JP2006147077A - 多値情報記録再生方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 符号間干渉の影響が軽微な再生信号を用いて高密度多値記録再生が可能な多値情報記録再生方法及び装置方法を提供する。
【解決手段】 光スポットの中心がセルとそれに続くセルとの境界に来た時に再生信号をサンプリングしたセル間値に基づいてそのセル間値を得た前後のセルの多値情報を判定する。このセル間値は前後のセルのレベルの組み合わせにより決まり、それより外側のセルの影響を受けにくい(符号間干渉の影響が軽微)。また、情報を記録する際には、予め決められた多値の情報ピットを先頭に記録し、更に、情報を記録する際には、予め決められた多値の情報ピットを一定数のセル毎に挿入して記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多値情報の記録或いは再生を行う多値情報記録再生方法及び装置に関するものである。
近年、光メモリ産業は拡大しつつあり、再生専用のCDやDVDから、金属薄膜や色素系記録材料を用いた追記型、更には、光磁気材料や相変化材料を用いた書き換え型まで開発され、その応用も民生からコンピュータの外部メモリへと拡大している。そして、更に記録容量の高密度化の研究開発が進められており、情報の記録再生に関する光スポットを微小化する技術として、光源の波長は赤色(650nm)から、青紫色(405nm)になりつつある。また、対物レンズの開口数も0.6や0.65から0.85へと高められようとしている。更に、一方では、同じ光スポットの大きさを用いて、より効率のよい多値記録再生の技術も提案されている。
例えば、本願発明者は、多値記録再生技術の方式として、特開平5−128530号公報において、光学的情報記録媒体の情報トラック上に、情報ピットのトラック方向の幅と、その情報ピットの再生用光スポットに対するトラック方向のシフト量の組み合せによって多値情報を記録する記録方法と、その多値記録した情報ピットを再生する際、予め学習しておいた検出信号と光スポットから得られた検出信号との相関より多値情報を再生する再生方法とを提案している(特許文献1)。
また、光ディスク分野の研究における国際学会であるISOM2003(Write−once Disks for Multi-level Optical Recording:予稿集Fr−Po−04)において、青紫色の光源(405nm)とNA0.65の光学系を用い、トラックピッチが0.46μmの光ディスクに対して、仮想的に設けた一つの情報ピットを記録する領域(以下、セルと記述する)のトラック方向の幅を0.26μmとし、8レベルの多値記録再生を行った発表がなされている(非特許文献1)。
8レベルの情報ピットの選択は、例えば、図12に示すようにセルのトラック方向(図中A方向)の幅を16等分し(16チャンネルビット)、レベル0は何も情報ピットを記録しない、レベル1は2チャンネルビットの幅、レベル2は4チャンネルビットの幅、レベル3は6チャンネルビットの幅、レベル4は8チャンネルビットの幅、レベル5は10チャンネルビットの幅、レベル6は12チャンネルビットの幅、レベル7は14チャンネルビットの幅とする。
このように選択した情報ピットをランダムに記録し、その反射光量を光検出器で受光し、得られた多値情報ピットからの再生信号を、光スポットの中心が、セルのトラック方向の幅の中央に来た時のタイミングでサンプリングすると、各レベルに対する再生信号の振幅は図13のような分布として得られる。
ここで、情報ピットが何も書かれていないレベル0が続く時の再生信号の振幅の大きさを『1』、レベル7の情報ピットが連続して記録されている時の再生信号の振幅の大きさを『0』として規格化している。
各レベルに対応する再生信号の値が幅を持つのは、注目している情報ピットの前後に書かれている情報ピットからの影響(符号間干渉)を受けるからである。図13のように隣のレベルと再生信号の振幅分布が重なっていると、固定した閾値では分離検出できない。
ISOM2003の発表の例には、これを解決するために、注目している情報ピットの値と、その前後の情報ピットの値とが予め分かっているピット列からの再生信号を読み取り記憶しておき(学習)、実際の情報ピットからの再生信号と記憶しておいた値とを比べて(相関をみる)、分離検出する方式が述べられている。この方式では、記録密度はおよそ16Gbit/inch2である。
