JP2006140257A - 液浸型露光装置 - Google Patents
液浸型露光装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006140257A JP2006140257A JP2004327492A JP2004327492A JP2006140257A JP 2006140257 A JP2006140257 A JP 2006140257A JP 2004327492 A JP2004327492 A JP 2004327492A JP 2004327492 A JP2004327492 A JP 2004327492A JP 2006140257 A JP2006140257 A JP 2006140257A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface plate
- same surface
- exposure apparatus
- liquid
- convex structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
【課題】 液浸型露光装置において、同面板上に露光光を制御するためのセンサーやそれらをカバーした凸状構造物として形成されると発生する、液体の発泡及び飛散を防ぎ、結像性能の劣化を抑制し液浸型露光装置を提供する。
【解決手段】 同面板1の高さと露光光センサー受光面が、少なくともウエハー又は同面板の高さと同じ高さとし、該センサーにカバーをつけることによって、同面板1に凸となる構造物2が存在するときに、凸状構造物2の断面形状が傾斜6をもつ構成をとる。
【選択図】 図1
【解決手段】 同面板1の高さと露光光センサー受光面が、少なくともウエハー又は同面板の高さと同じ高さとし、該センサーにカバーをつけることによって、同面板1に凸となる構造物2が存在するときに、凸状構造物2の断面形状が傾斜6をもつ構成をとる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液浸型露光装置の同面板上の構造物に関する。
近年、光学系の最終レンズ面と像面の間のワーキングディスタンスを液体で満たして開口数の増大を図ることにより、露光パターンの微細化を図る液浸型の露光装置が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
液浸型露光装置では、従来露光光を測定するためのセンサーを同面板上に設置する必要があり、該センサーやそれらをカバーしたものが、図4に示すような、同面板1上に断面形状が傾斜をもたない凸状構造物2として形成されてきた。
特開平06−124873号公報
国際公開第99/49504号パンフレット
しかし、液浸型露光装置において、露光光のセンサーはウエハー上の露光部と同一高さに設置する必要があり、該センサーにカバーを設けると、同面板上に凸状の構造物となってしまう。また、センサーに限らず同面板上に断面形状が傾斜をもたない凸状構造物として形成されると、液体の飛散や気泡の発生を招き、露光結像性能の劣化を引き起こすという不具合を生じていた。
該課題について、図4及び2を用いて説明する。
図2に示すような、同面板1上に断面形状が傾斜をもたない凸状構造物2としてセンサーを形成し露光を行った場合について説明する。図2(a)に示すように、液体3を同面板1と傾斜をもたない凸状構造物2と投影光学系5に接液させ、投影光学系5を駆動方向7の方向に移動させると、液体3は変形により引きちぎれ、飛散を引き起こす。また、さらに投影光学系5を駆動方向7の方向に移動させると、図2(b)に示すように、凸状構造物2に乗り上げた液体3は、傾斜を持たない凸状構造物2の間に気泡4を生じ、露光中に結像性能の劣化を引き起こす。
また、液体の外周部への飛散防止のために凸形状を同面板の外周部に設ける場合、図4に示すような、断面形状に傾斜をもたない凸状構造物2を用いると、液体3が凸状構造物2に乗り上げ、液体の飛散を引き起こすという不具合を生じていた。
本発明は、前記課題を解決し、液体の発泡や飛散を防ぐことで、結像性能の劣化を抑制した液浸型露光装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、液浸型露光装置において、同面板に凸となる構造物をもつ構成をとる。
本発明の目的は、以下の構成をとることにより達成される。
液浸型露光装置において、同面板の高さと露光光センサー受光面が、少なくともウエハー又は同面板と同じ高さである構成をとる。
該センサーにカバーをつけることによって、同面板に凸となる構造物が存在する構成をとる。
該凸状構造物の断面形状が、傾斜をもつ構成をとる。
該凸状構造物の断面形状が鋭角をもつ構成をとる。
該鋭角の角度が80°以下である構成をとる。
該凸状構造物が、同面板外周部存在する場合、その断面形状が鈍角をもつ構成をとる。
液浸型露光装置において、同面板上に凸状の構造物の断面形状に傾斜をもたせることによって、液体の発泡及び飛散を防ぐことで、結像性能の劣化を抑制した液浸型露光装置を提供することができる。
液浸型露光装置において、我々は鋭意研究の結果、同面板上に凸となる構造物の断面形状に傾斜をもたせることで、発泡及び液の飛散を防ぐことができることを見出した。
本発明の実施の形態を、図を用いて詳細に説明する。
本発明は同面板上に凸となる構造物の断面形状が傾斜を持つことを特徴とする。傾斜とは構造物と同面板の接触する部材の角度が90°ではないことを意味する。傾斜が鋭角である例を図3に示す。
図3に示したような同面板1上の凸状構造物2に対して、図1(a)に示すように、液体3を投影光学系5と同面板1に接液させ、投影光学系5を駆動方向7の方向に移動させると、液体3は発泡を引き起こさず、凸状構造物2に乗り上げることができる。
また、さらに投影光学系5を駆動方向7の方向に移動させると、図1(b)に示すように、凸状構造物2に乗り上げた液体3は、傾斜6をもつ凸状構造物2に沿って落ち、発泡を引き起こすことなく、凸状構造物2からずり落ちることができる。
本発明における傾斜の角度は鋭角であることが好ましい。また、その角度は80°以下が好ましい。その理由について、図4に示すような傾斜をもたない凸状構造物2を例とし、図2を用いて説明する。
図4に示したような同面板1上に傾斜をもたない凸状構造物2に対し、図2(a)に示すように、液体3を投影光学系5と同面板1に接液させ、投影光学系5を、駆動方向7の方向に移動させると、液体3は気泡4を生じ、また変形することにより引きちぎれ、飛散するという不具合を生じる。
また、さらに投影光学系5を駆動方向7の方向に移動させると、図2(b)に示すように、凸状構造物2に乗り上げた液体3は、傾斜を持たない凸状構造物2の間に気泡4を生じ、発泡を引き起こし、結像性能の劣化を引き起こす。これらの不具合はその角度が80°を超えると発生しやすくなる。
また、凸状構造物を同面板外周部に設置し、液体の外部への飛散を防止する機能をもたせる場合、その角度は90°より大きい、つまり図5に示すような鈍角を持つことが好ましい。その理由は、凸状構造物が傾斜を持たない場合、及びその角度が鋭角の場合、液体が凸状構造物を乗り越えて飛散し、露光装置内の機械部分に入り込んでショートさせる、また、部品を錆びさせるといった悪影響を及ぼすといった不具合を発生しやすいためである。
また、この断面形状における傾斜は必ずしも両側についている必要はなく、同面板の内側にのみに存在すればよい。
図3に示すような、同面板1上に断面形状に60°の傾斜6をもたせた凸状構造物2としてセンサーを形成した液浸型露光装置を用い、露光を行った。液体3は水を用いた。図1(a)に示すように、液体3を投影光学系5と同面板1に接液させ、投影光学系5を、駆動方向7の方向に移動させると、液体3は発泡を引き起こさず、凸状構造物2に乗り上げることができた。
また、さらに投影光学系5を駆動方向7の方向に移動させると、図1(b)に示すように、凸状構造物2に乗り上げた液体3は、傾斜6をもつ凸状構造物2に沿って落ち、発泡を引き起こすことなく、凸状構造物2からずり落ちることができた。
以上の走査を繰り返すことによって結像性能を劣化させることなく露光を行うことができた。
外周部への液体の飛散防止機能をもたせるため、図5に示すような、同面板1上に断面形状に120°の傾斜6を同面板1の内側にもたせた凸状構造物2を同面板1の周辺部に設けた液浸型露光装置を用い、実施例1と同様の条件で露光を行った。
露光中、液体は凸状構造物を乗り越えず、飛散するという不具合を生じることなく露光を行うことができた。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく、特に凸状構造物はセンサーに限定されることなく、請求項の記載の範囲内において、適用可能である。
1 同面板
2 凸状構造物
3 液体
4 気泡
5 投影光学系
6 傾斜
7 駆動方向
2 凸状構造物
3 液体
4 気泡
5 投影光学系
6 傾斜
7 駆動方向
Claims (7)
- 同面板に凸となる構造物が存在することを特徴とする液浸型露光装置。
- 同面板の高さと露光光センサー受光面が、少なくともウエハー又は同面板と同じ高さであることを特徴とする液浸型露光装置。
- 前記センサーにカバーをつけることによって、同面板に凸となる構造物が存在することを特徴とする請求項2に記載の液浸型露光装置。
- 同面板上に凸となる構造物の断面形状が傾斜をもつことを特徴とする請求項1または3に記載の液浸型露光装置。
- 同面板上に凸となる構造物の断面形状が鋭角をもつことを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の液浸型露光装置。
- 前記角度が80°以下であることを特徴とする請求項1、3、4、5のいずれかに記載の液浸型露光装置。
- 同面板外周部に凸となる構造物が存在する場合、その断面形状が鈍角をもつことを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の液浸型露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004327492A JP2006140257A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 液浸型露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004327492A JP2006140257A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 液浸型露光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006140257A true JP2006140257A (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=36620886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004327492A Withdrawn JP2006140257A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 液浸型露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006140257A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007150308A (ja) * | 2005-11-23 | 2007-06-14 | Asml Netherlands Bv | 露光装置及びデバイス製造方法 |
US20110196593A1 (en) * | 2010-02-11 | 2011-08-11 | General Electric Company | System and method for monitoring a gas turbine |
JP2020181200A (ja) * | 2015-12-08 | 2020-11-05 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 基板テーブル、リソグラフィ装置、及びリソグラフィ装置を操作する方法 |
-
2004
- 2004-11-11 JP JP2004327492A patent/JP2006140257A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007150308A (ja) * | 2005-11-23 | 2007-06-14 | Asml Netherlands Bv | 露光装置及びデバイス製造方法 |
JP2010171455A (ja) * | 2005-11-23 | 2010-08-05 | Asml Netherlands Bv | 露光装置及びデバイス製造方法 |
JP2010245569A (ja) * | 2005-11-23 | 2010-10-28 | Asml Netherlands Bv | 露光装置及びデバイス製造方法 |
JP4616241B2 (ja) * | 2005-11-23 | 2011-01-19 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 露光装置及びデバイス製造方法 |
JP2011071545A (ja) * | 2005-11-23 | 2011-04-07 | Asml Netherlands Bv | 露光装置及びデバイス製造方法 |
US8481978B2 (en) | 2005-11-23 | 2013-07-09 | Asml Netherlands B.V. | Lithographic apparatus and device manufacturing method |
US20110196593A1 (en) * | 2010-02-11 | 2011-08-11 | General Electric Company | System and method for monitoring a gas turbine |
US8370046B2 (en) * | 2010-02-11 | 2013-02-05 | General Electric Company | System and method for monitoring a gas turbine |
JP2020181200A (ja) * | 2015-12-08 | 2020-11-05 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 基板テーブル、リソグラフィ装置、及びリソグラフィ装置を操作する方法 |
JP7041717B2 (ja) | 2015-12-08 | 2022-03-24 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 基板テーブル、リソグラフィ装置、及びリソグラフィ装置を操作する方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4525769B2 (ja) | スクリーン及び投射システム | |
JP2006140257A (ja) | 液浸型露光装置 | |
CN102356343B (zh) | 摄像装置 | |
JP2009002979A (ja) | 映像表示装置およびその製造方法 | |
JP4840129B2 (ja) | バックライト装置およびバックライト装置を有する表示装置 | |
US20080218715A1 (en) | Immersion exposure method of and immersion exposure apparatus for making exposure in a state where the space between the projection lens and substrate to be processed is filled with a liquid | |
TW200613887A (en) | Roundness image facility | |
JP2006227306A (ja) | 冷却液タンク及び投射型表示装置 | |
TW201307983A (zh) | 相機模組 | |
JP2010012842A (ja) | 電子制御装置 | |
KR102352562B1 (ko) | 액정표시장치 | |
JP6284233B2 (ja) | 車両用表示装置 | |
KR20130035521A (ko) | 카메라 모듈 | |
JP2004312024A (ja) | 液浸リソグラフィシステム | |
JP2009020338A (ja) | Lcd保持装置および車両用メータ | |
JP7302424B2 (ja) | 電子ユニット | |
KR100701661B1 (ko) | 액정 모듈 | |
JP2008268348A5 (ja) | ||
JP2010164772A (ja) | 光走査装置 | |
JP4904904B2 (ja) | レーザ走査光学装置 | |
JP2011063386A (ja) | マンコンベア用スカートガード照明装置 | |
JP2004279611A (ja) | 光書き込み装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2007279079A (ja) | 反射マイクロデバイスの遮光装置 | |
JP2005091678A (ja) | コンタクトガラス支持部材、コンタクトガラス支持構造および画像形成装置 | |
JP2005173230A (ja) | 光学系及び画像投影装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |