JP2006132857A - 流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置 - Google Patents

流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006132857A
JP2006132857A JP2004323346A JP2004323346A JP2006132857A JP 2006132857 A JP2006132857 A JP 2006132857A JP 2004323346 A JP2004323346 A JP 2004323346A JP 2004323346 A JP2004323346 A JP 2004323346A JP 2006132857 A JP2006132857 A JP 2006132857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
fluid heating
fluid
temperature
heat generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004323346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4561319B2 (ja
Inventor
Keijiro Kunimoto
啓次郎 國本
Shigeru Shirai
白井  滋
Kazushige Nakamura
一繁 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004323346A priority Critical patent/JP4561319B2/ja
Publication of JP2006132857A publication Critical patent/JP2006132857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4561319B2 publication Critical patent/JP4561319B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】空焚きなどによる加熱器の異常過熱の際に安全に加熱を停止する流体加熱装置を提供する。
【解決手段】流体加熱容器内21に設けたシーズヒータ24の発熱部25と同一面上に、温度検知式の温度ヒューズ28とを配置したので、水流が停止したり、空焚き状態になった場合に、シーズヒータ24の熱がダイレクトに温度ヒューズ28に伝熱され、異常過熱の際に直ちにシーズヒータ24への通電が遮断される。したがって機器の熱的損傷を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体を加熱する流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置に関するものである。
従来、この種の流体加熱装置は、加熱器として内面で被加熱流体に接するパイプヒータと、このパイプヒータの外面に配置された温度ヒューズなどの温度検知式の電流遮断手段とを備え、空焚き時などによりパイプヒータが異常過熱した場合に温度ヒューズが溶断してパイプヒータへの通電を遮断するものであった(例えば、特許文献1参照)。
また、加熱器として筒状のセラミックヒータを用い、このセラミックヒータの外面が被加熱流体と接し、内部空間に温度ヒューズなどの温度検知式の電流遮断手段を設けたものもあった(例えば、特許文献2参照)。
図5(a)、(b)は、特許文献1に記載された従来の流体加熱装置を示すものである。図5(a)、(b)に示すように、加熱器であるパイプヒータ1は、入水口2と出湯口3を有した基材パイプ4の中央の外周に発熱抵抗体を配した発熱部5が構成されている。また、発熱部5より上流側の基材パイプ4の表面に温度検知式の電流遮断手段である温度ヒューズ6が配置されている。そして、空焚き時などによりパイプヒータ1が異常過熱した場合に、温度ヒューズ6の設定温度に達すると、温度ヒューズ6が溶断し、発熱部5への電流が遮断され加熱が停止する。パイプヒータ1の外周には空気層7を形成する外筒8が備えられ、外筒8の過度の温度上昇を防いでいる。
図6(a)、(b)は、特許文献2に記載された従来の流体加熱装置を示すものである。図6(a)、(b)に示すように、入水口10と出湯口11を有した流体加熱容器12に、加熱器である円筒状のセラミックヒータ13を内蔵し、このセラミックヒータ13の内部空間14に温度ヒューズ15を配置して構成している。そして、空焚き時などによりセラミックヒータ13が異常過熱した場合に、セラミックヒータ13の温度が上昇し、内部に設けた温度ヒューズ15が昇温して設定温度に達すると、温度ヒューズ15が溶断し、セラミックヒータ13への電流が遮断され加熱が停止する。
特開2001−280704号公報 特開平9−289073号公報
しかしながら、図5(a)、(b)の従来の構成では、通常の運転時でもパイプヒータ1の外周面が外気に曝されているので、常に放熱ロスが大きくなってしまっていた。また、放熱による空気層7の温度上昇や加熱部5からの伝熱が温度ヒューズ6に影響するため、温度ヒューズ6の誤動作を防止するために溶断の設定温度を高めにする必要があった。しかし、温度フーズ6の溶断の設定温度を高めると空焚き時などの異常過熱時に溶断時間が遅れてしまうなどの課題があった。
また、図6(a)、(b)の筒状のセラミックヒータ13を用いて内部空間14に温度ヒューズ15を設けた従来構成では、温度ヒューズ15と内部空間14の内壁面との接触は線接触か点接触になるため、直接の熱伝導は期待できない。したがって、空焚き時などの異常過熱が発生した場合は、セラミック基材を介して内部空間の温度が上昇し、周囲温度によって温度ヒューズ15が昇温するため伝熱が遅く、溶断時間が遅れてしまっていた。
上記従来の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、安全で経済的な流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の流体加熱装置は、流体加熱容器内に設けた加熱器の加熱面と同一面上に、温度検知式の電流遮断手段とを配置したものである。
これによって、加熱器の熱がダイレクトに電流遮断手段に伝熱され、異常過熱時に素早く通電を停止し、安全な装置にできる。
本発明の流体加熱装置は、加熱器の異常過熱時において温度検知式の電流遮断手段の電流遮断動作が短時間になり、機器の損傷を未然に防止できるとともに、周囲への熱ロスが少なく経済的な運転ができる。
第1の発明は、流体の流入口および流出口を有する流体加熱容器と、前記流体加熱容器内に設けた加熱器と、前記加熱器に供給される電流を遮断する温度検知式の電流遮断手段とを備え、前記電流遮断手段を前記加熱器の加熱面と同一面上に配置することにより、水流が停止したり、空焚き状態になるなどで加熱器が異常過熱した場合に、加熱器の熱がダイレクトに電流遮断手段に伝熱されるので、加熱器の電流を素早く遮断できる。したがって、異常過熱による機器の損傷を防止できる。
また、流体加熱容器の中に加熱器を設けたので、加熱器からの加熱量は、ほぼ100%流体に伝熱され、周囲への熱ロスが少なく経済的な運転ができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の電流遮断手段を、加熱器の一部を流体加熱容器から露出させた部位に配置することにより、電流遮断手段を大気中で加熱器に取付けることができるので、電流遮断手段への防水構成が不要となり、構成が簡単で低コスト化できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の電流遮断手段を、加熱器の発熱部の部位に配置することにより、異常過熱時の加熱器の昇温をそのまま検出できるので、確実でより早い電流遮断ができる。
第4の発明は、特に、第1または第2の発明の電流遮断手段を、加熱器の非発熱部の部位に配置することにより、通常の流体加熱運転時には、発熱部の熱は流体に伝熱されて非発熱部の昇温は少なくなり、電流遮断手段の温度上昇が最小限に抑えられる。したがって、電流遮断手段の設定温度を低くできる。一方、空焚きなどの異常過熱の際は発熱部の熱は流体に伝熱されないので、直接、非発熱部に伝熱され発熱部と同様に昇温し、この非発熱部の昇温に対して、低い設定温度で電流遮断できるので、機器の損傷を防止できる。
第5の発明は、特に、第1または第2の発明の電流遮断手段を、加熱器の発熱部と非発熱部の境界上に配置することにより、通常の流体加熱運転時における電流遮断手段の温度上昇は流体への伝熱の影響で抑えられるので、電流遮断手段の設定温度を低くできる。そして、空焚き時は流体への伝熱がなくなるため加熱器の昇温をそのまま検出できるので、異常過熱時の電流遮断が素早くできる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の電流遮断手段として、温度ヒューズとサーモスタットの少なくともひとつを用いることにより、簡単な構成でかつ、設定された温度で確実に電流を遮断することができる。また、サーモスタットの場合は電流を自動または手動で復帰することができるので、異常が回復した場合に簡単に正常運転に戻すことができる。さらに温度ヒューズとサーモスタットの両者を用いた場合は、温度ヒューズの作動が遅れても、サーモスタットにより電流遮断ができれば、加熱器の余熱により温度ヒューズが溶断するので、温度ヒューズの熱応答性に対する要求を低減することができ、この取付けの自由度を増すことができる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明の流体加熱容器と加熱器との接点にシール材を設け、電流遮断手段の電流遮断温度を前記シール材の耐熱温度より低くしたことにより、加熱器の異常過熱の場合に、シール材の耐熱温度より低い温度で加熱器への電流が遮断され、シール材が損傷することがないので、異常過熱による水漏れなどの発生を防止できる。
