JP2006132723A - 低温配管の断熱構造及びその施工方法 - Google Patents

低温配管の断熱構造及びその施工方法 Download PDF

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孝之介 加藤
Kiyoshi Morita
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Abstract

【課題】 施工の作業性が高い低温配管の断熱構造及びその施工方法を提供する。
【解決手段】 低温配管10の外周部が、その長手方向に対して区画材18により所定間隔毎に区画され、区画材18相互の間は外装材12が覆っている。外装材12には、注入口14と空気抜き口16とが設けられ、空気抜き口16には、外装材12の内側面に不織布20が貼り付けられている。スプレーガン22により、外装材12と低温配管10の外周部との間に形成された空間に合成樹脂発泡原料24を注入し、合成樹脂発泡原料24の充填後に、通気性を有する注入口14に栓26を嵌め込む。合成樹脂発泡原料24が発泡する過程で、上記空間内の空気及び発泡時に発生する発泡ガス28は、不織布20を介して空気抜き口16から、及び栓26を介して注入口14から外部に抜けて行く。合成樹脂発泡原料24が発泡・固化した後、注入口14及び空気抜き口16を閉鎖部材30で閉鎖する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LNG等の低温流体輸送配管の断熱構造及びその施工方法の改良に関する。
従来より、低温配管の断熱構造は、ポリウレタンフォーム等の合成樹脂発泡材料により形成されるのが一般的である。このような断熱構造においては、低温配管との密着性を高めて断熱性能を向上させるために、低温配管の周囲に外装材を配置して形成される空間にポリウレタンフォームを注入し、発泡・固化させる施工方法が好適に使用される。例えば、下記特許文献1にも、低温配管と外装材とで形成した空間に、ウレタン発泡剤を注入することにより発泡させる技術が開示されている。
図4(a)、(b)には、上記断熱構造に関する施工方法の一例の説明図が示される。図4(a)において、低温配管10の周囲を外装材12で覆い、外装材12に注入口14及び空気抜き口16を形成する。その後、低温配管10と外装材12との間に形成された空間に、ビニールホース100によりポリウレタンフォームの発泡原料を注入する。この際、発泡後のポリウレタンフォームを前記空間に満たすため、所定量のポリウレタンフォームの発泡原料を前記空間に注入する。その後、ポリウレタンフォームが固化してから、注入口14を金属板102で覆い、空気抜き口16から溢れ出たポリウレタンフォームの流出部104(図4(b)参照)を取り除き、リベットまたはねじ込み式栓等により空気抜き口16を封止する。
特開2004−190759号公報
しかし、上記従来の技術においては、空気抜き口16から溢れ出たポリウレタンフォームの流出部104を外装材12から除去する作業が煩雑で、施工の作業性が低いという問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、施工の作業性が高い低温配管の断熱構造及びその施工方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、低温流体を輸送する配管と、前記配管の外周部を長手方向に対して所定間隔毎に区画する区画材と、前記区画材の間を、前記区画材の外周面に添って覆う外装材と、前記外装材と前記配管外周部との間に形成された空間に注入された合成樹脂発泡原料を発泡・固化させて形成された断熱部と、を備える低温配管の断熱構造であって、前記外装材に合成樹脂発泡原料の注入口と空気抜き口とを設けるとともに、少なくとも空気抜き口に通気性を有する封止材が配設されていることを特徴とする。
ここで、上記区画材はポリウレタンフォーム製であって、前記配管外周部に接着剤または固定バンドにより固定されており、前記外装材は金属製の薄板により構成されているのが好適である。また、上記封止材は、樹脂繊維、ガラス繊維または金属繊維製の不織布で構成され、前記外装材の内側面に配設されるのが好適である。
また、本発明は、低温配管の断熱構造の施工方法であって、低温流体を輸送する配管の外周部の油分及び水分を除去する工程と、前記配管の外周部を、区画材により長手方向に対して所定間隔毎に区画する工程と、前記区画材の間を、外装材により前記区画材の外周面に添って覆う工程と、前記外装材に合成樹脂発泡原料の注入口と空気抜き口とを設ける工程と、前記空気抜き口に通気性を有する封止材を配設する工程と、前記外装材と前記配管外周部との間に形成された空間に、前記注入口より合成樹脂発泡原料を注入し、発泡・固化させる工程と、前記合成樹脂発泡原料の注入後に、前記注入口に封止材を取り付ける工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、空気抜き口に通気性を有する封止材が配設されており、合成樹脂発泡原料であるポリウレタンフォームの注入後に発泡後のポリウレタンフォームが空気抜き口から溢れ出ることを防止できるので、溢れ出たポリウレタンフォームを除去する作業が不要となり、施工時における作業性を向上することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1(a)、(b)、(c)、(d)には、本発明にかかる低温配管の断熱構造の施工方法の工程図が示される。図1(a)において、LNG等の低温流体を輸送する低温配管10の外周部が、その長手方向に対して区画材18により所定間隔毎に区画されている。区画材18は、例えばポリウレタンフォームで構成することができる。この区画材18相互の間は、区画材18の外周面に添って配設された、ステンレス鋼製薄板等の金属製の外装材12が覆っている。外装材12は、低温配管10と略同心円状に配設されており、合成樹脂発泡原料の注入口14と空気抜き口16とが設けられている。
図2には、空気抜き口16の近傍の拡大図が示される。図2において、空気抜き口16には、外装材12の内側面にポリエステル等の樹脂製の不織布20が貼り付けられている。この不織布20が、本発明にかかる封止材に相当する。なお、封止材としては、必ずしも不織布に限られるものではなく、通気性を有し、合成樹脂発泡原料の発泡時における圧力に耐える強度を有するものであれば使用することができる。
次に、図1(b)に示されるように、上記注入口14から図3に示すようなスプレーガン22により、外装材12と低温配管10の外周部との間に形成された空間に合成樹脂発泡原料24を注入する。合成樹脂発泡原料24としては、例えばウレタン原液を使用することができ、上記空間内で発泡・固化される。上述の通り、空気抜き口16には不織布20が配設されているので、合成樹脂発泡原料24の注入後に発泡・固化したポリウレタンフォームが空気抜き口16から溢れ出ることを防止できる。また、合成樹脂発泡原料24が発泡する過程で、上記空間内の空気及び発泡時に発生する発泡ガス28は、不織布20を介して空気抜き口16から外部に抜くことができる。このように、空気抜き口16は上記空間内の空気及び発泡ガスを抜くために形成されているので、その径は3〜6mmφ程度とすれば十分である。
図3(a)には、上記スプレーガン22の全体図が、図3(b)には、スプレーガン22のスプレーノズルの断面図が示される。スプレーガン22は、図3(a)に示される空気入口32から圧縮空気を受け入れ、原料入口34から図示しないポンプにより合成樹脂発泡原料を受け入れて、図3(b)に示されるスプレーノズルより合成樹脂発泡原料を上記空間に注入する。このスプレーノズルの噴射口の径は6mmφ程度であるので、注入口14の径は6.5〜7.0mmφ程度とするのが好適である。
図1(c)には、上記合成樹脂発泡原料24が外装材12と低温配管10の外周部との間に形成された空間に充填された様子が示される。図1(c)において、合成樹脂発泡原料24の充填後に、注入口14に栓26を嵌め込む。この栓26は、通気性を有する軟質ウレタンフォーム等で構成できる。この栓26も、本発明にかかる封止材に相当する。外装材12と低温配管10の外周部との間に形成された空間に注入された合成樹脂発泡原料24が発泡・固化する過程で、上記空間内の空気及び発泡時に発生する発泡ガス28は、不織布20を介して空気抜き口16から、及び栓26を介して注入口14から外部に抜けて行く。
図1(d)において、上記空間に注入した合成樹脂発泡原料24が固化して断熱部が形成された後、注入口14及び空気抜き口16を閉鎖部材30で閉鎖し、水分の侵入による断熱部の劣化を防止する。この場合、空気抜き口16の閉鎖部材30としては、小径のリベット等を使用することができる。なお、空気抜き口16を閉鎖部材30で閉鎖するときには、不織布20を除去する必要はない。また、注入口14の閉鎖部材30としては、上記栓26の突出部を取り除き、ねじ込み式の栓等を使用することができる。これらの閉鎖部材30は、注入口14及び空気抜き口16の径に応じて適宜選択することができる。
以上により、本発明にかかる低温配管の断熱構造を形成することができる。
本実施形態においては、空気抜き口16に不織布20を配設することにより、合成樹脂発泡原料24の発泡時におけるポリウレタンフォームが溢れ出ることを防止しているので、発泡後に空気抜き口16から溢れ出たポリウレタンフォームを外装材12の表面から除去する工程が不要となり、断熱構造の施工の作業性を向上できる。また、本実施形態においては、上述した通り、注入口14の径が6.5〜7.0mmφ程度であり、空気抜き口16の径が3〜6mmφ程度であるので、その閉鎖には金属板のねじ固定等が不要であり、上記リベット、ねじ込み式の栓等により簡易に閉鎖を行うことができる。従って、この点からも作業性の向上を図ることができる。
本発明にかかる低温配管の断熱構造の施工方法の工程図である。 図1に示された空気抜き口の近傍の拡大図である。 図1に示されたスプレーガンの全体図、及びスプレーガンのスプレーノズルの断面図である。 従来における低温配管の断熱構造の施工方法の説明図である。
符号の説明
10 低温配管、12 外装材、14 注入口、16 空気抜き口、18 区画材、
20 不織布、22 スプレーガン、24 合成樹脂発泡原料、26 栓、28 空気及び発泡ガス、30 閉鎖部材、32 空気入口、34 原料入口。

Claims (4)

  1. 低温流体を輸送する配管と、
    前記配管の外周部を長手方向に対して所定間隔毎に区画する区画材と、
    前記区画材の間を、前記区画材の外周面に添って覆う外装材と、
    前記外装材と前記配管外周部との間に形成された空間に注入された合成樹脂発泡原料を発泡・固化させて形成された断熱部と、
    を備える低温配管の断熱構造であって、
    前記外装材に合成樹脂発泡原料の注入口と空気抜き口とを設けるとともに、少なくとも空気抜き口に通気性を有する封止材が配設されていることを特徴とする低温配管の断熱構造。
  2. 請求項1記載の低温配管の断熱構造において、前記区画材はポリウレタンフォーム製であって、前記配管外周部に接着剤または固定バンドにより固定されており、前記外装材は金属製の薄板により構成されていることを特徴とする低温配管の断熱構造。
  3. 請求項1または請求項2記載の低温配管の断熱構造において、前記封止材は、樹脂繊維、ガラス繊維または金属繊維製の不織布で構成され、前記外装材の内側面に配設されることを特徴とする低温配管の断熱構造。
  4. 低温流体を輸送する配管の外周部の油分及び水分を除去する工程と、
    前記配管の外周部を、区画材により長手方向に対して所定間隔毎に区画する工程と、
    前記区画材の間を、外装材により前記区画材の外周面に添って覆う工程と、
    前記外装材に合成樹脂発泡原料の注入口と空気抜き口とを設ける工程と、
    前記空気抜き口に通気性を有する封止材を配設する工程と、
    前記外装材と前記配管外周部との間に形成された空間に、前記注入口より合成樹脂発泡原料を注入し、発泡・固化させる工程と、
    前記合成樹脂発泡原料の注入後に、前記注入口に封止材を取り付ける工程と、
    を備えることを特徴とする低温配管の断熱構造の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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