JP2006137559A - クレーン - Google Patents
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Abstract
【課題】伸縮ブームの種類をできるだけ少なくしてブームの長尺化等の要請に応えることのできるクレーンを提供する。
【解決手段】複数段のブーム体がテレスコープ状に嵌合されて伸縮自在に構成された伸縮ブーム33を備えており、この伸縮ブーム33の先端側及び基端側の少なくとも一方に、ラチスブーム31,32をつなぎ合わせて構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】複数段のブーム体がテレスコープ状に嵌合されて伸縮自在に構成された伸縮ブーム33を備えており、この伸縮ブーム33の先端側及び基端側の少なくとも一方に、ラチスブーム31,32をつなぎ合わせて構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、伸縮ブームを搭載したクローラクレーン等のクレーンに関するものである。
クレーンのブームとしては、パイプ材をラチス(Lattice)状に溶接結合したラチスブームや、複数段の箱形のブーム体がテレスコープ状に嵌合されて伸縮自在に構成された伸縮ブームが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この伸縮ブームは、ブームの伸縮ができるので、伸縮できないラチスブームに比べて組み立てスペースが少なくて済み、作業性や輸送性もよいという長所を有するものの、ラチスブームに比べて構造が複雑で、大重量となるという短所を有する。
そこで、従来の伸縮ブームを備えたクレーンでは、機械の大きさや能力に応じて、最適と思われる伸縮ブームを搭載することとしていた。
実公平7−54228号公報
しかしながら、上記従来例において、伸縮ブームの長さを必要とする場合や、強度を必要とする場合など、さまざまな作業条件に対応するためには、1種類の伸縮ブームでは対応できないことがあり、仕様にあわせて種類の異なる伸縮ブームを用意することが必要となる。この種類の異なる伸縮ブームが多ければ、それらを開発するための費用の負担が大きくなるとともに、また製品も高価なものとなり、さらに使わない伸縮ブームを保管するためのスペースが必要となるといった問題があった。
なお、伸縮ブームを備えたクレーンにおいて、運転室近くに伸縮ブームが配置されると、その伸縮ブームを構成する箱形のブーム体で側方の視界が遮られるといった問題もあった。これについて、運転室のスライドや旋回などで対応することもあるが、その場合には複雑で高価な機構が必要となる。
本発明は以上のような従来技術における課題を考慮してなされたものであり、伸縮ブームの種類をできるだけ少なくしてブームの長尺化等の要請に応えることのできるクレーンを提供するものである。
本発明のクレーンは、複数段の箱形のブーム体がテレスコープ状に嵌合されてなる伸縮自在な主ブームと、この主ブームの基端側及び先端側の少なくとも一方に連結される補助ブームとによってブームが構成されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明のように、パイプ材がラチス状に結合されてなるラチスブームが補助ブームとして用いられたこととしてもよい。
請求項3記載の発明のように、補助ブームであるラチスブームが主ブームの基端側に連結されたこととしてもよい。
請求項4記載の発明のように、補助ブームであるラチスブームが主ブームの先端側に連結されたこととしてもよい。
請求項5記載の発明のように、複数段の箱形のブーム体がテレスコープ状に嵌合されてなる伸縮自在な伸縮ブームが補助ブームとして用いられたこととしてもよい。
請求項6記載の発明のように、主ブームと補助ブームとを着脱可能に連結する連結手段が設けられたこととしてもよい。
本発明によれば、複数段の箱形のブーム体がテレスコープ状に嵌合されてなる伸縮自在な主ブームと、この主ブームの基端側及び先端側の少なくとも一方に連結される補助ブームとによってブームが構成されたので、主ブームはそのままにして補助ブームだけを取り替えることにより、例えば伸縮ブームの長さを必要とする場合や、強度を必要とする場合など、さまざまな作業条件に対応できるようになる。したがって、仕様にあわせて種類の異なる伸縮ブームを数多く用意することが不要となるので、それらの開発費用の負担が少なくなるとともに、また製品も安価なものとなり、さらに使わない伸縮ブームを保管するためのスペースも不要となる。
請求項2記載の発明によれば、パイプ材がラチス状に結合されてなるラチスブームが補助ブームとして用いられたので、長尺化したブームの軽量化が図られる。
請求項3記載の発明によれば、補助ブームであるラチスブームが主ブームの基端側に連結されたので、例えば自走式クレーンの下部走行体に搭載された上部旋回体にラチスブームからなる下部ブロックを設け、その先端に伸縮ブームをつなぎ合わせて構成した場合には、伸縮ブームを搭載しながらも、運転室からラチス構造のブームを構成しているパイプ越しに側方の視界を確保できる。その結果、運転室のスライドや旋回などの高価な機構が不要となる。
請求項4記載の発明によれば、補助ブームであるラチスブームが主ブームの先端側に連結されたので、例えばブームの基端側を伸縮ブームで構成し、先端側をラチスブームで構成した場合には、先端側が軽くなり機械の安定性を改善することができる。
請求項5記載の発明によれば、複数段の箱形のブーム体がテレスコープ状に嵌合されてなる伸縮自在な伸縮ブームが補助ブームとして用いられたので、主ブームと違う長さの伸縮ブームを作らなくても、例えば標準長さの伸縮ブームを複数本組み合わせることにより、さまざまなブーム長さが要求される作業にも対応可能となる。
請求項6記載の発明によれば、主ブームと補助ブームとを着脱可能に連結する連結手段が設けられたので、ブームの組み立て、分解が容易となる。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1にかかるクローラクレーンの側面図である。なお、同図では伸縮ブームが最も縮小した状態を示している。
図1は本発明の実施形態1にかかるクローラクレーンの側面図である。なお、同図では伸縮ブームが最も縮小した状態を示している。
図1において、1はクローラ式の下部走行体、2はこの下部走行体1上に縦軸まわりに旋回自在に搭載された上部旋回体である。上部旋回体2の前部にはブーム3が装着され、ブーム3の側方には運転室4が配置されている。上部旋回体2の中間部から後部にかけては主巻きドラム5、補巻きドラム6及びブーム起伏ドラム7が順に配置されている。
本実施形態1のブーム3は、主ブームとしての例えば4段構成の伸縮ブーム33の基端側及び先端側に、それぞれ補助ブームとしてのラチスブームである下部ブーム31と上部ブーム32とを取り付けたものである。この下部ブーム31の基端側は上部旋回体2を構成するフレーム部分の前部に揺動自在に取り付けられており、上部ブーム32の先端側には、フック34,35用のシーブ348,349と、後述する起伏用シーブ347とがそれぞれ回転自在に取り付けられている。
図2は伸縮ブームの側断面図である。なお、図2は伸縮ブームが最も縮小した状態を示している。
図2において、331は1段ブーム、332は2段ブーム、333は3段ブーム、334は4段ブームであって、各段ブーム331〜334はテレスコープ状に嵌合された箱形のブーム体をなしている。
このうちの2〜4段ブーム332,333,334内には図略の油圧シリンダがそれぞれ配置されており、この油圧シリンダの駆動により、各ブームの伸縮動作を行うようになっている。また、2〜4段ブーム332,333,334の先端側及び基端側には、両側間を往復するワイヤロープ346が互いに干渉しないように巻きかけられたシーブ340〜344がそれぞれ回転自在に軸支されており、そのワイヤロープ346の一端は1段ブーム331の先端側の固定点347に固定され、他端は図1のシーブ347を経由して起伏ドラム7に巻き取られるようになっている。
そして、1段ブーム331の基端側と第4ブーム334の先端側にはそれぞれ連結手段としての連結部338,339を備えている。
図3は伸縮ブームと下部ブームとの連結部の構造図であって、(a)は下方からみた平面図、(b)はその要部を拡大した斜視図である。また、図4は伸縮ブームと上部ブームとの連結部の構造図であって、(a)は上方からみた平面図、(b)はその要部を拡大した斜視図である。
連結部338は、図3(a)に示すように、1段ブーム331のブーム本体の四隅から対角線状に外側に延びるブラケット338aにアイピース338bを設けたものであり、このアイピース338bは図1に示した下部ブーム31とピン結合するためのものである。
アイピース338bは、図4(b)に示すように、突起状をなす先端部分338cを有している。一方、下部ブーム31の先端側には例えばフォーク状のアイピース311がもともと設けられている。そして、ブーム3の組み立て時に、この下部ブーム31のアイピース311と対向可能となる位置に上記アイピース338bの先端部分338cが位置決めされた上で、その本体部分338eが補強部材338dで固定されている。
これにより、伸縮ブーム33のアイピース338bと下部ブーム31の先端側のアイピース311とを嵌め合うことができるようになり、その嵌め合い後に挿通されるピン338fには曲げモーメントによる力がほとんどかからなくなる。
なお、アイピース338bの先端部分338cの形状は、必ずしも突起状とする必要はなく、下部ブーム31のアイピース311に嵌合可能な形状であればよい。
連結部339は、図4(a)に示すように、4段ブーム334のブーム本体の四隅から対角線状に外側に延びるブラケット339aにアイピース339bを設けたものであり、このアイピース339bは図1に示した上部ブーム32とピン結合するためのものである。
アイピース339bは、図4(b)に示すように、フォーク状をなす先端部分339cを有している。一方、上部ブーム32の先端側には例えば突起状のアイピース321がもともと設けられている。そして、ブーム3の組み立て時に、この上部ブーム32のアイピース321と対向可能となる位置に上記アイピース339bの先端部分339cが位置決めされた上で、その本体部分339eが補強部材339dで固定されている。
これにより、伸縮ブーム33のアイピース339bと上部ブーム32の先端側のアイピース321とを嵌め合うことができるようになり、その嵌め合い後に挿通されるピン339fには曲げモーメントによる力がほとんどかからなくなる。
なお、アイピース339bの先端部分339cの形状は、必ずしもフォーク状とする必要はなく、上部ブーム32のアイピース321に嵌合可能な形状であればよい。
以下、本実施形態1のブームの組み立て方法について説明する。
ここでは、既存のラチスブームのみで構成されたブームにおける下部ブーム31と上部ブーム32とを流用する場合を説明する。ただし、本実施形態1は、必ずしもこの流用を前提とするものではない。
既存のラチスブームのみで構成されたブームでは、その下部ブーム31の先端側にはアイピース311がもともと設けられており、上部ブーム32の基端側にはアイピース321がもともと設けられている(図3,4参照)。そして、両アイピース311,321を嵌合してピン結合することで、両ブーム31,32を一体化している。
したがって、このピン結合を解除しさえすれば、上部ブーム32と下部ブーム31とを簡単に分離することができる。
しかる後に、上部ブーム32と下部ブーム31との間に伸縮ブーム33を介装させる。具体的には、伸縮ブーム33の1段ブーム331の基端側に設けられたアイピース338bの突起状の先端部分338cを、下部ブーム31の先端側に設けられたフォーク状のアイピース311にはめ込んで、両アイピース338b,311をピン338fで結合する。
また、伸縮ブーム33の4段ブーム334の先端側に設けられたアイピース339bのフォーク状の先端部分339cを、上部ブーム32の基端側に設けられた突起状のアイピース321にはめ込んで、両アイピース339b,321をピン339fで結合する。そうすると、図1に示すような長尺化したブーム3が完成する。
そして、この完成したブーム3を用いて、吊り揚程や作業半径を従来よりも大きくした作業が行えるようになるなど、さまざまな作業条件に対応できるようになる。したがって、本実施形態1によれば、仕様にあわせて種類の異なる伸縮ブームを数多く用意することが不要となるので、それらの開発費用の負担が少なくなるとともに、また製品も安価なものとなり、さらに使わない伸縮ブームを保管するためのスペースも不要となる。
さらに、本実施形態1によれば、伸縮ブーム33の先端側にラチスブームである上部ブーム32を連結し、その伸縮ブーム33の基端側にもラチスブームである下部ブーム31を連結して、全てのブームを一体化するようにしたので、先端側が軽くなり機械の安定性を改善することができるとともに、運転室4から下部ブーム31を構成しているパイプ越しに側方の視界を確保できる。その結果、運転室のスライドや旋回などの高価な機構が不要となる。
(実施形態2)
図5は本発明の実施形態2にかかるクローラクレーンの側面図、図6は伸縮ブームと上部ブームとの連結部を上方からみた平面図である。
図5は本発明の実施形態2にかかるクローラクレーンの側面図、図6は伸縮ブームと上部ブームとの連結部を上方からみた平面図である。
図5に示すように、この実施形態2にかかるクローラクレーンでは、ラチスブームである下部ブーム31の先端側に4段構成の伸縮ブーム33の基端側における連結部338を連結している。その伸縮ブーム33の先端側における連結部339には、フック34用のシーブ348を回転自在に軸支するとともに、三角形の最上部となる頂点部分にフック35用のシーブ349を回転自在に軸支した三角リンク350を取り付けている。
このため、本実施形態2では、図6に示すように、連結部339の補助部材339dを丸棒又はパイプ材で構成しており、その補助部材339dのうち、前後方向の補助部材339d1,339d2に三角リンク350の脚部350a,350bをそれぞれ回動自在に取り付けている。さらに、その三角リンク350の脚部350aの内側に3つのシーブ348を回転可能に取り付け、同脚部350bの内側に5つのシーブ347を回転可能に取り付けている。その他の構成は上記実施形態1と同様である。
これにより、本実施形態2では、ブーム3を最も縮小した状態での長さが短くなるので、狭隘地での作業性を改善することができる。
(実施形態3)
図7は本発明の実施形態3にかかるクローラクレーンの側面図である。
図7は本発明の実施形態3にかかるクローラクレーンの側面図である。
図7に示すように、この実施形態3にかかるクローラクレーンは、4段構成の伸縮ブーム33と上部ブーム32との間に、中間ラチスブーム36を取り付けたものである。
この場合、上部ブーム32の基端側が中間ラチスブーム36の先端側とピン結合され、伸縮ブーム33の先端側の連結部339が、中間ラチスブーム36の基端側とピン結合されるが、それらの結合方法は上述した通りである。その他の構成は上記実施形態1と同様である。
このように、軽量な中間ラチスブーム36を追加することによりブーム3を延長すれば、その延長したブーム3での作業時における安定性を改善することができる。
(実施形態4)
図8は本発明の実施形態4にかかるクローラクレーンの側面図である。
図8は本発明の実施形態4にかかるクローラクレーンの側面図である。
図8に示すように、この実施形態4にかかるクローラクレーンは、上記実施形態2において、4段構成の伸縮ブーム33と下部フレーム31との間に、中間ラチスブーム37を取り付けたものである。
この場合、下部ブーム31の先端側が中間ラチスブーム37の基端側とピン結合され、伸縮ブーム33の基端側の連結部338が、中間ラチスブーム37の先端側とピン結合されるが、それらの結合方法は上述した通りである。その他の構成は上記実施形態2と同様である。なお、中間ラチスブーム37は上記実施形態3における中間ラチスブーム36と同一のものであってもよい。
このようにして、軽量な中間ラチスブーム37を追加することによりブーム3を延長すると、その延長したブーム3での作業時における安定性を改善することができる。
(実施形態5)
図9は本発明の実施形態5にかかるクローラクレーンの側面図である。
図9は本発明の実施形態5にかかるクローラクレーンの側面図である。
図9に示すように、この実施形態5にかかるクローラクレーンは、4段構成の伸縮ブーム33と上部ブーム32との間に、さらに4段構成の他の伸縮ブーム38を取り付けたものである。
この場合には、伸縮ブーム33の先端側の連結部339と、伸縮ブーム38の基端側の連結部388とが、伸縮ブーム33,38同士を互い連結する連結手段を構成する。そして、伸縮ブーム33の先端側の連結部339と伸縮ブーム38の基端側の連結部338とをピン結合することにより、長尺化したブーム3を構成することができる。
この場合、伸縮ブーム33内のワイヤロープ346は、伸縮ブーム38内の図示しないワイヤロープとを連結してもよいし、伸縮ブーム33内のワイヤロープを外しておき、伸縮ブーム38のワイヤロープのみをシーブ347を経由させて起伏ドラム7で巻き取るようにしてもよい。
なお、本実施形態5における連結部338,338は、上記実施形態1等における連結部338,338と同一形状のものである。したがって、この連結部338,339を備えた伸縮ブーム33をそのままとして、伸縮ブーム38だけを上記実施形態1〜4におけるような下部ブーム31、上部ブーム32、中間ラチスブーム36,37のいずれかのラチスブームに取り替えることができ、そのように取り替えたラチスブームを伸縮ブーム38に再び取り替えることもできる。
また、伸縮ブーム33,38の先端側に図示しない他の伸縮ブームをさらに連結して一体化すれば、さらに長尺化したブーム3を構成することができるのはいうまでもない。
このようにして、いずれも標準の伸縮ブームである伸縮ブーム33,38等を組み合わせるだけで、非常に大きな伸縮量が要求される作業にも対応することができる。
(実施形態6)
図10は本発明の実施形態6にかかるクローラクレーンの側面図である。
図10は本発明の実施形態6にかかるクローラクレーンの側面図である。
図10に示すように、この実施形態6にかかるクローラクレーンは、上記実施形態2をタワー仕様のクレーンに適用した場合である。
この場合には、ブーム3を構成する伸縮ブーム33の先端に、ジブ39を所定のオフセット角度で取り付けており、そのジブ39の先端にフック34用のシーブ348を設けている。
このようにして、タワー仕様のクレーンにおいても、上記実施形態2と同様に狭隘地における作業性を改善することができる。
(実施形態7)
図11は本発明の実施形態7にかかるクローラクレーンの側面図である。
図11は本発明の実施形態7にかかるクローラクレーンの側面図である。
図11に示すように、この実施形態7にかかるクローラクレーンは、上記実施形態3をタワー仕様のクレーンに適用した場合である。
この場合には、伸縮ブーム33とジブ39との間に、中間ラチスブーム36を取り付けている。
このようにして、軽量な中間ラチスブーム36を追加することによりブーム3を延長すると、その延長したブーム3での作業時における安定性を改善することができる。また、タワー仕様のクレーンにおいて、上記実施形態4のように、4段構成の伸縮ブーム33と下部ブーム31との間に、中間ラチスブーム37を追加してもよい。さらに、両中間ラチスブーム36,37を追加してもよい。
(実施形態8)
図12は本発明の実施形態8にかかるクローラクレーンの側面図である。
図12は本発明の実施形態8にかかるクローラクレーンの側面図である。
図12に示すように、この実施形態8にかかるクローラクレーンは、上記実施形態3をタワー仕様のクレーンに適用した場合である。
この場合には、伸縮ブーム33とジブ39との間に、伸縮ブーム38を取り付けている。このようにして、標準の伸縮ブーム33,38を組み合わせるだけで、非常に大きな伸縮量が要求される作業にも対応することができる。
なお、上記実施形態1〜8では、いずれも4段の伸縮ブーム33について説明したが、本発明の適用範囲はこれに限らず、2段、3段、或いは5段以上の伸縮ブームに対しても同様に本発明を適用できる。
また、上記実施形態1〜8では、伸縮ブーム33を油圧シリンダで駆動しているが、電気モータ等のアクチュエータで駆動することとしてもよい。起伏ドラム7についても同様である。
また、上記実施形態1〜5では、基本仕様のクローラクレーンについて説明し、実施形態6〜8についてはタワー仕様のクローラクレーンについて説明したが、本発明の適用範囲はこれに限らず、ホイールクレーン等の自走式クレーン、さらには、タワークレーン等の固定式クレーンについても同様に適用できる。
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 ブーム
4 運転室
7 起伏ドラム
31 下部ブーム(補助ブーム、ラチスブーム)
32 上部ブーム(補助ブーム、ラチスブーム)
33 伸縮ブーム(主ブーム)
38 伸縮ブーム(補助ブーム)
34,35 フック
36,37 中間ラチスブーム(補助ブーム、ラチスブーム)
39 ジブ(補助ジブ、ラチスジブ)
338,339 連結部(連結手段)
346 ワイヤロープ
347 シーブ
2 上部旋回体
3 ブーム
4 運転室
7 起伏ドラム
31 下部ブーム(補助ブーム、ラチスブーム)
32 上部ブーム(補助ブーム、ラチスブーム)
33 伸縮ブーム(主ブーム)
38 伸縮ブーム(補助ブーム)
34,35 フック
36,37 中間ラチスブーム(補助ブーム、ラチスブーム)
39 ジブ(補助ジブ、ラチスジブ)
338,339 連結部(連結手段)
346 ワイヤロープ
347 シーブ
Claims (6)
- 複数段の箱形のブーム体がテレスコープ状に嵌合されてなる伸縮自在な主ブームと、この主ブームの基端側及び先端側の少なくとも一方に連結される補助ブームとによってブームが構成されたことを特徴とするクレーン。
- パイプ材がラチス状に結合されてなるラチスブームが補助ブームとして用いられたことを特徴とする請求項1記載のクレーン。
- 補助ブームであるラチスブームが主ブームの基端側に連結されたことを特徴とする請求項2記載のクレーン。
- 補助ブームであるラチスブームが主ブームの先端側に連結されたことを特徴とする請求項2又は3記載のクレーン。
- 複数段の箱形のブーム体がテレスコープ状に嵌合されてなる伸縮自在な伸縮ブームが補助ブームとして用いられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクレーン。
- 主ブームと補助ブームとを着脱可能に連結する連結手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のクレーン。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-11-12 JP JP2004329076A patent/JP2006137559A/ja active Pending
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