JP2006133350A - 画像形成装置 - Google Patents

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Nobuyuki Mizushima
信幸 水島
Kuniaki Tanaka
邦章 田中
Keiichi Taguchi
▲恵▼一 田口
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Abstract

【課題】一次転写中の画像にズレや乱れが生じにくくすると同時に記録材が普通紙(腰の弱い用紙)である場合には,単位時間当たりの画像形成枚数を増大させる。
【解決手段】記録材Sの搬送方向に関し,二次転写部T2の前段直近に配置され,二次転写部T2に向けて記録材Sを搬送する搬送ローラ対10gと,中間転写体51の表面に対し接離可能に構成され,中間転写体51に当接することにより,二次転写後に中間転写体51上に残留している残留トナーを掻き落とすクリーニングブレード81とを備え,搬送ローラ対10gによる記録材の搬送速度が,二次転写部T2における記録材の搬送速度に比べて速く設定されているとともに,記録材が厚紙である場合にのみ,一次転写が終了した後にクリーニングブレード81を中間転写体51に当接させる。
【選択図】図2

Description

本発明は電子写真技術を用いてトナー画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関する。
一般に,表面にトナー像が形成される像担持体と,
この像担持体との当接部で一次転写部を形成し,この一次転写部において像担持体上のトナー像が一次転写され,記録材との当接部で二次転写部を形成してこの二次転写部で記録材にトナー像を転写させる中間転写体と,
前記二次転写部において,中間転写体に対し記録材を介して圧接される二次転写ローラと,
前記記録材の搬送方向に関し,前記二次転写部の前段直近に配置され,前記二次転写部に向けて記録材を搬送する搬送ローラ対と,
前記中間転写体の表面に対し接離可能に構成され,中間転写体に当接することにより,前記二次転写後に中間転写体上に残留している残留トナーを掻き落とすクリーニングブレードと,
を備えた画像形成装置が知られている(例えば特許文献1)。
このような画像形成装置においては,上記一次転写が行われている期間中にクリーニングブレードを中間転写体に当接させると,クリーニングブレードの当接時に生じる装置内の振動や,中間転写体の回転負荷の変動で,出力される画像にずれやゆがみが生じやすいという問題がある。
そこで,このような問題を解決すべく,従来の画像形成装置は,記録材の厚さにかかわらず,一次転写が行われない期間にクリーニングブレードを中間転写体に当接させるようにしていた(特許文献1)。
特開2003−195712号公報
一般に,上述したような画像形成装置においては,二次転写部の前段直近に配置され,二次転写部に向けて記録材を搬送する搬送ローラ対による記録材の搬送速度を,二次転写部における記録材の搬送速度に比べて速く設定することが望ましい。二次転写部前段直近の搬送ローラ対による記録材の搬送速度が二次転写部における記録材の搬送速度と同速乃至低速であると,上記搬送ローラ対と二次転写部との間に記録材がある際,記録材に張力が作用し,この張力が二次転写部において負荷として作用するおそれがあり,二次転写部における転写動作が不安定になる(転写される画像にズレや乱れが生じる)おそれがあるからである。
これに対し,搬送ローラ対による記録材の搬送速度を,二次転写部における記録材の搬送速度に比べて速く設定すると,上記引っ張り力は作用しなくなるから,記録材が普通紙以下の厚さ(腰の弱さ)である場合には,上記のような引っ張り力による問題は生じなくなる。
しかしながら,上記搬送ローラ対による記録材の搬送速度を,二次転写部における記録材の搬送速度に比べて速く設定した場合,上記搬送ローラ対と二次転写部とで搬送される記録材が厚紙であると,搬送ローラ対と二次転写部との間にある厚紙には圧縮力が作用する。この圧縮力は,二次転写部において中間転写体の移動速度を増速させるように作用するから,中間転写体の移動速度は不安定になりがちになる。
このため,このような状況において,中間転写体にクリーニングブレードを当接させると,中間転写体の移動速度がさらに不安定になり,速度変動が大きくなって,上記一次転写部において一次転写中の画像にズレや乱れが発生しやすくなる。
なお,このような問題は,上記記録材が厚紙である場合の他,二次転写部において中間転写体の移動速度を増速させるように作用して中間転写体の移動速度を不安定化させる程度の腰の強さを有する記録材であれば同様に生じる。したがって,本願において,「厚紙」とは,「二次転写部において中間転写体の移動速度を増速させるように作用して中間転写体の移動速度を不安定化させる程度の腰の強さを有する記録材」の意である。
このような問題は,上述した特許文献1記載の従来技術によって解決することも可能ではある。
しかしながら,一次転写が行われない期間にクリーニングブレードを中間転写体に当接させるようにする,別言すれば,クリーニングブレードが中間転写体に当接しているときには一次転写を行わないようにするためには,形成される画像間の間隔を大きくする必要があり,形成される画像間の間隔を大きくすると,単位時間当たりの画像形成可能枚数が低減してしまう。
上述した従来の技術では,記録材の厚さにかかわらず,一次転写が行われない期間にクリーニングブレードを中間転写体に当接させるようにしていたので,全ての厚さの記録材に関し,単位時間当たりの画像形成可能枚数が低減してしまうという問題があった。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,一次転写中の画像にズレや乱れが生じにくくすると同時に記録材が普通紙(腰の弱い用紙)である場合には,単位時間当たりの画像形成枚数を増大させることのできる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は,
表面にトナー像が形成される像担持体と,
この像担持体との当接部で一次転写部を形成し,この一次転写部において像担持体上のトナー像が一次転写され,記録材との当接部で二次転写部を形成してこの二次転写部で記録材にトナー像を転写させる中間転写体と,
前記二次転写部において,中間転写体に対し記録材を介して圧接される二次転写ローラと,
前記記録材の搬送方向に関し,前記二次転写部の前段直近に配置され,前記二次転写部に向けて記録材を搬送する搬送ローラ対と,
前記中間転写体の表面に対し接離可能に構成され,中間転写体に当接することにより,前記二次転写後に中間転写体上に残留している残留トナーを掻き落とすクリーニングブレードと,
を備えた画像形成装置であって,
前記搬送ローラ対による記録材の搬送速度が,前記二次転写部における記録材の搬送速度に比べて速く設定されているとともに,
前記記録材が厚紙である場合にのみ,前記一次転写が終了した後に,前記クリーニングブレードを前記中間転写体に当接させること特徴とする。
このような構成によれば,搬送ローラ対による記録材の搬送速度が,前記二次転写部における記録材の搬送速度に比べて速く設定されているので,搬送ローラ対と二次転写部との間において記録材に引っ張り力が作用しなくなり,記録材が普通紙以下の厚さ(腰の弱さ)である場合には,二次転写部における転写動作が安定して二次転写される画像にズレや乱れが生じなくなる。また,中間転写体の移動速度も安定するから一次転写部における画像にもズレや乱れが生じなくなる。
また,記録材が厚紙である場合には,前記一次転写が終了した後に,前記クリーニングブレードが前記中間転写体に当接するから,クリーニングブレードが中間転写体に当接する際には,すでに,一次転写は終了した状態となっている。
したがって,中間転写体にクリーニングブレードを当接させても,一次転写部において一次転写中の画像にズレや乱れが発生しにくくなる。
そして,この発明によれば,記録材が厚紙である場合にのみ,一次転写が終了した後にクリーニングブレードを中間転写体に当接させ,記録材が普通紙である場合には,一次転写が終了する前に,クリーニングブレードを中間転写体に当接させるから,記録材が普通紙である場合には,単位時間当たりの画像形成枚数を増大させることが可能となる。
以下,本発明に係る画像形成装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は,本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す正面図である。
この画像形成装置は,記録材としてA4サイズの用紙(レターサイズ含む)を縦送りしてその両面にフルカラー画像を形成することのできるカラー画像形成装置であり,ケース10と,このケース10内に収容された,像担持体ユニット20と,露光手段としての露光ユニット30と,現像手段としての現像器(現像装置)40と,中間転写体ユニット50と,定着手段としての定着ユニット(定着器)60とを備えている。
ケース10には装置本体の図示しないフレームが設けられており,このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
像担持体ユニット20は,像担持体としての,外周面に感光層を有する感光体21と,この感光体21の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ帯電器(スコロトロン帯電器)22とを有しており,このコロナ帯電器22により一様に帯電させられた感光体21の外周面を露光ユニット30からのレーザー光Lで選択的に露光して静電潜像を形成し,この静電潜像に現像器40で現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とし,このトナー像を中間転写体ユニット50の中間転写体である中間転写ベルト51に一次転写部T1で一次転写し,さらに,二次転写部T2で,転写対象である用紙(記録材)に二次転写させるようになっている。
ケース10内には,上記二次転写部T2により片面に画像が形成された用紙をケース10上面の用紙排出部(排紙トレイ部)15に向けて搬送する搬送路16と,この搬送路16により用紙排出部15に向けて搬送された用紙をスイッチバックさせて他面にも画像を形成すべく前記二次転写部T2に向けて返送する返送路17とが設けられている。
70は,装置本体に対して着脱可能に構成された両面ユニットであり,この両面ユニット70が装着されることによって前記返送路17が形成される。
ケース10の下部には,複数枚の用紙を積層保持する給紙カセット18が設けられており,その用紙S(図2参照)を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19が設けられている。給紙ローラ19で給送された用紙は,ゲートローラ対10gで二次転写部T2への搬送タイミングが制御されて当該ゲートローラ対10gで二次転写部T2へ向け搬送される。
現像器40はロータリ現像器(ロータリ現像装置)であり,回転体本体41に対して,それぞれトナーが収容された複数の現像器カートリッジ(K(ブラック),C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)用のカートリッジ(図示せず))が着脱可能に装着されている。回転体本体41が矢印R方向に90度ピッチで回転することによって,各現像器カートリッジが備えている現像ローラ(図示せず)を感光体21に選択的に当接させ,感光体21の表面を選択的に現像することが可能となっている。
露光ユニット30は,上記レーザー光Lを感光体21に向けて照射する。
中間転写体ユニット50は,図示しないユニットフレームと,このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54と複数本の従動ローラ53等に掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており,中間転写ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と中間転写ベルト51との当接部において前記一次転写部T1が形成されており,駆動ローラと本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは,前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり,接触した際に二次転写部T2が形成される。
したがって,カラー画像を形成する際には,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51から離間している状態で中間転写ベルト51上において複数色のトナー像が重ね合わされてカラー画像が形成され,その後,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51に当接し,その当接部(二次転写部T2)に用紙が供給されることによって中間転写ベルト51上から用紙上にカラー画像(トナー像)が転写(二次転写)されることとなる。
トナー像が転写された用紙は,定着ユニット60を通ることでトナー像が溶融定着され,上記排紙トレイ部15に向けて排出される。
中間転写ユニット50には,前記二次転写後に中間転写ベルト51上に残留している残留トナーを除去するためのクリーニング手段80が設けられている。
図2は上記画像形成装置の主要部のみを示す概略図,図3はゲートローラ対10gと二次転写部T2とを示す概略図である。
図1,図2において,81はクリーニングブレードである。このクリーニングブレード81は,中間転写ベルト51の表面に対し接離機構で接離可能に構成され,中間転写ベルト51に当接することにより,二次転写後に中間転写ベルト51上に残留している残留トナーを掻き落とす。
図1,図2に示すように,ゲートローラ対10gは,記録材Sの搬送方向に関し,二次転写部T2の前段直近に配置されており,二次転写部T2に向けて記録材Sを搬送する搬送ローラ対を構成している。
図3に示すように,ゲートローラ対10gによる記録材Sの搬送速度V1は,二次転写部T2における記録材Sの搬送速度V2に比べて速く設定されている。
なお,図2において,52は,一次転写部T1において,中間転写ベルト51をバックアップするバックアップローラであるが,このようなローラは,設けても設けなくてもよい。
図1に示すようにバックアップローラを設けない場合,感光体21と中間転写ベルト51とは一次転写部T1において,中間転写ベルト51の張力によって当接する。
クリーニングブレード81を中間転写ベルト51に当接させるタイミングは,この画像形成装置全体の作動を制御する制御部(図示せず)によって制御される。
この画像形成装置は,通常,パーソナルコンピュータに接続されて使用される。
画像形成装置で画像形成に供される用紙(記録材)Sのサイズ,厚さ等の種別は,画像形成装置が備える操作パネルによっても設定できるが,通常,パーソナルコンピュータ上で設定でき,その設定情報は,画像形成装置の上記制御部に入力される。
制御部は,記録材Sが厚紙(あるいは,封筒,OHP用シート等,腰の強い記録材)である場合にのみ,前記一次転写が終了した後に,クリーニングブレード81を中間転写ベルト51に当接させるようにクリーニングブレードの接離機構を作動させる。
図4は,上記制御部により制御される主要部分の作動を示すタイミングチャートであり,(a)は普通紙(あるいは普通紙以下の腰の弱さの記録材)の場合を,(b)は厚紙の場合を示している。
なお,図4において,「Vsync」は基準信号のON/OFF状態を,「Video」は感光体21への画像書き込み(露光)信号のON/OFF状態を,「ケ゛ートローラ」はゲートローラ対10gの駆動のON/OFF状態を,「2転ハ゛イアス」は二次転写部T2における二次転写バイアスのON/OFF状態および二次転写ローラ10bの中間転写ベルト51への当接/離間状態を,「ヘ゛ルトクリーナ」はクリーニングブレード81の中間転写ベルト51への当接/離間状態をそれぞれ示している。
「Vsync」の基準信号については,そのONを上側にとってあるが,その他は下側をONにとってある。
「Vsync」(基準信号)は,例えば,中間転写ベルト51の側縁に突片を設けるとともに,この突片の通過経路上に透過型のフォトセンサを設け,その光軸を前記突片が中間転写ベルト51の1周につき1回遮断することによるONオフ信号として得ることができる。
以下,図4を参照して各部の作動タイミングについて説明する。
<記録材Sが普通紙の場合(図4(a))>
感光体21への潜像書き込みを行う直前の基準信号のOFF時点t1を基準として所定時間後にブラック(K)画像の書き込みを行い,同様に,t2時点を基準にしてシアン(C)画像を,t3時点を基準にしてマゼンタ(M)画像を,t4時点を基準にしてイエロー(Y)画像の書き込みを行う。
また,t4時点を基準にして,t5時点でゲートローラ対10gを駆動し,このゲートローラ対10gで二次転写部T2へ向けて記録材Sを搬送する。ゲートローラ対10gを駆動するタイミングt5は,ゲートローラ対10gで搬送される記録材Sの所定の位置にK,C,M,Yの重畳画像Iが二次転写されるタイミングである。
記録材Sの先端が二次転写部T2に到達する直前のタイミングt6で二次転写ローラ10bを中間転写ベルト51に当接させるとともに二次転写バイアスをONする。これによって,中間転写ベルト51上の重畳画像Iが記録材S上へ転写(二次転写)される。
一方,上記t6時点でクリーニングブレード81を中間転写ベルト51に当接させる。このタイミングt6は,4色目の画像であるイエロー(Y)画像の感光体21への書き込みが終了した時点でもあり,また,上記二次転写が開始される直前の時点でもあるが,イエロー(Y)画像が一次転写されている期間である。したがって,クリーニングブレード81が中間転写ベルト51へ当接する際には,4色目の画像であるイエロー(Y)画像の感光体21への書き込みは終了しているが,イエロー(Y)画像の一次転写は終了していない。
その後,略t7時点で,重畳画像の転写残り部分がクリーニングブレード81によるクリーニング位置に到達して中間転写ベルト51上の残留トナーが除去されることとなる。
また,このt7時点は,ゲートローラ対10gの駆動を停止されるタイミングでもある。
その後,このt7時点を基準として,t8時点で次の画像のためのブラック(K)画像の書き込みを開始し,また,二次転写ローラ10bを中間転写ベルト51から離間させるとともに二次転写バイアスをOFFする。
さらにその後,t9時点を基準として,t10時点で次の画像のためのシアン(C)画像の書き込みを開始しするとともに,クリーニングブレード81を中間転写ベルト51から離間させる。
また,t11時点を基準としてマゼンタ(M)画像の書き込みを行い,以下,上述した動作を繰り返す。
以上から明らかなように,記録材Sが普通紙である場合には,4色画像を等ピッチでかつ連続して形成できるので,単位時間当たりの画像(フルカラー画像)の形成枚数を増大させることができる。
<記録材Sが厚紙の場合(図4(b))>
記録材Sが普通である場合と同様,感光体21への潜像書き込みを行う直前の基準信号のOFF時点t1を基準として所定時間後にブラック(K)画像の書き込みを行い,同様に,t2時点を基準にしてシアン(C)画像を,t3時点を基準にしてマゼンタ(M)画像を,t4時点を基準にしてイエロー(Y)画像の書き込みを行う。
ここで,この実施の形態では,イエロー(Y)画像の書き込み終了後の基準信号t4’時点から低速モードとなる。
記録材Sが厚紙であると,その熱容量が大きいことから,この厚紙上にトナー画像を確実に溶融定着させるためには,定着器60の発熱量を増大させるか,あるいは,定着器60を通過する記録材Sの速度を遅くして記録材の受熱量を増大させる必要があるからである。
この実施の形態では,定着器60における定着ローラ対61(図1参照)の回転速度を,記録紙が普通紙である場合に比べて低速(具体的には1/2)とし,これに合わせて,二次転写部T2およびゲートローラ対10gによる記録材の搬送速度もそれぞれ低速とする。
すなわち,この実施の形態では,イエロー(Y)画像の書き込み終了後の基準信号t4’時点から低速モードとなって,厚紙が低速で搬送され,これによって,厚紙上にトナー像が確実に溶融定着されることとなる。
なお,このため,図4(b)に示すように,t4’以降の基準信号のピッチは,図4(a)の場合に比べて2倍となる。
その後,t4’’時点を基準にして,t5時点でゲートローラ対10gを駆動し,このゲートローラ対10gで二次転写部T2へ向けて記録材Sを搬送する。ゲートローラ対10gを駆動するタイミングt5は,ゲートローラ対10gで搬送される記録材Sの所定の位置にK,C,M,Yの重畳画像Iが二次転写されるタイミングである。
記録材Sの先端が二次転写部T2に到達する直前のタイミングt6で二次転写ローラ10bを中間転写ベルト51に当接させるとともに二次転写バイアスをONする。これによって,中間転写ベルト51上の重畳画像Iが記録材S上へ転写(二次転写)される。
その後,t7時点で重畳画像Iの後端が一次転写位置を抜けた後,t8時点でゲートローラ対10gの駆動を停止し,t9時点で二次転写ローラ10bを中間転写ベルト51から離間させるとともに二次転写バイアスをOFFする。
その後,基準信号t10を基準として上記低速モードが解除されて通常モードとなり,中間転写ベルト51等が通常速(記録紙が普通紙の場合の速度)で駆動されるとともに,基準信号t10を基準としてt11時点でクリーニングブレード81を中間転写ベルト51に当接させる。このタイミングt11は,イエロー画像の一次転写が終了している時点であり,かつ,重畳画像Iの後端が一次転写位置を抜けた後の時点であり,また,記録材S(厚紙)の後端がゲートローラ対10gのニップ部を通過した時点(t8参照)よりも遅い時点であり,かつ二次転写が終了した時点(t9)よりも遅い時点である。
クリーニングブレード81の中間転写ベルト51への当接により,重畳画像の転写残り部分がクリーニング位置に到達して中間転写ベルト51上の残留トナーが除去されることとなる。
その後,t12時点を基準として,次の画像のためのブラック(K)画像の書き込みを開始し,t13時点を基準としてt14時点で次の画像のためのシアン(C)画像の書き込みを開始し,以下,上述した動作(記録紙が普通紙である場合または厚紙である場合の動作)を繰り返す。
以上のような画像形成装置は,
表面にトナー像が形成される像担持体21と,
この像担持体21との当接部で一次転写部T1を形成し,この一次転写部T1において像担持体21上のトナー像が一次転写され,記録材Sとの当接部で二次転写部T2を形成してこの二次転写部T2で記録材にトナー像を転写させる中間転写体51と,
前記二次転写部T2において,中間転写体51に対し記録材Sを介して圧接される二次転写ローラ10bと,
前記記録材Sの搬送方向に関し,前記二次転写部T2の前段直近に配置され,前記二次転写部T2に向けて記録材Sを搬送する搬送ローラ対10gと,
前記中間転写体51の表面に対し接離可能に構成され,中間転写体51に当接することにより,前記二次転写後に中間転写体51上に残留している残留トナーを掻き落とすクリーニングブレード81と,を備え,
前記搬送ローラ対10gによる記録材Sの搬送速度V1が,前記二次転写部T2における記録材の搬送速度V2に比べて速く設定されているとともに,
前記記録材Sが厚紙である場合にのみ,前記一次転写が終了した後に,クリーニングブレード81を中間転写体51に当接させる構成としてあるので,このような構成によれば,次のような作用効果が得られる。
すなわち,搬送ローラ対10gによる記録材Sの搬送速度V1が,前記二次転写部T2における記録材Sの搬送速度V2に比べて速く設定されているので,搬送ローラ対10gと二次転写部T2との間において記録材Sに引っ張り力が作用しなくなり,記録材Sが普通紙以下の厚さ(腰の弱さ)である場合には,二次転写部T2における転写動作が安定して二次転写される画像にズレや乱れが生じなくなる。また,中間転写体51の移動速度も安定するから一次転写部T1における画像にもズレや乱れが生じなくなる。
また,記録材Sが厚紙である場合には,前記一次転写が終了した後に,前記クリーニングブレード81が前記中間転写体51に当接するから,クリーニングブレード81が中間転写体51に当接する際には,すでに,一次転写は終了した状態となっている。
したがって,中間転写体51にクリーニングブレード81を当接させても,一次転写部T1において一次転写中の画像にズレや乱れが発生しにくくなる。
そして,この実施の形態によれば,記録材Sが厚紙である場合にのみ,一次転写が終了した後にクリーニングブレード81を中間転写体51に当接させ,記録材Sが普通紙である場合には,一次転写が終了する前に,クリーニングブレード81を中間転写体51に当接させるから,記録材が普通紙である場合には,単位時間当たりの画像形成枚数を増大させることが可能となる。
また,記録材Sが厚紙である場合には,当該記録材Sの後端S2が搬送ローラ対10gのニップ部Nを通過した後に,クリーニングブレード81が中間転写体51に当接するから,クリーニングブレード81が中間転写体51に当接する際には,すでに,中間転写体51には,圧縮力に起因する増速力は作用しない状態となっている。このため,クリーニングブレード81の中間転写体51への当接時には,中間転写体51の移動速度は安定した状態となっている。
したがって,中間転写体51にクリーニングブレード81を当接させても,中間転写体51の移動速度が大きく変動するということがなくなり,結果として,一次転写部T1において一次転写中の画像にズレや乱れがより発生しにくくなる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば,上記の実施の形態では,厚紙の場合の低速モードを利用して,一次転写が終了した後に,クリーニングブレード81を中間転写体51に当接させる構成としたが,定着器60の発熱量を増大させて,厚紙の場合にもその搬送速度を通常速度とし,次の画像のための書き込みタイミングを遅らせることによって,一次転写が終了した後に,クリーニングブレード81を中間転写体51に当接させるようにすることもできる。
本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す正面図。 上記画像形成装置の主要部のみを示す概略図。 ゲートローラ対10gと二次転写部T2とを示す概略図。 主要部分の作動を示すタイミングチャートで,(a)は普通紙の場合を,(b)は厚紙の場合を示す図。
符号の説明
10b:二次転写ローラ,10g:ゲートローラ対(搬送ローラ対),21:感光体(像担持体),T1:一次転写部,T2:二次転写部,51:中間転写体,81:クリーニングブレード。

Claims (1)

  1. 表面にトナー像が形成される像担持体と,
    この像担持体との当接部で一次転写部を形成し,この一次転写部において像担持体上のトナー像が一次転写され,記録材との当接部で二次転写部を形成してこの二次転写部で記録材にトナー像を転写させる中間転写体と,
    前記二次転写部において,中間転写体に対し記録材を介して圧接される二次転写ローラと,
    前記記録材の搬送方向に関し,前記二次転写部の前段直近に配置され,前記二次転写部に向けて記録材を搬送する搬送ローラ対と,
    前記中間転写体の表面に対し接離可能に構成され,中間転写体に当接することにより,前記二次転写後に中間転写体上に残留している残留トナーを掻き落とすクリーニングブレードと,
    を備えた画像形成装置であって,
    前記搬送ローラ対による記録材の搬送速度が,前記二次転写部における記録材の搬送速度に比べて速く設定されているとともに,
    前記記録材が厚紙である場合にのみ,前記一次転写が終了した後に,前記クリーニングブレードを前記中間転写体に当接させること特徴とする画像形成装置。
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