JP2006142986A - 自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】船舶ファンネル上に突設され先端が船尾側に向けて曲折した機関室排ガス管と最上甲板上にあって前記船舶ファンネルの船首側に位置する機関室用外気吸気口とを備える自動車運搬船に、先端が船尾側に向けて開口し基端が最上甲板上にあって前記機関室用外気吸気口の船首側に位置する貨物艙換気設備兼用の送風装置に接続する送風管を設置し、前記機関室排ガス管から大気中に放出された機関室排ガスに前記送風管の先端から放出される付勢された新鮮な外気を吹き当てて前記機関室排ガスを船尾方向へ送出させる構造とした。
【選択図】図1
Description
さらに、機関室28に新鮮な外気を給気する機関室用外気吸気口18および機関室用給気管30からなる機関室換気装置も機関室28に付帯する設備であるため、機関室排ガス管24と機関室用給気管30とは近接して設けざるを得ず、機関室排ガス管24の先端と機関室用外気吸気口18は必然的に平面上の距離が接近する。
また、本願請求項2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1に記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記送風装置は、前記送風ファンの上流側に第1のダンパを介して接続される前記送風用外気吸気口および第2のダンパを介して接続される貨物艙排気管と、前記送風ファンの下流側に前記送風管の基端が接続される第3のダンパおよび第4のダンパを介して接続される貨物艙排気口と、前記第1のダンパ、前記第2のダンパ、前記第3のダンパおよび前記第4のダンパをそれぞれ開/閉させ、かつ、前記送風ファンを運転/停止させ、前記送風用外気吸気口、前記第1のダンパ、前記送風ファン、前記第3のダンパおよび前記送風管がこの順で接続されて形成される送風管送風回路、および、前記第1の貨物艙排気管、前記第2のダンパ、前記送風ポンプ、前記第4のダンパおよび貨物艙排気口がこの順で接続されて形成される貨物艙換気排出回路の2つの回路を選択的に形成する開閉操作装置と、を備えた構成としている。
そして、本願請求項3に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1または請求項2に記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記開閉操作装置は風向センサを有し、感知された所定の風向により前記開閉操作装置が前記送風管送風回路を選択的に形成するとともに、前記送風ファンが運転される構成としている。
さらに、本願請求項4に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記開閉操作装置はガスセンサを有し、所定のガスの存在を感知する信号により前記開閉操作装置が前記送風管送風回路を選択的に形成するとともに、前記送風ファンが運転される構成としている。
また、本願請求項5に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記開閉操作装置はタイマーを有し、所定の時間に対して前記開閉操作装置が作動する構成としている。
そして、本願請求項6に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記送風管の先端は、前記機関室用外気吸気口近傍の船首側に配設される構成としている。
さらに、本願請求項7に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記送風管の先端は、前記機関室排ガス管の船尾側かつ前記機関室排ガス管の先端の下部近傍に配設される構成としている。
なお、この送風装置は、車輌の積み込み・積み下ろし等の荷役時においては、原則として、本願請求項2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備としては使用されずに、送風管送風回路が遮断され貨物艙換気排出回路が開放されて、送風ファンが運転されることにより、貨物艙の換気装置として使用される。
実施例1に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、大きく分けて、機関室排ガス管24、機関室用外気吸気口18、送風装置50および送風管58とから構成されている。機関室排ガス管24は従来例として図4で説明したように、機関室28内の主機関26、発電機(図示外)およびボイラー(図示外)などの機関室排ガス34を大気中の放出するための設備であり、その先端は船舶ファンネル16上に突設されていて、船尾方向に折り曲げられている。また、機関室用外気吸気口18は、機関室28に機関室用給気管30を介して新鮮な外気を給気するための設備であり、最上甲板14上にあって船舶ファンネル16の船首側に位置している。この機関室排ガス管24と機関室用外気吸気口18とは、従来の自動車運搬船1においても設置されている設備である。
そして、ガスセンサ72により感知されたガス濃度が所定の基準値以下で、かつ、風向センサ74により感知された風向が所定の範囲外である場合には、送風ファン54は停止するようになっている。この場合に、ダンパ制御盤80に対して送風管送風回路を遮断する指令を与えて、送風管送風回路を遮断しても良いが、送風管送風回路を開放状態としたままでも良い。
12 車輌積載甲板
14 最上甲板
16 船舶ファンネル
18 機関室用外気吸気口
20 貨物艙排気口
22 船橋
24 機関室排ガス管
28 機関室
30 機関室用給気管
32 貨物艙排気管
34 機関室排ガス
50 送風装置
52 ファンルーム
54 送風ファン
56 送風用外気吸気口
58 送風管
60 貨物艙排気口
62 第1のダンパ
64 第2のダンパ
66 第3のダンパ
68 第4のダンパ
70 開閉操作装置
72 ガスセンサ
74 風向センサ
76 制御盤
Claims (7)
- 船舶ファンネル上に突設され先端が船尾側に向けて曲折した機関室排ガス管と、
最上甲板上の前記船舶ファンネルの船首側に位置する機関室用外気吸気口と、
前記最上甲板上の前記機関室用外気吸気口の船首側に位置する送風ファンおよび該送風ファンの上流側に配設される送風用外気吸気口からなる送風装置と、
先端が船尾側に向けて開口し基端が前記送風ファンの下流側に接続する送風管とから構成され、
前記機関室排ガス管から大気中に放出され最上甲板上方に漂う機関室排ガスに前記送風管の先端から放出される外気を吹き当てて船尾方向へ送出する自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。 - 前記送風装置は、前記送風ファンの上流側に第1のダンパを介して接続される前記送風用外気吸気口および第2のダンパを介して接続される貨物艙排気管と、
前記送風ファンの下流側に前記送風管の基端が接続される第3のダンパおよび第4のダンパを介して接続される貨物艙排気口と、
前記第1のダンパ、前記第2のダンパ、前記第3のダンパおよび前記第4のダンパをそれぞれ開/閉させ、かつ、前記送風ファンを運転/停止させ、前記送風用外気吸気口、前記第1のダンパ、前記送風ファン、前記第3のダンパおよび前記送風管がこの順で接続されて形成される送風管送風回路、および、前記第1の貨物艙排気管、前記第2のダンパ、前記送風ポンプ、前記第4のダンパおよび貨物艙排気口がこの順で接続されて形成される貨物艙換気排出回路の2つの回路を選択的に形成する開閉操作装置と、を備えた請求項1に記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。 - 前記開閉操作装置は風向センサを有し、感知された所定の風向により前記開閉操作装置が前記送風管送風回路を選択的に形成するとともに、前記送風ファンが運転される請求項1または請求項2に記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
- 前記開閉操作装置はガスセンサを有し、所定のガスの存在を感知する信号により前記開閉操作装置が前記送風管送風回路を選択的に形成するとともに、前記送風ファンが運転される請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
- 前記開閉操作装置はタイマーを有し、所定の時間に対して前記開閉操作装置が作動する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
- 前記送風管の先端は、前記機関室用外気吸気口近傍の船首側に配設される請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
- 前記送風管の先端は、前記機関室排ガス管の船尾側かつ前記機関室排ガス管の先端の下部近傍に配設される請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
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