JP2006144455A - 通信端末、作動制御装置、及び電子キーシステム - Google Patents

通信端末、作動制御装置、及び電子キーシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 利便性を向上することが可能な通信端末、作動制御装置、及び電子キーシステムを提供すること。
【解決手段】 電子キーシステム1は、携帯機2とドアアンロック制御装置3とを備えている。携帯機2の送信回路24は、ドアアンロック制御装置3から送信されてくるリクエスト信号に応答してアンロック要求用IDコード信号を送信アンテナ25を介して送信する。送信回路24は、送信アンテナ25を介して所在報知用IDコード信号をさらに送信する。ドアアンロック制御装置3のセキュリティECU35は、受信アンテナ33を介して受信回路34によりアンロック要求用IDコード信号が受信されたとき、車載ドアのアンロックを許可する。セキュリティECU35は、受信アンテナ33を介して受信回路34により所在報知用IDコード信号が受信されたとき、お迎え制御を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対応する通信端末が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムに供される通信端末、同じく作動制御装置、及び通信端末と作動制御装置とを備えた電子キーシステムに関する。
近年、対応する通信端末(電子キー)が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムが提案されている。特許文献1には、対応する電子キー(携帯機)のアンロックスイッチが操作されたときに、作動制御装置(車両側の通信制御装置)により車載ドアのアンロックを許可する電子キーシステム(キーレスエントリ装置)が開示されている。特許文献2には、対応する電子キー(携帯機)の所持者が車外の所定領域に進入してきた場合に、作動制御装置(車両側の送受信装置)により車載ドアのアンロックを自動的に許可する電子キーシステム(車両用遠隔操作装置)が開示されている。尚、車載ドアのアンロックが許可されている状態でドアアウトサイドハンドルに触れると車載ドアがアンロックされる。
この種の電子キーシステムによれば、電子キーの所持者は、乗車時にメカニカルキーを用いた煩雑な操作を行う必要がない。従って、電子キーシステムは、利便性に優れる。しかも、電子キーシステムによれば、メカニカルキーと比較して複製が格段に困難な電子キーを利用しなければ、車載ドアのアンロックが許可されない。従って、電子キーシステムは、セキュリティレベルが高い。
特開2004−068447号公報(段落番号0002〜0005) 特開2002−029385号公報(段落番号0002〜0007)
上記したように従来の電子キーシステムでも、十分に利便性が確保されていたが、さらなる利便性の向上が求められている。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、利便性を向上することが可能な通信端末、作動制御装置、及び電子キーシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、対応する通信端末が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムに供され、前記作動制御装置側で制御対象の作動を許可するための指標となる第1信号を送信する送信手段を備えた通信端末において、前記送信手段は、前記作動制御装置側で対応する通信端末の所在を特定するための指標となる第2信号をさらに送信することを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の通信端末において、前記送信手段は、対応する通信端末毎に個別に設定されたIDコードを含む第2信号を送信することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、対応する通信端末が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムに供され、対応する通信端末から送信されてくる信号を受信する受信手段と、その受信手段により制御対象の作動を許可するための指標となる第1信号が受信されたとき、対応する通信端末が利用されたものとして制御対象の作動を許可する制御手段とを備えた作動制御装置において、前記制御手段は、前記受信手段により対応する通信端末の所在を特定するための指標となる第2信号が受信されたとき、対応する通信端末の利用者をお迎えするお迎え制御を実行することを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の作動制御装置において、対応する通信端末毎に個別に設定されたIDコードと同一のIDコードを、両IDコードが一致したときにどのような態様でお迎え制御を実行するのかの指標となるお迎え内容と関連付けして記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段により受信された第2信号に含まれているIDコードと前記記憶手段に記憶されているIDコードとが一致したとき、該一致したIDコードに関連付けされているお迎え内容でお迎え制御を実行することを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の作動制御装置において、前記記憶手段は、お迎え内容として車載設備の設定内容を記憶するものであり、前記制御手段は、前記受信手段により受信された第2信号に含まれているIDコードと前記記憶手段に記憶されているIDコードとが一致したとき、該一致したIDコードに関連付けされている車載設備の設定内容に基づいて車載設備を設定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の作動制御装置において、前記受信手段により第2信号を受信するための媒体となる受信アンテナを複数備える一方、対応する通信端末との間で双方向通信を確立するためのリクエスト信号を送信するための媒体となる送信アンテナを複数備え、前記制御手段は、複数の受信アンテナの各々による第2信号の受信態様から対応する通信端末が近付いてくる方向を特定し、該特定した方向にリクエスト信号が送信されるように複数の送信アンテナを制御することを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の通信端末と、請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の作動制御装置とを備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の電子キーシステムにおいて、前記作動制御装置は、対応する通信端末との間で双方向通信を確立するためのリクエスト信号を送信する一方、前記通信端末は、前記リクエスト信号に応答して該通信端末毎に個別に設定されたIDコードを含む第1信号を送信し、前記作動制御装置から送信されるリクエスト信号を前記通信端末で受信可能な距離の最大値を第1距離、前記通信端末から送信される第2信号を前記作動制御装置で受信可能な距離の最大値を第2距離としたとき、第2距離を第1距離よりも長く設定したことを特徴とする。
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1又は請求項2に記載の発明に係る通信端末から送信された第2信号が、請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の発明に係る作動制御装置により受信されたとき、お迎え制御が実行される。つまり、請求項7又は請求項8に記載の発明に係る電子キーシステムによると、対応する通信端末が利用されたときに制御対象の作動が許可されることに加えて、対応する通信端末の利用者がお迎えされる。
特に、請求項2に記載の発明に係る通信端末から送信された第2信号が、請求項4又は請求項5に記載の発明に係る作動制御装置により受信されたとき、IDコード毎に個別の態様で対応する通信端末の利用者をお迎えすることが可能となる。勿論、複数の通信端末の各々が利用されたとき、互いに同じ態様又は互いに異なる態様で利用者をお迎えすることが可能である。従って、対応する通信端末の利用者に対して、自分だけが特別扱いされているような雰囲気を醸し出すことができる。
請求項6に記載の発明によると、対応する通信端末が近付いてくる方向にリクエスト信号が送信される。つまり、複数の送信アンテナの全てからリクエスト信号が送信される訳ではない。従って、リクエスト信号の送信に伴う暗電流を大幅に低減できる。
請求項8に記載の発明によると、第2距離は、第1距離よりも長く設定されている。このため、対応する通信端末と作動制御装置との間で双方向通信が確立されるのに先立って、お迎え制御が実行される。つまり、制御対象の作動が許可されるのに先立って、お迎え制御が実行される。要するに、お迎え制御に際して十分な時間が確保される。従って、対応する通信端末の利用者を好適にお迎えすることができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の発明によれば、利便性を向上することができる。
以下、本発明を自動車の電子キーシステムに具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、携帯機2とドアアンロック制御装置3とを備えている。携帯機2は、自動車の運転者(搭乗者)によって所持されるものである。ドアアンロック制御装置3は、自動車側に設けられるものである。電子キーシステム1は、携帯機2とドアアンロック制御装置3との間で双方向通信が可能である。そして、電子キーシステム1は、対応する携帯機2が利用されたときにドアアンロック制御装置3により車載ドアのアンロックを許可する。
本実施形態の電子キーシステム1は、携帯機2として携帯機2A〜2Cが存在する。携帯機2Aは、自動車の所有者Aによって所持される。携帯機2Bは、自動車の所有者Aの父親Bによって所持される。携帯機2Cは、自動車の所有者Aの母親Cによって所持される。従って、本実施形態の電子キーシステム1は、携帯機2A〜2Cの各々とドアアンロック制御装置3との間で双方向通信が可能である。そして、電子キーシステム1は、対応する携帯機2A〜2Cの少なくとも1つが利用されたときにドアアンロック制御装置3により車載ドアのアンロックを許可する。
尚、携帯機2A〜2Cの各々の構成は、互いに同様である。従って、携帯機2A〜2Cの各々の特徴点の説明を除いて、携帯機2A〜2Cの各々の共通点の説明を携帯機2の説明で代用する。
携帯機2は、受信機能及び送信機能を有している。携帯機2は、受信アンテナ21、受信回路22、マイコン23、送信回路24、送信アンテナ25を備えている。受信アンテナ21は、ドアアンロック制御装置3から送信されてくるリクエスト信号を受信するための媒体である。受信回路22は、受信アンテナ21によりリクエスト信号が受信されたとき、そのリクエスト信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号をマイコン23に出力する。
マイコン23は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。マイコン23は、不揮発性のメモリ23aを備えている。メモリ23aには、対応する携帯機2毎に個別に設定されたIDコード(携帯機2のIDコード)が記憶されている。ここで、携帯機2Aのメモリ23aには、第1IDコードが記憶されている。携帯機2Bのメモリ23aには、第2IDコードが記憶されている。携帯機2Cのメモリ23aには、第3IDコードが記憶されている。
マイコン23は、受信回路22から受信信号が入力されたとき、リクエスト信号に応答するために、携帯機2のIDコードを含んで且つ車載ドアのアンロックを要求する旨の信号(アンロック要求用IDコード信号)を送信回路24に出力する。送信回路24は、マイコン23から入力されたアンロック要求用IDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調する。送信アンテナ25は、送信回路24により変調されたアンロック要求用IDコード信号を送信するための媒体である。
ちなみに、携帯機2Aから送信されるアンロック要求用IDコード信号は、第1IDコードを含む第1アンロック要求用IDコード信号である。一方、携帯機2Bから送信されるアンロック要求用IDコード信号は、第2IDコードを含む第2アンロック要求用IDコード信号である。他方、携帯機2Cから送信されるアンロック要求用IDコード信号は、第3IDコードを含む第3アンロック要求用IDコード信号である。
ドアアンロック制御装置3は、送信回路31、送信アンテナ32、受信アンテナ33、受信回路34、セキュリティ電子制御ユニット(以下、セキュリティECUと称す)35を備えている。送信回路31は、セキュリティECU35から入力されるリクエスト信号を所定周波数(本実施形態では134KHz)の電波に変調する。送信アンテナ32は、送信回路31により変調されたリクエスト信号を送信するための媒体である。
本実施形態において送信回路31は、送信回路31a〜31dを備えている。一方、送信アンテナ32は、送信アンテナ32a〜32dを備えている。そして、送信回路31aと送信アンテナ32aとにより第1送信ユニットが構成されている。一方、送信回路31bと送信アンテナ32bとにより第2送信ユニットが構成されている。他方、送信回路31cと送信アンテナ32cとにより第3送信ユニットが構成されている。また、送信回路31dと送信アンテナ32dとにより第4送信ユニットが構成されている。
前記第1送信ユニット(送信回路31a、送信アンテナ32a)は、運転席のドアに内蔵されている。特に、送信アンテナ32aは、該ドアのドアアウトサイドハンドルに内蔵されている。一方、第2送信ユニット(送信回路31b、送信アンテナ32b)は、助手席のドアに内蔵されている。特に、送信アンテナ32bは、該ドアのドアアウトサイドハンドルに内蔵されている。他方、第3送信ユニット(送信回路31c、送信アンテナ32c)は、後部右側座席のドアに内蔵されている。特に、送信アンテナ32cは、該ドアのドアアウトサイドハンドルに内蔵されている。また、第4送信ユニット(送信回路31d、送信アンテナ32d)は、後部左側座席のドアに内蔵されている。特に、送信アンテナ32dは、該ドアのドアアウトサイドハンドルに内蔵されている。
そして、送信アンテナ32a〜32dの各々から送信されるリクエスト信号が車外においてドアアウトサイドハンドルから0.7m〜1.0mまでの範囲内に及ぶように、送信アンテナ32a〜32dの各々の指向性やリクエスト信号の出力が設定されている。その結果、本実施形態では、図2に2点鎖線で示す車外領域A32a〜A32dの各々にリクエスト信号が送信される。ちなみに、このように送信アンテナ32a〜32dの各々から送信されるリクエスト信号は、車外領域A32a〜A32dの各々において、対応する携帯機2(携帯機2A〜2Cの少なくとも1つ)とドアアンロック制御装置3との間で双方向通信を確立するためのものである。尚、リクエスト信号を携帯機2で受信可能な距離の最大値を第1距離としたとき、該第1距離は1.0mである。
受信アンテナ33は、対応する携帯機2から送信されてくるアンロック要求用IDコード信号を受信するための媒体である。受信回路34は、受信アンテナ33によりアンロック要求用IDコード信号が受信されたとき、そのアンロック要求用IDコード信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号をセキュリティECU35に出力する。
本実施形態において受信アンテナ33は、受信アンテナ33a〜33cを備えている。一方、受信回路34は、受信回路34a〜34cを備えている。そして、受信アンテナ33aと受信回路34aとにより第1受信ユニットが構成されている。一方、受信アンテナ33bと受信回路34bとにより第2受信ユニットが構成されている。他方、受信アンテナ33cと受信回路34cとにより第3受信ユニットが構成されている。
前記第1受信ユニット(受信アンテナ33a、受信回路34a)は、運転席側のアウターリアビューミラーに内蔵されている。一方、第2受信ユニット(受信アンテナ33b、受信回路34b)は、助手席側のアウターリアビューミラーに内蔵されている。他方、第3受信ユニット(受信アンテナ33c、受信回路34c)は、車体後部寄りのピラーに配設されている。
セキュリティECU35は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。セキュリティECU35は、不揮発性のメモリ35aを備えている。メモリ35aには、対応する携帯機2のIDコードと同一のIDコード(自動車側のIDコード)が記憶されている。本実施形態においてメモリ35aには、携帯機2Aの第1IDコード〜携帯機2Cの第3IDコードの各々と同一のIDコード(自動車側の第1IDコード〜第3IDコード)が記憶されている。
ここで、セキュリティECU35は、対応する携帯機2の所持者の接近を監視するため、車載ドアがロックされている状態において、送信回路31にリクエスト信号を出力する。つまり、この場合、セキュリティECU35は、車外通信制御を実行する。そして、セキュリティECU35は、車外通信制御に基づいて、受信回路34から受信信号が入力されたとき、携帯機2のIDコードと自動車側の各IDコードのいずれかとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、セキュリティECU35は、IDコード照合を実行する。
セキュリティECU35には、ドア電子制御ユニット(以下、ドアECUと称す)40が電気的に接続されている。そして、セキュリティECU35は、IDコード照合により両IDコードが一致したとき、ドアECU40にドアアンロック許可信号を出力する。つまり、この場合、セキュリティECU35は、ドアアンロック許可制御を実行する。
ドアECU40は、車載ドアをアンロックさせるためのものである。ドアECU40には、タッチセンサ50が電気的に接続されている。タッチセンサ50は、ドアアウトサイドハンドルに触れられたことを検出するためのものである。タッチセンサ50は、ドアアウトサイドハンドルに触れられたとき、ドアアウトサイドハンドルに触れられている期間に亘って、ドアアウトサイドハンドルに触れられている旨の検出信号をドアECU40に出力する。そして、ドアECU40は、タッチセンサ50から該旨の検出信号が入力されているとき、ドアアウトサイドハンドルに触れられている旨を検出する。そして、ドアECU40は、セキュリティECU35からドアアンロック許可信号が入力されている状態で、ドアアウトサイドハンドルに触れられている旨を検出したとき、ドアロックモータ60を駆動制御することにより車載ドアをアンロックさせる。
ドアロックモータ60は、正転駆動及び逆転駆動が可能な直流モータにより構成されている。
本実施形態においてドアECU40は、ドアECU40a〜40dを備えている。一方、タッチセンサ50は、タッチセンサ50a〜50dを備えている。他方、ドアロックモータ60は、ドアロックモータ60a〜60dを備えている。
そして、ドアECU40a、タッチセンサ50a、ドアロックモータ60aは、運転席のドアに内蔵されている。特に、タッチセンサ50aは、該ドアのドアアウトサイドハンドルに内蔵されている。一方、ドアECU40b、タッチセンサ50b、ドアロックモータ60bは、助手席のドアに内蔵されている。特に、タッチセンサ50bは、該ドアのドアアウトサイドハンドルに内蔵されている。他方、ドアECU40c、タッチセンサ50c、ドアロックモータ60cは、後部右側座席のドアに内蔵されている。特に、タッチセンサ50cは、該ドアのドアアウトサイドハンドルに内蔵されている。また、ドアECU40d、タッチセンサ50d、ドアロックモータ60dは、後部左側座席のドアに内蔵されている。特に、タッチセンサ50dは、該ドアのドアアウトサイドハンドルに内蔵されている。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、対応する携帯機2(電子キー)の所持者が車外領域A32a〜A32dのいずれかに進入してきた場合に、ドアアンロック制御装置3により車載ドアのアンロックを自動的に許可する機能(ドアアンロック自動許可機能)を有している。
次に、電子キーシステム1の特徴点について説明する。
さて、携帯機2の送信回路24は、上記したようにリクエスト信号に応答してアンロック要求用IDコード信号を送信アンテナ25を介して外部に送信する。すると、ドアアンロック制御装置3の受信回路34は、受信アンテナ33を介してアンロック要求用IDコード信号を受信する。そして、セキュリティECU35は、アンロック要求用IDコード信号に含まれているIDコードが、対応する携帯機2のIDコードであるか否かを判断する。そして、セキュリティECU35は、アンロック要求用IDコード信号に含まれているIDコードが、対応する携帯機2のIDコードであると判断したとき、対応する携帯機2が利用されたものとして車載ドアのアンロックを許可する。要するに、携帯機2から送信されるアンロック要求用IDコード信号は、ドアアンロック制御装置3側で車載ドアのアンロックを許可するための指標となる第1信号に相当する。
そして、本実施形態において携帯機2は、第1信号とは別の信号をさらに送信する。即ち、携帯機2は、携帯機2のIDコードを含んで且つドアアンロック制御装置3側で対応する携帯機2の所在を特定するための指標となる第2信号(所在報知用IDコード信号)を送信する。尚、所在報知用IDコード信号は、マイコン23で生成され、同マイコン23から送信回路24に入力される。送信回路24は、マイコン23から入力された所在報知用IDコード信号を所定周波数(本実施形態ではアンロック要求用IDコード信号と同じ300MHz)の電波に変調する。その結果、送信アンテナ25から外部に所在報知用IDコード信号が送信される。そして、所在報知用IDコード信号をドアアンロック制御装置3で受信可能な距離の最大値を第2距離としたとき、該第2距離は10mに設定されている。つまり、第2距離は、第1距離よりも長く設定されている。
ちなみに、携帯機2Aから送信される所在報知用IDコード信号は、第1IDコードを含む第1所在報知用IDコード信号である。一方、携帯機2Bから送信される所在報知用IDコード信号は、第2IDコードを含む第2所在報知用IDコード信号である。他方、携帯機2Cから送信される所在報知用IDコード信号は、第3IDコードを含む第3所在報知用IDコード信号である。
ここで、アンロック要求用IDコード信号と所在報知用IDコード信号との相違点について説明する。
アンロック要求用IDコード信号は、ドアアンロック制御装置3からのリクエスト信号に応答して携帯機2から送信されるものである。これに対し、所在報知用IDコード信号は、携帯機2から能動的に送信されるものである。要するに、所在報知用IDコード信号は、リクエスト信号の存在に拘わらず携帯機2から送信される点でアンロック要求用IDコード信号とは異なる。
また、アンロック要求用IDコード信号は、ドアアンロック制御装置3側で車載ドアのアンロックを許可するための指標となるものである。これに対し、所在報知用IDコード信号は、ドアアンロック制御装置3側で対応する携帯機2の所在を特定するための指標となるものである。要するに、所在報知用IDコード信号は、ドアアンロック制御装置3側で受信されても、車載ドアのアンロックが許可されない点でアンロック要求用IDコード信号とは異なる。
このように携帯機2から所在報知用IDコード信号が送信されることに伴って、ドアアンロック制御装置3も特徴的な構成を有している。即ち、図3に示すように、メモリ35aには、自動車側の各IDコードの各々がお迎え内容と関連付けされて記憶されている。お迎え内容とは、携帯機2のIDコードと自動車側のIDコードとが一致したときにどのような態様でお迎え制御を実行するのかの指標となるものである。
本実施形態においてお迎え内容は、オーディオの設定、エアコンの設定、ナビゲーションシステムの設定、運転席のシート位置の設定、アウターリアビューミラーの向きの設定を含む。要するに、メモリ35aには、お迎え内容として車載設備の設定内容が記憶されている。ちなみに、第1IDコードは、第1お迎え内容と関連付けされている。第2IDコードは、第2お迎え内容と関連付けされている。第3IDコードは、第3お迎え内容と関連付けされている。
ここで、対応する携帯機2から送信されてくる所在報知用IDコード信号は、受信アンテナ33a〜33cの各々により受信される。すると、受信回路34a〜34cの各々からセキュリティECU35に受信信号が入力される。セキュリティECU35は、各受信信号の各々から受信アンテナ33a〜33cの各々により所在報知用IDコード信号が受信されたときの受信電波強度を算出する。そして、セキュリティECU35は、該算出した受信電波強度から対応する携帯機2の所持者が近付いてくる方向を特定する。
そして、セキュリティECU35は、該特定した方向にリクエスト信号が送信されるように送信回路31にリクエスト信号を出力する(車外通信制御)。例えば、セキュリティECU35は、対応する携帯機2の所持者が自動車の右側から近付いてきていることを特定したとき、送信回路31a,31cの各々にリクエスト信号を出力する。その結果、送信アンテナ32aから車外領域A32aにリクエスト信号が送信されるとともに、送信アンテナ32cから車外領域A32cにリクエスト信号が送信される。その後、セキュリティECU35は、対応する携帯機2の所持者が自動車にさらに近付いてきて該所持者が運転席のドアに向かって近付いてきていることを特定したとき、送信回路31aのみにリクエスト信号を出力する。その結果、送信アンテナ32aから車外領域A32aにリクエスト信号が送信される。
要するに、セキュリティECU35は、受信アンテナ33a〜33cの各々による所在報知用IDコード信号の受信態様から対応する携帯機2の所持者が近付いてくる方向を特定し、該特定した方向にリクエスト信号が送信されるように送信アンテナ32a〜32dを制御する。
また、セキュリティECU35は、上記のように対応する携帯機2の所持者が近付いてくる方向を特定したとき、該特定した方向に足元照明が行われるようにドアECU40に照明指令信号を出力する。ドアECU40には、ランプ70が電気的に接続されている。ランプ70は、対応する携帯機2の所持者の足元に光を照らすためのものである。ドアECU40は、セキュリティECU35から照明指令信号が入力されたとき、ランプ70を点灯させる。
本実施形態においてランプ70は、ランプ70a,70bを備えている。ランプ70aは、運転席側のアウターリアビューミラーの下部に組み込まれている。一方、ランプ70bは、助手席側のアウターリアビューミラーの下部に組み込まれている。そして、ランプ70aは、ドアECU40aに電気的に接続されている。一方、ランプ70bは、ドアECU40bに電気的に接続されている。
ここで、セキュリティECU35は、例えば、対応する携帯機2の所持者が自動車の右側から近付いてきていることを特定したとき、ドアECU40aに照明指令信号を出力する。その結果、ランプ70aが点灯される。
さらに、セキュリティECU35は、所在報知用IDコード信号の受信信号が受信回路34から入力されたとき、携帯機2のIDコードと自動車側の各IDコードのいずれかとが一致しているか否かを判断する。つまり、セキュリティECU35は、ここでもIDコード照合を実行する。そして、セキュリティECU35は、両IDコードが一致したとき、該一致したIDコードに関連付けされているお迎え内容でお迎え制御を実行する。
即ち、セキュリティECU35には、お迎え制御に供される車載設備を駆動するためのアクチュエータ80が電気的に接続されている。アクチュエータ80には、オーディオの設定、エアコンの設定、ナビゲーションシステムの設定、運転席のシート位置の設定、アウターリアビューミラーの向きの設定に供されるものが含まれる。例えば、アクチュエータ80には、運転席のシートの前後位置、上下高さ位置、及び傾き位置を設定するために該シートを移動させるパワーシートモータが含まれる。
セキュリティECU35は、所在報知用IDコード信号の受信信号に含まれているIDコードが、対応する携帯機2のIDコードであると判断したとき、対応する携帯機2の所持者をお迎えするお迎え制御を実行する。つまり、セキュリティECU35は、IDコード毎に個別の態様でアクチュエータ80を駆動制御する。その結果、IDコード毎に個別の態様で車載設備が設定される。要するに、対応する携帯機2の所持者をお迎えする。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)携帯機2から送信された所在報知用IDコード信号が、ドアアンロック制御装置3により受信されたとき、お迎え制御が実行される。つまり、電子キーシステム1によると、対応する携帯機2が利用されたときに車載ドアのアンロックが許可されることに加えて、対応する携帯機2の所持者がお迎えされる。従って、利便性を向上することができる。
(2)携帯機2から送信された所在報知用IDコード信号が、ドアアンロック制御装置3により受信されたとき、IDコード毎に個別の態様で対応する携帯機2の利用者をお迎えすることが可能となる。勿論、複数の携帯機2の各々が利用されたとき、互いに同じ態様又は互いに異なる態様で利用者をお迎えすることが可能である。従って、対応する携帯機2の利用者に対して、自分だけが特別扱いされているような雰囲気を醸し出すことができる。
(3)対応する携帯機2の所持者が近付いてくる方向にリクエスト信号が送信される。つまり、複数の送信アンテナ32a〜32dの全てからリクエスト信号が送信される訳ではない。従って、リクエスト信号の送信に伴う暗電流を大幅に低減できる。
(4)第2距離は、第1距離よりも長く設定されている。このため、対応する携帯機2とドアアンロック制御装置3との間で双方向通信が確立されるのに先立って、お迎え制御が実行される。つまり、車載ドアのアンロックが許可されるのに先立って、お迎え制御が実行される。要するに、お迎え制御に際して十分な時間が確保される。従って、対応する携帯機2の所持者を好適にお迎えすることができる。
(5)所在報知用IDコード信号は、リクエスト信号の存在に拘わらず携帯機2から能動的に送信される。つまり、携帯機2から所在報知用IDコード信号が送信されるのに際して、ドアアンロック制御装置3から何らかの信号を送信する必要がない。従って、ドアアンロック制御装置3が複雑化してしまうことを回避できる。
(6)所在報知用IDコード信号がドアアンロック制御装置3で受信されても、車載ドアのアンロックが許可されない。このため、第三者による搭乗が回避される。従って、高いセキュリティレベルを確保できる。
(7)アンロック要求用IDコード信号や所在報知用IDコード信号は、携帯機2の所持者による操作に依存することなく、携帯機2から自動的に送信される。従って、ハンズフリー故に簡便であることは言うまでもない。
(8)複数の受信アンテナ(33a〜33c)を用いている。このため、指向性が広くなる。従って、アンロック要求用IDコード信号や所在報知用IDコード信号を確実に受信できる。
(9)携帯機2の所持者が近付いてくる方向を特定するのに際して、受信アンテナ33a〜33cの全てを同時に使用している。つまり、受信アンテナ33a〜33cの各々を切り替えて1つずつ使用している訳ではない。従って、所在報知用IDコード信号をいち早く受信できる。
(10)ナビゲーションシステムの設定(起動を含む)や運転席のシート位置の設定には、比較的長い時間がかかる。しかし、自動車から10mという遠く離れた地点に携帯機2の所持者が居るときからお迎え制御が開始されるため、上記のように長時間を要する車載設備の設定をも、携帯機2の所持者が自動車に搭乗するまでの期間内に完了することが可能である。従って、携帯機2の所持者に満足感を与えることができる。
(11)お迎え制御の1つとして足元照明が行われる。このため、自動車から10mという遠く離れた地点から自動車までの間に障害物や水溜まりが存在しても、携帯機2の所持者はそれらを容易に回避可能である。この点においても、自分だけが特別扱いされているような雰囲気を醸し出すことができる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・第1距離は、1.0mに限定されない。第1距離を長く設定する程、利便性を向上できる。逆に、第1距離を短く設定する程、セキュリティレベルを向上できる。
・第2距離は、10mに限定されない。第2距離を長く設定する程、長時間を要する車載設備の設定をも、携帯機2の所持者が自動車に搭乗するまでの期間内に完了し易くなる。逆に、第2距離を短く設定する程、携帯機2の消費電力を低減できる。
・所在報知用IDコード信号の送信周期は、任意に設定可能である。該送信周期を短く設定する程、携帯機2の所持者が自動車から遠く離れた地点に居るときにドアアンロック制御装置3側で所在報知用IDコード信号を受信し易くなる。従って、お迎え制御をいち早く開始できる。その結果、長時間を要する車載設備の設定をも、携帯機2の所持者が自動車に搭乗するまでの期間内に完了し易くなる。逆に、該送信周期を長く設定する程、携帯機2の消費電力を低減できる。
・ドアアンロック制御装置3の受信アンテナの数は、3つに限定されない。たとえ1つであっても所在報知用IDコード信号を受信できるため、対応する携帯機2の所在を特定できる。また、ドアアンロック制御装置3が多くの受信アンテナを有していれば指向性が広くなるため、アンロック要求用IDコード信号や所在報知用IDコード信号を確実に受信できる。
・受信アンテナ33a〜33cの各々を切り替えて1つずつ使用してもよい。この場合、所在報知用IDコード信号を受信した受信アンテナから携帯機2の所持者が近付いてくる方向を特定できる。
・互いに異なる複数の携帯機2(例えば、携帯機2Aと携帯機2B)の各々から所在報知用IDコード信号が同時に送信されてきたとき、該複数の携帯機2のうち最も利用頻度の高い携帯機2の所持者を優先的にお迎えする構成を採用してもよい。この場合、セキュリティECU35は、携帯機2の利用回数をIDコード毎にカウントしてメモリ35aに記憶することで利用頻度を学習する機能(学習機能)を有する。勿論、利用頻度が同じである複数の携帯機2が存在する場合を想定して、複数の携帯機2の各々に予め優先順位を付与しておく構成を採用してもよい。
・互いに異なる複数の携帯機2(例えば、携帯機2Aと携帯機2B)の各々から所在報知用IDコード信号が同時に送信されてきたとき、それら複数の携帯機2の各々の所持者(2人)が互いに異なる方向から近付いてくる場合でも、それら全ての方向を特定できることは言うまでもない。この場合、該特定された全ての方向にリクエスト信号が送信される。
・携帯機2の所持者が近付いてくる方向が特定されたとき、該特定された方向に加えて、他の方向にもリクエスト信号が送信される構成を採用してもよい。このように構成すれば、ドアアンロック自動許可機能及びお迎え制御がいずれも有効化されるIDコードを有する携帯機2の所持者と、ドアアンロック自動許可機能は有効化されるがお迎え制御が無効化されるIDコードを有する携帯機2の所持者とが搭乗する場合において、いずれの者にもドアアンロック自動許可機能の利便性を与えることができる。
・携帯機2の所持者が近付いてくる方向が特定されたとき、該特定された方向のみにリクエスト信号が送信されるにしろ、そのリクエスト信号に応答して携帯機2からアンロック要求用IDコード信号が送信されてきた場合、自動車から1.0m以内に携帯機2の所持者が存在することになる。従って、かかる場合、リクエスト信号を送信した送信アンテナ32(例えば、送信アンテナ32a)が内蔵された車載ドアに加えて、他の送信アンテナ32(送信アンテナ32b〜32d)が内蔵された車載ドアに対してドアアンロック自動許可機能を有効化しても構わない。
・お迎え内容としてインナーリアビューミラーの向きの設定を含む構成を採用してもよい。
・対応する携帯機2の所持者が車外領域A32a〜A32dのいずれかに進入してきた場合に、車載ドアのアンロックを自動的に許可することに留まらず、車載ドアを実際にアンロックする機能までもを有する電子キーシステムに具体化してもよい。
・対応する携帯機のアンロックスイッチが操作されたときに該携帯機からアンロック要求用IDコード信号を送信し、そのアンロック要求用IDコード信号に含まれているIDコードが自動車側のIDコードと一致したとき、対応する携帯機が利用されたものとして車載ドアのアンロックを許可する電子キーシステムに具体化してもよい。この場合、該携帯機は、アンロック要求用IDコード信号とは別の所在報知用IDコード信号をさらに送信する。
・車両(例えば自動車)の電子キーシステムに限らず、建物(例えば住宅)の電子キーシステムに具体化してもよい。
電子キーシステムの構成を示すブロック図。 車外領域を示す説明図。 セキュリティECUのメモリの記憶内容を示す概念図。
符号の説明
1…電子キーシステム、2(2A〜2C)…携帯機(通信端末)、3…ドアアンロック制御装置(作動制御装置)、24…送信回路(送信手段)、25…送信アンテナ(送信手段)、32(32a〜32d)…送信アンテナ、33(33a〜33c)…受信アンテナ(受信手段)、34(34a〜34c)…受信回路(受信手段)、35…セキュリティECU(制御手段)、35a…メモリ(記憶手段)。

Claims (8)

  1. 対応する通信端末が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムに供され、前記作動制御装置側で制御対象の作動を許可するための指標となる第1信号を送信する送信手段を備えた通信端末において、
    前記送信手段は、前記作動制御装置側で対応する通信端末の所在を特定するための指標となる第2信号をさらに送信することを特徴とする通信端末。
  2. 請求項1に記載の通信端末において、
    前記送信手段は、対応する通信端末毎に個別に設定されたIDコードを含む第2信号を送信することを特徴とする通信端末。
  3. 対応する通信端末が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムに供され、対応する通信端末から送信されてくる信号を受信する受信手段と、その受信手段により制御対象の作動を許可するための指標となる第1信号が受信されたとき、対応する通信端末が利用されたものとして制御対象の作動を許可する制御手段とを備えた作動制御装置において、
    前記制御手段は、前記受信手段により対応する通信端末の所在を特定するための指標となる第2信号が受信されたとき、対応する通信端末の利用者をお迎えするお迎え制御を実行することを特徴とする作動制御装置。
  4. 請求項3に記載の作動制御装置において、
    対応する通信端末毎に個別に設定されたIDコードと同一のIDコードを、両IDコードが一致したときにどのような態様でお迎え制御を実行するのかの指標となるお迎え内容と関連付けして記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記受信手段により受信された第2信号に含まれているIDコードと前記記憶手段に記憶されているIDコードとが一致したとき、該一致したIDコードに関連付けされているお迎え内容でお迎え制御を実行することを特徴とする作動制御装置。
  5. 請求項4に記載の作動制御装置において、
    前記記憶手段は、お迎え内容として車載設備の設定内容を記憶するものであり、
    前記制御手段は、前記受信手段により受信された第2信号に含まれているIDコードと前記記憶手段に記憶されているIDコードとが一致したとき、該一致したIDコードに関連付けされている車載設備の設定内容に基づいて車載設備を設定することを特徴とする作動制御装置。
  6. 請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の作動制御装置において、
    前記受信手段により第2信号を受信するための媒体となる受信アンテナを複数備える一方、対応する通信端末との間で双方向通信を確立するためのリクエスト信号を送信するための媒体となる送信アンテナを複数備え、
    前記制御手段は、複数の受信アンテナの各々による第2信号の受信態様から対応する通信端末が近付いてくる方向を特定し、該特定した方向にリクエスト信号が送信されるように複数の送信アンテナを制御することを特徴とする作動制御装置。
  7. 請求項1又は請求項2に記載の通信端末と、請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の作動制御装置とを備えたことを特徴とする電子キーシステム。
  8. 請求項7に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記作動制御装置は、対応する通信端末との間で双方向通信を確立するためのリクエスト信号を送信する一方、前記通信端末は、前記リクエスト信号に応答して該通信端末毎に個別に設定されたIDコードを含む第1信号を送信し、
    前記作動制御装置から送信されるリクエスト信号を前記通信端末で受信可能な距離の最大値を第1距離、前記通信端末から送信される第2信号を前記作動制御装置で受信可能な距離の最大値を第2距離としたとき、第2距離を第1距離よりも長く設定したことを特徴とする電子キーシステム。
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