JP2006139454A - 生産管理システム及び方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来は過去の販売実績に基づいて生産計画を立てていたために、生産すべき予測量が不正確であった。
【解決手段】 プリンタ出力に関する情報を一時的に記憶する手段と、使用時間を積算する手段と、上記プリンタ出力に関する情報を外部に自動的に発信/受信する手段とを有するネットワークプリンタからの、他のネットワーク内にある指定されたメールアドレスを有するサーバに発信される上記プリンタ出力に関する情報を収集するプリンタ出力情報収集手段と、上記プリンタ出力情報を集計/分析する分析手段と、前記分析手段により得られた、上記プリンタの任意の期間のプリントボリューム分布を用い、統計的手法から消耗品の生産量を決める決定手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図5
【解決手段】 プリンタ出力に関する情報を一時的に記憶する手段と、使用時間を積算する手段と、上記プリンタ出力に関する情報を外部に自動的に発信/受信する手段とを有するネットワークプリンタからの、他のネットワーク内にある指定されたメールアドレスを有するサーバに発信される上記プリンタ出力に関する情報を収集するプリンタ出力情報収集手段と、上記プリンタ出力情報を集計/分析する分析手段と、前記分析手段により得られた、上記プリンタの任意の期間のプリントボリューム分布を用い、統計的手法から消耗品の生産量を決める決定手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は電子写真方式を用いた画像形成装置の、消耗品供給システムに係る生産管理システム及び方法並びにプログラム関する。特に、不特定の地域に設置された画像形成装置の使用記録を、インターネットを介して入手し、消耗品の生産、デリバリを管理するシステムに関する。
ここで画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する物である。例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザプリンタ、LEDプリンタ等)ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
レーザプリンタ等、電子写真画像プロセスを用いた画像形成装置は、トナー、感光体ドラム等を一体に形成したプロセスカートリッジ方式が主流であり、ユーザのメンテナンスフリーを実現している。
これらのプロセスカートリッジは、必然的にレーザプリンタ本体ライフより短い寿命となるため、消耗品として取り扱われる。また、プロセスカートリッジだけではなく、転写ローラや定着ユニットと言ったパーツも、この部類に入る。
図8にレーザプリンタ本体とプロセスカートリッジの出荷量を比較したグラフを示す。
レーザプリンタは16ppm/A4のモノクロプリンタである。プロセスカートリッジの寿命はトナー消費量で決まり、A4サイズ5%印字比率で8K枚である。
生産初期は本体とプロセスカートリッジの生産数量は或る一定の割合で推移する。しかしながら、製品のモデルチェンジが近づき、本体の生産数量が減ってくると、その様相は一変し、減少する本体台数とは逆に、プロセスカートリッジ等の消耗品は増加の一途をたどる。
これは、市場にある本体の稼働数が増え、消費されるプロセスカートリッジの量が増加するために他ならない。プロセスカートリッジの出荷台数は、本体が生産中止となる辺りでその増加カーブは頭打ちとなり、ほぼ平行に推移するようになる。その後、徐々に減少傾向をたどり、最終的に市場にある本体が、その製品寿命で消滅するとプロセスカートリッジも生産終了となる。
プロセスカートリッジ等の消耗品を供給するメーカは、その月産使用量を把握し、生産、そして供給する必要があるのは言うまでもない。
従来、上記消耗品の供給量は、本体の販売数量、本体の死亡率及び月間プリントボリュームで予測されていた(例えば、特許文献1参照。)。
則ち、市場での本体稼働台数N(台)、消耗品の寿命をL(枚/本)、月間プリントボリューム(PV)をP(枚/月)とすると、
NL/P(本/月)が必要数量である。
NL/P(本/月)が必要数量である。
ここで、
N:本体販売数量−本体販売数量×本体死亡率
L:消耗品寿命
例えばこの値は、プロセスカートリッジの寿命は、5%印字比率で8Kプリント/A4サイズ、のように予め設定される値となる。
N:本体販売数量−本体販売数量×本体死亡率
L:消耗品寿命
例えばこの値は、プロセスカートリッジの寿命は、5%印字比率で8Kプリント/A4サイズ、のように予め設定される値となる。
上記に於いて月間PVは、以下のような方法で設定している。
本体生産開始6カ月迄は、初期需要で設定する。初期需要とは、PVの小さいクライアントは本体台数と同数の1つ、またPVの大きいユーザは予め複数個、各々消耗品を購入する、ということで初期は本体台数よりも多数の消耗品が消費される。その時の消耗品供給量から設定される。
本生産開始6カ月以降は、初期の6ケ月間で消費された消耗品の数から、平均の月間PVを求め、その後の消耗品必要数量算出に用いる。
平均月間PVは、6カ月毎に見直しをかけ、潤沢な消耗品の供給を行う。
以下に、平均月間PVを用いた、予想プロセスカートリッジ出荷数量の求め方を述べる。
図9は、図8に示す91年から96年まで、半年毎に出荷されたレーザプリンタ本体とプロセスカートリッジ(以下CRG)の出荷量から6カ月毎の市場のPVを求め、次の半期に消耗されるCRGの予測数量を求めた表である。
図9に於いて、本体総稼働台数Nは、市場で稼働されている本体数で本体出荷台数Aの累積である。本例に於けるレーザプリンタ本体の寿命は5年と設定されているため、96年上期では91年上期に出荷された本体は稼働していない、と言う予測を当てはめ、稼働台数を差し引いている。
先述したように、生産直後の6ケ月間は初期需要からPVを求めているため、データとして用いない。
ここで91年上期(6カ月平均)のPVを求めてみる。
本例におけるCRGの想定寿命は8K枚/A4サイズ5%印字比率である。すると平均PVは以下の式で求まる。
PV=(B×8000)/(N×6)
上式に、B=230K本,N=50K台を代入すると、
91年上期の6ケ月間の、平均月間PVは6133枚となる。
上式に、B=230K本,N=50K台を代入すると、
91年上期の6ケ月間の、平均月間PVは6133枚となる。
この値を用いて、91年下期の生産予定CRG数量を予測すると以下のようになる。
91年上期に出荷された本体50K台は、稼働中であるので、月間平均PVから、これらの本体が必要とするCRG数量は概算できる。則ち
N×P×6/8000=50K×6133枚/月×6カ月/8000枚/本=230K本
となり、当然91年上期のCRG総出荷本数に同じとなる。
N×P×6/8000=50K×6133枚/月×6カ月/8000枚/本=230K本
となり、当然91年上期のCRG総出荷本数に同じとなる。
加えて、91年下期に出荷される本体用のCRG供給数量を求めることとする。
予め91年下期に出荷される本体台数が予測されているものとする。
図9において、91年下期に実際出荷された本体57K台である。今回は予測値としてこの値を用いることにする。57K台の本体は、最終的に91年内に市場で稼働している台数でるため、実際の総稼働台数はこの数よりも少ない。
ここでは以下の仮定の下で本体が出荷されるとする、則ち
1カ月に出荷される数は平均57K/6=9.5K台
である。
1カ月に出荷される数は平均57K/6=9.5K台
である。
最初の1カ月目で出荷された9.5K台は、先述の月間平均PVで5ケ月間はCRGが消費されるとする。次の1ケ月間で出荷された9.5K台は、同様に4ケ月間消費される。3〜5カ月目で出荷された本体も同様に、各々3〜1カ月間消費され、そして、最後の6カ月目に出荷された本体は、消費されないとする。すると、91年下期に出荷される本体が消費するであろうCRGの数量は次式で求まることになる。則ち
A×P×(5+4+3+2+1)/(6*8000)=57K×6133枚/月×15カ月/(6カ月×8000枚/本)=109本
A×P×(5+4+3+2+1)/(6*8000)=57K×6133枚/月×15カ月/(6カ月×8000枚/本)=109本
従って、230+109=339K本が91年下期の予測生産数量となる。以上の計算手法で、求めた予想CRG集荷数量を図10上に点線でプロットしてある。実際91年下期に出荷されたCRGは、450K本で、予測数量を上回っている。これは、初期重要を多く見積もりすぎたために、予想PVが大きく成りすぎたためと考えられる。また、93年上期までは、本体出荷台数が安定しなかったため、CRGの予想出荷数量も、外れてしまっている。しかし、93年上期以降は、6カ月の平均月間PVは3344枚/月とほぼ安定化し、この頃のPVを用いた、CRG生産数量の予測では予測誤差が10%以下と高い精度で予測が出来ており、一定の効果があると言える。
特開2002−073748号公報
しかしながら、従来の消耗品生産管理方法では、下記に示すような課題がある。レーザプリンタの消耗品としてCRG以外に、定着器や転写ローラがある。これらの寿命はCRGよりは長く、本体寿命より短い。そしてCRGの様に寿命に到達したら交換されるのでアフターパーツと言われる。図11は、先述のレーザプリンタの出荷台数とアフターパーツ出荷量の関係を示している。ここではアフターパーツとして転写ローラの例を述べる。
図11より、以下二つの特徴的なことが言える。アフターパーツに設定されている転写ローラの寿命は共に200K枚(A4)である。これらアフターパーツの交換時期は、仮に月間平均PVが5K/枚であれば、200K/5K=40月後、つまり3年4カ月後となるはずである。
例えば91年1月に本体が市場に設置されたとした場合、少なくとも93年度中はアフターパーツの需要はゼロのはずである。
ところが、図11によれば、出荷したその年から既にアフターパーツの出荷は開始されている。
更に特徴的なのは、CRGの出荷は本体製造中止後、ほぼ飽和してくるのに対し、アフターパーツは本体製造中止後、その出荷台数は更に増加傾向がある、ということである。この増加カーブは月間平均PVには依存しておらず、これまでの手法では予測するのが難しい。明らかに、CRGと転写ローラ、定着器とではアフターパーツの予測手法が異なっている。市場設置された本体でのプリント枚数が、アフターパーツの寿命枚数に較べて多くなる場合、則ち本体の稼働時間が十分長い状態(定常時)においては、平均PVを用いても、アフターパーツ需要の推定値に妥当性が見いだされる。これは市場の殆どの本体に投入されたCRGが交換され、アフターパーツが既に市場に数多く出荷されているためである。
しかし、アフターパーツの寿命枚数に較べて、本体の稼働が十分進んでない状態(過渡期)においては、アフターパーツの供給量は少なくなる。従って、その時点での平均PVを用いても、情報量が不十分であるので、アフターパーツ需要の推定は困難である。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、市場で稼働している特定のプリンタのプリントボリュームをリアルタイムで入手し、消耗品の需要予測を行う生産管理システム及び方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
本願発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、プリンタ出力に関する情報を一時的に記憶する手段と、前記プリンタ出力に関する情報を発信/受信する手段と、を有するネットワークプリンタから、他のネットワーク内にあるサーバに上記プリンタ出力に関する情報を収集することによって、ネットワーク上に接続されたプリンタエンジンの使用情報を集計/分析し、得られた結果に基づいて、消耗品の生産量を決める、プリンタエンジンを用いた生産管理システムとすることで、リアルタイムに、市場で稼働しているプリンタのプリントボリューム(PV)の分散を把握することが出来るようになり、市場設置された本体でのプリント枚数が、アフターパーツの寿命枚数に較べて、本体の稼働が十分進んでない状態においても、アフターパーツの需要を正確に予想することが出来るようになる。更に、プリンタの稼働している地域を情報として入手することで、生産するアフターパーツの仕様を予め知ることが出来るようになる。
なお、さらに詳細に説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
(1)プリンタ出力に関する情報を一時的に記憶する手段と、使用時間を積算する手段と、上記プリンタ出力に関する情報を外部に自動的に発信/受信する手段とを有するネットワークプリンタからの、他のネットワーク内にある指定されたメールアドレスを有するサーバに発信される上記プリンタ出力に関する情報を収集するプリンタ出力情報収集手段と、
上記プリンタ出力情報を集計/分析する分析手段と、
前記分析手段により得られた、上記プリンタの任意の期間のプリントボリューム分布を用い、統計的手法から消耗品の生産量を決める決定手段とを有することを特徴とする生産管理システム。
上記プリンタ出力情報を集計/分析する分析手段と、
前記分析手段により得られた、上記プリンタの任意の期間のプリントボリューム分布を用い、統計的手法から消耗品の生産量を決める決定手段とを有することを特徴とする生産管理システム。
(2)プリンタ出力に関する情報を一時的に記憶する手段と、使用時間を積算する手段と、上記プリンタ出力に関する情報を外部に自動的に発信/受信する手段とを有するネットワークプリンタからの、他のネットワーク内にある指定されたメールアドレスを有するサーバに発信される上記プリンタ出力に関する情報を収集するプリンタ出力情報収集ステップと、
上記プリンタ出力情報を集計/分析する分析ステップと、
前記分析ステップにおいて得られた、上記プリンタの任意の期間のプリントボリューム分布を用い、統計的手法から消耗品の生産量を決める決定ステップとを有することを特徴とする生産管理方法。
上記プリンタ出力情報を集計/分析する分析ステップと、
前記分析ステップにおいて得られた、上記プリンタの任意の期間のプリントボリューム分布を用い、統計的手法から消耗品の生産量を決める決定ステップとを有することを特徴とする生産管理方法。
本発明によれば、本願に関わる第1の発明は、プリンタ出力に関する情報を一時的に記憶する手段と、使用時間を積算する手段と、上記プリンタ出力に関する情報を自動的に発信/受信する手段と、を有するネットワークプリンタから、他のネットワーク内にある指定されたメールアドレスを有するサーバに上記プリンタ出力に関する情報を発信し、上記プリンタ出力に関する情報を収集する、プリンタ出力情報収集手段を用いて、プリンタ出力情報を集計/分析し、分析より得られた結果に基づいて、消耗品の生産量を決める生産管理システムを実現することで、市場で稼働するプリンタのプリントボリューム等の使用状況データを、リアルタイムに把握することが出来るようになり、アフターパーツの需要予測も正確に行えるようになる。
また、本願に関わる第2の発明では、地域情報が特定できるために、実施例1に述べた、アフターパーツ需要予測手段を用いて、アフターパーツを何台、どこの地域に出荷すれば良いか、が分かるようになる。
例えば、その地域がUSA地区、EU地区、アジア地区なのか、事前にどこの地域でアフターパーツが必要になるのか、分かるので、物流面で輸送コストの削減、リードタイムの短縮化が実現でき、ジャスト・イン・タイムによる在庫圧縮が可能となる。
以下、本発明の発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施例)
以下、本発明の実施形態を添付図を参照しながら、市場に設置され、ネットワークに接続されたプリンタの画像情報と稼働情報を入手する手段にについて説明する。
以下、本発明の実施形態を添付図を参照しながら、市場に設置され、ネットワークに接続されたプリンタの画像情報と稼働情報を入手する手段にについて説明する。
図1は、本実施例の、市場で稼働しているプリンタから、使用情報を収集するためのネットワークの概念図を示している。
図1は、世界中に張り巡らされているインターネット1に、LAN(Local Area Network)2はファイアウォール3と呼ばれる、セキュリティの壁を介して接続されている様子を示している。
各LAN2は、通常プロキシサーバ4を介してインターネット1に接続されている。
次に、本発明のプリンタの特徴について説明する。
図1において、複数のホストコンピュータ5と、複数のプリンタ6と、がLAN2を構成している。各ホストコンピュータ5が印刷を実行する場合は、各ホストコンピュータ5が、印刷先のプリンタエンジン6を指定し、画像データを送信する。
また不図示のプリンタサーバを介して、画像データをプリンタエンジンに送信しても全く問題は無い。
図2に本発明の特徴である、プリンタエンジンの概略イメージを示す。
図2に於いて、画像データを受け取ったプリンタエンジン6には、画像データをラスターイメージに展開するプリンタコントローラ62と、プリンタエンジン6の画像形成動作を司るDCコントローラ61と、データを外部に発信するためのメール発信装置63が組み込まれている。
プリンタコントローラ62は、印刷日時、印刷枚数、用紙サイズ、カラーorモノクロ、片面or両面、稼働時間といった、プリンタエンジン6の使用状態を記録するメモリ64を有している。
メモリ64は任意の時間、上記プリンタエンジンの使用データ蓄積する機能を有している。任意の時間経過した後、メモリに蓄積されたプリンタ使用データは、メール発信装置63によって指定されたメールアドレスを有するサーバ10に送付される。
メール発信装置63には、不図示のオペレーションシステムと時間計測手段であるタイマー機能と、自動的に、指定されたメールアドレスにメールを送信する機能を有している。
メール発信装置63は、任意の時間にメールを発信することが可能であり、本実施例に於いてはタイマーにより、毎日18:00の時点で送信を行うようにしている。
送信されるデータは、印刷日時、印刷枚数、用紙サイズ、カラーorモノクロ、片面or両面、稼働時間である。
メールを送信するタイミングは、上記のように定時としても良いし、例えば電源ON若しくは電源OFFのタイミングでも構わない。また、プリント終了後随時でも良い。
上記指定されたメールアドレスは、プリンタ製造時に設定しても、ユーザ先に設置されるときに設定しても、構わない。
サーバ10に集計されるプリント出力情報において、稼働時間とプリント枚数を使うことによって、そのプリンタエンジンのPVを求めることが出来る。
図3に示す表は、上記情報手段をスループット24ppm/A4モノクロネットワークプリンタに組み込み、使用データをサーバで1カ月間収集した結果を示している。母集団は約6000台である。
サーバで収集された、稼働日数、プリント枚数のデータから、平均月間PVとPV分布を求める。
前記データから、大凡のPV水準を決める。PV水準は、細分化するほど精度の高い推定値が得られる。本実施例では、精度を落とさず、且つデータ量が膨大になるのを抑えるため、9水準にしている。
本発明者らはPV水準を予め、0〜1K、1〜3K、…、50〜100Kと9水準に分け、PV水準中心値も同様に各々0.5K、1.5K、…、75Kと設定した。
そうすると、上記PV水準に入るプリンタ台数が決まり、このプリンタ台数の全体のプリンタ台数に占める割合が、PV分布[%]となる。
平均月間PVは、サーバ10に集計された、1ケ月間プリント総枚数をプリンタ台数で割った値となる。図3においては、プリント枚数の総和38,254Kページを本体台数6013台で割った値、則ち6.36Kページ/月が平均月間PVとなる。
図4は、上記PV分布をグラフ化したものである。
次ぎに、このようなPV分布から、比較的寿命の長い消耗交換部品の需要予測の方法について述べる。
本発明の需要予測の精度を証明するために、本実施例では予め転写ローラアフターパーツの出荷台数データが分かっている、過去に生産されたレーザプリンタの例を用いて、予測値と実績値を比較することとした。
ここでは、本体寿命500Kページ、スループット16ppm/A4のモノクロプリンタの場合について、その消耗交換部品である転写ローラ(寿命200Kページ)の需要予測を行う。
市場におけるPV分布は、スループットやモノクロ/カラープリンタ等、プリンタの種類、投入される市場で大きく変わる。
図4に示したスループット24ppm/A4モノクロプリンタのPV分布は、スループット16ppm/A4のモノクロプリンタの後継機として同じ市場に投入されたプリンタであるので、ほぼ同様のPV分布を示すと仮定できる。
図5の表は、図3のPV分布と平均月間PVから求めた、転写ローラアフターパーツの交換頻度(回/期)を求めた表である。
PV水準中心値のプリンタが、寿命200Kページの転写ローラを消耗するのに必要な月数を求める。
例えば、PV水準7〜10Kのグループにあるプリンタは、月間平均PV8.5Kページ/月のプリンタで代表することが出来る。前記プリンタが、寿命200Kの転写ローラの寿命を全うするのに必要な月数は、200K/8.5Kページ/月=23.5カ月≒24カ月である。
更に、それを半期(6カ月)毎に換算すると、24カ月/6カ月/期=4期となる。
つまり、月間平均PV8.5Kページ/月のプリンタは4期に1度の交換頻度で、転写ローラアフターパーツが必要となる。
その時に必要となる数量は、出荷された台数とPV分布20.49%の積となる。
図5において、交換頻度が67期、22期に1度というのは、各々33.5年、11年となり、この様なケースでは、一度もアフターパーツを交換せず、プリンタの本体寿命を全うする、と仮定する。
図6に、本体寿命500Kページ、スループット16ppm/A4のモノクロプリンタの、91年上期から96下期まで実際に出荷された本体台数、転写ローラアフターパーツ、及び本実施例の予測手法で求めた計算による必要数量を示す。
図6における91年上期を例にとって説明する。
91年上期には50Kのレーザプリンタが出荷されている。平均月間PV75.0Kページ/月のグループの分布は0.12%である。すると、50Kの0.12%である60台が、そのグループの稼働台数となる。
このグループの交換周期は2期に5回であるから、91年下期には交換パーツである転写ローラが60×2=120台、92年上期には、60×3=180台が入り、以後半期毎に120台と180台が交互に入る。
同様に、平均月間PV17.5Kページ/月のグループの分布が2.28%であるので50K台のうち1140台がそのグループの稼働台数となる。このグループの交換周期は、2期に一回であるので、91年下期、92年下期、93年下期…に1140台が入る。
他の平均月間PVの場合も、以下同様にして転写ローラアフターパーツの需要が発生することが分かる。以下、91年下期以降も同様である。本発明ではレーザプリンタの出荷台数のみ変動し、平均PV水準及びそのグループの分散は、各年度で変わらない、と仮定している。従って本体稼働台数がのみ各期によって異なり、その後必要とされる転写ローラアフターパーツの需要台数も変わってくる。
例えば、94年上期の場合では、平均月間PV75.0Kページ/月のグループ及び値17.5Kページ/月のグループの本体稼働台数は、各々68台と5009台となっている。これは、本体の出荷台数が増加していることに寄るものである。
この様にして、各期で出荷されたプリンタに対応する転写ローラアフターパーツを、各期毎に集計することで、その期に必要となる転写ローラアフターパーツの数量が分かる。
図7に、91年上期から96年下期まで、実際に出荷された転写ローラアフターパーツの数量と、本発明の手法で求めた予測数量を比較したグラフを示す。
91年上期から96年下期迄、全ての期で一致はしていないが、91年上期から94年上期までは実績値と予測値が非常に接近しており、予測精度が高いことを示している。94年下期の転写ローラアフターパーツの実績値が急激に落ち込んでいるために、その後の実測値と予測値がかけ離れたと考えられる。原因としては、以下のようなことが考えられる。則ち本実施例ではPV分布の形をある月の1つの例を、数十カ月変わらないものと計算してきた。実際の市場は、PV分布は変動しており、その変化まで推測できなかった、と考えられる。
本発明における、市場で稼働するプリンタの使用状況データを収集する手段を用いることによって、リアルタイムに市場で稼働しているプリンタのPV情報を把握することが出来るようになるので、先述の手法を用いることにより、アフターパーツの需要予測も正確に行えるようになる。
(第2の実施例)
本発明の第2の実施例は、プリンタの使用されている地域情報を用いて、アフターパーツ生産数量予測を行うことを特徴とする。
本発明の第2の実施例は、プリンタの使用されている地域情報を用いて、アフターパーツ生産数量予測を行うことを特徴とする。
第1の実施例で述べたように、図2に示すプリンタ6のプリンタコントローラ62は、印刷日時、印刷枚数、用紙サイズ、カラーorモノクロ、片面or両面、稼働時間といった、プリンタエンジン6の使用状態をメモリ64に記録する。
メモリ64は任意の時間、上記プリンタエンジンの使用データ蓄積する機能を有している。任意の時間経過した後、メモリに蓄積されたプリンタ使用データは、メール発信装置によって指定されたメールアドレスを有するサーバ10に送付される。
この時同時に、そのプリンタが設置されている地域情報も送信してもらう。
地域情報をプリンタに入力する手段としては、本実施例では以下の手法を用いた。
世界各国の異なる電源仕様で分ける方法で,それは大きく100V系、200V系に分けられる。
特に定着器は、ヒータの仕様が100V用と200V用で互換性がないため、定着器としては全く別物として扱う必要がある。従ってプリンタ本体を製造するとき、電源仕様に併せて低電圧電源、定着器の仕様によって、組立ラインを分けている。
従って、製造時の時点で出荷先が、100V圏なのか、200V圏なのか分かるため、同時にメモリ64に、この情報も書き込むことが可能となる。
実施例1で述べたように、PVだけで判断された市場での定着器アフターパーツ需要予測では、生産する定着器の種類は特定できない。しかし地域情報が入手できると、消耗品の必要な場所が特定できるので、100V系、200V系、何れかが必要とされているのか、事前に分かることとなる。
更に、地域情報が特定できると、実施例1に述べた、アフターパーツ需要予測手段を用いて、アフターパーツを何台、どこの地域に出荷すれば良いか、が分かる。例えば、その地域がUSA地区、EU地区、アジア地区なのか、事前にどこの地域でアフターパーツが必要になるのか、分かるようになる。
この様なことで、物流面で、輸送コストの削減、リードタイムの短縮化が実現でき、ジャスト・イン・タイムによる在庫圧縮が可能となる。
地域情報を入手する他の手段としては、(1)実際にユーザに登録してもらう(2)プリンタ設置時にサービスマンが設定する、という手段も考えられる。
(1),(2)ともに、プリンタマニュアルに記載することで、詳細な設定が可能である。設定方法としては、オペレーションパネルから指示する方法が一般的となる。
(2)は(1)よりも確実性が高くなる。
また、本プリンタはメールの自動発信/受信が可能であるため、設置された場合に、図1に示すサーバ10から、自動的に設置されたプリンタにメールが送信されて、ユーザに対し地域情報の設定を促すことも可能である。
上記電源仕様による地域分けは、地域情報としては最も少ない情報と言える。
地域情報の詳細を入手することで、国別のプリンタの使用状況等も、情報として入手できるようになり、カスタマーサービスの充実を推進することも可能となる。
1 インターネット
2 LAN
3 ファイアウォール
4 プロキシ
5 PC端末
6 プリンタ
61 DCコントローラ
62 プリンタコントローラ
63 メール発信装置
64 メモリ
2 LAN
3 ファイアウォール
4 プロキシ
5 PC端末
6 プリンタ
61 DCコントローラ
62 プリンタコントローラ
63 メール発信装置
64 メモリ
Claims (5)
- プリンタ出力に関する情報を一時的に記憶する手段と、使用時間を積算する手段と、上記プリンタ出力に関する情報を外部に自動的に発信/受信する手段とを有するネットワークプリンタからの、他のネットワーク内にある指定されたメールアドレスを有するサーバに発信される上記プリンタ出力に関する情報を収集するプリンタ出力情報収集手段と、
上記プリンタ出力情報を集計/分析する分析手段と、
前記分析手段により得られた、上記プリンタの任意の期間のプリントボリューム分布を用い、統計的手法から消耗品の生産量を決める決定手段とを有することを特徴とする生産管理システム。 - 前記決定手段は、プリンタの出力情報と使用地域情報に基づいて、消耗品の種類と生産量を決めることを特徴とする請求項1に記載の生産管理システム。
- プリンタ出力に関する情報を一時的に記憶する手段と、使用時間を積算する手段と、上記プリンタ出力に関する情報を外部に自動的に発信/受信する手段とを有するネットワークプリンタからの、他のネットワーク内にある指定されたメールアドレスを有するサーバに発信される上記プリンタ出力に関する情報を収集するプリンタ出力情報収集ステップと、
上記プリンタ出力情報を集計/分析する分析ステップと、
前記分析ステップにおいて得られた、上記プリンタの任意の期間のプリントボリューム分布を用い、統計的手法から消耗品の生産量を決める決定ステップとを有することを特徴とする生産管理方法。 - 前記決定ステップは、プリンタの出力情報と使用地域情報に基づいて、消耗品の種類と生産量を決めることを特徴とする請求項3に記載の生産管理方法。
- 請求項3又は4の何れかに記載の生産管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004327496A JP2006139454A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 生産管理システム及び方法並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004327496A JP2006139454A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 生産管理システム及び方法並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006139454A true JP2006139454A (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=36620253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004327496A Withdrawn JP2006139454A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 生産管理システム及び方法並びにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006139454A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011232936A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Hitachi East Japan Solutions Ltd | 生涯需要予測方法、プログラムおよび生涯需要予測装置 |
-
2004
- 2004-11-11 JP JP2004327496A patent/JP2006139454A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011232936A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Hitachi East Japan Solutions Ltd | 生涯需要予測方法、プログラムおよび生涯需要予測装置 |
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