JP2006146012A - 液晶表示パネル - Google Patents

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孝博 西岡
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Abstract

【課題】高いコントラスト比及び良好なカラートラキング特性を有する液晶表示パネルを提供する。
【解決手段】第一の基板と第二の基板との間に設けられ電圧無印加状態では第一及び第二の基板に対して略平行に一軸配向する液晶層と、第一及び第二の基板との間に設けられ第一の基板側から入射した光を反射する反射部と、反射部に隣接し反射部より液晶層が厚い透過部と、第一の基板に隣接する第一の1/4波長板と、第一の1/4波長板に隣接する第一の1/2波長板と、第一の1/2波長板に隣接する第一の偏光板と、第二の基板に隣接する第二の1/4波長板と、第二の1/4波長板に隣接する第二の1/2波長板と、第二の1/2波長板に隣接する第二の偏光板とを有する。第二の1/4波長板は視野角補償板を含有し、視野角補償板の軸方向と液晶層の配向方向とのなす角度が−27°〜−10°であるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、液晶表示技術の分野に属するものであり、とくに半透過型液晶表示パネルに用いられる液晶表示パネルに関するものである。
液晶表示パネルの表示方式は、透過型、反射型、半透過型に分類できる。透過モード(バックライトと呼ばれる光源を点灯し、液晶表示パネルを通過した光で表示を行う表示方式)は、暗所での視認性は高いが、明所での視認性が低い。一方、反射モード(バックライトを消灯し、液晶表示パネルに入射した光を反射して表示を行う表示方式)は、明所での視認性は高いが、暗所での視認性が低い。透過モードと反射モードの機能を合わせ持つ、いわゆる半透過モードは、周囲の明るさに合わせて表示モードを切り替えることで、常に視認性の高い表示が得られる。そのため、半透過型液晶表示パネルは、携帯機器や移動体機器用のディスプレイとして広く用いられている。特に一つの画素内に反射モードで表示を行う領域(反射部)と、透過モードで表示を行う領域(透過部)を別々に有している半透過型液晶表示パネルでは、反射部と透過部の液晶層の厚さを別々に設定することにより、反射モードでも透過モードでも、比較的良好な表示特性を得ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
液晶表示パネルの両側に円偏光板を配置し、反射部の液晶層厚を約1/4波長、透過部の液晶層厚を約1/2波長に設定することにより、反射モードも透過モードもノーマリーホワイト(液晶層に電圧を印加して黒を表示する方式)での表示が可能となる。通常、円偏光板は、偏光板と1/4波長板と1/2波長板とを組み合わせて構成される(例えば、特許文献2参照。)。これらの光学特性には波長依存性(波長分散)が存在するが、組み合わせ方を適切に設定することによって波長分散を制御して、より良好な表示特性を得ている。
半透過型液晶表示パネルでは、通常の透過型TN(Twisted Nematic)パネルのように、液晶層に電圧が印加されていない時は液晶が基板平面に略平行に配向し、電圧が印加されると液晶が基板平面から起き上がってくるように運動する。電圧を印加して黒を表示したときに、斜め方向から見ると光が漏れてくるので、良好なコントラスト比が得られる視線範囲(視野角)が狭い傾向がある。また、両側に円偏光板があると、TN配向では透過率が下がる。高い透過率を得るには、液晶層の捩れ角を小さくすることが有効であり、通常捩れ角0°の一軸配向が用いられる。透過型TNパネルから類推すると、同じようにパネルの両側に1枚ずつ計2枚を使用し、各視野角補償板はそのディスコティック液晶層の傾斜方向と、隣接する基板界面での表示用液晶の配向方向が一致するように貼付することが有効であると考えられる。
上述の視野角補償板は、約−35nmの正面リタデーションを持つ位相差板でもある(リタデーション値は波長550nmでの値。以下同様)。半透過型液晶表示パネルに使用する位相差板は、円偏光板として機能する必要がある。円偏光板は偏光板と1/4波長板と1/2波長板とを組み合わせて構成され、そのリタデーションは1/4波長板が約85〜140nm、1/2波長板が250〜280nmであるため、視野角補償板を1/4波長板または1/2波長板として使用することはできない。よって、視野角補償板の他に2枚の位相差板が必要であり、パネル全体の厚さが厚くなる。
携帯機器用あるいは移動体機器用に用いられることの多い半透過型液晶表示パネルは、薄型軽量であることが要求される。そのため、液晶表示パネルの総厚が厚くなることは極力避ける必要がある。視野角補償板を光源側のみに使用すれば、両側に使用する場合に比べて薄くできる。
特開2000−187220号公報 特開平10−68816号公報
しかしながら、半透過型液晶表示パネルでは、液晶表示パネルの両側に円偏光板を配置しているので、視野角補償板を追加すると、例えば黒を表示するための印加電圧(黒電圧)が変化するためコントラスト比が低下する。さらに、電圧の印加により階調表示をした際に表示の色が変化してしまい、カラートラッキングと呼ばれる現象が悪化する等の問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、高いコントラスト比及び良好なカラートラキング特性を有する液晶表示パネルを提供する。
この発明における液晶表示パネルは、第一の基板と第二の基板との間に設けられ電圧無印加状態では前記第一及び第二の基板に対して略平行に一軸配向する液晶層と、前記第一の基板と前記第二の基板との間に設けられ前記第一の基板側から入射した光を反射する反射部と、前記反射部に隣接し前記反射部より前記液晶層が厚い透過部と、前記第一の基板に隣接する第一の1/4波長板と、前記第一の1/4波長板に隣接する第一の1/2波長板と、前記第一の1/2波長板に隣接する第一の偏光板と、前記第二の基板に隣接する第二の1/4波長板と、前記第二の1/4波長板に隣接する第二の1/2波長板と、前記第二の1/2波長板に隣接する第二の偏光板とを有し、前記第二の1/4波長板は視野角補償板を含有し、前記視野角補償板の軸方向と前記液晶層の配向方向とのなす角度が−27°〜−10°であるものである。
この発明によれば、高いコントラスト比及び良好なカラートラキング特性を有する液晶表示パネルを提供できる
実施の形態1.
図1は、本発明が適用される半透過型液晶表示パネルの実施の形態1を説明するための側面図である。液晶表示パネル100には、第一の基板11、第二の基板12としてのガラス基板2枚の間に、液晶層5が設けられている。液晶層5に用いられる液晶材料は、電圧無印加状態では基板11、12に対して略平行に一軸配向しており、電圧印加状態では起き上がってくるように運動する。また、基板11と基板12との間には、反射鏡6がギャップ制御層7上に形成されており、基板11側から入射した光は反射鏡6によって反射される。
基板11の液晶層5とは反対側の面には、第一の1/4波長板21、第一の1/2波長板31、第一の偏光板41が順次隣接している。同様に、基板12の液晶層とは反対側の面には、第2の1/4波長板22、第二の1/2波長板32、第二の偏光板42が順次隣接している。第2の1/4波長板22には、視野角補償板が含まれている。なお、1/4波長板21、22、1/2波長板31、32をまとめて位相差板と呼ぶ。
図1において、軸方向や配向方向は、x軸正の方向を0°として、x軸正の方向からy軸正の方向へ回る向きを正とする。位相差板のリタデーションや液晶材料の屈折率は波長550nmでの値で記述する。液晶表示パネルの表示特性は、反射部における基板11と基板12の間隙厚(反射部ギャップ)、この反射部に隣接する透過部における基板11と基板12の間隙厚(透過部ギャップ)、液晶層5の捩れ角(基板11と基板12の配向処理方向の角度差)、偏光板41及び42の透過軸方向、1/4波長板21、22、1/2波長板31、32の遅相軸方向及びリタデーション値、液晶材料の物性値(屈折率、弾性定数など)、駆動電圧で決まる。
パネルの両側に円偏光板を持つ半透過型液晶表示パネルの場合、液晶層5の捩れ角が大きくなると、透過率が減少する。従って、液晶層5は捩れ角0°の一軸配向が望ましい。この実施の形態では、液晶層5は一軸配向しているものとする。ただし、実際にはパネル作成装置の精度上、正確に捩れ角が0°のパネルを作製することは難しい。捩れ角が±10°以内であれば透過率の減少はおおよそ2%以下なので、実用上は十分である。また、反射部ギャップは、2μm以下にすることは難しい。2μm以下にすると、パネルを押したときに微小な異物によりショートが多数発生し、表示不良になるためである。
人間の視感度が最も高い波長550nmに対して、反射部の液晶層5のリタデーション(複屈折率と反射部ギャップの積)が1/4波長になる場合、反射部ギャップ2μmに対して必要な液晶材料の複屈折率は、550nm/4/2μm=0.06875となる。ここで、液晶層5の残留リタデーションを1/4波長板21のリタデーションで補償できるので、反射部の液晶層5のリタデーションは1/4波長より多少大きくても構わない。
ところで、携帯機器あるいは移動体機器に使用される液晶表示パネルは、室内で使用するより高い温度特性が要求される。例えば、携帯電話用パネルでは、−30°C〜85°Cで保存でき、−10°C〜75°Cで駆動できることが要求される。そのため、液晶材料は等方相−ネマティック相転移温度(Tni)は100°C以上であり、かつ−30°C保存で結晶化しない、という厳しい要求を満たす必要がある。低温で保存可能という条件から、現在入手可能な液晶材料の複屈折率は最小で0.065程度であり、これより小さくなると低温保存性が損なわれる。そのため、半透過型液晶表示パネルの液晶材料としては、複屈折率が0.065〜0.07の範囲にあるものが適当であり、0.065〜0.06875であればより好ましい。これは、通常のTN用液晶材料の0.07〜0.085に比べて小さい。
上述の小さい複屈折率と温度特性を満たし、かつ高い比抵抗で、量産に適する液晶材料は非常に少ない。表1に上記要求を満たす3種類の液晶のTni、複屈折率、分散係数比を示す。分散係数比とは、液晶材料の複屈折率△nをCauchy型の分散式△n=A+B/λ2で近似したときのB/Aである(λは波長)。表1より液晶材料LC−1〜3は、複屈折率は多少異なるが、B/Aの値はほぼ等しい。
Figure 2006146012
液晶材料は印加電圧が高くなると動きにくくなるため、黒電圧は高い方が黒表示時の電圧に対するマージンが相対的に大きくなるので好ましい。特に半透過型液晶表示パネルの場合は、非常に広い温度範囲で使用することが要求されるので、マージンは広いほうが良い。ただし、通常使用される駆動用ドライバICでは、印加電圧の上限は6V程度である。従って、黒電圧は6V以下に設定することが望ましい。
一軸配向セルの場合、液晶層5のリタデーションの印加電圧依存性は、閾値電圧Vth(液晶が動き始める電圧)と、弾性定数比K11/K33(スプレイ変形に対する弾性定数とベンド変形に対する弾性定数の比)に依存する。図2は、液晶材料LC−1〜3のリタデーションの印加電圧依存性を、印加電圧Vを閾値電圧Vthで規格化して示した特性図である。図2より、液晶材料LC−1〜3のリタデーション特性は、ほぼ同じ曲線で示されることがわかる。
また、リタデーションの印加電圧依存性は3部分に分類できることもわかる。閾値電圧以下(V<Vth)で液晶材料が動いていない部分、閾値電圧以上の低電圧側(Vth<V<3Vth)で液晶材料が大きく動く部分、高電圧側(V>3Vth)で液晶材料の動きが小さくなっている部分である。従って、黒電圧は3Vth以上に設定すれば、液晶材料がだんだん動きにくくなり、黒表示時の電圧に対するマージンを広げられることがわかる。つまり、黒電圧Vbは3Vth<Vb<6Vの範囲が望ましい。液晶材料LC−3の場合は、Vth=1.3Vであったので、3.9V<Vb<6Vとなる。ただし、図2からわかる通り、3Vth近傍では、より高電圧側に比べて液晶が動きやすいので、黒電圧はできるだけ高い電圧に設定することが望ましい。
また、液晶層5にどんなに大きな電圧を印加しても、実際には液晶層5のリタデーションが0になることはない。5V程度の印加電圧では、残留リタデーションとしてある程度の大きさのリタデーションを示す。そのため、偏光板41と1/2波長板31と1/4波長板21とで構成される円偏光板が、正確に円偏光を作製するように設定してしまうと、この残留リタデーションのため、黒を表示することができない。そこで、正確な円偏光板から、多少特性を変えることにより、残留リタデーションを考慮して黒が表示できるようにする方法が知られている。簡単に説明すると、残留リタデーションがαの場合、1/4波長板21のリタデーションをλ/4−αに設定しておけば、液晶層5と1/4波長板21とを合わせたリタデーションがλ/4になるので、黒を表示できる。電圧を印加しないときの液晶層5のリタデーションをλ/4+αに設定しておけば、液晶層5と1/4波長板21とを合わせたリタデーションがλ/2になるので、白を表示できる。
このように液晶層5の残留リタデーション分を考慮することによって、偏光板41と1/2波長板31と1/4波長板21とで構成される円偏光板は、厳密には円偏光板ではなく、正確には楕円偏光板となる。偏光板42と1/2波長板32と1/4波長板22とで構成される円偏光板も同様である。
黒を表示する際には、視感度の高い波長550nmを中心に広い波長範囲で反射率、あるいは透過率を小さくする必要がある。ここで、偏光板と1/2波長板と1/4波長板とを組み合わせる円偏光板では、偏光板、1/2波長板、1/4波長板の順で積層し、偏光板の透過軸方向ωp1と1/2波長板の遅相軸方向ω1の差をθ1(ω1−ωp1)、偏光板の透過軸方向ωp1と1/4波長板の遅相軸方向ω2の差をθ2(ω2−ωp1)としたとき、θ2=2×θ1+45°となるように積層すると、波長依存性の少ない円偏光板になることが知られており、広帯域円偏光板と呼ばれている。図3は、円偏光板のθ1とθ2をパラメータとしたときの、円偏光板の輝度反射率を示す特性図である。これより、θ2=2×θ1+45°となるように積層すると輝度反射率は小さくなっており、良好な黒が得られていることがわかる。実際には円偏光板と液晶層で反射部は構成されるが、上記のように液晶層の残留リタデーションを考慮して、1/4波長板のリタデーションを調整しておけばよい。
位相差板の材質としては、ノルボルネン系樹脂あるいはシクロオレフィン系樹脂が一般的である。ノルボルネンは、多環式ではあるが一種のシクロオレフィンとも言える。実際、これらの位相差板における複屈折の波長分散の分散係数比は、ノルボルネン系樹脂で0.0060、シクロオレフィン系樹脂で0.0062であり、ほぼ等しい。
以上のことから、半透過型液晶表示パネルに適当な反射部と基板11側の円偏光板のパラメータを設定できる。液晶層5は一軸配向が適当である。ここでは、反射部ギャップは2μm、液晶材料はLC−3とする。位相差板の材質はシクロオレフィン系樹脂とする。広帯域円偏光板を構成するためには、1/2波長板31のリタデーションは約1/2波長、1/4波長板21のリタデーションは約1/4波長とする必要がある。波長は視感度の高い550nmに設定する。
波長550nmの1/2波長は275nmであるが、1/2波長板31のリタデーションは、この値に近い市販品の値で260nmとした。また、1/4波長板21のリタデーションは、厚さ2μmの液晶材料LC−3の一軸配向セルの5Vにおける残留リタデーションの約25nmを考慮して、550nm/4−25nm=112.5nmに近い市販品の値で110nmとした。
位相差板の透過軸及び位相差板の遅相軸の方向は、前述の広帯域円偏光板の条件が成立しているとする。この場合、各軸の方向は、偏光板41の透過軸方向ωp1と1/2波長板31の遅相軸方向ω1の差θ1(ω1−ωp1)と、1/4波長板21の遅相軸方向ω2と液晶層の配向方向ωLCの差θLC(ωLC−ω2)で表すことができる。
図4は、1/2波長板31のリタデーションを260nm、1/4波長板21のリタデーションを110nmとした時に、反射モードのカラートラッキングが各位相差板及び偏光板の方向でどのように変化するかを求めた特性図である。白電圧は閾値電圧(液晶が印加電圧により動き始める最低電圧)以下であれば良いが、ここでは0.6Vとした。黒電圧は5Vとした。
カラートラッキングは、以下のように定義したカラートラッキング指標を用いて評価した。ここでは、反射モードについて説明するが、透過モードでも同様とする。まず、カラーフィルタの無いパネルで白表示をした時の輝度反射率を100として、印加電圧を変化させたときに輝度反射率が、100、70、47、29、17、8、3.5、1となる電圧をそれぞれ、V1、V2、V3、V4、V5、V6、V7、V8とし、黒を表示する電圧(黒電圧)をV9とする。V1〜V9の各電圧で反射光の分光スペクトルを求め、光源としてD65光源を仮定し、得られたスペクトルから3刺激値X、Y、Zを計算する。得られたX、Y、Zから色座標(L*、u*、v*)を計算し、u*、v*を直交する2軸としてプロットする(以下、この(u*、v*)を単に色座標と呼ぶ)。プロットで得られた曲線(実際には線分の集合)の長さ(線分長さの合計)をカラートラッキング指標とする。
コントラスト比が低い場合は反射率が高電圧側でも小さくならないので、例えばV7やV8が存在しない場合がある。この場合は存在しない電圧は無視をして、黒表示(V9)をプロットするものとする。
カラーフィルタの無いパネルを使用し、D65光源を仮定するのは、カラーフィルタや照明によらない一般的な指標とするためである。参考例として、透過型TNパネルのu*−v*プロットを図5に示す。u*−v*プロットは、光源(D65)を原点(u*、v*)=(0、0)として、原点からの距離が光源からどの程度色が変化しているかを表す。図中の軌跡の長さr=0であれば、表示色は全く変化していないことであり、この状態が最も望ましい。図5では軌跡の長さr(カラートラッキング指標)は137である。長さrが120以下であれば、実用上は十分である。
図4を見ると、カラートラッキングが良好であるカラートラッキング指標r<120の領域は、おおよそθLCが−25°〜10°、θ1が65°〜70°の範囲である。特に好ましいカラートラッキング指標r<100の領域は、おおよそθLCが−20°〜−10°、θ1が65°〜70°の範囲となっている。
半透過型液晶表示パネルにおいては、反射モードのカラートラッキングという表示特性まで考慮した場合、1/4波長板21の遅相軸方向をラビング方向に平行とするより、−20°〜−10°ずらした方が良好な特性が得られる。液晶層の配向方向を上下(90°あるいは270°)方向とすると、θLCが−25°〜10°、θ1が65°〜70°の範囲とは、1/4波長板21の遅相軸方向ω2が65°〜100°(245°〜280°も同じ)、1/2波長板31の遅相軸方向ω1が130°〜170°(310°〜350°も同じ)、偏光板41の透過軸方向ωp1が60°〜105°(240°〜285°も同じ)という範囲となる。
図4に基づいて、例えば偏光板41の透過軸方向ωp1=74°、1/2波長板21のリタデーションを260nm、遅相軸方向をω1=142°方向、1/4波長板21のリタデーションを110nm、遅相軸方向をω2=254°(74°)、液晶の配向を一軸配向、配向方向ωLC=90°とした半透過型液晶表示パネルを作製したところ、反射モードのカラートラッキング指標r=73.0が得られた。なお、各軸の角度の符号を負にしても、円偏光板の掌性が逆転するだけなので、上記の説明はそのまま成立する。また、偏光板の方向だけを90°回転しても同様である。
半透過型液晶表示パネルの透過モードでは、高いコントラスト比での表示が求められているため、1/4波長板22と1/2波長板32と偏光板42は、黒を表示したときに広い波長範囲で透過率が小さくなるように設定することが望ましい。さらに、透過モードでは広い視野角が望まれている。ここで、透過型TNパネルのように視野角補償板を使用すれば、黒表示を斜めから見たときの光抜けを軽減し、視野角を広げることができる。
ここでは、傾斜配向したディスコティック液晶を利用した視野角補償板(富士写真フイルム製WV film)を、1/4波長板22の位置に貼付する。視野角補償板のリタデーションは約−35nm程度であるので、1/4波長板とするにはリタデーションが小さすぎる。そこで、適当な大きさのリタデーションを持つ位相差板と貼り合わせることで、1/4波長板として機能させることができ、このような貼り合わせの位相差板が市販されている(日東電工製NW−EF)。この貼り合わせの位相差板を1/4波長板22に用い、そのリタデーションは107nm、分散係数比B/A=0.026である。
半透過型液晶表示パネルの反射部の反射鏡6には、その表面に凹凸を形成する場合がある。これは、凹凸の無い平面では正反射光しか反射してこないが、正反射光には液晶層を通過せずにパネル表面で反射した表面反射光が重畳しているため、黒を表示しても表面反射光の分、黒が浮いて画質が損なわれる。そこで、凹凸の曲面で反射させることによって、表面反射光とは別の方向に表示を行う。凹凸の形成は、反射鏡6の下のギャップ制御層7にアクリル樹脂などの樹脂材料を用いその表面をフォトリソグラフィ等で加工するのが一般的である。この場合、基板12の図示していない配線と電極を兼ねる反射鏡6とが短絡することを防ぐため、ギャップ制御層7をある程度厚くし、反射部と透過部の段差を1.8μm以上とする必要がある。反射部のギャップは2μmが適当なので、透過部のギャップは3.8μm以上ということになる。反射部ギャップの制限から、液晶材料の複屈折は0.065〜0.07が好ましいとしたが、透過部ギャップを3.8μmとすると、透過部の液晶層のリタデーションは247nm〜261nm(液晶材料としてLC−3を想定すると257nm)となり、波長550nmのほぼ1/2波長になる。
黒電圧が約6Vと有限であることから、液晶層5は残留リタデーションを持つので、白表示と黒表示で透過部の液晶層5のリタデーションを1/2波長変化させるためには、白表示時の液晶層5のリタデーションは1/2波長より大きくしておくことになる。ところが、波長550nmに基づいて液晶層5のリタデーションを設定してしまうと、波長550nmで透過率が最大(白)と最小(黒)で変化するように設定することになる。その場合、白表示の透過スペクトルは波長550nmでピークを持つことになるのため、白表示時の色が黄色化してしまう。
仮に、パネルの両側に完全な円偏光板を貼付した場合、パネルの透過率の波長依存性T(λ)は、式(1)で近似できる。ここで、λは波長、△n(λ)は液晶材料の複屈折率、dはギャップ、△n(λ)dは液晶層5のリタデーションである。
Figure 2006146012
D65光源を仮定し、式(1)から色度座標(x、y)の波長550nmに対する液晶層5のリタデーションに対する依存性を計算した結果を図6に示す。図6(a)は液晶材料にLC−3を用いた場合、図6(b)は複屈折率に波長分散の無い(分散係数比B/A=0)仮想的な液晶を用いた場合である。y<0.35であれば、黄色化は目立たないので、液晶層5のリタデーションは215nm以下であればよいことがわかる。この結果から液晶材料の複屈折率の波長分散に対する依存性は小さく、図6(a)、(b)のどちらでもリタデーション215nm以下であれば、yが0.35以下となっている。
この実施の形態における半透過型液晶表示パネルの場合、1/4波長板21のリタデーションは110nm、1/4波長板22のリタデーションは107nmなので、波長550nmに対する1/4波長(137.5nm)から、それぞれ27.5nm及び30.5nm小さい。合わせて58nm、すなわち約60nmの位相差板のリタデーションが不足している。そのため、液晶層5のリタデーションをその分大きめに取らないと、円偏光板として機能しなくなる。従って、実際の透過部における液晶層5のリタデーションは215nm+60nm=275nm以下が望ましい。
透過部ギャップは(0.275/△n)μm以下が望ましい。液晶材料の複屈折率は0.065〜0.07が好ましいので、透過部ギャップに換算すると、3.93〜4.23μmとなる。また、透過部ギャップの下限は3.8μmなので、例えば液晶材料にLC−3を想定すれば、透過部ギャップの範囲は3.8μm〜4.0μmが望ましいとなる。透過部ギャップは小さい方が白表示の黄色化を低減できる。
透過部ギャップを3.8μm、液晶材料をLC−3、偏光板41の透過軸方向を74°、1/2波長板31のリタデーションを260nm、遅相軸方向を142°方向、1/4波長板21のリタデーションを110nm、遅相軸方向を74°、液晶の配向を一軸配向、配向方向を90°とし、隣接する基板2側の液晶の配向方向と、ディスコティック液晶の傾斜方向を平行になるように1/4波長板22を貼付すると仮定する。残りのパラメータである1/2波長板32のリタデーションを200nm〜270nmの範囲で、1/2波長板32の遅相軸方向を0°〜180°の範囲で、また偏光板42の透過軸方向を0°〜180°の範囲で変化させたときの透過モードのコントラスト比を計算すると、その最大値は999となった。透過型TNパネルのコントラスト比を計算すると1121となり、これと比べるとコントラスト比999は多少低いことがわかる。実際にパネルのコントラスト比は、散乱等により計算値より低下するが、計算で仮定する擾乱の無い理想的な状態で達成されるコントラスト比が本質的に低いのであれば、透過型TNパネル並のコントラスト比は期待できない。
基板2側では、偏光板42、1/2波長板32、1/4波長板22(視野角補償板)及び透過部の液晶層5の一部で、円偏光板を構成するように、位相差板及び偏光板のパラメータを設定すべきであるが、液晶層5の配向方向と1/4波長板22の軸方向(ディスコティック液晶の傾斜方向)を平行にすると、円偏光板としての機能の波長分散が適当に設定されず、黒表示の透過スペクトルが多少浮いてしまったためである。つまり、半透過型液晶表示パネルでは、透過型TNパネルのように隣接する基板2側の液晶の配向方向と、ディスコティック液晶の傾斜方向を平行になるように1/4波長板22を貼付すると、透過モードのコントラスト比が低くなる。半透過型液晶表示パネルの場合、使用できる適当な液晶材料の△nの波長分散は、液晶材料によらず、あまり大きな変化はしない。そのため、どの液晶材料を用いても、透過モードのコントラスト比の低下は発生する。
そこで、1/4波長板22の軸方向を変化させながら、透過モードのコントラスト比の最大値を求めた。図7は、その結果としてのコントラスト比特性図である。横軸は1/4波長板22の軸方向ω3と液晶層5の配向方向ωLCの差θ3(ω3−ωLC)をとっている。横軸の示す値に1/4波長板22の軸方向を固定して、1/2波長板32の軸方向及び偏光板42の透過軸方向を0°〜180°の範囲で、1/2波長板32のリタデーションを200nm〜270nmの範囲で変化させて、透過モードのコントラスト比を計算することにより、コントラスト比の最大値を求めている。
透過型TNパネルのように、液晶層5の配向方向と1/4波長板22(視野角補償板)の軸方向を平行にするとコントラスト比は低いが(図7、横軸0°)、−20°程度ずらすと高いコントラスト比が得られることがわかる。半透過型液晶表示パネルでは、コントラスト比が1200以上あれば、十分な実用性を達成できる。つまり、−27°〜−10°程度、液晶層の配向方向と1/4波長板22の軸方向をずらせば良い。
図8は、1/4波長板22の軸方向を変化させたときの、透過部のカラートラッキング指標の特性図である。1/2波長板32のリタデーション及び遅相軸方向、偏光板42の透過軸方向は、透過部のコントラスト比が最大になるよう設定した。1/4波長板22の軸方向ω3と液晶層5の配向方向ωLCの差が−16°以下であれば、カラートラキング指標は120以下となり、良好なカラートラッキング特性を示すことがわかる。図7の最大コントラスト比と合わせて、1/4波長板22の軸方向ω3と液晶層5の配向方向ωLCの差θ3(ω3−ωLC)は−27°〜−16°の範囲であれば、高いコントラスト比と良好なカラートラッキング特性が達成できる。
図9には、1/4波長板22の軸方向を変化させたときに、最大コントラスト比を与える、1/2波長板32のリタデーションRe4、遅相軸方向ω4、及び偏光板42の透過軸方向ωp2を示す。高いコントラスト比と良好なカラートラッキング特性を与えるθ3の範囲で、θ3と各パラメータの関係を数式に表すと、式(2)〜(4)が得られる(図9中の破線)。
Figure 2006146012
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以下に実施例を示し、さらに詳しく説明する。
実施例1.
ガラス基板2には、画素電極が形成されている。画素電極とは、透過部の透明電極と反射部の反射鏡6を兼ねるアルミ電極である。また、フォトリソで加工したギャップ制御層7と、その上に形成された反射鏡6により、1.8μmの段差が形成されている。ガラス基板1には、通常の工程によって共通電極(透明電極)が形成されている。カラーフィルタは使用していない。
ガラス基板1、2の透明電極側の最外層には、ポリイミドの配向膜が塗布されており、配向膜表面にラビング処理が施されている。ラビングの方向は、基板1が270°方向(パネル下方向)、基板2が90°方向(パネル上方向)である。反射部6での基板1と基板2の間隙厚(反射部ギャップ)は、樹脂製柱状スペーサにより2.0μmに制御されている。透過部での基板1と基板2の間隙厚(透過部ギャップ)は2.0μm+1.8μm=3.8μmに制御されている。
パネル外部には、パネルを駆動し表示を行うための駆動回路及び信号処理回路が装備されている。基板1と基板2の間は液晶材料LC−3で満たされている。配向処理(ラビング)により、液晶は270°方向にホモジニアス配向している。
偏光板41の透過軸方向は74°方向、偏光板42の透過軸方向は14°方向に向いている。1/2波長板31、32、1/4波長板21はシクロオレフィン系樹脂製の膜である。1/2波長板31のリタデーションは260nm、遅相軸方向は142°方向である。1/4波長板21のリタデーションは110nm、遅相軸方向は74°方向である。1/2波長板32のリタデーションは240nm、遅相軸方向は204°方向である。
1/4波長板22はディスコティック液晶を塗布したトリアセチルセルロース樹脂製の膜(富士写真フイルム製WV film)と、変成ポリカーボネート樹脂製の膜を貼り合わせたもの(日東電工製NW−EF)である。1/4波長板22のディスコティック液晶の傾斜方向(ディスコティック液晶のダイレクタのx−y面への射影の方向)は253°方向であり、表示用液晶の配向方向とのずれは253°−270°=−17°である。
続いて、作製した半透過型液晶表示パネルの特性を評価した。図10は、実施例1における表示輝度の印加電圧依存性の特性図である。図10(a)から、透過モードでは、印加電圧の増加に伴い単調に透過光強度は減少した。最大コントラスト比は730、その時の印加電圧は5.0Vであった。図10(b)から、反射モードでは、印加電圧の増加に伴い単調に反射光強度は減少した。印加電圧5.0Vでのコントラスト比は24であった。
図11は、実施例1における色度座標(x、y)及び色座標(u*、v*)の印加電圧依存性の特性図であり、図11(a)は透過モードの色度座標(x、y)、図11(b)は透過モードの色座標(u*、v*)、図11(c)は反射モードの色度座標(x、y)、図11(d)は反射モードの色座標(u*、v*)である。白表示(反射、透過光強度最大)での色度座標は、D65光源換算で、透過モードで(x、y)=(0.306、0.340)、反射モードで(x、y)=(0.315、0.347)であった。
カラートラッキング指標rは、D65光源換算で、透過モードで116、反射モードで73.0であった。以上のように、実施例1によって、高い透過モードのコントラスト比と、白色に近い白表示、良好なカラートラキング特性を実現できる半透過型液晶表示パネルを得た。
実施例2.
基板1、2、偏光板41、1/2波長板31、1/4波長板21、反射部と透過部のギャップ、液晶材料及び配向方向は実施例1と同じである。
1/2波長板32のリタデーションは235nm、遅相軸方向は202°方向である。1/4波長板22はディスコティック液晶を塗布したトリアセチルセルロース樹脂製の膜と変成ポリカーボネート樹脂製の膜を貼り合わせたものである。1/4波長板22のディスコティック液晶の傾斜方向は250°方向で、表示用液晶の配向方向とのずれは250°−270°=−20°である。偏光板42の透過軸方向は11°方向に向いている。
続いて、作製した半透過型液晶表示パネルの特性を評価した。ここでは、反射モードに関わる部分(偏光板41、1/2波長板31、1/4波長板21、反射部ギャップ)は実施例1と同じなので、透過モードのみを評価した。図12は、実施例2における表示輝度の印加電圧依存性の特性図である。図12から、透過モードでは、印加電圧の増加に伴い単調に透過光強度は減少した。最大コントラスト比は759、その時の印加電圧は5.1Vであった。
図13は、実施例2の透過モードにおける色度座標(x、y)及び色座標(u*、v*)の印加電圧依存性の特性図であり、図13(a)は色度座標(x、y)、図13(b)は色座標(u*、v*)である。透過モードの白表示(透過光強度最大)での色度座標は、D65光源換算で、(x、y)=(0.307、0.340)であった。
カラートラッキング指標rは、D65光源換算で、透過モードで108であった。以上のように、実施例2によって、高い透過モードのコントラスト比と、白色に近い白表示、良好なカラートラキング特性を実現できる半透過型液晶表示パネルを得た。
実施例3.
基板1、2、偏光板41、1/2波長板31、1/4波長板21、反射部と透過部のギャップ、液晶材料及び配向方向は実施例1と同じである。
1/2波長板32のリタデーションは225nm、遅相軸方向は198°方向である。1/4波長板22はディスコティック液晶を塗布したトリアセチルセルロース樹脂製の膜と変成ポリカーボネート樹脂製の膜を貼り合わせたものである。1/4波長板22のディスコティック液晶の傾斜方向は245°方向で、表示用液晶の配向方向とのずれは245°−270°=−25°である。偏光板42の透過軸方向は7°方向に向いている。
続いて、作製した半透過型液晶表示パネルの特性を評価した。ここでも、反射モードに関わる部分は実施例1と同じなので、透過モードのみを評価した。図14は、実施例3における表示輝度の印加電圧依存性の特性図である。図14から、透過モードでは、印加電圧の増加に伴い単調に透過光強度は減少した。最大コントラスト比は703、その時の印加電圧は5.1Vであった。
図15は、実施例3の透過モードにおける色度座標(x、y)及び色座標(u*、v*)の印加電圧依存性の特性図であり、図15(a)は色度座標(x、y)、図15(b)は色座標(u*、v*)である。透過モードの白表示(透過光強度最大)での色度座標は、D65光源換算で、(x、y)=(0.308、0.341)であった。
カラートラッキング指標rは、D65光源換算で、透過モードで93.9であった。以上のように、実施例3によって、高い透過モードのコントラスト比と、白色に近い白表示、良好なカラートラキング特性を実現できる半透過型液晶表示パネルを得た。
実施例4.
基板1、2、偏光板41、1/2波長板31、1/4波長板21、反射部と透過部のギャップ、液晶材料及び配向方向は実施例1と同じである。
1/2波長板32のリタデーションは225nm、遅相軸方向は199°方向である。1/4波長板22はディスコティック液晶を塗布したトリアセチルセルロース樹脂製の膜と変成ポリカーボネート樹脂製の膜を貼り合わせたものである。1/4波長板22のディスコティック液晶の傾斜方向は245°方向で、表示用液晶の配向方向とのずれは245°−270°=−25°である。偏光板42の透過軸方向は9°方向に向いている。
続いて、作製した半透過型液晶表示パネルの特性を評価した。ここでも、反射モードに関わる部分は実施例1と同じなので、透過モードのみを評価した。図16は、実施例4における表示輝度の印加電圧依存性の特性図である。図16から、透過モードでは、印加電圧の増加に伴い単調に透過光強度は減少した。最大コントラスト比は678、その時の印加電圧は5.1Vであった。
図17は、実施例4の透過モードにおける色度座標(x、y)及び色座標(u*、v*)の印加電圧依存性の特性図であり、図17(a)は色度座標(x、y)、図17(b)は色座標(u*、v*)である。透過モードの白表示(透過光強度最大)での色度座標は、D65光源換算で、(x、y)=(0.307、0.341)であった。
カラートラッキング指標rは、D65光源換算で、透過モードで80.5であった。以上のように、実施例4によって、高い透過モードのコントラスト比と、白色に近い白表示、良好なカラートラキング特性を実現できる半透過型液晶表示パネルを得た。
実施の形態1を説明するための半透過型液晶表示パネルの側面図である。 実施の形態1を説明するための液晶層のリタデーション特性図である。 実施の形態1を説明するための円偏光板の輝度反射率特性図である。 実施の形態1を説明するための反射モードのカラートラッキング分布図である。 参考例としての透過型TNパネルの色座標(u*、v*)プロット図である。 実施の形態1を説明するための反射モードの色度座標(x、y)特性図である。 実施の形態1を説明するための反射モードのコントラスト比特性図である。 実施の形態1を説明するための反射モードのカラートラッキング特性図である。 実施の形態1を説明するための透過モードの高コントラスト比に関する特性図である。 実施例1における表示輝度の印加電圧依存特性図である。 実施例1における色度座標(x、y)及び色座標(u*、v*)の印加電圧依存特性図である。 実施例2における表示輝度の印加電圧依存特性図である。 実施例2における色度座標(x、y)及び色座標(u*、v*)の印加電圧依存特性図である。 実施例3における表示輝度の印加電圧依存特性図である。 実施例3における色度座標(x、y)及び色座標(u*、v*)の印加電圧依存特性図である。 実施例4における表示輝度の印加電圧依存特性図である。 実施例4における色度座標(x、y)及び色座標(u*、v*)の印加電圧依存特性図である。
符号の説明
100 液晶表示パネル、11〜12 基板、21〜22 1/4波長板、31〜32 1/2波長板、41〜42 偏光板、5 液晶層、6 反射鏡、7 ギャップ制御層。

Claims (2)

  1. 第一の基板と第二の基板との間に設けられ電圧無印加状態では前記第一及び第二の基板に対して略平行に一軸配向する液晶層と、前記第一の基板と前記第二の基板との間に設けられ前記第一の基板側から入射した光を反射する反射部と、前記反射部に隣接し前記反射部より前記液晶層が厚い透過部と、前記第一の基板に隣接する第一の1/4波長板と、前記第一の1/4波長板に隣接する第一の1/2波長板と、前記第一の1/2波長板に隣接する第一の偏光板と、前記第二の基板に隣接する第二の1/4波長板と、前記第二の1/4波長板に隣接する第二の1/2波長板と、前記第二の1/2波長板に隣接する第二の偏光板とを有し、
    前記第二の1/4波長板は視野角補償板を含有し、前記視野角補償板の軸方向と前記液晶層の配向方向とのなす角度が−27°〜−10°であることを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 前記視野角補償板の軸方向と前記液晶層の配向方向とのなす角度が−27°〜−16°であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネル。

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