JP2006146651A - ウェブページ生成装置、ウェブページ生成方法、ウェブページ表示装置、ウェブページ表示方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

ウェブページ生成装置、ウェブページ生成方法、ウェブページ表示装置、ウェブページ表示方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Hitomi Kinoshita
ひとみ 木下
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Abstract

【課題】ウェブページを表示する画面が大きくない場合でも、容易にウェブページのコンテンツの閲覧が可能なウェブページ生成装置およびウェブページ表示装置を提供する。
【解決手段】ブラウザで表示可能な言語HTMLで記述されたウェブページを生成するウェブページ生成部を有する電話装置1において、ウェブページ生成部が、ウェブページの表示を制御する制御コードを、言語の注釈文として扱われる<!−−で始まり、−−>で終わる構文に含ませ、このウェブページを表示するときは、ウェブページ解析表示部が、この<!−−で始まり、−−>で終わる構文に含まれる制御コードに基づいて表示を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、HTML(HyperText Markup Language)や、XML(eXtensible Markup Language)や、XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)などのマークアップ言語で記述されたウェブページを制御する技術に関する。
デジタルカメラで撮像した画像データや、スキャナから取り込んだ画像データなどを、ウェブページのコンテンツとしてインターネットに接続されたサーバで公開することが広まり、これからも益々その裾野は広がるものと思われる。
ウェブページは、パーソナルコンピュータで生成されることが多いが、(特許文献1)の画像データ伝送システムでは、腕時計型デジタルカメラが、アダプタまたは携帯電話端末を介して撮像した画像データをインターネット上のサーバにアップロードすることが記載されている。
画像データをウェブページのコンテンツとしてアップロードするには、電話装置がインターネットと接続する電話回線と常時接続しているので好適な装置と言える。そのためには電話装置に、デジタルカメラからの画像データを入力する画像データ入力手段を備えるとともに、電話番号を入力する数字ボタンを、文字データを入力するための文字データ入力手段として使用することで、ウェブページを作成したり閲覧したりすることができる。
特開2001−274936号公報
しかし、(特許文献1)に記載の腕時計型デジタルカメラや、電話装置においては、パーソナルコンピュータのように大画面を備えていないため、例えば画像データをアルバムのように閲覧できるウェブページを生成しても、全ての画像を同時に見ることはできない。
ウェブページの画面を縦スクロールまたは横スクローするようにしても、画像を次々に閲覧するのには時間がかかって煩雑である。
そこで本発明は、ウェブページを表示する画面が大きくない場合でも、容易にウェブページのコンテンツの閲覧が可能なウェブページ生成装置およびウェブページ表示装置を提供することを目的とする。
本発明のウェブページ生成装置は、ブラウザで表示可能な言語で記述されたウェブページを生成するウェブページ生成手段を有するウェブページ生成装置において、前記ウェブページ生成手段は、前記ウェブページの表示を制御する制御コードを、前記言語の注釈文として扱われる構文に含ませる機能を備えたことを特徴とする。
また、本発明のウェブページ表示装置は、ブラウザで表示可能な言語で記述されたウェブページを表示するウェブページ表示手段を有するウェブページ表示装置において、前記ウェブページ表示手段は、前記ウェブページの表示を制御する制御コードが前記言語の注釈文として扱われる構文に含まれていると、前記ウェブページの表示を前記制御コードに基づいて表示を行う機能を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ウェブページの表示を制御する制御コードが、言語の注釈文として扱われる構文に含まれているので、容易にウェブページのコンテンツの閲覧が可能である。
本願の第1の発明は、ブラウザで表示可能な言語で記述されたウェブページを生成するウェブページ生成手段を有するウェブページ生成装置において、ウェブページ生成手段は、ウェブページの表示を制御する制御コードを、言語の注釈文として扱われる構文に含ませる機能を備えたことを特徴としたものである。
ウェブページ生成手段は、ウェブページの表示を制御する制御コードを言語の注釈文として扱われる構文に含ませることができるので、小さい画面を備えた電話装置や、デジタルカメラや、PDA(Personal Digital Assistance)などで、ウェブページを表示する場合には、この注釈文に含まれた制御コードに基づいて表示することで、画面サイズに応じた表示形式で表示を行うことが可能である。
また、この表示を制御する制御コードは注釈文として扱われる構文に含まれているので、この制御コードを注釈文の一部と解釈する装置では、画面の制御コードを無視した状態で表示される。従って、従来のウェブページ表示装置では、従来と変わりなく表示させることが可能である。例えば、パーソナルコンピュータのように大きい画面を備えた装置で見るときに、この制御コードを注釈文の一部と解釈するブラウザを動作させれば、ウェブページのソースに手を加えることなく大きい画面で、制御コードの制限を受けることなく表示させることができる。
本願の第2の発明は、ウェブページに表示する画像データを入力する画像データ入力手段を備え、ウェブページ生成手段は、制御コードとして、画像データ入力手段から入力した画像データに対応させて、画像データの表示を制御するコードを含ませる機能を備えたことを特徴としたものである。
ウェブページは、大きい画面で閲覧したとしても、ウェブページに画像が含まれていると、画面の大部分を占有することが多い。特に、ウェブページを多数の画像を一覧表示するために縮小して表示するサムネイルのようにしても、全ての画像を表示することは困難である。全ての画像を表示しようとすると、更に縮小する必要があり、画像の識別が困難となってくる。ウェブページ生成手段は、制御コードとして、画像データに対応させて、画像データの表示を制御するコードを注釈文に含ませるので、複数の画像データを含むウェブページであるときは、画像データの表示を制御するコードをそれぞれの画像データに対応させて注釈文に含ませることで、一つの画像データを表示するごとに表示を抑止させるような制御を行いながら閲覧することが可能である。
本願の第3の発明は、ウェブページに表示する文字データを入力する文字データ入力手段を備え、ウェブページ生成手段は、制御コードとして、文字データ入力手段から入力した文字データに対応させて、文字データに関連づけられたアイコンを表示するコードを含ませる機能を備えたことを特徴としたものである。
ウェブページは、小さい画面で画像を表示しようとすると、文字データの表示さえも画面を狭くする要因となるので邪魔である。ウェブページ生成手段は、制御コードとして、文字データに関連づけられたアイコンを表示するコードを含ませることができるので、文字データ入力手段から入力した文字データを、そのまま表示する代わりにアイコンを画面に表示すれば、文字データの表示領域さえもアイコンとして表示することで、小さい領域しか使用しないので、少なくなった表示領域を他の表示に使用することができる。
本願の第4の発明は、ブラウザで表示可能な言語で記述されたウェブページを表示するウェブページ表示手段を有するウェブページ表示装置において、ウェブページ表示手段は、ウェブページの表示を制御する制御コードが言語の注釈文として扱われる構文に含まれていると、ウェブページを制御コードに基づいて表示する機能を備えたことを特徴としたものである。
ウェブページ表示手段は、ウェブページの表示を制御する制御コードが注釈文として扱われる構文に含まれていると、ウェブページの表示を制御コードに基づいて表示を行うので、小さい画面を備えた電話装置や、デジタルカメラや、PDAなどに適用すれば、ウェブページを表示する場合には、この注釈文に含まれた制御コードに基づいて表示することで、画面サイズに応じた表示形式で表示を行うことが可能である。
本願の第5の発明は、ウェブページ表示手段は、制御コードが画面データの表示を制御するコードであるときに、画像データを表示するとともに、次の画像データの表示を抑止する機能を備えたことを特徴としたものである。
ウェブページは、大きい画面で閲覧したとしても、ウェブページに画像が含まれていると、画面の大部分を占有することが多い。特に、ウェブページを多数の画像を一覧表示するために縮小して表示するサムネイルのようにしても、全ての画像を表示することは困難である。全ての画像を表示しようとすると、更に縮小する必要があり、画像の識別が困難となってくる。ウェブページ表示手段は、制御コードが画面データの表示を制御するコードであるときに、画像データを表示するとともに、次の画像データの表示を抑止するので、複数の画像データを含むウェブページであるときは、画像データの表示を制御するコードをそれぞれの画像データに対応させて注釈文に含んでいれば、一つの画像データを表示するごとに表示を抑止しながら閲覧することが可能である。
本願の第6の発明は、ウェブページ表示手段は、次の画像データの表示の指示があると、次の画像データの表示を行う機能を備えたことを特徴としたものである。
ウェブページ表示手段が、次の画像データの表示を指示があると、次の画像データの表示を行うので、一つ一つ画像データを確認しながら、ページをめくるように画像データの表示を行うことができる。
本願の第7の発明は、ウェブページ表示手段は、制御コードが文字データに関連付けられたアイコンを表示するコードであるときに、文字データを表示せずに、アイコンを表示する機能を備えたことを特徴としたものである。
ウェブページは、小さい画面で画像を表示しようとすると、文字データの表示さえも画面を狭くする要因となるので邪魔である。ウェブページ表示手段は、制御コードとして、文字データに関連づけられたアイコンを表示するコードが含まれていると、文字データを、そのまま表示する代わりにアイコンを画面に表示するので、文字データの表示領域さえもアイコンとして表示することで、小さい領域しか必要としないため、少なくなった表示領域を他の表示に使用することができる。
本願の第8の発明は、ウェブページ表示手段は、アイコンを選択する旨の指示があると、アイコンに関連付けられた文字データの表示を行う機能を備えたことを特徴としたものである。
ウェブページ表示手段が、アイコンを選択する旨の指示があると、アイコンに関連付けられた文字データの表示を行うので、文字データの代わりに表示されたアイコンを選択するだけで、表示されていない文字データの表示を行うことができる。
本願の第9の発明は、ブラウザで表示可能な言語で記述されたウェブページを生成するウェブページ生成装置により生成する方法において、ウェブページの表示を制御する制御コードを、言語の注釈文として扱われる構文に含ませることを特徴としたものである。
ウェブページ生成装置は、ウェブページの表示を制御する制御コードを言語の注釈文として扱われる構文に含ませることができるので、小さい画面を備えた電話装置や、デジタルカメラや、PDAなどで、ウェブページを表示する場合には、この注釈文に含まれた制御コードに基づいて表示することで、画面サイズに応じた表示形式で表示を行うことが可能である。
また、この表示を制御する制御コードは注釈文として扱われる構文に含まれているので、この制御コードを注釈文の一部と解釈する装置では、画面の制御コードを無視した状態で表示される。従って、従来のウェブページ表示装置では、従来と変わりなく表示させることが可能である。例えば、パーソナルコンピュータのように大きい画面を備えた装置で見るときに、この制御コードを注釈文の一部と解釈するブラウザを動作させれば、ウェブページのソースに手を加えることなく大きい画面で、制御コードの制限を受けることなく表示させることができる。
本願の第10の発明は、ウェブページに表示する画像データを入力し、制御コードとして、画像データに対応させて、画像データの表示を制御するコードを含ませることを特徴としたものである。
ウェブページは、大きい画面で閲覧したとしても、ウェブページに画像が含まれていると、画面の大部分を占有することが多い。特に、ウェブページを多数の画像を一覧表示するために縮小して表示するサムネイルのようにしても、全ての画像を表示することは困難である。全ての画像を表示しようとすると、更に縮小する必要があり、画像の識別が困難となってくる。ウェブページ生成装置は、制御コードとして、画像データに対応させて、画像データの表示を制御するコードを注釈文に含ませるので、複数の画像データを含むウェブページであるときは、画像データの表示を制御するコードをそれぞれの画像データに対応させて注釈文に含ませることで、一つの画像データを表示するごとに表示を抑止させるような制御を行いながら閲覧することが可能である。
本願の第11の発明は、ウェブページに表示する文字データを、制御コードとして、文字データに対応させて、文字データに関連づけられたアイコンを表示するコードを含ませることを特徴としたものである。
ウェブページは、小さい画面で画像を表示しようとすると、文字データの表示さえも画面を狭くする要因となるので邪魔である。ウェブページ生成装置は、制御コードとして、文字データに関連づけられたアイコンを表示するコードを含ませることができるので、入力した文字データを、そのまま表示する代わりにアイコンを画面に表示すれば、文字データの表示領域さえもアイコンとして表示することで、小さい領域しか使用しないので、少なくなった表示領域を他の表示に使用することができる。
本願の第12の発明は、ブラウザで表示可能な言語で記述されたウェブページを表示するウェブページ表示装置による表示の方法において、ウェブページの表示を制御するコードが言語の注釈文として扱われる構文に含まれていると、ウェブページの表示を制御コードに基づいて表示を行うことを特徴としたものである。
ウェブページ表示装置は、ウェブページの表示を制御する制御コードが注釈文として扱われる構文に含まれていると、ウェブページの表示を制御コードに基づいて表示を行うので、小さい画面を備えた電話装置や、デジタルカメラや、PDAなどに適用すれば、ウェブページを表示する場合には、この注釈文に含まれた制御コードに基づいて表示することで、画面サイズに応じた表示形式で表示を行うことが可能である。
本願の第13の発明は、制御コードが画面データの表示を制御するコードであるときに、画像データを表示するとともに、次の画像データの表示を抑止することを特徴としたものである。
ウェブページは、大きい画面で閲覧したとしても、ウェブページに画像が含まれていると、画面の大部分を占有することが多い。特に、ウェブページを多数の画像を一覧表示するために縮小して表示するサムネイルのようにしても、全ての画像を表示することは困難である。全ての画像を表示しようとすると、更に縮小する必要があり、画像の識別が困難となってくる。ウェブページ表示装置は、制御コードが画面データの表示を制御するコードであるときに、画像データを表示するとともに、次の画像データの表示を抑止するので、複数の画像データを含むウェブページであるときは、画像データの表示を制御するコードをそれぞれの画像データに対応させて注釈文に含んでいれば、一つの画像データを表示するごとに表示を抑止しながら閲覧することが可能である。
本願の第14の発明は、次の画像データの表示を指示する旨の指示があると、次の画像データの表示を行うことを特徴としたものである。
ウェブページ表示装置が、次の画像データの表示を指示があると、次の画像データの表示を行うので、一つ一つ画像データを確認しながら、ページをめくるように画像データの表示を行うことができる。
本願の第15の発明は、制御コードが文字データに関連付けられたアイコンを表示するコードであるときに、文字データを表示せずに、アイコンを表示することを特徴としたものである。
ウェブページは、小さい画面で画像を表示しようとすると、文字データの表示さえも画面を狭くする要因となるので邪魔である。ウェブページ表示装置は、制御コードとして、文字データに関連づけられたアイコンを表示するコードが含まれていると、文字データを、そのまま表示する代わりにアイコンを画面に表示するので、文字データの表示領域さえもアイコンとして表示することで、小さい領域しか必要としないため、少なくなった表示領域を他の表示に使用することができる。
本願の第16の発明は、アイコンを選択する旨の指示があると、アイコンに関連付けられた文字データの表示を行うことを特徴としたものである。
ウェブページ表示装置が、アイコンを選択する旨の指示があると、アイコンに関連付けられた文字データの表示を行うので、文字データの代わりに表示されたアイコンを選択するだけで、表示されていない文字データの表示を行うことができる。
本願の第17の発明は、コンピュータを、第1の発明から第3の発明のいずれかのウェブページ生成装置として機能させることで、ウェブページを表示する画面が大きくない場合でも、容易にウェブページのコンテンツの閲覧が可能となるウェブページを作成することができる。
本願の第18の発明は、コンピュータを、第4の発明から第8の発明のいずれかのウェブページ表示装置として機能させることで、ウェブページを表示する画面が大きくない場合でも、容易にウェブページのコンテンツの閲覧が可能である。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係るウェブページ生成装置およびウェブページ生成装置の構成を電話装置を例に図1および図2に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るウェブページ生成装置およびウェブページ生成装置の一例である電話装置を含むウェブページシステムの構成を説明する図である。図2は、本発明の実施の形態に係るウェブページ生成装置およびウェブページ生成装置の一例である電話装置の構成を説明する図である。
本発明の実施の形態に係る電話装置1は、宅内に設置され、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称す。)2と、ハードディスク(以下、HDDと称す。)レコーダ3と、デジタルテレビ(以下、TVと称す。)4とともにLAN(Local Area Network)などの宅内ネットワーク5に接続されている。電話装置1は、インターネット7に接続されるサーバ8へアクセスするときはモデム6を介して行う。
サーバ8は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバの機能を有しており、電話装置1またはPC2からHTTPで、サーバ8のURL(Uniform Resource Locator)を指定してアクセスすることで、内部に格納されたウェブページを送信する。本実施の形態では、ウェブページはHTMLで記述されたものとする。
次に、本発明の実施の形態に係る電話装置1の構成を図2に基づいて説明する。
電話装置1は、通信部10と、表示部11と、操作部12と、スピーカ13と、マイク14と、画像取り込み部15と、制御部16とを備えている。
通信部10は、インターネット7へ接続するインタフェースであり、宅内ネットワーク5がLANであれば、100BASE−Tなどで接続する機能を備えている。電話装置1がIP電話装置であればこの通信部10を介して通話が行われるが、電話装置1がアナログ回線またはISDN(Integrated Services Digital Network)で通話するのであれば、通信部10は、図示しない電話回線と接続して通話を行う機能を備えている。
表示部11は、発信するときの発信先電話番号や着信したときの相手電話番号の表示だけでなく、制御部16の制御によりウェブページを表示する際にも使用される。表示部11は、液晶表示パネルなどが使用できるが、電話装置1がPC2と比較すると小さいものであるので、その画面サイズは、PC2の画面よりは小さいものとなる。
操作部12は、電話番号を入力するときに使用する数字ボタンや、使用する時々に応じてボタンの機能が異なる機能ボタンなどで構成される入力手段である。また数字ボタンは、ウェブページに表示する文字データを入力する文字データ入力手段としても使用される。
スピーカ13は、受話器や、電話装置1の本体に設けられた音声再生手段である。スピーカ13は、通話相手の音声を再生するだけでなく、ウェブページに関連付けられた音声ファイルを再生する際にも使用される。
マイク14は、受話器や、電話装置1の本体に設けられた音声入力手段である。マイク14は、通話する際の音声を電気信号へ変換するだけでなく、ウェブページに音声ファイルを関連付ける際の音声入力にも使用される。
画像取り込み部15は、デジタルカメラ20や、メモリカード21から画像データを入力する画像データ入力手段である。デジタルカメラ20から画像データを入力する場合には、USB(Universal Serial Bus)やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394や、デジタルカメラ20のメーカ特有の専用インタフェースを備える。またメモリカード21から画像データを入力する場合には、メモリカード21を装着するスロットを設ける。メモリカード21は、SD(Secure Digital)カード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディアなどが使用できる。
制御部16は、電話装置1全体の統括制御を行っている。この制御部16は、電話制御部16aと、ウェブページ生成部16bと、ウェブページ解析表示部16cとを備えている。
電話制御部16aは、電話の発信または着信や、通話の制御を行っている。
ウェブページ生成部16bは、ブラウザで表示可能な言語で記述されたウェブページを生成するウェブページ生成手段としての機能を備えている。このウェブページ生成部16bは、ウェブページを生成するときに、ウェブページの表示を制御する制御コードを、言語の注釈文として扱われる構文に含ませている。例えば、ウェブページに画像データを含める場合には、画像取り込み部15から入力した画像データに対応させて、この画像データの表示を制御するコードを制御データとしてウェブページに含ませる。また、ウェブページに文字データを含める場合には、操作部12から入力した文字データに対応させて、その文字データに関連づけられたアイコンを表示するコードを制御コードとしてウェブページに含ませる。
ウェブページ解析表示部16cは、HTMLで記述されたウェブページを解析して表示部11へ表示データを送信する機能を有し、このウェブページ解析表示部16cと表示部11とでウェブページ表示手段として機能する。このウェブページ解析表示部16cは、ウェブページの表示を制御する制御コードが言語の注釈として扱われる構文に含まれていると、ウェブページを制御コードに基づいて表示する。例えば、制御コードが画面データの表示を制御するコードであるときには、画像データを表示するとともに、次の画像データの表示を抑止する。また、制御コードが文字データに関連付けられたアイコンを表示するコードであるときには、文字データを表示せずに、アイコンを表示する。
以上のように構成される本発明の実施の形態に係る電話装置1のウェブページ生成部16bが生成するウェブページについて図3および図4に基づいて詳細に説明する。図3は、ウェブページ生成部16bが生成したウェブページの一例であり、ウェブページのヘッダ部を説明する図である。図4は、ウェブページ生成部16bが生成したウェブページの一例であり、ウェブページのボディ部を説明する図である。
図3および図4で示されるウェブページは、デジタルカメラ20で撮像した複数の画像データをテーブル形成に表示することで、アルバムのように閲覧することができるコンテンツとしている。
ウェブページは、図3に示されるヘッダ部と、図4に示されるボディ部とで構成されている。そして、ヘッダ部では、まずこのウェブページが記述されている言語がHTMLであることを示す<html>タグがあり、次にヘッダ部であることを示す<head>タグがある。次は、<!−−で始まり、−−>で終わる構文であり、HTMLではこの構文は注釈として扱われる。つまり、注釈とする文字列を<!−−と、−−>とで囲うことで、ブラウザでは何も制御されない構文となる。本実施の形態では、このウェブページに注釈として扱われる構文に制御コードが含まれていることを示す宣言文をヘッダ部に挿入している。ウェブページ解析表示部16cは、このウェブページを表示する際に、ヘッダ部の宣言文を検出することで、注釈として扱われる構文の中まで解析する必要があることを容易に判断できる。この宣言文も、注釈として扱われる構文に含まれるように記述されている。
そして画面データや、文字データや、音声データの表示サイズの定義文が続く。ヘッダ部は</head>タグで終了する。
次に、ボディ部であるが、最初に以下はボディ部の始まりを示す<body>タグがあり、このウェブページはテーブル形式の表示であることを示す<table>タグがあり、アルバムタイトルを示す「アルバムタイトル行」が記述されている。このアルバムタイトルは、テーブル形式で表示するために<tr>タグおよび</tr>で囲われている。
そして、1つのコンテンツ分の表示開始を示す開始マーカとして、注釈として扱われる構文に、開始マーカ識別子(CONTENT−START)、画像データ、文字データおよび音声データの表示を示す制御コードが含まれた状態で記述されている。この制御コードは、制御の対象となる画像データと音声データとのファイル名、および文字データ(文字列情報)を記述することで表示が制御されることを定義している。例えば、画像データの定義を「CONTENT_IMAGE=IMG_0039.JPG」とすると、この画像データのファイル名「IMG_0039.JPG」を表示する際には、次の画像データは表示が抑止されることを意味する。また、文字データの定義を「CONTENT_TEXT=”2004年10月11日¥n○×小学校大運動会開催”」とすると、文字データ「2004年10月11日○×小学校大運動会開催”」に関連付けされたアイコンが表示されることを意味する。因みに「¥n」は表示する際の改行を意味する。音声データの定義を、「CONTENT_AUDIO=IMG_0039.WAV」とすると、この音声データ「IMG_0039.WAV」に関連付けされたアイコンが表示されることを意味する。これらの定義を、<!−−で始まり、−−>で終わる注釈とすることで、これを制御コードと解析しない装置では、注釈の一部と解される。
次に、通常のHTMLでの画像データ、文字データ、音声データのそれぞれの表示に関する記述が続き、更に、1つのコンテンツ分の表示終了を示す終了マーカとして、注釈として扱われる構文に、終了マーカ識別子(CONTENT−END)が記述される。この1つのコンテンツ分の記述(開始マーカ〜終了マーカ)がデジタルカメラ20から取り込まれた画像の数だけ繰り返され、最後にボディ部の終了を示す</body>タグと、このウェブページの終了を示す</html>タグとで完了する。
以上のようなウェブページを生成する本発明の実施の形態に係る電話装置の動作を図5から図12に基づいて詳細に説明する。図5および図6は、本発明の実施の形態に係る電話装置のウェブページを生成する動作を説明するフローチャートである。図7は、本発明の実施の形態に係る電話装置のウェブページを解析する動作を説明するフローチャートである。図8は、本発明の実施の形態に係る電話装置のウェブページ解析表示部が生成する解析テーブルの構成を説明する図である。図9は、本発明の実施の形態に係る電話装置のウェブページを表示する動作を説明するフローチャートである。図10から図12は、本発明の実施の形態に係る電話装置に表示されるウェブページの操作を説明する図である。
まず、本発明の実施の形態に係るウェブページ生成装置として機能する電話装置の動作を図5および図6に基づいて説明する。なお、図5および図6においては、図3および図4に示すHTMLで記述されたウェブページを例に説明している。
ウェブページ生成部16bは、まず<html>タグを生成する(S10)。次にウェブページ生成部16bは、ヘッダ部であることを示す<head>タグと、</head>タグを生成する(S20)。このときにウェブページ生成部16bは、<head>タグと、</head>タグで囲まれたヘッダ部に、このウェブページには制御コードが注釈として扱われる構文に含まれていることを示す宣言文(<!−−で始まり、−−>で終わる構文で)、及び、表示に関するスタイル定義を生成する。
次に、ウェブページ生成部16bは、ボディ部の開始を示す<body>タグを生成する(S30)。
画像データの読み込みを行い、読み込んだ画像データの枚数を、変数ImageNumに格納する(S40)。このときに画像取り込み部15に、デジタルカメラ20が接続されていないか、デジタルカメラ20が接続されていてもデジタルカメラ20に画像データが存在しないか、メモリカード21が装着されていないか、またはメモリカード21が装着されていてもメモリカード21に画像データが存在しないかで、画像データが取り込めない場合にS60へ移行する(S50)。
S50にて、画像取り込み部15から読み込んだ画像データが存在しない場合、ウェブページ生成部16bは、画像データが存在しない旨のメッセージを表示部11に表示する(S60)。
そしてウェブページ生成部16bは、ボディ部の終了を示す</body>タグを生成し(S70)、ウェブページの終了を示す</html>タグを生成して(S80)、この処理を終了する(S90)。
S50にて、画像取り込み部15から画像データの読み込みが完了した場合、アルバムのタイトルの入力を行う。これは操作者が、表示部11を見ながら、操作部12の数字ボタンを操作して文字データを入力するもので、入力された文字データは、ウェブページ生成部16bが取り込む(S100)。
ウェブページ生成部16bは、画像データをテーブル形式に表示するために、<table>タグを生成する(S110)。<table>タグを生成すると、S100にて取り込んだ文字データをタイトルとしてタイトル行を生成する(S120)。本実施の形態では「ゆう太の運動会」がタイトルとして入力されている。
次に、ウェブページ生成部16bは、変数Cntと、変数ColCntとを0クリアする(S130)。そしてテーブルの一行の始まりを示す<tr>タグを生成する(S140)。変数Cntは、処理済みの画像データをカウントする変数である。変数ColCntはテーブルの一行に出力した画像データをカウントする変数である。
変数ImageNumの値が、変数Cntの値より大きいか判断する。これは取り込んだ画像データの枚数分の処理が完了したか否かの判断である(S150)。
S150にて、変数ImageNumの値が変数Cntの値より大きい場合には、変数ColCntが「3」であるか否かを判定する。本実施の形態に係るウェブページは、画像データをテーブル形式に表示するものであるが、一行に表示する画像データの枚数は3枚としているため、3枚の画像データの処理を行うと次の行へ処理を進める必要がある。そこで、テーブル一行に何枚の画像データを出力したかを記憶する変数ColCntが、「3」と等しいかを判定するものである(S160)。
S160にて、変数ColCntが「3」と等しくない場合、テーブルの1コンテンツ分のデータを生成する(S170)。そして変数Cntと変数ColCntとを1つカウントアップして(S180)、S150へ移行する。このようにしてS150からS180までをテーブル一行分の3回ほど繰り返す。
もし、一行分の画像データの処理が終了しS160にて、変数ColCnt=3と判定されれば、一行分の終了を示す</tr>タグを生成するとともに、次のテーブルの一行分の開始を示す<tr>タグを生成する(S190)。そして、変数ColCntを0クリアして(S200)、テーブルの次の一行分の処理をS170から開始する。
ここで、S170にて実行される1コンテンツ分のデータを生成する処理に関して、図6に基づいて詳細に説明する。
まず、ウェブページ生成部16bは、開始マーカを生成する(S300)。例えば、開始マーカを、画像データと、文字データと、音声データとを定義するものとする場合には、図3に示すような、アルバムタイトル行に続き、<!−−から始め、画像データと、文字データと、音声データとの定義文を続け、−−>で終わるように生成する。
開始マーカの次に、列を制御するタグである<td>タグを生成し(S310)、<table>タグ、<tr>タグと順次生成する(S320)。そして開始マーカで定義した画像データを表示するにあたって、表示サイズを定義する<td>タグを生成する(S330)。本実施の形態では、<td class=”content_img”colspan=”2”>(図4参照)と生成されており、ヘッダ部の表示サイズ定義においての「content_img」には、幅240ピクセル、高さ180ピクセルで表示することが定義されている(図3参照)。次に開始マーカで定義した画像データを示すファイル名と同じファイル名を、ここで<img>タグに付与して生成する(S340)。
そして、S330にて生成した<td>タグに対応して</td>タグを、S320にて生成した<tr>タグに対応して</tr>タグを生成する(S350)。
次に文字データの処理に先立って、<tr>タグと、<td>タグとを生成する(S360)。
ウェブページ生成部16bは、S340にて使用した画像データに対応した文字データがあるか否かを判定する(S370)。文字データは、予め操作部12を操作して入力されているものとする。本実施の形態では、最初の画像データのコメントとして「2004年10月11日○×小学校大運動会開催”」が入力されているので、これを「td class=content_text”>で表示サイズの定義をした後に、続けて記述している(S380)。もし、文字データをコメントとしないのであれば、文字データは入力されていないので、S370ではS390へ移行することとになる。S360にて生成した<td>タグに対応して</td>タグを生成する(S390)。
次に音声データの処理に先立って、<td>タグとを生成する(S400)。ウェブページ生成部16bは、マイク14から入力された音声データがあるか否かを判定する(S410)。音声データは、予めマイク14を操作して入力されているものとする。本実施の形態では、最初の画像データのコメントとして、音声データが、IMG_0039.WAVのファイル名で格納されているので、<td class=content_audio”>で画面サイズを定義した後に、このファイル名を続けて記述している(S420)。
続けて、S400にて生成した<td>タグに対応して</td>タグを、S360にて生成した<tr>タグに対応して</tr>タグを、S320にて生成した<table>タグに対応して</table>を、S310にて生成した<td>タグに対応して</td>を、順次生成する(S430)。
最後に、画像データ、文字データ、画像データの処理が完了したことで、1コンテンツ分のデータ生成の完了を示す終了マーカを生成する。終了マーカは、<!−−で始まり、−−>で終わる構文中に、CONTENT_ENDと記述する(S440)。
図5に戻って、S150にて、変数ImageNumの値が変数Cntの値以下の場合には、S190で生成した<tr>タグに対応して</tr>タグを生成する(S210)。
次に、S110で生成した<table>タグに対応して</table>を生成する(S220)。更に、S30で生成した<body>タグに対応して</body>タグを生成する(S230)。最後に、S10で生成した<html>タグに対応して</html>タグを生成する(S240)。
このようにして電話装置1をウェブページ生成装置として機能させることができる。
次に、本発明の実施の形態に係るウェブページ表示装置として機能する電話装置の動作を図7から図9に基づいて説明する。
ウェブページ解析表示部16cは、変数DataNumを0クリアする。変数DataNumはウェブページ全体に含まれる画像データの枚数をカウントする変数である(S500)。
ウェブページ解析表示部16cは、ウェブページのHTMLファイルを入力する。この入力は、ウェブページの生成をこの電話装置1で行ったのなら、制御部16内の記憶部(図示せず)から読み込み、サーバ8に格納されていれば通信部10を介してHTTPで受信する(S510)。
ウェブページ解析表示部16cは、入力したウェブページのHTMLファイルのヘッダ部を解析する(S520)。
ウェブページ解析表示部16cは、解析した結果、ヘッダ部に宣言文があるか否かを判定する(S530)。判定した結果、ヘッダ部に宣言文がない場合、この電話装置1の表示部11のサイズでは表示できない可能性があるので、未対応フォーマットのウェブページであることを表示部11に表示してこの処理を終了する(S540)。
S530にて、ヘッダ部に宣言文がある場合、1画像分のコンテンツ開始マーカを検索する(S550)。開始マーカを検索した結果、開始マーカが検出されたか否かを判定する(S560)。
S560にて、開始マーカが検出されない場合は、それまで処理した画像データの枚数が0枚であったか否かを判定する。この判定は変数DataNumが0と等しいか否かで判定する(S570)。
S570にて、変数DataNumが0と等しい場合には、それまで処理した画像データの枚数が0枚であるので、入力したHTMLファイルには、画像データを含まないことを示す表示を、ウェブページ解析表示部16cは表示部11に行って、この処理を終了する(S580)。
S560にて、開始マーカが検出された場合は、ウェブページ解析表示部16cは開始マーカを解析する。この解析は、画像データのファイル名、文字データ、音声データのファイル名などが含まれているか否かの検出を行う(S590)。
次に、S600にてウェブページ解析表示部16cは、検出した画像データのファイル名(画像ファイル名)、文字データ、音声データのファイル名(音声ファイル名)を解析テーブルへ登録する。ここで解析テーブルについて図8に基づいて詳細に説明する。解析テーブルは、制御部16内の図示しない記憶部に格納されている。
解析テーブルは、データNoに関連付けられて、画像ファイル名、文字データ、音声ファイル名とが格納されている。図8に示す例では、画像データが9枚あり、No1からNo5までには、それぞれ文字データが対応付けられている。また、例えば、No1の画像ファイルのIMG_0039.JPGには、IMG_0039.WAVが対応付けられており、No9の画像ファイルのIMG_0047.JPGには、IMG_0047.WAVが対応付けられている。S600にてウェブページ解析表示部16cにより、画像ファイル名、文字データ、および音声ファイル名は、横一列に登録されていく。もし該当するファイルまたは文字データがない場合には、Nullコードが格納される。
図7に戻って、S600にて開始マーカにより定義された1コンテンツ分のデータの登録を終了すると、変数DataNumを1つカウントアップする(S610)。
ウェブページ解析表示部16cは、1画像分のコンテンツ終了マーカまで読み飛ばしてS550へ移行する(S620)。
そして、S560にて次の開始マーカが検出されない状態となるまで、S550からS620までを繰り返す。S560にて次の開始マーカが検出されないと判断されると、S570へ移行して変数DataNumが「0」と等しいか否かを判定する。画像データを一枚でも処理していると変数DataNumは「0」とならないので、ウェブページ解析表示部16cは、ウェブページは画像データを含むことを示す表示を表示部11に行ってこの処理を終了する(S630)。
このようにウェブページ解析表示部16cは、入力したHTMLファイルを解析して解析テーブルを作成するので、画像データをアルバムのようにしたウェブページを作成する場合には、その対応関係が容易に判定することができる。
次に、ウェブページ解析表示部16cが解析テーブルを参照して表示部11へ表示する動作を図9に基づいて説明する。なお図9においては、ウェブページが既にインターネット7に接続されるサーバ8上で公開されており、そのウェブページをURLを指定して読み込み、図8に示される解析テーブルの作成が終了しているものとする。従って、ウェブページのHTMLファイルは入力済みであるが、このHTMLファイルにリンクされている画像データ、および音声データはサーバ8上にある。
まず、変数Cntを0クリアする。変数Cntは、表示する画像データの番号(図8で示したデータNo−1)を示している(S700)。
次に、変数Cntが「0」未満であるか否かを判定し、変数Cntが「0」以上である場合にはS730へ移行する。変数Cntが「0」未満になるということは、最初の画像データを表示しているときに、前の画像データを閲覧するように操作者が操作部12で指示したときである(S710)。
S710にて、変数Cntが「0」未満であるときは、最初の画像データを表示しているときに、前の画像データを閲覧するように操作者が操作したときなので、変数Cntに画像データの全枚数(変数DataNum)から「1」を引いた値を代入する。そうすることで、最初の画像データの前を閲覧しようとすると、最後の画像データを閲覧できるようにすることができる(S720)。
次に、変数DataNumが変数Cnt以下であるか否かを判定し、変数DataNumが変数Cntより大きい場合には、S750へ移行する。変数DataNumが変数Cnt以下となるということは、最後の画像データを表示しているときに、次の画像データを閲覧するように操作者が操作部12で指示したときである(S730)。
S730にて、DataNumが変数Cnt以下である場合には、最後の画像データを表示しているときに、次の画像データを閲覧するように操作者が操作したときなので、変数Cntを0クリアする。そうすることで、最後の画像データの次を閲覧しようとすると、最初の画像データを閲覧できるようにすることができる(S740)。
変数Cntが示す解析テーブルの番号(データNo−1)の画像ファイルの絶対パスを生成する。ウェブページにて画像データを公開する場合、画像データの所在は相対パスの形式で記述されていることが多い。そこで画像データを、インターネット7を介してサーバ8から取得する場合には、このウェブページが格納されているURLのドメイン名およびサーバ名と、相対アドレスで記述されたディレクトリとを絶対アドレスとして生成する(S750)。
ウェブページ解析表示部16cは、通信部10を介してインターネット7へ接続を行う(S760)。インターネット7へ接続すると、画像データの絶対パスに基づいて画像データの取得を行う(S770)。ウェブページ解析表示部16cは、取得した画像データを表示部11へ表示する(S780)。
ウェブページ解析表示部16cは、変数Cntの値が示す番号(データNo−1)の解析テーブルを参照して文字データがあるか否かを判定する。文字データがない場合にはS810へ移行する(S790)。
S790にて、文字データがあると判定された場合には、文字データの代わりにアイコンを表示部11に表示する(S800)。
次に、ウェブページ解析表示部16cは、変数Cntの値が示す番号(データNo−1)の解析テーブルを参照して音声データがあるか否かを判定する。音声データがない場合にはS850へ移行する(S810)。
S810にて、音声データがある場合には、変数Cntが示す解析テーブルの番号(データNo−1)の音声ファイルの絶対パスを生成する。ウェブページにて音声データを公開する場合、音声データの所在は相対パスの形式で記述されていることが多い。そこで音声データを、インターネット7を介してサーバ8から取得する場合には、このウェブページが格納されているURLのドメイン名およびサーバ名と、相対アドレスで記述されたディレクトリとを絶対アドレスとして生成する(S820)。
インターネット7へは既に接続済みなので、ウェブページ解析表示部16cは、この状態で音声データの絶対パスに基づいて音声データの取得を、通信部10を介して行う(S830)。ウェブページ解析表示部16cは、取得した音声データを示すアイコンを表示部11へ表示する(S840)。1つのコンテンツ分の表示処理が完了したので、インターネット7との接続を切断する(S850)。常時接続環境では、インターネット7との接続(S760)、及び、切断(S850)は不要となる。
表示完了後は、操作者からの指示待ちとなる(S860)。ここで、電話装置1の表示部11に表示された1コンテンツ分の表示例と、操作部12の操作方法について図10に基づいて説明する。なお図10においては、便宜上、電話装置1の本体部分の主要な部分のみを図示しており、受話器や、その他の機能で使用する操作ボタンは省略している。
図10に示すように、電話装置1の本体には、表示部11が上側、操作部12が下側となるように配置されている。
表示部11には、ウェブページ解析表示部16cからの指示により画像データP1と、文字データに関連付けられたアイコンA1と、音声データに関連付けられたアイコンA2が表示されている。このアイコンA1,A2は、文字データまたは音声データが存在しない場合には非表示の状態となる。また表示部11の右上部分には、表示中の画像データの番号と総枚数とが表示されている。この表示は、変数Cntと変数DataNumを用いることで可能である。また表示部11の下部には、このウェブページを操作するための機能ボタン12bの機能内容を示すガイダンスGが表示されている。このガイダンスGは、文字データまたは音声データが存在しない場合には、「音声再生」と「文字情報表示」とは非表示またはグレイアウトの状態となる。
操作部12は、数字ボタン12aと、機能ボタン12bとを備えている。操作者はこの複数のボタンのうち、機能ボタン12bを用いて表示部11に表示されるウェブページを操作する。
「機能1」ボタンは、表示部11に現在表示されている画像データの前画像を指定するときに使用する。「機能2」ボタンは、表示部11に現在表示されている画像データの次画像を指定するときに使用する。
例えば、図11に示すように、現在画像データとして「写真1」が表示されており、このウェブページには全部で12枚の写真の画像データが閲覧できる場合には、次の画像データを閲覧したいときは「機能2」ボタンを押下することで表示部11に「写真2」が表示される。前の画像データが閲覧したいときは「機能1」ボタンを押下することで、表示部11に前の画像データの代わりに最終の画像データである「写真12」が表示部11に表示される。
図10に戻って、「機能3」ボタンは、この画像データに音声データが関連付けられていれば、この音声データを再生するときに使用する。機能3ボタンを押下すると音声データがスピーカ13から再生される。音声データが存在しないために、ガイダンスGの「音声再生」が非表示またはグレイアウトしている場合には、この「機能3」ボタンは押下しても無効である。
「機能4」ボタンは、この画像データに文字データが関連付けられていれば、この文字データを表示するときに使用する。
例えば、図12に示すように「写真1」の画像データを表示している状態で、機能4を押下すると、現在表示中の画像データの写真上に、関連付けられた文字データが表示される。関連付けられ文字データが存在しないために、ガイダンスGの「文字情報表示」が非表示またはグレイアウトしている場合には、この「機能4」ボタンは押下しても無効である。
図9に戻って、S860では、図10に示すように表示された表示部11を見ながら操作者が操作するのを待っている状態である。つまり、次の画像データの表示を指示する「機能2」ボタンが押下されたか(S870)、前の画像データの表示を指示する「機能1」ボタンが押下されたか(S880)を判定する。そして操作者が終了を指示したか否かを判定する(S890)。操作者が終了を指示した場合には、ウェブページの表示を行う処理を終了する。
S870にて、「機能2」ボタンの押下を検出した場合には、変数Cntを1つカウントアップして、S710へ移行する(S900)。またS880にて、「機能1」ボタンの押下を検出した場合には、変数Cntを1つカウントダウンして、S710へ移行する(S910)。このようにして、「機能1」ボタンおよび「機能2」ボタンを用いることで、画像データを次々に閲覧することが可能である。本実施の形態では、図12に示すように画面データに重なるように文字データを表示しているが、重ねることで文字が読みにくい場合には、画面データの表示と、文字データの表示とを、画面を切り替えるように表示してもよい。
以上のように、ウェブページの表示を制御する制御コードを、HTMLの注釈文として扱われる構文に含ませているので、このウェブページのHTMLファイルを入力したときに、HTMLの注釈文として扱われる構文に含んだ制御コードに基づいて解析テーブルを作成し、画像データの表示を規制することで、ウェブページを表示する画面が大きくない場合でも、容易にウェブページのコンテンツの閲覧が可能である。
また、文字データも文字データに関連付けられたアイコンとして表示しているので、ウェブページを表示する画面が小さいものでも、他の表示を邪魔することなく表示をすることも可能である。
このウェブページをPCで使用される大きい画面で表示した例を、図13に示す。PC2の画面で閲覧すると、1コンテンツが横に3枚ずつの画像データに、それぞれ文字データ、または音声データが関連付けられてテーブル形式となる。そして縦に長く1画面に表示しきれない場合は、マウスなどのポインティングデバイスで縦スクロールバーで縦スクロールを行って閲覧する。このように、PC2の大きな画面では、複数のコンテンツを同時に表示することが可能な程度の領域がある。また、PC2において、この制御コードを注釈文の一部と解釈するブラウザを動作させれば、このウェブページに含まれる宣言文や開始マーカや終了マーカは注釈として扱われるため、ウェブページのソースに手を加えることなく大きい画面で、制御コードの制限を受けることなく表示させることができる。
なお、本実施の形態では、電話装置1にウェブページ生成装置としての機能、およびウェブページ表示装置としての機能を備えるようにしたが、インターネットへHTTPでサーバ8へアクセスしてブラウザなどで表示可能な装置であれば、適用は可能である。また、これらのウェブページ生成装置としての機能、およびウェブページ表示装置としての機能をプログラムとしてコンピュータ上で動作させることで、小さい画面用のウェブページを生成できるウェブページ生成装置としたり、電話装置1をシミュレートできるウェブページ表示装置としたりすることができる。その際には、キーボードの所定のキーを機能ボタン12bの代わりに使用することで可能である。
本発明は、ウェブページを表示する画面が大きくない装置でも、容易にウェブページのコンテンツの閲覧が可能となるので、HTMLや、XML、XHTMLなどのマークアップ言語で記述されたウェブページを生成するウェブページ生成装置や、ウェブページを表示するウェブページ表示装置に好適である。
本発明の実施の形態に係るウェブページ生成装置およびウェブページ生成装置の一例である電話装置を含むウェブページシステムの構成を説明する図 本発明の実施の形態に係るウェブページ生成装置およびウェブページ生成装置の一例である電話装置の構成を説明する図 ウェブページ生成部が生成したウェブページの一例であり、ウェブページのヘッダ部を説明する図 ウェブページ生成部が生成したウェブページの一例であり、ウェブページのボディ部を説明する図 本発明の実施の形態に係る電話装置のウェブページを生成する動作を説明するフローチャート 本発明の実施の形態に係る電話装置のウェブページを生成する動作を説明するフローチャート 本発明の実施の形態に係る電話装置のウェブページを解析する動作を説明するフローチャート 本発明の実施の形態に係る電話装置のウェブページ解析表示部が生成する解析テーブルの構成を説明する図 本発明の実施の形態に係る電話装置のウェブページを表示する動作を説明するフローチャート 本発明の実施の形態に係る電話装置に表示されるウェブページの操作を説明する図 本発明の実施の形態に係る電話装置に表示されるウェブページの操作を説明する図 本発明の実施の形態に係る電話装置に表示されるウェブページの操作を説明する図 PCで図3および図4のウェブページを表示したときの図
符号の説明
1 電話装置
2 パーソナルコンピュータ(PC)
3 ハードディスク(HDD)レコーダ
4 デジタルテレビ(TV)
5 宅内ネットワーク
6 モデム
7 インターネット
8 サーバ
10 通信部
11 表示部
12 操作部
12a 数字ボタン
12b 機能ボタン
13 スピーカ
14 マイク
15 画像取り込み部
16 制御部
16a 電話制御部
16b ウェブページ生成部
16c ウェブページ解析表示部
20 デジタルカメラ
21 メモリカード

Claims (18)

  1. ブラウザで表示可能な言語で記述されたウェブページを生成するウェブページ生成手段を有するウェブページ生成装置において、
    前記ウェブページ生成手段は、前記ウェブページの表示を制御する制御コードを、前記言語の注釈文として扱われる構文に含ませる機能を備えたことを特徴とするウェブページ生成装置。
  2. 前記ウェブページに表示する画像データを入力する画像データ入力手段を備え、
    前記ウェブページ生成手段は、前記制御コードとして、前記画像データ入力手段から入力した画像データに対応させて、前記画像データの表示を制御するコードを含ませる機能を備えたことを特徴とする請求項1記載のウェブページ生成装置。
  3. 前記ウェブページに表示する文字データを入力する文字データ入力手段を備え、
    前記ウェブページ生成手段は、前記制御コードとして、前記文字データ入力手段から入力した文字データに対応させて、前記文字データに関連づけられたアイコンを表示するコードを含ませる機能を備えたことを特徴とする請求項1記載のウェブページ生成装置。
  4. ブラウザで表示可能な言語で記述されたウェブページを表示するウェブページ表示手段を有するウェブページ表示装置において、
    前記ウェブページ表示手段は、前記ウェブページの表示を制御する制御コードが前記言語の注釈文として扱われる構文に含まれていると、前記ウェブページを前記制御コードに基づいて表示する機能を備えたことを特徴とするウェブページ表示装置。
  5. 前記ウェブページ表示手段は、前記制御コードが画面データの表示を制御するコードであるときに、前記画像データを表示するとともに、次の画像データの表示を抑止する機能を備えたことを特徴とする請求項4記載のウェブページ表示装置。
  6. 前記ウェブページ表示手段は、次の画像データの表示の指示があると、前記次の画像データの表示を行う機能を備えたことを特徴とする請求項5記載のウェブページ表示装置。
  7. 前記ウェブページ表示手段は、前記制御コードが文字データに関連付けられたアイコンを表示するコードであるときに、前記文字データを表示せずに、前記アイコンを表示する機能を備えたことを特徴とする請求項4記載のウェブページ表示装置。
  8. 前記ウェブページ表示手段は、前記アイコンを選択する旨の指示があると、前記アイコンに関連付けられた前記文字データの表示を行う機能を備えたことを特徴とする請求項7記載のウェブページ表示装置。
  9. ブラウザで表示可能な言語で記述されるウェブページを生成するウェブページ生成装置により生成する方法において、
    前記ウェブページの表示を制御する制御コードを、前記言語の注釈文として扱われる構文に含ませることを特徴とするウェブページ生成方法。
  10. 前記ウェブページに表示する画像データを入力し、前記制御コードとして、入力した画像データに対応させて、前記画像データの表示を制御するコードを含ませることを特徴とする請求項9記載のウェブページ生成方法。
  11. 前記ウェブページに表示する文字データを入力し、
    前記制御コードとして、入力した文字データに対応させて、前記文字データに関連づけられたアイコンを表示するコードを含ませることを特徴とする請求項9記載のウェブページ生成方法。
  12. ブラウザで表示可能な言語で記述されるウェブページを表示するウェブページ表示装置により表示する方法において、
    前記ウェブページの表示を制御するコードが前記言語の注釈文として扱われる構文に含まれていると、前記ウェブページを前記制御コードに基づいて表示することを特徴とするウェブページ表示方法。
  13. 前記制御コードが画面データの表示を制御するコードであるときに、前記画像データを表示するとともに、次の画像データの表示を抑止することを特徴とする請求項12記載のウェブページ表示方法。
  14. 次の画像データの表示を指示する旨の指示があると、前記次の画像データの表示を行うことを特徴とする請求項12記載のウェブページ表示方法。
  15. 前記制御コードが文字データに関連付けられたアイコンを表示するコードであるときに、前記文字データを表示せずに、前記アイコンを表示することを特徴とする請求項12記載のウェブページ表示方法。
  16. 前記アイコンを選択する旨の指示があると、前記アイコンに関連付けられた前記文字データの表示を行うことを特徴とする請求項15記載のウェブページ表示方法。
  17. コンピュータを、
    請求項1から3のいずれかの項に記載のウェブページ生成装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  18. コンピュータを、
    請求項4から8のいずれかの項に記載のウェブページ表示装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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