JP2006142986A - 自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備 - Google Patents

自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備 Download PDF

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Abstract

【課題】本願発明は、機関室排ガス管の先端と機関室通風装置の吸気口が近接する自動車運搬船を対象とし、自動車運搬船が追い風を受ける場合に、機関室の排ガスが最上甲板上に漂い、機関室用外気吸気口から機関室排ガスが機関室内に還流することを防止する。
【解決手段】船舶ファンネル上に突設され先端が船尾側に向けて曲折した機関室排ガス管と最上甲板上にあって前記船舶ファンネルの船首側に位置する機関室用外気吸気口とを備える自動車運搬船に、先端が船尾側に向けて開口し基端が最上甲板上にあって前記機関室用外気吸気口の船首側に位置する貨物艙換気設備兼用の送風装置に接続する送風管を設置し、前記機関室排ガス管から大気中に放出された機関室排ガスに前記送風管の先端から放出される付勢された新鮮な外気を吹き当てて前記機関室排ガスを船尾方向へ送出させる構造とした。
【選択図】図1

Description

本願発明は自動車運搬船のファンネル上から排出される機関室排ガスが機関室用外気吸気口を介して再度機関室内に還流することを防止する機関室排ガス還流防止設備に関する。
本願発明に係る背景技術について、図4および図5を基に説明する。なお、図4は、従来例に係る自動車運搬船の縦断面図であり、図5は、図4におけるV部拡大図であり、図5(a)は、航送中の自動車運搬船が向かい風を受けている状態を示す図であり、図5(b)は、航送中の自動車運搬船が追い風を受けている状態を示す図である。また、図4および図5においては、図の右側が船首側であり、図の左側が船尾側である。
図4および図5において、符号1は自動車運搬船、符号12は車輌積載甲板、符号14は最上甲板、符号16は船舶ファンネル、符号18は機関室用外気吸気口、符号20は貨物艙排気口、符号22は船橋、符号24は機関室排ガス管、符号26は主機関、符号28は機関室、符号30は機関室用給気管、符号32は貨物艙排気管、符号34は機関室排ガスである。
近年、自動車運搬船には運搬費の経済性効果を上げるため、車高の異なる多種の車輌や多量の車輌を一度に運搬することが求められている。このような要請から、図4に示すように、車輌積載甲板12、12、・・・の各甲板間高さを高くし、層数も増大させた(図4では13層)自動車運搬船1が建造されるようになって、自動車運搬船1の海面から最上甲板14までの高さが増大している。
一方、自動車運搬船をはじめとする船舶は、港湾に架けられている橋などの建造物の下を通過する必要性から、海面から船舶の一番高い位置までの距離であるエアードラフト(Ad)が制限されている。自動車運搬船1においては、このエアードラフトに対応する場所は船舶ファンネル16から突出する機関室排ガス管24の先端となる。したがって、自動車運搬船1では、機関室排ガス管24の先端と最上甲板14の相対的な高さは低くなっている。
さらに、機関室28に新鮮な外気を給気する機関室用外気吸気口18および機関室用給気管30からなる機関室換気装置も機関室28に付帯する設備であるため、機関室排ガス管24と機関室用給気管30とは近接して設けざるを得ず、機関室排ガス管24の先端と機関室用外気吸気口18は必然的に平面上の距離が接近する。
したがって、近年の自動車運搬船1にあっては、機関室排ガス管24の先端と機関室用外気吸気口18の相対的な距離が、従来以上に近接する結果となっている。このため、図5(a)に示すように、自動車運搬船1との相対的な風向きが船首から船尾に向けて流れる向かい風のような場合には、機関室排ガス管24の先端から大気中に放出される機関室排ガス34は船尾方向に流れ、最上甲板14上に漂うことはないが、図5(b)に示すように、自動車運搬船1の後進、停泊時やさらに航走中であっても自動車運搬船1との相対的な風向きが船尾から船首に向けて流れる追い風のような場合には、機関室排ガス34が最上甲板14上に漂う場合も生ずる。
この機関室排ガス管24の先端から放出される機関室排ガス34は、主機関26からの排ガスばかりでなく、図示外の発電機やボイラーからの排ガスも含まれていて、CH、CO、NO、SOなどの有害物質を含んでおり、最上甲板14上に設置される機械や器具を汚染するばかりでなく、最上甲板14上に設置される機関室用外気吸気口18から機関室排ガス34が還流して、機関室20内を汚染し、ガス感知器も作動して、極端な場合には、主機関26などを停止せざるを得なくなるなど、自動車運搬船1の操縦に支障をきたすようになる場合も生ずる。
機関室の排ガス設備に関する発明として、本願出願人は先に特願2004−127677および特願2004−21901に係る発明を出願した。
この特願2004−127677に示す技術は、「部品点数や製造工数の低減を図るとともに排気管などの設置面積を減少させ、スパークアレスタなどの専用の部品の設置をなくした船舶排ガス排出設備の提供」することを目的としていて、この目的を「船舶排ガス排出設備は、船尾の後面に設けられ、船尾の後面に外気開放面を有し船体内部側に中空箱状体に形成された排出空間部と、外気開放面を有する排出空間部の内部に連通され、燃焼排気ガスを排出空間部の外気開放面に向けて排出させる排気管と、排出空間部の内部に配設された排気管の端面近傍に設けられ、排気管の端面に水を噴霧する水噴霧スプレーとを備え」ることにより達成したものである。
また、特願2004−21901は、「船外に排出される排煙中の煤煙による船橋や遮浪甲板上に設置されている機械や器具および遮浪甲板上に積載される自動車の汚染を防止し、併せて、自動車を積載する有効面積を拡げる自動車運搬船の機関室排煙管構造を提供することを目的と」し、この目的を「機関室からの排煙を船外に排出する排煙管の一端を機関室に接続し、前記排煙管の他端を水平方向に左舷側まで延伸した後、左舷側に沿って遮浪甲板と吃水線の中間部まで立ち上げ、その後、水平方向に延伸させて左舷側船尾に穿設された開口部から水平に突出させる構造と」することで達成したものである。
ところで、最上甲板上部に突設された船舶ファンネルの構造を改良することにより、機関室の排ガスによる最上甲板上の汚染を防止する発明として、特開2002−284094号公報に開示された発明がある。図6は特開2002−284094号公報に開示された技術の斜視図であり、同図中、符号100は煙突、符号101は煙突筒身、符号102は煙突カバー、符号103はルーバーである。この技術は、船舶上の煙突カバー102から上方に突出して露出した煙突筒身101の中腹部を取り囲むようにルーバー103を備え、同ルーバー103が船首側の前縁から船尾側の後縁へ向け次第に高くなるように傾斜して設置されるとともに、同ルーバー103の形状が両側方へ反り上がったアーチ上に形成される。このような構造により、航走時においては、前方からの気流がルーバー103に沿って流れ、煙突筒身102からの排ガスの上昇流が維持され、煤煙が甲板上に降り注ぐことを防止することによりデッキ上の船客や船員に対する煙害を予防するものである。
特願2004−127677 特願2004−21901 特開2002−284094号公報
しかし、前述の特願2004−127677および特願2004−21901の技術は、ともに船尾に穿設された開口部から機関室排ガスを大気中に放出する構造としていて、最上甲板上部に突設された船舶ファンネルを対象とする発明ではない。
また、特開2002−284094号公報に記載の技術は、機関室排ガス管の先端と機関室通風装置の吸気口がそれほど近接していない客船を対象とするものであり、機関室排ガス管の先端と機関室通風装置の吸気口が近接して設けざるを得ない自動車運搬船に対しては、特開2002−284094号公報に示すような効果はさほど期待できない。
そこで、本願発明は、最上甲板上に船舶ファンネルを有していて、機関室排ガス管の先端と機関室通風装置の吸気口が近接する自動車運搬船を対象とし、自動車運搬船との相対的な風向きが追い風のような場合に、機関室の排ガスが最上甲板上に漂うことを防止し、もって機関室用外気吸気口からの機関室排ガスの還流を防止することを目的とする。
図4に示すように、自動車運搬船1に設備される貨物艙排気口20および複層の車輌積載甲板12、12、・・・の上下方向に貫通して設けられている貨物艙排気管32からなる貨物艙の換気装置は、数十台装備されている。この貨物艙の換気装置は、車輌の積み込み・積み下ろし時に必要とされる貨物艙全体の20回/時以上の換気回数の能力を有するが、航走時においては、貨物艙全体を6回/時程度の換気回数とすれば十分であり、そのため、航走中は数十台装備されている貨物艙の換気装置は、その半分以上が使用されない状態となっている。本願発明者は、この事実に着目して本願発明に想到したものである。
上記課題を解決するために、本願請求項1に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、船舶ファンネル上に突設され先端が船尾側に向けて曲折した機関室排ガス管と、最上甲板上の前記船舶ファンネルの船首側に位置する機関室用外気吸気口と、前記最上甲板上の前記機関室用外気吸気口の船首側に位置する送風ファンおよび該送風ファンの上流側に配設される送風用外気吸気口からなる送風装置と、先端が船尾側に向けて開口し基端が前記送風ファンの下流側に接続する送風管とから構成され、前記機関室排ガス管から大気中に放出され最上甲板上方に漂う機関室排ガスに前記送風管の先端から放出される外気を吹き当てて船尾方向へ送出する構成としている。
また、本願請求項2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1に記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記送風装置は、前記送風ファンの上流側に第1のダンパを介して接続される前記送風用外気吸気口および第2のダンパを介して接続される貨物艙排気管と、前記送風ファンの下流側に前記送風管の基端が接続される第3のダンパおよび第4のダンパを介して接続される貨物艙排気口と、前記第1のダンパ、前記第2のダンパ、前記第3のダンパおよび前記第4のダンパをそれぞれ開/閉させ、かつ、前記送風ファンを運転/停止させ、前記送風用外気吸気口、前記第1のダンパ、前記送風ファン、前記第3のダンパおよび前記送風管がこの順で接続されて形成される送風管送風回路、および、前記第1の貨物艙排気管、前記第2のダンパ、前記送風ポンプ、前記第4のダンパおよび貨物艙排気口がこの順で接続されて形成される貨物艙換気排出回路の2つの回路を選択的に形成する開閉操作装置と、を備えた構成としている。
そして、本願請求項3に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1または請求項2に記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記開閉操作装置は風向センサを有し、感知された所定の風向により前記開閉操作装置が前記送風管送風回路を選択的に形成するとともに、前記送風ファンが運転される構成としている。
さらに、本願請求項4に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記開閉操作装置はガスセンサを有し、所定のガスの存在を感知する信号により前記開閉操作装置が前記送風管送風回路を選択的に形成するとともに、前記送風ファンが運転される構成としている。
また、本願請求項5に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記開閉操作装置はタイマーを有し、所定の時間に対して前記開閉操作装置が作動する構成としている。
そして、本願請求項6に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記送風管の先端は、前記機関室用外気吸気口近傍の船首側に配設される構成としている。
さらに、本願請求項7に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備であって、前記送風管の先端は、前記機関室排ガス管の船尾側かつ前記機関室排ガス管の先端の下部近傍に配設される構成としている。
本願請求項1に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、ファンネルの船首側の最上甲板上に、順に、機関室換気用外気吸気口および送風装置が配設され、最上甲板上方に漂う機関室排ガスに対して、船首側から付勢された新鮮な外気が吹き当てられるため、機関室排ガスは確実に最上甲板上から吹き払い、機関室排ガスが機関室用外気吸気口から機関室内に還流することを防止することができる。
また、本願請求項2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、貨物艙の換気装置を構成する送風ファンを使用していて、別個の送風ファンを必要とせず経済的である。また、送風管送風回路と貨物艙換気排出回路を別回路としていて、機関室排ガスに押し当てる空気が常に新鮮な外気であるため、機関室排ガスに吹き当てる空気と機関室排ガスとが化学反応を起こすことがなく安全であり、さらに、機関室排ガスに吹き当てる空気を機関室用外気吸気口から給気しても新鮮な外気であるため機関室を汚染することもない。
なお、この送風装置は、車輌の積み込み・積み下ろし等の荷役時においては、原則として、本願請求項2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備としては使用されずに、送風管送風回路が遮断され貨物艙換気排出回路が開放されて、送風ファンが運転されることにより、貨物艙の換気装置として使用される。
そして、本願請求項3に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、開閉操作装置には風向センサが設置されて、所定の風向を感知することにより開閉操作装置が作動して、貨物艙換気排出回路が遮断され送風管送風回路が開放され送風ファンが連動して運転されることにより、自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備として使用されるため、四六時中、送風ファンが運転されるわけではなく経済的である。
さらに、本願請求項4に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、開閉操作装置にはガス感知センサが設置されて、所定のガスを感知することにより開閉操作装置が作動するようにしているため、前記の本願請求項3に係る発明同様に経済的である。
また、本願請求項5に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、開閉操作装置にはタイマーが具設されて、所定の時間に対して開閉操作装置が作動するようにしているため、開閉操作装置のスイッチの入れ忘れや切り忘れがなく単純ミスを防止することができる。
そして、本願請求項6に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、送風管の先端を機関室外気吸気口近傍の船首側に配設させているため、直接的に機関室外気吸気口近辺に機関室排ガスが漂うことがなくなり、確実に機関室外気吸気口からの機関室排ガスの還流を防止することができる。
さらに、本願請求項7に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、送風管の先端を機関室排ガス管の船尾側かつ機関室排ガス管の先端の下方近傍に配設させているため、機関室排ガスを船尾側に吹き払い、機関室外気吸気口からの機関室の排ガスの還流を防止することができるばかりでなく、最上甲板上の機械や器具の汚染を防止できる。
本願発明を実施するための最良の形態に係る実施例1および実施例2について、図1ないし図4に基づいて説明する。図1は、実施例1に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備の断面概要図であり、図2は、実施例2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備の断面概要図である。そして、図3は、実施例1および実施例2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備の開閉操作装置系統図である。また、図4は、「背景技術」の説明で使用した従来例に係る自動車運搬船の縦断面図であり、必要に応じて引用する。なお、図1および図2は、図4におけるV部の拡大図であり、図4と同一の要素については同一の符号を付している。また、図1および図2においては、前述した図4および図5と同様に、図の右側が船首側であり、図の左側が船尾側である。
図1ないし図3において、符号1は自動車運搬船、符号12は車輌積載甲板(図4参照)、符号14は最上甲板、符号16は船舶ファンネル、符号18は機関室用外気吸気口、符号20は貨物艙排気口(図4参照)、符号22は船橋(図4参照)、符号24は機関室排ガス管、符号28は機関室(図4参照)、符号30は機関室用給気管、符号32は貨物艙排気管、符号34は機関室排ガス、符号50は送風装置、符号52はファンルーム、符号54は送風ファン、符号56は送風用外気吸気口、符号58は送風管、符号60は貨物艙排気口、符号62は第1のダンパ、符号64は第2のダンパ、符号66は第3のダンパ、符号68は第4のダンパ、符号70は開閉操作装置、符号72はガスセンサ、符号74は風向センサ、符号76は制御盤、符号78は送風ファン始動器、そして、符号80はダンパ制御盤である。
まず、実施例1に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備について説明する。
実施例1に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備は、大きく分けて、機関室排ガス管24、機関室用外気吸気口18、送風装置50および送風管58とから構成されている。機関室排ガス管24は従来例として図4で説明したように、機関室28内の主機関26、発電機(図示外)およびボイラー(図示外)などの機関室排ガス34を大気中の放出するための設備であり、その先端は船舶ファンネル16上に突設されていて、船尾方向に折り曲げられている。また、機関室用外気吸気口18は、機関室28に機関室用給気管30を介して新鮮な外気を給気するための設備であり、最上甲板14上にあって船舶ファンネル16の船首側に位置している。この機関室排ガス管24と機関室用外気吸気口18とは、従来の自動車運搬船1においても設置されている設備である。
送風装置50は、ファンルーム52、送風ファン54、送風用外気吸気口56、貨物艙排気口60、第1のダンパ62、第2のダンパ64、第3のダンパ66、第4のダンパ68(以下「各ダンパ」ということがある。)および開閉操作装置70から構成されている。大まかにいうと、送風装置50は、従来から在る貨物艙排気口20をファンルーム52で囲繞した設備であり、送風ファン54および貨物艙排気管32は貨物艙排気口20を構成する部材である。
すなわち、送風装置50は、貨物艙排気口20を兼用する設備であって、貨物艙排気管32は複層の車輌積載甲板12、12、・・・を上下に貫通し、その上端には送風ファン54が連設されている。そして、送風ファン54の下方の貨物艙排気管32内には第2のダンパ64が介挿されていて、送風ファン54および第2のダンパ64間には貨物艙排気管32から分岐した分岐管が第1のダンパ62を介して船尾側に開口する送風用外気吸気口56に接続されている。
送風ファン54の上部は囲繞された空間であるファンルーム52内に開放されている。そして、ファンルーム52の壁面には貨物艙排気口60となる開口部が穿設されていて、第4のダンパ68が介設されている。また、ファンルーム52の船尾側の壁面には第3のダンパ66が設置されていて、この第3のダンパ66には送風管58が連設されている。そして、送風管58の先端は機関室用外気吸気口18近傍の船首側に位置して開口されている。したがって、送風ファン54の上流側には、第1のダンパ62を介して送風用外気吸気口56および第2のダンパ64を介して貨物艙排気管32が接続され、下流側には送風管58が接続されている第3のダンパ66および第4のダンパ68を介して貨物艙排気口60が接続されていることになる。
送風装置50を構成する開閉操作装置70は、ガスセンサ72、風向センサ74、制御盤76、送風ファン始動器78およびダンパ制御盤80から構成されている。送風ファン始動器78は、送風ファン54が接続され、さらに制御盤76に接続していて、制御盤76からの制御信号に基づいて送風ファン54の運転/停止をおこなう。また、ダンパ制御盤80は、第1のダンパ62、第2のダンパ64、第3のダンパ66および第4のダンパ68に接続され、さらに制御盤76に接続していて、制御盤76からの制御信号に基づいて第1のダンパ62、第2のダンパ64、第3のダンパ66および第4のダンパ68の開/閉をおこなう。
そして、制御盤76は、ガスセンサ72および風向センサ74に接続されている。実施例1におけるガスセンサ72は機関室用外気吸気口18の船尾側に設置され、風向センサ74は船橋22に設置されている。そして、ガスセンサ72により感知されたガス濃度は検知部に送られ、検知部ではそのガス濃度が所定の基準値以下か所定の基準値以上かを判断し、その旨の制御信号を制御盤76に送付する。また、風向センサ74により感知された風向は検知部に送られ、検知部ではその風向が所定の範囲内であるか範囲外であるかを判断し、その旨の制御信号を制御盤76に送付する。さらに、ガスセンサ72および/または風向センサ74からの制御信号に基づいて、上述のように、制御盤76は送風ファン始動器78およびダンパ制御盤80に対して送風ファン54の運転/停止および各ダンパの開/閉の指令を与える。
前述のように、ダンパ制御盤80は、第1のダンパ62、第2のダンパ64、第3のダンパ66および第4のダンパ68の開/閉をおこなうことにより、送風管送風回路および貨物艙換気排出回路が選択的に形成される。すなわち、第1のダンパ62および第3のダンパ66を「開」とする一方で、第2のダンパおよび第4のダンパを「閉」とすることにより、送風用外気吸気口56、第1のダンパ62、送風ファン54、第3のダンパ66および送風管58がこの順で接続されて形成される送風管送風回路が開通し、貨物艙排気管32、第2のダンパ64、送風ファン54、第4のダンパ68および貨物艙排気口60がこの順で接続されて形成される貨物艙換気排出回路が遮断される。また、第1のダンパ62および第3のダンパ66を「閉」とする一方で、第2のダンパおよび第4のダンパを「開」とすることにより、送風管送風回路が遮断され、貨物艙換気排出回路が開通される。図1は、第1のダンパ62および第3のダンパ66が「開」となり、第2のダンパおよび第4のダンパが「閉」となって、送風管送風回路が開通している状態を示している。
前述したように、この送風装置50は、車輌の積み込み・積み下ろしの荷役時においては、送風管送風回路を遮断し貨物艙換気排出回路を開放し、送風ファン54を運転することにより、貨物艙の換気装置として使用されるが、航走中は、送風ファン54は停止となって送風装置50は使用されない。そして、後述する場合には、貨物艙換気排出回路を遮断し送風管送風回路を開放し、送風ファン54を運転することにより、機関室排ガス還流防止設備として作動することになる。
また、制御盤76にはタイマーが具設されていて、必要に応じて、所定の時間が来ると制御盤76を作動させ、所定の時間経過により制御盤76の作動を停止するようにすることもできる。
つぎに、実施例1に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備の作用について説明する。
前述したように、自動車運搬船1に対する風向きが船首から船尾に向けて流れる向かい風のような場合には、機関室排ガス管18の先端から大気中に放出される機関室排ガス34は船尾方向に流れるが、自動車運搬船1の後進、停泊時やさらに航走中であっても自動車運搬船1に対する風向きが船尾から船首に向けて流れる追い風となる場合がある。
この場合に、船橋22に設置されている風向センサ74である風向計の向きが自動車運搬船1の船舶中心軸に対して船尾方向に向けて左右45°の範囲以内に入ると、風向センサ74の検知部からその旨の制御信号が制御盤76に送られて、制御盤76はダンパ制御盤80に第1のダンパ62および第3のダンパ66を「開」とし、第2のダンパおよび第4のダンパを「閉」とする指令を与え、送風管送風回路が開通されるとともに、送風ファン始動器78にも送風ファン54を始動させる指令を与え、送風ファン54が運転開始する。
この一連の作動により、図1の白抜き矢印に示すように、送風用外気吸気口56から取り込まれた新鮮な外気は、第1のダンパ62、送風ファン54および第3のダンパ66を経由して送風管58に流入し、送風管58の先端から機関室用外気吸気口18に向けて放出される。このため、機関室用外気吸気口18の周囲は新鮮な外気で充満され、機関室用外気吸気口18から機関室排ガス34が還流することが防止されとともに、新鮮な外気が機関室用外気吸気口18から機関室28の送気される。
風向センサ74が所定の範囲内の風向きを感知しない場合であっても、船舶ファンネル16の周りを風が渦巻いて機関室排ガス34が最上甲板上に漂うことがある。この場合であっても、機関室用外気吸気口18の船尾側に設置されたガスセンサ72が機関室排ガス34を感知して、その機関室排ガス34が所定の基準値以上である場合に、ガスセンサ72の検知部からその旨の制御信号が制御盤76に送られて、前述の風向センサ74の場合と同様に、制御盤76はダンパ制御盤80に対して指令を与え、ダンパ制御盤80は各ダンパに対して開閉操作をするとともに、送風ファン始動器78により送風ファン54が運転開始する。
したがって、風向センサ74および/またはガスセンサ72により、機関室排ガス34が最上甲板上に漂う虞がある場合や漂う場合には、新鮮な外気が送風管58の先端から機関室用外気吸気口18に向けて放出されるため、確実に機関室排ガス34が機関室用外気吸気口18から還流することを防止できる。
すなわち、ガスセンサ72により感知されたガス濃度が所定の基準値以上である場合、または、風向センサ74により感知された風向が所定の範囲内である場合、のいずれかの場合が該当するときには、送風管送風回路が開放されるとともに、送風ファン54が運転される。
そして、ガスセンサ72により感知されたガス濃度が所定の基準値以下で、かつ、風向センサ74により感知された風向が所定の範囲外である場合には、送風ファン54は停止するようになっている。この場合に、ダンパ制御盤80に対して送風管送風回路を遮断する指令を与えて、送風管送風回路を遮断しても良いが、送風管送風回路を開放状態としたままでも良い。
つぎに、実施例2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備について説明する。実施例2が実施例1と異なるところは、送風管58の先端の位置と、ガスセンサ72の取設される位置であり、他の技術要素の構成や作用は実施例1とまったく同様である。そこで、実施例2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備については、主に送風管58の先端の位置と、ガスセンサ72の取設される位置について説明することとする。
実施例2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備も実施例1と同様、大きく分けて、機関室排ガス管24、機関室用外気吸気口18、送風装置50および送風管58とから構成されている。機関室排ガス管24、機関室用外気吸気口18および送風装置50は実施例1と何ら異なるところはないので説明を省略する。
送風管送風回路を形成する送風管58の基端は、第3のダンパ66を介してファンルーム52の壁面に穿設された開口部に接続している。そして、送風管58の先端は、最上甲板14上を延伸して船舶ファンネル16内に貫入し、船舶ファンネル16内を上方に延伸した後、船尾方向に曲折して船舶ファンネル16上部に開口している。この送風管58の先端の開口の位置は、機関室排ガス管24の船尾側かつ機関室排ガス管24の先端の下部近傍となっている。
開閉操作装置70の構成は実施例1と同様であり、風向センサ74も実施例1と同様に設置されているので説明を省略する。また、制御盤76の作動も実施例1と同様であり、制御盤76には実施例1と同様にタイマーが設置されている。
ガスセンサ72は、船舶ファンネル16の船尾側壁面の最上甲板14と船舶ファンネル16の頂部との中間部に設置されている。ガスセンサ72により感知されたガス濃度は検知部に送られ、検知部ではそのガス濃度が所定の基準値以下か所定の基準値以上かを判断し、その旨の制御信号を制御盤76に送付する。ガスセンサ72および/または風向センサ74からの制御信号に基づいて、制御盤76は送風ファン始動器78およびダンパ制御盤80に対して運転/停止および開/閉の指令を与える。図2は、第1のダンパ62および第3のダンパ66が「開」となり、第2のダンパおよび第4のダンパが「閉」となって、送風管送風回路が開通している状態を示している。
実施例1同様に、風向センサ74が所定の範囲内の風向きを感知しない場合であっても、船舶ファンネル16の周りの風向きにより、一旦、大気中に放出された機関室排ガス34が船舶ファンネル16の船尾側から最上甲板14に向けて降下する場合がある。この場合には、船舶ファンネル16の船尾側壁面に設置されたガスセンサ72が機関室排ガス34を感知して、その機関室排ガス34が所定の基準値以上である場合に、ガスセンサ72の検知部からその旨の制御信号が制御盤76に送られて、その信号により制御盤76はダンパ制御盤80に対して指令を与え、ダンパ制御盤80は各ダンパに対して開閉操作をするとともに、送風ファン始動器78により送風ファン54が作動開始する。
その結果、図2の白抜き矢印に示すように、送風用外気吸気口56から取り込まれた新鮮な外気は、第1のダンパ62、送風ファン54および第3のダンパ66を経由して送風管58に流入し、送風管58の先端から放出された新鮮な外気が、機関室排ガス管24の先端から放出された機関室排ガス34に吹き当てられて、機関室排ガス34を船尾方向へ勢いよく送出させることになる。そのため、機関室排ガス34が船舶ファンネル16の船尾側から最上甲板14に向けて降下することを防止し、さらに、機関室排ガス34が機関室用外気吸気口18から還流することを防止する。
図1は、実施例1に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備の断面概要図である。 図2は、実施例2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備の断面概要図である。 図3は、実施例1および実施例2に係る自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備の開閉操作装置系統図である。 図4は、従来例の自動車運搬船の縦断面全体図である。 図5は、図4におけるV部拡大図であり、図5(a)は、航送中の自動車運搬船が向かい風を受けている状態を示す図であり、図5(b)は、航送中の自動車運搬船が追い風を受けている状態を示す図である。 図6は、特開2002−284094号公報に開示された技術の斜視図である。
符号の説明
1 自動車運搬船、
12 車輌積載甲板
14 最上甲板
16 船舶ファンネル
18 機関室用外気吸気口
20 貨物艙排気口
22 船橋
24 機関室排ガス管
28 機関室
30 機関室用給気管
32 貨物艙排気管
34 機関室排ガス
50 送風装置
52 ファンルーム
54 送風ファン
56 送風用外気吸気口
58 送風管
60 貨物艙排気口
62 第1のダンパ
64 第2のダンパ
66 第3のダンパ
68 第4のダンパ
70 開閉操作装置
72 ガスセンサ
74 風向センサ
76 制御盤

Claims (7)

  1. 船舶ファンネル上に突設され先端が船尾側に向けて曲折した機関室排ガス管と、
    最上甲板上の前記船舶ファンネルの船首側に位置する機関室用外気吸気口と、
    前記最上甲板上の前記機関室用外気吸気口の船首側に位置する送風ファンおよび該送風ファンの上流側に配設される送風用外気吸気口からなる送風装置と、
    先端が船尾側に向けて開口し基端が前記送風ファンの下流側に接続する送風管とから構成され、
    前記機関室排ガス管から大気中に放出され最上甲板上方に漂う機関室排ガスに前記送風管の先端から放出される外気を吹き当てて船尾方向へ送出する自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
  2. 前記送風装置は、前記送風ファンの上流側に第1のダンパを介して接続される前記送風用外気吸気口および第2のダンパを介して接続される貨物艙排気管と、
    前記送風ファンの下流側に前記送風管の基端が接続される第3のダンパおよび第4のダンパを介して接続される貨物艙排気口と、
    前記第1のダンパ、前記第2のダンパ、前記第3のダンパおよび前記第4のダンパをそれぞれ開/閉させ、かつ、前記送風ファンを運転/停止させ、前記送風用外気吸気口、前記第1のダンパ、前記送風ファン、前記第3のダンパおよび前記送風管がこの順で接続されて形成される送風管送風回路、および、前記第1の貨物艙排気管、前記第2のダンパ、前記送風ポンプ、前記第4のダンパおよび貨物艙排気口がこの順で接続されて形成される貨物艙換気排出回路の2つの回路を選択的に形成する開閉操作装置と、を備えた請求項1に記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
  3. 前記開閉操作装置は風向センサを有し、感知された所定の風向により前記開閉操作装置が前記送風管送風回路を選択的に形成するとともに、前記送風ファンが運転される請求項1または請求項2に記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
  4. 前記開閉操作装置はガスセンサを有し、所定のガスの存在を感知する信号により前記開閉操作装置が前記送風管送風回路を選択的に形成するとともに、前記送風ファンが運転される請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
  5. 前記開閉操作装置はタイマーを有し、所定の時間に対して前記開閉操作装置が作動する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
  6. 前記送風管の先端は、前記機関室用外気吸気口近傍の船首側に配設される請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
  7. 前記送風管の先端は、前記機関室排ガス管の船尾側かつ前記機関室排ガス管の先端の下部近傍に配設される請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動車運搬船の機関室排ガス還流防止設備。
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