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明の加熱器の外面と流体加熱容器の内面との間に流路を構成し、少なくとも前記流路において通水中に流体を加熱することにより、加熱器表面の流速を高めるとともに安定するので、加熱器表面の熱伝達効率が安定的に高まり、流体加熱中の加熱器表面温度を下げることができる。したがって、流水停止時や空焚きなどの異常時との加熱器表面温度の差が大きくなるので異常時の温度検出が容易になる。
第9の発明は、特に、第1〜第8のいずれか1つの発明の加熱器をシーズヒータとしたことにより、機械的強度が強く割れる心配がなく水中で使用でき、シーズヒータの非発熱部に流体の外部漏洩防止を行うゴム製のシール材を当接して使用することができ、安価で確実なシール構成にできる。
第10の発明は、給水源から供給される洗浄水を人体の被洗浄部に噴出する衛生洗浄装置であって、特に、前記給水源から供給される洗浄水を流動させつつ加熱する前記第1〜第9のいずれか1つの発明の流体加熱装置と、前記流体加熱装置により加熱された洗浄水を前記人体に噴出する噴出手段とを備えた衛生洗浄装置により、加熱器の異常過熱時において確実に電流が遮断ができるので、機器の熱的損傷の心配がなく小型コンパクトな衛生洗浄装置とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における流体加熱装置の断面した構成図を示すものである。図1において、流体加熱容器21は、流体の流入口22と流出口23をそれぞれ端部に有する略円筒状であり、この流体加熱容器21内には、流体を所定温度まで加熱するための加熱器であるシーズヒータ24が、流体加熱容器21を貫通する形で取り付けられている。図1のシーズヒータ24は断面が円形の棒状である。本実施の形態では、熱伝導性のよい銅管のシースを用いているが、流体の種類によっては耐食性の高いステンレスなどのシースを用いてもよい。
シーズヒータ24は、シース内部にニッケルクロムなどのヒータ線を有する発熱部25と、シース端部の非発熱部26(図1において網掛け部)に分けられる。この非発熱部26は内部に電極端子26aがあり、電極端子26aは電気抵抗が小さいため通電しても発熱しない。電極端子間のヒータ線周囲は絶縁物である酸化マグネシウム粉末が高密度に充填されており、ヒータ線の発熱はこの酸化マグネシウムを介してシースに伝達され、シース表面を流れる流体が加熱される構成である。
そして、Oリング29a、29b、29c、29dは、流体加熱容器21内を流れる流体が外部へ漏れることを防ぐためのシール材である。まず、流入口22側はOリング29a、29bが、流体加熱容器21と熱伝達部材である押さえ板30と蓋31aによって固定されることで、流体加熱容器21外に流体が漏れるのを防いでいる。そして、流出口23側は、Oリング29c、29dが、流体加熱容器21と熱伝達部材である押さえ板27と蓋31bによって固定されることで、流体加熱容器21外に流体が漏れるのを防いでいる。
なお、Oリング29b、29dは、流体加熱容器21外に流体が漏れるのを防ぐ流体の外部封止の役目と、加熱器であるシーズヒータ24を保持する役目とを兼ねている。つまり、Oリング29bは押さえ板30と蓋31aによって挟み込まれてシーズヒータ24の一方の端部の非発熱部26の外周に当接し、Oリング29dは押さえ板27と蓋31bによって挟み込まれてシーズヒータ24の他方の端部の非発熱部26の外周に当接した構成である。
また、流入口22側の熱伝達部材である押さえ板30には、前記シーズヒータ24の電力制御素子で発熱電子部品であるトライアック33を熱的に十分接触するようにビスで締結固定してある。
温度ヒューズ28は、シーズヒータ24における流体加熱容器21の下流側端部(流出口23側)から一部を露出させた露出部位(通常時は非発熱部26の部分)の外面であって、かつシーズヒータ24の加熱面と同一面に熱的に十分接触するように固定し、異常過熱時にシーズヒータ24への通電を遮断する温度検知式の電流遮断手段の一つである。この固定部はシーズヒータ24の加熱面である発熱部25の外面と同一面上である非発熱部26としている。固定方法は、図示していないが、金属製バンドで巻いて締め付ける方法でよい。また、シーズヒータ24の表面を凹ませて、温度ヒューズ28とシーズヒータ24の表面の接触面積を増やすことによって、より素早い電流遮断が可能になる。
また、流体加熱容器21の流出口23には、流体の温度を検知する温度検知手段であるサーミスタ34が取付けられている。その温度検知手段であるサーミスタ34の信号は制御手段32と導線接続されている。そのサーミスタ34や制御手段32などの電気的故障が生じた場合においても、流体の加熱温度が危険な温度になることを防止できるように、所定温度で電気接点が機械的にオンオフする温度スイッチであるサーモスタット35が流体加熱容器21に装着してある。
以上のように構成された流体加熱装置について、以下その動作、作用を説明する。まず、流入口22から矢印で示す流体が流入すると、制御手段32はシーズヒータ24への通電を開始する。すると、シーズヒータ24の加熱部25の加熱面と流体加熱容器21の内面との間である流路21aを流れる流体と、シーズヒータ24との間で熱交換が起こり、所定温度まで加熱された流体が流出口23から流出される。この際、流出口23から流出される流体の温度は、温度検知手段であるサーミスタ34から制御手段32に信号が送られ、制御手段32はサーミスタ34からの温度信号に応じてトライアック33を介してシーズヒータ24への供給電力をコントロールしながら、流出口23から流出される流体の温度が所定温度になるように制御される。
このように、トライアック33によってシーズヒータ24の電力を加減する際、電力制御素子で発熱電子部品であるトライアック33も発熱するため、その熱の冷却をしなければトライアック33が熱で破損することになるわけである。
然るに本実施の形態のように流体の流入口22および流出口23を有する流体加熱容器21を貫通するように設けた加熱器24と、その貫通部で流体に接触した熱伝達部材である押さえ板30に熱的に接触させて発熱電子部品であるトライアック33を取付けた構成により、トライアック33の熱は熱伝達部材である押さえ板30を伝わって流体に放熱される。
したがって、発熱電子部品であるトライアック33の水冷却効果を確保でき、熱伝達部材である押さえ板30に取付けた発熱電子部品のトライアック33の損傷を防止できる。また、熱伝達部材である押さえ板30は流体の漏洩防止と発熱電子部品のトライアック33の放熱とを兼用できる。
しかも、トライアック33を取付けた熱伝達部材である押さえ板30を流体加熱容器21の流入口22側に設けたことにより、流体が加熱器であるシーズヒータ24で加熱される前の低い温度の流体、すなわち加熱される前の水が前記熱伝達部材である押さえ板30と接触し、トライアック33と水との温度差がより大きいため、発熱電子部品であるトライアック33の熱が押さえ板30から積極的に流体である水に放熱されやすく、トライアック33を一層効果的に冷却することができる。
先に説明したように、制御手段32が、サーミスタ34で検知した温度信号に基づいてシーズヒータ24の加熱量を制御することにより、流体加熱容器21内を流れる流量が変わっても、所定の温度の流体を流出口23より得ることができる。このような必要な流量だけ流体を短時間で所定の温度まで上昇させる制御を行う瞬間式の流体加熱装置は、流体を滞留させて加熱、保温を行う貯湯式の流体加熱装置と比較して保温時の放熱ロスを削減できるため省エネ性が高い。
また、流体加熱容器21の流出口23付近に所定温度で電気接点が機械的にオンオフする温度スイッチであるサーモスタット35が装着してあるので、たとえ何かの異常でサーミスタ34や制御手段32などの電気的故障が生じた場合においても、流体の加熱温度が所定温度以上になるとサーモスタット35の電気接点が機械的に開放状態になり、加熱器であるシーズヒータ24への通電が遮断されるので、危険な温度になることを防止できる。
さらにまた、流体加熱容器21内が空焚きになった場合は、シーズヒータ24の発熱部25の熱がシースより伝導して非発熱部26を加熱する。この非発熱部26に温度ヒューズ28が取付けてあるので、前記サーミスタ34や制御手段32が故障したり、トライアック33が短絡して、さらにはサーモスタット35までも全て不安全側の故障が生じたと仮定した場合においても、シーズヒータ24の表面温度が所定以上になると温度ヒューズ28が電気的導通を遮断する。
また、シーズヒータ24のシースは、熱伝導性のよい材料(例えば銅)が用いられており、このシースの表面に温度ヒューズ28は直接配置されているので、空焚きによる異常過熱が発生した場合に、加熱面である発熱部25からダイレクトに熱が伝わり温度ヒューズ28は熱応答が速く、機器を損傷する前に電流を遮断することができる。さらに、この温度ヒューズ28の溶断温度をシール材であるOリング29b、29dの耐熱温度よりも低く設定することで、異常過熱によるシール性能劣化の前に加熱を停止することができるので、水漏れも防止できる。
また、温度ヒューズ28はシーズヒータ24の一部を流体加熱容器21の下流端部側から露出させた部位に配置することにより、温度ヒューズ28を大気中でシーズヒータ24に取付けることができるので、温度ヒューズ28への防水構成が不要となり、構成が簡単で低コスト化できる。
また、温度ヒューズ28はシーズヒータ24の非発熱部26の部位に配置したので、通常の流体加熱運転時には、シーズヒータ28の熱は流体に伝熱されて非発熱部の昇温は少なくなり、温度ヒューズ28の温度上昇が最小限に抑えられる。したがって、温度ヒューズ28の設定温度を低くできる。一方、空焚きなどの異常加熱の際は発熱部25の熱は流体に伝熱されないので、直接、非発熱部26に伝熱され、発熱部と同様に昇温する。この非発熱部の昇温に対して、低い設定温度で電流遮断できるので、機器の損傷を防止できる。
以上のように、シーズヒータ24の発熱部25との加熱面と同一面上に、温度ヒューズ28を配置したので、空焚きによる異常過熱時において温度ヒューズ28の電流遮断動作が短時間になり、機器の損傷を未然に防げる。また、通常運転時にシーズヒータ24の発熱部25は、外面を被加熱流体に覆われているので、周囲への熱ロスが少なく経済的な運転ができる。
また、流体加熱装置のシーズヒータ24は、断面が円形の棒状ヒータとしたことにより、流体の外部漏洩防止を行うシール部材29bの形状を単純な円環状にすることができ、Oリング等による簡単で確実なシール構成にでき、組立ても簡単で安価にできる。
また、流体加熱装置の加熱器をシーズヒータ24としたとしたことにより、機械的強度が強く割れる心配なく水中で使用でき、シーズヒータ24の非発熱部26に流体の外部漏洩防止を行うゴム製のシール部材29b、29dを当接して使用することができ、安価で確実なシール構成にできる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態における流体加熱装置の断面下構成図を示すものである。図2において、第1の実施の形態と異なる所は、温度検知式の電流遮断手段としての温度ヒューズに換わって、所定温度で電気接点が機械的にオフする温度スイッチであるサーモスタット36が装着した点にある。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同一符号のものは同一構造並びに作用効果を有し、説明は省略する。
このサーモスタット36は、その固定部を図示していないが、シーズヒータ24のシース面に熱的に密着させるのが望ましい。できれば、金属製金具等で締め付けるようにしたい。また、シーズヒータ24の表面の一部を平坦にして、サーモスタット36とシーズヒータ24の表面の接触面積を増やすことによって、より素早い電流遮断が可能になる。
サーモスタット36は、一旦作動して電気接点がオフすると再びオンしない、ワンショットタイプを採用することで、異常時の誤復帰が防止できる。もちろん、手動復帰タイプのサーモスタットを用いても良い。
また、サーモスタット36は温度ヒューズに比べ金属接触によるバイメタル温度が上昇して接点を駆動するので、熱伝導性が良く、温度上昇に対して素早い動作が可能になる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の第3の実施の形態における流体加熱装置の断面した構成図を示すものである。図3において、第1の実施の形態と異なる所は、温度検知式の電流遮断手段としての温度ヒューズに換わって、所定温度で電気接点が機械的にオンオフする温度スイッチであるサーモスタット37を装着した点と、流体加熱容器21を貫通して、シーズヒータ24の発熱部25に直接サーモスタット37を接触させた点にある。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同一符号のものは同一構造並びに作用効果を有し、説明は省略する。
通常の流体加熱時は、シーズヒータ24の周囲およびサーモスタット37の接触部近傍は流体が流れているため発熱部25およびサーモスタット37の温度は異常に昇温することはない。しかし、空焚き等による異常過熱が発生すると、シーズヒータ24の発熱部25は温度が急上昇する。このとき、サーモスタット37は、シーズヒータ24の温度の最も高くなる発熱部25の中央部に接して設けられているので、直ちに電流遮断温度に昇温され、電気接点をオフする。
以上の構成のように、異常過熱が発生すれば直ちにシーズヒータ24への電流が遮断できるので、機器への熱的損傷を確実に防止できる。
なお、本実施の形態では電流遮断手段としてサーモスタット37を用いたが、温度ヒューズを用いても同様の効果が得られる。また、サーモスタットと温度ヒューズを直列に電気接続して、同時に使用してもよい。この構成では、サーモスタットを自動復帰タイプとして設定温度を温度ヒューズの設定温度より低くすることで、サーモスタットを先に作動させて、異常状態が回復した場合に、直ちに通常運転に復帰できるようにできる。
また、本実施の形態では加熱器としてシーズヒータを用いていたが、セラミックヒータを用いても良い。また形状も円筒の加熱器でも良いし、板状の加熱器でもよい。
さらに、本実施の形態では電流遮断手段を発熱部に接するように設けたが、発熱部と非発熱部の境界上に配置してもよい。この場合は、通常の流体加熱時における電流遮断手段への発熱部からの伝熱が抑制されるので、電流遮断の設定温度を低くすることができ、結果として、異常過熱の際の電流遮断時間を早くできる場合がある。
(実施の形態4)
図4は本発明の第4の実施の形態の衛生洗浄装置を示す構成図で、実施の形態1の流体加熱装置を用いた衛生洗浄装置の構成である。そして、便器51の上に暖房便座52と衛生洗浄装置本体53を設置している。そして、衛生洗浄装置本体53の中に、実施の形態1から3で説明した本発明の各流体加熱装置のいずれかである流体加熱装置54を備え、加熱された温水が噴出手段としての洗浄ノズル55から噴出して人体56の局部を洗浄するものである。そして、衛生洗浄装置本体53の中には遮断弁57や流量制御装置58を備えている。その他、制御基板などの部品は、省略する。
このような衛生洗浄装置においては、衛生洗浄装置本体53がコンパクトで低い高さ寸法に構成できれば、スッキリしたきれいな外観デザインを実現できることになり、狭いトイレ室においても、圧迫感がなく心地よい快適な空間をユーザーに提供できることになる。
また、加熱器の異常過熱の際は電流遮断手段により瞬時に加熱器への通電を遮断するので機器への熱的損傷の心配がなく安全な衛生洗浄装置とすることができる。
上記構成は、本発明の流体加熱装置を衛生洗浄装置に用いた形態を説明をしたが、例えば電気洗濯機や食器洗浄機に用いても同様の効果が得られる。すなわち、タンクなどで湯を沸かして貯めておいて、その湯を使う、いわゆる貯湯式のように放熱ロスによるエネルギーの無駄を少なくでき省エネルギーの電気洗濯機や食器洗浄器を実現できる。また、貯湯式のようにタンクの湯が使っている間に無くなると、水しか得られなくなる、いわゆる湯切れの心配がなく、必要なとき必要な量だけいつでも温水が得られるので、洗浄量の多少に対しての不具合を解消できる機器を提供できる。
なお、温水を用いることによる効果は、温水洗浄便座の場合は人体の局部を温水で心地よく洗浄できるとともに、汚れ落ちも水洗浄よりも高めることができる。電気洗濯機や食器洗浄機の場合は、被洗浄物が人体ではなく衣服や食器であり、心地よさは関係ないが、汚れ落ちのよい洗浄性能を高める効果は同様である。
以上のように、本発明にかかる流体加熱装置は、加熱器の異常過熱時において温度検知式の電流遮断手段の電流遮断動作が短時間になり、機器の損傷を未然に防げるので、温水洗浄便座のほか電気洗濯機や食器洗浄機等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における流体加熱装置の断面した構成図 本発明の実施の形態2における流体加熱装置の断面した構成図 本発明の実施の形態3における流体加熱装置の断面した構成図 本発明の実施の形態4における衛生洗浄装置の構成図 (a)第1の従来の流体加熱装置の断面図(b)同流体加熱装置の側断面図 (a)第2の従来の流体加熱装置の断面図(b)同流体加熱装置の側断面図
符号の説明
21 流体加熱容器
21a 流路
22 流入口
23 流出口
24 シーズヒータ(加熱器)
25 発熱部
26 非発熱部
28 温度ヒューズ(電流遮断手段)
29a、29b、29c、29d シール材
36、37 サーモスタット(電流遮断手段)
54 流体加熱装置
55 ノズル(噴出手段)

Claims (10)

  1. 流体の流入口および流出口を有する流体加熱容器と、前記流体加熱容器内に設けた加熱器と、前記加熱器に供給される電流を遮断する温度検知式の電流遮断手段とを備え、前記電流遮断手段を前記加熱器の加熱面と同一面上に配置した流体加熱装置。
  2. 電流遮断手段は、加熱器の一部を流体加熱容器から露出させた部位に配置した請求項1に記載の流体加熱装置。
  3. 電流遮断手段は、加熱器の発熱部の部位に配置した請求項1または2に記載の流体加熱装置。
  4. 電流遮断手段は、加熱器の非発熱部の部位に配置した請求項1または2に記載の流体加熱装置。
  5. 電流遮断手段は、加熱器の発熱部と非発熱部の境界上に配置した請求項1または2に記載の流体加熱装置。
  6. 電流遮断手段は、温度ヒューズとサーモスタットの少なくともひとつを用いた請求項1〜5のいずれか1項に記載の流体加熱装置。
  7. 流体加熱容器と加熱器との接点にシール材を設け、電流遮断手段の電流遮断温度を前記シール材の耐熱温度より低くした請求項1〜6のいずれか1項に記載の流体加熱装置。
  8. 加熱器の外面と流体加熱容器の内面との間に流路を構成し、少なくとも前記流路において
    通水中に流体を加熱する請求項1〜7のいずれか1項に記載の流体加熱装置。
  9. 加熱器は、シーズヒータとした請求項1〜8のいずれか1項に記載の流体加熱装置。
  10. 給水源から供給される洗浄水を人体の被洗浄部に噴出する衛生洗浄装置であって、前記給水源から供給される洗浄水を流動させつつ加熱する前記請求項1〜9のいずれかに記載の流体加熱装置と、前記流体加熱装置により加熱された洗浄水を前記人体に噴出する噴出手段とを備えた衛生洗浄装置。
JP2004323346A 2004-11-08 2004-11-08 流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置 Expired - Fee Related JP4561319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004323346A JP4561319B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004323346A JP4561319B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006132857A true JP2006132857A (ja) 2006-05-25
JP4561319B2 JP4561319B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=36726550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004323346A Expired - Fee Related JP4561319B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4561319B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100987594B1 (ko) 2010-07-15 2010-10-12 울산과학대학 산학협력단 트렁크 리드용 오일히팅 열성형 금형장치
WO2013157430A1 (ja) * 2012-04-20 2013-10-24 サンデン株式会社 加熱装置
JP2015137783A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 カルソニックカンセイ株式会社 液体加熱装置
JP2015137784A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 カルソニックカンセイ株式会社 液体加熱装置
US9271332B2 (en) 2012-05-10 2016-02-23 Sanden Corporation Heating device
US9760042B1 (en) 2016-03-01 2017-09-12 Fuji Xerox Co., Ltd. Heating device and image forming apparatus

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0745624A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Tokyo Electron Tohoku Ltd 熱処理装置
JP2001098619A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Matsushita Electric Works Ltd 局部洗浄装置
JP2001280704A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Toto Ltd 流体加熱器及び局部洗浄装置
WO2004079275A1 (ja) * 2003-03-05 2004-09-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 加熱装置およびそれを用いた衛生洗浄装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0745624A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Tokyo Electron Tohoku Ltd 熱処理装置
JP2001098619A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Matsushita Electric Works Ltd 局部洗浄装置
JP2001280704A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Toto Ltd 流体加熱器及び局部洗浄装置
WO2004079275A1 (ja) * 2003-03-05 2004-09-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 加熱装置およびそれを用いた衛生洗浄装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100987594B1 (ko) 2010-07-15 2010-10-12 울산과학대학 산학협력단 트렁크 리드용 오일히팅 열성형 금형장치
WO2013157430A1 (ja) * 2012-04-20 2013-10-24 サンデン株式会社 加熱装置
JP2013256274A (ja) * 2012-04-20 2013-12-26 Sanden Corp 加熱装置
CN104247559A (zh) * 2012-04-20 2014-12-24 三电有限公司 加热装置
CN104247559B (zh) * 2012-04-20 2016-03-30 三电有限公司 加热装置
US9662961B2 (en) 2012-04-20 2017-05-30 Sanden Holdings Corporation Heating apparatus
DE112013002131B4 (de) 2012-04-20 2022-09-29 Sanden Holdings Corporation Heizapparat
US9271332B2 (en) 2012-05-10 2016-02-23 Sanden Corporation Heating device
JP2015137783A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 カルソニックカンセイ株式会社 液体加熱装置
JP2015137784A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 カルソニックカンセイ株式会社 液体加熱装置
US9760042B1 (en) 2016-03-01 2017-09-12 Fuji Xerox Co., Ltd. Heating device and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4561319B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4293081B2 (ja) 流体加熱装置およびそれを用いた各種の洗浄装置
JP2007010255A (ja) 流体加熱装置およびそれを用いた給湯装置
KR20080023362A (ko) 유체 가열 장치 및 이를 구비한 세정 장치
JP2016084960A (ja) 貯湯式電気温水器
WO2005015092A1 (ja) 流体加熱装置およびそれを用いた洗浄装置
WO1997012182A1 (en) Heating element assembly
JP4561319B2 (ja) 流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置
JP4293057B2 (ja) 流体加熱装置およびそれを備えた衛生洗浄装置
JP2006138576A (ja) 流体加熱装置およびそれを備えた洗浄装置
JP4293091B2 (ja) 流体加熱装置およびそれを備えた洗浄装置
JP4232390B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2007192486A (ja) 流体加熱装置およびそれを用いた給湯装置
JP2008057855A (ja) 流体加熱装置およびそれを用いた給湯装置
JP2006064327A5 (ja)
JP5717047B2 (ja) 貯湯式電気温水器
JP5842563B2 (ja) 流体加熱装置及び電気温水器
JP2008110089A (ja) 暖房便座およびそれを備えた温水洗浄装置
JP2008110089A5 (ja)
JP2008092625A (ja) 電気機器及び衛生洗浄装置
CN220287393U (zh) 蒸汽发生器以及清洁设备
JP6467626B2 (ja) 便座装置
JP2005296546A (ja) 食器洗浄機
JPH0132912B2 (ja)
JP2019132005A (ja) 衛生洗浄装置
JP2003278250A (ja) 衛生洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071012

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20071113

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4561319

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees