JP2006139606A - 画像処理方法、画像処理装置、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006139606A
JP2006139606A JP2004329562A JP2004329562A JP2006139606A JP 2006139606 A JP2006139606 A JP 2006139606A JP 2004329562 A JP2004329562 A JP 2004329562A JP 2004329562 A JP2004329562 A JP 2004329562A JP 2006139606 A JP2006139606 A JP 2006139606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
image processing
pixels
memory
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004329562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006139606A5 (ja
JP4594042B2 (ja
Inventor
Tadayuki Ito
忠幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004329562A priority Critical patent/JP4594042B2/ja
Publication of JP2006139606A publication Critical patent/JP2006139606A/ja
Publication of JP2006139606A5 publication Critical patent/JP2006139606A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4594042B2 publication Critical patent/JP4594042B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】 メモリ容量を削減して回路規模の縮小及びコスト削減を図りつつ、総転送画素数を削減して、全体の処理スループットを改善する。
【解決手段】 1枚のデジタル画像データ400を複数バンド領域301〜304に分割して、各バンド領域301〜304を逐次的にバンドメモリに割り当て、バンド領域の長さ方向に対し垂直な方向(高さ方向)に画素を走査し、バンド領域の高さと空間フィルタ領域401とに依存する所定画素数分の容量のリング式にデータ更新される遅延メモリ575に前記走査した画素を保持しながら画像処理を行なう。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像処理方法、画像処理装置、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、空間フィルタ処理などの局所(近傍)画像処理を行なう場合に用いて好適なものである。
従来から、画像形成を行って出力するに際し、空間フィルタ処理などの局所(近傍)画像処理を行なうようにしている。この局所(近傍)画像処理は、処理対象となる画素(以下、処理画素と略称する)を含む空間フィルタ領域に含まれるすべての画素を用いて何らかの演算を行なう画像処理のことである。例えば、デジタル画像データに対してエッジ強調処理やぼかし処理といった空間フィルタ処理を施す。
このような局所(近傍)画像処理の第1の従来技術として、デジタル画像データの左上端の画素から主走査方向に沿って一画素ずつ画像処理を行ない、右端の画素まで画像処理を行なうと、副走査方向に1画素だけ進み、再度左端の画素から主走査方向に沿って一画素ずつ右端まで画像処理を行なうという一連の画像処理をデジタル画像データの右下端の画素についての画像処理を終えるまで繰り返し実行し、所望の画像処理を行なうという技術がある。
かかる技術では、デジタル画像データの主走査方向の幅が大きくなるにつれて、大きなメモリ容量が必要になる。例えば、A4サイズの画像を、解像度が600dpiのスキャナで読み取り、デジタル画像データに変換した場合、デジタル画像データの幅は4953画素となる。また、1画素が3バイトのデータ量である場合に、上記3×3の空間フィルタ領域に対して局所(近傍)画像処理を行なうと、約29Kバイト(4953画素×2ライン×3バイト)のメモリ容量が必要になる。
そこで、このような問題を解決する第2の従来技術として、デジタル画像データを4つのブロック(タイル)領域に分割し、別々に局所(近傍)画像処理を行なうという技術がある(特許文献1を参照)。かかる技術では、各ブロック領域間で隙間なく局所(近傍)画像処理を行なうために、各ブロック領域が、夫々隣接するブロック領域と、境界で互いに重なり合うようにしている(図12の斜線部の領域1200)。このようにすれば、メモリの容量をブロック(タイル)領域の大きさで規定することができ、前述した第1の従来技術よりも省メモリ化することが可能となる。
例えば、解像度が600dpiのA4サイズのデジタル画像データ(主走査方向4969画素×副走査方向7016画素)において、3画素×3画素の空間フィルタ領域に対して空間フィルタ処理を行なう場合、ブロック(タイル)領域の大きさを16画素×16画素とすると、メモリ容量は、0.75Kバイト(16画素×16画素×3バイト)になり、前述した第1の従来技術におけるメモリ容量(約29Kバイト)に比較して非常に小さくなる。
特開平11−259646号公報
しかしながら、前述した第2の従来技術においては、分割した各ブロック(タイル)リ領域の隣接付近で互いに重なりあう領域を設定する必要がある。そのため重なり合う領域の画素は、2回又は4回転送されることになる。例えば、解像度が600dpiのA4サイズのデジタル画像データ(主走査方向4969画素×副走査方向7016画素)において、3画素×3画素の空間フィルタ領域に対して空間フィルタ処理を行なう場合、総転送画素数は本来のデジタル画像データの画素数である4969画素×7016画素に対し1.31倍となる。また、9画素×9画素の空間フィルタ領域に対して空間フィルタ処理を行なう場合には、重なり合う領域がさらに増加し、デジタル画像データの総転送画素数は本来のデジタル画像データの画素数の4倍となる。
以上のように従来の技術では、局所(近傍)画像処理を行なうに際し、メモリ容量の削減と、総転送画素数の削減との両方を実現することが困難であるという問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、メモリ容量の削減と、総転送画素数の削減とを実現しつつ、局所(近傍)画像処理を適切に行なえるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理方法は、1枚の画像データを複数のバンド領域に分割し、分割した各バンド領域をバンドメモリに逐次割当てて行なう画像処理方法であって、前記バンドメモリに割当てられたバンド領域の長さ方向に対して垂直な方向に、前記バンド領域内の画素を走査する走査ステップと、前記走査ステップにより走査された処理対象の画素について画像処理を逐次行なう画像処理ステップとを有することを特徴とする。
本発明の画像処理装置は、1枚の画像データを複数のバンド領域に分割し、分割した各バンド領域をバンドメモリに逐次割当てて画像処理を行なう画像処理装置であって、前記バンドメモリに割当てられたバンド領域の長さ方向に対して垂直な方向に、前記バンド領域内の画素を走査する走査手段と、前記走査手段により走査された処理対象の画素について画像処理を逐次行なう画像処理手段とを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、1枚の画像データを複数のバンド領域に分割し、分割した各バンド領域をバンドメモリに逐次割当てて行なう画像処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記バンドメモリに割当てられたバンド領域の長さ方向に対して垂直な方向に、前記バンド領域内の画素を走査する走査ステップと、前記走査ステップにより走査された処理対象の画素について画像処理を逐次行なう画像処理ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、1枚の画像データを分割して得られた複数のバンド領域をバンドメモリに逐次割当て、割当てたバンド領域の長さ方向に対して垂直な方向に、前記バンド領域内の画素を走査し、走査した処理対象の画素について画像処理を逐次行なうようにしたので、バンド領域内の画素を画像処理するためのメモリ容量を、バンド領域の長さ方向に対して垂直な方向におけるバンド領域の大きさ(バンド領域の高さ)に依存させることができる。これにより、局所(近傍)画像処理を行なうに際し、メモリ容量の削減と、総転送画素数の削減とを実現することができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の画像処理装置の全体構成の一例を示すブロック図である。
図1において、画像読み取り部120は、レンズ122、CCDセンサ124、及びアナログ信号処理部126等を備えて構成される。レンズ122を介しCCDセンサ124に結像された原稿100の画像が、CCDセンサ124によりR(Red),G(Green),B(Blue)のアナログ電気信号に変換される。
アナログ信号に変換された画像情報は、アナログ信号処理部126に入力され、R,G,Bの各色毎に補正等が行われた後にアナログ・デジタル変換(A/D変換)される。デジタル化されたフルカラー信号(以下、デジタル画像信号という)は、画像処理部130に入力される。画像処理部130は、デジタル画像信号に対し、後述する入力補正処理、空間フィルタ処理、色空間変換、濃度補正処理、及び中間調処理を施し、これらの処理が施された後のデジタル画像信号をプリンタ部140へ出力する。
プリンタ部140は、たとえば、インクジェットヘッドやサーマルヘッド等を使用したラスタプロッタ等の印刷出力部(図示せず)を備えて構成され、入力されたデジタル画像信号により紙上に画像を記録する。
また、CPU回路部110は、演算制御用のCPU112、固定データやプログラムを格納するROM114、データの一時保存やプログラムのロードに使用されるRAM116、及び外部記憶装置118等を備えて構成され、画像読み取り部120、画像処理部130、及びプリンタ部140等を制御し、本実施形態の画像処理装置のシーケンスを統括的に制御する。外部記憶装置118は、本実施形態の画像処理装置が使用するパラメータやプログラムを記憶するディスク等の媒体であり、RAM116のデータやプログラム等は、外部記憶装置118からロードされる構成としても構わない。
次に、図1の画像処理部130について詳細に説明する。
図2は、本実施形態の画像処理部130の回路構成の一例を示すブロック図である。
アナログ信号処理部126からデジタル画像信号がバス205を経由して画像処理コントローラ200に入力され、以下に説明する画像処理が実行される。画像処理コントローラ200は、入力インターフェース210、入力補正回路220、空間フィルタ回路230、色空間変換回路240、濃度補正回路250、中間調処理回路260、及び出力インターフェース270を備えて構成される。
以下、入力補正回路220、空間フィルタ回路230、色空間変換回路240、濃度補正回路250、及び中間調処理回路260について詳細に説明する。
[入力補正回路220]
入力インターフェース210を経由して入力補正回路220にデジタル画像信号215が入力される。このデジタル画像信号215はR,G,Bの輝度信号で構成される。入力補正回路220では、原稿100を読み取るセンサの特性のばらつきや、原稿照明用ランプの配光特性を補正するための処理がデジタル画像信号に対して行なわれる。
[空間フィルタ回路230]
入力補正回路220から出力されたデジタル画像信号(輝度信号R,G,B)225が、空間フィルタ回路230に入力される。空間フィルタ回路230は、本実施形態の主な特徴部分に該当する回路であり、デジタル画像信号(輝度信号R,G,B)225に対し、平滑化やエッジ強調といった局所(近傍)画像処理が行なわれる。
[色空間変換回路240]
空間フィルタ処理回路230から出力されたデジタル画像信号(輝度信号R,G,B)235が、色空間変換回路240に入力される。色空間変換処理回路240では、デジタル画像信号235の輝度信号R,G,Bが、濃度信号C(Cyan),M(Magenta),Y(Yellow),K(Black)へ変換される。
[濃度補正回路250]
色空間変換回路240から出力されたデジタル画像信号(濃度信号C,M,Y,K)245が、濃度補正回路250に入力される。濃度補正回路250では、デジタル画像信号(濃度信号C,M,Y,K)245に対し、濃度補正が行なわれる。これは、後段の中間調処理回路260で2値化されたときに濃度変化が起きないように、中間調処理の特性を考慮して予め濃度補正を行なう必要があるからである。
[中間調処理回路260]
濃度補正回路250から出力されるデジタル画像信号(濃度信号C,M,Y,K)217が中間調処理回路260に入力される。中間調処理回路260では、デジタル画像信号(濃度信号C,M,Y,K)255に対し、スクリーン処理が行なわれ、2値の中間調表現に変換される。そして、2値デジタル画像信号(印字信号C,M,Y,K)265が出力インターフェース270とバス275とを経由してプリンタ部140に出力される。
次に、1枚の画像データを複数のバンド(帯状)領域に分割し、各バンド領域を逐次的にバンドメモリに割当てる画像処理方法(バンド処理)について説明する。
家庭用プリンタのような低コストの機器では、システムのメインメモリ(図1のRAM116に相当)の容量が小さく、1枚のデジタル画像データ全体をメインメモリに記憶できない場合が多い。そのため、図3(a)〜(d)に示すように、1枚のデジタル画像データ全体を帯状(短冊状)に分割して逐次的にその領域のみメインメモリに展開して各種の画像処理を行なうことが一般的である。
この分割された細長い領域をバンド領域と呼び、バンド領域が展開される記憶領域をバンドメモリと呼び、分割する行為をバンド分割と呼ぶ。バンドメモリは、メインメモリ内に記憶領域として確保されると決まっているわけではなく、システム上のどの記憶領域に確保してもよいが、本実施形態では、説明を簡潔にするためにバンドメモリをメインメモリ内に確保する場合を例に挙げて説明する。
また、デジタル画像データの座標系(主走査方向−副走査方向)は、図3(e)に示すように、長さ方向、高さ方向という新たな座標系(バンド領域座標系)を定義し、バンド領域を長さ×高さで表現する。また、分割の方法は、前述した特許文献1に記載されている方法と異なる。また、バンド領域の長さは、必ずデジタル画像データの主走査方向の幅、もしくは副走査方向の高さの何れかの値となり、バンドの高さは任意の値となる。
バンド処理についてもう少し詳しく説明する。
まず、図3(a)に示す第1のバンド領域301を、メインメモリ上のバンドメモリに展開して画像処理を行なう。次に、図3(b)に示す第2のバンド領域302を第1のバンド領域301が展開されたバンドメモリに上書き展開して画像処理を行なう。さらに、図3(c)に示す第3のバンド領域303を第2のバンド領域302が展開されたバンドメモリに上書き展開して画像処理を行なう。最後に、図3(d)に示す第4のバンド領域304を第3のバンド領域303が展開されたバンドメモリに上書き展開して画像処理を行なう。
図3(a)〜(d)で明らかなように、バンド領域301〜304の長さは同じであるが、高さは同じである必要性は無い。メインメモリの記憶領域であるバンドメモリは最も大きいバンド領域(図3の場合、第1〜第3のバンド領域301〜303)によって決定される。
また、前述したように、メインメモリ内のバンドメモリは1つの記憶領域に限定されるわけではない。例えば2つのバンドメモリA、Bをメインメモリ内に確保してもよい。このようにした場合には、まず、第1のバンドメモリAに第1のバンド領域301を展開して第1の画像処理を行ない、次に、第1のバンド領域301を第1のバンドメモリAから第2のバンドメモリBに移して、第1のバンドメモリAに第2のバンド領域302を展開し、第1のバンド領域301に対して第2の画像処理を行ないながら、並列に第2のバンド領域302に第1の画像処理を行なっても良い。バンド領域単位にデジタル画像データを分割して画像処理を行なうことで、このようなパイプライン的な画像処理が可能となる。
図4は、本実施形態の画像処理方法の一例を説明する図である。
図4(a)において、太枠で示している400は、デジタル画像データを示す。本実施形態では、バンド処理に特化した画像処理を行なうことで、前述した第1の従来技術よりも遅延メモリの省容量化を実現しつつ、前述した第2の従来技術よりもデータ・ハンドリングの効率化を実現できるようにすることを目的としている。このような目的を達成するために、本実施形態では、デジタル画像データの座標系(主走査方向−副走査方向)とは異なるバンド領域座標系で画像処理を行なう。
まず、バンド領域の左上端の画素からバンド領域の高さ方向に沿って(デジタル画像データの副走査方向に画素が進むため、前述した第1の従来技術とは画素の走査方向が直行する)、一画素ずつ画像処理が実行される。バンド領域の下端の画素まで到達した時点で長さ方向に1画素だけ画像処理する画素を進め(デジタル画像データの主走査方向に画素が進むため、前述した第1の従来技術とは画素の走査方向が直行する)、再度バンド領域の上端の画素からバンド領域の高さ方向に沿って一画素ずつ下端まで画像処理が実行される。この一連の画像処理をバンド領域の右下端の画素まで実行し、1つのバンド処理が終了する。
図4(a)に示す空間フィルタ領域410内の9つの画素は、図6(a)に示す画素a〜iである。図4(a)は、画素iが、図5に示す画像処理装置(空間フィルタ回路230)に入力されて、空間フィルタ領域410内の9つの画素a〜iがすべて画像処理装置内に揃った状態を示している。図5に示す画像処理装置(空間フィルタ回路230)では、図6(b)に示すような入力画素iの画素値が積和演算器565に代入される。また、図6(c)に示すような加重マトリクスを記憶するための、加重マトリクスレジスタ560から9つの加重値が積和演算器565に代入される。
また、遅延レジスタ572によって遅延された画素cと画素fの画素値が夫々、積和演算器565に代入される。また画素a、b、d、e、g、hの画素値は遅延メモリ575に記憶されており、遅延回路570によって遅延メモリ575から取り出され、積和演算器565に代入される。積和演算器565は、加重マトリクスレジスタ560から9つの加重値と画素a〜iの画素値とを用いて所定の演算を行ない、処理画素のフィルタ演算結果590を出力する。この出力した値が、図4(a)に示す処理画素eの画像処理結果となる。
最後に、図5に示す画像処理装置(空間フィルタ回路230)は、遅延回路570を介して遅延メモリ575の画素aの画素値に画素cの画素値を上書きし、画素aの画素値を消去すると共に画素cの画素値を記憶する。このような遅延回路570のリング式FIFO(First-In First-Out)と同一の動作により、図4(a)に示す遅延メモリ575に記憶される画素領域450は、常に2ライン(空間フィルタ領域410の高さ3より1だけ小さいライン数)となる。処理画素が進むにつれ、入力画素iの走査方向440(バンド領域の高さ方向)とは垂直な方向(バンド領域の長さ方向)に、遅延メモリ575に記憶される画素領域450は遷移していくことになる。なお、図4(a)では、この遅延メモリ575に記憶される画素領域450が遷移する方向を、遅延メモリ走査方向455として図示している。このとき遅延メモリ575は、以下の(1式)に示すように、バンド領域の高さに依存した一定の容量となる。
遅延メモリ容量Dbuf=Bdh×(fw−1)×pix ・・・(1式)
ここで、Bdhは、バンド領域の高さである。fwは、空間フィルタ領域410の幅である。pixは、1画素あたりのデータ量である。
以上より、バンド領域の高さBdhから遅延メモリ容量DBufの大きさが規定され、デジタル画像データの主走査方向の幅(width)に依存することがなく、遅延メモリ容量も省メモリ化することが可能となり、前述した第1の従来技術の抱える問題を解決できる。本実施形態では、デジタル画像データの主走査方向の幅(width)に等しいバンド領域の長さではなく、任意に設定可能なバンド領域の高さに着眼しており、バンド領域の高さに依存した遅延メモリ575を使用したことに大きな工夫がある。また、この工夫を実現するために、画素の走査方向をデジタル画像データの主走査方向ではなく、バンド領域の高さ方向に限定している。図2に示す一連の画像処理のうち、空間フィルタ処理以外の処理(入力補正、色空間変換、濃度補正、中間調処理)は局所(近傍)画像処理ではないが、処理画素の走査方向がバンド領域の高さ方向に限定されたとしても何ら問題は生じない。つまり、処理画素の走査方向をデジタル画像データの主走査方向ではなく、バンド領域の高さ方向に限定することが、本実施形態の最も大きな特徴と言える。
図4(a)に示す第1のバンド領域301に対して、以上のような処理を終えた後、図4(b)に示すように、次の第2のバンド領域302に対して、第1のバンド領域301に対して行ったのと同様の局所(近傍)画像処理を行なう。このとき、前述した第2の従来技術と同様に、デジタル画像データ400の周辺部は、空間フィルタ処理を施すことができない領域1190である(図7を参照)。これは空間フィルタ領域410内のすべての画素値を空間フィルタ処理に代入できないことが原因であり、この領域1190は原理上、適切な空間フィルタ処理を行なうことができない。したがって、各バンド領域(第1及び第2のバンド領域301、302)間で隙間無く局所(近傍)画像処理を行なうためには、各バンド領域において、図4(c)に示すような重なり合う画素領域460が必須となる。ただし、本実施形態の場合、前述した第2の従来技術のように、重なり合うが素領域が網目状になるわけではないので、同一画素の再転送数は、前述した第2の従来技術に比べ少量でよく、その結果、総転送画素数は、前述した第2の従来技術より少なくてよい。
図6に、遅延(ブロック)メモリ容量とスループットとの関係を示す。この図6を参照しながら、前記総転送画素数について詳細に説明する。
まず、ここで述べるスループットという用語について以下に補足する。前述した第1の従来技術では、前述した第2の従来技術及び本実施形態と違い、総転送画素数はデジタル画像データの総画素数に等しい。
しかしながら、これまで述べてきたように、前述した第2の従来技術及び本実施形態では、デジタル画像データを分割して局所(近傍)画像処理するために、総転送画素数がデジタル画像データの総画素数より増加してしまう。そこで前述した第1の従来技術の総転送画素数を基準値とし、この第1の従来技術に対する総転送画素数の比率の逆数をスループットと規定した。つまり、デジタル画像データがより細かく分割される程、所要する遅延(ブロック)メモリ容量は小さくてよいが、総転送画素数は前述した第1の従来技術より増加することとなり、前述した第1の従来技術に対するスループットが低下する。
図8(a)は、空間フィルタ領域が3画素×3画素の条件の結果を示し、図8(b)は、空間フィルタ領域が9画素×9画素の条件の結果を示し、図8(c)は空間フィルタ領域が15画素×15画素の条件の結果を示す(遅延(ブロック)メモリ容量は、どの条件下も1画素あたり3バイトで換算している)。前述した第1の従来技術の場合、遅延メモリ容量は固定であるため、スループットの値は、グラフ上では1点(■印)となる。図6(a)〜(c)に示すように、空間フィルタ領域に係わらず、本実施形態の画像処理方法の方が、前述した第2の従来技術よりも、スループットが高く、特性が優れていることが見て取れる。
以上のように本実施形態では、1枚のデジタル画像データ400を複数バンド領域301〜304に分割して、各バンド領域301〜304を逐次的にバンドメモリに割り当て、バンド領域の長さ方向に対し垂直な方向(高さ方向)に画素を走査し、バンド領域の高さと空間フィルタ領域401との積に依存する所定画素数分の容量のリング式にデータ更新される遅延メモリ575に前記走査した画素を保持しながら画像処理を行なうようにした。
このようにすれば、あるバンド領域と次のバンド領域との隣接付近で、同一画素をメインメモリから2回転送しなければならない領域(重なり合う領域)が生じるが、前述した第2の従来技術のように網目状に重なり合う領域が形成されることは無い。そのため非常に効率的なデータ・ハンドリングを行なうことができる。例えば、解像度が600dpiのA4サイズのデジタル画像データ(主走査方向4969画素×副走査方向7016画素)に対して、空間フィルタ処理(領域3画素×3画素)を想定すると、バンド領域の高さが128画素の条件における遅延メモリの容量は0.75Kバイト(128画素×2ライン×3バイト)となり、遅延メモリの容量は、前述した第2の従来技術と同じ容量となり、前述した第1の従来技術の29Kバイトよりも非常に小さくなる。さらに、前述した第2の従来技術の総転送画素数が本来のデジタル画像データ全体の画素数の1.31倍に増加するのに対し、本実施形態の手法では1.02倍にしか増加しない。
また空間フィルタ処理(領域9画素×9画素)を行なう場合、前記重なり合う領域は本実施形態の手法でも当然増加する。本実施形態で説明した手法を用いて、遅延メモリの容量を0.75Kバイトに維持しつつ、空間フィルタ処理(領域9画素×9画素)を行なうためには、バンド領域の高さを32画素に設定する(32画素×2ライン×3バイトの遅延メモリとして構成される)。前述した第2の従来では、総転送画素数は本来のデジタル画像データ全体の画素数の4倍となり、A4サイズの画像を処理するためにA3サイズ分の画素数を転送しなければならない。これに対し、本実施形態の手法を用いた場合の総転送画素数は、本来のデジタル画像データ全体の画素数の1.31倍でよい。本実施形態では、前述した第1の従来技術のように遅延メモリの画素数が、入力するデジタル画像データの主走査方向の幅に固定されることがなく、空間フィルタ領域と遅延メモリの容量と総転送画素数との3つのパラメータから柔軟に回路構成を選ぶことができ、前述した第2の従来技術よりも、総転送画素数が著しく少なく、その結果として画像処理のスループットが改善される。
以上のように本実施形態では、前述した第1の従来技術に比べメモリ容量を削減して回路規模の縮小及びコスト削減を図りながら、前述した第2の従来技術よりも総転送画素数を削減することができ、画像処理のスループットを向上することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、遅延メモリの容量を一定にしており、この点が前述した第1の実施形態と異なるだけである。したがって、本実施形態の説明において、前述した第1の実施形態と同一部分については、図1〜図8に付した符号と同一の符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
図9は、本実施形態の画像処理方法の一例を説明する図である。
図9(a)は、空間フィルタ領域410が3画素×3画素の条件での画像処理方法を示し、図9(b)は空間フィルタ領域410が5画素×5画素の条件での画像処理方法を示している。
図9(a)に示したものよりも、図9(b)に示したものの方が、空間フィルタ領域が大きい。このために、遅延メモリに記憶される画素領域450の所定画素数は、図9(a)に示したものでは2ラインになるのに対し、図9(b)に示したものでは4ラインになる(2倍になる)。それに伴い、図9(b)に示すバンド領域301の高さが、図9(a)に示すバンド領域301の高さの(1/2)倍となり、図7(b)に示すもののバンド分割数が、図9(a)に示すもののバンド分割数の2倍になる。
また、隣接するバンド領域間で重なり合う領域の幅が、図9(a)に示すものでは4画素になるのに対し、図9(b)に示すものでは8画素になる。したがって、同一画素の再転送数が増加することになるので、総転送画素数が増加し、その結果スループットは低下する。しかしながら、前述した第1の従来技術とは異なり、同じ容量の遅延メモリで、異なる空間フィルタ領域を柔軟に実現できることが理解できる。
図10(a)に、遅延(ブロック)メモリ容量を3Kバイト(一定)にして空間フィルタ領域410を変化させた場合の本実施形態と前述した第2の従来技術のスループットを示す。また、図10(b)に、空間フィルタ領域を変化した場合のバンド領域の高さを示す。このとき、第2の従来技術では、32×32のブロック(タイル)領域で固定した(1画素あたり3バイトで換算している)。
図10(b)から分かるように、本実施形態では、空間フィルタ領域410が小さいほどバンド領域の高さを大きく設定できる。また、図10(a)から分かるように、空間フィルタ領域410が小さいほど総転送画素数が少なくなるので、スループットはよくなる。
図10(a)に示すように、前述した第2の従来技術では、空間フィルタ領域410の増加と共にスループットの低下が急激であるのに対し、本実施形態では、スループットの低下が緩やかである。遅延(ブロック)メモリ容量が同一の場合、空間フィルタ領域410の増加に対して、本実施形態の方が、前述した第2の従来技術よりも、データ・ハンドリングが効率的であると言える。
本実施形態では、空間フィルタ領域410の大きさに合わせて遅延メモリが保持する画素領域が変化するので、バンド分割数ができるだけ少ない数になり、バンド領域の更新数が常に最少となる。それに比べて、前述した第2の従来技術では、ブロック分割数が常に一定であるので、ブロック(タイル)領域の更新数は変化しない。
以上説明したように、本実施形態の画像処理方法を採用すれば、遅延メモリが記憶する画素領域を柔軟に変化させることが可能であり、かつ非常に効率的なデータ・ハンドリングを可能としている。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、デジタル画像データの主走査方向にバンド分割を行なうようにしており、この点が前述した第1及び第2の実施形態と異なるだけである。したがって、本実施形態の説明において、前述した第1及び第2の実施形態と同一部分については、図1〜図10に付した符号と同一の符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
図11は、本実施形態の画像処理方法の一例を説明する図である。
本実施形態では、デジタル画像データ400の副走査方向がバンド領域1101〜1103の長さ方向となり、デジタル画像データ400の主走査方向がバンド領域1101〜1103の高さ方向となる。
また、図11(d)に示すように、第1のバンド領域1101と第2のバンド領域1102との境界付近と、第2のバンド領域1102と第3のバンド領域1103との境界付近とで重なり合う領域1104、1105が存在する。図11(a)〜(c)に示すように、本実施形態のようにしても、前述した第1の実施形態と全く同様の画像処理を実現することが可能であり、デジタル画像データに対してどの方向に沿ってバンド分割したとしても実現可能であるということが言える。
尚、前述した各実施形態の画像処理装置は、複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(たとえば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態を示し、画像処理装置の全体構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示し、画像処理部の回路構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示し、バンド処理の動作の一例を説明する図である。 本発明の第1の実施形態を示し、画像処理方法の一例を説明する図である。 本発明の第1の実施形態を示し、画像処理装置(空間フィルタ回路)の構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、空間フィルタ領域の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、デジタル画像データの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、遅延(ブロック)メモリ容量とスループットとの関係の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示し、画像処理方法の一例を説明する図である。 本発明の第2の実施形態を示し、空間フィルタ領域とスループットとの関係の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示し、画像処理方法の一例を説明する図である。 従来の技術を示し、ブロック領域が互いに重なり合っている様子を示す図である。
符号の説明
120 画像処理部
200 画像処理コントローラ
230 空間フィルタ回路
301〜304、1101〜1103 バンド領域
400 デジタル画像データ
410 空間フィルタ領域
560 加重マトリクスレジスタ
572 遅延レジスタ
575 遅延メモリ
570 遅延回路
565 積和演算器

Claims (12)

  1. 1枚の画像データを複数のバンド領域に分割し、分割した各バンド領域をバンドメモリに逐次割当てて行なう画像処理方法であって、
    前記バンドメモリに割当てられたバンド領域の長さ方向に対して垂直な方向に、前記バンド領域内の画素を走査する走査ステップと、
    前記走査ステップにより走査された処理対象の画素について画像処理を逐次行なう画像処理ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記走査ステップにより走査された画素のうち、前記バンド領域の一部の画素の値のみを遅延メモリに保持する保持ステップを有し、
    前記画像処理ステップは、前記保持ステップにより保持された前記遅延メモリ内の画素の値を用いて、前記処理対象の画素について画像処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記保持ステップは、前記バンド領域の長さ方向に遷移するように、前記遅延メモリに記憶されている画素の値を更新することを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記遅延メモリは、前記バンド領域の高さに相当する画素数と、所定画素数との積により定まる大きさのバッファであることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理方法。
  5. 前記遅延メモリの容量が一定の場合、前記所定画素数に応じて、前記バンド領域の高さを設定するとともに、前記バンド領域の分割数を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定されたバンド領域の高さと分割数とに基づいて、前記1枚の画像データを複数のバンド領域に分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにより分割された各バンド領域を、前記バンドメモリに逐次割当てる割当ステップとを有し、
    前記走査ステップは、前記割当ステップによりバンドメモリに割当てられたバンド領域の長さ方向に対して垂直な方向に、前記バンド領域内の画素を走査することを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 1枚の画像データを複数のバンド領域に分割し、分割した各バンド領域をバンドメモリに逐次割当てて画像処理を行なう画像処理装置であって、
    前記バンドメモリに割当てられたバンド領域の長さ方向に対して垂直な方向に、前記バンド領域内の画素を走査する走査手段と、
    前記走査手段により走査された処理対象の画素について画像処理を逐次行なう画像処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記走査手段により走査された画素のうち、前記バンド領域の一部の画素の値のみを遅延メモリに保持する保持手段を有し、
    前記画像処理手段は、前記保持手段により保持された前記遅延メモリ内の画素の値を用いて、前記処理対象の画素について画像処理を行なうことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記保持手段は、前記バンド領域の長さ方向に遷移するように、前記遅延メモリに記憶されている画素の値を更新することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記遅延メモリは、前記バンド領域の高さに相当する画素数と、所定画素数との積により定まる大きさのバッファであることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像処理装置。
  10. 前記遅延メモリの容量が一定の場合、前記所定画素数に応じて、前記バンド領域の高さを設定するとともに、前記バンド領域の分割数を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたバンド領域の高さと分割数とに基づいて、前記1枚の画像データを複数のバンド領域に分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割された各バンド領域を、前記バンドメモリに逐次割当てる割当手段とを有し、
    前記走査手段は、前記割当手段によりバンドメモリに割当てられたバンド領域の長さ方向に対して垂直な方向に、前記バンド領域内の画素を走査することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 1枚の画像データを複数のバンド領域に分割し、分割した各バンド領域をバンドメモリに逐次割当てて行なう画像処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記バンドメモリに割当てられたバンド領域の長さ方向に対して垂直な方向に、前記バンド領域内の画素を走査する走査ステップと、
    前記走査ステップにより走査された処理対象の画素について画像処理を逐次行なう画像処理ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 前記請求項11に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2004329562A 2004-11-12 2004-11-12 画像処理方法、画像処理装置、及びコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP4594042B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004329562A JP4594042B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 画像処理方法、画像処理装置、及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004329562A JP4594042B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 画像処理方法、画像処理装置、及びコンピュータプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006139606A true JP2006139606A (ja) 2006-06-01
JP2006139606A5 JP2006139606A5 (ja) 2008-04-24
JP4594042B2 JP4594042B2 (ja) 2010-12-08

Family

ID=36620388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004329562A Expired - Fee Related JP4594042B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 画像処理方法、画像処理装置、及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4594042B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008276408A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Canon Inc 画像処理装置及びメモリのアクセス制御方法
JP2009037348A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JP2010272028A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置およびプログラム
JP2011086249A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
EP2362632A2 (en) 2010-02-18 2011-08-31 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
JP2013109784A (ja) * 2013-03-11 2013-06-06 Canon Inc 演算方法、演算装置、画像処理装置およびプログラム
US8477383B2 (en) 2009-06-04 2013-07-02 Canon Kabushiki Kaisha Processing based on command and register
US9142006B2 (en) 2011-09-28 2015-09-22 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus, data processing method, and storage medium for storing image data
US9569703B2 (en) 2014-05-23 2017-02-14 Canon Kabushiki Kaisha Data transfer apparatus and method thereof
JP2017038360A (ja) * 2015-08-06 2017-02-16 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法
US10313547B2 (en) 2015-05-29 2019-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus, data processing method, and storage medium
CN112330525A (zh) * 2020-11-26 2021-02-05 Oppo(重庆)智能科技有限公司 图像处理方法、电子装置及非易失性计算机可读存储介质
CN117649420A (zh) * 2023-11-14 2024-03-05 北京医百科技有限公司 确定图像中目标区域的膨胀域的方法、装置及电子设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02187873A (ja) * 1988-11-09 1990-07-24 France Etat データ信号の2次元フィルタのための方法および2次元コンボリューションフィルタのための回路
JPH09187924A (ja) * 1996-01-11 1997-07-22 Canon Inc 記録方法及び記録装置並びに記録システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02187873A (ja) * 1988-11-09 1990-07-24 France Etat データ信号の2次元フィルタのための方法および2次元コンボリューションフィルタのための回路
JPH09187924A (ja) * 1996-01-11 1997-07-22 Canon Inc 記録方法及び記録装置並びに記録システム

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8194279B2 (en) 2007-04-26 2012-06-05 Canon Kabushiki Kaisha Image data combining apparatus and method
US9118848B2 (en) 2007-04-26 2015-08-25 Canon Kabushiki Kaisha Image data combining apparatus and method
JP2008276408A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Canon Inc 画像処理装置及びメモリのアクセス制御方法
US20120219237A1 (en) * 2007-04-26 2012-08-30 Canon Kabushiki Kaisha Image data combining apparatus and method
JP2009037348A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Canon Inc 画像処理装置及び方法
US8379998B2 (en) 2007-07-31 2013-02-19 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method
US8503779B2 (en) 2009-05-22 2013-08-06 Canon Kabushiki Kaisha Method, apparatus, and medium used in processing an image in a unit of a generated band area, the height of which is determined based on a transfer amount and transfer unit image date
US8724901B2 (en) 2009-05-22 2014-05-13 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, apparatus and program for dividing an image for processing
JP2010272028A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置およびプログラム
US9055253B2 (en) 2009-05-22 2015-06-09 Canon Kabushiki Kaisha Method, apparatus, and medium acquiring band-area height on the basis of transfer amount and transfer unit of partial image data of the band area
US8477383B2 (en) 2009-06-04 2013-07-02 Canon Kabushiki Kaisha Processing based on command and register
JP2011086249A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
EP2362632A3 (en) * 2010-02-18 2012-09-12 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
US8520948B2 (en) 2010-02-18 2013-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
CN102196149B (zh) * 2010-02-18 2014-04-16 佳能株式会社 图像处理装置和图像处理方法
EP2362632A2 (en) 2010-02-18 2011-08-31 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
CN102196149A (zh) * 2010-02-18 2011-09-21 佳能株式会社 图像处理装置和图像处理方法
US9142006B2 (en) 2011-09-28 2015-09-22 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus, data processing method, and storage medium for storing image data
US9531911B2 (en) 2011-09-28 2016-12-27 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus, data processing method and storage medium for storing image data
JP2013109784A (ja) * 2013-03-11 2013-06-06 Canon Inc 演算方法、演算装置、画像処理装置およびプログラム
US9569703B2 (en) 2014-05-23 2017-02-14 Canon Kabushiki Kaisha Data transfer apparatus and method thereof
US10313547B2 (en) 2015-05-29 2019-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus, data processing method, and storage medium
JP2017038360A (ja) * 2015-08-06 2017-02-16 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法
CN112330525A (zh) * 2020-11-26 2021-02-05 Oppo(重庆)智能科技有限公司 图像处理方法、电子装置及非易失性计算机可读存储介质
CN117649420A (zh) * 2023-11-14 2024-03-05 北京医百科技有限公司 确定图像中目标区域的膨胀域的方法、装置及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4594042B2 (ja) 2010-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10027848B2 (en) Image processing apparatus and control method for applying spatial filters to images
US8477383B2 (en) Processing based on command and register
US7680358B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof, and program
JP4594042B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及びコンピュータプログラム
EP2362632B1 (en) Image processing apparatus and image processing method
US10762401B2 (en) Image processing apparatus controlling the order of storing decompressed data, and method thereof
JP5886583B2 (ja) データ処理装置、処理方法、制御方法、及びプログラム
US8953220B2 (en) Image processing for rotation of compressed image data
JP2007200170A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
US8379998B2 (en) Image processing apparatus and method
US9786250B2 (en) Control apparatus, image processing apparatus, control method, and non-transitory computer-readable storage medium
JP5407627B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
JP4164257B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体
JP5264126B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2011139162A (ja) 画像符号化装置、制御方法、及びプログラム
JP5538996B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体
US8014631B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer readable medium for generating a reduced image
JP5567790B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、並びに、プログラム
US12030307B2 (en) Image processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium
JP6809158B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP2024087384A (ja) 画像処理モジュール
JP5753370B2 (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
JP2002152511A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001325085A (ja) 印刷システム
JP2001184502A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100916

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4594042

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees