JP2006138605A - スターリング冷却庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱媒体を安定的に流通させることができると共に、ポンプの小型化することができ、さらに、コストの低廉化を図ることができるスターリング冷却庫を提供する。
【解決手段】 放熱部18と吸熱部とを含むスターリング冷却機と、放熱部18に設けられ、熱媒体を蒸発させて放熱部18を冷却する蒸発器14と、外箱10の前面開口部に配設した発露防止パイプ16a〜16b、17a〜17cに熱媒体を循環させる循環回路40とを備えてなるスターリング冷却庫100において、循環回路40を蒸発器14の高さ位置より上方に位置する第1循環回路17と下方に位置する第2循環回路16とに分割して、第1循環回路17をサーモサイフォン利用による自然循環回路とし、第2循環回路16をポンプ利用による強制循環回路とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 放熱部18と吸熱部とを含むスターリング冷却機と、放熱部18に設けられ、熱媒体を蒸発させて放熱部18を冷却する蒸発器14と、外箱10の前面開口部に配設した発露防止パイプ16a〜16b、17a〜17cに熱媒体を循環させる循環回路40とを備えてなるスターリング冷却庫100において、循環回路40を蒸発器14の高さ位置より上方に位置する第1循環回路17と下方に位置する第2循環回路16とに分割して、第1循環回路17をサーモサイフォン利用による自然循環回路とし、第2循環回路16をポンプ利用による強制循環回路とする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、スターリング冷却庫に関し、外箱の前面開口部に配設する発露防止パイプの配管構造に関する。
従来から、冷却庫の一例として、スターリング冷凍機を備えたスターリング冷却庫が知られている。スターリング冷凍機は、吸熱部と放熱部とを備えており、放熱部から放出される熱を冷却庫外表面の露付き防止に利用することができる。放熱部からの熱を露付き防止のために利用した例が、例えば特開2000−205682号公報に記載されている。
特開2000−205682号公報に記載されているスターリング冷却庫は、放熱部に設けられ熱媒体により放熱部を冷却する放熱器と、冷凍対象物を収容する冷凍室と、冷蔵対象物を収容する冷蔵室と、冷凍室および冷蔵室の前面開口部に配置され加熱された熱媒体が流通する露付き防止配管と、熱媒体を循環させるポンプとを備えている。このスターリング冷却庫においては、加熱された熱媒体(水)が配管内を流通し、ドアパッキン配設部分を加熱することにより、ドアパッキン配設部分に露が生じることを防止するようになっている。
なお、本明細書において、「冷却庫」とは冷凍および冷蔵の双方を含めた概念として用いる。つまり、冷却庫は、冷却の対象となる空間を外気よりも低い温度にする全てのものをいうものと定義する。また、冷却庫には冷凍冷蔵庫が含まれる。冷凍冷蔵庫とは、対象物を冷凍させる冷凍庫と、対象物を冷凍させることはないが、対象物の周囲空間を外気よりも低い温度に保持する冷蔵庫との双方を有する冷却庫のことである。
特開2000−205682号公報
しかし、上記従来のスターリング冷却庫において熱媒体に水を用いた場合には、蒸発器より上方に配置された露付き防止配管内に、気体状の熱媒体(水蒸気)が溜まりやすいため液体状の熱媒体(水)の流通が悪くなり、結果的に発露を防止することができない場合があるという問題があった。また、ポンプは、冷蔵室の前面開口部に配置された発露防止パイプ内および、冷凍室の前面開口部に配置された発露防止パイプ内に熱媒体を循環させる必要があるため、ポンプ自体が大きくなると共に、ポンプおよびスターリング冷却庫本体のコストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、蒸発器より上方に配置される発露防止管に、気体状の熱媒体を自然循環させることにより、熱媒体の流通を確保して、安定的に発露防止を図ることができると共に、ポンプを小型にすることができ、コストの低廉化を図ることができるスターリング冷却庫を提供することを目的とする。
本発明に係るスターリング冷却庫は、1の局面では、放熱部と吸熱部とを含むスターリング冷却機と、放熱部に設けられ、熱媒体を蒸発させて放熱部を冷却する蒸発器と、外箱の前面開口部に配設した発露防止パイプに熱媒体を循環させる循環回路と、を備えてなるスターリング冷却庫において、循環回路を蒸発器の高さ位置より上方に位置する第1循環回路と下方に位置する第2循環回路とに分割して、第1循環回路をサーモサイフォン利用による自然循環回路とし、第2循環回路をポンプ利用による強制循環回路とする。また、第2循環回路を蒸発器・ポンプ・発露防止パイプ・蒸発器の順に接続して構成し、発露防止パイプを並列にすると、ポンプを更に小型化でき発露防止の均質化を図れる。更に、蒸発器とポンプとを接続する配管の一部を発露防止パイプの一部とし利用すると、ポンプにおけるキャビテーション発生を防止できると共に発露防止パイプの並列化が容易となる。
本発明によれば、熱媒体を安定的に流通させることができて、発露防止の安全化が図れると共に、ポンプを小型化することができ、コストの低廉化を図ることができる。
図1から図6を用いて、本発明に係る実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1から図3を用いて、本実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1に係るスターリング冷却庫100の概略構成を示す斜視図である。この図1に示されるように、スターリング冷却庫100は、冷蔵物を収容する冷蔵室11と、冷凍物を収容する冷凍室12と、冷蔵室11と冷凍室12とに画成し断熱材からなる外箱10と、放熱部18と吸熱部とを含むスターリング冷却機と、放熱部18に設けられ熱媒体を蒸発させて放熱部18を冷却する高温側蒸発器14と、外箱10の前面開口部に配設された発露防止パイプ16a、16b、16c、17a、17b、17cに熱媒体を循環させる循環回路40と、液体状の熱媒体と液体状の熱媒体とを分離する気液分離体15とを備えている。冷蔵室11は、高温側蒸発器14より上方側に配置されており、冷凍室12は、高温側蒸発器14より下方側に配置されている。
図1から図3を用いて、本実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1に係るスターリング冷却庫100の概略構成を示す斜視図である。この図1に示されるように、スターリング冷却庫100は、冷蔵物を収容する冷蔵室11と、冷凍物を収容する冷凍室12と、冷蔵室11と冷凍室12とに画成し断熱材からなる外箱10と、放熱部18と吸熱部とを含むスターリング冷却機と、放熱部18に設けられ熱媒体を蒸発させて放熱部18を冷却する高温側蒸発器14と、外箱10の前面開口部に配設された発露防止パイプ16a、16b、16c、17a、17b、17cに熱媒体を循環させる循環回路40と、液体状の熱媒体と液体状の熱媒体とを分離する気液分離体15とを備えている。冷蔵室11は、高温側蒸発器14より上方側に配置されており、冷凍室12は、高温側蒸発器14より下方側に配置されている。
循環回路40は、蒸発器の高さ位置より上方に位置する第1循環回路17と、蒸発器の下方に位置する第2循環回路16とに分割されており、第1循環回路17がサーモサイフォン利用による自然循環回路とされており、第2循環回路16がポンプ利用による強制循環回路とされている。スターリング冷凍機と気液分離体15と高温側蒸発器14とは、機械室13内に配置されており、この機械室13は、スターリング冷却庫100の略中央部に配置されている。なお、サーモサイフォンとは、熱媒体の蒸発/凝縮たとえば水の気化/液化による自然対流を利用し熱伝達を行なう熱輸送系をいう。そして、自然対流とは、流体内に温度や濃度の勾配があると、流体内中に密度差が生じ密度の不均一によって生じる流れをいう。
図2に示されるように、スターリング冷却機50は、先端部側に形成され冷熱を生成する吸熱部52と、吸熱部52より後端部側に形成された放熱部18とを備えている。スターリング冷凍機50の上方には、気体状の熱媒体(例えば水蒸気)を凝縮する凝縮器53が配置されている。この凝縮器53と高温側蒸発器14との間には、凝縮器連通パイプ20a、20bが設けられている。凝縮器連通パイプ20aは、高温側蒸発器14にて生成された気体状の熱媒体が流通しており、凝縮器53の上面側に接続されている。また、凝縮器連通パイプ20bは、凝縮器53内にて液化された液体状の熱媒体(例えば水)が流通しており、凝縮器53の下面側に接続されている。
また、図1において、高温側蒸発器14の底部と気液分離体15との底部とは、連結パイプ21により接続されている。第2循環回路16の一方の端部は、気液分離体15の底部に接続されており、第2循環回路16の他方の端部は、高温側蒸発器14の上端部に接続されている。また、第2循環回路16は、冷凍室12のドアパッキン付近に配置された発露防止パイプ16a、16b、16cを備えている。発露防止パイプ16aは、冷凍室12の底辺部分に配置され、発露防止パイプ16bは冷凍室12の一方の側辺部分および上辺部分に配置されており、さらに、発露防止パイプ16cは冷凍室12の他方の側辺部分に配置されている。また、発露防止パイプ16aは、スターリング冷却庫100の背面側に形成された分岐部16dで、発露防止パイプ16bと発露防止パイプ16cとに分岐する。分岐部16dより僅かに上流側には、液体状の熱媒体を強制循環させるポンプ30が配置されている。なお、このポンプ30としては、例えば、圧電ポンプが用いられる。
すなわち、第2循環回路16は、蒸発器14の下流側に配置された気液分離体15と、気液分離体15の下流側に配置された発露防止パイプ16aと、発露防止パイプ16aの下流側に配置されたポンプ30と、ポンプ30の下流側に配置された分岐部16dと、分岐部16dにて並列に配置された発露防止パイプ16b、16cとを備え、蒸発器14を介して熱媒体が循環可能とされており、高温側蒸発器14より下方に延在するように配置されている。
図3は、機械室13付近の概略構成を示す断面図であり、この図3に示されるように、高温側蒸発器14は、2分割された構成とされており、円柱状に形成された放熱部18を両側面から挟みこむ構成とされている。また、高温側蒸発器14内は、熱媒体が放熱部18の温度で蒸発可能なように、大気圧より低く設定されている。
第1循環回路17は、冷蔵室11のドアパッキン当接部に配置された発露防止パイプ17a、17b、17cと、接続パイプ17d、17eとを備える。発露防止パイプ17aは、冷蔵室11の開口部の側辺部分に配置されており、接続パイプ17dにより凝縮器連結パイプ20a、20bに接続されている。発露防止パイプ17bは発露防止パイプ17aの下流側に配置され、冷蔵室11の開口部の上辺部分に配置されている。また、発露防止パイプ17cは、発露防止パイプ17bの下流側に配置されており、冷蔵室11の開口部の側辺部分に配置されている。さらに、発露防止パイプ17cは、接続パイプ17eにより連結パイプ21に接続されている。このため、第1循環回路17は、高温側蒸発器17より上方に配置された発露防止パイプ17a〜17cを備え、高温側蒸発器14を介して、第2循環回路16に接続されており、高温側蒸発器14内の熱媒体が、発露防止パイプ17a〜17c内を巡り、第1循環回路16を介して、再び、高温側蒸発器14内に戻るように、高温側蒸発器14より上方に延在している。
発露防止パイプ17cの下端部側と接続パイプ17eとは、高温側蒸発器14内に満たされた液体状の熱媒体の液面より下方に配置されている。このため、発露防止パイプ17cの下端部側と、接続パイプ17eとには、液体状の熱媒体が満たされている。なお、本実施の形態1においては、気液分離体15が設けられているが、図4に示されるように、気液分離体15を設けなくてもよい。また、気液分離体15は、気体と液体とを分離することができればよく、例えば、タンク、他の配管より拡径された管等により構成されている。
上記のターリング冷却庫100においては、高温側蒸発器14内の熱媒体の一部が蒸発することにより、放熱部18が冷却される。そして、蒸発した気体状の熱媒体は、凝縮器連結パイプ20aを通って凝縮器53に送られ、凝縮器53内にて液化される。気体状の熱媒体が凝縮器連結パイプ20aを流通する際、気体状の熱媒体の一部が接続パイプ17d内に入り込む。接続パイプ17dに入り込んだ気体状の熱媒体は、順次発露防止パイプ17a、17b、17c内を流通する。発露防止パイプ17a〜17c内を流通する気体状の熱媒体は、高温側蒸発器14内で高温とされており、冷蔵室11のドアパッキン当接部付近を暖めて、発露の発生を抑制する。その一方で、発露防止パイプ17a、17b、17c内を流通する気体状の熱媒体は、発露防止パイプ17a、17b、17cを流通する間に、冷やされて順次液化する。そして、液化した熱媒体は、発露防止パイプ17c内に流れ込む。
第1循環回路17内を流れる気体状の熱媒体が、発露防止パイプ17a、17b、17cを流通する間に漸次液化すると、第1循環回路17内の内圧が低くなる。このため、高温側蒸発器14にて生成された気体状の熱媒体が、接続パイプ17d内に入り込み、順次気体状の熱媒体が第2循環回路内に供給される。このように、第1循環回路17の取り入れ口である接続パイプ17dは、高温側蒸発器14の上方に配置されているため、高温側蒸発器14で生成された気体状の熱媒体は、接続パイプ17dから第1循環回路17内に入り込み易くなっている。また、第1循環回路17内の気体状の熱媒体は、自然循環するため、第1循環回路17内にポンプ等を設置する必要がない。
そして、発露防止パイプ17cは、接続パイプ17eにより連結パイプ21に接続されているため、第1循環回路17内にて液化した熱媒体は、第2循環回路16に入り込む。第2循環回路16内には、第1循環回路17内にて液化した熱媒体と、高温側蒸発器14内の液体状の熱媒体とが流通する。これら、液体状の熱媒体は、まず、気液分離体15で、液体状の熱媒体と、気体状の熱媒体とが分離される。そして、分離された液体状の熱媒体が、気液分離体16の下端部から発露防止パイプ16a、16b、16cに送り込まれ、冷凍室12のドアパッキン当接部付近の発露を防止する。また、第2循環回路内の熱媒体を強制循環させるポンプ30に流れ込む液体状の熱媒体は、既に、気液分離体15にて気体状の熱媒体が分離されているため、ポンプ30でキャビテーションが生じ難く、第2循環回路16内の液体状の熱媒体を安定的に循環させることができる。
このように、本実施の形態に係るスターリング冷凍機100は、高温側蒸発器14より上方に延在し、高温側蒸発器14と連通し、気体状の熱媒体が高温側蒸発器14から送り込まれ、熱媒体が自然循環し、発露防止機能を有する第1循環回路17と、高温側蒸発器14より下方に延在し、液状の熱媒体が高温側蒸発器14から供給され、熱媒体が強制循環する第2循環回路16と、第2循環回路16内で熱媒体を強制循環させるポンプ30とを備えている。また、第1循環回路17と第2循環回路16とは、接続されており、第1循環回路17において凝縮して液状となった熱媒体を第2循環回路16に供給可能とされている。
上記のように構成されたスターリング冷却庫100は、気体状の熱媒体が発露防止パイプ17a、17b、17c内を滞りなく循環するため、冷蔵室11のドアパッキン当接部付近を安定的に温めることができ、発露の発生を抑制することができる。
すなわち、高温側蒸発器14内の熱媒体の液面より上方に配置された冷却室のドアパッキン当接部には、気体状の熱媒体を循環させ、高温側蒸発器14内の熱媒体の液面より下方に配置された冷却室のドアパッキン当接部付近には、液体状の熱媒体を循環させることにより、熱媒体を良好に流通させることができる。また、第1循環回路17内の熱媒体は、自然循環するため、第1循環回路17内にポンプを設ける必要がなく、ポンプ30を小型化することができ、ポンプ30およびスターリング冷却庫100のコストの低廉化を図ることができる。その上、高温側蒸発器14内にて生成された気体状の熱媒体は、第1循環回路17で冷蔵室11のドアパッキン当接部に発露が発生することを抑制し、さらに、第1循環回路17内で液化した熱媒体は、第2循環回路16にて再度利用され、冷凍室12のドアパッキン当接部に発露が発生することを抑制するため、熱媒体が有する熱の多くを発露防止に有効活用することができ、熱媒体を確実に冷却することができる。
さらに、第1循環回路16内を循環する熱媒体は、気液分離体15によりポンプ30に流れ込む液体状の熱媒体は、既に、気体状の熱媒体が分離されているため、ポンプ30にキャビテーションが生じ難く、第2循環回路16内の液体状の熱媒体を安定的に循環させることができる。このため、冷蔵室13のドアパッキン当接部付近にて発露が発生することを安定的に抑制することができる。
(実施の形態2)
図5を用いて、本発明に係る実施の形態2について説明する。図5は、本実施の形態2に係るスターリング冷却庫200の機械室13付近の概略構成を示す断面図であり、この図5に示されるように、第1循環回路17の接続パイプ17eは、高温側蒸発器14の下端部側に接続されている。すなわち、接続パイプ17eは、高温側蒸発器14内に熱媒体の液面より下方で、高温側蒸発器14に接続されている。このため、第1循環回路17は、高温側蒸発器14を介して第2循環回路16に接続されている。
図5を用いて、本発明に係る実施の形態2について説明する。図5は、本実施の形態2に係るスターリング冷却庫200の機械室13付近の概略構成を示す断面図であり、この図5に示されるように、第1循環回路17の接続パイプ17eは、高温側蒸発器14の下端部側に接続されている。すなわち、接続パイプ17eは、高温側蒸発器14内に熱媒体の液面より下方で、高温側蒸発器14に接続されている。このため、第1循環回路17は、高温側蒸発器14を介して第2循環回路16に接続されている。
すなわち、第1循環回路17は、高温側蒸発器14より上方に配置された発露防止パイプ17a〜17cを備え、高温側蒸発器14を介して第2循環回路16に接続されて、高温側蒸発器14内の熱媒体が、発露防止パイプ17a〜17cを巡り、そして、高温側蒸発器14に再び戻るように配置されている。なお、上記構成以外の構成は、上記実施の形態1と同様の構成とされている。
このように構成されたスターリング冷却庫200は、発露防止パイプ17a、17b、17c内を循環することにより、液化した熱媒体は、高温側蒸発器14内に戻される。そして、高温側蒸発器14内に戻された熱媒体の一部は、高温側蒸発器14内にて再び蒸発させられて、放熱部18を冷却する。そして、高温側蒸発器14内に戻された熱媒体の残りは、第2循環回路16内に供給され、再び、高温側蒸発器14内に戻される。このスターリング冷却庫200によれば、第1循環回路17内にて液化した熱媒体を、高温側蒸発器14内にて放熱部18の冷却に利用することができ、そして、再び、第1循環回路17にて、冷蔵室11のドアパッキン当接部の発露を抑制するために利用することができる。なお、本実施の形態においても、上記実施の形態1と同様に、第1循環回路17内には気体状の熱媒体が循環し、また、第1循環回路17内にて液化した熱媒体の一部は、第2循環回路16内に供給されるため、上記実施の形態1と同様の作用・効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図6を用いて、本実施の形態3について説明する。図6は、本実施の形態3に係るスターリング冷却庫300の機械室13付近の概略構成を示す断面図であり、この図6に示されるように、接続部17dが高温側蒸発器14の上端部側に接続されており、また、接続部17eも高温側蒸発器14の上部側に接続されている。
図6を用いて、本実施の形態3について説明する。図6は、本実施の形態3に係るスターリング冷却庫300の機械室13付近の概略構成を示す断面図であり、この図6に示されるように、接続部17dが高温側蒸発器14の上端部側に接続されており、また、接続部17eも高温側蒸発器14の上部側に接続されている。
すなわち、第2循環回路17は、発露防止パイプ17a、17b、17cと、接続パイプ17d、17eとを備え、高温側蒸発器14を介して、冷蔵室12のドアパッキン当接部付近を循環するように構成されている。なお、上記構成以外の構成は、上記実施の形態1または実施の形態2と同様に構成されている。
このように構成されたスターリング冷却庫300においては、接続部17eが高温側蒸発器14内の熱媒体の液面より上方に接続されているため、発露防止パイプ17a、17b、17c内で液化した液体状の熱媒体は、接続パイプ17eを介して、高温側蒸発器14内に戻される。つまり、接続パイプ17e内および発露防止パイプ17c内は、気体状の熱媒体が流通している。このように、気体状の熱媒体が第2循環回路17内を循環しやすいため、循環する気体状の熱媒体が液化しやすく、接続部17dから新たな気体状の熱媒体が第2循環回路17内に入り込みやすい。
すなわち、第2循環回路17内の気体状の熱媒体が良好に自然循環し、安定的に冷蔵室11のドアパッキン当接部付近を温めることができ、発露を安定的に抑制することができる。なお、本実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様の作用・効果を得ることができる。また、本実施の形態3は、上記実施の形態1と同様に、第1循環回路17内には気体状の熱媒体が循環しているため、上記実施の形態1と同様の作用・効果を得ることができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、各実施の形態の特徴を適宜組合せることも当初から予定されている。また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、スターリング冷却庫に好適である。
10 外箱、11 冷蔵室(冷却室)、12 冷凍室(冷却室)、13 機械室、15 気液分離体、16 第2循環回路、17 第1循環回路、18 放熱部、30ポンプ。
Claims (3)
- 放熱部と吸熱部とを含むスターリング冷却機と、
前記放熱部に設けられ、熱媒体を蒸発させて前記放熱部を冷却する蒸発器と、
外箱の前面開口部に配設した発露防止パイプに前記熱媒体を循環させる循環回路と、を備えてなるスターリング冷却庫において、
前記循環回路を前記蒸発器の高さ位置より上方に位置する第1循環回路と下方に位置する第2循環回路とに分割して、前記第1循環回路をサーモサイフォン利用による自然循環回路とし、前記第2循環回路をポンプ利用による強制循環回路としたことを特徴とするスターリング冷却庫。 - 前記第2循環回路を前記蒸発器・前記ポンプ・発露防止パイプ・前記蒸発器の順に接続して構成し、前記発露防止パイプを並列にしたことを特徴とする請求項1に記載のスターリング冷却庫。
- 前記蒸発器と前記ポンプとを接続する配管の一部を、発露防止パイプの一部として利用したことを特徴とする請求項2に記載のスターリング冷却庫。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |