JP2006156332A - 導光板並びにそれを用いた面発光装置及び液晶表示装置 - Google Patents

導光板並びにそれを用いた面発光装置及び液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光を効率良く観察者に供給することができる導光板並びにそれを用いた面発光装置及び液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る導光板12においては、急斜面14bと平坦面14cとの間のなす角θ2が鋭角である。また、本発明に係る導光板12においては、金型のプリズムの先端部分まで樹脂が行き届くように、プリズム14の元部の距離を広くしている。すなわち、この導光板12においては、プリズム14を単に緩斜面14aと急斜面14bとで構成せずに、緩斜面14aと急斜面14bとの間に平坦面14cを設けて、急斜面14bと平坦面14cとの間の角度θ2を大きくとっている。
【選択図】図4

Description

本発明は導光板並びにそれを用いた面発光装置及び液晶表示装置に関し、特に光を効率良く観察者に供給することができる導光板並びにそれを用いた面発光装置及び液晶表示装置に関する。
従来から、表示装置、主に液晶表示装置の照明手段として、液晶表示パネルを照明する面発光装置、例えばフロントライトが知られている。従来のフロントライトは、通常、光源と、この光源からの光を液晶表示パネルに出射する導光板とから主に構成される。
図10は、従来のフロントライトを備えた液晶表示装置の構成を示す図である。図10に示す液晶表示装置は、液晶表示パネル4と、その上に配置されたフロントライトと、フロントライトの導光板上に配置されたカバー5とから構成されている。フロントライトは、導光板1を有している。この導光板1は、平板形状を有しており、互いに対向する一対の主面及び互いに対向する一対の端面を有し、一方の主面(観察者に近い主面)には複数のプリズム1aが形成されている。一対の端面の一方の端面近傍にはバー導光体3が配置されており、このバー導光体3の一方の端部に光源2が配置されている。
このフロントライトにおいては、光源2からの光が導光板1の端面から入射し、導光板1内部を伝搬する。導光板1内でプリズム1aに反射した光は、図中の矢印に示すように、液晶表示パネル4側に向けられ、液晶表示パネル4で反射して、導光板1及びカバー5を透過して観察者側に向けられる。
特開平11−109347号公報
しかしながら、図10に示す導光板1においては、プリズム1aで光を反射させて液晶表示パネル4側に向けている。このように図10に示すような形状のプリズム1aで光を反射させると、必然的にプリズム1aを有する主面から漏れ出す光が生じてしまう。また、液晶表示パネル4で反射した光は、導光板1を透過した後にカバー5も透過する。このとき、導光板1を透過した光の一部は、図10の矢印で示すようにカバー5で反射してしまいカバー5を透過しない。このように、図10に示す構成の導光板では、光を効率良く観察者に供給することができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、光を効率良く観察者に供給することができる導光板並びにそれを用いた面発光装置及び液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の導光板は、互いに対向する一対の主面と光源から光を入射する端面とを有する導光板であって、前記一対の主面の一方の主面は、複数のプリズムを有しており、前記プリズムのそれぞれは、前記端面から相対的に近い比較的緩やかな第1の面と、前記端面から相対的に遠い比較的急な第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間に位置する第3の面とを有し、前記第2の面と前記第3の面との間のなす角が鋭角であることを特徴とする。
本発明の導光板においては、前記なす角は、前記端面から入射した光が前記第2の面で反射し、その反射光が前記第3の面から外界に出射するような角度であることが好ましい。
これらの構成によれば、プリズムを有する主面から漏れ出す光をできるだけ抑えることができ、光を効率良く液晶表示パネルに向けることができる。また、第2の面と第3の面との間のなす角を比較的大きくとることができ、これにより、射出成形の際に樹脂が金型に入り易くなり、樹脂が金型のプリズムの先端部分にまで充填されて所望の形状の導光板を得ることが可能となる。
本発明の導光板においては、前記第3の面の長さが、前記第2の面を前記第3の面に投影したときの長さ以下であることが好ましい。この構成によれば、画質をより良くした状態で表示装置の照明コントラストを向上させることができる。
本発明の導光板においては、透明樹脂材料で構成されていることが好ましい。この場合、前記なす角は、前記透明樹脂材料の特性に基づいて決定されることが好ましい。また、この場合、前記特性は、メルトフローレート、粘度及び流動停止温度からなる群より選ばれた少なくとも一つであることが好ましい。
本発明の面発光装置は、上記導光板と、前記導光板の前記端面の近傍に配置された光源と、を具備することを特徴とする。
この構成によれば、導光板のプリズムを有する主面から漏れ出す光をできるだけ抑えることができ、光を効率良く液晶表示パネルに向けることができ、観察者に光を効率良く供給することができる。
本発明の液晶表示装置は、上記面発光装置と、前記導光板の前記プリズムを有する主面と対向するように配置された液晶表示パネルと、を具備することを特徴とする。
この構成によれば、光を出射する主面から出射した光が直接液晶表示パネルに供給されるので、導光板から光量のロスなく液晶表示パネルに光を供給することができる。また、プリズムを有する主面が液晶表示パネルと対向しており、導光板のプリズムを有する主面と反対の主面が平坦面である。このため、導光板のプリズムを保護するカバーが不要となると共に、導光板の平坦な主面上に必要に応じて光学素子を容易に配置することが可能となる。
本発明の電子ペーパー装置は、上記面発光装置と、前記導光板の前記プリズムを有する主面と対向するように配置された電子ペーパーデバイスと、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、互いに対向する一対の主面と光源から光を入射する端面とを有する導光板であって、前記一対の主面の一方の主面は、複数のプリズムを有しており、前記プリズムのそれぞれは、前記端面から相対的に近い比較的緩やかな第1の面と、前記端面から相対的に遠い比較的急な第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間に位置する第3の面とを有し、前記第2の面と前記第3の面との間のなす角が鋭角であるので、光を効率良く観察者に供給することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るフロントライトを備えた液晶表示装置の構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示す液晶表示装置の断面図である。図1に示す液晶表示装置は、面発光装置であるフロントライト10と、その背面側(図1において下面側)に配置された液晶表示パネル20とから主に構成されている。
フロントライト10は、図1に示すように、互いに対向する一対の主面12b,12cを有する略平板状の透明の導光板12と、その端面12aに沿って配設された長尺状のバー導光体13と、このバー導光体13の端面近傍に配置された発光素子であるLED13aと、から主に構成されている。すなわち、本実施の形態に係るフロントライト10では、LED13aとバー導光体13とで光源を構成し、導光板12の端面12aが導光板の光入射面を構成している。
フロントライト10の導光板12は、図2に示すように、液晶表示パネル20の表示領域上に配置され、LED13aからの光が光出射面12bから液晶表示パネル20に出射する。導光板12は、透明樹脂材料、例えばアクリル樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂などで構成されている。
導光板12の液晶表示パネル20側の主面(図2において下側の主面、光出射面)12bには、図2に示すように、複数のプリズム14が形成されている。個々のプリズム14は、端面12aから相対的に近い比較的緩やかな第1の面(緩斜面)と、端面12aから相対的に遠い比較的急な第2の面(急斜面)と、第1の面と第2の面との間に位置する第3の面(平坦面)とを有し、第2の面と第3の面との間のなす角が鋭角である。したがって、複数のプリズム14は、図1に示すように、互いに平行なストライプ状に位置し、図2に示すように、断面略鋸刃状になっている。
液晶表示パネル20は、互いに対向して配置された上基板21と下基板22とを備え、上基板21と下基板22との間には液晶層23が挟持されている。この液晶層23は、上基板21及び下基板22の内側の周縁部に沿って設けられたシール材24により封止されている。上基板21の内側(下基板22側)の主面上には、液晶制御層26が形成されており、下基板22の内側(上基板21側)の主面上には、フロントライト10の光や外光を反射するための反射層27が形成されている。この反射層27上には、液晶制御層28が形成されている。
液晶制御層26,28は、液晶層23を駆動制御するための電極、配向膜、及び電極をスイッチングするための半導体素子などを含む。また、必要に応じてカラー表示のためのカラーフィルタを含む。反射層27は、液晶表示パネル20に入射した外光やフロントライト10の光を反射するために、高反射率を有するアルミニウムや銀などの金属で構成された反射薄膜を含む。また、反射層27は、特定の方向で反射光が強くなり液晶表示装置の視認性が低下することを防止するために、光散乱手段を備えていることが好ましい。この光散乱手段としては、反射薄膜に凹凸形状に形成したものや、樹脂マトリクス中に、この樹脂マトリクス材料と異なる屈折率を有する樹脂材料で構成されたビーズを分散させてなる散乱膜などを用いることができる。
本実施の形態では、液晶表示パネル20は、反射型の液晶表示パネルである。図1において、液晶表示パネル20の破線で示す矩形状の領域20Dが表示領域である。表示領域20Dには、多数の画素がマトリクス状に形成されている。この表示領域20D上にフロントライト10の導光板12が配置されている。このとき、フロントライト10は、導光板12の光出射面12bが液晶表示パネル20と対向するようにして配置される。
図3は、図2に示すフロントライトの導光状態を説明するための部分断面図である。図3に示すように、光出射面12bに形成されたプリズム14は、上述したように光出射面12bの水平基準面zに対して傾斜して形成された一対の斜面により構成されており、端面12aから相対的に近い緩斜面14aと、端面12aから相対的に遠い急斜面14bと、緩斜面14aと急斜面14bとの間に位置する平坦面14cとを有し、急斜面14bと平坦面14cとの間のなす角(傾斜角)θ2が鋭角である。また、緩斜面14aは、光出射面12bの水平基準面zに対して傾斜角θ1で形成されている。
本発明においては、前記なす角θ2は、端面12aから入射した光が急斜面14bで反射し、その反射光が平坦面14cから外界に出射するような角度であることが好ましい。例えば、急斜面14bの傾斜角θ2は、40°以上60°以下の範囲であることが好ましい。また、緩斜面14aの傾斜角θ1は、水平基準面zに対して0.5°以上5°以下の範囲であることが好ましい。また、プリズム14のピッチP(プリズム14の頂部Xの間隔又は頂部Yの間隔)は、導光板の光出射面12b内で一定であり、プリズム14の高さh(水平基準面zとプリズム14の頂部Yとの間の距離)は、光源から離れるにつれて大きくなるように光出射面12b内で漸次変化するように設定することが好ましい。なお、プリズム14のピッチPは、必ずしも光出射面12b内で一定である必要はなく、これらを光出射面12b内で適宜変更しても良い。また、プリズム14の高さhは、必ずしも光出射面12b内で変化する必要はなく、これらを光出射面12b内で一定であっても良い。また、光出射面12b内でそれぞれのプリズム14の傾斜角θ1及びθ2を適宜変更しても良い。
次に、図4を用いて、緩斜面14aと急斜面14bとの間に位置する平坦面14cについて説明する。図4は、本発明の一実施の形態に係る導光板のプリズムの構成を示す拡大図である。
本発明に係る導光板12においては、急斜面14bと平坦面14cとの間のなす角θ2が鋭角である。このような鋭角部分を有するプリズム14を備えた導光板12を射出成形法により製造する場合、透明樹脂材料によっては金型におけるプリズムの先端部分まで樹脂が十分に充填せずに成形不良になることが考えられる。したがって、本発明に係る導光板12においては、金型のプリズムの先端部分まで樹脂が行き届くように、プリズム14の元部の距離を広くしている。すなわち、この導光板12においては、プリズム14を単に緩斜面14aと急斜面14bとで構成せずに、緩斜面14aと急斜面14bとの間に平坦面14cを設けて、急斜面14bと平坦面14cとの間の角度θ2を大きくとるようにしている。
このように、急斜面14bと平坦面14cとの間の角度θ2を大きくとることにより、射出成形の際に樹脂が金型に入り易くなり、樹脂が金型のプリズムの先端部分にまで充填されて所望の形状(急斜面14bと平坦面14cとの間のなす角θ2が鋭角である)の導光板12を得ることが可能となる。ここで、なす角θ2は、導光板12を構成する透明樹脂材料の特性に基づいて決定されることが好ましい。透明樹脂材料の特性は、メルトフローレート、粘度、流動停止温度などである。したがって、なす角θ2は、導光板12の端面12aから入射した光が急斜面14bで反射し、その反射光が平坦面14cから外界に出射するような角度であって、導光板12を構成する透明樹脂材料の特性に基づいて決定されることが好ましい。また、このなす角θ2に基づいて平坦面14cの長さを決定することが好ましい。なお、本発明において、平坦面は、射出成形の際に樹脂が金型に入り易くすることを助けるための形状であれば良く、完全な平坦面だけでなく、例えば全部又は一部が湾曲している面なども含む。
図5は、本発明に係る導光板のプリズムにおける平坦面の長さについて説明するための図である。図5においては、第3の面である平坦面14cの長さをFで示し、第2の面である急斜面14bを平坦面14cに投影したときの長さをLx(急斜面14bの長さLの余弦(Lx=L・cosθ4))で示す。また、プリズム14の元部に存在する基準面14dと緩斜面14aとの間の角度をθ3とし、基準面14dと急斜面14bとの間の角度をθ4とする。
プリズム14において、平坦面14cが存在することにより、照明コントラストを向上させることができる。ここで、照明コントラストとは、光源からの光をプリズム14で下方に落とす光の量(下面輝度(cd/m2))と光源からの光をプリズムで上方に漏らす光の量(上面輝度(cd/m2))により以下の式で定義するものとする。
照明コントラスト={0.10×(下面輝度)+(上面輝度)}/ (上面輝度)
本発明者らは、断面略鋸刃状を有するプリズム14において、平坦面14cがないとすると、図4に示す矢印Bの光(急斜面14bで反射した光)が緩斜面で反射して上方に漏れる傾向があることに着目し、平坦面14cを設けることにより、この緩斜面で反射して上方に漏れる光を下方に落とすことができることを見出した。したがって、断面略鋸刃状を有するプリズム14において、平坦面14cを設けることにより、図4に示す矢印Bの光を効率良く下方に落として上面輝度を低下させ、下面輝度を向上させることができる。その結果、照明コントラストを向上させることが可能となる。これにより、照明される表示装置のコントラストを向上させることができる。表示装置のコントラストが向上すると黒はより黒く、白はより白く見えるようになり、くっきりした画像が得られる。
ここで、断面略鋸刃状を有するプリズム14において、平坦面14cの長さと照明コントラストとの間の関係を調べた。すなわち、断面略鋸刃状を有するプリズム14において、θ3を2.6°とし、θ4を51°とし、プリズム14の幅(図5におけるW)を256μmとして、平坦面14cの長さFを0μmから40μmまで変えて照明コントラストを調べ、その結果を図7(a)に示した。また、断面略鋸刃状を有するプリズム14において、θ3を2.6°とし、θ4を44°とし、プリズム14の幅(図5におけるW)を256μmとして、平坦面14cの長さFを0μmから40μmまで変えて照明コントラストを調べ、その結果を図7(b)に示した。なお、照明コントラストは、光源からの光を下方に落として得られた光の量(下面輝度)及び光源からの光が上方に漏れた光の量(上面輝度)をそれぞれ測定し、前述の計算式により算出した。下面輝度及び上面輝度は、光源として、白色LED(日亜化学社製)を用い、分光放射計SR−3(トプコン社製、商品名)を用いて測定した。
図7(a)及び図7(b)から分かるように、断面略鋸刃状を有するプリズム14において平坦面14cがない場合の照明コントラストに比べて、断面略鋸刃状を有するプリズム14が平坦面14cを有する場合の照明コントラストが高くなっている。これは、上述したように、図4に示す矢印Bの光を効率良く下方に落として上面輝度が低下し、下面輝度が向上したためであると考えられる。
この構成において、表示画質及び照明コントラストを考慮すると、平坦面14cの長さFは、急斜面14bを平坦面14cに投影したときの長さLx以下であることが好ましい。平坦面14cの長さFが長さLx以下である場合、図6(a)に示すように、液晶表示パネル20で反射された2つの光路D,Eについて、一方の光路Eの向きをプリズム14の急斜面14bで変えることができるので、観察者側に向けられる光路は一つ(D)になる。一方、平坦面14cの長さFが長さLxを超える場合、図6(b)に示すように、液晶表示パネル20で反射された2つの光路D,Eが観察者側に向けられることがある。したがって、平坦面14cの長さFを長さLx以下に設定することにより、画質をより良くした状態で照明コントラストを向上させることができる。
ここで、導光板のプリズム形状の実験例について説明する。図8(a)〜(c)は、導光板のプリズム形状の例を示す図であり、図9は、図8に示すプリズム形状についての効果を示す特性図である。
まず、図8(a)に示すようなθ2がαであるプリズム形状を有する導光板(実験例1)と、図8(b)に示すようなθ2がβ(β<α)であるプリズム形状を有する導光板(実験例2)と、図8(c)に示すようなθ2がγ(β<γ<α)であるプリズム形状を有する(平坦面14cを有する)導光板(本発明例)とを作製した。
これらの実験例1,2及び本発明例の導光板のそれぞれについて、図2に示すようにLED13a及びバー導光体13を取り付け、図2に示す液晶表示パネル20の代わりに受光器を配置して、LED13aから導光板12を伝搬して光出射面12bから出射した光の輝度を測定した。LEDとしては、1.1mm height SVチップ白色LEDを用い、受光器としては、SR−3(トプコン社製、商品名)を用い、導光板12の光出射面12bの法線方向から−30°から+30°までの光の輝度について測定した。その結果を図9に示す。
図9から分かるように、本発明例の導光板を用いた場合は、実験例1及び実験例2の導光板を用いた場合と同様に高いピーク値が得られている。したがって、本発明例の導光板を用いた場合でも問題なく光を効率良く観察者に供給することができる。
また、実験例1,2及び本発明例の導光板のそれぞれについて樹脂材料としてアクリル樹脂を用いて射出成形を行った際の射出成形性について調べた。射出成形性としては、成形体である導光板のプリズムの先端部分まで樹脂が充填されているかどうかを調べた。その結果、本発明例の導光板、実験例1の導光板、実験例2の導光板の順で射出成形性が良かった。したがって、図9に示す光学特性及び上記射出成形性を考慮すると、本発明例の導光板のプリズム形状が望ましいことが分かる。
上記構成を有する液晶表示装置においては、観察者はこの導光板12を通して液晶表示パネル20の表示を視認できるようになっている。また、外光が得られない暗い所では、フロントライト10のLED13aを点灯させる。このLED13aから出射された光は、バー導光体13を介して導光板12の端面12aから導光板12の内部へ導入し、導光板12の内部を伝搬して、その光を導光板12の光出射面(図中の下面)12bから液晶表示パネル20へ向けて出射する。このように液晶表示パネル20を照明することにより、暗い所でも観察者が導光板12を通して液晶表示パネル20の表示を視認できるようになっている。
フロントライト10のLED13aを点灯させる場合、具体的には、図4に示すように、導光板12の内部を伝搬した光(矢印A)が急斜面14bで反射し、その反射光(矢印B)が平坦面14cに向う。矢印Aで示す光は、急斜面14bで急斜面14bの法線(一点鎖線)に対して45°を越える角度(正確には、屈折率から求められる臨界角より大きい角度)で入射する。これにより、急斜面14bに入射した光(矢印A)が急斜面14bを透過することを最大限防止することが可能になる。その結果、急斜面14bで反射する光量が増加して、フロントライト10の輝度が向上する。急斜面14bで反射した光は、平坦面14cに対して略直角で平坦面14cに達するので、平坦面14cで屈折して外界(液晶表示パネル20に向けて)に出射される。なお、本発明者らは、本出願人の出願である特願2004−150286号において、上記のように急斜面14bの傾斜角の最適化によりフロントライト10の照明光量を増加させ得ることを検証している。この内容はすべてここに含めておく。
このように、本実施の形態のフロントライト10は、光を効率良く液晶表示パネル20に向けることができ、観察者に光を効率良く供給することができる。特に、本実施の形態のフロントライト10における導光板12は、プリズム14を有する光出射面12bが液晶表示パネル20と対向し、上述したように光出射面12bから出射した光が直接液晶表示パネル20に供給されるので、導光板12から光量のロスなく液晶表示パネル20に光を供給することができる。また、プリズム14を有する光出射面12bが液晶表示パネル20と対向しており、導光板12のプリズム14を有する光出射面12bとは反対の主面12cが平坦面である。このため、図10に示すような導光板12のプリズム14を保護するカバーが不要となると共に、導光板12の主面12c上に必要に応じて光学素子を容易に配置することが可能となる。
また、本実施の形態の導光板は、端面12aから相対的に近い緩斜面14aと、端面12aから相対的に遠い急斜面14bと、緩斜面14aと急斜面14bとの間に位置する平坦面14cとを有し、急斜面14bと平坦面14cとの間のなす角(傾斜角)θ2が鋭角である。このため、急斜面14bと平坦面14cとの間の角度θ2を比較的大きくとることができ、これにより、射出成形の際に樹脂が金型に入り易くなり、樹脂が金型のプリズムの先端部分にまで充填されて所望の形状の導光板12を得ることが可能となる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態において、導光板のような光学部品は、板状体に限定されず、適宜フィルム状体、シート状体に変更して実施しても良い。また、上記実施の形態においては、光源が発光素子であるLEDとバー導光体とで構成されている場合について説明しているが、本発明においては光源がLEDとバー導光体以外のもので構成されていても良い。また、上記実施の形態においては、液晶表示装置が反射型液晶表示装置である場合について説明しているが、本発明は半透過型液晶表示装置にも同様に適用することができる。また、本発明は、面発光装置の導光板のプリズムを有する主面と対向するように電子ペーパーデバイスを配置してなる電子ペーパー装置にも適用することができる。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明の一実施の形態に係るフロントライトを備えた液晶表示装置の構成を示す斜視図である。 図1に示す液晶表示装置の断面図である。 図2に示すフロントライトの導光状態を説明するための部分断面図である。 本発明の一実施の形態に係る導光板のプリズムの構成を示す拡大図である。 本発明の一実施の形態に係る導光板のプリズムにおける平坦面の長さについて説明するための図である。 液晶表示パネルで反射した光の光路を説明するための図である。 (a),(b)は、平坦面の長さと照明コントラストとの関係を示す特性図である。 (a)〜(c)は、導光板のプリズム形状の例を示す図である。 図8に示すプリズム形状についての効果を示す特性図である。 従来のフロントライトを備えた液晶表示装置の構成を示す図である。
符号の説明
10 フロントライト
12 導光板
12a 端面
12b 光出射面
12c 主面
13 バー導光体
13a LED
14 プリズム
14a 緩斜面
14b 急斜面
14c 平坦面
14d 基準面
20 液晶表示パネル
21 上基板
22 下基板
23 液晶層
24 シール材
26,28 液晶制御層
27 反射層

Claims (9)

  1. 互いに対向する一対の主面と光源から光を入射する端面とを有する導光板であって、前記一対の主面の一方の主面は、複数のプリズムを有しており、前記プリズムのそれぞれは、前記端面から相対的に近い比較的緩やかな第1の面と、前記端面から相対的に遠い比較的急な第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間に位置する第3の面とを有し、前記第2の面と前記第3の面との間のなす角が鋭角であることを特徴とする導光板。
  2. 前記なす角は、前記端面から入射した光が前記第2の面で反射し、その反射光が前記第3の面から外界に出射するような角度であることを特徴とする請求項1記載の導光板。
  3. 前記第3の面の長さが、前記第2の面を前記第3の面に投影したときの長さ以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の導光板。
  4. 前記導光板は、透明樹脂材料で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の導光板。
  5. 前記なす角は、前記透明樹脂材料の特性に基づいて決定されることを特徴とする請求項4記載の導光板
  6. 前記特性は、メルトフローレート、粘度及び流動停止温度からなる群より選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする請求項5記載の導光板。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の導光板と、前記導光板の前記端面の近傍に配置された光源と、を具備することを特徴とする面発光装置。
  8. 請求項7記載の面発光装置と、前記導光板の前記プリズムを有する主面と対向するように配置された液晶表示パネルと、を具備することを特徴とする液晶表示装置。
  9. 請求項7記載の面発光装置と、前記導光板の前記プリズムを有する主面と対向するように配置された電子ペーパーデバイスと、を具備することを特徴とする電子ペーパー装置。
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