JP2006137111A - 片面段ボール製造装置のベルト搬送装置 - Google Patents

片面段ボール製造装置のベルト搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 片面段ボール製造装置のベルト搬送装置に関し、ベルトの面内変形を低減できるようにして、ベルトの長寿命化を図るとともに中芯とライナとの接着不良を防止できるようにする。
【解決手段】 中空形状に形成された一対の中空ロール16,17と、中空ロール16,17に巻回され、段ロール1とのニップにより中芯にライナを貼合して片面段ボールシートを形成し、片面段ボールシートを後工程へ搬送する無端状のベルト18とをそなえた、片面段ボール製造装置のベルト搬送装置であって、中空ロール16,17にベルト18が巻回された状態のとき、ベルト18の両端部18b,18cの周長から中央部18aの周長を引いた周長差が両端部18b,18cの周長の約0.12%以下の長さとなるように、中空ロール16,17の少なくとも一方の中央部を両端部よりも小径に形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、片面段ボール製造装置(いわゆるシングルフェーサ)のベルト搬送装置に関するものである。
一般に、段ボールシートを製造するコルゲートマシンは、波状成型された(段繰られた)中芯と裏ライナとを貼合して片面段ボールシートを製造する片面段ボール製造装置(いわゆるシングルフェーサ)をそなえ、この片面段ボール製造装置の下流側に設けられた両面段ボール製造装置において、上記の片面段ボールの中芯に表ライナを貼合することで段ボールシートを製造する。
従来の片面段ボール製造装置は、例えば図3に示すように、中芯10を段繰る段繰り装置13と、段繰り装置13により段繰られた中芯10に糊を付着させる糊付け装置14と、糊付け装置14により糊付けされた中芯10に裏ライナ11を押し付けて中芯10に裏ライナ11を貼合する加圧装置15とを主にそなえて構成されている。
段繰り装置13は、上下に互いに対向して装置幅方向に配置された一対の上段ロール(単に、段ロールともいう)1及び下段ロール(単に、段ロールともいう)2を備えて構成されている。上段ロール1及び下段ロール2の表面はそれぞれ周方向において波形状に形成されている。すなわち、上段ロール1の表面には段山1a,段谷1bが形成されているとともに、下段ロール2の表面には段山2a,段谷2bが形成されている。そして、上段ロール1及び下段ロール2が対接するニップ部において、上段ロール1の段山1aと下段ロール2の段谷2bとが互いに噛み合うとともに、上段ロール1の段谷1bと下段ロール2の段山2aとが互いに噛み合うようになっている。これにより、中芯10は、上段ロール1と下段ロール2とのニップ部へ略水平に進入して上段ロール1及び下段ロール2により波形状に段繰られる。なお、上段ロール1及び下段ロール2の内部には蒸気が入っており、上段ロール1及び下段ロール2の表面は加熱されている。
糊付け装置14は、糊を貯めておく糊溜め5と、糊溜め5の糊を上段ロール1に巻回されている中芯10の段頂部に付着させる糊付けロール3と、糊付けロール3表面に付着した糊を必要に応じて掻き取るスクレーパ4aが突設された掻き取りロール4とを備えて構成されている。
また、加圧装置15は、上段ロール1にそれぞれ対向して設けられた中空形状のベルトロール6及びストレッチロール7(いずれも、内径/外径=0.89)と、これらベルトロール6及びストレッチロール7に巻回された無端状のベルト8とを備えて構成されている。そして、上段ロール1,ベルトロール6及びストレッチロール7の何れかが回転駆動されることで、ベルト8が上段ロール1の周方向における所定領域に押し付けられて(巻回されて)上段ロール1とともに回転し、この所定領域において中芯10に裏ライナ11を押し付けて中芯10と裏ライナ11とを貼合して片面段ボールシート20を形成し、片面段ボールシート20を後工程へ搬送するようになっている。なお、ベルトロール6の内部には蒸気が入っており、ベルトロール6の表面は加熱され、これより中芯10と裏ライナ11との貼合性能を向上させるようになっている。
なお、上述したようなベルト8により中芯10に裏ライナ11を貼合するベルト加圧式の片面段ボール製造装置は、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている。例えば特許文献1には、ストレッチロールの位置を変化させて段ロールに対するベルトの巻回量を調整することにより、中芯に対する裏ライナの加圧時間を調整する技術が開示されている。また、特許文献2には、ベルトロール及びストレッチロールの平行状態を保ちつつベルトの走行面内でベルト走行方向を段ロールの回転軸に直角な面に対して傾斜させることにより、ベルトの片寄りや蛇行を修正する技術が開示されている。
特許第2592183号公報 特許第2851533号公報
ところで、上述したように、従来のベルト加圧式の片面段ボール製造装置では、中芯10に裏ライナ11を押し付けるため、ベルト8を上段ロール1に加圧する必要がある。この加圧手法として、ベルトロール6とストレッチロール7との間の距離を広げてベルト8に張力を付与することによりベルト8を上段ロール1に加圧する手法が用いられている。
しかしながら、ベルト8に張力を付与するためにベルトロール6とストレッチロール7との間の距離を広げると、ベルトロール6及びストレッチロール7の装置幅方向(軸方向)中央部が互いに接近する方向へ撓んで(凹んで)しまう。これにより、ベルト8は、装置幅方向における両端部の周長よりも中央部の周長が短くなるため、ベルト8の一回転当たりのベルト流れ方向(回転方向)における進み量はベルト8の両端部よりも中央部が大きくなる。つまり、ベルト8の中央部が両端部よりも流れ方向へ先進する。そして、このようにベルト8の面内において先進変形が生じると、ベルト8の寿命が短くなってしまうとともに、中芯10と裏ライナ11との貼合時に裏ライナ11の装置幅方向における両端部がずれて糊線ずれが生じ接着不良を起こしてしまうおそれがある。このような課題は、上述した特許文献1及び特許文献2にも同様に生じる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、ベルトの面内変形を低減できるようにして、ベルトの長寿命化を図るとともに中芯とライナとの接着不良を防止できるようにした、片面段ボール製造装置のベルト搬送装置を提供することを目的とする。
このため、請求項1記載の本発明の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置は、装置幅方向に設けられて中芯を段繰る段ロールに対向して配置され、中空形状に形成された一対の中空ロールと、上記の一対の中空ロールに巻回され、該段ロールとのニップにより該中芯にライナを貼合して片面段ボールシートを形成し、該片面段ボールシートを後工程へ搬送する無端状のベルトとをそなえた、片面段ボール製造装置のベルト搬送装置であって、上記の一対の中空ロールに該ベルトが巻回された状態のとき、該ベルトの装置幅方向における両端部の周長から中央部の周長を引いた周長差が両端部の周長の約0.12%以下の長さとなるように、上記の一対の中空ロールのうち少なくとも一方の中空ロールの装置幅方向における中央部が両端部よりも小径に形成されていることを特徴としている。
請求項2記載の本発明の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置は、請求項1記載の装置において、上記の一対の中空ロールの外径と内径との径比が約0.80以上且つ約0.85以下となるように上記の一対の中空ロールの厚みが設定されていることを特徴としている。
請求項3記載の本発明の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置は、請求項1又は2記載の装置において、該周長差が該両端部の周長の約0.06%以上且つ約0.12%以下の長さとなるように、上記の一対の中空ロールの少なくとも一方の装置幅方向における中央部が両端部よりも小径に形成されていることを特徴としている。
請求項4記載の本発明の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の装置において、該段ロール及び上記の一対の中空ロールのうち少なくとも1つのロールが回転駆動するように構成されたことを特徴としている。
請求項5記載の本発明の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の装置において、上記の少なくとも一方の中空ロールの装置幅方向における一端部から他端部にかけて表面が滑らかに形成されていることを特徴としている。
請求項6記載の本発明の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置は、装置幅方向に設けられて中芯を段繰る段ロールに対向して配置され、中空形状に形成された一対の中空ロールと、上記の一対の中空ロールに巻回され、該段ロールとのニップにより該中芯にライナを貼合して片面段ボールシートを形成し、該片面段ボールシートを後工程へ搬送する無端状のベルトとをそなえた、片面段ボール製造装置のベルト搬送装置であって、上記の一対の中空ロールに該ベルトが巻回された状態のとき、該ベルトの装置幅方向における両端部の周長から中央部の周長を引いた周長差が両端部の周長の約0.12%以下の長さとなるように、該ベルトの装置幅方向における中央部の厚みが両端部の厚みよりも薄く形成されていることを特徴としている。
請求項7記載の本発明の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置は、請求項6記載の装置において、上記の一対の中空ロールの外径と内径との径比が約0.80以上且つ約0.85以下となるように上記の一対の中空ロールの厚みが設定されていることを特徴としている。
本発明の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置によれば、ベルトの装置幅方向中央部が両端部よりもベルト流れ方向へ先進することにより生じるベルトの面内変形を低減することができ、ベルトの長寿命化を実現できるとともに、中芯とライナとの貼合時にライナの装置幅方向における両端部がずれることもなくなり糊線ずれも生じないため、中芯とライナとの接着不良を防止することができる。これにより、片面段ボールシートの製品品質を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態としての片面段ボール製造装置のベルト搬送装置を説明するためのもので、図1は片面段ボール製造装置の側面図、図2はベルト搬送装置の模式図である。なお、図1及び図2において、前述した従来例と同一の部位又は部材については同一の符号を用いて示している。
図1に示すように、本実施形態にかかる片面段ボール製造装置は、中芯10を段繰る段繰り装置13と、段繰り装置13により段繰られた中芯10に糊を付着させる糊付け装置14と、糊付け装置14により糊付けされた中芯10に裏ライナ11を押し付けて中芯10に裏ライナ11を貼合する加圧装置30とを主にそなえて構成されている。
段繰り装置13は、上下に互いに対向して装置幅方向に配置された一対の上段ロール(単に、段ロールともいう)1及び下段ロール(単に、段ロールともいう)2を備えて構成されている。上段ロール1及び下段ロール2の表面はそれぞれ周方向において波形状に形成されている。すなわち、上段ロール1の表面には段山1a,段谷1bが形成されているとともに、下段ロール2の表面には段山2a,段谷2bが形成されている。そして、上段ロール1及び下段ロール2が対接するニップ部において、上段ロール1の段山1aと下段ロール2の段谷2bとが互いに噛み合うとともに、上段ロール1の段谷1bと下段ロール2の段山2aとが互いに噛み合うようになっている。これにより、中芯10は、上段ロール1と下段ロール2とのニップ部へ略水平に進入して上段ロール1及び下段ロール2により波形状に段繰られる。なお、上段ロール1及び下段ロール2の内部には蒸気が入っており、上段ロール1及び下段ロール2の表面は加熱されている。
また、糊付け装置14は、糊を貯めておく糊溜め5と、糊溜め5の糊を上段ロール1に巻回されている中芯10の段頂部に付着させる糊付けロール3と、糊付けロール3表面に付着した糊を必要に応じて掻き取るスクレーパ4aが突設された掻き取りロール4とを備えて構成されている。
本実施形態にかかる加圧装置30は、上段ロール1にそれぞれ対向して装置幅方向に設けられた中空形状のベルトロール(中空ロール)16及びストレッチロール(中空ロール)17と、これらベルトロール16及びストレッチロール17に巻回された無端状のベルト(ここでは厚さ約3mm)18とを備えて構成されている。そして、上段ロール1,ベルトロール16及びストレッチロール17の何れかが回転駆動されることで、ベルト18が上段ロール1の周方向における所定領域に押し付けられて(巻回されて)上段ロール1とともに回転し、この所定領域において中芯10に裏ライナ11を押し付けて中芯10と裏ライナ11とを貼合して片面段ボールシート20を形成し、片面段ボールシート20を後工程へ搬送するようになっている。なお、ベルトロール16の内部には蒸気が入っており、ベルトロール16の表面は加熱され、これにより中芯10と裏ライナ11との貼合性能を向上させるようになっている。
また、本実施形態では、ベルトロール16は、外径D1と内径D2との径比φ(=D2/D1)が約0.85以下となるようにベルトロール16の厚みが設定されているとともに、ストレッチロール17の外径D1′と内径D2′との径比φ′(=D2′/D1′)も約0.85以下となるようにストレッチロール17の厚みが設定されている。ここでは、ベルトロール16の外径D1とストレッチロール17の外径D1′とが等しく、また、ベルトロール16の外径D2とストレッチロール17の外径D2′とが等しく形成されているが、微小な差があってもよい。上記のベルトロール16の径比φ及びストレッチロール17の径比φ′が0.85よりも大きいと(即ち、厚みが薄いと)ベルトロール16及びストレッチロール17の剛性が低く、ベルトロール16及びストレッチロール17の装置幅方向(軸方向)中央部が互いに接近する方向へ撓んで(凹んで)しまうが、本実施形態のように約0.85以下に設定することで、従来よりもベルトロール16及びストレッチロール17の剛性を高めることができ、撓みを低減することが可能となる。これにより、ベルト18の装置幅方向における中央部18aが両端部18b,18cよりもベルト流れ方向へ先進してしまうのを抑制でき、ベルト18の面内変形を低減することができる。
また、上記のベルトロール16の径比φ及びストレッチロール17の径比φ′を0.80よりも小さく設定すると(即ち、厚みを厚くすると)、ベルトロール16及びストレッチロール17を回転させるための必要な動力が増加してしまうとともに、製造コストが上がるため、好ましくは、上記のベルトロール16の径比φ及びストレッチロール17の径比φ′を約0.80以上且つ約0.85以下となるようにベルトロール16及びストレッチロール17の厚みを設定するのが良い。
さらに、図2に示すように、ベルトロール16及びストレッチロール17にベルト18が巻回された状態のとき、ベルト18の装置幅方向における両端部18b,18cの周長(外周長)L2から中央部18aの周長(外周長)L1を引いた周長差L(=L2−L1)が、両端部18b,18cの周長L2の約0.12%以下の長さ(即ち、0.12%×L2以下)となるように、ベルトロール16の装置幅方向における中央部の外径が両端部の外径よりも小径〔ただし、厚み(D1−D2)は軸方向において一定〕に形成されている。なお、この表面形状を凹クラウンといい、このような表面形状をもつロールを凹クラウンロールともいう。また、好ましくは、ベルトロール16の表面が、装置幅方向における一端部から他端部にかけて滑らかな凹状に形成されているのがよい。このような表面形状をカテナリークラウンといい、このような表面形状をもつロールをカテナリークラウンロールともいう。
ベルトロール16をこのような形状に形成することで、ベルト18の両端部18b,18cの周速V2が中央部18aの周速V1よりも速くなり、両端部18b,18cが中央部18aよりもベルト流れ方向(回転方向)へ先進するため、中央部18aの先進を抑制でき、ベルト18の面内変形を低減することができる。
なお、上記の周長差Lが両端部18b,18cの周長L2の約0.12%の長さよりも長くなるように(即ち、中央部18aの周長L1を両端部18b,18cの周長L2よりもさらに短くなるように)ベルトロール16を形成すると、ベルト18の両端部18b,18cの周速V2が中央部18aの周速V1よりもさらに速くなり、両端部18b,18cが中央部18aよりもベルト流れ方向へさらに先進してしまい、ベルト18の面内変形が発生してしまう。このため、本実施形態のように、周長差Lが両端部18b,18cの周長L2の約0.12%以下の長さになるようにベルトロール16を形成するのがよい。また、好ましくは、中央部18aの先進を抑制するためには、上記の周長差Lが両端部18b,18cの周長L2の約0.06%以上且つ約0.12%以下の長さとなるようにベルトロール16を形成するのがよい。これは、周長差Lが両端部18b,18cの周長L2の約0.06%の長さよりも短いと、中央部18aの先進を抑制する効果が低下するためである。
本発明の一実施形態としての片面段ボール製造装置のベルト搬送装置は、上述のごとく構成されているので、ベルト18の面内変形、具体的には、ベルト18の装置幅方向中央部18aが両端部18b,18cよりも流れ方向へ先進することにより生じる面内変形を低減することができ、ベルト18の長寿命化を実現できるとともに、中芯10と裏ライナ11との貼合時に裏ライナ11の装置幅方向における両端部がずれることもなくなり糊線ずれも生じないため、中芯10と裏ライナ11との接着不良を防止することができる。これにより、片面段ボールシート20の製品品質を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、ベルトロール16の装置幅方向における中央部を両端部よりも小径に形成する代わりに、ストレッチロール17の装置幅方向における中央部を両端部よりも小径に形成するようにしてもよい。あるいは、ベルトロール16及びストレッチロール17の両方の中央部を両端部よりも小径に形成するようにしてもよい。ただし、この場合でも、本実施形態で説明したように、ベルトロール16及びストレッチロール17にベルト18が巻回された状態のときに、ベルト18の装置幅方向における両端部18b,18cの周長L2から中央部18aの周長L1を引いた周長差Lが両端部18b,18cの周長L2の約0.12%以下の長さとなるようにすることはいうまでもない。
また、ベルトロール16の装置幅方向における中央部を両端部よりも小径に形成する代わりに、ベルト18の装置幅方向における中央部18aの厚みを両端部18b,18cの厚みよりも薄く形成するようにしてもよい。ただし、この場合も、本実施形態で説明したように、ベルトロール16及びストレッチロール17にベルト18が巻回された状態のときに、ベルト18の装置幅方向における両端部18b,18cの周長(外周長)L2から中央部18aの周長(外周長)L1を引いた周長差Lが両端部18b,18cの周長L2の約0.12%以下(好ましくは約0.06%以上且つ約0.12%以下)の長さとなるようにする。このように構成しても、本実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の一実施形態にかかる片面段ボール製造装置を模式的に示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかるベルト搬送装置を説明するための模式図である。 従来の片面段ボール製造装置を模式的に示す側面図である。
符号の説明
1 上段ロール(段ロール)
1a 上段ロールの段山
1b 上段ロールの段谷
2 下段ロール(段ロール)
2a 下段ロールの段山
2b 下段ロールの段谷
3 糊付けロール
4 掻き取りロール
4a スクレーパ
5 糊溜め
16 ベルトロール(中空ロール)
17 ストレッチロール(中空ロール)
18 ベルト
18a ベルトの中央部
18b,18c ベルトの両端部
10 中芯
11 裏ライナ(ライナ)
13 段繰り装置
14 糊付け装置
20 片面段ボールシート
30 加圧装置

Claims (7)

  1. 装置幅方向に設けられて中芯を段繰る段ロールに対向して配置され、中空形状に形成された一対の中空ロールと、
    上記の一対の中空ロールに巻回され、該段ロールとのニップにより該中芯にライナを貼合して片面段ボールシートを形成し、該片面段ボールシートを後工程へ搬送する無端状のベルトとをそなえた、片面段ボール製造装置のベルト搬送装置であって、
    上記の一対の中空ロールに該ベルトが巻回された状態のとき、該ベルトの装置幅方向における両端部の周長から中央部の周長を引いた周長差が両端部の周長の約0.12%以下の長さとなるように、上記の一対の中空ロールのうち少なくとも一方の中空ロールの装置幅方向における中央部が両端部よりも小径に形成されている
    ことを特徴とする、片面段ボール製造装置のベルト搬送装置。
  2. 上記の一対の中空ロールの外径と内径との径比が約0.80以上且つ約0.85以下となるように上記の一対の中空ロールの厚みが設定されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置。
  3. 該周長差が該両端部の周長の約0.06%以上且つ約0.12%以下の長さとなるように、上記の一対の中空ロールの少なくとも一方の装置幅方向における中央部が両端部よりも小径に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置。
  4. 該段ロール及び上記の一対の中空ロールのうち少なくとも1つのロールが回転駆動するように構成された
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置。
  5. 上記の少なくとも一方の中空ロールの装置幅方向における一端部から他端部にかけて表面が滑らかに形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置。
  6. 装置幅方向に設けられて中芯を段繰る段ロールに対向して配置され、中空形状に形成された一対の中空ロールと、
    上記の一対の中空ロールに巻回され、該段ロールとのニップにより該中芯にライナを貼合して片面段ボールシートを形成し、該片面段ボールシートを後工程へ搬送する無端状のベルトとをそなえた、片面段ボール製造装置のベルト搬送装置であって、
    上記の一対の中空ロールに該ベルトが巻回された状態のとき、該ベルトの装置幅方向における両端部の周長から中央部の周長を引いた周長差が両端部の周長の約0.12%以下の長さとなるように、該ベルトの装置幅方向における中央部の厚みが両端部の厚みよりも薄く形成されている
    ことを特徴とする、片面段ボール製造装置のベルト搬送装置。
  7. 上記の一対の中空ロールの外径と内径との径比が約0.80以上且つ約0.85以下となるように上記の一対の中空ロールの厚みが設定されている
    ことを特徴とする、請求項6記載の片面段ボール製造装置のベルト搬送装置。
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