JP2006135869A - マイクロホン - Google Patents
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Abstract
【課題】 マイクロホンから話者までの距離を、マイクロホンを使用するのに適正な距離に容易に設定できるようにする。
【解決手段】 マイクロホン1は、距離センサ50の出力部50Aから超音波を発射し、マイクロホン1を使用している話者で反射した超音波を入力部50Bにて検知する。またマイクロホン1は、出力部50Aが超音波を発射してから入力部50Bが超音波を検知するまでの時間を計時し、計時した時間からマイクユニット20から話者までの距離を求める。マイクユニット20から話者までの距離が、マイクロホン1を使用するのに適正な距離範囲内にある場合、マイクロホン1はLED62を点灯させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 マイクロホン1は、距離センサ50の出力部50Aから超音波を発射し、マイクロホン1を使用している話者で反射した超音波を入力部50Bにて検知する。またマイクロホン1は、出力部50Aが超音波を発射してから入力部50Bが超音波を検知するまでの時間を計時し、計時した時間からマイクユニット20から話者までの距離を求める。マイクユニット20から話者までの距離が、マイクロホン1を使用するのに適正な距離範囲内にある場合、マイクロホン1はLED62を点灯させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、マイクロホンの位置決めをする技術に関する。
マイクロホンの能力が最大限発揮されるようにするためには、話者に対するマイクロホンの位置を適正な位置に設定する必要がある。この作業は煩雑なものであり、例えば会議場やホール等の場所において使用されるハンドタイプのマイクロホンの場合、話者は音声を発すると共に、設置されたスピーカから出力される音声を確認し、明瞭な音声が聞き取れるようにマイクロホンの位置を調整していくという作業を行わなければならなかった。
そこで、このように話者に煩雑な作業を行わせることなく、マイクロホンを適正に設定する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されているマイクロホンは、音声信号から音源の方向を特定し、所定の距離内にいる話者がいる場合には、音源の方向を追従するようになっている。このマイクロホンによれば、話者の位置に応じてマイクロホンが自動的に音源の方向を追従するため、話者を煩わせることなくマイクロホンが適正な向きに設定されることとなる。
特開平5−161190号公報
ところで、音のゲインは距離の二乗に反比例して小さくなるため、マイクと話者との距離が離れると、取得する音声のゲインが小さくなりS/N比が低下してしまうという問題が生じる。また、話者とマイクロホンとの距離が近づきすぎると低域の音圧が高くなる現象である近接効果が顕著になり、音質が変化して明瞭度が悪化するという問題が生じてしまう。そこで、マイクロホンの能力を最大限に発揮するためには、マイクロホンの向きだけでなく、マイクロホンから話者までの距離も適正な距離に設定する必要があるが、特許文献1に開示されている技術は、マイクロホンの向きを設定するに止まり、上述した問題を解決することはできていない。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、その目的は、マイクロホンから話者までの距離を、マイクロホンを使用するのに適正な距離に容易に設定できるようにすることにある。
上述した課題を解決するために本発明は、音を電気信号に変換するマイクユニットと、前記マイクユニットに入力される音の音源までの距離を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された距離が予め定められた距離範囲内にある場合、前記マイクユニットから前記音源までの距離が前記距離範囲内にあることを報知する報知手段とを有するマイクロホンを提供する。
本発明によれば、マイクユニットから音源までの距離が、マイクユニットが音を電気信号に変換するのに適正な予め定められた距離範囲内にある場合、この距離範囲内にあることが報知される。このため、マイクロホンの使用者は、マイクロホンから音源までの距離をマイクロホンを使用するのに適正な距離に設定することができる。
本発明によれば、マイクユニットから音源までの距離が、マイクユニットが音を電気信号に変換するのに適正な予め定められた距離範囲内にある場合、この距離範囲内にあることが報知される。このため、マイクロホンの使用者は、マイクロホンから音源までの距離をマイクロホンを使用するのに適正な距離に設定することができる。
本発明の好ましい態様においては、前記報知手段は、所定の距離範囲毎に対応付けされた複数の発光体を有し、前記測定手段により測定された距離が属する距離範囲に対応する発光体を点灯させる。また、他の好ましい態様においては、前記報知手段は振動体を有し、前記測定手段により測定された距離に応じた振動態様で前記振動体を振動させる。また、他の好ましい態様においては、前記測定手段は、少なくとも超音波、レーザ、赤外線のうちのいずれかを前記音源に送出し、これが前記音源によって反射して戻るまで時間を計測する。また、他の好ましい態様においては、前記マイクユニットは指向性を有し、前記測定手段は、前記マイクユニットの指向性方向にある音源から前記マイクユニットまでの距離を測定する。
本発明によれば、マイクロホンから話者までの距離を、マイクロホンを使用するのに適正な距離に設定することができる。
[構成]
図1は、本発明の実施形態に係るマイクロホン1の外観図である。このマイクロホン1は、例えば拡声用に使用されるハンドマイクであり、図1中矢印A方向の音を拾う指向特性(単一指向性)を有している。グリル10の内部には、マイクユニット20が設けられており、このマイクユニット20により音声が電気信号に変換されて出力される。
図1は、本発明の実施形態に係るマイクロホン1の外観図である。このマイクロホン1は、例えば拡声用に使用されるハンドマイクであり、図1中矢印A方向の音を拾う指向特性(単一指向性)を有している。グリル10の内部には、マイクユニット20が設けられており、このマイクユニット20により音声が電気信号に変換されて出力される。
筐体30は、電池が挿入される電池ボックス(図示略)や、マイクロホン1の各部を制御する制御部100(図示略)を内部に備えている。また、筐体30の表面には、電池ボックスに挿入された電池から、マイクロホン1の各部に電力を供給するための電源スイッチ40や、距離センサ50およびLED60〜LED64が配設されている。
筐体30の表面に配設された距離センサ50は、マイクロホン1の使用者までの距離を測定するためのセンサであり、超音波を発射する出力部50Aと、出力部から発射され被測定物にて反射した超音波を検知する入力部50Bとを有している。距離センサ50は、制御部100の制御の下、出力部50Aから超音波を発射する。そして、マイクロホン1の使用者にて反射した超音波を入力部50Bにて検知すると、超音波を検知したことを示す検知信号を制御部100へ出力する。
LED60〜LED64は、発光ダイオードであり制御部100の制御の下、点灯/消灯する。なお、本実施形態においては、マイクロホン1の下端方向から順番に、赤色の光を発するLED60,61、青色の光を発するLED62、黄色の光を発するLED63,64が配設されている。
次に、図2を用いてマイクロホン1の制御部100について説明する。制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103、および図3に示したフォーマットのLED点灯テーブルを記憶した不揮発性メモリ104を備えている。また制御部100には、距離センサ50とLED60〜LED64とが接続されている。CPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに基づいて、距離センサ50を制御する。そして、マイクユニット20から話者までの距離を測定し、測定した距離とマイクロホン1を使用するのに適正な距離とのずれをLED60〜LED64により報知する。
[動作]
次にマイクロホン1の動作について説明する。なお、以下の説明においては、マイクロホン1を使用する際のマイクユニット20から話者までの適正な距離は、b[cm]以上且つc「cm」未満の距離範囲である場合を想定して動作の説明を行う。マイクロホン1を手にした話者がグリル10を口元へ近づけた後、電源スイッチ40をONにすると、制御部100は出力指示信号を距離センサ50へ出力する。制御部100から出力された出力指示信号が距離センサ50に入力されると、出力部50Aから超音波が発射される(ステップSA1)。そして、制御部100は、出力指示信号を出力してから経過した時間の計時を開始し(ステップSA2)、検知信号が入力されるのを待つ。
次にマイクロホン1の動作について説明する。なお、以下の説明においては、マイクロホン1を使用する際のマイクユニット20から話者までの適正な距離は、b[cm]以上且つc「cm」未満の距離範囲である場合を想定して動作の説明を行う。マイクロホン1を手にした話者がグリル10を口元へ近づけた後、電源スイッチ40をONにすると、制御部100は出力指示信号を距離センサ50へ出力する。制御部100から出力された出力指示信号が距離センサ50に入力されると、出力部50Aから超音波が発射される(ステップSA1)。そして、制御部100は、出力指示信号を出力してから経過した時間の計時を開始し(ステップSA2)、検知信号が入力されるのを待つ。
ここで、一定時間の間に検知信号が制御部100に入力されなかった場合(ステップSA3;NO、ステップSA4;YES)、制御部100は、LED60〜LED64を全て消灯させ(ステップSA5)、これにより、マイクユニット20から話者までの距離が正しく測定できていないことを報知する。
出力部50Aから出力された超音波が話者(音源)の顔面で反射し、反射した超音波が入力部50Bにて検知されると、超音波を検知したことを示す検知信号が入力部50Bから出力されて制御部100に入力される。制御部100は検知信号が入力されると(ステップSA3;YES)、ステップSA2で開始した時間の計時を終了し(ステップSA6)、計時した時間、即ち、出力信号を出力してから検知信号が入力されるまでに経過した時間と、超音波の速度とから、距離センサ50から話者までの距離を求める。そして、この求めた距離から、予め記憶している距離センサ50からマイクユニット20までの距離を減算することにより、マイクユニット20から話者までの距離を求める(ステップSA7)。
制御部100は、ステップSA7の処理が終了すると、不揮発性メモリ104に記憶されているLED点灯テーブル(図3)を参照し、ステップSA7で算出した距離に対応するレコードを検索する。そして、検索したレコードに格納されているデータにより、点灯させるLEDを決定する(ステップSA8)。ここで、測定した距離が例えばa[cm]以下であった場合、点灯させるLEDはLED64となる。制御部100は、LED64を点灯させるLEDとすると、黄色の光を発するLED64のみを点灯させ、他のLED60〜LED63を消灯させる(ステップSA9)。話者はマイクロホン1を見て、自身に近い側のLED64が点灯したことによりマイクロホン1が自身に近づきすぎていることを認識すると、マイクロホン1を自身から遠ざける。
制御部100は、ステップSA9の処理が終了すると、ステップSA1に戻り、上述した処理を繰り返す。ここで、ステップSA1〜ステップSA7までの処理により求められた距離がd[cm]以上であった場合、点灯させるLEDはLED60となる。制御部100は、LED60を点灯させるLEDとすると、赤色の光を発するLED60のみを点灯させ、他のLED61〜LED64を消灯させる。話者はマイクロホン1を見て、自身から遠い位置のLED60が点灯したことにより、今度はマイクロホン1が離れすぎていることを認識し、マイクロホン1を自身に近づける。
そして制御部100は、上述した処理を繰り返し、測定した距離がb[cm]以上且つc[cm]未満の範囲にある場合、即ち、マイクユニット20から話者までの距離がマイクロホン1を使用するのに適正な距離になった場合、LED62を点灯させるLEDとする。そして制御部100は、青色の光を発するLED62のみを点灯させ、他のLED60,61,63,64を消灯させる。話者はマイクロホン1を見て、青色のLED62が点灯したことにより、マイクロホン1と話者との距離が適正な距離になったことを認識する。
以上説明したように本実施形態によれば、マイクユニット20から話者までの距離が適正な距離になると、その旨が発光ダイオードにより話者に報知されるため、話者はマイクロホン1から話者までの距離を、マイクロホン1を使用するのに適した距離に設定することができる。なお、上述した動作例においては、人間がマイクロホン1を持つ場合の例を説明したが、固定された音源の音を集音する場合、マイクスタンドにマイクロホン1を固定し、LEDを見ながらマイクスタンドの位置を調整し、マイクロホン1から音源までの距離を調整するようにしてもよい。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
(変形例1)
上述した実施形態においては、マイクロホン1と話者との間の適正な距離とのずれをLEDにより報知しているが、7セグメントLEDや、液晶ディスプレイなどにより、測定した位置から適正な位置までの距離を数値により表示するようにしてもよい。また、距離に応じて異なる種類の音をスピーカから放音し、適正な距離にあるのか、近すぎるのか遠すぎるのかを報知するようにしてもよいし、振動モータ等によりモータを振動させ、振動のパターンにより適正な距離にあるのか、近すぎるのか遠すぎるのかを報知するようにしてもよい。また、測定した距離に応じて、音声で「もう少し近づいて下さい」、「その距離が最適です。」、「もう少し離れて下さい」というように案内をするようにしてもよいし、音声で案内する内容を、液晶ディスプレイにより文字や画像で案内するようにしてもよい。なお、音や音声により報知を行う場合には、制御部100は、マイクユニット20から出力される電気信号を監視し、マイクユニット20に音が入力されていない時に報知を行うようにしてもよい。また、音や音声により報知を行う場合、スピーカから出力される音がマイクユニット20に回り込まないように、マイクユニット20の指向性の方向とは異なる方向へ放音して報知するようにしてもよい。このように音や振動により報知すれば、視覚障害者であってもマイクロホン1から話者までの距離を適正な距離に保つことができる。また、LEDを一つだけ配設し、適正な距離になった時にのみLEDを点灯させるようにしてもよいし、距離に応じてLEDの照度を異ならせ、照度により適正な距離になったことを知らせるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、マイクロホン1と話者との間の適正な距離とのずれをLEDにより報知しているが、7セグメントLEDや、液晶ディスプレイなどにより、測定した位置から適正な位置までの距離を数値により表示するようにしてもよい。また、距離に応じて異なる種類の音をスピーカから放音し、適正な距離にあるのか、近すぎるのか遠すぎるのかを報知するようにしてもよいし、振動モータ等によりモータを振動させ、振動のパターンにより適正な距離にあるのか、近すぎるのか遠すぎるのかを報知するようにしてもよい。また、測定した距離に応じて、音声で「もう少し近づいて下さい」、「その距離が最適です。」、「もう少し離れて下さい」というように案内をするようにしてもよいし、音声で案内する内容を、液晶ディスプレイにより文字や画像で案内するようにしてもよい。なお、音や音声により報知を行う場合には、制御部100は、マイクユニット20から出力される電気信号を監視し、マイクユニット20に音が入力されていない時に報知を行うようにしてもよい。また、音や音声により報知を行う場合、スピーカから出力される音がマイクユニット20に回り込まないように、マイクユニット20の指向性の方向とは異なる方向へ放音して報知するようにしてもよい。このように音や振動により報知すれば、視覚障害者であってもマイクロホン1から話者までの距離を適正な距離に保つことができる。また、LEDを一つだけ配設し、適正な距離になった時にのみLEDを点灯させるようにしてもよいし、距離に応じてLEDの照度を異ならせ、照度により適正な距離になったことを知らせるようにしてもよい。
(変形例2)
上述した実施形態においては、マイクユニット20から話者までの距離を測定するために超音波を用いた距離センサを採用しているが、距離センサは、被測定物までの距離を測定できるのであれば赤外線やレーザを用いたものなど他の方式であってもよい。
上述した実施形態においては、マイクユニット20から話者までの距離を測定するために超音波を用いた距離センサを採用しているが、距離センサは、被測定物までの距離を測定できるのであれば赤外線やレーザを用いたものなど他の方式であってもよい。
(変形例3)
マイクロホン1が無指向性である場合、グリル10の頭頂部を話者の口の方へ向けなくとも音声を集音できるため、距離センサ50を、図5に例示したように筐体30に配設するようにしてもよい。
マイクロホン1が無指向性である場合、グリル10の頭頂部を話者の口の方へ向けなくとも音声を集音できるため、距離センサ50を、図5に例示したように筐体30に配設するようにしてもよい。
(変形例4)
また、筐体30にカメラを配設して顔の画像を取得し、画像中の口の位置により、マイクロホン1の適正な向きとのずれを認識し、適正な向きとなった場合にLEDを点灯させて報知するようにしてもよい。
また、筐体30にカメラを配設して顔の画像を取得し、画像中の口の位置により、マイクロホン1の適正な向きとのずれを認識し、適正な向きとなった場合にLEDを点灯させて報知するようにしてもよい。
(変形例5)
