JP2006140876A - Ip電話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 IP電話端末を登録、非登録、障害という3つの状態で管理することにより当該呼を最適な転送先に転送し得るようにしたIP電話システムを提供する。
【解決手段】 IP電話端末3−1〜3−4の何れかからIP−PBX1に対してユーザ登録情報を用いて端末登録することにより当該IP電話端末を当該ユーザに割り当てた電話番号で発着信可能な状態にして運用するIP電話システムにおけるIP−PBX1は、制御対象とするIP電話端末3−1〜3−4のそれぞれが、現時点および直前の時点において、登録状態、非登録状態、障害状態の何れかを識別する端末状態識別機能と、グループ内の全IP電話端末が障害状態になった場合の当該グループ内の直前の時点の状態が登録状態/非登録状態のIP電話端末への着信時に、当該グループに予め設定された登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末に当該呼を転送する障害時転送先変更機能とを具備して成る。
【選択図】図1
【解決手段】 IP電話端末3−1〜3−4の何れかからIP−PBX1に対してユーザ登録情報を用いて端末登録することにより当該IP電話端末を当該ユーザに割り当てた電話番号で発着信可能な状態にして運用するIP電話システムにおけるIP−PBX1は、制御対象とするIP電話端末3−1〜3−4のそれぞれが、現時点および直前の時点において、登録状態、非登録状態、障害状態の何れかを識別する端末状態識別機能と、グループ内の全IP電話端末が障害状態になった場合の当該グループ内の直前の時点の状態が登録状態/非登録状態のIP電話端末への着信時に、当該グループに予め設定された登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末に当該呼を転送する障害時転送先変更機能とを具備して成る。
【選択図】図1
Description
本発明は、IP構内交換機と、該IP構内交換機にLAN接続される複数のIP電話端末と、前記IP構内交換機に接続される非IP電話端末とを備え、所定のIP電話端末から前記IP構内交換機に対してユーザ登録情報を用いて端末登録することにより前記所定のIP電話端末を当該ユーザに割り当てた電話番号で発着信可能な状態にして運用するIP電話システムに関するものである。
IP電話システムの従来例としては、例えば図4に概略構成を示すように、IP構内交換機(以下、IP−PBXという)1と、IP−PBX1にLAN2を介して接続される複数のIP電話端末(図示例の場合、IP電話端末3−1〜3−4)と、IP−PBX1に内線接続される非IP電話端末(例えばアナログ電話機)4−1,4−2とを備え、所定のIP電話端末からIP−PBX1に対してユーザ登録情報(ID、パスワード等)を用いて端末登録(ログイン)することにより前記所定のIP電話端末を当該ユーザに割り当てた電話番号で発着信可能な状態にして運用するIP電話システム(例えば非特許文献1参照)がある。
図4に示すIP電話システムでは、複数のIP電話端末はグループに区分されており、IP電話端末3−1(内線番号2000)およびIP電話端末3−2(内線番号2001)はグループ1に属しており、IP電話端末3−3(内線番号3000)およびIP電話端末3−4(内線番号3001)はグループnに属している。また、IP電話端末3−1の端末非登録(ログアウト)時の転送先(転送先1)として、非IP電話端末4−1が設定されている。
このIP電話システムにおけるIP−PBX1は、IP電話端末を登録(ログイン)状態と、非登録(ログアウト)状態との2つの状態で管理しており、IP電話端末に対して着信があったとき、登録(ログイン)状態のIP電話端末については、通常の着信動作もしくは話中等の場合は予め設定された転送先への着信/転送を行ない、非登録(ログアウト)状態のIP電話端末については、当該IP電話端末に着信させることが不可能であるため、発呼者に対し話中音を聴取させるか、あるいは、予め転送先が設定されている場合にはその転送先の電話端末等に着信転送する。例えば図示のように、IP電話端末3−1が非登録(ログアウト)状態、IP電話端末3−2が登録(ログイン)状態、IP電話端末3−3が登録(ログイン)状態、IP電話端末3−4が登録(ログイン)状態になっていたときに、公衆網からIP電話端末3−1に着信した場合、IP電話端末3−1は非登録(ログアウト)状態であるため、IP−PBX1は、IP電話端末3−1に予め設定されている転送先である非IP電話端末4−1に着信転送させる。なお、IP電話端末2−3から着信があったIP電話端末3−2は、登録(ログイン)状態であるため、IP−PBX1は、そのままIP電話端末3−2に着信させる。
以上をまとめると、図5に示すようになる。なお、図5中に記載した「AAA」〜「HHH」は任意の文字列とし、「JJJ」〜「LLL」は、所定の電話端末とする。
このIP電話システムにおけるIP−PBX1は、IP電話端末を登録(ログイン)状態と、非登録(ログアウト)状態との2つの状態で管理しており、IP電話端末に対して着信があったとき、登録(ログイン)状態のIP電話端末については、通常の着信動作もしくは話中等の場合は予め設定された転送先への着信/転送を行ない、非登録(ログアウト)状態のIP電話端末については、当該IP電話端末に着信させることが不可能であるため、発呼者に対し話中音を聴取させるか、あるいは、予め転送先が設定されている場合にはその転送先の電話端末等に着信転送する。例えば図示のように、IP電話端末3−1が非登録(ログアウト)状態、IP電話端末3−2が登録(ログイン)状態、IP電話端末3−3が登録(ログイン)状態、IP電話端末3−4が登録(ログイン)状態になっていたときに、公衆網からIP電話端末3−1に着信した場合、IP電話端末3−1は非登録(ログアウト)状態であるため、IP−PBX1は、IP電話端末3−1に予め設定されている転送先である非IP電話端末4−1に着信転送させる。なお、IP電話端末2−3から着信があったIP電話端末3−2は、登録(ログイン)状態であるため、IP−PBX1は、そのままIP電話端末3−2に着信させる。
以上をまとめると、図5に示すようになる。なお、図5中に記載した「AAA」〜「HHH」は任意の文字列とし、「JJJ」〜「LLL」は、所定の電話端末とする。
NEC製 APEX7600i カタログ Vol.2 Cat.No.BCC052 011120002DM 4頁
上記従来例のIP電話システムは、IP電話端末を登録(ログイン)状態、非登録(ログアウト)状態の2つの状態のみで管理しているため、不在等により非登録状態になっている場合と、停電等により在席中にも拘わらず使用不可な障害状態になっている場合とが区別できず、上記2つの場合を同一に扱うため、在席中であるにも拘わらず不在時と同じ転送先に着信させてしまうという問題が生じる。そのため、例えば、「非登録(ログアウト)時にはボイスメール装置へ転送する」という設定をしていた場合には、停電時には、在席中であるにも拘わらず、当該着信に応答することができなってしまう。
本発明は、IP電話端末を登録、非登録、障害という3つの状態で管理することにより当該呼を最適な転送先に転送し得るようにしたIP電話システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の第1発明は、IP構内交換機と、該IP構内交換機にLAN接続される複数のIP電話端末と、前記IP構内交換機に接続される非IP電話端末とを備え、所定のIP電話端末から前記IP構内交換機に対してユーザ登録情報を用いて端末登録することにより前記所定のIP電話端末を当該ユーザに割り当てた電話番号で発着信可能な状態にして運用するIP電話システムであって、前記IP構内交換機は、制御対象とする前記複数のIP電話端末をグループ毎に管理するグループ管理機能と、制御対象とする前記複数のIP電話端末のそれぞれが、現時点および直前の時点において、登録状態、非登録状態、障害状態の何れに該当するかを識別する端末状態識別機能と、グループ内の全てのIP電話端末が障害状態になった場合の当該グループ内の直前の時点の状態が登録状態/非登録状態のIP電話端末への着信時に、当該グループに予め設定された登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末に当該呼を転送する障害時転送先変更機能とを具備して成ることを特徴とする。
請求項2に記載の第2発明は、前記登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末は、予め設定された非登録時転送先電話端末とは異なる電話端末とすることを特徴とする。
請求項3に記載の第3発明は、前記登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末は、非IP電話端末とすることを特徴とする。
請求項4に記載の第4発明は、前記登録状態用の障害時転送先電話端末は、予め設定された非IP電話端末とし、前記非登録状態用の障害時転送先電話端末は、ボイスメール装置とすることを特徴とする。
第1発明によれば、IP構内交換機と、該IP構内交換機にLAN接続される複数のIP電話端末と、前記IP構内交換機に接続される非IP電話端末とを備え、所定のIP電話端末から前記IP構内交換機に対してユーザ登録情報を用いて端末登録することにより前記所定のIP電話端末を当該ユーザに割り当てた電話番号で発着信可能な状態にして運用するIP電話システムにおけるIP構内交換機は、制御対象とする前記複数のIP電話端末をグループ毎に管理するグループ管理機能と、制御対象とする前記複数のIP電話端末のそれぞれが、現時点および直前の時点において、登録状態、非登録状態、障害状態の何れに該当するかを識別する端末状態識別機能と、グループ内の全てのIP電話端末が障害状態になった場合の当該グループ内の直前の時点の状態が登録状態/非登録状態のIP電話端末への着信時に、当該グループに予め設定された登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末に当該呼を転送する障害時転送先変更機能とを具備して成るから、非登録(ログアウト)時の転送先電話端末と、障害時の転送先電話端末である登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末とを別々に設定できるようになるとともに、障害状態に陥る前の状態が登録(ログイン)状態であったか、非登録(ログアウト)状態であったかを管理できるようになる。したがって、障害状態に陥る前の状態が登録(ログイン)状態であった場合は在席と判断して、在席に適した登録状態用の転送先電話端末に当該呼を転送し、障害状態に陥る前の状態が非登録(ログアウト)状態であった場合は不在と判断して、不在に適した非登録状態用の転送先電話端末に当該呼を転送することにより、当該呼を最適な転送先に転送できるようになる。
第2発明によれば、前記登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末は、予め設定された非登録時転送先電話端末とは異なる電話端末とするから、不在等により非登録(ログアウト)状態になっている場合と、停電等により在席中にも拘わらず使用不可な障害状態になっている場合とで、異なる電話端末に当該呼を転送できるようになる。
第3発明によれば、前記前記登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末は、非IP電話端末とするから、当該呼は停電時でも操作可能な非IP電話端末に転送されることになり、確実に当該呼に応答できるようになる。
第4発明によれば、前記登録状態用の障害時転送先電話端末は、予め設定された非IP電話端末とし、前記非登録状態用の障害時転送先電話端末は、ボイスメール装置とするから、在席と判断される登録状態のIP電話端末への着信時には当該呼は予め設定された非IP電話端末に転送され、不在と判断される非登録状態のIP電話端末への着信時には当該呼はボイスメール装置に転送されることになり、当該呼を最適な転送先に転送できるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態のIP電話システムの概略構成を示す図である。本実施形態のIP電話システムは、基本的な構成は上述した図4の従来例とほぼ同様であるが、IP構内交換機(以下、IP−PBXという)1の機能が上記従来例に対して拡張されている。
すなわち、本実施形態の電話システムは、図1に示すように、IP−PBX1と、IP−PBX1にLAN2を介して接続される複数のIP電話端末(図示例の場合、IP電話端末3−1〜3−4)と、IP−PBX1に内線接続される非IP電話端末(例えばアナログ電話機)4−1〜4−4とを具備して成る。本実施形態のIP−PBX1は、IP電話端末を登録(ログイン)状態と、非登録(ログアウト)状態と、障害状態との3つの状態で管理するように機能拡張されている。なお、本実施形態のIP−PBX1は、上記従来例と同様に、所定のIP電話端末からIP−PBX1に対してユーザ登録情報(ID、パスワード等)を用いて端末登録(ログイン)することにより、前記所定のIP電話端末を当該ユーザに割り当てた電話番号で発着信可能な状態にして運用するように構成されている。
図1は本発明の第1実施形態のIP電話システムの概略構成を示す図である。本実施形態のIP電話システムは、基本的な構成は上述した図4の従来例とほぼ同様であるが、IP構内交換機(以下、IP−PBXという)1の機能が上記従来例に対して拡張されている。
すなわち、本実施形態の電話システムは、図1に示すように、IP−PBX1と、IP−PBX1にLAN2を介して接続される複数のIP電話端末(図示例の場合、IP電話端末3−1〜3−4)と、IP−PBX1に内線接続される非IP電話端末(例えばアナログ電話機)4−1〜4−4とを具備して成る。本実施形態のIP−PBX1は、IP電話端末を登録(ログイン)状態と、非登録(ログアウト)状態と、障害状態との3つの状態で管理するように機能拡張されている。なお、本実施形態のIP−PBX1は、上記従来例と同様に、所定のIP電話端末からIP−PBX1に対してユーザ登録情報(ID、パスワード等)を用いて端末登録(ログイン)することにより、前記所定のIP電話端末を当該ユーザに割り当てた電話番号で発着信可能な状態にして運用するように構成されている。
本実施形態のIP電話システムでは、複数のIP電話端末は複数(その内の2つを図示している)のグループに区分されており、IP電話端末3−1(内線番号2000)およびIP電話端末3−2(内線番号2001)はグループ1に属しており、IP電話端末3−3(内線番号3000)およびIP電話端末3−4(内線番号3001)はグループnに属している。また、IP電話端末3−1には端末非登録(ログアウト)時の転送先(転送先1)として非IP電話端末4−1が設定されており、IP電話端末3−2には端末登録(ログイン)時の転送先(転送先2)として非IP電話端末4−2が設定されており、グループ1には、後に詳述するように、障害時の登録状態用/非登録状態用の転送先(転送先3、転送先4)として、非IP電話端末4−3,4−4が設定されている。
上記IP−PBX1は、IP電話端末等の電話端末を制御するために、通常の構内交換機の機能に加えて、IP(Internet Protocol )制御に関する各種機能を有するように構成されている。以下に、IP−PBX1の各種機能を詳細に説明する。なお、本実施形態ではIP−PBX1を用いているが、代わりに呼制御サーバ等を用いてもよい。
(1)端末状態識別機能
制御対象とする自システム内の複数のIP電話端末であるIP電話端末3−1〜3−4のそれぞれが、現時点および直前の時点(例えば現時点から1分前)において、登録状態、非登録状態、障害状態という3つの状態のどの状態になっているかを識別する機能である。
登録状態(ログイン状態)とは、所定のIP電話端末(例えばIP電話端末3−2)からIP−PBX1に対して予め設定されたユーザ登録情報(本実施形態ではID、パスワードを用いるものとする)を入力する登録操作を行うことにより、当該IP電話端末(例えばIP電話端末3−2)を当該ユーザに割り当てた内線番号で発着信可能な状態にすることである。
非登録状態(ログアウト状態)とは、登録状態になっているIP電話端末(例えばIP電話端末3−2)からIP−PBX1に対して予め設定されたユーザ登録解除情報を入力する登録解除操作を行うことにより、当該IP電話端末(例えばIP電話端末3−2)に割当済みの内線番号を解除して発着信不可能な状態にすることである。
障害状態とは、停電や接続されたスイッチングハブの不良等により、当該IP電話機とIP−PBX1との間のIPリンクが切断された状態である。
(1)端末状態識別機能
制御対象とする自システム内の複数のIP電話端末であるIP電話端末3−1〜3−4のそれぞれが、現時点および直前の時点(例えば現時点から1分前)において、登録状態、非登録状態、障害状態という3つの状態のどの状態になっているかを識別する機能である。
登録状態(ログイン状態)とは、所定のIP電話端末(例えばIP電話端末3−2)からIP−PBX1に対して予め設定されたユーザ登録情報(本実施形態ではID、パスワードを用いるものとする)を入力する登録操作を行うことにより、当該IP電話端末(例えばIP電話端末3−2)を当該ユーザに割り当てた内線番号で発着信可能な状態にすることである。
非登録状態(ログアウト状態)とは、登録状態になっているIP電話端末(例えばIP電話端末3−2)からIP−PBX1に対して予め設定されたユーザ登録解除情報を入力する登録解除操作を行うことにより、当該IP電話端末(例えばIP電話端末3−2)に割当済みの内線番号を解除して発着信不可能な状態にすることである。
障害状態とは、停電や接続されたスイッチングハブの不良等により、当該IP電話機とIP−PBX1との間のIPリンクが切断された状態である。
(2)グループ管理機能
制御対象とする自システム内の複数のIP電話端末であるIP電話端末3−1〜3−4を所定分割単位(部、課長等)で複数(上記の場合、2つの)グループに区分して、グループ毎に管理する機能である。
(3)状態別着信転送機能
上記3つの状態のそれぞれに応じて、着信転送先を変更する機能である。具体的には、
a)登録状態(ログイン状態)のIP電話端末3−2に着信した場合、原則的には通常の着信動作を行い、話中や設定時間以上不応答等の場合には予め設定された転送先(端末登録時転送先)である転送先2の非IP電話端末4−2への着信転送を行なう。
b)非登録状態(ログアウト状態)のIP電話端末3−1に着信した場合、予め設定された転送先(端末非登録時転送先)である転送先1の非IP電話端末4−1への着転送信を行なう。
c)障害状態のIP電話端末(IP電話端末3−1,IP電話端末)3−2に着信した場合、障害の前の状態に応じて設定した障害時転送先電話端末への着転送信を行なう(詳細については、(4)を参照のこと)。
制御対象とする自システム内の複数のIP電話端末であるIP電話端末3−1〜3−4を所定分割単位(部、課長等)で複数(上記の場合、2つの)グループに区分して、グループ毎に管理する機能である。
(3)状態別着信転送機能
上記3つの状態のそれぞれに応じて、着信転送先を変更する機能である。具体的には、
a)登録状態(ログイン状態)のIP電話端末3−2に着信した場合、原則的には通常の着信動作を行い、話中や設定時間以上不応答等の場合には予め設定された転送先(端末登録時転送先)である転送先2の非IP電話端末4−2への着信転送を行なう。
b)非登録状態(ログアウト状態)のIP電話端末3−1に着信した場合、予め設定された転送先(端末非登録時転送先)である転送先1の非IP電話端末4−1への着転送信を行なう。
c)障害状態のIP電話端末(IP電話端末3−1,IP電話端末)3−2に着信した場合、障害の前の状態に応じて設定した障害時転送先電話端末への着転送信を行なう(詳細については、(4)を参照のこと)。
(4)障害時転送先変更機能
グループ内の全IP電話端末が障害状態になったグループ1に属するIP電話端末に着信した場合、非登録状態(ログアウト状態)のIP電話端末3−1への着信であれば、グループ1に予め設定された非登録状態用の障害時転送先電話端末である転送先3の非IP電話端末4−4への着転送信を行ない、登録状態(ログイン状態)のIP電話端末3−2への着信であれば、グループ1に予め設定された登録状態用の障害時転送先電話端末である転送先4の非IP電話端末4−3への着転送信を行なうように、障害前の状態が登録状態であったか非登録状態であったかにより、停電等により障害になったときの着信時の転送先を自動的に変更する機能である。
(5)外部設定変更機能
IP−PBX1の外部機器である非IP電話機から、障害状態になったIP電話機の転送先を設定変更する機能である。なお、この機能は、従来からある機能である。
グループ内の全IP電話端末が障害状態になったグループ1に属するIP電話端末に着信した場合、非登録状態(ログアウト状態)のIP電話端末3−1への着信であれば、グループ1に予め設定された非登録状態用の障害時転送先電話端末である転送先3の非IP電話端末4−4への着転送信を行ない、登録状態(ログイン状態)のIP電話端末3−2への着信であれば、グループ1に予め設定された登録状態用の障害時転送先電話端末である転送先4の非IP電話端末4−3への着転送信を行なうように、障害前の状態が登録状態であったか非登録状態であったかにより、停電等により障害になったときの着信時の転送先を自動的に変更する機能である。
(5)外部設定変更機能
IP−PBX1の外部機器である非IP電話機から、障害状態になったIP電話機の転送先を設定変更する機能である。なお、この機能は、従来からある機能である。
以上の機能をまとめると、図2に示すようになる。なお、図2中に記載した「AAA」〜「HHH」は任意の文字列とし、「JJJ」〜「NNN」は、所定の電話端末とする。
次に、本実施形態のIP電話システムの着信/転送動作を、通常時と非常時とに区分して、具体的な例に基づいて説明する。
[通常時]
本実施形態のIP電話システムを設置した事業所等に各自が出社して、机に設置された本人用のIP電話端末で登録(ログイン)操作を行なうことにより、当該IP電話端末が各自の内線電話として使用可能(動作可能)になり、当該IP電話端末は発着信可能な状態になる。その後、着信時には、通常の着信動作もしくは話中等の場合は予め設定された転送先への着信転送が行われる。
一方、各自が退社時等に非登録(ログアウト)操作を行なうことにより、当該IP電話端末に割当済みの内線番号が解除されるので、その内線番号に着信した呼は、自動的に予め設定された転送先へ着信転送されることになる。
[通常時]
本実施形態のIP電話システムを設置した事業所等に各自が出社して、机に設置された本人用のIP電話端末で登録(ログイン)操作を行なうことにより、当該IP電話端末が各自の内線電話として使用可能(動作可能)になり、当該IP電話端末は発着信可能な状態になる。その後、着信時には、通常の着信動作もしくは話中等の場合は予め設定された転送先への着信転送が行われる。
一方、各自が退社時等に非登録(ログアウト)操作を行なうことにより、当該IP電話端末に割当済みの内線番号が解除されるので、その内線番号に着信した呼は、自動的に予め設定された転送先へ着信転送されることになる。
[障害時]
停電やLAN機器の障害等により、グループ内のIP電話端末とIP−PBX1との間のIPリンクが断絶したときには、IP−PBX1が「障害状態である」と認識して、直前の時点の状態が登録状態/非登録状態のどちらの状態であるかに応じて着信転送先を決定および変更する。
すなわち、障害直前の状態が登録状態であるIP電話端末3−2は、「在席中である」と判断して、予め設定されている非IP電話端末4−3に当該呼を転送する。一方、障害直前の状態が非登録状態であるIP電話端末3−1は、「不在である」と判断して、予め設定されている非IP電話端末4−4に当該呼を転送する。
なお、障害時に在席中と判断される場合には、停電時でも操作可能な非IP電話端末を用いることにより、障害状態のIP電話機の転送先を変更することができる。
停電やLAN機器の障害等により、グループ内のIP電話端末とIP−PBX1との間のIPリンクが断絶したときには、IP−PBX1が「障害状態である」と認識して、直前の時点の状態が登録状態/非登録状態のどちらの状態であるかに応じて着信転送先を決定および変更する。
すなわち、障害直前の状態が登録状態であるIP電話端末3−2は、「在席中である」と判断して、予め設定されている非IP電話端末4−3に当該呼を転送する。一方、障害直前の状態が非登録状態であるIP電話端末3−1は、「不在である」と判断して、予め設定されている非IP電話端末4−4に当該呼を転送する。
なお、障害時に在席中と判断される場合には、停電時でも操作可能な非IP電話端末を用いることにより、障害状態のIP電話機の転送先を変更することができる。
本実施形態のIP電話システムによれば、障害状態に陥る前のIP電話端末の状態が登録(ログイン)状態である場合は在席と判断して、在席に適した登録状態用の転送先電話端末に当該呼を転送し、障害状態に陥る前の状態が非登録(ログアウト)状態である場合は不在と判断して、不在に適した非登録状態用の転送先電話端末に当該呼を転送するようにしているので、当該呼を最適な転送先に転送できるようになり、業務の効率化を図ることができる。また、その場合、登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末は、非登録時転送先電話端末とは異なる電話端末としているので、不在等により非登録状態になっている場合と、停電等により在席中にも拘わらず使用不可な障害状態になっている場合とで異なる電話端末に当該呼を転送できるようになり、両者を識別可能になる。
なお、本実施形態では、障害時転送先電話端末として非IP電話端末(例えばアナログ電話端末)4−3,4−4を用いるようにしたが、非IP電話端末に限定されるものではなく、例えば予め設定された非登録時転送先電話端末である非IP電話端末4−1とは異なる電話端末であれば、他の電話端末(IP電話端末や携帯電話等)を用いてもよい。ただし、非IP電話端末を用いた方が、停電時でも当該呼を転送可能であるので、確実に当該呼に応答できるようになり、好ましい。
図3は本発明の第2実施形態のIP電話システムの概略構成を示す図である。本実施形態のIP電話システムは、図1に示す第1実施形態のIP電話システムにおいて、非登録状態用の転送先障害時転送先電話端末である転送先4を、非IP電話端末4−4からボイスメール装置5に変更したものであり、その他の部分は上記第1実施形態と同様に構成する。
本実施形態のIP電話システムは、「非登録状態から障害状態になったIP電話端末は『不在中』と判断されるので、非登録状態(ログアウト状態)の場合と転送先が同一になったとしても支障は無いこと」に着目したものであり、非登録(ログアウト)時の転送先である転送先1の非IP電話端末4−1をボイスメール装置5とすることも可能である。
本実施形態のIP電話システムによれば、上記第1実施形態のIP電話システムと同様の作用効果が得られる。
1 IP構内交換機(IP−PBX)
2 LAN
3−1〜3−4 IP電話端末
4−1〜4−4 非IP電話端末
5 ボイスメール装置
2 LAN
3−1〜3−4 IP電話端末
4−1〜4−4 非IP電話端末
5 ボイスメール装置
Claims (4)
- IP構内交換機と、該IP構内交換機にLAN接続される複数のIP電話端末と、前記IP構内交換機に接続される非IP電話端末とを備え、所定のIP電話端末から前記IP構内交換機に対してユーザ登録情報を用いて端末登録することにより前記所定のIP電話端末を当該ユーザに割り当てた電話番号で発着信可能な状態にして運用するIP電話システムであって、
前記IP構内交換機は、制御対象とする前記複数のIP電話端末をグループ毎に管理するグループ管理機能と、制御対象とする前記複数のIP電話端末のそれぞれが、現時点および直前の時点において、登録状態、非登録状態、障害状態の何れに該当するかを識別する端末状態識別機能と、グループ内の全てのIP電話端末が障害状態になった場合の当該グループ内の直前の時点の状態が登録状態/非登録状態のIP電話端末への着信時に、当該グループに予め設定された登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末に当該呼を転送する障害時転送先変更機能とを具備して成ることを特徴とするIP電話システム。 - 前記登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末は、予め設定された非登録時転送先電話端末とは異なる電話端末とすることを特徴とする請求項1記載のIP電話システム。
- 前記登録状態用/非登録状態用の障害時転送先電話端末は、非IP電話端末とすることを特徴とする請求項2記載のIP電話システム。
- 前記登録状態用の障害時転送先電話端末は、予め設定された非IP電話端末とし、前記非登録状態用の障害時転送先電話端末は、ボイスメール装置とすることを特徴とする請求項1記載のIP電話システム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009094633A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Nakayo Telecommun Inc | 電話システム、無線lanアダプタおよび携帯電話機 |
JP2015095863A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | 株式会社日立国際電気 | 無線通信システム |
-
2004
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009094633A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Nakayo Telecommun Inc | 電話システム、無線lanアダプタおよび携帯電話機 |
JP2015095863A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | 株式会社日立国際電気 | 無線通信システム |
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