JP2006141103A - 発電機とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、組み立て時の初期の変形及び長期運転時に渡る経年変化によるバインドリングの張力低下を低減し、支持機能の低下を防止する発電機及びその製造方法を提供することにある。
【解決手段】
本発明は、回転子鉄心溝内に組み込まれたコイルを有し、前記鉄心の外部に突出した前記コイルのコイルエンドをコイル支持体に固定するバインドリングを備えた発電機において、前記バインドリングの軸方向端部の少なくとも一方に該端部の変形を拘束する拘束部材を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、新規な発電機とその製造方法に係り、特に大容量の発電機に好適な回転子コイルエンド支持部を有する発電機とその製造方法に関する。
特許文献1には、発電機の回転子エンド部にポリイミドフィルムとマイカシートを張り合わせた絶縁シートを繰り返したエポキシ樹脂含浸でバインド下絶縁を形成し、その上に非磁性のピアノ線のバインドリングを形成することが示されている。又、特許文献2には、発電機の回転子エンド部に化学繊維のバインド材をテープ状にして形成することが示されている。更に、特許文献3には、熱硬化性樹脂を含浸したプリプレグからなるバインド下絶縁を形成し、その上にバインドリングを形成することが示されている。
即ち、発電機の回転子エンド部は、鉄心及び金属製支持体、コイル等を有する。運転時には回転子が高速で回転することにより発電を行うため、この回転により鉄心及び金属製支持体、コイル等には大きな遠心力が加わる。そのため、コイルに応力が負荷され、コイルが外周方向に曲がるように変形する。コイルにはこれらの応力に抗しての絶縁物が施工されているが、この変形が絶縁物の許容ひずみ、許容応力以上になると絶縁物が破壊し、コイルと鉄心或いは金属支持体等のアース電位部とが短絡して回転子の破壊に至り、最悪時には発電機の運転不能となる可能性がある。
このような状況に対処して現在、特許文献1〜3に示されるように、コイルエンド部では、バインドに張力を負荷してコイルを金属製支持体に縛り付けるようにして固定し、コイルの変形を防止している。このバインドは金属バインド線、非金属性の繊維に硬化性樹脂を含浸させたものを硬化して形成される。
そして、金属バインド線には、針金状の非磁性のピアノ線などを用い、コイルエンド部の重量と回転子の回転による遠心力に耐え、振動等でもゆるむことがないように強い張力をかけて巻き付ける。
又、非金属製の繊維を用いる場合には、繊維を幅広に並べて、硬化性樹脂を含浸させてテープ状にし、強い張力をかけて、コイルエンド部の鉄心側からコイル端部まで、発電機の軸方向に渡って巻き付ける。
しかし、バインドの張力は、回転により生じる遠心力の大きさに伴い大きくする必要があるため、近年では発電機の出力の増加による大型化で張力も増加し、最下層のバインド線、又は、テープを巻き付ける際には、バインド巻き付け機の最大出力近くで使用する場合が多くなっている。このように負荷が大きくなっているため、バインドを複数層巻き付けていく際に、上層を巻く時に下層が崩れ所定の形状を保てない場合がある。
又、このようなバインドに負荷される張力は、時間の経過とともに応力緩和により徐々に低下していく。更に、バインドによって固定されているコイルや寸法調整材やバインドなどが圧縮負荷を受けることによりクリープ変形することによっても、バインドの張力が低下する。
このようにバインドの張力が低下すると、コイルエンド各部の変形が大きくなるため、コイルの絶縁物にかかる負荷が大きくなってしまう。その結果、経年による劣化が大きくなり、絶縁物の寿命が低下する可能性がある。また絶縁物が寿命に至らない場合でも、張力が低下しバインドが抜け出してしまうと直ちに回転子の破壊に至る可能性が考えられる。
特に近年は、出力大容量化に伴う遠心力の増加のため、比強度の高い非金属性の繊維に硬化性樹脂を含浸させたものを硬化して形成されたバインドテープが多く使われるようになっているが、このような材料を用いたバインドの応力緩和やクリープ変形量は、一般的に金属に比べて大きいため、このような問題もより大きくなる。
特開平8-205447号公報 特開平7-184338号公報 特開平6-98492号公報
本発明の目的は、組み立て時の初期の変形及び長期運転時に渡る経年変化によるバインドリングの張力低下を低減し、支持機能の低下を防止する発電機及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、回転子鉄心溝内に組み込まれたコイルを有し、前記鉄心の外部に突出した前記コイルのコイルエンドをコイル支持体に固定するバインドリングを備えた発電機において、前記バインドリングの軸方向端部の少なくとも一方に該端部の変形を拘束する拘束部材を有することを特徴とする。
即ち、本発明は、組立て時及び経年による変化により生じるバインドの張力低下を低減するため、バインドリング端部の少なくとも一方をストッパにより拘束し、バインドリングの端部からの変形を防止することで、張力の低下を防止するものである。
前記拘束部材は、前記バインドリングの軸方向端面及び軸方向端部の上面の少なくとも一方に設けられていること、又、前記コイルは底コイルとその上に形成された上コイルとの2段に形成されると共に前記コイルエンドは2段に形成され前記拘束部材が前記コイルエンドの少なくとも一方の段に設けられていることと、両者の組み合わせが好ましい。
又、前記拘束部材は、非磁性金属材料又は非金属材料よりなり円環状に構成されていること、前記バインドリングの構成部材より幅の狭いバインドテープで構成されていること、更に、前記バインドリングの構成部材を追加巻きし前記バインドリングの部分より単位長さ当たりのバインドの巻き数を多くした構成からなることと、これらの組み合わせが好ましい。
前記バインドリングは、樹脂繊維を熱硬化性樹脂によって形成されたプリプレグからなるテープによって巻回された後熱硬化されてなること、前記コイル支持体とコイルとの間及び前記コイルとバインドリングとの間に径方向の高さを調節する樹脂からなる寸法調整材が形成されていること、又、前記底コイルと上コイルとを各々の端部で電気的に接続する円盤状のコイル端部を有することと、これらの組み合わせが好ましい。
本発明は、回転子鉄心溝内に組み込まれたコイルを有し、前記鉄心の外部に突出した前記コイルのコイルエンドをコイル支持体にバインドリングによって固定する発電機の製造方法において、前記バインドリングの形成前後の少なくとも一方で前記バインドリングの端部の変形を拘束する拘束部材を形成にすることを特徴とする。
前記バインドリングの軸方向端面の少なくとも一方に前記端部の変形を拘束する拘束部材を形成後前記バインドリングを形成にすること、又、前記バインドリングを形成後、前記バインドリングの軸方向端面及び軸方向端部の上面の少なくとも一方に前記端部の変形を拘束する拘束部材を形成にすることと、両者の組み合わせが好ましい。
前記コイルが2段有すると共に、前記コイルエンド部を2段有し、前記拘束部材を前記コイルエンドの少なくとも一方の段に設けること、前記コイル支持体とコイル及び前記コイルとバインドテープとの間に径方向の高さを調節する樹脂からなる寸法調整材を形成すること、又、前記バインドリングの構成部材より幅の狭いバインドテープによって前記拘束部材を形成することと、これらの組み合わせが好ましい。
前記コイル上に樹脂繊維を有するプリプレグ樹脂からなるテープを高温で張力を加えて巻回した後、加熱硬化することにより前記バインドリングを形成すること、又、前記バインドリングの形成後に前記拘束部材を除去すること、これらの組み合わせが好ましい。
本発明は、回転子鉄心溝内に組み込まれたコイルを有し、前記鉄心の外部に突出した前記コイルのコイルエンド部をコイル支持体にバインドリングによって固定する発電機の製造方法において、前記コイル上に樹脂繊維を有するプリプレグ樹脂からなるテープを高温で張力を加えて巻回した後、加熱硬化することにより前記バインドリングを形成することを特徴とする。
本発明によれば、組み立て時の初期の変形及び長期運転時に渡る経年変化によるバインドリングの張力低下を低減し、支持機能の低下を防止する発電機及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体的な実施例によって説明する。
図1は、本発明に係る水車発電機の片側の断面図である。図1に示すように、固定子にはステータコイル20、ステータコア23、ステータフレーム24を有する。回転子1は、ロータコイル21、コイル支持体4、バインドリング7、ロータリムコア15を有する。他、ブレーキリング12、下部軸13、上部軸14、ブレーキ兼ジャッキ16、スラスト軸受17、ばね18、下部ブラッケット19、下部ブラケットケース20を有する。
図2は、回転子への底コイル及び上コイルの植え込みの状態を示す斜視図である。図2に示すように、回転子1は、所定枚数の積層鋼板からなる鉄心3によって構成されるロータリムコア15の軸方向に平行に形成されると共に、その円周面の全周に亘って多数形成された溝内に底コイル5a及び上コイル5bを順次形成されると共に、底敷25、中層間26、内ウェッジ27、外ウェッジ28が植え込まれている。底コイル5a及び上コイル5bは径方向に幅広の導体又は線を束ねた導体が用いられ、内ウェッジ27、外ウェッジ28によって遠心力方向9によるそれらの抜けが防止されると共に、以下に示すようにコイルエンド部4でバインドリング7によって固定される。
図3は、本発明に係る発電機の例を示す回転子のコイルエンド部の断面図である。図3に示すように、回転子1のコイルエンド2は、鉄心3及び金属製支持体4、コイル5a、5b等からなる。運転時には回転子1が高速で回転することにより発電を行うため、この回転により鉄心3及び金属製支持体4、コイル5a、5b等には大きな遠心力が加わる。そのため、コイル5a、5bに応力が負荷され、コイル5a、5bが外周方向に曲がるように変形する。コイル5a、5bにはこれらの応力に抗しての絶縁物が施工されているが、この変形が絶縁物の許容ひずみ、許容応力以上になると絶縁物が破壊し、コイル5a、5bと鉄心3或いは金属支持体4等のアース電位部とが短絡して回転子1の破壊に至り、最悪時には発電機の運転不能となる可能性がある。
このような状況に対処してコイルエンド2には、下バインドリング7a、上バインドリング7bに張力を負荷してコイル5a、5bを金属製支持体4に縛り付けるようにして固定し、コイル5a、5bの変形を防止している。この下バインドリング7a、上バインドリング7bには、金属バインドリング、金属バインド線、非金属性の繊維に硬化性樹脂を含浸させたものを硬化して形成された物が用いられる。
金属バインド線には、針金状の非磁性のピアノ線などを用い、コイルエンド2の重量と回転子の回転による遠心力に耐え、振動等でもゆるむことがないように強い張力をかけて巻き付ける。
非金属製の繊維を用いる場合には、アラミド繊維を所定の幅を有する幅広に並べて、熱硬化性樹脂を含浸させてテープ状にしたもので、このテープに強い張力をかけて、コイルエンドの鉄心側からコイル端部まで、発電機の軸方向に渡って巻き付ける。
バインドの張力は、回転により生じる遠心力の大きさに伴い大きくする必要があるため、発電機の出力の増加による大型化で張力も増加し、最下層のバインド線、又は、テープを巻き付ける際には、バインド巻き付け機の最大出力近くで使用する場合が多くなっている。このように負荷が大きくなっているため、バインドを複数層巻き付けていく際に、下バインドリング7a、上バインドリング7bの端部に拘束部材としてストッパ8a、8bを配置することにより各バインドリングの上層を巻く時に下層の崩れを防止することができる。
次に、発電機の回転子コイルの巻き線支持方法について説明する。下バインドリング7a、上バインドリング7bには、非金属製のバインドテープ、又は、非磁性の金属線が用いられ、本実施例ではバインドテープを用いる場合について詳細に示す。
第1工程では、底コイル5aがロータリムコア15に形成された溝内に挿入され、そのコイルエンド2は、回転子1に取り付けられた金属支持体4の上に、コイルの高さのばらつきを吸収するための熱硬化性エポキシ樹脂を含浸した径方向の高さを調整する寸法調整剤6を介して底コイル5aが配置される。そして、底コイル5a上面を平坦にし下バインドリング7aを巻きやすくするために、寸法調整剤6を再度配置する。その後、寸法調整材6aを加熱して硬化させる。
第2工程では、バインドテープを巻き付ける前に、拘束部材であるストッパ8aを下バインドリング7a端部の少なくとも一方に配置する。これにより、下バインドリング7aを構成しているバインドテープが巻き付け時にずれて全体が崩れるのを防ぐことができる。その後、底コイル5aの上に、非金属製のバインドテープを層状にして複数回巻き付けて下バインドリング7aを得る。巻き付け時に発生する初期の応力緩和の影響を低減するために、下の層ほど張力を大きくし、最終層で所定の張力になるように徐々に小さくして行う。この時、同じ層ではそれぞれ一様な張力で巻き付ける。ストッパ8aは、非金属製の繊維を所定の幅を有する幅広に並べて、硬化性樹脂を含浸させてテープ状にしたもので、予め熱硬化したもの、又は、巻回した後に熱硬化するプレプレグを用いることができる。
更に、下バインドリング7aは、非金属製の繊維を所定の幅を有する幅広に並べて、硬化性樹脂を含浸させてテープ状にしたもので、巻回した後に熱硬化するプレプレグを用い、所定の温度に加熱して軟化した状態で張力を加えて巻回する。この巻回の際には、軟化した余分の樹脂を除去しながら巻回されるので、余分な樹脂が除去されるので、薄く充分に強度の高い下バインドリング7aが形成される。その巻回後に熱硬化される。
その後、上コイル5bを配置し、上バインドリング7bに張力が負荷されることにより、下バインドリング7aが圧縮される際に、このストッパ8a(内周側)により側部が拘束されているため、これによる崩れも防止できる。
第3工程では、下バインドリング7a上面の高さを均一化するために、前述と同様に寸法調整材6を下バインドリング7a上面に配置する。その後、下バインドリング7a及び寸法調整材6を加熱して硬化させる。
第4工程では、前述の底コイル5aの上の形成された下バインドリング7a上に上コイル5bが配置される。底コイル5a同様、その上下には寸法調整材6を配置する。この時、上コイル5bの下に配置する寸法調整剤6は、下バインドリング7a上面に配置したものと同じものを使ってもよい。また、コイル間の距離を大きくし絶縁性能を高くするために、上コイル5bと下バインドリング7a間に絶縁スペーサ(図示せず)を配置してもよい。このような絶縁スペーサには、絶縁性があり比強度が高いFRP(繊維強化プラスティック)を用いるが、同様の機能をもつ他の材料を用いてもよい。
第5工程では、底コイル5aと上コイル5bの端部とを、コイル端部5cによってろう付け、又は、溶接等で接続し、底コイル5aと上コイル5bの端部とを電気的に接続する。そして、このコイル端部5cにも絶縁テープを巻くか、或いは、キャップ状にした部材を被せる、などして所定の絶縁耐力を持つように絶縁処理する。その後、上コイル5b上下の寸法調整材6を硬化させるために加熱する。
最終の第6工程では、上コイル5b上に前述と同様にプリプレグを用い、余分な樹脂を除去しながらバインドテープを所定張力下で巻き付けて拘束部材である上バインドリング7bを形成する。その端部の少なくとも一方には、前述と同様に、上バインドリング7bを形成する前に、ストッパ8b(外周側)を配置し、上バインドリング7bの崩れを防ぎ、初期の張力が所定の値より低下することを防止する。そして上バインドリング7bを含む全体を加熱硬化して、全体乾燥を行い、コイルエンド2の組立てが終了する。
また、ストッパを1つの部材とすると部材が大きくなり過ぎる場合には、径方向に分割し、使用時に組み合わせて一体化すれば、作業性を向上させることができる。
ストッパの材料には、剛性が高く温度の影響も受けにくい、非磁性の金属材料(例えばピアノ線)を用いるとよい。又、ストッパ自身の遠心力の影響が小さくなるように、絶縁性がある非金属材料(例えば比強度の高い繊維強化プラスティック(FRP))を用いてもよい。
以上、本実施例に示すように、ストッパ8を配置する工程を加えることにより、組み立て時の端部からの変形を防止することで、下バインドリング7a、上バインドリング7bの崩れを防ぎ、初期の張力が所定の値より低下することを防止することができる。それによりバインドリングが設計どおりの形状で組み立てることができ、コイル絶縁に生じる応力、ひずみ等も設計条件で得られるため、運転寿命の想定がより正確になり、安全な運転が実現できる。
更に、運転時においても、バインドリング側部が拘束されていることにより、ストッパがない場合に比べて、圧縮による下バインドリング7aのクリープ変形及び下バインドリング7a、上バインドリング7bのバインド張力の応力緩和を抑制することもできる。
又、本実施例は、下バインドリング7a、上バインドリング7bに非磁性の金属線を用いる場合でも、同様の工程で実施することで目的とする機能を持たせることができる。
バインドリングには、非磁性の金属線を用いる場合などで、経年的な変化が小さく、全体の重量を大きくしたくない場合には、組立て時のみにストッパを使用し、運転前に部分的に、或いは、全体を、取り外すようにしても組立て時の形状保持効果が得られる。
図4(a)〜(c)は、本実施例の拘束部材であるストッパの断面図である。図4(a)に示すように、下バインドリング7a、上バインドリング7bの端部の断面形状に合わせて台形状の円環状の部材としたもので、その端部の斜面に沿った形状である。このような断面形状にするとバインドリングの下面の方が広いため、安定した形状を保持しやすい。図4(b)は他の例を示す拘束部材であるストッパの断面図である。図4(b)は、バインドテープを複数層巻く場合、ストッパがバインドテープを遮るような状況になりやすいため、巻付けが容易になるように、径と断面の幅が異なる部材を階段状になるように組み合わせた円環状の部材である。これらを巻き付けたバインドテープの層の高さに合わせて、一段ずつ増やしていくことにより、テープの巻き付けが容易になる。又、図4(c)は本発明に係る他の例を示す拘束部材であるストッパの断面図である。図4(c)のようにストッパ断面を長方形にして、それぞれの層を同じような作業で巻線できるようにしたものである。
以上、本実施例によれば、構成部材の増加を最小限に抑えつつ、コイルエンド2を支持するバインドリング端部を拘束することができ、組み立て時の初期の変形及び長期運転時に渡る経年変化によるバインドリングの張力低下を低減することができ、コイル等にかかる負荷が小さくなり、長期間に渡って高い信頼性を有する発電機とその製造方法を提供することができる。
本実施例によれば、バインドリングに負荷される張力は、時間の経過による応力緩和の低下が少ない。更に、バインドリングによって固定されている底コイル5a、上コイル5bや寸法調整材6や下バインドリング7aなどが圧縮負荷を受けることによりクリープ変形も少なく、バインドリングの張力の低下も少ないものである。従って、バインドリングの張力の低下が少なく、コイルエンド各部の変形が小さいため、底コイル5a、上コイル5bの絶縁物への負荷も小さく、その結果、経年による劣化も小さく、絶縁物の寿命の低下が少ない。
特に近年、出力大容量化に伴う遠心力の増加のため、比強度の高い非金属性の繊維に硬化性樹脂を含浸させたものを硬化して形成されるバインドテープにおいては、バインドの応力緩和やクリープ変形量は、一般的に金属に比べてやや大きいが、このクリープ変形を少なくできるものである。
図5は、本発明に係る他の発電機の例を示す回転子のコイルエンド部の断面図である。本実施例では、上バインドリング7bの端部を拘束するために、上バインドリング7b自体に拘束部材としてのストッパの機能を持たせたものである。
本実施例では、実施例1と同様に、巻回した後に熱硬化するプレプレグを用い、バインドリング7bを構成する際に、最初にコイル端部5c上の一部までは、所定の温度でバインドテープを巻き付ける。その後、コイル端部5c上の残りの部分に、通常のバインドテープより幅の狭いテープを用いて端部バインドリング9を形成し、ストッパとすることができる。これにより、巻き付け機を最大出力近くで巻いていた場合でも、巻き付け機の出力を変化させることなく、テープにかかる張力を高くして巻き付けることができる。このように張力を高くすると、コイル端部5cにかかる負荷は大きくなるが、コイル端部5cには下バインドリング7aがなく、その分導体が占めているため、その部分の剛性が高く、張力を高くしても変形が大きくなりすぎる恐れがない。また、前述したように、この部分の絶縁は底コイル5a、上コイル5bを接続後構成するため、張力を高くした分、他の部分に比べて高い機械的強度及び絶縁耐力が必要になったとしても、絶縁テープの巻き数を増やす等で容易に対処することができる。
巻き付け機の性能に余裕があり張力を高くすることが容易であれば、通常部と同様の幅のバインドテープをコイル端部5cのみ張力を高くして巻き付けを行っても同様の効果が得られる。この場合、バインドテープの交換の必要がないため、効率よく作業が実施できる。
又、底コイル5a、上コイル5bのコイル絶縁の機械的強度及び絶縁耐力が十分であれば、下バインドリング7aの両端及び上バインドリング7bの鉄心側の端部にも同様の処理をすれば、より高い効果が期待できる。そして、実施例1のように下バインドリング7a、上バインドリング7b及び端部バインドリング9を巻くときに、ストッパ8a、8bを用いて巻いても互いに干渉が起こることがなく相乗効果が期待できるので、併用してもよい。
更に、ストッパ8a、8bを組立て時の崩れ防止のみを目的として、組立て後には取り外すようにすると、重量が増加しないため負荷を大きくすることがない。
以上、本実施例においても、実施例1と同様に、構成部材の増加を最小限に抑えつつ、バインド端部を拘束することができ、組み立て時の初期の変形及び長期運転時に渡る経年変化によるバインドリングの張力低下を低減することができ、長期に渡って高い信頼性を有する発電機を提供することができる。
図6は、本発明に係る他の発電機の例を示す回転子のコイルエンド部の断面図である。本実施例は図5と同様にバインドリング7bの端部を拘束するために、バインドリング自体に拘束部材としてのストッパの機能を持たせたものである。本実施例では、実施例2と同様にコイル端部5cまで通常通りにプレプリグを用いてバインドテープを巻き付け、上バインドリング7bを形成した後、コイル端部5cの最外層に追加巻きを行い、追加巻きバインドリング10を形成したものである。この追加巻きバインドリング10に際しては、上バインドリング7bを形成して熱硬化させた後、コイル端部5cに追加巻きバインドリング10の張力を上バインドリング7bの最下層の巻き付けの場合と同様にして、上バインドリング7bの最外層を巻き付けのときより高くする。
又、底コイル5a、上コイル5bのコイル絶縁の機械的強度及び絶縁耐力が十分であれば、上バインドリング7bの鉄心側の端部にも同様の処理をすれば、より高い効果が期待できる。更に、実施例1のようにバインドリング7a、7b及び追加巻きバインドリング10を巻くときに、実施例2のストッパ8a、8bと合わせて巻いても互いに干渉が起こることがなく相乗効果によりより高い効果が期待できる。
本実施例においても前述の実施例と同様に、組み立て時の初期の変形及び長期運転時に渡る経年変化によるバインドリングの張力低下を低減することができ、高い信頼性を有する発電機を提供することができる。
図7は、本発明に係る他の発電機の回転子エンド部を示す断面図である。図7に示すように、回転子1のコイルエンド2は、鉄心3及び金属製のコイル支持体4、底コイル5a、上コイル5b等からなる。運転時には回転子1が高速で回転することにより発電を行うため、この回転により鉄心3及び金属製支持体4、底コイル5a、上コイル5b等には大きな遠心力が加わる。そのため、コイル5a、5bが外周方向に曲がる応力が負荷され、底コイル5a、上コイル5bにはこれらの応力に抗しての絶縁物が施工されると共に、変形を生じるが、この変形が絶縁物の許容ひずみ、許容応力以上になると絶縁物が破壊し、底コイル5a、上コイル5bと鉄心3或いはコイル支持体4等のアース電位部とが短絡して回転子1の破壊に至り、最悪時には発電機の運転不能となる可能性がある。
このような状況に対処してコイルエンド2では、底コイル5a、上コイル5bの変形を防止するために、非金属性の繊維に硬化性樹脂を含浸させた実施例1に記載のバインドテープを用い、下バインド7a、上バインド7bに張力を負荷して底コイル5a、上コイル5bを金属製支持体4に縛り付けるようにして固定し、硬化して形成される。巻き付け時に発生する初期の応力緩和の影響を低減するために、下の層ほど張力を大きくし、最終層で所定の張力になるように徐々に小さくして行う。この時、同じ層ではそれぞれ一様な張力で巻き付ける。
次に、発電機の回転子コイルの巻き線支持方法について説明する。図6に示すように、底コイル5aを回転子1のロータリムコア15の溝内に植え込むと共に、金属支持体4の上に配置する。底コイル5aの上下には、シート状にした繊維に硬化性エポキシ樹脂を含浸した寸法調整材6を配置し、コイルの高さばらつきを吸収し、全体が同じ高さになるように調整する。この底コイル5aの上に、実施例1と同様にプリプレグを用いたバインドテープを所定の温度で張力下で余分の樹脂を除去しながら巻き付けてバインドリング7aを形成し、この巻回の際には、軟化した余分の樹脂を除去しながら巻回されるので、余分な樹脂が除去され、薄く充分に強度の高い下バインドリング7aが形成される。その巻回後に熱硬化される。
次に、バインドリング7a上面の高さを均一化するために、寸法調整材6をバインドリング7a上面に配置する。その後バインドリング7a上に上コイル5bを配置する。底コイル5a同様、その上下には寸法調整材6を配置する。この時、上コイル5bの下に配置する寸法調整材6は、バインドリング7a上面に配置したものと同じものを用いることができる。
上コイル5bの下に寸法調整材6を形成終了後に、底コイル5aと上コイル5bの端部には、コイル端部5cをろう付け、溶接等で結合し、電気的に接続される。そして、このコイル端部5cにも絶縁テープを巻くなどして所定の絶縁耐力を持つように絶縁処理する。
最終的に前述と同様にバインドテープを所定の温度及び張力下で巻き付け、この巻回の際には、軟化した余分の樹脂を除去しながら巻回されるので、余分な樹脂が除去され、薄く充分に強度の高い下バインドリング7bが形成される。その巻回後に熱硬化される。
以上のように、出力大容量化に伴う遠心力の増加に対して、比強度の高い非金属性の繊維に硬化性樹脂を含浸させたものを硬化して形成されたバインドテープは、応力緩和やクリープ変形量は、一般的に金属に比べて大きいが、本実施例により薄くて強度の高いものが得られることから、本実施例においても前述の実施例と同様に、組み立て時の初期の変形及び長期運転時に渡る経年変化によるバインドリングの張力低下を低減することができ、高い信頼性を有する発電機を提供することができる。
本発明に係る水車発電機の全体構成を示す断面図である。 図1の回転子への底コイル及び上コイルの植え込みの状態を示す斜視図である。 本発明に係る発電機の例を示す回転子のコイルエンド部の断面図である。 本発明に係るストッパの断面図である。 本発明に係る他の発電機の例を示す回転子のコイルエンド部の断面図である。 本発明に係る他の発電機の例を示す回転子のコイルエンド部の断面図である。 本発明に係る他の発電機の例を示す回転子のコイルエンド部の断面図である。
符号の説明
1…回転子、2…コイルエンド、3…鉄心、4…金属支持体、5a…底コイル、5b…上コイル、5c…コイル端部、6…寸法調整剤、7a…下バインドリング、7b…上バインドリング、8…ストッパ、8a…ストッパ(内周側)、8b…ストッパ(外周側)、9…端部バインドリング、10…追加巻きバインドリング、12…ブレーキリング、13…下軸、14…上軸、15…ロータリムコア、16…ブレーキ兼ジャッキ、17…スラスト軸受パッド、18…ばね、19…下ブラケット、20…下部ブラケットケース、21…ローラコイル、22…ステータコイル、23…ステータコア、24…ステータフレーム、25…底敷、26…中間層、27…内ウェッジ、28…外ウェッジ、29…空気冷却器、30…遠心力方向。

Claims (18)

  1. 回転子鉄心溝内に組み込まれたコイルを有し、前記鉄心の外部に突出した前記コイルのコイルエンドをコイル支持体に固定するバインドリングを備えた発電機において、前記バインドリングの軸方向端部の少なくとも一方に該端部の変形を拘束する拘束部材を有することを特徴とする発電機。
  2. 請求項1において、前記拘束部材は、前記バインドリングの軸方向端面及び軸方向端部の上面の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする発電機。
  3. 請求項1又は2において、前記コイルは底コイルとその上に形成された上コイルとの2段に形成されると共に、前記コイルエンドは2段に形成され、前記拘束部材が前記コイルエンドの少なくとも一方の段に設けられていることを特徴とする発電機。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記拘束部材は、非磁性金属材料又は非金属材料よりなり、円環状に構成されていることを特徴とする発電機。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記拘束部材は、前記バインドリングの構成部材より幅の狭いバインドテープで構成されていることを特徴とする発電機。
  6. 請求項5において、前記拘束部材は、前記バインドリングの構成部材を追加巻きし、前記バインドリングの部分より単位長さ当たりのバインドの巻き数を多くした構成からなることを特徴とする発電機。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記バインドリングは、樹脂繊維を熱硬化性樹脂によって形成されたプリプレグからなるテープによって巻回された後、熱硬化されてなることを特徴とする発電機。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記コイル支持体とコイルとの間及び前記コイルとバインドリングとの間に径方向の高さを調節する樹脂からなる寸法調整材が形成されていることを特徴とする発電機。
  9. 請求項3〜8のいずれかにおいて、前記底コイルと上コイルとを各々の端部で電気的に接続する円盤状のコイル端部を有することを特徴とする発電機。
  10. 回転子鉄心溝内に組み込まれたコイルを有し、前記鉄心の外部に突出した前記コイルのコイルエンドをコイル支持体にバインドリングによって固定する発電機の製造方法において、前記バインドリングの形成前後の少なくとも一方で前記バインドリングの端部の変形を拘束する拘束部材を形成にすることを特徴とする発電機の製造方法。
  11. 請求項10において、前記バインドリングの軸方向端面の少なくとも一方に前記端部の変形を拘束する拘束部材を形成後、前記バインドリングを形成にすることを特徴とする発電機の製造方法。
  12. 請求項10において、前記バインドリングを形成後、前記バインドリングの軸方向端面及び軸方向端部の上面の少なくとも一方に前記端部の変形を拘束する拘束部材を形成にすることを特徴とする発電機の製造方法。
  13. 請求項10〜12のいずれかにおいて、前記コイルが2段有すると共に、前記コイルエンド部を2段有し、前記拘束部材を前記コイルエンドの少なくとも一方の段に設けることを特徴とする発電機の製造方法。
  14. 請求項10〜13のいずれかにおいて、前記コイル支持体とコイル及び前記コイルとバインドテープとの間に径方向の高さを調節する樹脂からなる寸法調整材を形成することを特徴とする発電機の製造方法。
  15. 請求項10〜14のいずれかにおいて、前記バインドリングの構成部材より幅の狭いバインドテープによって前記拘束部材を形成することを特徴とする発電機の製造方法。
  16. 請求項10〜15のいずれかにおいて、前記コイル上に樹脂繊維を有するプリプレグ樹脂からなるテープを高温で張力を加えて巻回した後、加熱硬化することにより前記バインドリングを形成することを特徴とする発電機の製造方法。
  17. 請求項10〜16のいずれかにおいて、前記バインドリングの形成後に、前記拘束部材を除去することを特徴とする発電機の製造方法。
  18. 回転子鉄心溝内に組み込まれたコイルを有し、前記鉄心の外部に突出した前記コイルのコイルエンド部をコイル支持体にバインドリングによって固定する発電機の製造方法において、前記コイル上に樹脂繊維を有するプリプレグ樹脂からなるテープを高温で張力を加えて巻回した後、加熱硬化することにより前記バインドリングを形成することを特徴とする発電機の製造方法。
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