制御部100は、距離センサ50により測定した距離と、マイクユニット20から出力される電気信号を解析して求めた音圧とから、音源における音の音圧を求め、この求めた音圧に基づいて、音源からの音を集音するのに適した距離を報知するようにしてもよい。
制御部100は、距離センサ50により測定した距離と、マイクユニット20から出力される電気信号を解析して求めた音圧とから、音源における音の音圧を求め、この求めた音圧に基づいて、音源からの音を集音するのに適した距離を報知するようにしてもよい。
(変形例6)
図6に示したように、話者の声量によって切り替えるスイッチ41を設け、スイッチの操作子の位置によって制御部100は異なるLED点灯テーブルを使用するようにしてもよい。例えば、スイッチ41の操作子の位置が「大」である場合には、図7に示したLED点灯テーブルT1を使用し、操作子の位置が「小」である場合には、図7に示したLED点灯テーブルT2を使用するようにする。
声の小さい話者がマイクロホン1を使用する場合、音声の音圧レベルが低くなるのでマイクロホン1を話者に近づける必要がある。ここで、話者がスイッチ41の操作子を「小」の位置にすると、制御部100はLED点灯テーブルT2を使用し、話者とマイクユニット20との間の距離がb[cm]以上且つc[cm]未満の範囲にある場合、青色の光を発するLED62のみを点灯させ、他のLED60,61,63,64を消灯させる。話者はマイクロホン1を見て、青色のLED62が点灯したことにより、マイクロホン1と話者との距離が適正な距離になったことを認識する。
一方、声の大きい話者がマイクロホン1を使用する場合、音声の音圧レベルが高くなるのでマイクロホン1を話者から遠ざける必要がある。ここで、話者がスイッチ41の操作子を「大」の位置にすると、制御部100はLED点灯テーブルT1を使用し、話者とマイクユニット20との間の距離がc[cm]以上且つd[cm]未満の範囲にある場合(即ち、マイクロホン1が、声の小さい話者にとっての適切な距離であるb[cm]以上且つc[cm]未満の距離より、話者から見て遠くにある場合)、青色の光を発するLED62のみを点灯させ、他のLED60,61,63,64を消灯させる。話者はマイクロホン1を見て、青色のLED62が点灯したことにより、マイクロホン1と話者との距離が適正な距離になったことを認識する。
このような態様によれば、話者の声量に応じて、マイクロホン1を適切な距離に設定することができる。
図6に示したように、話者の声量によって切り替えるスイッチ41を設け、スイッチの操作子の位置によって制御部100は異なるLED点灯テーブルを使用するようにしてもよい。例えば、スイッチ41の操作子の位置が「大」である場合には、図7に示したLED点灯テーブルT1を使用し、操作子の位置が「小」である場合には、図7に示したLED点灯テーブルT2を使用するようにする。
声の小さい話者がマイクロホン1を使用する場合、音声の音圧レベルが低くなるのでマイクロホン1を話者に近づける必要がある。ここで、話者がスイッチ41の操作子を「小」の位置にすると、制御部100はLED点灯テーブルT2を使用し、話者とマイクユニット20との間の距離がb[cm]以上且つc[cm]未満の範囲にある場合、青色の光を発するLED62のみを点灯させ、他のLED60,61,63,64を消灯させる。話者はマイクロホン1を見て、青色のLED62が点灯したことにより、マイクロホン1と話者との距離が適正な距離になったことを認識する。
一方、声の大きい話者がマイクロホン1を使用する場合、音声の音圧レベルが高くなるのでマイクロホン1を話者から遠ざける必要がある。ここで、話者がスイッチ41の操作子を「大」の位置にすると、制御部100はLED点灯テーブルT1を使用し、話者とマイクユニット20との間の距離がc[cm]以上且つd[cm]未満の範囲にある場合(即ち、マイクロホン1が、声の小さい話者にとっての適切な距離であるb[cm]以上且つc[cm]未満の距離より、話者から見て遠くにある場合)、青色の光を発するLED62のみを点灯させ、他のLED60,61,63,64を消灯させる。話者はマイクロホン1を見て、青色のLED62が点灯したことにより、マイクロホン1と話者との距離が適正な距離になったことを認識する。
このような態様によれば、話者の声量に応じて、マイクロホン1を適切な距離に設定することができる。
(変形例7)
マイクユニット20から出力される電気信号から、マイクユニット20に入力される音声の音圧レベルの平均値を求め、音圧レベルの高低を判定し、音圧レベルが高いと判定した場合には、変形例6で述べたLED点灯テーブルT1を使用してLEDの点灯・消灯を制御し、音圧レベルが低いと判定した場合には、変形例6で述べたLED点灯テーブルT2を使用してLEDの点灯・消灯を制御するようにしてもよい。
マイクユニット20から出力される電気信号から、マイクユニット20に入力される音声の音圧レベルの平均値を求め、音圧レベルの高低を判定し、音圧レベルが高いと判定した場合には、変形例6で述べたLED点灯テーブルT1を使用してLEDの点灯・消灯を制御し、音圧レベルが低いと判定した場合には、変形例6で述べたLED点灯テーブルT2を使用してLEDの点灯・消灯を制御するようにしてもよい。
1・・・マイクロホン、10・・・グリル、20・・・マイクユニット、30・・・筐体、40・・・電源スイッチ、50・・・距離センサ、50A・・・出力部、50B・・・入力部、60〜64・・・LED、100・・・制御部、101・・・CPU、102・・・ROM、103・・・RAM、104・・・不揮発性メモリ。
Claims (5)
- 音を電気信号に変換するマイクユニットと、
前記マイクユニットに入力される音を発音している音源から前記マイクユニットまでの距離を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された距離が予め定められた距離範囲内にある場合、当該距離が前記距離範囲内にあることを報知する報知手段と
を有するマイクロホン。 - 前記報知手段は、所定の距離範囲毎に対応付けされた複数の発光体を有し、前記測定手段により測定された距離が属する距離範囲に対応する発光体を点灯させることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン。
- 前記報知手段は振動体を有し、前記測定手段により測定された距離に応じた振動態様で前記振動体を振動させることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン。
- 前記測定手段は、少なくとも超音波、レーザ、赤外線のうちのいずれかを前記音源に送出し、これが前記音源によって反射して戻るまで時間を計測することにより距離を測定することを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン。
- 前記マイクユニットは指向性を有し、
前記測定手段は、前記マイクユニットの指向性方向にある音源から前記マイクユニットまでの距離を測定することを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004325138A JP2006135869A (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | マイクロホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004325138A JP2006135869A (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | マイクロホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006135869A true JP2006135869A (ja) | 2006-05-25 |
Family
ID=36728956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004325138A Withdrawn JP2006135869A (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | マイクロホン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006135869A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010278880A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Daiichikosho Co Ltd | マイクユニット位置の調節機構付きマイクロホン及びカラオケシステム |
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-
2004
- 2004-11-09 JP JP2004325138A patent/JP2006135869A/ja not_active Withdrawn
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