JP2006145856A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006145856A
JP2006145856A JP2004336076A JP2004336076A JP2006145856A JP 2006145856 A JP2006145856 A JP 2006145856A JP 2004336076 A JP2004336076 A JP 2004336076A JP 2004336076 A JP2004336076 A JP 2004336076A JP 2006145856 A JP2006145856 A JP 2006145856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
light
refractive index
guide plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004336076A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4606135B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Ishidaka
良彦 石高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2004336076A priority Critical patent/JP4606135B2/ja
Publication of JP2006145856A publication Critical patent/JP2006145856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4606135B2 publication Critical patent/JP4606135B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】光を効率良く観察者に供給することができる液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】導光板12と液晶表示パネル20の上基板21との間に屈折率調整層15が挟持されている。より詳細には、光出射面12bのプリズム14の平坦面14cと上基板21との間に屈折率調整層15が介在している。緩斜面14aと急斜面14bとで構成される空気層16には、屈折率調整層15が基本的にない状態となる。このため、平坦面14cのみから屈折率調整層15を介して液晶表示パネル20に光が出射される。空気層16の領域では、緩斜面14aと空気層16との間の界面又は急斜面14bと空気層16との間の界面が存在するので、導光板12を伝搬する光が導光板12から出射されず、導光板12内のより光源から離れた位置まで光を伝搬させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は液晶表示装置に関し、特に光を効率良く観察者に供給することができる液晶表示装置に関する。
従来から、表示装置、主に液晶表示装置の照明手段として、液晶表示パネルを照明する面発光装置、例えばフロントライトが知られている。従来のフロントライトは、通常、光源と、この光源からの光を液晶表示パネルに出射する導光板とから主に構成される。
図5は、従来の液晶表示装置の構成を示す図である。図5に示す液晶表示装置は、液晶表示パネル4と、その上に配置されたフロントライトと、フロントライトの導光板上に配置されたカバー5とから構成されている。フロントライトは、導光板1を有している。この導光板1は、平板形状を有しており、互いに対向する一対の主面及び互いに対向する一対の端面を有し、一方の主面(観察者に近い主面)には複数のプリズム1aが形成されている。一対の端面の一方の端面近傍にはバー導光体3が配置されており、このバー導光体3の一方の端部に光源2が配置されている。
このフロントライトにおいては、光源2からの光が導光板1の端面から入射し、導光板1内部を伝搬する。導光板1内でプリズム1aに反射した光は、図中の矢印に示すように、液晶表示パネル4側に向けられ、液晶表示パネル4で反射して、導光板1及びカバー5を透過して観察者側に向けられる。
特開平11−109347号公報
しかしながら、図5に示す導光板1においては、プリズム1aで光を反射させて液晶表示パネル4側に向けている。このように図5に示すような形状のプリズム1aで光を反射させると、必然的にプリズム1aを有する主面から漏れ出す光が生じてしまう。また、液晶表示パネル4で反射した光は、導光板1を透過した後にカバー5も透過する。このとき、導光板1を透過した光の一部は、図5の矢印で示すようにカバー5で反射してしまいカバー5を透過しない。このように、図5に示す構成の導光板では、光を効率良く観察者に供給することができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、光を効率良く観察者に供給することができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の液晶表示装置は、互いに対向する一対の主面と光源から光を入射する端面とを有する導光板と、前記導光板の前記端面の近傍に配置された光源と、前記導光板の前記プリズムを有する主面と対向するように配置された液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルと前記導光板との間に挟持された屈折率調整層と、を具備し、前記導光板は、前記一対の主面の一方の主面は、複数のプリズムを有しており、前記プリズムのそれぞれは、前記端面から相対的に近い比較的緩やかな第1の面と、前記端面から相対的に遠い比較的急な第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間に位置する第3の面とを有し、前記第2の面と前記第3の面との間のなす角が鋭角であることを特徴とする。
この構成によれば、プリズムを有する主面から漏れ出す光をできるだけ抑えることができ、光を効率良く液晶表示パネルに向けることができる。また、屈折率調整層の存在により反射防止効果が発揮されるので、第3の面から液晶表示パネルに向けた光と液晶表示パネルから第3の面に向けた光の両方に対して反射を抑えることができる。これにより、コントラストを向上させることが可能となる。
この構成によれば、光を出射する主面から出射した光が直接液晶表示パネルに供給されるので、導光板から光量のロスなく液晶表示パネルに光を供給することができる。また、第3の面における反射率を低く抑えるので、観察者の視認性を向上させることができる。また、プリズムを有する主面が液晶表示パネルと対向しており、導光板のプリズムを有する主面と反対の主面が平坦面である。このため、導光板のプリズムを保護するカバーが不要となると共に、導光板の平坦な主面上に必要に応じて光学素子を容易に配置することが可能となる。また、液晶表示装置に外力が印加された場合でも、屈折率調整層が外力を吸収するので、液晶表示装置にかかる負荷を軽減することも可能となる。
本発明の液晶表示装置においては、前記屈折率調整層は、前記液晶表示パネルと前記第3の面との間に介在することが好ましい。
この構成によれば、導光板の内部を伝搬した光は、プリズムの第3の面のみから屈折率調整層を介して液晶表示パネルに光が出射される。このため、導光板の内部を伝搬する光を液晶表示パネルに出射すると共に、導光板内のより光源から離れた位置まで光を伝搬させることができる。
本発明の液晶表示装置においては、前記屈折率調整層は、前記導光板を構成する材料及び/又は液晶表示パネルを構成する材料との間の屈折率差が0.1以下である材料で構成されていることが好ましい。
本発明の液晶表示装置においては、前記導光板を構成する材料の屈折率と前記屈折率調整層の屈折率との間の差が前記導光板を構成する材料の屈折率と空気の屈折率との間の差よりも絶対値として小さく、前記液晶表示パネルを構成する材料の屈折率と前記屈折率調整層の屈折率との間の差が前記液晶表示パネルを構成する材料の屈折率と空気の屈折率との間の差よりも絶対値として小さいことが好ましい。
これらの構成によれば、導光板の第3の面で大きく屈折することなく液晶表示パネル20の表面に略垂直な状態で液晶表示パネルに光を出射することができる。
本発明の液晶表示装置においては、前記なす角は、前記端面から入射した光が前記第2の面で反射し、その反射光が前記第3の面から外界に出射するような角度であることが好ましい。
本発明によれば、互いに対向する一対の主面と光源から光を入射する端面とを有する導光板と、前記導光板の前記端面の近傍に配置された光源と、前記導光板の前記プリズムを有する主面と対向するように配置された液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルと前記導光板との間に挟持された屈折率調整層と、を具備し、前記導光板は、前記一対の主面の一方の主面は、複数のプリズムを有しており、前記プリズムのそれぞれは、前記端面から相対的に近い比較的緩やかな第1の面と、前記端面から相対的に遠い比較的急な第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間に位置する第3の面とを有し、前記第2の面と前記第3の面との間のなす角が鋭角であるので、第3の面から液晶表示パネルに向けた光と液晶表示パネルから第3の面に向けた光の両方に対して反射を抑えることができ、コントラストを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るフロントライトを備えた液晶表示装置の構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示す液晶表示装置の断面図である。図1に示す液晶表示装置は、面発光装置であるフロントライト10と、その背面側(図1において下面側)に配置された液晶表示パネル20とから主に構成されている。
フロントライト10は、図1に示すように、互いに対向する一対の主面12b,12cを有する略平板状の透明の導光板12と、その端面12aに沿って配設された長尺状のバー導光体13と、このバー導光体13の端面近傍に配置された発光素子であるLED13aと、から主に構成されている。すなわち、本実施の形態に係るフロントライト10では、LED13aとバー導光体13とで光源を構成し、導光板12の端面12aが導光板の光入射面を構成している。
フロントライト10の導光板12は、図2に示すように、液晶表示パネル20の表示領域上に配置され、LED13aからの光が光出射面12bから液晶表示パネル20に出射する。導光板12は、透明樹脂材料、例えばアクリル樹脂、ノルボルネン系樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂などで構成されている。
導光板12の液晶表示パネル20側の主面(図2において下側の主面、光出射面)12bには、図2に示すように、複数のプリズム14が形成されている。個々のプリズム14は、端面12aから相対的に近い比較的緩やかな第1の面(緩斜面)と、端面12aから相対的に遠い比較的急な第2の面(急斜面)と、第1の面と第2の面との間に位置する第3の面(平坦面)とを有し、第2の面と第3の面との間のなす角が鋭角である。したがって、複数のプリズム14は、図1に示すように、互いに平行なストライプ状に位置し、図2に示すように、断面略鋸刃状になっている。
液晶表示パネル20は、互いに対向して配置された上基板21と下基板22とを備え、上基板21と下基板22との間には液晶層23が挟持されている。この液晶層23は、上基板21及び下基板22の内側の周縁部に沿って設けられたシール材24により封止されている。上基板21の内側(下基板22側)の主面上には、液晶制御層26が形成されており、下基板22の内側(上基板21側)の主面上には、フロントライト10の光や外光を反射するための反射層27が形成されている。この反射層27上には、液晶制御層28が形成されている。
液晶制御層26,28は、液晶層23を駆動制御するための電極、配向膜、及び電極をスイッチングするための半導体素子などを含む。また、必要に応じてカラー表示のためのカラーフィルタを含む。反射層27は、液晶表示パネル20に入射した外光やフロントライト10の光を反射するために、高反射率を有するアルミニウムや銀などの金属で構成された反射薄膜を含む。また、反射層27は、特定の方向で反射光が強くなり液晶表示装置の視認性が低下することを防止するために、光散乱手段を備えていることが好ましい。この光散乱手段としては、反射薄膜に凹凸形状に形成したものや、樹脂マトリクス中に、この樹脂マトリクス材料と異なる屈折率を有する樹脂材料で構成されたビーズを分散させてなる散乱膜などを用いることができる。
本実施の形態では、液晶表示パネル20は、反射型の液晶表示パネルである。図1において、液晶表示パネル20の破線で示す矩形状の領域20Dが表示領域である。表示領域20Dには、多数の画素がマトリクス状に形成されている。この表示領域20D上にフロントライト10の導光板12が屈折率調整層15を介して配置されている。このとき、フロントライト10は、導光板12の光出射面12b(プリズム14を有する面)が液晶表示パネル20と対向するようにして配置される。したがって、屈折率調整層15が、液晶表示パネル20とプリズム14の平坦面(第3の面)との間に介在している。
図3は、図2に示すフロントライトの導光状態を説明するための部分断面図である。図3に示すように、光出射面12bに形成されたプリズム14は、上述したように光出射面12bの水平基準面zに対して傾斜して形成された一対の斜面により構成されており、端面12aから相対的に近い緩斜面14aと、端面12aから相対的に遠い急斜面14bと、緩斜面14aと急斜面14bとの間に位置する平坦面14cとを有し、急斜面14bと平坦面14cとの間のなす角(傾斜角)θ2が鋭角である。また、緩斜面14aは、光出射面12bの水平基準面zに対して傾斜角θ1で形成されている。
本発明においては、前記なす角θ2は、端面12aから入射した光が急斜面14bで反射し、その反射光が平坦面14cから外界に出射するような角度であることが好ましい。例えば、急斜面14bの傾斜角θ2は、40°以上60°以下の範囲であることが好ましい。また、緩斜面14aの傾斜角θ1は、水平基準面zに対して0.5°以上5°以下の範囲であることが好ましい。また、プリズム14のピッチP(プリズム14の頂部Xの間隔又は頂部Yの間隔)は、導光板の光出射面12b内で一定であり、プリズム14の高さh(水平基準面zとプリズム14の頂部Yとの間の距離)は、光出射面12b内で光源から離れるにしたがって大きくなるように変化する。なお、プリズム14のピッチPは、必ずしも光出射面12b内で一定である必要はなく、光出射面12b内で適宜変更しても良い。また、プリズム14の高さhは、必ずしも光出射面12b内で変化する必要はなく、光出射面12b内で一定であっても良い。また、光出射面12b内でそれぞれのプリズム14の傾斜角θ1及びθ2を適宜変更しても良い。
なお、本発明者らは、本出願人の出願である特願2004−150286号において、上記のように急斜面14bの傾斜角の最適化によりフロントライト10の照明光量を増加させ得ることを検証している。この内容はすべてここに含めておく。
本発明においては、図4に示すように、導光板12と液晶表示パネル20の上基板21との間に屈折率調整層15が挟持されている。より詳細には、光出射面12bのプリズム14の平坦面14cと上基板21との間に屈折率調整層15が介在している。したがって、緩斜面14aと急斜面14bとで構成される空気層16には、屈折率調整層15が基本的にない状態となる。このため、平坦面14cのみから屈折率調整層15を介して液晶表示パネル20に光が出射される。空気層16の領域では、緩斜面14aと空気層16との間の界面又は急斜面14bと空気層16との間の界面が存在するので、導光板12を伝搬する光が導光板12から出射されず、導光板12内のより光源から離れた位置まで光を伝搬させることが可能となる。このように、本構成によれば、プリズム14に平坦面14c及び空気層16が存在するので、光出射面12bを構成することができると共に、液晶表示パネル20と導光板12との間に屈折率調整層15を介在させても導光板12内のより光源から離れた位置まで光を伝搬させることができる。
ここで、屈折率調整層15を構成する材料としては特に制限はないが、導光板12を構成する材料、例えば上述した透明樹脂材料及び/又は液晶表示パネルを構成する材料、例えば偏光板との間の屈折率差が0.1以下である材料が好ましい。このような材料としては、シリコーン樹脂やアクリル系樹脂などを挙げることができる。このような材料によれば、導光板12の平坦面14cで大きく屈折することなく上基板21の表面に略垂直な状態で液晶表示パネル20に光を出射することができる。
また、屈折率の関係においては、導光板12を構成する材料の屈折率と屈折率調整層15の屈折率との間の差が導光板12を構成する材料の屈折率と空気の屈折率との間の差よりも絶対値として小さく、液晶表示パネル20を構成する材料の屈折率と屈折率調整層15の屈折率との間の差が液晶表示パネル20を構成する材料の屈折率と空気の屈折率との間の差よりも絶対値として小さいことが好ましい。なお、液晶表示パネルを構成する材料としては、液晶表示パネルのガラス基板上に配置される偏光板などの光学素子の材料を含む。
また、屈折率調整層15の厚さは、製品の耐衝撃性などを考慮すると、0.2mm〜4mmであることが好ましい。さらに、屈折率調整層15の形成方法としては、屈折率調整層15を構成する材料によるが、例えば液晶表示パネル20上に充填剤を塗布、印刷し、その上に導光板12を配置して充填剤を硬化する方法、充填剤で構成されたシートやフィルムを液晶表示パネル20と導光板12との間に挟み込み加熱や加圧する方法などを挙げることができる。
上記構成を有する液晶表示装置においては、観察者はこの導光板12を通して液晶表示パネル20の表示を視認できるようになっている。また、外光が得られない暗い所では、フロントライト10のLED13aを点灯させる。このLED13aから出射された光は、バー導光体13を介して導光板12の端面12aから導光板12の内部へ導入し、導光板12の内部を伝搬して、その光を導光板12の光出射面(図中の下面)12bから液晶表示パネル20へ向けて出射する。このように液晶表示パネル20を照明することにより、暗い所でも観察者が導光板12を通して液晶表示パネル20の表示を視認できるようになっている。
フロントライト10のLED13aを点灯させる場合、具体的には、図4に示すように、導光板12の内部を伝搬した光(矢印A)が急斜面14bで反射し、その反射光(矢印B)が平坦面14cに向う。矢印Aで示す光は、急斜面14bで急斜面14bの法線(一点鎖線)に対して45°を越える角度で入射する。これにより、急斜面14bに入射した光(矢印A)が急斜面14bを透過することを最大限防止することが可能になる。その結果、急斜面14bで反射する光量が増加して、フロントライト10の輝度が向上する。急斜面14bで反射した光は、平坦面14cに対して略直角で平坦面14cに達する。平坦面14cは屈折率調整層15と接しているので、平坦面14cに達した光は、屈折率調整層15を介して液晶表示パネル20の上基板21に入射する。
このように、本実施の形態のフロントライト10は、光を効率良く液晶表示パネル20に向けることができ、観察者に光を効率良く供給することができる。特に、本実施の形態のフロントライト10における導光板12は、プリズム14を有する光出射面12bが液晶表示パネル20と対向し、上述したように光出射面12bから出射した光が直接液晶表示パネル20に供給されるので、導光板12から光量のロスなく液晶表示パネル20に光を供給することができる。
また、導光板12の内部を伝搬した光は、プリズム14の平坦面14cのみから屈折率調整層15を介して液晶表示パネル20に光が出射され、空気層16の領域では、緩斜面14aと空気層16との間の界面又は急斜面14bと空気層16との間の界面が存在するので、導光板12を伝搬する光が導光板12から出射されない。このため、導光板12の内部を伝搬する光を液晶表示パネル20に出射すると共に、導光板12内のより光源から離れた位置まで光を伝搬させることができる。
また、屈折率調整層15の存在により反射防止効果が発揮されるので、平坦面14cから液晶表示パネル20に向けた光と液晶表示パネル20から平坦面14cに向けた光の両方に対して反射を抑えることができる。これにより、コントラストを向上させることが可能となる。
さらに、プリズム14を有する光出射面12bが液晶表示パネル20と対向しており、導光板12のプリズム14を有する光出射面12bとは反対の主面12cが平坦面である。このため、図5に示すような導光板12のプリズム14を保護するカバーが不要となると共に、導光板12の主面12c上に必要に応じて光学素子を容易に配置することが可能となる。また、フロントライト10に外力が印加された場合でも、屈折率調整層15が外力を吸収するので、液晶表示装置にかかる負荷を軽減することも可能となる。
次に、本発明の効果を明確にするために行った実施例について説明する。
透明樹脂材料としてノルボルネン系耐熱透明樹脂、アートン(JSR社製、商品名)を用いて射出成形を行って導光板基材を作製した。得られた導光板基材は、図2に示すように、一方の主面(光出射面)12bに複数のプリズム14を有し、他方の主面12cが平坦面である。また、この複数のプリズム14は、端面12aから相対的に近い比較的緩やかな緩斜面14aと、端面12aから相対的に遠い比較的急な急斜面14bと、緩斜面と急斜面との間に位置する平坦面14cとを有し、急斜面14bと平坦面14cとの間のなす角が鋭角である。なお、アートンの屈折率は1.52である。
次いで、液晶表示パネルの表面上に偏光板として屈折率1.49のトリアセチルセルロース層を設けた後、得られた導光板基材の光出射面と液晶表示パネルとの間に、屈折率調整層として屈折率1.42のシリコーン樹脂層を介在させて、図2に示すようにして液晶表示パネル上に導光板基材を配置して実施例1の液晶表示装置を構成した。したがって、シリコーン樹脂は、導光板を構成する材料(アートン)及び液晶表示パネルを構成する材料(トリアセチルセルロース)との間の屈折率差が0.1以下である材料であることが分かる。
また、上記と同様にして、図2に示す構成の導光板基材を作製した。液晶表示パネル液晶表示パネルの表面上に偏光板として屈折率1.49のトリアセチルセルロース層を設けた後、そのトリアセチルセルロース層上に屈折率1.49の紫外線硬化樹脂、フォトレック(積水ファインケミカル社製、商品名)をスピンコート法により厚さ3μmで塗布した。そして、導光板基材の平坦面12c側から照射エネルギー4.5J/cm2の紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させた。得られた導光板基材の光出射面と液晶表示パネルとの間に、屈折率調整層として屈折率1.42のシリコーン樹脂層を介在させて、図2に示すようにして液晶表示パネル上に導光板基材を配置して実施例2の液晶表示装置を構成した。したがって、シリコーン樹脂は、導光板を構成する材料(アートン)及び液晶表示パネルを構成する材料(紫外線硬化樹脂)との間の屈折率差が0.1以下である材料であることが分かる。
また、上記と同様にして、図2に示す構成の導光板基材を作製し、この導光板基材の光出射面(プリズム形成面)上に蒸着法により、反射防止材料としてSiO2、TiO2を厚さ0.5μmで被着して反射防止膜を形成した。得られた導光板基材を、図2に示すようにして液晶表示パネル上に配置して比較例1の液晶表示装置を構成した。
また、上記と同様にして、図5に示す構成の導光板基材を作製した。次いで、液晶表示パネルの表面上に偏光板として屈折率1.49のトリアセチルセルロース層を設けた後、得られた導光板基材の光出射面(プリズム形成面と反対側の面)と液晶表示パネルとの間に、屈折率調整層として屈折率1.42のシリコーン樹脂層を介在させて、図5に示すようにして液晶表示パネル上に導光板基材を配置して比較例2の液晶表示装置を構成した。
これらの液晶表示装置において照明を点灯して輝度、輝度均一性及び表示のコントラストを測定した。輝度は、液晶表示パネルの白表示の際の中央部の輝度により求め、輝度均一性は、液晶表示パネルの白表示における液晶表示パネル面内25ポイントの最小輝度と最大輝度との間の比により求め、コントラストは、液晶表示パネルの白表示及び黒表示のそれぞれの輝度を測定し、その輝度比により求めた。なお、輝度計としては、BM−5(トプコン社製、商品名)を用いた。それらの結果を下記表1に示す。
Figure 2006145856
表1から分かるように、本発明の液晶表示装置(実施例1,2)は、蒸着で反射防止膜を形成した比較例1と輝度及び輝度均一性でほぼ同等であり、コントラストは比較例1よりも優れていた。また、本発明の液晶表示装置(実施例1,2)は、従来構成の比較例2よりも輝度及び輝度均一性でかなり優れている。これは、比較例2の構成であると、光が導光板中を光源から離れた端部まで十分に伝搬せずに液晶表示パネルに出射されてしまうためであると考えられる。
このように本発明の液晶表示装置は、輝度、輝度均一性及びコントラストに優れ、しかも液晶表示パネル側にも導光板側にも反射防止構造が不要であるので、コスト低減を実現することも可能となる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態において、導光板のような光学部品は、板状体に限定されず、適宜フィルム状体、シート状体に変更して実施しても良い。また、上記実施の形態においては、光源が発光素子であるLEDとバー導光体とで構成されている場合について説明しているが、本発明においては光源がLEDとバー導光体以外のもので構成されていても良い。また、上記実施の形態においては、液晶表示装置が反射型液晶表示装置である場合について説明しているが、本発明は半透過型液晶表示装置にも同様に適用することができる。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の構成を示す斜視図である。 図1に示す液晶表示装置の断面図である。 図2に示す液晶表示装置におけるフロントライトの導光状態を説明するための部分断面図である。 図3に示す導光板のプリズムの構成を示す拡大図である。 従来の液晶表示装置の構成を示す図である。
符号の説明
10 フロントライト
12 導光板
12a 端面
12b 光出射面
12c 主面
13 バー導光体
13a LED
14 プリズム
14a 緩斜面
14b 急斜面
14c 平坦面
15 屈折率調整層
16 空気層
20 液晶表示パネル
21 上基板
22 下基板
23 液晶層
24 シール材
26,28 液晶制御層
27 反射層

Claims (5)

  1. 互いに対向する一対の主面と光源から光を入射する端面とを有する導光板と、前記導光板の前記端面の近傍に配置された光源と、前記導光板の前記プリズムを有する主面と対向するように配置された液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルと前記導光板との間に挟持された屈折率調整層と、を具備し、前記導光板は、前記一対の主面の一方の主面は、複数のプリズムを有しており、前記プリズムのそれぞれは、前記端面から相対的に近い比較的緩やかな第1の面と、前記端面から相対的に遠い比較的急な第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間に位置する第3の面とを有し、前記第2の面と前記第3の面との間のなす角が鋭角であることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記屈折率調整層は、前記液晶表示パネルと前記第3の面との間に介在することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記屈折率調整層は、前記導光板を構成する材料及び/又は液晶表示パネルを構成する材料との間の屈折率差が0.1以下である材料で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 前記導光板を構成する材料の屈折率と前記屈折率調整層の屈折率との間の差が前記導光板を構成する材料の屈折率と空気の屈折率との間の差よりも絶対値として小さく、前記液晶表示パネルを構成する材料の屈折率と前記屈折率調整層の屈折率との間の差が前記液晶表示パネルを構成する材料の屈折率と空気の屈折率との間の差よりも絶対値として小さいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 前記なす角は、前記端面から入射した光が前記第2の面で反射し、その反射光が前記第3の面から外界に出射するような角度であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の液晶表示装置。
JP2004336076A 2004-11-19 2004-11-19 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP4606135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004336076A JP4606135B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004336076A JP4606135B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006145856A true JP2006145856A (ja) 2006-06-08
JP4606135B2 JP4606135B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=36625626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004336076A Expired - Fee Related JP4606135B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4606135B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102128388A (zh) * 2010-01-12 2011-07-20 欧姆龙株式会社 面光源装置及液晶显示装置
CN108427221A (zh) * 2017-02-13 2018-08-21 斯坦雷电气株式会社 显示装置
JP2018132566A (ja) * 2017-02-13 2018-08-23 スタンレー電気株式会社 表示装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10507306A (ja) * 1994-10-11 1998-07-14 アライドシグナル・インコーポレーテッド 多面微小プリズム列を採用した照射装置
WO2004097512A1 (en) * 2003-05-02 2004-11-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Front light for diffusely reflecting displays

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10507306A (ja) * 1994-10-11 1998-07-14 アライドシグナル・インコーポレーテッド 多面微小プリズム列を採用した照射装置
WO2004097512A1 (en) * 2003-05-02 2004-11-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Front light for diffusely reflecting displays

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102128388A (zh) * 2010-01-12 2011-07-20 欧姆龙株式会社 面光源装置及液晶显示装置
CN108427221A (zh) * 2017-02-13 2018-08-21 斯坦雷电气株式会社 显示装置
JP2018132566A (ja) * 2017-02-13 2018-08-23 スタンレー電気株式会社 表示装置
JP7063539B2 (ja) 2017-02-13 2022-05-09 スタンレー電気株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4606135B2 (ja) 2011-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101621013B1 (ko) 표시 장치
JP4282660B2 (ja) プリズムシート及びそれを採用したバックライトユニット
WO2019184906A1 (zh) 背光模组和显示设备
KR102236711B1 (ko) 광학 부재, 및 이를 포함하는 백라이트 유닛
JPWO2011135627A1 (ja) 面状光源装置およびこれを用いた表示装置
US20090303414A1 (en) Optical member with a scatter layer, and backlight assembly and display device having the same
US20200159071A1 (en) Back light unit and display device having the same
KR20070091519A (ko) 직하광식 및 감입광식 백라이트 모듈용 광산란 필름
US20220113591A1 (en) Diffusion plate and backlight module
US20170160458A1 (en) Display device
US20180106961A1 (en) Backlight unit
KR100896716B1 (ko) 광학 시트
US20170307803A1 (en) Display apparatus
JP5174685B2 (ja) 面状光源装置およびこれを用いた表示装置
JPH0756022A (ja) 導光板を用いた照明装置
KR20140067471A (ko) 확산용 도광필름, 백라이트부 및 이를 구비한 액정표시소자
JP4606135B2 (ja) 液晶表示装置
KR102137968B1 (ko) 도광판, 백라이트 유닛, 표시 장치 및 도광판의 제조 방법
KR20210004032A (ko) 디스플레이 장치 및 이에 구비되는 확산판
US20190204496A1 (en) Backlight unit and display device including the same
JP2006156332A (ja) 導光板並びにそれを用いた面発光装置及び液晶表示装置
KR20080103693A (ko) 백라이트 유닛
JPH1164645A (ja) 平面発光体
KR101069934B1 (ko) 집광기능을 부여한 확산 시트
US20170184784A1 (en) Liquid crystal display device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070110

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees