JP2006144761A - ダイヤフラム用電極接続端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧電体に対する電気配線の耐久性及び信頼性に優れ且つ配線ショートを防止でき、ダイヤフラムの良好な振動作用が得られるダイヤフラム用電極接続端子を得る。
【解決手段】 導電性金属薄板からなるシムの表裏の少なくとも一方に圧電体を積層してなり、該圧電体の周縁が別体の固定部材で気密に固定されるダイヤフラムに取付けられる、給電用の電極接続端子であって、ダイヤフラム外部から固定部材を通して圧電体の露出面上に導かれる給電線を備え、この給電線は、圧電体への導通接続部と固定部材によって押圧された押止部との間に、該導通接続部と押止部とを最短距離で結ぶ直線の圧電体の径方向の長さよりも長い曲折部を有している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、導電性金属薄板からなるシムの表裏の少なくとも一方に圧電体を積層したダイヤフラムに取付けられる、ダイヤフラム用電極接続端子に関する。
薄板状のダイヤフラム(圧電振動子)を振動させることによりポンプ作用を得る圧電ポンプは、ダイヤフラムと該ダイヤフラムの周縁を固定する別体の固定部材とによって可変容積室を形成し、この可変容積室に連なる一対の流路に、流れ方向の異なる一対の逆止弁(可変容積室への流体流を許す逆止弁と可変容積室からの流体流を許す逆止弁)を設けている。ダイヤフラムを振動させると、可変容積室の容積が変化し、この容積変化に伴い一対の逆止弁の一方が閉じて他方が開く動作を繰り返すことから、ポンプ作用が得られる。このような圧電ポンプは、薄型にでき、例えば水冷ノート型パソコンの冷却水循環ポンプとして用いられている。
ダイヤフラムは、圧電体を、シム(導電性金属薄板)の表裏の少なくとも一方に積層してなっている。圧電体はその表裏方向に分極特性が与えられていて、表裏間に、この分極方向と同一方向または逆方向の正負極性を与えると、一方の表面積が拡大し他方の表面積が縮小する性質がある。このため、圧電体の表裏に与える正負極性を交互に反転させると、表裏の一方が延びて他方が縮むサイクルが繰り返され、シムが振動する。
特開平4−326579号公報 実開昭63−138722号公報 実開平4−126420号公報 実開平7−42154号公報 実開平7−39117号公報
ダイヤフラムでは、圧電体に対する電気配線構造が問題となっている。特に、シムの表裏面にそれぞれ圧電体を備えるバイモルフ型のダイヤフラムにおいては、共通電極となるシムへの配線は比較的容易であっても、シム表裏の圧電体に対して電気配線を如何にして行うかが難しい。従来は、シム表裏の圧電体の露出面(膜状電極)に対してリード線を個別に接続し、この個別配線を外部で結線していた。しかしながら、リード線が圧電体の露出面(膜状電極)に直接接続されていると、シムの振動によって該接続部に集中して応力が繰り返し加わるため、リード線が疲労破壊により断線し、接続部外で接触してショートを起こす等の不具合が生じてしまう。リード線と圧電体の露出面(膜状電極)は通常半田付けにより接続されるが、上記シムの振動により、この接続部(半田接合部)自体が剥離してしまう場合もある。
従来では、導電性樹脂により圧電体の露出面(膜状電極)にリード導体を接着する配線構造も知られているが、この場合には、シムの振動により導電性樹脂及びリード導体が疲労又は劣化して破壊する虞があるため耐久性及び信頼性が低く、さらに、シムの可撓性が犠牲にされて良好な振動を得にくくなる。
本発明は、以上の問題意識に基づき、圧電体に対する電気配線の耐久性及び信頼性に優れ且つ配線ショートを防止でき、ダイヤフラムの良好な振動作用が得られるダイヤフラム用電極接続端子を得ることを目的とする。
本発明は、圧電体の露出面(膜状電極)に接続する給電線に遊びを持たせることでシムの振動に伴う給電線自体の伸縮を吸収し、給電線の導通接続部(半田接合部)への応力集中を緩和することに着眼したものである。
すなわち、本発明は、導電性金属薄板からなるシムの表裏の少なくとも一方に圧電体を積層してなり、該圧電体の周縁が別体の固定部材で気密に固定されるダイヤフラムに取付けられる、給電用の電極接続端子であって、ダイヤフラム外部から上記固定部材を通して圧電体の露出面(膜状電極)上に導かれる給電線を備え、この給電線は、圧電体への導通接続部と固定部材によって押圧された押止部との間に、該導通接続部と押止部とを最短距離で結ぶ直線の圧電体の径方向の長さよりも長い、曲折部を有していることを特徴としている。
給電線の曲折部の長さは、導通接続部と押止部とを最短距離で結ぶ直線の0.5%以上であることが好ましい。より望ましくは、同直線の2(1/2)倍以上である。この範囲内であれば、導通接続部と押止部との間で給電線に遊びが生じるので、シムの振動は給電線で吸収され、給電線(特に導通接続部)への応力集中が緩和される。これにより、給電線の切断や導通接続部の剥離などを防止することができる。
給電線の曲折部は、圧電体の径方向に対して傾斜していることが好ましい。圧電体の径方向は、シムが振動したときに、最も大きな応力が加わる方向である。この圧電体の径方向に一致しないように給電線を配置することで、シムが振動したときに給電線(特に導通接続部)に加わる応力を低減することができる。
給電線の曲折部の平面形状は、例えば、L字形状または半円弧状とすることが実際的である。この曲折部は、給電線の導通接続部と押止部を結ぶ直線の少なくとも片側に備えられる。給電線の導通接続部と押止部を最短距離で結ぶ直線の両側に曲折部を備える態様では、該直線に関して曲折部が対称関係になっているとバランスが良く、応力集中を回避できる。具体的に給電線は、菱形を複数繋ぎ合わせたパンタグラフ形状型、Ω形状型、S字形状型等とすることができる。
上記態様は、圧電体上に延出する給電線の長さが短いタイプであるが、給電線は圧電体上に長く配置されていてもよい。給電線を圧電体上に長く配置する態様では、給電線の曲折部は、圧電体の中心を中心として該圧電体の周縁に沿って延びる円弧状部を有しており、該給電線の導通接続部は圧電体の周縁に位置していることが好ましい。この場合、給電線の円弧状部の中心角は60°以上とすることが実際的である。圧電体の中心を中心とする同一円弧上ではシムが振動したときに給電線に加わる応力は一様であるから、給電線での応力集中を緩和することができる。
給電線を圧電体上に長く配置する別の態様では、給電線の曲折部は、圧電体の中心を中心として該圧電体の周縁に沿って延びる円弧状部を有しており、該給電線の導通接続部は圧電体の中心に接続していることが好ましい。圧電体の中心はシムが振動したとき圧電体の表面の全領域中で最も歪みが小さい位置であるから、給電線の導通接続部にかかる応力を低減することができる。
給電線は、圧電体の外部に固定された基部から延出していて、この基部と該給電線の押止部との間に、該基部と押止部を最短距離で結ぶ直線よりも長い基部側曲折部を有していることが好ましい。この基部側曲折部の長さは、基部と押止部を最短距離で結ぶ直線の0.5%以上であることが好ましい。より望ましくは、同直線の2(1/2)倍以上である。給電線には、押止部よりも電極接続端子の基部側にも、シムの振動による応力が加えられる。上記基部側曲折部を備えれば、押止部と基部との間で給電線に遊びが生じ、シムの振動を給電線で吸収することができる。
また基部側曲折部は、圧電体の径方向に対して傾斜していることが好ましい。圧電体の径方向から傾斜していれば、シムが振動したときに基部側曲折部に加わる応力を低減することができる。
別の表現で表せば、給電線は、圧電体の外部に固定された基部から延出していて、この基部と該給電線の押止部との間に、圧電体の径方向に対して傾斜する基部側曲折部を有していることが好ましい。あるいは、給電線の押止部に関して、導通接続部側の曲折部と点対称に形成された基部側曲折部を有していることが好ましい。
また本発明は、導電性金属薄板からなるシムの表裏の少なくとも一方に圧電体を積層してなり、該圧電体の周縁が別体の固定部材で気密に固定されるダイヤフラムに取付けられる、給電用の電極接続端子であって、ダイヤフラム外部から固定部材を通して圧電体の露出面(膜状電極)上に導かれる給電線を備え、この給電線は、圧電体の径方向から傾斜して固定部材を通過する曲折部を有していることを特徴としている。
上記ダイヤフラム用電極接続端子は、絶縁樹脂コーティングした導体であり、該導体は給電線の導通接続部で露出し、該露出面に金属メッキが施されていることが好ましい。あるいは、上記ダイヤフラム用電極接続端子は、絶縁樹脂材料中に導体を埋入したFPC(フレキシブルプリント回路基板)で、該導体は給電線の導通接続部で露出し、該露出面に金属メッキが施されたものでも良い。さらに、給電線の導通接続部は、半田逃げ用の円形貫通穴を中央に備えたリング状をなしていることが好ましい。円形貫通穴が存在することで、導通接続部の表面で溶融させた半田や金属メッキは該円形貫通穴に流れ込んだ状態で再固化するので、導通接続部以外に半田や金属メッキが溢れてしまうことがなく、導通接続部を局部的に接続することができる。導通接続工程も容易である。給電線の幅寸法は0.15mm以下であることが実際的である。
本発明によれば、圧電体に対する電気配線の耐久性及び信頼性に優れ且つ配線ショートを防止でき、ダイヤフラムの良好な振動作用が得られるダイヤフラム用電極接続端子を得ることができる。
図1及び図2は、本発明によるダイヤフラム用電極接続端子を用いた圧電ポンプを示している。ハウジング10は、アッパハウジング10aとロアハウジング10bから構成され、アッパハウジング10aとロアハウジング10bの間に、ダイヤフラム(圧電振動子)11が狭着支持されている。ダイヤフラム11の厚さは誇張して描いているが、実際の厚みは1.5mm未満である。アッパハウジング10aは、ダイヤフラム11の周縁を環状に固定する環状固定部13を有し、この環状固定部13及びOリング19を介してダイヤフラム11をロアハウジング10bとの間に液密に挟持する。環状固定部13及びOリング19の内側は、ダイヤフラム11との間に可変容積室12を形成する凹部となっている。
アッパハウジング10aには、冷却水(液体)の入口ポート14Aと出口ポート14Bが開口していて、入口ポート14Aには入口側液溜室15Aに連通し、出口ポート14Bは出口側液溜室15Bに連通している。入口側液溜室15Aと可変容積室12の間、出口側液溜室15Bと可変容積室12の間にはそれぞれ隔壁16A、16Bが位置しており、この両隔壁16A、16Bにアンブレラ(逆止弁)17A、17Bが設けられている。アンブレラ17Aは、入口ポート14A(入口側液溜室15A)から可変容積室12への流体流を許してその逆の流体流を許さず、アンブレラ17Bは、可変容積室12から出口ポート14B(出口側液溜室15B)への流体流を許してその逆の流体流を許さない逆止弁である。
以上の圧電ポンプは、ダイヤフラム11が正逆に弾性変形すると、可変容積室12の容積が拡大する行程では、アンブレラ17Aが開いてアンブレラ17Bが閉じるため、入口ポート14A(入口側液溜室15A)から可変容積室12内に液体が流入する。一方、可変容積室12の容積が縮小する行程では、アンブレラ17Bが開いてアンブレラ17Aが閉じるため、可変容積室12から出口ポート14B(出口側液溜室15B)に液体が流出する。したがって、ダイヤフラム11を正逆に連続させて弾性変形させる(振動させる)ことで、ポンプ作用が得られる。
ダイヤフラム11は、図2及び図3に模式的に示すように、中心部の円形のシム111と、シム111の表裏に積層形成した円形の圧電体112と、シム111の表裏に位置する環状のスペーサ絶縁リング115とを有している。
シム111は、導電性の金属薄板材料、例えば厚さ0.2mm程度のステンレス薄板から構成され、径方向に突出する配線接続突起114を有している。配線接続突起114には、その幅方向の両側に対称に、リード線の抜け止め抵抗を高める一対のリード線掛止凹部114a、114bが形成されており、該一対のリード線掛止凹部114a、114bよりも内方に、半田付け用貫通孔114cが形成されている。半田付け用貫通孔114cには、第1リード線21が一方のリード線掛止凹部114bに掛止められた状態で半田付けされる。他方のリード線掛止凹部114aには、電極接続端子30に半田付けされる第2リード線22が掛止められる。
圧電体112は、例えば厚さ0.3mm程度のPZT(Pb(Zr、Ti)O3)から構成されるもので、その表裏方向に分極処理が施されている。この分極処理は、シム111の表裏に位置する一対の圧電体112において互いに同一方向である。つまり、図3において、一対の圧電体112の分極方向を矢印aまたはbで表すと、シム111の厚さ方向に同一方向の分極処理が施されている。一対の圧電体112のシム111側の面は、該シム111と全面的に導通するように接着され、シム111側と反対の露出面には、全面的に膜状電極113が形成されている。膜状電極113は、例えば導電ペースト(銀ペースト)を印刷(スクリーン焼成)することで形成することができる。膜状電極は圧電体112のシム111側の面にも形成することができ、この膜状電極を用いれば容易に全面導通をとれる。膜状電極の材料や形成方法は周知である。
スペーサ絶縁リング115は、その径方向に延びてシム111の配線接続突起114の表面又は裏面に接触するストリップ状絶縁板材115aを有し、シム111と配線接続突起114及び電極接続端子30との短絡を防止する。
以上のダイヤフラム11は、バイモルフ型のダイヤフラムとして知られており、シム111を一方の共通電極とし、一対の圧電体112の露出面(膜状電極113)を他方の共通電極として交流電界を与えると、表裏の一方が伸び他方が縮む動作を繰り返す(振動する)。
図3及び図4には、本発明の第1実施形態による電極接続端子30が示されている。ダイヤフラム11の一対の膜状電極113には、単一の電極接続端子30を介して給電される。電極接続端子30は、圧電体112の外部でストリップ状絶縁板材115aに固定した基部31と、一対の膜状電極113に対応する一対の給電線32と、配線接続端33とを有している。この電極接続端子30は、絶縁樹脂材料中に例えばCuからなるリード導体を埋入した多層構造のFPCにより形成されている。
基部31は、薄い平板状に形成され、一対の給電線32が延出している上面と下面とこの上下面を接続する縁面とにより断面コ字状をなしている。この基部31は、シム111の配線接続突起114と一対のストリップ状絶縁板材115aを囲むように結合される。
配線接続端33は、一対の給電線32とは逆向きに基部31から突出形成されており、基部31及び一対の給電線32内に延びるリード導体の端部と第2リード線22とを半田接続するための半田付け用開口33aを備えている。
給電線32は、図4に拡大して示すように、菱形を複数(第1実施形態では2つ)繋ぎ合わせた、いわゆるパンタグラフ型である。給電線32は、例えば0.1mm程度の線幅で基部31と同様に薄い平板状に形成され、可変容積室12の外部(圧電体112の外部)から環状固定部13を通して膜状電極113(圧電体112の露出面)に導かれている。この給電線32は、膜状電極113に導通接続される導通接続部32aと、アッパハウジング10aの環状固定部13によって押圧固定される押止部32bとを有している。図4では、アッパハウジング10aの環状固定部13によって押圧固定される領域にハッチングを付して示してある。
導通接続部32aは、給電線32の先端に設けられ、円形貫通穴32eを中央に備えたリング状に形成されている。導通接続部32aの膜状電極113に接触する側の面には、リード導体が絶縁樹脂材料から露出している。この露出したリード導体の表面には金属メッキ処理が施されており、導通接続部32aを上面側(膜状電極113との接触面とは反対側)から半田こて等の押圧治具で押圧及び加熱することにより、リード導体表面の金属メッキ(例えば半田メッキ)が溶融及び再固化し、導通接続部32aと膜状電極113を導通接続することができる。導通接続部32aは、圧電体112の周縁に局部的に位置しており、シム111の振動を妨げない。円形貫通穴32eは、溶融した金属メッキ材料の逃げ穴である。この円形貫通穴32eが存在することにより、溶融した金属メッキは該円形貫通穴32eに流れ込んだ状態で再固化するので、導通接続部32a以外に金属メッキが溢れてしまうことがなく、導通接続部32aを局部的に接続することができる。
押止部32bは、スペーサ絶縁リング115上に位置しており、シム111の振動に伴って給電線32が伸縮する際には機械的な支点となる。この押止部32bと導通接続部32aを最短距離で結ぶ直線l1と、押止部32bと電極接続端子30の基部31を最短距離で結ぶ直線l2は、同一の直線l上にあり、圧電体112の径方向に平行である。圧電体112の径方向とは、広義的には圧電体112の中心Oを通る直線方向であるが、本明細書中では圧電体112の中心Oとストリップ状絶縁板材115aの中心ラインとを結ぶ直線方向と定義する。上記直線l1の長さは、圧電体112の中心Oから押止部32bを結ぶ半径の10%以下であることが望ましい。
上記給電線32は、導通接続部32aと押止部32bの間に、該導通接続部32aと押止部32bとを最短距離で結ぶ直線l1の長さ(圧電体112の径方向の長さ)よりも長い、曲折部32cを有している。曲折部32cは、L字形の平面形状をなし、直線l1の両側に1ずつ対称に形成されている。
曲折部32cの長さ(給電線32の押止部32bから導通接続部32aまでの長さ)、厳密に言えば曲折部32cの中心線の長さd1は、導通接続部32aと押止部32bとを最短距離で結ぶ直線l1の0.5%以上、より望ましくは同直線l1の2(1/2)倍以上を満たすように設定してある。この関係を満たす長さd1を備えれば、シム111が上下振動しても、膜状電極113に接合された導通接続部32aとスペーサ絶縁リング115上で押圧された押止部32bとの間で給電線32に遊びができる。この遊びにより、給電線32がシム111の振動を吸収して該振動に追従しやすくなり、給電線32、特に導通接続部32aにかかる応力集中が緩和されることから、給電線32の切断や導通接続部32aの剥離を防止できる。
さらに曲折部32cは、その中心線を、圧電体112の径方向から傾斜させて形成してある。圧電体112の径方向は、シム111が振動したときに、最も大きな応力が加わる方向である。この圧電体112の径方向に一致しないように給電線32を配置することで、シム111が振動したときに給電線32、特に導通接続部32aに加わる応力が低減され、給電線32の切断や導通接続部32aの剥離を回避できる。具体的に曲折部32cは、圧電体112の径方向から45°以上90°未満の範囲で傾斜していることが好ましい。
上記給電線32には、さらに、押止部32bと電極接続端子30の基部31の間に、該押止部32bと基部31とを最短距離で結ぶ直線l2の長さ(圧電体112の径方向の長さ)よりも長い、基部側曲折部32dが備えられている。基部側曲折部32dは、L字形の平面形状をなし、上記直線l2の両側に1ずつ対称に形成されている。
基部側曲折部32dの長さ(給電線32の押止部32bから電極接続端子30の基部31までの長さ)、厳密に言えば基部側曲折部32dの中心線の長さd2は、押止部32bと基部31とを最短距離で結ぶ直線l2の0.5%以上、より望ましくは同直線l2の2(1/2)倍以上を満たすように設定してある。シム111の振動中は、該シム111に突出形成された配線接続突起114がシム111に連動して微量ながら振動する。シム111と配線接続突起114は、アッパハウジング10aの環状固定部13によって固定された位置を支点とし、互いに逆向きに振動する。このため、給電線32には、押止部32bよりも電極接続端子30の基部31側でも、シム111の振動による応力が加えられる。上記関係を満たす長さd2を備える基部側曲折部32dを備えれば、スペーサ絶縁リング115上で押圧された押止部32bとストリップ状絶縁板材115aに固定された電極接続端子30の基部31との間で給電線32に遊びができるので、シム111の振動を給電線32で吸収して、基部側でも給電線32の切断を防止できる。
また基部側曲折部32dは、その中心線を、圧電体112の径方向から傾斜させて形成してある。圧電体112の径方向は、シム111が振動したときに、最も大きな応力が加わる方向である。この圧電体112の径方向に一致しないように給電線32を配置することで、シム111が振動したときに給電線32に加わる応力が低減される。具体的に基部側曲折部32dと圧電体112の径方向とのなす角θは、45°<θ<90°の範囲内であることが好ましい。
本実施形態の給電線32は、導通接続部32a側の曲折部32cと基部側曲折部32dとが、シム111の振動中は機械的な支点として作用する押止部32bに関して、点対称に形成されている。この押止部32bに関して対称であれば、シム111の振動を可変容積室12の内部の曲折部32cと外部の基部側曲折部32dとでバランスよく吸収できる。
図5は、第2実施形態による電極接続端子230を示している。この電極接続端子230は、Ω形状型の給電線232を備えた点で、第1実施形態と異なる。給電線の平面形状以外の構成は第1実施形態と同一であり、第1実施形態と同一の構成要素に対しては図5において図4と同一符号で示してある。
給電線232は、導通接続部32aと押止部32bの間に、半円弧状をなす曲折部232cを、該導通接続部32aと押止部32bとを最短距離で結ぶ直線l1の両側に1ずつ対称に有している。別言すれば、一対の曲折部232cにより膜状電極113の上に半円部が形成され、この半円部の頂点に導通接続部32aが位置している。この曲折部232cの中心線は、圧電体112の径方向から傾斜しており、その長さが、導通接続部32aと押止部32bとの間で給電線232に遊びができるよう、導通接続部32aと押止部32bとを最短距離で結ぶ直線l1の0.5%以上、より望ましくは同直線l1の2(1/2)倍以上に設定してある。同直線l1の長さは、圧電体112の中心Oから押止部32bを結ぶ半径の10%以下であることが望ましい。
また給電線232は、押止部32bと電極接続端子230の基部31の間に、半円弧状をなす基部側曲折部232dを、該押止部32bと基部とを最短距離で結ぶ直線l2の両側に1ずつ対称に有している。基部側曲折部232dは、押止部32bに関して、上記曲折部232cと点対称の関係にある。この基部側曲折部232dの中心線は、曲折部232cと同様に、圧電体112の径方向から傾斜しており、その長さが、押止部32bと基部31との間で給電線232に遊びができるよう、押止部32bと基部31とを最短距離で結ぶ直線l2の0.5%以上、より望ましくは同直線l2の2(1/2)倍以上に設定してある。
以上のΩ形状型の給電線232を備えた電極接続端子230によっても、第1実施形態と同様に給電線232でシム111の振動を吸収することができ、これによって給電線232にかかる応力集中が緩和され、給電線32の切断や導通接続部32aの剥離を防止できる。
図6は、第3実施形態による電極接続端子330を示している。この電極接続端子330は、導通接続部32aから基部31までを最短距離で結ぶ直線l1の片側のみに給電線332を備える点で、第1及び第2実施形態と異なる。導通接続部32aから基部31までを最短距離で結ぶ直線l1の長さは、圧電体112の中心Oから押止部32bを結ぶ半径の10%以下であることが望ましい。給電線332以外の構成は、第1及び第2実施形態と同一であり、第1実施形態と同一の構成要素に対しては図6において図4と同一符号で示してある。
給電線332は、導通接続部32aから押止部32bを経て基部31までを結ぶ直線l(l1、l2)の片側(図6では上側)に、半円弧状の曲折部332cと、該曲折部332cとは反対向きをなす半円弧状の基部側曲折部332dとを押止部32bを介して繋ぎ合わせた、S字形状型である。曲折部332cと基部側曲折部332dは、押止部32bを介して点対称の関係にある。この曲折部332cの中心線は、圧電体112の径方向から傾斜しており、その長さが、導通接続部32aと押止部32bとの間で給電線332に遊びができるよう、導通接続部32aと押止部32bとを最短距離で結ぶ直線l1の0.5%以上、より望ましくは同直線l1の2(1/2)倍以上に設定されている。同様に基部側曲折部332dの中心線は、圧電体112の径方向から傾斜しており、その長さが押止部32bと基部31との間で給電線332に遊びができるよう、押止部32bと基部31とを最短距離で結ぶ直線l2の0.5%以上、より望ましくは同直線l2の2(1/2)倍以上に設定されている。
以上のS字形状型の給電線332を備えた電極接続端子330によっても、第1実施形態と同様に給電線332でシム111の振動を吸収することができ、これによって給電線332にかかる応力集中が緩和され、給電線332の切断や導通接続部32aの剥離を防止できる。
上記第1〜第3実施形態の電極接続端子30、230、330は、圧電体112上に延出する給電線32、232、332の長さを短く(最小限)したタイプであるが、以下の第4、第5実施形態のように給電線は圧電体112上に長く配置されていてもよい。
図7は、第4実施形態による電極接続端子430を示している。この電極接続端子430は、給電線432の曲折部432cが圧電体112の周縁(円周)方向に沿って延長されている点で、第1〜第3実施形態と異なる。曲折部432c以外の構成は、第1〜第3実施形態と同一であり、第1実施形態と同一の構成要素に対しては図7において図4と同一符号で示してある。
給電線432は、その導通接続部32aが圧電体112の周縁に位置し、導通接続部32aと押止部32bの間に、一対のアーム部432fと、該一対のアーム部432fによって支持された円弧状部432gからなる曲折部432cを有している。一対のアーム部432fは、その中心線を圧電体112の径方向から傾斜させて押止部32bより延出し、導通接続部32aと押止部32bとを最短距離で結ぶ直線l1に関して対称に配置されている。同直線l1の長さは、圧電体112の中心Oから押止部32bを結ぶ半径の10%以下が望ましい。円弧状部432gは、圧電体112の中心Oを中心とする同一円弧上に沿って形成されている。上述したように圧電体112の径方向は、シム111が振動したときに最も大きな応力が加わる。この圧電体112の径方向に一致しないように給電線432を配置することで、シム111が振動したときに給電線432に加わる応力は低減される。圧電体112の中心Oを中心とする同一円弧上では、シム111が振動したときに給電線432に加わる応力は一様である。したがって、シム111が振動したときに円弧状部432gに加わる応力は一様であり、応力が局所的に集中することがない。
円弧状部432gの中心角は60°程度とすることが好ましい。この範囲内であれば、円弧状部432gの長さを十分に確保でき、シム111が振動したときに給電線432に加わる応力を十分低減することができる。
給電線432はさらに、押止部32bと基部31の間に、該押止部32bに関して一対のアーム部432fと対称形状をなす基部側曲折部432dを、該押止部32bと基部とを最短距離で結ぶ直線l2の両側に1ずつ対称に有している。この基部側曲折部432dの長さは、押止部32bと基部31とを最短距離で結ぶ直線l2の0.5%以上、より望ましくは同直線l2の2(1/2)倍以上を満たしており、第1〜第3実施形態と同様に、押止部32bと基部31の間で給電線432に遊びが生じている。
以上の電極接続端子430によっても、第1〜第3実施形態と同様に給電線432でシム111の振動を吸収することができ、且つ、給電線432にかかる応力集中が緩和されることから、給電線432の切断や導通接続部32aの剥離を防止できる。
図8は、第5実施形態による電極接続端子530を示している。この電極接続端子530は、給電線532が圧電体112の中心Oで該圧電体112に接続している点で、第1〜第4実施形態と異なる。導通接続部32aの位置以外の構成は、第1〜第4実施形態と同一であり、第4実施形態と同一の構成要素に対しては図8において図7と同一符号で示してある。
給電線532は、導通接続部32aと押止部32bの間に、一対のアーム部532fと、該一対のアーム部532fによって支持された円弧状部532gからなる曲折部532cを有している。一対のアーム部532fは、その中心線を圧電体112の径方向から傾斜させて押止部32bより延出し、導通接続部32aと押止部32bとを最短距離で結ぶ直線l1に関して対称に配置されている。導通接続部32aと押止部32bとを最短距離で結ぶ直線l1の長さは、圧電体112の中心Oから押止部32bを結ぶ半径の10%以下が望ましい。円弧状部532gは、圧電体112の中心Oを中心とする同一円弧上を沿いながら該圧電体112の中心Oまで延びて形成されており、シム111が振動したとき該円弧状部532gに加わる応力は一様である。
上記給電線532の導通接続部32aは、圧電体112の中心Oに接続されている。圧電体112の中心Oは、シム111が振動したとき、圧電体112の表面の全領域中で最も歪みが小さい位置である。この圧電体112の中心Oに導通接続部32aを接続することにより、シム111が振動したときに該導通接続部32a及び給電線532が受ける応力は低減される。
以上の電極接続端子530によっても、第1〜第4実施形態と同様に給電線532でシム111の振動を吸収することができ、且つ、給電線532にかかる応力が低減されることから、給電線432の切断や導通接続部32aの剥離を防止できる。
以上のように各実施形態では、給電線が、その導通接続部と押止部の間に該導通接続部と押止部とを結ぶ直線よりも長い曲折部を有しているので、給電線の遊びによってシムの振動を吸収することができ、給電線(特に給電線の導通接続部)にかかる応力集中が緩和される。これにより、給電線の切断や導通接続部の剥離を回避でき、圧電体に対する電気配線の耐久性及び信頼性が向上すると共に、配線ショートも防止可能である。また給電線は導通接続部を介して部分的に圧電体に接続しているため、ダイヤフラムの振動を妨げることがなく、良好な振動作用を得ることができる。電極接続端子の形状は、ダイヤフラム構造、用途に応じて適宜選択することが好ましい。
上記各実施形態は、シム111の表裏面の両方に圧電体112を備えたバイモルフ型のダイヤフラム11用の電気接続端子に本発明を適応した実施形態であるが、ダイヤフラム11自体の構成は問わない。例えば、ダイヤフラムは、シムの表裏面のいずれか一方に圧電体を備えるモノモルフ型や圧電体を積層構造として駆動電圧を下げたもの等が知られており、本発明はこれらのダイヤフラム(圧電振動子)用の電極接続端子としても用いることができる。
本発明のダイヤフラム用電極接続端子を用いた圧電ポンプの概略構成を示す断面図である。 図1の圧電ポンプのダイヤフラム周辺構造を拡大して示す断面図である。 第1実施形態によるダイヤフラム用電極接続端子を備えたダイヤフラムの概略構成を示す分解斜視図である。 図3のダイヤフラム用電極接続端子を拡大して示す平面図である。 第2実施形態によるダイヤフラム用電極接続端子を拡大して示す平面図である。 第3実施形態によるダイヤフラム用電極接続端子を拡大して示す平面図である。 第4実施形態によるダイヤフラム用電極接続端子を拡大して示す平面図である。 第5実施形態によるダイヤフラム用電極接続端子を拡大して示す平面図である。
符号の説明
10 ハウジング
11 ダイヤフラム(圧電振動子)
12 可変容積室
13 環状固定部(固定部材)
30 電極接続端子(ダイヤフラム用電極接続端子)
31 基部
32 給電線
32a 導通接続部
32b 押止部
32c 曲折部
32d 基部側曲折部
32e 円形貫通穴
33 配線接続端
33a 半田付け用開口
111 シム
112 圧電体
113 膜状電極
114 配線接続突起
115 スペーサ絶縁リング
115a ストリップ状絶縁板材
230 電極接続端子
232 給電線
232c 曲折部
232d 基部側曲折部
330 電極接続端子
332 給電線
332c 曲折部
332d 基部側曲折部
430 電極接続端子
432 給電線
432c 曲折部
432d 基部側曲折部
432f アーム部
432g 円弧状部
530 電極接続端子
532 給電線
532c 曲折部
532f アーム部
532g 円弧状部
d1 曲折部の中心線の長さ
d2 基部側曲折部の中心線の長さ
l1 導通接続部と押止部を結ぶ直線
l2 押止部と基部を結ぶ直線
θ 曲折部及び基部側曲折部と圧電体の径方向とのなす角

Claims (27)

  1. 導電性金属薄板からなるシムの表裏の少なくとも一方に圧電体を積層してなり、該圧電体の周縁が別体の固定部材で気密に固定されるダイヤフラムに取付けられる、給電用の電極接続端子であって、
    ダイヤフラム外部から前記固定部材を通して前記圧電体の露出面上に導かれる給電線を備え、
    この給電線は、前記圧電体への導通接続部と前記固定部材によって押圧された押止部との間に、該導通接続部と押止部を最短距離で結ぶ直線の前記圧電体の径方向の長さよりも長い、曲折部を有していることを特徴とするダイヤフラム用電極接続端子。
  2. 請求項1記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部の長さは、前記導通接続部と押止部を最短距離で結ぶ直線の0.5%以上であるダイヤフラム用電極接続端子。
  3. 請求項1または2記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部の中心線は、前記圧電体の径方向に対して傾斜しているダイヤフラム用電極接続端子。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部の平面形状はL字形状をなしているダイヤフラム用電極接続端子。
  5. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部の平面形状は半円弧状をなしているダイヤフラム用電極接続端子。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部は、該給電線の導通接続部と押止部を結ぶ直線の少なくとも片側に備えられているダイヤフラム用電極接続端子。
  7. 請求項6記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部は、該給電線の導通接続部と押止部を最短距離で結ぶ直線に関して対称に備えられているダイヤフラム用電極接続端子。
  8. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線は、菱形を複数繋ぎ合わせたパンタグラフ形状をなしているダイヤフラム用電極接続端子。
  9. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線は、Ω形状型をなしているダイヤフラム用電極接続端子。
  10. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線は、S字形状型をなしているダイヤフラム用電極接続端子。
  11. 請求項1ないし10のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の導通接続部は、前記圧電体の周縁に位置しているダイヤフラム用電極接続端子。
  12. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部は、前記圧電体の中心を中心として該圧電体の周縁に沿って延びる円弧状部を有しており、該給電線の導通接続部は前記圧電体の周縁に位置しているダイヤフラム用電極接続端子。
  13. 請求項12記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の円弧状部の中心角は60°以上であるダイヤフラム用電極接続端子。
  14. 請求項12記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部は、前記圧電体の中心を中心として該圧電体の周縁に沿って延びる円弧状部を有しており、該給電線の導通接続部は前記圧電体の中心に接続しているダイヤフラム用電極接続端子。
  15. 請求項1ないし14のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線は、前記圧電体の外部に固定された基部から延出していて、この基部と該給電線の押止部との間に、該基部と押止部を最短距離で結ぶ直線よりも長い基部側曲折部を有しているダイヤフラム用電極接続端子。
  16. 請求項15記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の基部側曲折部の長さは、前記基部と押止部を最短距離で結ぶ直線の0.5%以上であるダイヤフラム用電極接続端子。
  17. 請求項15または16記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の基部側曲線部は、前記圧電体の径方向に対して傾斜しているダイヤフラム用電極接続端子。
  18. 請求項1ないし14のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線は、前記圧電体の外部に固定された基部から延出していて、この基部と該給電線の押止部との間に、前記圧電体の径方向に対して傾斜する基部側曲折部を有しているダイヤフラム用電極接続端子。
  19. 請求項1ないし11のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線は、該給電線の押止部に関して、前記導通接続部側の曲折部と点対称に形成された基部側曲折部を有しているダイヤフラム用電極接続端子。
  20. 導電性金属薄板からなるシムの表裏の少なくとも一方に圧電体を積層してなり、該圧電体の周縁が別体の固定部材で気密に固定されるダイヤフラムに取付けられる、給電用の電極接続端子であって、
    ダイヤフラム外部から前記固定部材を通して前記圧電体の露出面上に導かれる給電線を備え、
    この給電線は、前記圧電体の径方向から傾斜して前記固定部材を通過する曲折部を有していることを特徴とするダイヤフラム用電極接続端子。
  21. 請求項20記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部は、前記圧電体の中心を中心として該圧電体の周縁に沿って延びる円弧状部を有しており、該給電線の導通接続部は前記圧電体の周縁に位置しているダイヤフラム用電極接続端子。
  22. 請求項21記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の円弧状部の中心角は60°以上であるダイヤフラム用電極接続端子。
  23. 請求項21記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の曲折部は、前記圧電体の中心を中心として該圧電体の周縁に沿って延びる円弧状部を有しており、該給電線の導通接続部は前記圧電体の中心に接続しているダイヤフラム用電極接続端子。
  24. 請求項20ないし23のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線は、前記圧電体の外部に固定された基部から延出していて、この基部と該給電線の押止部との間に、前記圧電体の径方向に対して傾斜する基部側曲折部を有しているダイヤフラム用電極接続端子。
  25. 請求項1ないし24のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子は絶縁樹脂材料中に導体を埋入したFPCであり、該導体は前記給電線の導通接続部で露出し、該露出面に金属メッキが施されているダイヤフラム用電極接続端子。
  26. 請求項1ないし25のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の導通接続部は、半田逃げ用の円形貫通穴を中央に備えたリング状をなしているダイヤフラム用電極接続端子。
  27. 請求項1ないし26のいずれか一項に記載のダイヤフラム用電極接続端子において、前記給電線の幅寸法は0.15mm以下であるダイヤフラム用電極接続端子。
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