JP2006140313A - 機器ケース - Google Patents

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Kiyuuga Osawa
求芽 大沢
Hiroaki Aikyo
宏明 相京
Wataru Koneyama
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Abstract

【課題】 生産性が良く、塗装不良を大幅に軽減できるようにする。
【解決手段】 第2ケースのフロントケースを外周側ケース部12と内周側ケース部13とに分割し、外周側ケース部12と内周側ケース部13とを第1〜第4係合部によって係脱可能に結合した。従って、外周側ケース部12と内周側ケース部13とをそれぞれ個別に塗装することができ、これにより外周側ケース部12と内周側ケース部13とを簡単に色分けすることができるので、塗装不良を大幅に軽減することができる。また、外周側ケース部12と内周側ケース部13とを結合する際、ビスなどの締結部材を用いずに、第1〜第4係合部によって外周側ケース部12と内周側ケース部13とを簡単に且つ容易に一体化することができる。これにより、生産性が良く、外周側ケース部12と内周側ケース部13とを容易に交換することができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、電子辞書、携帯電話機、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの電子機器の機器ケースに関する。
例えば、電子辞書などの電子機器においては、第1ケースと第2ケースとをヒンジ部によって回動可能に連結し、このヒンジ部を中心に第1、第2ケースを相対的に回動させて閉じたときに、第1ケースと第2ケースとの間に中ケースが挟まれて重なり合い、第1、第2ケースを相対的に回動させて開くと、中ケースが第2ケース上をスライドして傾斜し、この状態で第1ケースに設けられた表示部を見ながら中ケースに設けられたキーボードを操作できるように構成したものがある。
特開2004−021451号
このような特許文献1の電子機器では、キーボードが文字キー、カーソルキー、機能キーなどの各種のキーを備えており、これら各キーのキー操作性を向上させるため、各キーが中ケースである機器ケースに、キー機能や使用頻度に応じて種類ごとに区分けされて配列されていると共に、機器ケースにおける区分けされたキー領域ごとに色分けされている。例えば、文字キーが配列された機器ケースのキー領域と、カーソルキーが配列される機器ケースのキー領域とは、異なる色で塗装されている。
しかしながら、このような従来の機器ケースでは、キー領域ごとに色分けする場合、色分けする部分にマスクを施して塗装しているが、どうしても塗料がはみだしたり、見切り部分がストレートになりずらく、塗装不良率が高いという問題がある。また、このようなマスキングク塗装では、機器ケースごとにマスク治具をセットして塗装し、塗装した後にマスク治具を取り外さなければならないため、塗装作業が煩雑で面倒であり、生産性が悪いという問題もある。
この発明が解決しようとする課題は、生産性が良く、塗装不良を大幅に軽減することができる機器ケースを提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図21に示すように、フロントケース(10)とリアケース(11)とからなる機器ケースにおいて、前記フロントケース(10)が、外周側ケース部(12)と内周側ケース部(13、30、40、50)とに分割されていると共に、前記外周側ケース部と前記内周側ケース部とが係合部(第1〜第4係合部14〜17、31〜34)によって係脱可能に結合されていることを特徴とする機器ケースである。
請求項2に記載の発明は、図1〜図21に示すように、前記外周側ケース部(12)と前記内周側ケース部(13、30、40、50)とに、キーボード(5)の各キー(キートップ5a)が挿入する複数のキー挿入孔(12c、13a、41a、42a、51a、52a)がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の機器ケースである。
請求項3に記載の発明は、図1〜図21に示すように、前記外周側ケース部(12)が金属により形成され、前記内周側ケース部(13、30、40、50)が合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の機器ケースである。
請求項4に記載の発明は、図1〜図21に示すように、前記外周側ケース部(12)がエラストマにより形成され、前記内周側ケース部(13、30、40、50)が合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の機器ケースである。
請求項5に記載の発明は、図1〜図21に示すように、前記外周側ケース部(12)が合成樹脂により形成され、前記内周側ケース部(13、30、40、50)が光透過性を有する合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の機器ケースである。
請求項6に記載の発明は、図16〜図21に示すように、前記内周側ケース部(40、50)が、第1ケース部(41、51)と第2ケース部(42、52)とに分割されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の機器ケースである。
請求項7に記載の発明は、図10〜図15、図19〜図21に示すように、前記内周側ケース部(30、50)が、表裏対称に形成され、且つその表裏面が互いに異なる色で形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の機器ケースである。
請求項8に記載の発明は、図10〜図15、図19〜図21に示すように、前記係合部(第1〜第4係合部31〜34)のうち、少なくとも前記内周側ケース部(30、50)側に設けられた前記係合部(第1〜第4係合部31〜34)の一部(鍔部35、37、係合突起38、係止孔39)が、前記内周側ケース部の厚み方向に対して対称に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の機器ケースである。
請求項1に記載の発明によれば、フロントケースが外周側ケース部と内周側ケース部とに分割されているので、外周側ケース部と内周側ケース部とをそれぞれ個別に塗装することができ、これにより外周側ケース部と内周側ケース部とを簡単に色分けすることができるので、塗装不良を大幅に軽減することができる。また、外周側ケース部と内周側ケース部とを係合部によって係脱可能に結合しているので、ビスなどの締結部材を用いずに、係合部によって外周側ケース部と内周側ケース部とを簡単に且つ容易に一体化することができる。これにより、生産性が良いばかりか、外周側ケース部と内周側ケース部とを容易に交換することができるので、機器ケースの色の組み合わせを自由に変えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、外周側ケース部と内周側ケース部とに、キーボードの各キーが挿入する複数のキー挿入孔がそれぞれ設けられていることにより、外周側ケース部と内周側ケース部とを色分けすると、外周側ケース部に設けられた複数のキーの背景と内周側ケース部に設けられた複数のキーの背景とが異なる色になるので、装飾性が良いばかりか、外周側ケース部の複数のキーと内周側ケース部の複数のキーとを背景色によって識別することができ、これによりキー操作性の良いものを得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、外周側ケース部が金属により形成され、内周側ケース部が合成樹脂により形成されていることにより、金属からなる外周側ケース部によって機器ケース全体の剛性を高めることができる。これにより、機器ケース内に設けられる補強部材を廃止することができるので、機器ケース全体の強度を高めても、部品点数を削減することができると共に、低価格なものを得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、外周側ケース部がエラストマにより形成され、内周側ケース部が合成樹脂により形成されていることにより、エラストマからなる外周ケース部によって機器ケースの耐衝撃性を高めることができる。このため、機器ケースのフロントケースが外部から衝撃を受けても、機器ケースの内部に設けられた電子部品を良好に保護することができる。
請求項5に記載の発明によれば、外周側ケース部が合成樹脂により形成され、内周側ケース部が光透過性を有する合成樹脂により形成されていることにより、光透過性を有する合成樹脂からなる内周側ケース部を導光板として使用することができる。このため、機器ケース内に照明用の光源を設けることにより、暗い所でキー操作するときに、光源からの光を内周側ケース部で導いて各キーを明るく照明することができるので、暗い所でも良好にキー操作することができる。
請求項6に記載の発明によれば、内周側ケース部が第1ケース部と第2ケース部とに分割されていることにより、内周側ケース部の第1ケース部と第2ケース部とを色分けることができ、これにより内周側ケース部の色バリエーションが豊富になり、この内周側ケース部と外周側ケース部とによって機器ケース全体の色バリエーションを更に豊富にすることができ、より一層、装飾性の高いものを得ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、内周側ケース部が表裏対称に形成され、且つその表裏面が互いに異なる色で形成されていることにより、内周側ケース部を表裏反転させるだけで内周側ケース部の色を簡単に替えることができ、これにより部品点数を増やすことなく、機器ケースの色の組み合わせを増やすことができるので、より一層、色バリエーションを豊富にすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、係合部のうち、少なくとも内周側ケース部側に設けられた係合部の一部が内周側ケース部の厚み方向に対して対称に形成されていることにより、内周側ケース部を表裏反転させても、係合部の一部によって外周側ケース部に対し内周側ケース部を表裏同じ状態で簡単に取り付けて一体化することができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図9を参照して、この発明の電子機器を電子辞書に適用した実施形態1について説明する。
図1はこの発明を適用した電子辞書を開いて使用する状態を示した斜視図、図2はその側面図である。
この電子辞書は、図1および図2に示すように、互いに重なり合う第1ケース1と第2ケース2とを備え、これら第1ケース1と第2ケース2とをヒンジ部3によって回動可能に連結し、このヒンジ部を中心に第1、第2ケース1、2が相対的に回動して開閉する折り畳み式の構成になっている。
第1ケース1は、図1に示すように、全体がほぼ長方形の平板状に形成され、第2ケース2に対向する対向面側(図1では表面側)に表示部4がその表示面を露出させた状態で設けられた構成になっている。この表示部4は、液晶表示素子やEL表示素子(エレクトロルミネッセンス表示素子)などの平面型の表示素子からなり、辞書関連の情報や時刻などの各種の情報を電気光学的に表示するように構成されている。
また、第2ケース2は、図1および図2に示すように、第1ケース1とほぼ同じ形状で同じ大きさに形成され、第1ケース1に対向する対向面側(図1では表面側)にキーボード5がその各キートップ5aを露出させた状態で設けられた構成になっている。このキーボード5は、図1に示すように、文字キー、カーソルキー、ファンクションキーなどの電子辞書に必要な各種のキーを備えている。
ヒンジ部3は、図1および図2に示すように、第1ケース1の一方の長辺部(図1では下側に位置する長辺部)における両端部に設けられたほぼ円筒状の一対の第1ヒンジ筒部6と、これに対向する第2ケース2の長辺部(図1では上側に位置する長辺部)における中間部分に設けられたほぼ円筒状の第2ヒンジ筒部7とを備え、第1ケース1の両端部の第1ヒンジ筒部6間に第2ケース2の中間部分の第2ヒンジ筒部7を配置し、この状態で第1ヒンジ筒部6と第2ヒンジ筒部7とを回動可能に連結した構成になっている。
ところで、第1、第2ケース1、2のうち、キーボード5が設けられた第2ケース2は、図1および図2に示すように、フロントケース10とリアケース11とからなり、その内部にキーボード5および回路基板(図示せず)が設けられるように構成されている。この場合、リアケース11は、アルミ合金などの金属で形成されている。フロントケース10は、図3〜図5に示すように、外周側ケース部12と内周側ケース部13とに分割され、この外周側ケース部12と内周側ケース部13とが第1〜第4係合部14〜17によって係脱可能に結合されるように構成されている。
外周側ケース部12は、合成樹脂からなり、図4(a)に示すように、ヒンジ部3側(同図では上部側)の長辺部を除く、両側の側部12aと手前側部12bとからなる凹字形のほぼ枠状に形成されている。この場合、外周側ケース部12は、その手前側部12bが幅広に形成され、この幅広部分の手前側部12bにキー挿入孔12cが複数設けられている。これらキー挿入孔12cは、キーボード5の各キートップ5aのうち、例えばカーソルキー、決定キー、シフトキーなどの各キートップ5aがそれぞれ下側から挿入するように構成されている。
内周側ケース部13は、外周側ケース部12と同じ合成樹脂か、または異なる合成樹脂からなり、図4(b)に示すように、外周側ケース部12の内部に嵌合するほぼ平板状に形成され、そのほぼ全域にキー挿入孔13aが多数設けられた構成になっている。これらキー挿入孔13aは、キーボード5の各キートップ5aのうち、例えば文字キー、ファンクションキーなどの各キートップ5aがそれぞれ下側から挿入するように構成されている。
この場合、外周側ケース部12と内周側ケース部13とは、それぞれ異なる色で塗装されている。例えば、外周側ケース部12は、赤、黒、白、グレーなどのいずれかの色で塗装されており、内周側ケース部13は、外周側ケース部12と異なる黒、青、緑、黄、オレンジなどのいずれかの色で塗装されている。これにより、外周側ケース部12に配置された各キートップ5aの背景と、内周側ケース部13に配置された各キートップ5aの背景とが異なる色になり、外周側ケース部12のキートップ5aと内周側ケース部13のキートップ5aとを識別できるように構成されている。
一方、外周側ケース部12と内周側ケース部13とを係脱可能に結合する第1〜第4係合部14〜17のうち、第1係合部14は、図5および図7に示すように、外周側ケース部12の手前側部12bにおけるほぼ中間部の裏面(図7では下面)に設けられた係合突起18と、この外周側ケース部12の手前側部12bに対向する内周側ケース部13の縁部にその下部側から外周側(図7では右側)に向けて突出して設けられ、外周側ケース部12の係合突起18の下側に配置される鍔部19とを備えた構成になっている。
そして、この第1係合部14は、図7に示すように、内周側ケース部13の鍔部19に設けられた係止孔19aに、外周側ケース部12の係合突起18が係脱可能に係合することにより、内周側ケース部13を外周側ケース部13に結合させるように構成されている。この場合、第1係合部14は、外周側ケース部12の係合突起18が内周側ケース部13の鍔部19に設けられた係止孔19aに係合したときに、図7に示すように、外周側ケース部12の上面と内周側ケース部13の上面とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第2係合部15は、図5および図8に示すように、外周側ケース部12の手前側部12bにおける両側部の縁部にその下部側から内周側(図8では左側)に向けて突出して設けられた枠状突起20と、これに対向する内周側ケース部13の縁部の両側における裏面(図8では下面)に設けられて枠状突起20内に上方から係脱可能に係合する係止突起21とを備えた構成になっている。この第2係合部15は、外周側ケース部12の枠状突起20に内周側ケース部13の係止突起21が係合したときに、図8に示すように、外周側ケース部12の上面と内周側ケース部13の上面とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第3係合部16は、図5および図9に示すように、外周側ケース部12の手前側部12bと反対側に位置する両側の側壁部22の内周面に設けられた係止凹部23と、これに対向する内周側ケース部13の縁部に設けられたフック部24とを備え、このフック部24に設けられた係合突起24aが外周側ケース部12の係止凹部23に係脱可能に係合するように構成されている。この第3係合部16も、外周側ケース部12の係止凹部23に内周側ケース部13のフック部24の係合突起24aが係合したときに、図9に示すように、外周側ケース部12の上面と内周側ケース部13の上面とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第4係合部17は、図5に示すように、外周側ケース部12の両側の側部12aにおける各裏面(図5では各上面)に設けられた係合突起25と、この外周側ケース部12の両側部12aに対向する内周側ケース部13の両側の縁部に設けられた係止孔26とを備え、この係止孔26に外周側ケース部12の係合突起25が係脱可能に係合するように構成されている。この第4係合部17も、外周側ケース部12の係合突起25が内周側ケース部13の縁部に設けられた係止孔26に係合したときに、外周側ケース部12の上面と内周側ケース部13の上面とがほぼ同一平面になるように構成されている。
このような電子辞書の第2ケース2によれば、フロントケース10とリアケース11とを備え、フロントケース10が外周側ケース部12と内周側ケース部13とに分割されているので、外周側ケース部12と内周側ケース部13とをそれぞれ個別に塗装することができる。このため、従来のようにマスクを用いずに、外周側ケース部12と内周側ケース部13とを簡単に塗装して色分けすることができるので、塗装不良を大幅に軽減することができる。
また、この第2ケース2のフロントケース10によれば、外周側ケース部12と内周側ケース部12とが第1〜第4係合部14〜17によって係脱可能に結合されているので、ビスなどの締結部材を用いずに、第1〜第4係合部14〜17によって外周側ケース部12と内周側ケース部13とを簡単に且つ容易に一体化することができる。このため、組み立て作業性が良く、生産性の向上を図ることができるほか、外周側ケース部12と内周側ケース部13とを容易に交換することができるので、外周側ケース部12と内周側ケース部13との色の組み合わせを変えることができ、これによりフロントケース10の色バリエーションが豊富になり、装飾性の良いものを得ることができる。
この場合、外周側ケース部12のキー挿入孔12cと内周側ケース部13のキー挿入孔13aとにそれぞれキーボード5の各キートップ5aがそれぞれ挿入して配置されることにより、外周側ケース部12と内周側ケース部13とを色分けすると、外周側ケース部12に設けられた複数のキートップ5aの背景と内周側ケース部13に設けられた複数のキートップ5aの背景とが異なる色になる。
このため、外周側ケース部12の複数のキートップ5aと内周側ケース部13の複数のキートップ5aとを背景色によって識別することができ、これによりキー操作性の良いものを得ることができる。特に、外周側ケース部12と内周側ケース部13とをそれぞれ交換することにより、外周側ケース部12のキートップ5aの背景色と内周側ケース部13のキートップ5aの背景色とを使用者の好みに応じて自由に替えることができる。
(実施形態2)
次に、図10〜図15を参照して、この発明の電子機器を電子辞書に適用した実施形態2について説明する。なお、図1〜図9に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子辞書の第2ケース2は、フロントケース10の内周側ケース部30を表裏対称に形成すると共に、この内周側ケース部30と外周側ケース部12とを係脱可能に結合する第1〜第4係合部31〜34のうち、内周側ケース部30に設けられる第1〜第4係合部31〜34の各一部を内周側ケース部30の厚み方向に対して対称に形成した構成になっている。
すなわち、内周側ケース部30は、実施形態1と同様、外周側ケース部12と同じ合成樹脂か、または異なる合成樹脂からなり、図10および図11に示すように、外周側ケース部12の内部に嵌合するほぼ平板状に形成され、そのほぼ全域に多数のキー挿入孔13aが左右対称で且つ内周側ケース部30の厚み方向に対しても対称に形成され、これにより内周側ケース部30の全体が表裏対称に形成された構成になっている。この場合、内周側ケース部30は、外周側ケース部12と異なる色、例えば黒、青、緑、黄、オレンジなどのいずれかの色で塗装されているほか、内周側ケース部30の表面30aと裏面30bとが互いに異なる色で塗装されている。
また、内周側ケース部30と外周側ケース部12とを係脱可能に結合する第1〜第4係合部31〜34のうち、第1係合部31は、図11および図12に示すように、外周側ケース部12の手前側部12bにおける中間部に形成された薄肉部の裏面(図12では下面)に設けられた係合突起18と、これに対向する内周側ケース部30の側面における厚み方向の中間部に外周側(図12では右側)に向けて突出して設けられた鍔部35とを備え、図12に示すように、内周側ケース部30の鍔部35に上下貫通して設けられた係止孔35aに、外周側ケース部12の係合突起18が係脱可能に係合することにより、内周側ケース部30を外周側ケース部13に結合するように構成されている。
これにより、第1係合部31は、図12に示すように、内周側ケース部30の鍔部35がその厚み方向に対して対称に形成され、内周側ケース部30を表裏反転させても、外周側ケース部12の係合突起18が内周側ケース部30の鍔部35に設けられた係止孔35aに係合したときに、図12に示すように、外周側ケース部12の上面と内周側ケース部30の上面(つまり表面30aと裏面30bとの一方の面)とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第2係合部32は、図11および図13に示すように、外周側ケース部12の手前側部12bの両側部に形成された薄肉部の裏面(図13では下面)に設けられた係合突起36と、これに対向する内周側ケース部30の側面における厚み方向の中間部に外周側(図12では右側)に向けて設けられた鍔部37とを備え、図13に示すように、内周側ケース部30の鍔部37に設けられた係止孔37aに、外周側ケース部12の係合突起36が係脱可能に係合することにより、内周側ケース部30を外周側ケース部13に結合するように構成されている。
これにより、第2係合部32は、図13に示すように、内周側ケース部30の鍔部37がその厚み方向に対し対称に形成され、内周側ケース部30を表裏反転させても、外周側ケース部12の係合突起36が内周側ケース部30の鍔部37の係止孔37aに係合したときに、図13に示すように、外周側ケース部12の上面と内周側ケース部30の上面(つまり表面30aと裏面30bとの一方の面)とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第3係合部33は、図11および図14に示すように、外周側ケース部12の手前側部12bと反対側に位置する両側に設けられた側壁部22の内側面に設けられた係止凹部23と、これに対向する内周側ケース部30の内周面における厚み方向の中間部に設けられた係合突起38とを備え、図14に示すように、内周側ケース部30の係合突起38が外周側ケース部12の係止凹部23に係脱可能に係合することにより、内周側ケース部30を外周側ケース部13に結合するように構成されている。
これにより、第3係合部33は、内周側ケース部30の係合突起38がその厚み方向に対し対称に形成され、内周側ケース部30を表裏反転させても、外周側ケース部12の係止凹部23に内周側ケース部30の係合突起38が係合したときに、図14に示すように、外周側ケース部12の上面と内周側ケース部30の上面(つまり表面30aと裏面30bとの一方の面)とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第4係合部34は、図11に示すように、外周側ケース部12の両側の側部12aの裏面(図11では上面)に設けられた係合突起25と、これに対向する内周側ケース部30の両側面の厚み方向における中間部に設けられた鍔状縁部に上下貫通して設けられた係止孔39とを備え、この係止孔39に外周側ケース部12の係合突起25が係脱可能に係合することにより、内周側ケース部30を外周側ケース部13に結合するように構成されている。
この第4係合部34も、内周側ケース部30の係止孔39がその厚み方向に対称に形成され、内周側ケース部30を表裏反転させても、外周側ケース部12の係合突起25が内周側ケース部30の鍔状縁部に設けられた係止孔26に係合したときに、外周側ケース部12の上面と内周側ケース部30の上面(つまり表面30aと裏面30bとの一方の面)とがほぼ同一平面になるように構成されている。
このような電子辞書の第2ケース2によれば、フロントケース10とリアケース11とを備え、フロントケース10が外周側ケース部12と内周側ケース部30とに分割されているので、実施形態1と同様の作用効果があるほか、特に内周側ケース部30が表裏対称に形成されているので、図15に示すように、内周側ケース部30を表裏反転させても、内周側ケース部30と外周側ケース部12とを第1〜第4係合部31〜34によって係脱可能に結合することができる。
この場合、特に内周側ケース部30は、表面30aと裏面30bとが異なる色で塗装されていることにより、内周側ケース部30の表面30aを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると、この内周側ケース部30の表面30aの色と外周側ケース部12の色との組み合わせができる。また、内周側ケース部30の裏面30bを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると、この内周側ケース部30の裏面30bの色と外周側ケース部12の色との組み合わせができる。
このため、この第2ケース2のフロントケース10によれば、図15に示すように、内周側ケース部30を表裏反転させて外周側ケース部12に取り付けるだけで、内周側ケース部30の色を簡単に替えることができ、これにより部品点数を増やすことなく、内周側ケース部30と外周側ケース部12とによって色の組み合わせを増やすことができるので、より一層、フロントケース10の色バリエーションを豊富にすることができる。
特に、外周側ケース部12と内周側ケース部30とを係脱可能に結合する第1〜第4係合部31〜34のうち、内周側ケース部30に設けられた第1〜第4係合部31〜34の各一部、つまり第1係合部31の鍔部35およびその係止孔35a、第2係合部32の鍔部37およびその係止孔37a、第3係合部33の係合突起38、第4係合部34の鍔状縁部の係止孔39が、それぞれ内周側ケース部30の厚み方向に対し対称に形成されているので、内周側ケース部30を表裏反転させても、第1〜第4係合部31〜34によって外周側ケース部12に対し内周側ケース部30を表裏同じ状態で簡単に且つ容易に取り付けて一体化することができる。
(実施形態3)
次に、図16〜図18を参照して、この発明の電子機器を電子辞書に適用した実施形態3について説明する。この場合にも、図1〜図9に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子辞書の第2ケース2は、フロントケース10の内周側ケース部40を第1ケース部41と第2ケース部42とに分割し、これら第1、第2ケース部41、42と外周側ケース部12とを第1〜第4係合部14〜17によって係脱可能に結合する構成で、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、内周側ケース部40の第1ケース部41は、図16および図17に示すように、外周側ケース部12の内部にその上部側を除いて嵌合するほぼ平板状に形成され、そのほぼ全域にキー挿入孔41aが多数設けられた構成になっている。これらキー挿入孔41aは、キーボード5の各キートップ5aのうち、例えば文字キー、ジャンルキーなどの各キートップ5aが下側から挿入するように構成されている。
また、第2ケース部42は、図16および図17に示すように、第1ケース部41の上部側に配置されて、外周側ケース部12内の上部側に嵌合するほぼ帯板状に形成され、そのほぼ全域に複数のキー挿入孔42aが一列に設けられた構成になっている。これらキー挿入孔42aは、キーボード5の各キートップ5aのうち、例えばファンクションキーなどの各キートップ5aが下側から挿入するように構成されている。
この場合、第1ケース部41と第2ケース部42とは、それぞれ異なる色で塗装されている。例えば、第1ケース部41は、外周側ケース部12と第2ケース部42との両者の色と異なる黒、青、緑、黄、オレンジなどのいずれかの色で塗装されている。第2ケース部42は、外周側ケース部12と第1ケース部41との両者の色と異なる黒、青、緑、黄、オレンジなどのいずれかの色で塗装されている。
これにより、第1ケース部41に配置された各キートップ5aの背景と、第2ケース部42に配置された各キートップ5aの背景とが異なる色になり、第1ケース部41のキートップ5aと第2ケース部42のキートップ5aとが識別できるように構成されている。また、この場合にも、外周側ケース部12に配置された各キートップ5aの背景と、第1、第2ケース部41、42に配置された各キートップ5aの背景とは異なる色になり、外周側ケース部12のキートップ5aと第1、第2ケース部41、42のキートップ5aとが識別できるように構成されている。
また、内周側ケース部40の第1ケース部41と外周側ケース部12とは、第1、第2、第4係合部14、15、17によって係脱可能に結合されるように構成されており、内周側ケース部40の第2ケース部42と外周側ケース部12とは、第3、第4係合部16、17によって係脱可能に結合されるように構成されている。これら第1〜第4係合部14〜17は、実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、第1係合部14は、図7に示した実施形態1と同様、外周側ケース部12の手前側部12bの中間部に設けられた係合突起18と、内周側ケース部40の第1ケース部41の縁部に設けられた鍔部19とを備え、この鍔部19に設けられた係止孔19aに外周側ケース部12の係合突起18が係脱可能に係合し、この状態のときに、外周側ケース部12の上面と内周側ケース部40の第1ケース部41の上面とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第2係合部15も、図8に示した実施形態1と同様、外周側ケース部12の手前側部12bのほぼ両側部に設けられた枠状突起20と、内周側ケース部40の第1ケース部41の両側縁部に設けられた係止突起21とを備え、この係止突起21が外周側ケース部12の枠状突起20に係脱可能に係合し、この状態のときに外周側ケース部12の上面と内周側ケース部40の第1ケース部41の上面とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第3係合部16は、図9に示した実施形態1と同様、外周側ケース部12の手前側部12bと反対側に位置する両側の側壁部22の内周面に設けられた係止凹部23と、内周側ケース部40の第2ケース部42の縁部に設けられたフック部24とを備え、このフック部24に設けられた係合突起24aが外周側ケース部12の係止凹部23に係脱可能に係合し、この状態のときに外周側ケース部12の上面と内周側ケース部40の第2ケース部42の上面とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第4係合部17は、図6に示した実施形態1と同様、外周側ケース部12の両側の側部12aにおける裏面に設けられた係合突起25と、内周側ケース部40の第1、第2ケース部41、42の各両側の縁部に設けられた鍔部26とを備え、この鍔部26に設けられた係止孔26aに外周側ケース部12の係合突起25が係脱可能に係合し、この状態のときに外周側ケース部12の上面と内周側ケース部40の第1、第2ケース部41、42の各上面とがほぼ同一平面になるように構成されている。
このような電子辞書の第2ケース2によれば、フロントケース10が外周側ケース部12と内周側ケース部40とに分割されているので、実施形態1と同様の作用効果があるほか、特に内周側ケース部40が更に第1ケース部41と第2ケース部42とに分割されているので、内周側ケース部40の第1、第2ケース部41、42をそれぞれ個別に塗装することができ、これにより内周側ケース部40の第1ケース部41と第2ケース部42とを色分けることができる。このため、内周側ケース40の色バリエーションが豊富になり、この内周側ケース部40と外周側ケース部12とによって、より一層、フロントケース10の色バリエーションを豊富にすることができる。
また、この第2ケース2のフロントケース10によれば、内周側ケース部40が第1ケース部41と第2ケース部42とに分割され、これら第1、第2ケース部41、42と外周側ケース部12とを第1〜第4係合部14〜17によって係脱可能に結合しているので、内周側ケース部40を第1ケース部41と第2ケース部42とに分割しても、ビスなどの締結部材を用いずに、第1〜第4係合部14〜17によって第1、第2ケース部41、42と外周側ケース部12とを簡単に且つ容易に一体化することができる。このため、生産性が良く、内周側ケース部40の第1、第2ケース部41、42と外周側ケース部12とを容易に交換することができる。
この場合、内周側ケース部40の第1、第2ケース部41、42に、キーボード5の複数のキートップ5aが挿入するキー挿入孔41a、42aがそれぞれ設けられていることにより、第1、第2ケース部41、42を色分けすると、第1ケース部41に設けられた各キートップ5aの背景と第2ケース部42に設けられた各キートップ5aの背景とが異なる色になるので、第1ケース部41の各キートップ5aと第2ケース部42の各キートップ5aとを背景色によって識別することができる。
特に、内周側ケース部40の第1、第2ケース部41、42に設けられた各キートップ5aの各背景と、外周側ケース部12に設けられた各キートップ5aの背景とが、異なる色になるので、内周側ケース部40の第1、第2ケース部41、42の各キートップ5aと外周側ケース部12の各キートップ5aとをそれぞれ異なる色の背景色によって識別することができ、これにより、より一層、キー操作性の良いものを得ることができる。
(実施形態4)
次に、図19〜図21を参照して、この発明の電子機器を電子辞書に適用した実施形態4について説明する。この場合には、図1〜図18に示された実施形態1〜3と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電子辞書の第2ケース2は、フロントケース10の内周側ケース部50を第1ケース部51と第2ケース部52とに分割し、これら第1、第2ケース部51、52を表裏対称に形成すると共に、第1、第2ケース部51、52と外周側ケース部12とを係脱可能に結合する第1〜第4係合部31〜34のうち、内周側ケース部50に設けられる第1〜第4係合部31〜34の各一部を内周側ケース部50の厚み方向に対し対称に形成した構成になっている。
すなわち、内周側ケース部50の第1、第2ケース部51、52のうち、第1ケース部51は、実施形態3と同様、外周側ケース部12の内部にその上部側を除いて嵌合するほぼ平板状に形成され、そのほぼ全域に多数のキー挿入孔51aが左右対称で且つ第1ケース部51の厚み方向に対しても対称に形成され、これにより第1ケース部51全体が表裏対称に形成された構成になっている。
この場合、第1ケース部51は、外周側ケース部12と異なる色、例えば黒、青、緑、黄、オレンジなどのいずれかの色で塗装されていると共に、第1ケース部51の表面51bと裏面51cとも互いに異なる色で塗装されている。また、キー挿入孔51aは、キーボード5の各キートップ5aのうち、例えば文字キー、ジャンルキーなどの各キートップ5aが下側から挿入するように構成されている。
また、第2ケース部52は、実施形態3と同様、第1ケース部51の上部側に配置されて、外周側ケース部12の内部の上部側に嵌合するほぼ帯板状に形成され、そのほぼ全域に複数のキー挿入孔52aが一列で左右対称に設けられていると共に、第2ケース部52の厚み方向に対しても対称に形成され、これにより第2ケース部52全体が表裏対称に形成された構成になっている。
この場合にも、第2ケース部52は、外周側ケース部12と第1ケース部51との両者と異なる色、例えば黒、青、緑、黄、オレンジなどのいずれかの色で塗装されていると共に、第2ケース部52の表面52bと裏面52cとも互いに異なる色で塗装されている。また、これらキー挿入孔52aは、キーボード5の各キートップ5aのうち、例えばファンクションキーなどの各キートップ5aが下側から挿入するように構成されている。
一方、内周側ケース部50の第1ケース部51と外周側ケース部12とは、第1、第2、第4係合部31、32、34によって係脱可能に結合されるように構成されており、内周側ケース部50の第2ケース部52と外周側ケース部12とは、第3、第4係合部33、34によって係脱可能に結合されるように構成されている。これら第1〜第4係合部31〜34は、実施形態2とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、第1係合部31は、図12に示した実施形態2と同様、外周側ケース部12の手前側部12bの中間部に設けられた係合突起18と、これに対向する内周側ケース部50の第1ケース部51の外周面における厚み方向の中間部に設けられた鍔部35とを備え、この鍔部35に設けられた係止孔35aに、外周側ケース部12の係合突起18が係脱可能に係合することにより、第1ケース部51を外周ケース部12に結合するように構成されている。
これにより、第1係合部31は、図12に示したように、内周側ケース部50の鍔部35がその厚み方向に対し対称に形成され、第1ケース部51を表裏反転させても、外周側ケース部12の係合突起18が第1ケース部51の鍔部35に設けられた係止孔35aに係合したときに、外周側ケース部12の上面と第1ケース部51の上面(つまり表面51bと裏面51cとの一方の面)とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第2係合部32は、図13に示した実施形態2と同様、外周側ケース部12の手前側部12bの両側縁部に設けられた係合突起36と、これに対向する第1ケース部51の外周面における厚み方向の中間部に設けられた鍔部37とを備え、この鍔部37に設けられた係止孔37aに、外周側ケース部12の係合突起36が係脱可能に係合することにより、第1ケース部51を外周ケース部12に結合するように構成されている。
これにより、第2係合部32は、図13に示したように、第1ケース部51の鍔部37がその厚み方向に対し対称に形成され、第1ケース部51を表裏反転させても、外周側ケース部12の係合突起36が第1ケース部51の鍔部37の係止孔37aに係合したときに、外周側ケース部12の上面と第1ケース部51の上面(つまり表面51bと裏面51cとの一方の面)とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第3係合部33は、図14に示した実施形態2と同様、外周側ケース部12の手前側部12bと反対側に位置する両側に設けられた側壁部22の内側面に設けられた係止凹部23と、これに対向する第2ケース部52の内周面における厚み方向の中間部に設けられた係合突起38とを備え、この係合突起38が外周側ケース部12の係止凹部23に係脱可能に係合することにより、第2ケース部52を外周ケース部12に結合するように構成されている。
これにより、第3係合部33は、図14に示したように、第2ケース部52の係合突起38がその厚み方向に対し対称に形成され、第2ケース部52を表裏反転させても、外周側ケース部12の係止凹部23に第2ケース部52の係合突起38が係合したときに、外周側ケース部12の上面と第2ケース部52の上面(つまり表面52bと裏面52cとの一方の面)とがほぼ同一平面になるように構成されている。
第4係合部34は、図11に示した実施形態2と同様、外周側ケース部12の両側の側部12aにおける各裏面(図11では上面)に設けられた係合突起25と、これに対向する第1、第2ケース部51、52の各両側面における厚み方向の中間部に設けられて鍔状縁部に設けられた係止孔39とを備え、この係止孔39に外周側ケース部12の係合突起25が係脱可能に係合することにより、第1、第2ケース部51、52を外周ケース部12に結合するように構成されている。
これにより、第4係合部34も、第2ケース部52の係止孔39がその厚み方向に対称に形成され、第1、第2ケース部51、52をそれぞれ反転させても、外周側ケース部12の係合突起25が第1、第2ケース部51、52の係止孔26に係合したときに、外周側ケース部12の上面と第1、第2ケース部51、52の上面(つまり表面51b、52bと裏面51c、52cとの一方の各面)とがほぼ同一平面になるように構成されている。
このような電子辞書の第2ケース2によれば、内周側ケース50が第1、第2ケース部51、52に分割されているので、実施形態1、3と同様の作用効果があるほか、特に内周側ケース部50の第1、第1、第2ケース部51、52が表裏対称に形成されているので、図21に示すように、第1、第2ケース部51、52を表裏反転させて外周側ケース部12に取り付けることができ、これにより第1、第2ケース部51、52の色を簡単に替えることができる。
すなわち、第1、第2ケース部51、52の各表面51b、52bと各裏面51c、52cとは異なる色で塗装されていることにより、第1ケース部51の表面51bを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると共に、第2ケース部52の表面52bを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると、第1ケース部51の表面51bの色と、第2ケース部52の表面52bの色と、外周側ケース部12の色との複数の色の組み合わせになる。
また、図21に示すように、内周側ケース部50の第1ケース部51の裏面51cを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると共に、内周側ケース部50の第2ケース部52の裏面52cを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると、第1ケース部51の裏面51cの色と、第2ケース部52の裏面52cの色と、外周側ケース部12の色との複数の色の組み合わせになる。
また、図21に示すように、内周側ケース部50の第1ケース部51の表面51bを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると共に、内周側ケース部50の第2ケース部52の裏面52cを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると、第1ケース部51の表面51bの色と、第2ケース部52の裏面52cの色と、外周側ケース部12の色との複数の色の組み合わせになる。
さらに、内周側ケース部50の第1ケース部51の裏面51cを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると共に、内周側ケース部50の第2ケース部52の表面52bを外周側ケース部12の表面側に向けて外周側ケース部12に取り付けると、第1ケース部51の裏面51cの色と、第2ケース部52の表面52bの色と、外周側ケース部12の色との複数の色の組み合わせになる。
このように、内周側ケース部50の第1、第2ケース部51、52をそれぞれ表裏反転させて外周側ケース部12に取り付けるだけで、第1、第2ケース部51、52の色を簡単に替えることができ、これにより色の異なる複数種類の内周側ケース部50を用意しなくても、第1、第2ケース部51、52による色の組み合わせを増やすことができるので、より一層、色バリエーションを豊富にすることができる。
特に、内周側ケース部50の第1、第2ケース部51、52と外周側ケース部12とを結合する第1〜第4係合部31〜34のうち、内周側ケース部50の第1、第2ケース部51、52に設けられた第1〜第4係合部31〜34の各一部、つまり第1係合部31の鍔部35およびその係止孔35a、第2係合部32の鍔部37およびその係止孔37a、第3係合部33の係合突起38、第4係合部34の鍔状縁部の係止孔39が、それぞれ内周側ケース部50の厚み方向に対して対称に形成されているので、第1、第2ケース部51、52を表裏反転させても、第1〜第4係合部31〜34によって外周側ケース部12に対し第1、第2ケース部51、52を表裏同じ状態で簡単に且つ容易に取り付けて一体化することができる。
なお、上記実施形態1〜4では、外周側ケース部12と内周側ケース部13、30、40、50との両者をそれぞれ合成樹脂で形成した場合について述べたが、これに限らず、例えば外周側ケース部12を金属で形成しても良い。このように構成すれば、金属製の外周側ケース部12によってフロントケース10および第2ケース2全体の剛性を高めることができ、これにより第2ケース2内に設けられる補強部材を廃止することができるので、部品点数を削減することができると共に、低価格なものを得ることができる。
また、これに限らず、例えば外周側ケース部12をエラストマで形成しても良い。このように構成すれば、エラストマからなる外周ケース部12によってフロントケース10および第2ケース2の耐衝撃性を高めることができ、これによりフロントケース10が外部から衝撃を受けても、第2ケース2の内部に設けられた電子部品を良好に保護することができる。
また、内周側ケース部13、30、40、50を光透過性を有する合成樹脂により形成しても良い。このように構成すれば、光透過性を有する合成樹脂からなる内周側ケース部13、30、40、50を導光板として使用することができる。このため、第2ケース2内に照明用の光源を設ければ、暗い所でキー操作するときに、光源からの光を内周側ケース部13、30、40、50で導いて各キートップ5aを明るく照明することができ、これにより暗い所でも良好にキー操作をすることができる。
なおまた、上記実施形態1〜4では、機器ケースとして、第1、第2ケース1、2のうち、キーボード5を有する第2ケース2に適用した場合について述べたが、これに限らず、表示部4を有する第1ケース1にも適用することができる。この場合には、第1ケース1をフロントケースとリアケースとで構成し、このフロントケースを外周側ケース部と内周側ケースとで構成すれば良い。
また、上記実施形態1〜4では、電子辞書の機器ケースに適用した場合について述べたが、これに限らず、携帯電話機、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの折り畳み式の電子機器の機器ケースに適用することができるほか、必ずしも折り畳み式の電子機器である必要はなく、一つのケースに表示部とキーボードとを有する電子機器の機器ケースにも適用することができる。
この発明を適用した電子辞書を開いて使用する状態を示した斜視図である。(実施形態1) 図1の側面図である。 図1の第2ケースを示した平面図である。 図3の第2ケースにおける外周側ケース部と内周側ケース部とを示し、(a)は外周側ケース部の平面図、(b)は内周側ケース部の平面図である。 図3の第2ケースを下側から見た裏面図である。 図5の分解斜視図である。 図5のA−A矢視における第1係合部を示した拡大断面図である。 図5のB−B矢視における第2係合部を示した拡大断面図である。 図5のC−C矢視における第3係合部を示した拡大断面図である。 この発明を適用した電子辞書の第2ケースを示した平面図である。(実施形態2) 図10の第2ケースを下側から見た裏面図である。 図11のD−D矢視における第1係合部を示した拡大断面図である。 図11のE−E矢視における第2係合部を示した拡大断面図である。 図11のF−F矢視における第3係合部を示した拡大断面図である。 図10の第2ケースを組み立てる複数の工程を示した図である。 この発明を適用した電子辞書の第2ケースを示した平面図である。(実施形態3) 図16の第2ケースの内周側ケース部を分解して示した平面図である。 図16の第2ケースを下側から見た裏面図である。 この発明を適用した電子辞書の第2ケースを示した平面図である。(実施形態4) 図19の第2ケースを下側から見た裏面図である。 図19の第2ケースを組み立てる複数の工程を示した図である。
符号の説明
1 第1ケース
2 第2ケース
3 ヒンジ部
4 表示部
5 キーボード
5a キートップ
10 フロントケース
11 リアケース
12 外周側ケース部
13、30、40、50 内周側ケース部
12c、13a、41a、42a キー挿入孔
14〜17 第1〜第4係合部
30a 内周側ケース部の表面
30b 内周側ケース部の裏面
31〜34 第1〜第4係合部
41、51 第1ケース部
42、52 第2ケース部
51a、52a キー挿入孔
51b 第1ケース部の表面
51c 第1ケース部の裏面
52b 第2ケース部の表面
52c 第2ケース部の裏面

Claims (8)

  1. フロントケースとリアケースとからなる機器ケースにおいて、
    前記フロントケースは、外周側ケース部と内周側ケース部とに分割されていると共に、前記外周側ケース部と前記内周側ケース部とが係合部によって係脱可能に結合されていることを特徴とする機器ケース。
  2. 前記外周側ケース部と前記内周側ケース部とには、キーボードの各キーが挿入する複数のキー挿入孔がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の機器ケース。
  3. 前記外周側ケース部は金属により形成され、前記内周側ケース部は合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の機器ケース。
  4. 前記外周側ケース部はエラストマにより形成され、前記内周側ケース部は合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の機器ケース。
  5. 前記外周側ケース部は合成樹脂により形成され、前記内周側ケース部は光透過性を有する合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の機器ケース。
  6. 前記内周側ケース部は、第1ケース部と第2ケース部とに分割されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の機器ケース。
  7. 前記内周側ケース部は、表裏対称に形成され、且つその表裏面が互いに異なる色で形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の機器ケース。
  8. 前記係合部のうち、少なくとも前記内周側ケース部側に設けられた前記係合部の一部は、前記内周側ケース部の厚み方向に対して対称に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の機器ケース。

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