JP2003091822A - 光情報記録方法、光情報記録装置および光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録方法、光情報記録装置および光情報記録媒体

Info

Publication number
JP2003091822A
JP2003091822A JP2001286253A JP2001286253A JP2003091822A JP 2003091822 A JP2003091822 A JP 2003091822A JP 2001286253 A JP2001286253 A JP 2001286253A JP 2001286253 A JP2001286253 A JP 2001286253A JP 2003091822 A JP2003091822 A JP 2003091822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
mark
pulse width
signal
optical information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001286253A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Shimizu
明彦 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001286253A priority Critical patent/JP2003091822A/ja
Publication of JP2003091822A publication Critical patent/JP2003091822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便で確実に最適記録パワーを決定すること
ができる光情報記録方法、光情報記録装置および光情報
記録媒体を提供すること。 【解決手段】 キャリブレイション時の記録パワーP
(n)をP(n)=Ps+n*pで算出し、記録を実行
する(S91)。S91で記録した領域を再生し、Lv
7部分をサンプリングし、その信号値をLv(n)とす
る(S92)。Lv7の信号変化率ΔLv(n)をΔL
v(n)={Lv7(n)−Lv(n−1)}/p式に
より算出する(S93)。ΔLvが所定の範囲内である
かどうか(ここでは、−0.002≦ΔLv≦0.00
2)を判定する(S94)。ΔLv(n)が所定範囲内
であるならば(S94;Y)、最適記録パワーPWOを
PWO=P(n)とする(S95)。一方、ΔLv
(n)が所定の範囲内でない場合(S94;N)、n=
n+1としてS91からの処理を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの記録
再生方法において、記録ピットの信号レベルを2値以上
の値に制御する光ディスクの多値記録のキャリブレーシ
ョンをすることができる光情報記録方法、光情報記録装
置および光情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ディスクは順次ピットを形
成し、ピットの深さを多段階に切り換えることで各ピッ
トによる多値のデータを記録するようになっている。こ
のような光記録装置について、特開平8−203079
号公報には、光磁気ディスクにテスト記録を行って光ビ
ームの記録パワーを最適値に設定するライトテスト方法
であって、ディスクに予め記録されているロープロセス
のパワーレベル(PL)、ハイプロセスのパワーレベル
(PH)、および熱干渉度の度合(Oth)を読み取る
工程と、この読み取られた情報に基づいて光ビームの多
値制御信号のレベルを求め、これらの多値制御信号の比
を算出する工程と、この比を一定に保ったままで光ビー
ムの記録パワーを変化させて所定の試し書きパターンを
ディスクに記録し、試し書きパターンを記録するごとに
試し書きパターンを再生して再生信号のアシンメトリを
検出し、アシンメトリの検出結果に基づいて光ビームの
最適パワーを決定する工程とを具備することにより、多
値制御による記録パワーの制御であっても、簡便で精度
よく記録パワーを最適値に設定できるようにしたライト
テスト方法および光情報記録装置が記載されている。
【0003】また、特開平10−134353号公報に
は、あらかじめ種々の組み合わせによって試験用データ
(DS)を記録して再生結果を得ておき、この再生結果
よりレーザビームを照射する条件である光量を補正し、
符号間干渉が最小となる条件を光ビームの最適パワーと
することにより、充分な振幅余裕及び位相余裕を確保し
て多値記録したデータを確実に再生することができるよ
うにする光記録装置、光記録媒体および光記録方法が記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14は、
上述の特開平8−203079号公報で記載されている
試し書きパターンを示している。特開平8−20307
9号公報記載の発明では、この試し書きパターン(8T
マーク+2Tスペースと8Tマーク+2Tマークの組み
合わせ)を利用して、アシンメトリが最小となる記録パ
ワーを最適条件として判断する。また、あらかじめ記録
されている3つの状態(ローパワー状態、最適記録パワ
ー状態、オーバーパワー状態)の多値信号に一致するそ
れぞれの記録パワーを求め、この試験結果から熱干渉の
影響を推定し、多値制御信号を算出する。しかしなが
ら、アシンメトリが最小となる条件で、必ずしも多値信
号が取りうる最大値(未記録状態)と最小値(記録マー
クが最大面積の状態)との差である多値信号の振幅が最
大となるわけではない。このため、アシンメトリの判定
だけで最適記録条件を決定することはできないものとな
る(図15参照)。
【0005】図16は、特開平10−134353号公
報で記載されている補正テーブルを示している。特開平
10−134353号公報記載の発明では、図16に示
したような組み合わせ(前データ、処理対象データ、後
データの組み合わせ、図16では4値記録で64通りの
組み合わせ)を試験パターンとして利用している。ま
た、記録された試験パターンを再生し、波形干渉が最小
となる記録パワーを最適記録条件としている。実際に記
録する全パターンで試し記録するため、(試し記録パワ
ーの水準数)X(全データパターン)で与えられる組み
合わせ数を記録する試し記録領域が必要になる。さらに
は、サンプリングした各多値レベルの偏差を評価する計
算量が膨大になってしまう。試し記録としては大掛かり
になってしまい、現実的でない。このため、簡便で確実
な試し記録方法(キャリブレイション方法)が求められ
ている。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、簡便で確
実に最適記録パワーを決定することができる光情報記録
方法、光情報記録装置および光情報記録媒体を提供する
ことである。本発明の第2の目的は、簡便で確実に最適
な記録パルス幅を決定することができる光情報記録方
法、光情報記録装置および光情報記録媒体を提供するこ
とである。本発明の第3の目的は、簡便で確実な試し記
録をすることができる光情報記録方法、光情報記録装置
および光情報記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、光学的に書き換え可能な光情報記録媒体に対して所
定の記録パワーでレーザ光を照射して記録マークを形成
し、前記記録マークを面積変調させることより記録すべ
き情報に応じて多値化された多値化情報が記録される光
情報記録方法において、前記所定の記録パワーのレーザ
光で照射された光情報記録媒体からの反射光強度分布の
変化を復調して得られる信号を多値化信号として取得す
る第1のステップと、前記面積変調として記録される複
数の記録マークのうち、前記記録マークの面積の増加に
対して前記第1のステップで取得された多値化信号の出
力レベルが最小となる記録マークを試験マークとして決
定する第2のステップと、前記第1のステップで取得さ
れた多値化信号の出力レベルが前記第2のステップによ
って決定された試験マークの多値化信号の出力レベルに
対して所定範囲内に存在する飽和状態となる記録パワー
を前記レーザ光の最適記録パワーとして設定する第3の
ステップと、からなることにより、前記第1の目的を達
成する。
【0008】請求項2記載の発明では、光学的に書き換
え可能な光情報記録媒体に対して所定の記録パルス幅で
レーザ光を照射して記録マークを形成し、前記記録マー
クを面積変調させることより記録すべき情報に応じて多
値化された多値化情報が記録される光情報記録方法にお
いて、前記レーザ光で照射された光情報記録媒体からの
反射光強度分布の変化を復調して得られる信号を多値化
信号として取得する第1のステップと、前記面積変調と
して記録される複数の記録マークのうち、前記記録マー
クの面積の増加に対して前記第1のステップで取得され
た多値化信号の出力レベルが最小となる記録マークを試
験マークとして決定する第2のステップと、 前記第1
のステップで取得された多値化信号の出力レベルが前記
第2のステップによって決定された試験マークの多値化
信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在する飽和状
態となる記録パルス幅を前記レーザ光の最適記録パルス
幅として設定する第3のステップと、前記第3のステッ
プによって設定された最適記録パルス幅を基準として他
の多値化信号を取得する際の記録パルス幅を決定する第
4のステップと、からなることにより、前記第2の目的
を達成する。
【0009】請求項3記載の発明では、光学的に書き換
え可能な光情報記録媒体に対して所定の記録パワーまた
は記録パルス幅でレーザ光を照射して記録マークを形成
し、前記記録マークを面積変調させることより記録すべ
き情報に応じて多値化された多値化情報が記録される光
情報記録方法において、前記所定の記録パワーまたは記
録パルス幅のレーザ光で照射された光情報記録媒体から
の反射光強度分布の変化を復調して得られる信号を多値
化信号として取得する第1のステップと、前記面積変調
として記録される複数の記録マークのうち、前記記録マ
ークの面積の増加に対して前記第1のステップで取得さ
れた多値化信号の出力レベルが最小となる記録マークを
試験マークとして決定する第2のステップと、前記第1
のステップで取得された多値化信号の出力レベルが前記
第2のステップによって決定された試験マークの多値化
信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在する飽和状
態となる記録パワーを前記レーザ光の最適記録パワーと
して設定する第3のステップと、前記第1のステップで
取得された多値化信号の出力レベルが前記第2のステッ
プによって決定された試験マークの多値化信号の出力レ
ベルに対して所定範囲内に存在する飽和状態となる記録
パルス幅を前記レーザ光の最適記録パルス幅として設定
する第4のステップと、前記第4のステップによって設
定された最適記録パルス幅を基準として他の多値化信号
を取得する際の記録パルス幅を決定する第5のステップ
と、からなることにより、前記第1および前記第2の目
的を達成する。
【0010】請求項4記載の発明では、光学的に書き換
え可能な光情報記録媒体に対して所定の記録パワーまた
は記録パルス幅でレーザ光を照射して記録マークを形成
し、前記記録マークの面積変調させることより記録すべ
き情報に応じて多値化された多値化情報が記録される光
情報記録装置において、前記所定の記録パワーまたは記
録パルス幅のレーザ光で照射された光情報記録媒体から
の反射光強度分布の変化を復調して得られる信号を多値
化信号として取得する信号取得手段と、前記面積変調と
して記録される複数の記録マークのうち、前記記録マー
クの面積の増加に対して前記信号取得手段で取得された
多値化信号の出力レベルが最小となる記録マークを試験
マークとして決定する決定手段と、前記信号取得手段で
取得された多値化信号の出力レベルが前記決定手段によ
って決定された試験マークの多値化信号の出力レベルに
対して所定範囲内に存在する飽和状態となる記録パワー
を前記レーザ光の最適記録パワーとして設定する記録パ
ワー設定手段と、前記信号取得手段で取得された多値化
信号の出力レベルが前記決定手段によって決定された試
験マークの多値化信号の出力レベルに対して所定範囲内
に存在する飽和状態となる記録パルス幅を前記レーザ光
の最適記録パルス幅として設定する記録パルス設定手段
と、前記記録パルス設定手段によって設定された最適記
録パルス幅を基準として他の多値化信号を取得する際の
記録パルス幅を決定する記録パルス決定手段と、を備え
たことにより、前記第3の目的を達成する。
【0011】請求項5記載の発明では、光学的に書き換
え可能な光情報記録媒体に対して所定の記録パワーまた
は記録パルス幅でレーザ光を照射して記録マークを形成
し、記録マークを面積変調させることより記録すべき情
報に応じて多値化された多値化情報が記録される光情報
記録媒体において、前記所定の記録パワーまたは記録パ
ルス幅のレーザ光で照射された光情報記録媒体からの反
射光強度分布の変化を復調して得られる信号を多値化信
号として取得する信号取得手段と、前記面積変調として
記録される複数の記録マークのうち、前記記録マークの
面積の増加に対して前記信号取得手段で取得された多値
化信号の出力レベルが最小となる記録マークを試験マー
クとして決定する決定手段と、前記信号取得手段で取得
された多値化信号の出力レベルが前記決定手段によって
決定された試験マークの多値化信号の出力レベルに対し
て所定範囲内に存在する飽和状態となる記録パワーを前
記レーザ光の最適記録パワーとして設定する記録パワー
設定手段と、前記信号取得手段で取得された多値化信号
の出力レベルが前記決定手段によって決定された試験マ
ークの多値化信号の出力レベルに対して所定範囲内に存
在する飽和状態となる記録パルス幅を前記レーザ光の最
適記録パルス幅として設定する記録パルス設定手段と、
前記記録パルス設定手段によって設定された最適記録パ
ルス幅を基準として他の多値化信号を取得する際の記録
パルス幅を決定する記録パルス決定手段と、を備えたこ
とにより、前記第3の目的を達成する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図1ないし図13を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る記録パルス波形の構成を示
した図である。基本的には、レーザ光の強度を変調する
記録パルス波形は、矩形状の消去パルス(レーザ光を記
録マークを消去可能な光強度値に設定)と、矩形状の記
録パルス(レーザ光を記録マークを形成可能な光強度値
に設定)と、オフパルス(レーザ光を再生時光強度以下
の値に設定)と、矩形状の消去パルスとが連続して繰り
返されるパルス波形により構成されている。記録トラッ
ク上は、時間幅T5に相当する円周方向の長さで分割さ
れている。この分割された記録トラックを以降、セルと
記述する。このセルに記録される記録マークの長さML
は、記録パルス幅(T2−T1)と、消去パルスの開始
位置T4の設定値によって調整が可能である。また、記
録マーク長を変更した場合でもセルの中心に記録マーク
が配置される様に、T1とT4とを調整する。例えば、
図1の記録マーク長さMLをML’に変更する場合、T
1とT4をそれぞれT1+sとT4−sに設定すること
で、記録マークの位置調整が可能になる。
【0013】記録マークMLに対して記録パルス幅(T
2−T1)を短く設定し、記録パルスの後にオフパルス
を配置している。記録パルス幅に相当するレーザ光の照
射で、記録膜が加熱されて記録マークが形成され、熱拡
散の影響でオフパルス幅の領域にも記録マークが広が
る。オフパルス後方に配置した消去パルスにより、広が
った記録マークが消去されることで、図1に示す記録マ
ークが形成できる。この記録方式では、同じ記録マーク
長MLを記録する場合でも従来法よりも短い記録パルス
幅(T2−T1)の照射で記録できるので、記録膜に与
える熱量を低く抑えることができ、特に、熱拡散による
半径方向の記録マークの広がりを小さくすることができ
る。また、この原理から、所望の多値信号に対応して前
記オフパルス幅を変調し、記録マークの面積を変化させ
ることが可能となる。
【0014】次に、面積変調の原理について説明する。
図2は、記録マーク面積の変調で多値信号が得られる原
理を示した図である。なお、以下において光学的書き換
えが可能な光情報記憶媒体に対してレーザ光が照射さ
れ、多値化情報が照射による反射光の光強度分布の変化
として復調された信号を多値化信号という。また、多値
化情報が記録マークの面積変化として変調記録されるこ
とを面積変調という。光記録材料としては、光記録によ
り形成された記録マーク部分の反射率が下がる(例え
ば、CD−RWで使われている相変化記録タイプ)場合
の例が示してある。記録マークの面積(記録マークの長
さML)が大きい程、多値化信号のレベル(図2ではマ
ークレベルと表記)は下がる傾向にある。記録再生のビ
ームスポットがガウス分布(図示せず)であるため、図
3で示すように、記録マークの占有率(ML/CEL
L)が0.5を越えた付近からレベルの減少が緩やかに
なり、0.8付近から多値化信号のレベルが飽和する傾
向に向かっている。この関係を利用して、所望の多値化
信号のレベルに対応した記録マーク面積を選択すること
で、多値化情報の記録と再生が可能となる。
【0015】次に、試し記録方法(記録パワーキャリブ
レイション)について説明する。図4は、理想的な多値
記録マークパターンの例を示した図である。記録マーク
がグルーブトラックに記録された場合の例である。グル
ーブの側壁で半径方向の熱拡散が抑制されることによ
り、記録マークは、グルーブトラックの幅以上に広がり
難い性質を有する。記録パワーを高めて行くと、記録マ
ークの先端部分は一定値まで広がって飽和する。また、
記録マークの終端部分は消去パルスの効果で広がらな
い。この飽和領域は、記録パワーの変動に対して記録マ
ークの大きさが変化し難い、安定な状態の領域というこ
とになる。さらに記録パワーを高めると、対象となる記
録マークの周辺(前後の記録マークや、隣接トラックの
記録マーク)に影響が出始め、図5に示したような前の
記録マークの記録状態によって後の記録マークの大きさ