特開平5−128530号公報 ISOM2003(Write−once Disks for Multi-level Optical Recording:予稿集Fr−Po−04)
ところで、更に、ISOM2003で発表された多値方式に適応し、青紫色の光源(405nm)とNA0.85の光学系を用い、光スポットを微小化して、およそ30Gbit/inch2程度の高密度化を狙おうとすると、符合間干渉の量が更に多くなり、図13に示す各レベルに対する再生信号の振幅分布の重なりが増え、そのままでは、再生誤りが増加するという欠点があった。
本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、その目的は、符号間干渉の影響が軽微な再生信号を用いて高密度多値記録再生が可能な多値情報記録再生方法及び装置方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、光スポットを用いて情報の記録或いは再生を行う光学的情報媒体のトラック上に、仮想的に一定間隔のセルを設けて、トラック方向の情報ピットの幅又は情報ピットの面積を変えることにより多値情報を記録或いは再生する多値情報記録再生方法において、光スポットの中心がセルとそれに続くセルとの境界に来た時に再生信号をサンプリングしたセル間値に基づいてそのセル間値を得た前後のセルの多値情報を判定することを特徴とする。
また、本発明は、光スポットを用いて情報の記録或いは再生を行う光学的情報媒体のトラック上に、仮想的に一定間隔のセルを設けて、トラック方向の情報ピットの幅又は情報ピットの面積を変えることにより多値情報を記録或いは再生する多値情報記録再生装置において、光スポットの中心がセルとそれに続くセルとの境界に来た時に再生信号をサンプリングしたセル間値に基づいてそのセル間値を得た前後のセルの多値情報を判定する手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、光スポットで多値情報を再生する際に符号間干渉の影響が軽微な再生信号を用いることで、更に高密度の多値情報の記録或いは再生を行うことができる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る多値情報記録再生装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
多値情報記録再生装置1は、制御回路2、スピンドルモータ3、光ディスク4、光ヘッド5、光ヘッド制御回路6、情報記録回路7、情報再生回路8、スピンドルモータコントローラ9及びインターフェースコントローラ10を有する。制御回路2は外部のコンピュータ等の情報処理装置との情報の送受信を制御し、光ディスク4に対する情報の記録や再生を情報記録回路7と情報再生回路8を制御することで行い、また、その他の稼働部を制御する。情報記録回路7は後述するように多値情報の記録を行い、情報再生回路8は多値情報の再生を行う。
スピンドルモータ3は、スピンドルモータコントローラ9により制御され、光ディスク4を回転駆動する。光ディスク4は、不図示の機構により多値情報記録再生装置1に対して挿入または排出可能な光学的情報記録媒体である。
光ヘッド5は、光ディスク4に光学的に情報を記録し、記録情報を再生する。光ヘッド5に関しては、例えば、光源の波長を405nm、対物レンズの開口数を0.85とすると、光スポットの大きさは、およそ0.405μmとなる。光ディスク4のトラックピッチは0.32μmとする。光ヘッド制御回路6は光ヘッド5による光スポットの位置を制御するものであり、オートトラッキング制御、シーク動作の制御、オートフォーカシング制御を行う。
図2は本発明の多値情報記録再生装置に用いる多値情報ピットのレベルの違いによるトラック方向(図中A方向)の幅を説明する図である。説明の便宜上、情報ピットのトラック方向と垂直な方向の幅は実際よりも小さく示している。
同図において、2本の太い実線に挟まれた領域はセルを示す。本実施形態では光スポットの大きさは約0.405μm、光ディスクのトラックピッチ0.32μmとしているので、セルの幅を約0.2μmにすると、面密度約30Gbit/inch2が達成できる。そこで、ここでは、セルの幅を0.2μmとして説明を続ける。
この場合、最短の情報ピット(レベル1)の幅は25nmとなり、以下順に、レベル2が50nm、レベル3が75nm、レベル4が100nm、レベル5が125nm、レベル6が150nm、レベル7が175nmとなっている。レベル0は何も記録しない状態とする。
本方式は、8値記録であり、一つのセルに3ビットを記録することができる。例えば、3ビットの情報に対して、図2に示すように(0,0,0)は0レベル、(0,0,1)は1レベル、(0,1,0)は2レベル、(0,1,1)は3レベル、(1,0,0)は4レベル、(1,0,1)は5レベル、(1,1,0)は6レベル、(1,1,1)は7レベルに対応させるものとする。もちろん、他の対応方式でもよい。
図3は光ディスク4上のトラック11に対してランダムな情報ピット12を記録した時の模式図と、光スポット13の関係を示す。例えば、記録消去可能な記録材料として相変化材を利用する場合、光ディスク4に光スポット13を照射し、記録パルス、消去パルス、冷却パルスのそれぞれの光量とタイミングを調整することにより、情報ピットの形状を変化させ、複数の再生レベルの情報ピットが形成される。
図3では、便宜上、矩形の情報ピットとし、情報ピットのトラック方向の幅を変化させた様子を示しているが、各レベルの面積に対応していれば、矩形の情報ピットでなくても、例えば、円形、楕円形、または矢尻型のマーク等であっても本発明の本質は変わらない。
なお、記録消去可能な記録材料としては相変化材料以外にも光磁気材料が利用できる。この場合、上述した多値情報記録再生装置で光スポット以外に図示しない磁気ヘッドからの磁界との協調作業により、情報ピットの形状を変化させ、複数の再生レベルの情報ピットを形成する。
更に、追記のみ可能な記録材料を適用することも可能であり、記録材料として有機色素や金属膜を利用でき、光ディスクに光スポットを照射し、記録光量とそれらのタイミングを調整することにより、情報ピットの形状を変化させ、複数の再生レベルの情報ピットが形成される。また、再生専用の記録媒体でも同様に情報ピットは位相ピットと呼ばれる凹凸形状として基板に形成でき、この位相ピットの面積或いは位相ピットの光学的な深さを変調することで多値レベルの記録が可能である。
記憶容量を増やすためには、セルの大きさを小さくする必要があり、小さくすると図3に示すように光スポット13内に2〜3個のセルの情報ピットが含まれることになる。このような多値レベルの記録を前提に本実施形態の原理を相変化材を利用した場合を例として説明を続ける。
図3において、矢印A方向は同様にトラック方向を示し、11は情報ピットを記録する光ディスク4上のトラックを示す。破線で区切られた領域が仮想的に設けられたそれぞれのセルであり、図2の方式に従って図3の上部に示すレベル数に対応する情報ピットが12の如く記録されている。13は光スポットである。
本実施形態では、光スポットの大きさ約0.405μmに対し、セルの幅を0.2μmとしている。このスケールだと、2値レベルの従来方式(例えば、1−7PP変調、2T=139nm)とした時の面密度約19.5Gbit/inch2に対して、約1.5倍の面密度向上が可能である。
次に、本方式による再生信号の様子を知るために、光学シミュレーションを行った結果を説明する。
図4は光学シミュレーションに用いたパラメータを示している。トラックのピッチは0.32μm、光スポットの大きさは0.405μm(波長405nm、対物レンズの開口数:NA0.85)、セルの大きさを0.2μmとする。与えた情報ピットの形状は、図2に示す通りとし、それぞれのレベルに対して図5に示すように与えるものとする。
図6は連続する3つのセルに8種類のレベルを順次組み合わせて与え(全ての組み合わせは8×8×8=512通り)、光スポットを初めのセル中心から3つ目のセル中心まで移動させた時の再生信号(反射光量)を計算したものである。
図6の下図には、セルのレベルの組み合わせ(0,1,6)から(7、1、6)の8通りを例にとって示す(3つのセル以外はすべて0レベルとしている)。図中の3本の実線の位置はそれぞれのセル中央に光スポットがある場合の再生信号(セル中央値)を示し、2本の破線の位置はセルとそれに続くセルの境界に光スポットがある場合の再生信号(セル間値)を示している。
これから分かることは、このパラメータにおいては真中のセルのセル中央値はレベル『1』に対応するものだが、左側のセルのレベルが『0』から『7』変化することで、同じ値を取らず、幅を持つことが分かる。これが符号間干渉の影響である。しかし、右側のセルのセル中央値は、真中のセルのレベルが『1』と同じであれば、更にその左側のセルのレベルが何であっても、ほぼ同じ値をとることが分かる。つまり、セル中央値に対する符号間干渉の影響の範囲は左右両隣のセルからのみで、それより外側の影響は無視できることが分かる。図4で真中のセル上にある光スポットの裾が左右のセル上にかかっていることからも直感的に分かる。
図7は3つの連続するセルに記録するレベルの全ての組み合わせにおいて、真中のセルのレベルを横軸に取り、それぞれの再生信号の振幅の分布を示すものである(ここでは、マーク部と非マーク部の反射率で規格化している)。
図13に示す分布よりも隣接するレベルの再生信号の分布の重なりが多くなり、このままでは固定の閾値を用いたレベルの識別は困難である。一般的には、再生信号を波形等化のような信号処理を行って再生信号の分布の分離度を高めようとする手法が採られる。しかし、それでも限界がある。ここでは、符号間干渉の影響の少ない、セルとそれに続くセルの境界の再生信号の値(セル間値)を用いて、セルに記録されている情報ピットのレベルを判定する方法について説明する。
図6に戻って説明を続ける。隣り合うセルの境界での再生信号(セル間値)に注目してみると、右側のセルと真中のセルの境界のセル間値がほぼ同じ値を取ることが分かる。つまり、左右のレベルの組み合わせが同じであれば(この場合は『1』と『6』)、その外側(この場合は左側のセル)のレベルが何であっても、セル間値に大きな影響を与えないことが分かり、符号間干渉の影響が軽微であることが分かる。
図8の左図は左右のセルの組み合わせ(全ての組み合わせは8×8=64通り)に対して、セル間値の再生信号の振幅分布を示す(マーク部と非マーク部の反射率で規格化している)。ここで、左右のセルのレベルの合計を横軸にとっている。つまり、(0,0)の0値から、(7,7)の14値まで15値に分類できる。
波形等化等の信号処理を加えなくても、0から14の15値に分離していることが分かる。そして、それぞれの15値に対応する左右のセルのレベルの組み合わせを右側に示す。
このことから、前のセルのレベルが既知であるならば、セル間値を検出することで後ろのセルのレベルが一義的に判定できる。例えば、前のセルのレベルが『3』と分かっていたとし、セル間値が『7値』と検出できたとすると、後ろのセルのレベルは7−3=4より、『4』と判定できる。一般的には、前のセルのレベルが『X』(0≦X≦7、Xは整数)、後ろのセルのレベルが『Y』(0≦Y≦7、Yは整数)、セル間値を『Z』(0≦Z≦14、Zは整数)とすると、X+Y=Z(または、Z−X=Y)となっている。
図9は左右のセルの境界に光スポットが来た時の位置関係を示すものである。光スポットの大きさ0.405μmに対して2つ分のセルの幅が0.4μmであり、光スポットのほとんどが左右のセル上にある。つまり、その外側からの影響がほとんど無いことが直感的にも分かる。
次に、ここまで説明した符号間干渉の影響の少ないセル間値を用いてセルのレベルを判定する方法による、多値の情報の記録及び再生の手順を図10、図11を用いて説明する。まず、情報を記録する場合には、図10に示すように多値情報記録再生装置1は情報の記録の命令を受けるとステップ1で操作を開始する。
ステップ2で、送られてきた記録情報をインターフェースコントローラ10で受け取る。次に、ステップ3で、図2に示すように記録情報を3ビット毎に8つのレベルに変換する(この場合には、変調をかけたり、エラー訂正符号を付加したりしてもよい)。
ステップ4では、8つのレベルの多値情報列の先頭に予め決められているレベル(例えば、0レベルの多値情報)を先頭に付加して光学的情報媒体である光ディスク4上の目標トラックに光ヘッド5を用いて多値情報を記録する。全ての記録情報を記録し終えると、ステップ5に進み、記録の操作を終了する。
次に、図11を用いて、このように記録された多値情報を再生する手順について説明する。多値情報記録再生装置1は情報の再生命令を受けると、ステップ6で操作を開始する。ステップ7では光ディスク4の目標トラックから光ヘッド5を用いてセル間値を順次読み出していく。
ステップ8において、先頭のセルのレベルは、この例では、0レベルと既知なので2番目のセルから、再生したセル間値を用いて図8に示す前後のセルのレベルの組み合わせと、セル間値の対応に基づいて順次レベルを判定していく。
ステップ9では、判定された各セルのレベルを図2のレベルと3ビットの組み合わせの対応に従って3ビットの情報に変換する(ここで、エラー訂正や変調を元に戻すことをしてもよい)。
ステップ10では、読み出された再生情報をインターフェースコントローラ10を介して送り出す。全ての情報を送り出すと、ステップ11に進み、再生の操作を終了する。
以上説明したように符号間干渉の影響の軽微なセル間値を用いることで、多値情報の再生が容易に行えることが分かる。
図10のステップ4では、先頭に予め決められたレベルを記録するとしたが、情報の中に(または変調後の情報の中に)0レベルが続く場合や、7レベルが続く場合、図8からも分かるように左右のセルのレベルはセル間値の再生により一義的に決まる。その値から、全ての値を判定することが出来る。
しかしながら、ノイズ等の影響により、読み取りエラーが生じる場合、一義的に決まる情報の記録個所が少ないと、エラーが伝播することも考えられる。そこで、一定の数のセル毎に予め決められたレベルの情報(多値の情報ピット)を記録するようにすれば、より確度の高い、多値情報の記録再生を行うことができる。
本発明に係る多値情報記録再生装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る多値情報ピットのレベルの違いによるトラック方向の幅とそれに対応する3ビットの組み合わせを説明する図である。 本発明に係るトラックに対してランダムな情報ピットを記録した時の模式図と光スポットの関係を示す図である。 本発明の再生原理を説明するための光学シミュレーションのパラメータを説明する図である。 本発明の再生原理を説明するための光学シミュレーションで与えた情報ピットの形状を説明する図である。 本発明の再生原理を説明するための光学シミュレーションの計算結果で、連続する3つのセルに書かれた情報ピットの組み合せに対する再生信号を説明する図である。 本発明に係る多値情報記録再生装置の光学系パラメータによるセル中央値の振幅分布を示す図である。 本発明に係る多値情報記録再生装置の光学系パラメータによるセル間値の振幅分布と、左右のセルのレベルの組み合わせを示す図である。 セル間値をサンプリングしている際の前後のセルと光スポットの位置関係を説明する図である。 本発明に係る多値情報記録再生装置の情報記録を説明するフローチャートである。 本発明に係る多値情報記録再生装置の情報再生を説明するフローチャートである。 従来の多値情報ピットのレベルの違いによるトラック方向の幅を説明する図である。 従来のセル中央値の振幅分布を説明する図である。
符号の説明
1 多値情報記録再生装置
2 制御回路
3 スピンドルモータ
4 光ディスク
5 光ヘッド
6 光ヘッド制御回路
7 情報記録回路
8 情報再生回路
9 スピンドルモータコントローラ
10 インターフェースコントローラ
11 トラック
12 情報ピット
13 光スポット

Claims (4)

  1. 光スポットを用いて情報の記録或いは再生を行う光学的情報媒体のトラック上に、仮想的に一定間隔のセルを設けて、トラック方向の情報ピットの幅又は情報ピットの面積を変えることにより多値情報を記録或いは再生する多値情報記録再生方法において、光スポットの中心がセルとそれに続くセルとの境界に来た時に再生信号をサンプリングしたセル間値に基づいてそのセル間値を得た前後のセルの多値情報を判定することを特徴とする多値情報記録再生方法。
  2. 情報を記録する際には、予め決められた多値の情報ピットを先頭に記録することを特徴とする請求項1に記載の多値情報記録再生方法。
  3. 情報を記録する際には、予め決められた多値の情報ピットを一定数のセル毎に挿入して記録することを特徴とする請求項1に記載の多値情報記録再生方法。
  4. 光スポットを用いて情報の記録或いは再生を行う光学的情報媒体のトラック上に、仮想的に一定間隔のセルを設けて、トラック方向の情報ピットの幅又は情報ピットの面積を変えることにより多値情報を記録或いは再生する多値情報記録再生装置において、光スポットの中心がセルとそれに続くセルとの境界に来た時に再生信号をサンプリングしたセル間値に基づいてそのセル間値を得た前後のセルの多値情報を判定する手段を有することを特徴とする多値情報記録再生装置。


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