することができる。その後、ハウジング本体71の貫通穴73を貫通したインナメンバ101の軸部103にアウタメンバ106の嵌合溝108を嵌合させて固定ネジ109により固定する。
次に、操作ボタン81の嵌合穴86にロック部材96を嵌合し、このロック部材96の下部、操作ボタン81の突状部84及び操作棒85をハウジング蓋体75の第1のガイド溝76及び第2のガイド溝77にそれぞれ貫通させる。続いて、第1のガイド溝76を貫通した操作ボタン81の突状部84にスライド板91を嵌合させて、バネ部材97と一緒に固定ネジ109で固定する。これにより、操作ボタン81、ハウジング板75、スライド板91を一体化させ、1つのボタン組立体として構成することができる。
次に、ハウジング蓋体75でハウジング本体71のスライド収納部72に蓋をするようにして、ハウジング本体71に前述したボタン組立体を取り付ける。このとき、同時にスライド板91の係合突起91cとハウジング本体71に取り付けたインナメンバ101のスリット102aを係合させる。最後に、ハウジング本体71の円弧部71aを覆うと共に、操作ボタン81を露出させるようにシール部材115を取り付ける。これにより、組み立て工程が完了する。このスイッチ装置50がディスク式防水型撮像装置1のディスク側蓋体13に取り付けられる。
このような構成を有するディスク式防水型撮像装置1によれば、例えば、次のようにして電源のオン・オフ操作及び撮影モードの切換操作を行うことができる。図15Aは、ディスク式防水型撮像装置1の電源がオフであるときのスイッチ装置50の状態を示す図である。図15Aに示すように、電源がオフである状態において、操作ボタン81の操作棒85は、ハウジング蓋体75に設けた第2のガイド溝77の細幅部77aと係合する位置にある。これにより、操作棒85の規制部85cと第2のガイド溝77の細幅部77aの周縁とが干渉するため、操作ボタン81は、弾性変形に対する規制がなされており、押圧操作ができないようになっている。
また、スイッチ装置50には、ハウジング70の上部とディスク蓋体13との間にシール部材115が介在されていると共に、ハウジング本体71の貫通穴73にシールプレート116が取り付けられ、インナメンバ101の軸部103にOリング105が装着されている。そのため、撮像装置本体2の内部に塵や埃等のゴミは勿論のこと、水又は水分が浸入することを確実に防止することができる。
次に、図15Bに示すように、操作ボタン81をF1方向に摺動動作させる。このとき、操作ボタン81の突状部84に固定されているスライド板91が、操作ボタン81と一体に摺動動作される。これにより、摺動動作したスライド板91のアーム部91bに設けた係合突起91cは、図13に示すようにインナメンバ101のスリット102aと係合されているため、スライド板91の摺動動作はインナメンバ101によって回動動作に変換される。更に、インナメンバ101の回動動作に連動してアウタメンバ106が回動動作することにより、回転スイッチ111の入力部111bがアウタメンバ106のアーム部106bに蹴られて電源をオンにする。
一方、操作ボタン81の摺動動作によって操作ボタン81の操作棒85は、図14に示すようにハウジング蓋体75に設けた第2のガイド溝77の操作可能部77bの位置に移動する。これにより、操作棒85の規制部85cが操作可能部77bを通過することができるようになるため、操作ボタン81は、押圧操作ができるようになる。そこで、図15Cに示すように、操作ボタン81の操作棒85が設けられている側の端部を押圧する(F2方向)。
これにより、操作ボタン81の押圧された操作棒85は、切り欠き部82,82を設けたことにより剛性が低くなった、例えばR点(若しくはその近傍)を支点に弾性変形される。その結果、操作ボタン81の操作棒85が、ハウジング本体71に取り付けられたシールプレート116を介して押しボタンスイッチ112の押圧ボタン112aを押圧し、その接点回路を切り換える。これにより、押しボタンスイッチ112の切換動作に基づいて、その撮影モード(例えば、静止画撮影、動画撮影、再生表示等)が、操作ボタン81を押圧する毎に切り換えられる。
一方、ディスク式防水型撮像装置1の電源をオフにする場合には、操作ボタン81を図15Bに示すF3方向に摺動動作させる。このとき、操作ボタン81と一体にスライド部材80が摺動動作すると共に、インナメンバ101及びアウタメンバ106が回動動作を行い、アウタメンバ106のアーム部106bが回転スイッチ111の入力部111bから離れる。このようにしてディスク式防水型撮像装置1の電源をオフすることができる。
図17A〜Dは、第2のガイド溝77と操作可能部77b〜77dとの位置関係の他の実施例を示すものである。前記実施例において、ハウジング蓋体75に設けた第2のガイド溝77は、ガイド溝の一端に操作可能部77bがある形状(略T字形)としたが、図17A〜Dのような配置構成とすることもできる。
即ち、図17Aに示すガイド溝77Aは、細幅部77aの略中央部に操作可能部77bを設けたものである。図17Bに示すガイド溝77Bは、細幅部77aの両端部にそれぞれ操作可能部77b,77cを設けたものである。図17Cに示すガイド溝77Cは、細幅部77aの略中央部と一方の端部との2個所に操作可能部77b,77cを設けたものである。また、図17Dに示すガイド溝77Dは、細幅部77aの略中央部と両端部との3個所に操作可能部77b,77c,77dを設けたものである。各操作可能部には、それぞれ1つの切換スイッチが配置される。
図17Aに示す配置構成の場合には、前述した実施例と同様に1個のスイッチを第1の切換スイッチとして用いて、その接点回路の切換操作を行うことができる。図17B及び図17Cに示す配置構成の場合には、2個のスイッチを第1の切換スイッチとして用いることができ、2個所の操作可能部において各切換スイッチの接点回路の切換操作を行うことができる。また、図17Dに示す配置構成の場合には、3個のスイッチを第1の切換スイッチとして用いることができ、3個所の操作可能部において各切換スイッチの接点回路の切換操作を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、スイッチ装置の防水(防滴)機能を保ったまま、1つのスライド部材による一連の動作の中で、2又は3以上の切換スイッチの操作を簡単且つ確実に行うことができ、スイッチ装置の部品点数を削減することができる。これにより、コストアップを防ぐことができると共に、防水型電子機器の小型化を図ることができる。また、スイッチ装置の操作を片手で簡単に行うことができ、装置全体の操作性を向上することができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例においては、防水型電子機器としてディスク式防水型撮像装置を適用した例について説明したが、電子スチルカメラ、カメラ機能付き携帯電話機、カメラ機能付きPHSその他の撮像装置は勿論のこと、撮像装置以外の電子機器、例えば、記録再生装置、パーソナルコンピュータその他各種の防水型電子機器に幅広く適用できるものである。
1…ディスク式防水型撮像装置(防水型電子機器)、 2…撮像装置本体、 3…ディスクドライブ装置、 5…レンズ装置、 7…タッチパネル装置(表示装置)、 10…センタ枠体、 11…レンズ側外装体、 12…バックル、 13…ディスク蓋体、 36…テーブル回転装置、 47…ディスク装着部、 48…開口窓、 50…スイッチ装置、 62…撮影レンズ、 70…ハウジング、 71…ハウジング本体、71a…円弧部、 71b…弦部、 72…スライド収納部、 75…ハウジング蓋体、 76…第1のガイド溝、 77…第2のガイド溝、 77a…細幅部、 77b…操作可能部、 81…操作ボタン、 83…切り欠き部、 84…突状部、 85…操作棒、 85a…押圧部、 85b…括れ部、 85c…規制部、 91…スライド板、 91a…固定部、 91b…アーム部、 91c…係合突起、 100…回動部材、 101…インナメンバ、 105…Oリング(シール部材)、 106…アウタメンバ、 111…回転スイッチ(第1の切換スイッチ)、 112…押しボタンスイッチ(第2の切換スイッチ)、 115…シール部材、 116…シールプレート
Claims (5)
- スライド収納部を有するハウジングと、
前記スライド収納部にスライド移動可能に収納されると共に弾性変形可能とされた操作部を有するスライド部材と、
前記ハウジングに回動自在に支持されると共に前記スライド部材のスライド動作を回動動作に変換する回動部材と、
前記回動部材の回動軸部に装着され前記ハウジングとの間を液密にシールするシール部材と、
前記回動部材の回動動作によって接点回路が切り換えられる第1の切換スイッチと、
前記スライド部材の前記操作部を押圧操作することにより接点回路が切り換えられる第2の切換スイッチと、
を備えてなることを特徴とする防水型電子機器。 - 前記ハウジングに、前記スライド部材の移動を規制するガイド溝を設けると共に、当該ガイド溝には前記操作部の弾性変形を許容するための操作可能部を設け、当該操作可能部の近傍に前記第2の切換スイッチを配置したことを特徴とする請求項1に記載の防水型電子機器。
- 前記スライド部材は、前記ハウジングを貫通する操作棒を有し、当該操作棒には前記ガイド溝に摺動可能に係合される括れ部を設け、前記ガイド溝には、前記操作棒の前記括れ部に連続する幅広の規制部が通過可能な開口部を設け、当該開口部を前記操作可能部としたことを特徴とする請求項2に記載の防水型電子機器。
- 前記操作部は、前記スライド部材の一部分の剛性を他の部分の剛性よりも低くすることにより弾性変形可能として構成したことを特徴とする請求項1に記載の防水型電子機器。
- 前記操作部は、前記スライド部材に切欠き部を設けることにより当該切欠き部におけるスライド部材の剛性を他の部分の剛性よりも低くして撓み変形を容易にしたことによって形成したことを特徴とする請求項1に記載の防水型電子機器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102089706B (zh) * | 2008-06-18 | 2012-05-23 | 三和科技有限公司 | 用户可配置的相机防水装置 |
US10014637B2 (en) | 2015-10-20 | 2018-07-03 | Sony Mobile Communications Inc. | Connector receptacle interfacing circuit and method of operation |
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- 2004-11-17 JP JP2004333642A patent/JP2006147259A/ja active Pending
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