が変化したり、隣接トラックの記録マークを消去する悪
影響(クロスイレース)が出始める。このように、過度
の記録パワーは、多値化信号のレベル偏差を増加させ
る。
【0016】この過度の記録パワーによる周辺記録マー
クへの影響は、熱拡散が原因であるため、前後の記録マ
ークの間隔が狭い程、その影響は大きいものとなる。こ
の原理から、面積変調として記録される複数記録マーク
のうち、多値化信号のレベルが最小(反射光量が最も低
いレベル)となる記録マークを試験マークとして採用
し、この多値化信号レベルの変化を観測することで、記
録マーク形成が飽和状態となる記録パワーを探すことが
できる。この飽和状態の記録パワーは、最大の記録マー
ク面積を得る最も記録効率が良い状態であり、最適記録
パワーとなる。(この現象の確認についての詳細は、後
述の記録パワーのキャリブレイション結果で説明す
る)。
【0017】次に、試し記録方法(記録パルスのキャリ
ブレイション)について説明する。前述の試し記録方法
(記録パワーキャリブレイション)の説明において、過
度の記録パワーによる熱拡散の問題について記載した
が、試験マークを記録するパルス幅を過度に長くした場
合にも、前後の記録マークとの間隔が狭くなり、過度の
記録パワーの場合と同じように熱拡散の影響が生じる。
この影響により、前の記録マークの記録状態によって後
の記録マークの大きさが変化し、多値化信号のレベル偏
差が増加する。このため、多値化信号を記録するパルス
幅をキャリブレイションする必要がある。最適記録パワ
ーのキャリブレイションと同じように、面積変調として
記録される複数記録マークのうち、多値化信号のレベル
が最小(反射光量が最も低いレベル)となる記録マーク
を試験マークとして採用し、この多値化信号レベルの変
化を観測することで、記録マーク形成が飽和状態となる
試験マークのパルス幅を探すことができる(この現象の
確認についての詳細は、後述の多値化記録のパルス幅の
キャリブレイション結果で説明する)。
【0018】図6は、多値化信号を記録するパルス幅の
割合と多値化信号の関係を示した図である。多値化信号
を記録するパルス幅の割合は、(記録パルス幅+オフパ
ルス幅)/セル長で求められる。試験マークには、図6
中に示したパルス幅割合約0.8のレベルが最小となる
マークを使用している。前述したように、記録マーク形
成が飽和状態となる試験マークのパルス幅を基準とし
て、図6に示したパルス幅の割合と多値化信号の関係か
ら他の多値化信号を得る記録条件(パルス幅)を算出す
ることができる。すなわち、あらかじめ図6の関係(各
多値化信号のレベルを得るパルス幅の比)が判っていれ
ば、試験マークだけを決定するだけで、所望のすべての
多値化信号のレベルを試験記録する必要がなく、簡便で
確実な記録パルスのキャリブレイションを実現すること
ができる。図6の情報は、光情報記録装置が初期条件値
として持っていても良いし、また光情報記録媒体の初期
情報として記録されているようにしてもよい。
【0019】次に、記録パワーのキャリブレイション結
果について説明する。図7は、光情報記録装置の構成を
示した図である。図7に示したような光情報記録装置を
利用して記録再生を実施する。記録再生波長λは、65
0nm、対物レンズの開口数NA=0.65、光情報記
録媒体に集光されたビーム径は約0.8μmである(一
般的な書換え可能なDVD記録装置の構成と同様となっ
ている)。光情報記録媒体は、相変化材料AgInSb
Teの書換え可能なタイプを利用した。また、記録マー
クはグルーブと呼ばれる溝上に形成し、隣接グルーブと
の間隔(トラックピッチ)は0.74μmに、グルーブ
の幅は約0.4μmで、記録再生の線速度は約3.5m
/sに設定した。セルの円周方向長さは、約0.6μm
である。消去パワーは、記録パワーの0.5〜0.6倍
の数値に設定している。多値化情報のレベル数は8値記
録とし、試験マークを記録するパルス幅割合は、0.9
(レベル7)に設定している(図6に示した各データを
参照)。
【0020】図8は、記録パワーのキャリブレイション
結果を示した図である。また、図9は、記録パワーのキ
ャリブレイション処理手順を示したフローチャートであ
る。まず、キャリブレイション時の記録パワーP(n)
をP(n)=Ps+n*pで算出し、記録を実行する
(ステップ91)。ここで、Psは初期記録パワー値、
pは記録パワー変更水準、nは整数を表している。ステ
ップ91で記録した領域を再生し、Lv7部分をサンプ
リングし、その信号値をLv(n)とする(ステップ9
2)。そして、Lv7の信号変化率ΔLv(n)をΔL
v(n)={LΔΔv7(n)−Lv(n−1)}/p
式により算出する(ステップ93)。そして、ΔLvが
所定の範囲内であるかどうか(ここでは、−0.002
≦ΔLv≦0.002)を判定する(ステップ94)。
ΔLv(n)が−0.002≦ΔLv≦0.002の範
囲であるならば(ステップ94;Y)、最適記録パワー
PWOをPWO=P(n)とする(ステップ95)。一
方、ΔLv(n)が−0.002≦ΔLv≦0.002
の範囲でない場合(ステップ94;N)、n=n+1と
してステップ91からの処理を繰り返す。図9に示した
処理手順による処理結果から、多値化信号のレベルが飽
和状態となる記録パワーは、13.6mW付近と推定で
きる。図10は、最適記録パワーで記録した場合、過度
な記録パワー状態の15mWの場合のそれぞれにおける
8値記録した各多値化信号のレベル偏差(σ値)につい
て測定した結果を示した図である。図10の結果から、
各多値化信号レベルの偏差が、過度な記録状態(記録パ
ワー15mW)に対して、3、4割減少していることが
わかる。
【0021】次に、多値化記録の記録パルス幅のキャリ
ブレイション結果について説明する。記録パワーのキャ
リブレイション結果と同じように、図7の光情報記録装
置の構成を利用して記録再生を実施する。記録再生波長
λは、650nm、対物レンズの開口数NA=0.6
5、光情報記録媒体に集光されたビーム径は約0.8μ
mである(一般的な書換え可能なDVD記録装置の構成
と同様となっている)。光情報記録媒体は、相変化材料
AgInSbTeの書換え可能なタイプを利用した。ま
た、記録マークはグルーブと呼ばれる溝上に形成し、隣
接グルーブとの間隔(トラックピッチ)は0.74μm
に、グルーブの幅は約0.4μmで、記録再生の線速度
は約3.5m/sに設定した。セルの円周方向長さは、
約0.6μmである。多値化情報のレベル数は8値記録
とし、試験マークを記録するパルス幅割合は、レベル7
を採用している(図6に示した各データを参照)。ま
た、記録パワーは14mW、消去パワーは8mWに設定
している。
【0022】図11は、記録パルス幅のキャリブレイシ
ョン結果を示した図である。図12は、記録パルスのキ
ャリブレイション処理手順を示したフローチャートであ
る。まず、キャリブレイション時の記録パルス長TPW
(n)をTPW(n)=TPWs+n*wで算出し、記
録を実行する(ステップ121)。ここで、TPWsは
初期記録パルス値、wは記録パルス変更水準、nは整数
を表している。ステップ121で記録した領域を再生
し、Lv7部分をサンプリングし、その信号値をLv
(n)とする(ステップ122)。Lv7の信号変化率
ΔLv(n)を式ΔLv(n)={Lv7(n)−Lv
(n−1)}/pで算出する(ステップ123)。ΔL
v(n)が所定の範囲であるかどうか(ここでは−0.
002≦ΔLv≦0.002)を判定する。ΔLvが−
0.002≦ΔLv≦0.002の範囲内であるならば
(ステップ124;Y)、最適記録パルス幅TPW7を
TPW7=TPW(n)とする(ステップ125)。そ
して、TPW7のパルス幅から各パルス幅TPW(m)
を設定する(ステップ126)。一方、ΔLvが−0.
002≦ΔLv≦0.002の範囲内でない場合(ステ
ップ124;N)、n=n+1としてステップ121か
らの処理を繰り返す。
【0023】上述した処理結果から、試験マークの多値
化信号のレベルが飽和状態となるは、パルス幅が0.8
5付近と推定できる。この最適パルス幅のデータを基準
に、第8図の関係を参照して8値記録するための各パル
ス幅を算出した。図13は、この各記録パルス幅の結果
に基づいて再度記録した場合と、過度なパルス幅の状態
である0.9の場合のそれぞれにおける8値記録した各
多値化信号のレベル偏差(σ値)について測定した結果
を示した図である。図13の結果から、各多値化信号レ
ベルの偏差が、過度な記録状態(パルス幅設定0.9)
に対して、4割以上減少していることがわかる。
【0024】以上のように、本実施の形態では、適正な
記録条件をキャリブレイションするために、記録パワー
とパルス幅の両者の適正化を行うので、単独のキャリブ
レイションよりも、各多値化信号のレベル偏差(σ値)
を減少効果を大きくすることができる。また、このよう
なキャリブレイション処理は、CD−Rのパワーキャリ
ブレイションと同じように、ユーザが使用しない領域、
例えば、記録領域の最内周で行うことができる。また、
光情報記録装置と光情報記録媒体の組み合わせによって
最適な記録条件は変化するため、ユーザのデータを記録
する前に毎回実施することが望ましい。
【0025】本実施の形態の光情報記録方法では、記録
マーク面積の増加に対して多値化信号のレベル変化が飽
和する寸前状態の記録マークを試験マークとして採用し
ているので、過度の記録パワーによる熱拡散の変化を感
知しやすく、確実に最適記録パワーを決定することがで
きる。また、本実施の形態の光情報記録方法では、記録
マーク面積の増加に対して多値化信号のレベル変化が飽
和する寸前状態の記録マークを試験マークとして採用し
ているので、過度の記録時のパルス幅による熱拡散の変
化を感知しやすく、確実に最適記録時のパルス幅を決定
することができる。また、この最適パルス幅のデータを
基準に、記録パワーと多値化情報記録に必要な各レベル
の記録パルス幅関係(図6参照)を参照して多値化記録
するための各パルス幅を算出することができるので、簡
便に記録条件を決定することができる。
【0026】また、本実施の形態の光情報記録装置で
は、記録マーク面積の増加に対して多値化信号のレベル
変化が飽和する寸前状態の試験マークを参照して多値化
記録するための各パルス幅を決定する情報(図6に示し
たような記録パワーと多値化情報記録に必要な各レベル
の記録パルス幅の関係)があらかじめ記憶されているの
で、簡便で確実な試し記録をすることができる。また、
本実施の形態の光情報記録媒体では、記録マーク面積の
増加に対して多値化信号のレベル変化が飽和する寸前状
態の試験マークを参照して多値化記録するための各パル
ス幅を決定する情報(図6に示したような記録パワーと
多値化情報記録に必要な各レベルの記録パルス幅の関
係)があらかじめ記録されているので、簡便で確実な試
し記録をすることができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、第1のステッ
プで取得された多値化信号の出力レベルが前記第2のス
テップによって決定された試験マークの多値化信号の出
力レベルに対して所定範囲内に存在する飽和状態となる
記録パワーを前記レーザ光の最適記録パワーとして設定
するので、過度の記録パワーによる熱拡散の変化を感知
しやすく、確実に最適記録パワーを決定することができ
る。
【0028】請求項2記載の発明では、第1のステップ
で取得された多値化信号の出力レベルが第2のステップ
によって決定された試験マークの多値化信号の出力レベ
ルに対して所定範囲内に存在する飽和状態となる記録パ
ルス幅を前記レーザ光の最適記録パルス幅として設定
し、この設定された最適記録パルス幅を基準として他の
多値化信号を取得する際の記録パルス幅を決定するの
で、過度の記録時のパルス幅による熱拡散の変化を感知
しやすく、確実に最適記録時のパルス幅を決定すること
ができ、簡便に記録条件を決定することができる。
【0029】請求項3記載の発明では、第1のステップ
で取得された多値化信号の出力レベルが前記第2のステ
ップによって決定された試験マークの多値化信号の出力
レベルに対して所定範囲内に存在する飽和状態となる記
録パワーまたは記録パルス幅を前記レーザ光の最適記録
パワーまたは最適記録パルス幅として設定するので、確
実に最適記録パワーまたは最適記録時のパルス幅を決定
することができ、簡便に記録条件を決定することができ
る。
【0030】請求項4記載の発明では、光情報記録装置
が設定された最適記録パワーおよび最適記録パルス幅を
初期設定値として記憶しているので、簡便で確実な試し
記録をすることができる。
【0031】請求項5記載の発明では、光情報記録媒体
が設定された前記最適記録パワーおよび前記最適記録パ
ルス幅を初期設定値として記憶しているので、簡便で確
実な試し記録をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る記録パルス波形の構成を示
した図である。
【図2】記録マーク長と多値信号の関係を示した図であ
る。
【図3】記録マークの大きさと多値信号レベルの関係を
示した図である。
【図4】理想的な記録マーク状態例を示した図である。
【図5】オーバー記録パワーの場合を示した図である。
【図6】記録パルスの割合と多値化信号の関係を示した
図である。
【図7】光情報記録装置の構成を示した図である。
【図8】最適記録パワーの検出を示した図である。
【図9】記録パワーのキャリブレイション処理手順を示
したフローチャートである。
【図10】最適記録パワーで記録した場合、過度な記録
パワー状態の15mWの場合のそれぞれにおける8値記
録した各多値化信号のレベル偏差(σ値)について測定
した結果を示した図である。
【図11】最適記録パルス幅の検出を示した図である。
【図12】記録パルスのキャリブレイション処理手順を
示したフローチャートである。
【図13】記録パルス幅の結果に基づいて再度記録した
場合と、過度なパルス幅の状態である0.9の場合のそ
れぞれにおける8値記録した各多値化信号のレベル偏差
(σ値)について測定した結果を示した図である。
【図14】試し書きパターンを示した図である。
【図15】記録パワーと多値信号の関係を示した図であ
る。
【図16】補正値テーブルを示した図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に書き換え可能な光情報記録媒体
    に対して所定の記録パワーでレーザ光を照射して記録マ
    ークを形成し、前記記録マークを面積変調させることよ
    り記録すべき情報に応じて多値化された多値化情報が記
    録される光情報記録方法において、 前記所定の記録パワーのレーザ光で照射された光情報記
    録媒体からの反射光強度分布の変化を復調して得られる
    信号を多値化信号として取得する第1のステップと、 前記面積変調として記録される複数の記録マークのう
    ち、前記記録マークの面積の増加に対して前記第1のス
    テップで取得された多値化信号の出力レベルが最小とな
    る記録マークを試験マークとして決定する第2のステッ
    プと、 前記第1のステップで取得された多値化信号の出力レベ
    ルが前記第2のステップによって決定された試験マーク
    の多値化信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在す
    る飽和状態となる記録パワーを前記レーザ光の最適記録
    パワーとして設定する第3のステップと、からなること
    を特徴とする光情報記録方法。
  2. 【請求項2】 光学的に書き換え可能な光情報記録媒体
    に対して所定の記録パルス幅でレーザ光を照射して記録
    マークを形成し、前記記録マークを面積変調させること
    より記録すべき情報に応じて多値化された多値化情報が
    記録される光情報記録方法において、 前記レーザ光で照射された光情報記録媒体からの反射光
    強度分布の変化を復調して得られる信号を多値化信号と
    して取得する第1のステップと、 前記面積変調として記録される複数の記録マークのう
    ち、前記記録マークの面積の増加に対して前記第1のス
    テップで取得された多値化信号の出力レベルが最小とな
    る記録マークを試験マークとして決定する第2のステッ
    プと、 前記第1のステップで取得された多値化信号の出力レベ
    ルが前記第2のステップによって決定された試験マーク
    の多値化信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在す
    る飽和状態となる記録パルス幅を前記レーザ光の最適記
    録パルス幅として設定する第3のステップと、 前記第3のステップによって設定された最適記録パルス
    幅を基準として他の多値化信号を取得する際の記録パル
    ス幅を決定する第4のステップと、からなることを特徴
    とする光情報記録方法。
  3. 【請求項3】 光学的に書き換え可能な光情報記録媒体
    に対して所定の記録パワーまたは記録パルス幅でレーザ
    光を照射して記録マークを形成し、前記記録マークを面
    積変調させることより記録すべき情報に応じて多値化さ
    れた多値化情報が記録される光情報記録方法において、 前記所定の記録パワーまたは記録パルス幅のレーザ光で
    照射された光情報記録媒体からの反射光強度分布の変化
    を復調して得られる信号を多値化信号として取得する第
    1のステップと、 前記面積変調として記録される複数の記録マークのう
    ち、前記記録マークの面積の増加に対して前記第1のス
    テップで取得された多値化信号の出力レベルが最小とな
    る記録マークを試験マークとして決定する第2のステッ
    プと、 前記第1のステップで取得された多値化信号の出力レベ
    ルが前記第2のステップによって決定された試験マーク
    の多値化信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在す
    る飽和状態となる記録パワーを前記レーザ光の最適記録
    パワーとして設定する第3のステップと、 前記第1のステップで取得された多値化信号の出力レベ
    ルが前記第2のステップによって決定された試験マーク
    の多値化信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在す
    る飽和状態となる記録パルス幅を前記レーザ光の最適記
    録パルス幅として設定する第4のステップと、 前記第4のステップによって設定された最適記録パルス
    幅を基準として他の多値化信号を取得する際の記録パル
    ス幅を決定する第5のステップと、からなることを特徴
    とする光情報記録方法。
  4. 【請求項4】 光学的に書き換え可能な光情報記録媒体
    に対して所定の記録パワーまたは記録パルス幅でレーザ
    光を照射して記録マークを形成し、前記記録マークを面
    積変調させることより記録すべき情報に応じて多値化さ
    れた多値化情報が記録される光情報記録装置において、 前記所定の記録パワーまたは記録パルス幅のレーザ光で
    照射された光情報記録媒体からの反射光強度分布の変化
    を復調して得られる信号を多値化信号として取得する信
    号取得手段と、 前記面積変調として記録される複数の記録マークのう
    ち、前記記録マークの面積の増加に対して前記信号取得
    手段で取得された多値化信号の出力レベルが最小となる
    記録マークを試験マークとして決定する決定手段と、 前記信号取得手段で取得された多値化信号の出力レベル
    が前記決定手段によって決定された試験マークの多値化
    信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在する飽和状
    態となる記録パワーを前記レーザ光の最適記録パワーと
    して設定する記録パワー設定手段と、 前記信号取得手段で取得された多値化信号の出力レベル
    が前記決定手段によって決定された試験マークの多値化
    信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在する飽和状
    態となる記録パルス幅を前記レーザ光の最適記録パルス
    幅として設定する記録パルス設定手段と、 前記記録パルス設定手段によって設定された最適記録パ
    ルス幅を基準として他の多値化信号を取得する際の記録
    パルス幅を決定する記録パルス決定手段と、を備えたこ
    とを特徴とする光情報記録装置。
  5. 【請求項5】 光学的に書き換え可能な光情報記録媒体
    に対して所定の記録パワーまたは記録パルス幅でレーザ
    光を照射して記録マークを形成し、前記記録マークを面
    積変調させることより記録すべき情報に応じて多値化さ
    れた多値化情報が記録される光情報記録媒体において、 前記所定の記録パワーまたは記録パルス幅のレーザ光で
    照射された光情報記録媒体からの反射光強度分布の変化
    を復調して得られる信号を多値化信号として取得する信
    号取得手段と、 前記面積変調として記録される複数の記録マークのう
    ち、前記記録マークの面積の増加に対して前記信号取得
    手段で取得された多値化信号の出力レベルが最小となる
    記録マークを試験マークとして決定する決定手段と、 前記信号取得手段で取得された多値化信号の出力レベル
    が前記決定手段によって決定された試験マークの多値化
    信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在する飽和状
    態となる記録パワーを前記レーザ光の最適記録パワーと
    して設定する記録パワー設定手段と、 前記信号取得手段で取得された多値化信号の出力レベル
    が前記決定手段によって決定された試験マークの多値化
    信号の出力レベルに対して所定範囲内に存在する飽和状
    態となる記録パルス幅を前記レーザ光の最適記録パルス
    幅として設定する記録パルス設定手段と、 前記記録パルス設定手段によって設定された最適記録パ
    ルス幅を基準として他の多値化信号を取得する際の記録
    パルス幅を決定する記録パルス決定手段と、を備えたこ
    とを特徴とする光情報記録媒体。
JP2001286253A 2001-09-20 2001-09-20 光情報記録方法、光情報記録装置および光情報記録媒体 Pending JP2003091822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001286253A JP2003091822A (ja) 2001-09-20 2001-09-20 光情報記録方法、光情報記録装置および光情報記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001286253A JP2003091822A (ja) 2001-09-20 2001-09-20 光情報記録方法、光情報記録装置および光情報記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003091822A true JP2003091822A (ja) 2003-03-28

Family

ID=19109273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001286253A Pending JP2003091822A (ja) 2001-09-20 2001-09-20 光情報記録方法、光情報記録装置および光情報記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003091822A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004107327A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Ricoh Company, Ltd. 最適記録条件で多値データを記録する情報記録方法
WO2005038787A1 (ja) * 2003-10-17 2005-04-28 Ricoh Company, Ltd. 情報記録方法、情報記録装置、光ディスク、プログラム及びコンピュータ読み取り可能記録媒体
WO2005117005A1 (ja) 2004-05-25 2005-12-08 Ricoh Company, Ltd. 多層情報記録媒体、情報記録装置、および情報再生装置
CN100416667C (zh) * 2003-10-17 2008-09-03 株式会社理光 信息记录方法、信息记录装置、光盘、程序及计算机可读取记录介质
US7688695B2 (en) 2004-03-18 2010-03-30 Ricoh Company, Ltd. Method of writing multi-level data using adjusted recording waveform

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004107327A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Ricoh Company, Ltd. 最適記録条件で多値データを記録する情報記録方法
US7733750B2 (en) 2003-05-28 2010-06-08 Ricoh Company, Ltd. Information recording method for recording multi-value data in optimum recording condition
WO2005038787A1 (ja) * 2003-10-17 2005-04-28 Ricoh Company, Ltd. 情報記録方法、情報記録装置、光ディスク、プログラム及びコンピュータ読み取り可能記録媒体
CN100416667C (zh) * 2003-10-17 2008-09-03 株式会社理光 信息记录方法、信息记录装置、光盘、程序及计算机可读取记录介质
US7751294B2 (en) 2003-10-17 2010-07-06 Ricoh Company, Ltd. Information recording method, information recording apparatus, optical disk, program and computer readable recording medium
US7688695B2 (en) 2004-03-18 2010-03-30 Ricoh Company, Ltd. Method of writing multi-level data using adjusted recording waveform
WO2005117005A1 (ja) 2004-05-25 2005-12-08 Ricoh Company, Ltd. 多層情報記録媒体、情報記録装置、および情報再生装置
US7924676B2 (en) 2004-05-25 2011-04-12 Ricoh Company, Ltd. Multilayer information recording medium, information recorder, and information reproducer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2809835B2 (ja) 光ディスク装置および光ディスク
KR20040037894A (ko) 광 기록 매체의 자동 기록 최적화 방법 및 이를 수행하는광 기록/재생 장치
US7362673B2 (en) Optical recording method and apparatus using this method
US8228769B2 (en) Write strategy determining method, optical disc recording method, optical disc and optical disc apparatus
JP4154304B2 (ja) 記録媒体、光ディスク装置、および、記録方法
JP2006331499A (ja) 多値情報再生方法及び装置
US6714230B2 (en) Method for optically recording information on an optically re-writable information medium
JP2003091822A (ja) 光情報記録方法、光情報記録装置および光情報記録媒体
WO1998028742A2 (en) Optical recording method and apparatus using this method
US7688695B2 (en) Method of writing multi-level data using adjusted recording waveform
US6259669B1 (en) Technique for reducing cross erasure in an optical disc recording apparatus
JP2007335075A (ja) 光記録担体記録方法及び記録装置
JP2003132538A (ja) 光情報記録装置
JP2006031915A (ja) 光ディスク装置
JP3860402B2 (ja) 光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法
JP2006004601A (ja) 光ディスク装置およびプログラム
US20080285401A1 (en) Optical disc apparatus and optical disc recording and reproducing method
US20030147321A1 (en) Recording power adjusting method and optical information record apparatus using the same
JP5164642B2 (ja) 記録媒体、光ディスク装置、および、記録方法
JP2001256646A (ja) 光学的情報記録再生方法
JP4340028B2 (ja) 情報再生方法及び情報再生装置
JP4607854B2 (ja) 情報記録装置及び情報記録方法
JP2004178619A (ja) 情報記録方法
JP2008159133A (ja) 光ディスク装置および光ディスク記録再生方法
JP2007250019A (ja) 光ディスク記録装置およびその記録方法